JP6618382B2 - トンネル用の避難扉装置 - Google Patents
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Description
ところでトンネル内には、車道の左右端部(左右何れか一方または両方)を段差状に高くした監視員通路が形成され、この監視員通路からトンネル内の点検やメンテナンスを行うようにしたものがあるが、このような監視員通路の一部を切り欠いて避難口とし、該避難口に開閉自在に設けた避難扉(通常自閉式)を開放することで車道から連通路を経由して避難路に避難できるようにしている。
このようなものにおいて、避難口に設けられる避難扉を監視員通路の形状に対応させて逆L字形にし、該避難扉を前後方向(車両の進行方向)にスライド移動させることで避難口を開放するようにしたものが提唱されている(例えば特許文献1参照)。
請求項2の発明は、車両が前後方向に通行するための車道と、該車道から避難する人が通る避難路と、車道の左右方向少なくとも一方の脇に設けられる監視員通路と、該監視員通路の一部を切り欠いて設けられる避難口と、該避難口から避難路に連通する連通路とを備えて構成されるトンネルにおいて、前記避難口を開閉するため前後方向にスライド移動する避難扉を備えて避難扉装置を構成するにあたり、該避難扉装置は、避難扉が前後方向に移動可能な範囲よりも前方又は後方の少なくとも一部に、左右方向に折曲した折曲部を有しているとともに、前記連通路は、避難口の前方又は後方に設けられており、前記避難扉は、避難口を開放するときに連通路が設けられていない方向に移動し、該方向には避難扉が収納される扉袋が設けられているものとし、前記折曲部は、避難口に対して扉袋側に設けられていることを特徴とするトンネル用の避難扉装置である。
請求項3の発明は、前記避難扉装置は、前記避難扉の前後方向に天板と縦板とで逆L字形に構成されたパネル部を備え、前記避難扉は天板と縦板とで逆L字形に構成され、前記折曲部は前記パネル部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のトンネル用の避難扉装置である。
請求項4の発明は、前記パネル部は、折曲部において、監視員通路側の第一パネル部と、避難口側の第二パネル部とに分割されており、該第一パネル部及び第二パネル部は、いずれも天板及び縦板が矩形であり、該第一パネル部の天板と第二パネル部の天板との折曲部における端縁同士は、左右方向一端側の間隙が狭く、他端側の間隙が広くなるよう互いに対向していることを特徴とする請求項3記載のトンネル用の避難扉装置である。
請求項5の発明は、第一パネル部と第二パネル部とは、間隙が塞ぎ部材によって塞がれていると共に、折曲部が連結部材で連結されていることを特徴とする請求項4記載のトンネル用の避難扉装置である。
請求項6の発明は、第一パネル部と第二パネル部とのあいだの間隙を内面側から覆蓋する覆蓋板を備え、該覆蓋板は、第一パネル部又は第二パネル部の何れか一方の内面側に設けられた補助板を介して設けられていて、他方の第二パネル部又は第一パネル部とのあいだにスペースが形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載のトンネル用の避難扉装置である。
請求項3の発明とすることにより、避難扉の開放方向とは反対方向に折曲部を有することとなるため、避難口の近傍であっても折曲部を設けることができる。
請求項4の発明とすることにより、矩形の天板、縦板からなる逆L字形の2つのパネル部をく字状に設けることで折曲部を形成することができるため、容易に折曲部を形成することが可能となる。
請求項5の発明とすることにより、第一パネル部と第二パネル部とのあいだの間隙が塞がれるため、第一パネル部と第二パネル部との間隔が維持され、水漏れ等も防ぐことができる。
請求項6の発明とすることにより、補助板が設けられていない第一パネル部又は第二パネル部と覆蓋板とのあいだにスペースが存するため、折曲部における折曲の角度を調整する場合であっても、補助板が設けられていないパネル部と覆蓋板とが当接して干渉することがなく、取り付け時の誤差を吸収することができ、容易な施工が可能となる。
さらに、避難扉9についても、天板11は、各パネル部の天板61a、62a、7aと同様、縦板12側が僅かに低くなるよう傾斜(例えば1%の斜度)していて水が縦板12側に流れ落ちるように配慮されている。
また、図8に示すように、天板11、縦板12の扉先側端部には、第二パネル部62の裏側面に向けて突出した突起11c、12cが設けられており、これによって天板11、縦板12を流れ落ちる水が突起11c、12cよりも扉先側に行かないよう配慮されている。さらに天板11、縦板12には扉尻側にも水切り11d、12dが設けられていて、水が扉尻側に行かないよう配慮されている。
さらに天板11、縦板12の扉尻側端部には扉尻側封止材11e、12eが設けられており、避難扉9が全閉した場合に、扉袋パネル部7の開口端部裏面に設けた封止受け材7dに当接して封止をするようになっている。
2 車道
3 避難路
4 監視員通路
5 避難扉装置
6 連通路パネル部
61 第一パネル部
61a 天板
61b 縦板
62 第二パネル部
62a 天板
62b 縦板
63 連結部材
64 塞ぎ部材
65 補助板
66 覆蓋板
7 扉袋パネル部
8 避難口
9 避難扉
10 連通路
13 上側ローラ
13c レール底ローラ
14 上側レール
17 下側ローラ
18 下側レール
A 折曲部
B 間隙
S スペース
Claims (6)
- 車両が前後方向に通行するための車道と、
該車道から避難する人が通る避難路と、
車道の左右方向少なくとも一方の脇に設けられる監視員通路と、
該監視員通路の一部を切り欠いて設けられる避難口と、
該避難口から避難路に連通する連通路とを備えて構成されるトンネルにおいて、
前記避難口を開閉するため前後方向にスライド移動する避難扉を備えて避難扉装置を構成するにあたり、
該避難扉装置は、避難扉が前後方向に移動可能な範囲よりも前方又は後方の少なくとも一部に、左右方向に折曲した折曲部を有しているとともに、
前記連通路は、避難口の前方又は後方に設けられており、
前記避難扉は、避難口を開放するときに連通路が設けられていない方向に移動するものとし、
前記折曲部は、避難口に対して連通路側に設けられていることを特徴とするトンネル用の避難扉装置。 - 車両が前後方向に通行するための車道と、
該車道から避難する人が通る避難路と、
車道の左右方向少なくとも一方の脇に設けられる監視員通路と、
該監視員通路の一部を切り欠いて設けられる避難口と、
該避難口から避難路に連通する連通路とを備えて構成されるトンネルにおいて、
前記避難口を開閉するため前後方向にスライド移動する避難扉を備えて避難扉装置を構成するにあたり、
該避難扉装置は、避難扉が前後方向に移動可能な範囲よりも前方又は後方の少なくとも一部に、左右方向に折曲した折曲部を有しているとともに、
前記連通路は、避難口の前方又は後方に設けられており、
前記避難扉は、避難口を開放するときに連通路が設けられていない方向に移動し、該方向には避難扉が収納される扉袋が設けられているものとし、
前記折曲部は、避難口に対して扉袋側に設けられていることを特徴とするトンネル用の避難扉装置。 - 前記避難扉装置は、前記避難扉の前後方向に天板と縦板とで逆L字形に構成されたパネル部を備え、
前記避難扉は天板と縦板とで逆L字形に構成され、
前記折曲部は前記パネル部に設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のトンネル用の避難扉装置。 - 前記パネル部は、折曲部において、監視員通路側の第一パネル部と、避難口側の第二パネル部とに分割されており、
該第一パネル部及び第二パネル部は、いずれも天板及び縦板が矩形であり、
該第一パネル部の天板と第二パネル部の天板との折曲部における端縁同士は、左右方向一端側の間隙が狭く、他端側の間隙が広くなるよう互いに対向していることを特徴とする請求項3記載のトンネル用の避難扉装置。 - 第一パネル部と第二パネル部とは、間隙が塞ぎ部材によって塞がれていると共に、折曲部が連結部材で連結されていることを特徴とする請求項4記載のトンネル用の避難扉装置。
- 第一パネル部と第二パネル部とのあいだの間隙を内面側から覆蓋する覆蓋板を備え、
該覆蓋板は、第一パネル部又は第二パネル部の何れか一方の内面側に設けられた補助板を介して設けられていて、
他方の第二パネル部又は第一パネル部とのあいだにスペースが形成されていることを特徴とする請求項4又は5記載のトンネル用の避難扉装置。
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JP2016027625A JP6618382B2 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | トンネル用の避難扉装置 |
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JP2017144011A JP2017144011A (ja) | 2017-08-24 |
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JP2016027625A Active JP6618382B2 (ja) | 2016-02-17 | 2016-02-17 | トンネル用の避難扉装置 |
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- 2016-02-17 JP JP2016027625A patent/JP6618382B2/ja active Active
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