JP6617440B2 - 電極積層方法および電極積層装置 - Google Patents

電極積層方法および電極積層装置 Download PDF

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Description

本発明は、電極積層方法および電極積層装置に関する。
特許文献1に記載されるように、吸着パッドによって負極箔、正極箔、およびセパレータを吸着し、吸着パッドを回転移動させることで積層ステージ上にこれらを積層する方法が知られている。特許文献1に記載の方法では、4本のアームを有する搬送ハンドラが用いられ、アームの先端には、負極吸着パッド、正極吸着パッド、および2つのセパレータ吸着パッドがそれぞれ取り付けられている。これらの吸着パッドの下方には、積層ステージ、負極箔供給ステージ、セパレータ供給ステージ、および正極箔供給ステージが、90度間隔で配置されている。
セパレータ供給ステージ上のセパレータは、セパレータ吸着パッドによって負極箔供給ステージに搬送されて解放されることで、負極に重ねられる。負極およびセパレータは、重ねられたまま負極吸着パッドによって積層ステージに搬送されて解放され、積層される。一方で、セパレータ供給ステージ上のセパレータは、セパレータ吸着パッドによって正極箔供給ステージに搬送されて解放されることで、正極に重ねられる。正極およびセパレータは、重ねられたまま正極吸着パッドによって積層ステージに搬送されて解放され、積層される。これらの搬送および積層は、搬送ハンドラが時計回りの90度の回転と反時計回りの90度の回転とを繰り返す間に行われる。
特開2008−282756号公報
特許文献1に記載の方法では、電極要素の1つであるセパレータは、負極箔供給ステージまたは正極箔供給ステージにいったん搬送され、負極または正極に重ねられる。そして、2枚(すなわち負極およびセパレータ、または、正極およびセパレータ)が重なった状態で再び搬送されて、積層ステージにおいて積層される。このように、セパレータが2回吸着および解放されると、積層ステージ上における電極要素の位置精度が低下するおそれがある。
本発明は、シート状にて電極組立体の一部をなす電極要素を精度良く積層することができる電極積層方法および電極積層装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電極積層方法は、回転軸線を中心に所定の一方向に回転可能であると共に、回転軸線に対して周方向に等間隔に配置された複数の吸着部を有する回転ピッカーを用い、吸着部の通過経路の下方に位置する供給位置に供給されるいずれもシート状の第1電極要素および第2電極要素を吸着保持し、回転ピッカーの回転により第1電極要素および第2電極要素を周方向に搬送し、通過経路の下方に位置する積層位置において第1電極要素および第2電極要素交互に積層する電極積層方法であって、吸着部の個数は、供給位置の個数と積層位置の個数との和より大きく、積層位置上に吸着部が位置するときに、供給位置上に他の吸着部が位置し、回転ピッカーを一方向に回転させながら、それぞれの吸着部によって第1電極要素および第2電極要素を交互に搬送し、それぞれの吸着部が積層位置上に到達する度に、当該吸着部に吸着保持された第1電極要素または第2電極要素を解放して積層する。
本発明の一態様に係る電極積層装置は、回転軸線を中心に所定の一方向に回転可能であると共に、回転軸線に対して周方向に等間隔に配置された複数の吸着部を有し、いずれもシート状の第1電極要素および第2電極要素を吸着保持して周方向に搬送する回転ピッカーと、吸着部の通過経路の下方に位置する供給位置に第1電極要素および第2電極要素を供給する供給部と、通過経路の下方に位置する積層位置において、回転ピッカーの吸着部から第1電極要素および第2電極要素交互に受け取って積層させる積層部と、回転ピッカーにおける回転および吸着・解放を制御する制御部と、を備え、吸着部の個数は、供給位置の個数と積層位置の個数との和より大きく、供給部および積層部は、積層位置上に吸着部が位置するときに、供給位置上に他の吸着部が位置するように構成されており、制御部は、回転ピッカーを一方向に回転させながら、それぞれの吸着部によって第1電極要素および第2電極要素を交互に搬送させ、それぞれの吸着部が積層位置上に到達する度に、当該吸着部に吸着保持された第1電極要素または第2電極要素を解放して積層させる。
これらの電極積層方法および電極積層装置によれば、複数の吸着部を有する回転ピッカーは、所定の一方向に回転する間、それぞれの吸着部によって所定の順序で電極要素を搬送する。そして、それぞれの吸着部が積層位置上に到達したときに、当該吸着部に吸着保持された電極要素を解放して積層する。このように、電極要素をいったん吸着保持したら、積層位置に到達するまでは、その保持状態を保っており、その間に電極要素を解放することはない。よって、吸着部に対する電極要素の位置ずれが低減され、積層位置において、電極要素を精度良く積層することができる。
また、この電極積層方法によれば、吸着部の個数が、供給位置の個数と積層位置の個数との和より大きいため、回転ピッカーが1回転する間の積層回数が多くなる。よって、積層速度がより一層高められる。
回転ピッカーを、360度を吸着部の個数で除した角度ずつ回転および停止させ、回転ピッカーが停止している間に、積層位置上の吸着部によって電極要素を積層してもよい。この場合、積層位置上に吸着部が到達する度に、回転ピッカーが停止する。よって、電極要素の吸着保持および積層を確実かつ容易に行うことができる。電極要素を吸着保持する際の位置精度も高められる。
電極積層方法において、吸着部の個数は偶数であってもよい。
本発明のいくつかの態様によれば、回転ピッカーを用いて、電極要素を精度良く積層することができる。
本発明の一実施形態に係る積層装置の概略的な平面図である。 図1の積層装置の概略的な側面図である。 (a)〜(c)は、図1中の回転ピッカーの回転に伴う電極要素の搬送および積層状況を示す平面図である。 (a)〜(c)は、それぞれ、積層装置の変形形態を示す平面図である。 回転ピッカーの変形形態を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。また、以下の説明において、「上」、「下」等の方向は、図面に示される状態に基づいており、便宜的なものである。
図1および図2に示されるように、電極積層装置1は、負極を構成するシート状の第1電極要素10と、正極及びセパレータを構成するシート状の第2電極要素20とを積層するための装置である。電極積層装置1は、たとえば台座2上に設けられた積層ステージ4上に各電極要素10,20を交互に(所定の順序で)積層する。電極積層装置1により、各電極要素10,20が交互に積層された電極組立体が製造される。この電極組立体は、金属製の筐体内に収容されて電池セルを構成する。電池セルとしては、たとえばリチウムイオン二次電池等の非水電解質二次電池が挙げられる。
電極積層装置1は、第1供給位置P1に第1電極要素10を供給する第1コンベア(供給部)6と、第2供給位置P2に第2電極要素20を供給する第2コンベア(供給部)8と、各電極要素10,20を吸着保持して交互に搬送する回転ピッカー30と、積層位置Sにおいて、回転ピッカー30から各電極要素10,20を交互に受け取って積層する積層ステージ(積層部)4とを備えている。第1供給位置P1、第2供給位置P2、および積層位置Sは、回転ピッカー30の回転軸線Cを中心とする同一円周上に位置している。
まず、電極積層装置1による搬送および積層の対象となる第1電極要素10および第2電極要素20について説明する。第1電極要素10は、負極を構成する要素である。第1電極要素10は、台座2上に設けられた第1コンベア6によって図1中の搬送方向D1へ順次運搬され、第1コンベア6上の第1供給位置P1において供給される。第1電極要素10は、たとえば長方形状(矩形状)の金属箔12を備える。なお、金属箔12は、後述する第2電極要素20を構成する金属箔22と異なり、セパレータによって包まれていない。
金属箔12は、たとえば銅箔等である。金属箔12の両面には、負極活物質層が設けられている。負極活物質層は、たとえば負極活物質およびバインダを含んで構成されている。負極活物質としては、たとえば、黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、およびソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物、並びに、ホウ素添加炭素等が挙げられる。また、金属箔12は、長辺から突出するタブ部14を有している。タブ部14には、負極活物質層が設けられていない。タブ部14は、電池セルを構成する負極端子との電気的な接続のために設けられている。
第2電極要素20は、正極とセパレータを構成する要素である。第2電極要素20は、台座2上に設けられた第2コンベア8によって搬送方向D2へ順次運搬され、第2コンベア8上の第2供給位置P2において順次供給される。第2電極要素20は、たとえば、セパレータ26によって包まれた長方形状(矩形状)の金属箔22を備える。なお、図1中に例示された1つのセパレータ26を除き、各図においてセパレータ26の図示は省略されている。
金属箔22は、たとえばアルミニウム箔等である。金属箔22の両面には、正極活物質層が設けられている。正極活物質層は、たとえば正極活物質およびバインダを含んで構成されている。正極活物質としては、たとえば、複合酸化物、金属リチウム、および硫黄等が挙げられる。複合酸化物は、たとえば、マンガン、ニッケル、コバルト、およびアルミニウムの少なくとも1つと、リチウムとを含むものが挙げられる。また、金属箔22は、長辺から突出するタブ部24を有している。タブ部24には、正極活物質層が設けられていない。タブ部24は、電池セルを構成する正極端子との電気的な接続のために設けられている。
セパレータ26は、たとえば袋状をなしている。セパレータ26は、たとえば、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布、または不織布等から形成されている。タブ部24は、セパレータ26から突出している。
続いて、回転ピッカー30について説明する。回転ピッカー30は、台座2上に設けられて回転方向(所定の一方向)D3に回転可能な回転軸部32と、回転軸部32に設けられた複数の搬送部34と、を有している。搬送部34の個数は、回転ピッカー30の場合、10個である。電極積層装置1は、回転軸線Cを中心として回転軸部32を回転させることで、各電極要素10,20を搬送部34によって搬送し、所定の積層位置Sにおいて交互に積層する。なお、回転軸線Cは、鉛直方向に略平行であり、鉛直方向に沿っている。なお、回転軸線Cは、鉛直方向に対して角度をなしてもよい。
回転ピッカー30について、より詳細に説明する。回転軸部32は、たとえば円柱状をなしており、基端において台座2に回転可能に接続されている。回転軸部32は、たとえば台座2内に設けられたモータである動力部52の動力により、回転軸線Cを中心として回転方向D3へ(反時計回りに)回転する。動力部52は、たとえばサーボモータである。回転軸部32は、回転方向D3に複数周、回転し続けることができるようになっている。なお、回転軸部32は、回転方向D3に間欠的に回転可能であり、連続的にも回転可能である。回転軸部32が間欠的に回転する場合、回転軸部32は、360度を搬送部34の個数で除した角度ずつ、具体的には36度ずつ、回転および停止することができる構成とされる。
搬送部34は、アーム部36、伸縮部37、および吸着部38を含んでいる。アーム部36は、たとえば四角柱状をなしており、回転軸部32の先端側の外周面から延びている。具体的には、アーム部36は、回転軸部32と直角をなすように、回転軸部32の径方向外側へ延びている。10本のアーム部36は、略等しい長さを有しており、回転軸線Cに対して、周方向に等間隔に配置されている。言い換えれば、隣接するアーム部36の中心線は、回転軸線Cで交わっており、互いに約36度(=360度/10)の角度をなしている。
伸縮部37は、たとえば円筒状をなしており、アーム部36の先端部に設けられている。伸縮部37におけるアーム部36と反対側の端部(すなわち下端部)は、吸着部38に接続されている。伸縮部37は、アーム部36の先端部の下面から下方に伸びる。伸縮部37は、伸縮構造を有しており、伸縮部37の上下方向の長さは可変となっている。これにより、伸縮部37は、吸着部38を下方に移動させる。吸着部38は、少なくとも図2中に実線で示す待機位置と破線で示す作業位置との間で、上下方向に移動可能となっている。
吸着部38は、たとえば底面が長方形状である箱状をなしている。吸着部38は、たとえば、下面に設けられた吸着孔に生じる負圧によって各電極要素10,20を吸着することにより、各電極要素10,20を保持する。たとえば、アーム部36に沿ってエア配管が設けられており、エア配管の先端が吸着部38に接続されている。エア配管の基端側には、図示しないバルブおよび吸引ポンプ等が接続されており、エア配管および吸着部38内に負圧を生じさせる。バルブは各吸着部38に対して個別に設けられている。バルブが制御部60によって開閉制御されることにより、吸着部38における吸着力が発生または消失する。各吸着部38は、個別に制御可能である。このような吸着機構では、共通の1台のポンプが設けられてもよいし、搬送部34ごとに個別のポンプが設けられてもよい。
吸着部38は、回転軸部32が回転することで、回転軸部32の回転軸線Cを中心とする円形の通過経路上を移動する。吸着部38は、第1供給位置P1上、第2供給位置P2上、および積層位置S上を通過する。このとき、吸着部38は、たとえば待機位置に位置付けられた状態で移動する。待機位置に位置付けられた各吸着部38の台座2からの高さは、互いに同一となっている。したがって、4つの吸着部38は、回転軸部32の回転中に、互いに同一の平面上に位置する(図2参照)。
吸着部38は、第1供給位置P1において、待機位置から作業位置まで移動し、吸着力を発生させてシート状の第1電極要素10を保持する保持作業を行う。吸着部38は、第2供給位置P2において、待機位置から作業位置まで移動し、吸着力を発生させてシート状の第2電極要素20を保持する保持作業を行う。吸着部38は、各電極要素10,20を周方向に搬送している間、吸着力を発生させ続ける。また、吸着部38は、積層位置Sにおいて、待機位置から作業位置まで降下し、吸着力を消失させて各電極要素10,20の保持を解除する(すなわち、各電極要素10,20を解放する)積層作業を行う。
図1および図3を参照して、第1コンベア6および第2コンベア8について説明する。第1コンベア6は、たとえば水平に延びる搬送面を有するベルトコンベアであり、搬送面上に載置された第1電極要素10を搬送方向D1に搬送する。第1電極要素10が供給される第1供給位置P1は、たとえば、第1コンベア6の搬送方向D1における下流側の端部に設けられる。第1コンベア6は、第1供給位置P1に第1電極要素10が位置したときに停止するよう間欠的に移動してもよいし、連続的に移動してもよい。第1コンベア6の搬送面は、水平に延びる場合に限られず、水平面に対して傾斜していてもよい。搬送方向D1は、直線状であってもよいが、曲がっていてもよい。第1コンベア6の搬送面は、水平面に沿って延びる周回軌道をなしてもよい。
第2コンベア8は、たとえば水平に延びる搬送面を有するベルトコンベアであり、搬送面上に載置された第2電極要素20を搬送方向D2に搬送する。第2電極要素20が供給される第2供給位置P2は、たとえば、第2コンベア8の搬送方向D2における下流側の端部に設けられる。第2コンベア8は、第2供給位置P2に第2電極要素20が位置したときに停止するよう間欠的に移動してもよいし、連続的に移動してもよい。第2コンベア8の搬送面は、水平に延びる場合に限られず、水平面に対して傾斜していてもよい。搬送方向D2は、直線状であってもよいが、曲がっていてもよい。第2コンベア8の搬送面は、水平面に沿って延びる周回軌道をなしてもよい。
上記したように、第1供給位置P1および第2供給位置P2は、いずれも回転ピッカー30の回転軸線Cを中心とする同一円周上に位置している。言い換えれば、第1供給位置P1および第2供給位置P2は、吸着部38の通過経路の下方に位置する。第1供給位置P1は、積層位置Sを基準として、第2供給位置P2よりも回転方向D3の上流側に位置する。なお、第2電極要素20が供給される第2供給位置P2が、積層位置Sを基準として、第1電極要素10が供給される第1供給位置P1よりも回転方向D3の上流側に位置してもよい。
第1供給位置P1は、たとえば、積層位置Sに対して周方向に180度(回転軸線Cを中心とする中心角として)離れて配置されている。ある1つの吸着部38が積層位置S上に位置するときに、その吸着部38とは回転軸線Cに関して反対側にある他の吸着部38が、第1供給位置P1上に位置する。
搬送方向D1は、回転軸線Cを中心とする円周の第1供給位置P1における接線の方向に沿っている。第1コンベア6上には、金属箔12の長辺が搬送方向D1に向けられるように第1電極要素10が載置されており、タブ部14は、搬送方向D1に垂直な方向に突出する。より詳細には、第1電極要素10が第1供給位置P1に到達したとき、タブ部14は、回転軸線Cを中心とする円の径方向内方に向けて突出するようになっている。なお、この場合、搬送方向D1は、その円の径方向に垂直であるが、搬送方向D1は、当該径方向に平行であってもよいし、鈍角をなしてもよい。第1電極要素10は、第1供給位置P1に到達したときにタブ部14がその円の径方向外方に向けて突出するように載置されてもよいし、他の向きに向けられてもよい。
第2供給位置P2は、たとえば、積層位置Sに対して周方向に72度(回転軸線Cを中心とする中心角として)離れて配置されている。ある1つの吸着部38が積層位置S上に位置するときに、回転方向D3の上流側におけるその吸着部38の2つ隣りの他の吸着部38が、第2供給位置P2上に位置する。また、第2供給位置P2と第1供給位置P1との関係に関して説明すると、ある1つの吸着部38が第2供給位置P2上に位置するときに、回転方向D3の上流側におけるその吸着部38の3つ隣りの他の吸着部38が、第1供給位置P1上に位置する。
搬送方向D2は、回転軸線Cを中心とする円周の第2供給位置P2における接線の方向に沿っている。第2コンベア8上には、金属箔22の長辺が搬送方向D2に向けられるように第2電極要素20が載置されており、タブ部24は、搬送方向D2に垂直な方向に突出する。より詳細には、第2電極要素20が第2供給位置P2に到達したとき、タブ部24は、回転軸線Cを中心とする円の径方向内方に向けて突出するようになっている。なお、この場合、搬送方向D2は、その円の径方向に垂直であるが、搬送方向D2は、当該径方向に平行であってもよいし、鈍角をなしてもよい。第2電極要素20は、第2供給位置P2に到達したときにタブ部24がその円の径方向外方に向けて突出するように載置されてもよいし、他の向きに向けられてもよい。
上記した配置により、第1電極要素10および第2電極要素20は、いずれも長辺(タブ部が設けられた一辺)が半径方向に垂直となる姿勢で、吸着部38によって吸着保持され、回転方向D3に搬送される。よって、積層位置S上に到達する第1電極要素10および第2電極要素20は、同じ向き・姿勢で解放され、積層される。図1に示されるように、第1電極要素10および第2電極要素20の長辺は揃っており、長辺に対してタブ部14およびタブ部24が設けられた位置が異なることで、タブ部14およびタブ部24は長辺の方向に離間する。
電極積層装置1では、複数の供給位置(第1供給位置P1および第2供給位置P2)が設けられ、複数の搬送部(第1コンベア6および第2コンベア8)が設けられている。この場合、複数の搬送部は、互いに回転対称となるように設けられ得る。各搬送部において同じ向き・姿勢で各電極要素が載置されるようにすることで、各供給位置において、各電極要素の向き・姿勢は、互いに回転対称となる。
積層位置Sに配置される積層ステージ4は、たとえば搬出コンベア40上に載置される、第1電極要素10及び第2電極要素20を積層するための、平板状の治具である。積層ステージ4は、第1電極要素10および第2電極要素20を交互に(所定の順序で)受け取り、積層させる。搬出コンベア40は、たとえばベルトコンベアであり、積層位置Sから径方向外方に延びている。搬出コンベア40は、積層完了後の積層体を電極積層装置1の外部に搬出する。なお、このような搬出コンベア40が設けられる場合に限られない。積層ステージ4を支持する支持部が設けられ、その支持部が移動することで積層完了後の積層体を搬出する態様であってもよい。積層ステージ4上の積層体を保持または把持して搬出するピッカー等が設けられてもよい。
本実施形態の電極積層装置1では、搬送部34すなわち吸着部38の個数は、10個であり、電極要素10,20の供給位置の個数(すなわち第1供給位置P1および第2供給位置P2;2個)と積層位置の個数(すなわち積層ステージ4;1個)との和より大きくなっている。電極要素の供給箇所よりも多くの吸着部38を備えることで、回転ピッカー30が1回転する間に、より多くの電極要素を搬送することができるようになっている。
電極積層装置1は、制御部60(回転制御手段)を更に備えている。制御部60は、たとえばCPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を含むコンピュータにより構成されている。制御部60は、動力部52を制御することにより、回転軸部32の回転を制御する。つまり、制御部60は、回転軸部32の回転を制御する回転制御手段として機能する。また、制御部60は、各コンベア6,8,40、各伸縮部37、各吸着部38、第1コンベア6、および第2コンベア8等を制御する。
電極積層装置1の動作について説明する。第1コンベア6には、図示しない負極供給装置によって、第1電極要素10が供給され、搬送面上に載置される。第2コンベア8には、図示しない正極供給装置によって、第2電極要素20が供給され、搬送面上に載置される。このとき、図1に示されるように、矩形状の金属箔の長辺(タブ部が設けられた一辺)が搬送方向D1,D2に向けられるように、電極要素10,20がそれぞれ載置される。
制御部60は、回転ピッカー30を制御し、回転ピッカー30の各吸着部38に第1電極要素10および第2電極要素20が交互に保持されるよう、回転ピッカー30の回転、伸縮部37の伸縮、吸着部38による吸着動作を行わせる。制御部60は、回転ピッカー30による吸着動作および吸着タイミングに合わせて、第1コンベア6および第2コンベア8を制御し、第1供給位置P1および第2供給位置P2に各電極要素10,20を供給する。制御部60は、積層位置S上に到着した搬送部34を制御し、伸縮部37の伸縮および吸着部38による解放動作を行わせる。
図3の(a)〜(c)は、回転ピッカー30の回転に伴う各電極要素10,20の搬送および積層状況を示す平面図である。図3の各図においては、各吸着部38の位置の変化を容易に理解できるよう、各アーム部36に、時計回りに1〜10の連番が付されている。以下の説明では、吸着部38を「1番の(n番の)吸着部38」等と呼ぶ。また、図3の各図において、破線の円は、当該円で囲まれた箇所において各電極要素10,20の取得または解放(積層)が行われていることを示す。
図3(a)に示されるように、積層位置S上に、第2電極要素20を保持した1番の吸着部38が到着するとき、積層ステージ4の最上面には、既に第1電極要素10が載置されている。その第1電極要素10は、積層位置Sを通過した10番の吸着部38によって解放および載置された電極要素である。制御部60は、伸縮部37および吸着部38を制御して、吸着部38に保持された第2電極要素20を解放し、第1電極要素10上に積層させる。このとき、制御部60は、6番の吸着部38を制御して、その吸着部38に第1供給位置P1にある第1電極要素10を吸着保持させる。制御部60は、3番の吸着部38を制御して、その吸着部38に第2供給位置P2にある第2電極要素20を吸着保持させる。また、このとき、2番の吸着部38および4番の吸着部38には、第1電極要素10がそれぞれ吸着保持されている。5番の吸着部38には、何も吸着保持されていない。
続いて、制御部60は、回転ピッカー30を制御して、回転ピッカー30を36度だけ回転および停止させる。これに応じて、制御部60は、第1コンベア6および第2コンベア8の搬送面を進行させる。図3(b)に示されるように、積層位置S上に、第1電極要素10を保持した2番の吸着部38が到着するとき、積層ステージ4には、上述の第2電極要素20が載置されている。制御部60は、伸縮部37および吸着部38を制御して、吸着部38に保持された第1電極要素10を解放し、第2電極要素20上に積層させる。このとき、3番の吸着部38には、上述の第2電極要素20が吸着保持されている。4番の吸着部38および6番の吸着部38には、上述の第1電極要素10がそれぞれ吸着保持されている。5番の吸着部38には、何も吸着保持されていない。
また、このとき、制御部60は、第1供給位置P1上にある7番の吸着部38に対しては、吸着動作を行わせず、その吸着部38は、第1供給位置P1上を通過するのみである。制御部60は、第2供給位置P2上にある4番の吸着部38に対しては、吸着動作を維持したままとし、その吸着部38は、第1電極要素10を吸着保持したまま第2供給位置P2上を通過する。
続いて、制御部60は、回転ピッカー30を制御して、回転ピッカー30を36度だけ回転および停止させる。これに応じて、制御部60は、第1コンベア6および第2コンベア8の搬送面を進行させる。図3(c)に示されるように、積層位置S上に、第2電極要素20を保持した1番の吸着部38が到着するとき、制御部60は、上述した図3(a)の場合と同じ制御を行い、各吸着部38を動作させる。
制御部60は、以上の制御および動作を繰り返すことで、積層ステージ4上に第1電極要素10および第2電極要素20を交互に積層する。制御部60は、回転ピッカー30を回転方向D3に回転させながら、それぞれの吸着部38によって所定の順序で電極要素10,20を搬送させ、それぞれの吸着部38が積層位置S上に到達する度に、当該吸着部38に吸着保持された電極要素10または20を解放して、積層ステージ4上に積層させる。この一連の動作において、制御部60は、回転ピッカー30を36度ずつ回転および停止させ、回転ピッカー30が停止している間に、積層位置S上の吸着部38によって電極要素10または20を積層させる。
図3(a)〜(c)から明らかなように、電極積層装置1による積層動作では、第2供給位置P2と積層位置Sとの間に位置する吸着部38は、常に、第1電極要素10または第2電極要素20を吸着保持している。隣り合う吸着部38において、吸着保持する電極要素の種類は異なっている。積層位置S上の吸着部38は、常に、第1電極要素10または第2電極要素20を解放し、積層させている。言い換えれば、吸着部38は、何もせずに積層位置S上を通過することはなく、必ず積層作業を行っている。積層位置Sと第1供給位置P1との間に位置する吸着部38(積層位置Sと第1供給位置P1を含まず、これらの中間に位置する4個の吸着部38)は、常に、何も吸着保持していない。また、全10個の吸着部38のうち、5個の吸着部38が、第1電極要素10を専ら吸着保持しており、他の5個の吸着部38が、第2電極要素20を専ら吸着保持している。
以上説明した本実施形態の電極積層方法および電極積層装置1によれば、複数の吸着部38を有する回転ピッカー30は、回転方向D3に回転する間、それぞれの吸着部38によって所定の順序で電極要素10,20を搬送する。そして、それぞれの吸着部38が積層位置S上に到達したときに、当該吸着部38に吸着保持された電極要素10,20を解放して積層する。このように、電極要素10,20をいったん吸着保持したら、積層位置Sに到達するまでは、その保持状態を保っており、その間に電極要素10,20を解放することはない。よって、吸着部38に対する電極要素10,20の位置ずれが低減され、積層位置Sにおいて、電極要素10,20が精度良く積層される。さらには、それぞれの吸着部38が積層位置S上に到達する度に電極要素10,20を積層するため、積層位置S上を通過する吸着部38は、毎回、(何もせずに通過することなく)電極要素10,20を積層していく。よって、積層作業の作業時間に無駄がなく、電極要素10,20の積層速度(回転ピッカー30の1回転あたりの積層枚数)が高められている。その結果として、積層体をより短時間で完成させることができる。
上記特許文献1に記載された従来の技術では、負極吸着パッドが積層ステージ上に2回到達するうちの1回において、負極およびセパレータが積層される。同様に、正極吸着パッドが積層ステージ上に2回到達するうちの1回において、正極およびセパレータが積層される。言い換えれば、積層ステージに着目した場合、2回に1回は、積層ステージに何も積層されない。このように、積層ステージに何も積層されない時間があるため、待ち時間(付随作業時間)が発生してしまっていた。また、セパレータが2回吸着および解放されるため、積層ステージ上に積層される電極要素の位置にばらつきが生じ得る傾向にあった。さらには、セパレータが2回吸着および解放されることで、その間に異物を拾ってくるリスクがあった。
本実施形態の電極積層方法および電極積層装置1によれば、そのような位置精度の低下の可能性や異物を拾うリスクが低減されており、電極要素10,20を精度良く積層することができる。
また、回転ピッカーを、36度ずつ回転および停止させるため、積層位置S上に吸着部38が到達する度に、回転ピッカー30が停止する。そして、回転ピッカー30が停止している間に、電極要素10,20を積層する。よって、電極要素10,20の吸着保持および積層が確実かつ容易に実施される。さらには、電極要素10,20を吸着保持する際の位置精度も高められている。
また、吸着部38の個数は、10個と多くなっている。よって、回転ピッカー30が1回転する間に、小刻みに電極要素10,20が取得され、しかも電極要素10,20の積層回数が多くなっている。これにより、積層速度がより一層高められている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。
たとえば、図4(a)に示されるように、3個の吸着部38を有する回転ピッカー30Aが用いられた電極積層装置1Aであってもよい。この場合、積層位置S、第1供給位置P1、および第2供給位置P2は、回転軸線Cを中心として周方向に120度ずつ離間するように配置される。制御部60は、回転ピッカー30Aを120度ずつ回転させる。電極積層装置1Aによっても、吸着部38が積層位置S上に位置する度に電極要素10,20が積層され、電極要素10,20が精度良く積層される。また、電極要素10,20の積層速度が高められる。なお、この場合、個々の吸着部38に着目すると、吸着部38は、第1電極要素10および第2電極要素20を交互に吸着保持する。
図4(b)に示されるように、4個の吸着部38を有する回転ピッカー30Bが用いられた電極積層装置1Bであってもよい。この場合、第1供給位置P1および積層位置Sは、平面視した場合の時計回りに、回転軸線Cを中心として周方向に180度離間するように配置される。積層位置Sおよび第2供給位置P2、第2供給位置P2および第1供給位置P1は、平面視した場合の時計回りに、回転軸線Cを中心として周方向に90度ずつ離間するように配置される。制御部60は、回転ピッカー30Bを90度ずつ回転させる。電極積層装置1Bによっても、吸着部38が積層位置S上に位置する度に電極要素10,20が積層され、電極要素10,20が精度良く積層される。また、電極要素10,20の積層速度が高められる。なお、この場合、個々の吸着部38に着目すると、回転軸線Cを中心に180度の位置関係にある2個の吸着部38が、第1電極要素10を専ら吸着保持し、回転軸線Cを中心に180度の位置関係にある他の2個の吸着部38が、第2電極要素20を専ら吸着保持する。
図4(c)に示されるように、5個の吸着部38を有する回転ピッカー30Cが用いられた電極積層装置1Cであってもよい。この場合、第2コンベア8によって、金属箔22およびタブ部24を有し、セパレータによって包まれていない正極からなる第2電極要素20Aが搬送されてもよい。積層位置Sおよび第1供給位置P1の間に、個片のセパレータ26Aを第3供給位置P3に供給するためのセパレータ供給コンベア71が設けられてもよい。第1供給位置P1および第2供給位置P2の間に、個片のセパレータ26Aを第4供給位置P4に供給するためのセパレータ供給コンベア72が設けられてもよい。この場合、積層位置Sおよび第1供給位置P1〜第4供給位置P4は、回転軸線Cを中心として周方向に72度ずつ離間するように配置される。制御部60は、回転ピッカー30Cを72度ずつ回転させる。電極積層装置1Cによっても、吸着部38が積層位置S上に位置する度に電極要素10,20A,26Aが積層され、電極要素10,20A,26Aが精度良く積層される。また、電極要素10,20A,26Aの積層速度が高められる。
さらには、上記した変形態様に限られず、搬送部34(すなわち吸着部38)の個数は、複数であれば何個であってもよい。吸着部38の個数が多い方が積層速度(回転ピッカー30が1回転する間の積層枚数)を高めることができるが、隣り合う搬送部34の間隔(中心角)があまりに小さいと、吸着部38同士が干渉してしまうといった問題が生じ得る。吸着部38同士の干渉を避けるためにアーム部36を長くすると、電極積層装置1の接地面積が増大し、装置が大型化する。このように、吸着部38の個数と電極積層装置1のサイズとはトレードオフの関係にあるので、これらを状況・条件に応じて適切に設定すればよい。なお、吸着部38の個数は、偶数個であってもよく、奇数個であってもよい。
複数の搬送部34は、アーム部36を有する態様に限られない。たとえば、図5に示されるように、回転軸線Cを中心に回転する回転板部39が設けられ、回転板部39の周縁部に等間隔に配置された複数の搬送部34D(図示される例では6個)を有する回転ピッカー30Dを用いてもよい。この場合、搬送部34Dのそれぞれは、伸縮部37Dおよび吸着部38Dを有する。
供給位置は、上記した態様に限られない。複数の供給位置が設けられる場合、ある1つの吸着部38が積層位置S上に位置するときに、他の複数の吸着部38が、電極要素の供給位置上に位置するように設定されていればよい。供給位置は、積層位置S(積層ステージ4)に対して、360度を供給部の個数で除した角度の整数倍の角度で離間するように設定されればよい。
供給位置は1つであってもよい。1つの供給部のみが設けられる場合、その供給部によって、複数の種類の電極要素が混載され、所定の順序で搬送され得る。
複数の積層位置が設けられてもよい。その場合、第1積層位置よりも回転方向D3の上流側であって、第2積層位置よりも回転方向D3の下流側に、複数種類の電極要素を供給するための供給部が設けられる。さらに、第2積層位置よりも回転方向D3の上流側であって、第1積層位置よりも回転方向D3の下流側に、複数種類の電極要素を供給するための供給部が設けられる。
積層位置は、積層ステージに限定されない。例えば、搬出コンベアのコンベアベルト上にて直接積層を行い、積層位置としてもよい。この場合、積層完了後に搬出コンベアを駆動し、積層体を搬出すればよく、積層ステージを定位置に戻す必要も無い。
制御部60は、吸着部38が積層位置Sおよび供給位置P1,P2上に位置する度に、回転ピッカーを停止させる態様に限られない。制御部60は、回転ピッカーを連続的に回転させてもよい。その場合、供給位置P1,P2におけるコンベア6,8の速度と、吸着部38の速度(各搬送部34の周速度)とが等しくされることで、相対速度がゼロとなるように各機器が制御されてもよい。
1、1A〜1C…電極積層装置、4…積層ステージ(積層部)、6…第1コンベア(供給部)、8…第2コンベア(供給部)、10…第1電極要素(電極要素)、20…第2電極要素(電極要素)、26…セパレータ(電極要素)、26A…個片のセパレータ、30、30A〜30C,30D…回転ピッカー、38,38D…吸着部、60…制御部、71,72…セパレータ供給コンベア(供給部)、C…回転軸線、D3…回転方向(一方向)、P1…第1供給位置(積層位置)、P2…第2供給位置(積層位置)、S…積層位置。

Claims (4)

  1. 回転軸線を中心に所定の一方向に回転可能であると共に、前記回転軸線に対して周方向に等間隔に配置された複数の吸着部を有する回転ピッカーを用い、前記吸着部の通過経路の下方に位置する供給位置に供給されるいずれもシート状の第1電極要素および第2電極要素を吸着保持し、前記回転ピッカーの回転により前記第1電極要素および前記第2電極要素を前記周方向に搬送し、前記通過経路の下方に位置する積層位置において前記第1電極要素および前記第2電極要素交互に積層する電極積層方法であって、
    前記吸着部の個数は、前記供給位置の個数と前記積層位置の個数との和より大きく、
    前記積層位置上に前記吸着部が位置するときに、前記供給位置上に他の前記吸着部が位置し、
    前記回転ピッカーを前記一方向に回転させながら、それぞれの前記吸着部によって前記第1電極要素および前記第2電極要素を交互に搬送し、
    それぞれの前記吸着部が前記積層位置上に到達する度に、当該吸着部に吸着保持された前記第1電極要素または前記第2電極要素を解放して積層する、電極積層方法。
  2. 前記吸着部の個数は偶数である、請求項1に記載の電極積層方法。
  3. 前記回転ピッカーを、360度を前記吸着部の個数で除した角度ずつ回転および停止させ、前記回転ピッカーが停止している間に、前記積層位置上の前記吸着部によって前記第1電極要素または前記第2電極要素を積層する、請求項1または2に記載の電極積層方法。
  4. 回転軸線を中心に所定の一方向に回転可能であると共に、前記回転軸線に対して周方向に等間隔に配置された複数の吸着部を有し、いずれもシート状の第1電極要素および第2電極要素を吸着保持して前記周方向に搬送する回転ピッカーと、
    前記吸着部の通過経路の下方に位置する供給位置に前記第1電極要素および前記第2電極要素を供給する供給部と、
    前記通過経路の下方に位置する積層位置において、前記回転ピッカーの前記吸着部から前記第1電極要素および前記第2電極要素交互に受け取って積層させる積層部と、
    前記回転ピッカーにおける回転および吸着・解放を制御する制御部と、を備え、
    前記吸着部の個数は、前記供給位置の個数と前記積層位置の個数との和より大きく、
    前記供給部および前記積層部は、前記積層位置上に前記吸着部が位置するときに、前記供給位置上に他の前記吸着部が位置するように構成されており、
    前記制御部は、
    前記回転ピッカーを前記一方向に回転させながら、それぞれの前記吸着部によって前記第1電極要素および前記第2電極要素を交互に搬送させ、
    それぞれの前記吸着部が前記積層位置上に到達する度に、当該吸着部に吸着保持された前記第1電極要素または前記第2電極要素を解放して積層させる、電極積層装置。
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