JP6618034B2 - ペーパーホルダー - Google Patents

ペーパーホルダー Download PDF

Info

Publication number
JP6618034B2
JP6618034B2 JP2015176521A JP2015176521A JP6618034B2 JP 6618034 B2 JP6618034 B2 JP 6618034B2 JP 2015176521 A JP2015176521 A JP 2015176521A JP 2015176521 A JP2015176521 A JP 2015176521A JP 6618034 B2 JP6618034 B2 JP 6618034B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
paper cutting
main body
holder
cutting plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015176521A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017051333A (ja
Inventor
徹 家村
徹 家村
裕充 中野
裕充 中野
岡本 克巳
克巳 岡本
溝口 茂
茂 溝口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2015176521A priority Critical patent/JP6618034B2/ja
Publication of JP2017051333A publication Critical patent/JP2017051333A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6618034B2 publication Critical patent/JP6618034B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Unwinding Webs (AREA)

Description

本発明は、ペーパーホルダーに関し、特に天板付のペーパーホルダーに関する。
一般的に、トイレルームにはロール状のトイレットペーパーを保持するペーパーホルダーが設置されている。
従来のペーパーホルダーとしては、左右の側板の内側に設けられたホルダーシャフトによって回転自在に支持されたトイレットペーパーを引出し、使用者の用途に応じた任意の長さで切断できるように、トイレットペーパーの上方に紙切板を設けたものが広く採用されている。
ここで、ペーパーホルダーの左右の側板を天板で接続したものが開示されている(特許文献1参照)。紙巻き器の左右の側板を天板で接続することにより、天板が補強となるため、ペーパーホルダーの側板を樹脂のような強度の弱い材質で形成することができる。また、天板の上面をトイレルーム内の物置用の棚として用いることもできる。
特開2012−80977号公報
ところで、紙切板は、その後部が側板の内側において回動可能に軸支されており、その底面の前方寄りの部位が自重でトイレットペーパーの上面に当接した状態で使用される。このように、紙切板の底面の前方寄りの部位がトイレットペーパーの上面に当接しているため、トイレットペーパーの幅方向の一方を把持して紙切板の前端に沿って当該前端に引き当てるように引っ張ることによりトイレットペーパーを容易に切断することができる。なお、トイレットペーパーを交換する際には、紙切板の前端を上方に回動させてトイレットペーパー上面から離間させることとなる。
しかしながら、特許文献1のように紙切板の上方に天板を設けると、トイレットペーパーを交換するために紙切板を上方に回動させるときに、紙切板の上面が天板の下面に衝突してしまうことがあり、この衝突の繰り返しにより紙切板の上面が損傷してしまう。
特に、意匠性を向上させるために紙切板にアルマイト調等の塗装が施されたペーパーホルダーにおいては、衝突の繰り返しにより紙切板の上面が塗装剥げを起こして見栄えが悪くなってしまう。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、紙切板の上面における衝突による損傷を抑制することができるペーパーホルダーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係るペーパーホルダーによれば、天板及び左右の側板を有する本体部と、ロールペーパーの軸に沿って形成された挿通孔に挿入されてロールペーパーを本体部に対して支持するホルダーシャフトと、左右の側板の間に軸支され、支軸を回動の軸として前端が上下方向へ回動自在である紙切板と、上方に回動する紙切板に天板よりも先に接触して紙切板の前端の上方への回動を規制するストッパー部と、を備えている
この構成によれば、トイレットペーパーを交換するとき等に紙切板を上方へ大きく回動させてしまった場合に、紙切板が天板に接触するよりも先にストッパー部が接触し、紙切板の上方への回動を規制することで紙切板と天板が衝突するのを防ぐことができる。これにより、紙切板上面の損傷や塗装剥げを抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るペーパーホルダーは、ストッパー部は、左右の側板の少なくとも一方の内面から本体部の内側へ向けて突起した突起部であってもよい。
このように構成された本発明においては、ストッパー部としての突起部が本体部の内側に設けられているため、ストッパー部が使用者側から見えづらく、ペーパーホルダー自体の見栄えを損なわない。また、紙切板が天板に接触する場合に比べて接触時の面積が狭くなっているため、大きな衝突音の発生を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るペーパーホルダーは、ストッパー部は、天板の内面から本体部の内側へ向けて突起した突起部であってもよい。
このように構成された本発明においては、ストッパー部としての突起部が本体部の内側に設けられているため、ストッパー部が使用者側から見えづらく、ペーパーホルダー自体の見栄えを損なわない。また、紙切板が天板に接触する場合に比べて接触時の面積が狭くなっているため、大きな衝突音の発生を抑制することができる。
また、本発明の一態様に係るペーパーホルダーは、本体部の内側には、上方に回動する紙切板がストッパー部に接触する手前の所定の回動位置で係止するためのロック部が設けられており、ロック部とストッパー部は一体に形成されてもよい。
このように構成された本発明においては、ロック部とストッパー部が一体に形成されているため、部品点数の削減になる。
本発明によれば、紙切板の上面における衝突による損傷を抑制することができるペーパーホルダーを提供することができる。
本発明の実施形態によるペーパーホルダーの下方斜視図である。 本発明の実施形態によるペーパーホルダーの一部分解斜視図である。 本発明の実施形態による回動規制部材の斜視図である。 本発明の実施形態による天板部の上方斜視図である。 本発明の実施形態による回動規制部材を取り外した状態での中央取付部付近の上方斜視図である。 本発明の実施形態による回動規制部材を取り外した状態での側方取付部付近の上方斜視図である。 本発明の実施形態によるペーパーホルダーの回動規制部材付近の下方斜視図である。 本発明の実施形態による紙切板の回動範囲を説明するための図である。
図面を参照して、本発明の実施形態によるペーパーホルダーを以下に説明する。
<ペーパーホルダーの構成>
まず、図1,2を参照して、本発明の実施形態によるペーパーホルダーの全体構成について説明する。図1は、本発明の実施形態によるペーパーホルダーの下方斜視図である。図2は、本発明の実施形態によるペーパーホルダーの一部分解斜視図である。
図1,2に示すように、本発明の実施形態によるペーパーホルダー1は、2個のロールペーパーRを左右に並べて装着できる2連式のものであり、ホルダー本体5と、回動規制部材20と、紙切板30と、ホルダーシャフト40と、棚板50と、を有する。
ホルダー本体5は、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)樹脂材によって前側と下側が開口した箱状の本体部10が2個左右横並びになるよう一体的に形成されたものであり、天板部11と、背板部14と、仕切板部15と、側板部17,17と、を有する。2つのロールペーパーRは、それぞれ箱状の本体部10の中に収容される。
側板部17,17と仕切板部15は、側板部17,17の間に仕切板部15を配置しつつそれぞれ間隔を空けて互いに面平行な位置関係で設けてある。側板部17,17と仕切板部15の上面側及び背面側は、天板部11及び背板部14で連結されている。左右の本体部10は、ロールペーパーRの収容空間を形成する部分として、仕切板部15を共有する。つまり、各本体部10においては、仕切板部15と、側板部17とが、左右の側板に相当する。
天板部11は、ホルダー本体5の上面を構成する。この天板部11には、ホルダー本体5と棚板50とをネジ固定するための貫通孔である固定孔11aが設けられている。
背板部14は、ホルダー本体5の背面を構成する。この背板部14には、ホルダー本体5をトイレルームの壁面にネジ固定するための貫通孔である固定孔14aが設けられている。
仕切板部15は、上面が開口した中空状のものであり、ホルダー本体5の内側において天板部11と背板部14を中央で仕切っている。この仕切板部15は、左右側端面において、突出用孔15aと、被軸支部15bと、を有する。
突出用孔15aは、仕切板部15の左右側端面の上端前方寄りの位置に形成された貫通孔であり、この突出用孔15aを用いて、後述する回動規制部材20の一部を箱状の本体部10の内側に突出させる。具体的には、後述する回動規制部材20をホルダー本体5に設置した状態において、回動規制部材20が有するストッパー部27とロック部29が突出用孔15aから本体部10の内側に向けて突出した状態となる。
被軸支部15bは、紙切板30を本体部10内に軸支するためのものであり、仕切板部15の左右側端面の上部の後方寄りの位置に設けられている。具体的には、仕切板部15の左右側端面の下端の後方寄りから上方に向けて延びた縦長の縦溝15cが形成されており、その縦溝15cの上端に円形状の凹部あるいは孔部として被軸支部15bが設けられている。縦溝15cの下側は開放されている。
側板部17は、上面が開口した中空状のものであり、ホルダー本体5の左右側端面を構成する。この側板部17は、ロールペーパーRに対面する側の面において、突出用孔17aと、被軸支部17bと、を有する。側板部17の突出用孔17a及び被軸支部17bは、それぞれ仕切板部15の突出用孔15a及び被軸支部15bと対称的な形状部分である。
突出用孔17aは、側板部17のロールペーパーRに対面する側の面において突出用孔15aと対向する位置に設けられた貫通孔であり、突出用孔15aと同様に、回動規制部材20の一部を箱状の本体部10の内側に突出させる。
被軸支部17bは、被軸支部15bと同様に、紙切板30を本体部10内に軸支するためのものであり、側板部17のロールペーパーRに対面する側の面において被軸支部15bと対向する位置に設けられている。具体的には、側板部17のロールペーパーRに対面する側の面の下端の後方寄りから上方に向けて延びた縦長の縦溝17cが形成されており、その縦溝17cの上端に円形状の凹部あるいは孔部として被軸支部17bが設けられている。縦溝17cの下側は開放されている。
紙切板30は、略矩形板状であり、ホルダー本体5の本体部10内に配置されるロールペーパーRの上方において、上述した被軸支部15b,17bに軸支される軸支部31を回動の軸として上下方向へ回動自在に設置されるものである。この紙切板30は、軸支部31以外に、リブ33と、紙切部35と、ロック溝37と、を有する。
軸支部31は、紙切板30の左右側面の後端において外側へ突出した円柱形状の突起である。この軸支部31を被軸支部15b,17bに嵌合させることにより、紙切板30は本体部10内において上下方向へ回動自在に軸支される。軸支部31を被軸支部15b,17bに嵌合させる際には、縦溝15c,17cの下方から軸支部31をその外周面側から嵌入して上端の被軸支部15b,17bまで摺動させることで、軸支部31を被軸支部15b,17bに嵌合させることができる。
紙切板30の下面前端には、前後に亘って延びて下方へ突起したリブ33が幅方向に沿って複数並設されている。このリブ33は、使用時においてロールペーパーRの上面に当接しており、ロールペーパーRを紙切板30の自重により加圧している。そのため、ロールペーパーRの引出し時において、上下振動を抑制するとともに、ロールペーパーRに程よい摩擦を与えることでスムーズに引き出すことができる。
紙切部35は、紙切板30の先端において多数形成された円柱形状の突起であり、使用者が任意の長さまで引き出したロールペーパーRを紙切部35に押し当てることにより、ロールペーパーRのペーパー切断を補助する。
このように、紙切板30は、各本体部10を構成する左右の側板としての仕切板部15及び側板部17の間に軸支され、後端部に設けられた支軸である軸支部31を回動の軸として前端が上下方向に移動するように回動自在に設けられている。
ホルダーシャフト40は、仕切板部15と側板部17の下部前方側に取り付けられ、本体部10内においてロールペーパーRを回動可能に支持するものである。このホルダーシャフト40は、上方に向けて突出した回転用パイプ41と、この回転用パイプ41を軸として水平方向に回動可能なシャフト本体43と、を有する。
ホルダーシャフト40が仕切板部15と側板部17に取り付けられた状態においては、シャフト本体43の先端が本体部10の左右内側に向いた状態で互いに対向するように配置され、シャフト本体43は水平方向に回動可能である。
回転用パイプ41とシャフト本体43との間にはばねが介装されている。そのため、ロールペーパーRを前方からホルダーシャフト40に突き当てるように押し込むとシャフト本体43が後方に回動して逃げる。そこからさらにロールペーパーRを押し込むと、ロールペーパーRの挿通孔Oの両端がシャフト本体43の位置まで到達し、シャフト本体43がばねの作用により元の位置に復帰してロールペーパーRの挿通孔Oに差し込まれる。これにより、ホルダーシャフト40によってロールペーパーRが本体部10内において回転自在に支持される。
棚板50は、ホルダー本体5の天板部11の上面に固定されるものであり、棚板50の下面には、天板部11の固定孔11aとネジ固定するための被固定孔50aが設けられている。この棚板50は、ペーパーホルダー1の上部側の外観をよくするとともに、上面に物を置くための棚としての機能を有する。
<回動規制部材の構成>
次に、図3を参照して、本発明の実施形態による回動規制部材の全体構成について説明する。図3は、本発明の実施形態による回動規制部材の斜視図である。
図3に示すように、本発明の実施形態による回動規制部材20は、耐摩耗性に優れたPOM(Poly Oxy Methylene)樹脂材によって形成されており、水平方向に延びる水平部21と、水平部21の下面中央から垂下した鉛直部25と、を有する。
回動規制部材20は、鉛直部25上にストッパー部27を有する。ストッパー部27は、鉛直部25の長手方向の中間部において鉛直部25の内側の側面25aに突設されており、略「U」字状の横断面形状をなす溝状の突出部分である。ストッパー部27は、鉛直部25と一体的に形成されており、回動規制部材20がホルダー本体5に取り付けられた状態において、天板部11の内面から本体部10内の内側へ向けて突起した突起部となり、上方へ回動させた紙切板30に天板部11よりも先に接触して紙切板30の前端の上方への回動を規制する。
また、ストッパー部27の下方には、半球形状をしたロック部29が鉛直部25と一体的に形成されている。ロック部29は、上方に回動する紙切板30がストッパー部27に接触する手前の所定の回動位置で紙切板30を係止するための部分である。ロック部29は、鉛直部25の下端部において鉛直部25の内側の側面25aに突設されている。ロック部29は、回動規制部材20がホルダー本体5に取り付けられた状態において、本体部10の内側へ向けて突起した突起部となり、紙切板30を上方へ回動させた際に、紙切板30の左右側端面に形成されたロック溝37に嵌合することで、紙切板30を所定の回動位置でロックする。
さらに、回動規制部材20は水平部21の内側の側面21aにおいて、ストッパー部27が延びる方向へ突起した中央突部22と、中央突部22に対して左右に間隔を空けて設けられた係止爪23と、を有する。中央突部22とその両側の係止爪23とは、水平部21から垂設された鉛直部25に対して略直角をなす共通の平面に沿うように形成されている。この係止爪23をホルダー本体5に係止させることで、回動規制部材20をホルダー本体5に取り付けることができる。
<回動規制部材のホルダー本体への取り付け構造>
次に、図4〜7を参照して、本発明の実施形態による回動規制部材のホルダー本体への取り付け構造について説明する。図4は、本発明の実施形態による天板部の上方斜視図である。図5は、本発明の実施形態による回動規制部材を取り外した状態での中央取付部付近の上方斜視図である。図6は、本発明の実施形態による回動規制部材を取り外した状態での側方取付部付近の上方斜視図である。図7は、本発明の実施形態による中央取付部に取り付けられた回動規制部材付近の下方斜視図である。
図4〜6に示すように、ホルダー本体5は上部において、回動規制部材20をホルダー本体5に取り付けるための中央取付部12及び側方取付部13を有する。
中央取付部12は、ホルダー本体5の天板部11の上面に凹陥部として設けられた部分であり、下面の一部が突出用孔15aの開口の上部に連通した入口部12aと、入口部12aと連続した狭隘部12bと、狭隘部12bと連続した拡幅部12cと、を有する。中央取付部12は、ペーパーホルダー1における前後方向(図8における左右方向)を幅方向とし、上面視において、入口部12aから狭隘部12bで一旦幅を狭くし、拡幅部12cにて狭隘部12bよりも幅を広げる。中央取付部12は、幅方向について対称な形状を有する。
狭隘部12bには、入口部12a側から拡幅部12c側に近づくにつれて狭隘部12bの幅が狭くなるように傾斜した傾斜面12dが設けられる。
拡幅部12cには、拡幅部12c内において回動規制部材20の係止爪23が係止できるように狭隘部12bとの関係で段状に形成された被係止部12eが設けられる。被係止部12eは、狭隘部12bと拡幅部12cとの幅の差による段差面を形成する部分である。
側方取付部13は、中央取付部12と左右対称の形状部分である。すなわち、側方取付部13は、中央取付部12と同様に、下面の一部が突出用孔17aの開口の上部に連通した入口部13aと、入口部13aと連続して傾斜面13dが設けられた狭隘部13bと、狭隘部13bと連続して被係止部13eが設けられた拡幅部13cと、を有する。
回動規制部材20を中央取付部12に取り付ける際、図5に示すように、回動規制部材20を、中空状の仕切板部15の内部空間側から、鉛直部25を下方に向けるとともに、中央突部22及び係止爪23の先端を入口部12aに対面させる向きで、中央突部22及び係止爪23を横方向に差し込むように中央取付部12へ挿入する。以後、この挿入方向を奥行き方向とする。
左右の係止爪23先端付近の側端面には先端に向けて幅狭となるように傾斜した摺動面23aが設けられており、係止爪23に力が加わっていない状態における左右の係止爪23の幅の広さが最も広い部分を幅広部Wとする。回動規制部材20を中央取付部12に取り付ける際は、この摺動面23aを狭隘部12bの傾斜面12d上を摺動させながら回動規制部材20を奥行き方向へ押し込む。このとき係止爪23は、幅広部Wの幅が狭まるように中央突部22側へ弾性変形しながら狭隘部12bを通過する。
そして、係止爪23の幅広部Wが拡幅部12cに到達すると、係止爪23の幅広部Wが元の幅の広さに復帰して係止爪23が被係止部12eに係止する。この一連の動作により、図7に示すように、回動規制部材20が中央取付部12へ取り付けられる。
図6に示すように、側方取付部13も中央取付部12とほぼ同様の構成をしているため、上述した取付方法と同様の動作を行うことにより、回動規制部材20を側方取付部13に取り付けることができる。
図7に示すように、回動規制部材20が中央取付部12,13に取り付けられた状態においては、ストッパー部27とロック部29が突出用孔15aから本体部10の内側に向けて突出した状態となる。また、回動規制部材20は、中央突部22とストッパー部27とで天板部11の一部、具体的には狭隘部12b,13b及び拡幅部12c,13cの底部を挟み込むようにして中央取付部12に取り付けられている。
<紙切板の回動範囲について>
次に、図8を参照して、本発明の実施形態による紙切板の回動範囲について説明する。図8は、本発明の実施形態による紙切板の回動範囲を説明するための図である。
図8において、符号30Aは、仮にホルダー本体5にストッパー部27を有する回動規制部材20を設けなかった場合に、天板部11と紙切板30とが当接した状態となる回動位置にある紙切板30を示す。この回動位置を第一の回動位置とする。
符号30Bは、自重によってリブ33をホルダー本体5に設置されたロールペーパーRと当接させた状態となる回動位置にある紙切板30を示す。この回動位置を第二の回動位置とする。
符号30Cは、ホルダー本体5に取り付けられた回動規制部材20のストッパー部27と紙切板30とが当接した状態となる回動位置にある紙切板30を示す。この回動位置を第三の回動位置とする。
これらの回動位置の位置関係については、図8に示すように、紙切板30Cの第三の回動位置は、紙切板30Aの第一の回動位置と紙切板30Bの第二の回動位置との間に位置する。すなわち、紙切板30の軸支部31による上方への回動動作について、紙切板30は、その上面に、天板部11よりも先に、ストッパー部27の当接を受けて回動を止める。
<作用・効果>
次に、本発明の実施形態によるペーパーホルダーの作用効果を説明する。
本発明の実施形態においては、ストッパー部27と紙切板30とが当接した状態での紙切板30(30C)の第三の回動位置が、天板部11と当接した状態の紙切板30(30A)の第一の回動位置と、ロールペーパーRに当接した状態の紙切板30(30B)の第二の回動位置との間に位置する。つまり、ペーパーホルダー1は、紙切板30を上方へ回動させたときに、紙切板30がホルダー本体5の天板部11に衝突する前に、突出用孔15a,17aから本体部10の内側へ突出したストッパー部27に紙切板30を当接させ、それ以上紙切板30が上方へ回動しないように規制している。そのため、紙切板30が天板部11に衝突するのを防ぐことができ、紙切板30上面の損傷や塗装剥げを抑制することができる。また、紙切板30をストッパー部27に当接させることにより、紙切板30が天板部11に衝突する場合に比べて、衝突面を小さくすることができ、また、紙切板30の回動の勢い(角速度)が大きくなる前に紙切板30を止めることができるので、衝突音の発生を抑制することができる。
また、ストッパー部27は、本体部10の内側に形成された突出用孔15a,17aから突出しているため、使用者からストッパー部27が見えづらく、ペーパーホルダー1全体の意匠性の低下を抑制することができる。
また、ストッパー部27は、ロック部29とともに一体的に形成された回動規制部材20として構成されているため、部品点数を削減することができ、コストの削減につながる。
また、回動規制部材20は、中央突部22とストッパー部27とで天板部11の一部を挟み込むようにしてホルダー本体5の本体部10に取り付けられているため、ロック部29とロック溝37との嵌合による紙切板30の回動位置のロック及びロック解除の操作によって回動規制部材20に上下方向への大きな力が加わったとしても、回動規制部材20がホルダー本体5から外れにくい。
<変形例>
以上、本願の開示する技術の実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、ペーパーホルダー1は、2個のロールペーパーRを装着できる2連式のものとしたが、本発明はこれに限らず、1個のロールペーパーRを装着できる1連式のものであってもよく、また3個以上のロールペーパーRを装着できるものであってもよい。すなわち、本発明に係るペーパーホルダーは、ロールペーパーRを収容する箱状の本体部10を少なくとも1つ有する構成であればよい。
また、上記実施形態においては、ストッパー部27は、ロック部29と一体的に形成された回動規制部材20としてホルダー本体5に取り付けられることで本体部10内に配設されたが、本発明はこれに限らず、例えばストッパー部27が、本体部10の内側に向けて突起するように、ホルダー本体5の天板部11内面に一体的に形成されてもよく、又ホルダー本体5の仕切板部15及び側板部17の内面に一体的に形成されてもよい。
また、上記実施形態においては、回動規制部材20は、ストッパー部27とロック部29を有しているが、ストッパー部27のみを有してもよい。また、ロック部29を設ける場合、ロック部29は、ストッパー部27とは別部材として設けられてもよい。
また、上記実施形態においては、ストッパー部27を有する回動規制部材20を、仕切板部15と側板部17の両方に設けたが、どちらか一方にのみ回動規制部材20を設けてもよい。
また、上記実施形態においては、ホルダー本体5をABS樹脂材で形成し、回動規制部材20をPOM樹脂材で形成することとしたが、本発明はこれに限らず、これらの材質を適宜変更してもよい。なお、回動規制部材20の材質は、紙切板30の上面の損傷及び衝突音の抑制のためには、できるだけ軟質な材質が好ましい。
また、上記実施形態においては、ストッパー部27を突出させる突出用孔15a,17aは、仕切板部15及び側板部17の上端前方寄りの位置に形成されることとしたが、紙切板30が天板部11に当接しない位置にストッパー部27を配設できれば、突出用孔15a,17aの形成位置はこれに限定されない。
突出用孔15a,17aの形成位置を前方寄りにするほど回動規制部材20を小さくすることができる一方で、紙切板30の回動時の角速度増加によって衝突音が大きくなることに加え、ストッパー部27が使用者から見えやすくなってしまう。逆に、突出用孔15a,17aの形成位置を後方にするほど衝突音を小さくすることができ、さらにストッパー部27が使用者から見えづらくなる一方で、回動規制部材20を大きくする必要がある。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 ペーパーホルダー
5 ホルダー本体
10 本体部
11 天板部(天板)
11a 固定孔
12 中央取付部
12a 入口部
12b 狭隘部
12c 拡幅部
12d 傾斜面
12e 被係止部
13 側方取付部
13a 入口部
13b 狭隘部
13c 拡幅部
13d 傾斜面
13e 被係止部
14 背板部
14a 固定孔
15 仕切板部(側板)
15a 突出用孔
15b 被軸支部
15c 縦溝
17 側板部(側板)
17a 突出用孔
17b 被軸支部
17c 縦溝
20 回動規制部材
21 水平部
21a 側面
22 中央突部
23 係止爪
23a 摺動面
25 鉛直部
25a 側面
27 ストッパー部
29 ロック部
30 紙切板
30A 第一の回動位置
30B 第二の回動位置
30C 第三の回動位置
31 軸支部
33 リブ
35 紙切部
37 ロック溝
40 ホルダーシャフト
41 回転用パイプ
43 シャフト本体
50 棚板
50a 被固定孔
R ロールペーパー
O 挿通孔
W 幅広部

Claims (5)

  1. 天板及び左右の側板を有する本体部と、
    ロールペーパーの軸に沿って形成された挿通孔に挿入されて当該ロールペーパーを前記本体部に対して支持するホルダーシャフトと、
    前記左右の側板の間に軸支され、支軸を回動の軸として前端が上下方向へ回動自在である紙切板と、
    上方に回動する前記紙切板に前記天板よりも先に接触して前記紙切板の前端の上方への回動を規制するストッパー部と、を備え、
    前記本体部の内側には、上方に回動する前記紙切板がストッパー部に接触する手前の所定の回動位置で係止するためのロック部が設けられており、
    前記ロック部と前記ストッパー部は一体に形成されたペーパーホルダー。
  2. 天板及び左右の側板を有する本体部と、
    ロールペーパーの軸に沿って形成された挿通孔に挿入されて当該ロールペーパーを前記本体部に対して支持するホルダーシャフトと、
    前記左右の側板の間に軸支され、支軸を回動の軸として前端が上下方向へ回動自在である紙切板と、
    上方に回動する前記紙切板に前記天板よりも先に接触して前記紙切板の前端の上方への回動を規制するストッパー部と、を備え、
    前記紙切板は、前記紙切板と前記ストッパー部とが当接した状態において、前方から後方に向かって下方に傾斜するペーパーホルダー。
  3. 前記本体部の内側には、上方に回動する前記紙切板がストッパー部に接触する手前の所定の回動位置で係止するためのロック部が設けられており、
    前記ロック部と前記ストッパー部は一体に形成された、請求項2に記載のペーパーホルダー。
  4. 前記ストッパー部は、前記左右の側板の少なくとも一方の内面から前記本体部の内側へ向けて突起した突起部である、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のペーパーホルダー。
  5. 前記ストッパー部は、前記天板の内面から前記本体部の内側へ向けて突起した突起部である、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載のペーパーホルダー。
JP2015176521A 2015-09-08 2015-09-08 ペーパーホルダー Active JP6618034B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176521A JP6618034B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ペーパーホルダー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015176521A JP6618034B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ペーパーホルダー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017051333A JP2017051333A (ja) 2017-03-16
JP6618034B2 true JP6618034B2 (ja) 2019-12-11

Family

ID=58319780

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015176521A Active JP6618034B2 (ja) 2015-09-08 2015-09-08 ペーパーホルダー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6618034B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108742259B (zh) * 2018-05-25 2023-11-24 厦门纬图建材有限公司 一种即插式纸巾盒以及置物台

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017051333A (ja) 2017-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10352076B2 (en) Lock device in an armrest console and an armrest console employing the same
CN107709091B (zh) 辅助把手
US10336111B2 (en) Opening/closing structure of opening/closing cover
JP6618034B2 (ja) ペーパーホルダー
JP6595940B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵ガイド構造
JP6020385B2 (ja) カバー開閉構造及びそれを備えた画像形成装置
KR102069705B1 (ko) 도어용 경첩
JP6340184B2 (ja) 鍵盤楽器のハンマー装置
JP6578325B2 (ja) ドアモジュール
JP5624749B2 (ja) 什器
JP6263109B2 (ja) ペーパーホルダ
JP2007145170A (ja) スライド型扉
JP2009041317A (ja) 戸構造
JP2019044342A (ja) スライドヒンジ並びにキャビネット
JP2017035438A (ja) トイレ用キャビネット
JP2015150121A (ja) ロールペーパーホルダー
JP4583276B2 (ja) ラッチ装置
JP2009097162A (ja) 電気機器収納用箱の蝶番構造
JP5624748B2 (ja) 配線カバー、什器
JP4073921B2 (ja) 衣服類掛止用フック及びロッカー
JP5784102B2 (ja) 什器
JP6710886B2 (ja) ヒンジ
JP6196876B2 (ja) 鍵盤楽器の鍵ガイド構造
JP5704991B2 (ja) レジスタ
JP7408094B2 (ja) 構造体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190422

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191021

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6618034

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191103