JP6634893B2 - 積層装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積層装置に関する。
積層型二次電池の電極組立体は、多数の正極、負極、及びセパレータを積層することで形成されている。このような電極組立体を製造するために、電極を積層する積層装置が用いられる。積層装置において、特に積層の高速化を意図したものとして、重力による落下又は滑走を利用したものが提案されている。
従来、例えば特許文献1に記載されている積層装置が知られている。この積層装置は、シート状体である電極を供給する供給機構と、この供給機構の下方に位置して、供給機構から供給された電極を、重力を利用して所定の位置に落下移動させる落下移動手段と、この落下移動手段の下方に配置されて、落下移動手段の排出部から排出された電極を順次所定の位置に案内して積層させる案内積層手段とを備えている。案内積層手段は、積層体が載置される底壁と、この底壁に対して垂直に突設される立壁とを有している。
また、特許文献2に記載されている積層装置も知られている。この積層装置は、正極板シートと負極板シートとを、搬送ベルトにより間隔を隔てながら連続して搬送し、集積部の筐体内に供給する。集積部は、水平面に対し角度αだけ傾いており、供給された正極板シート及び負極板シートが衝突する側壁と、落下してくるシートを支持する支持基板とを備える。
特開2012−91372号公報 特開2014−179304号公報
上記した従来技術にて、特許文献1では、案内積層手段への電極の供給手段が重力による落下(滑走)であるため、積層速度をさらに高速化することは難しい。特許文献2では、搬送ベルトによって、集積部への電極(正極板シート、負極板シート)の供給速度を調節できるので、高速化はより容易である。ところで、特許文献2では、筐体に形成された側壁によって、搬送ベルトから放出されてきた正極板シート及び負極板シートの位置決めをする構成となっている。より具体的には、搬送ベルトから放出された正極板シート及び負極板シートは、側壁に衝突後、支持基板上に順次落下することによって積層される。このとき、正極板シート及び負極板シートの落下姿勢は、シートごとに異なることになる。例えば、新たに落下したシートが既に積層しているシートに対して、側壁との摩擦により、その一端が部分的に浮き上がった状態で積層することがある。これにより、シート同士の間に間隙が生じるなど、シートの積層精度が低下する虞がある。
また、このような積層精度の低下は、側壁衝突後の落下距離が短くても起こり得る。例えば、搬送ベルトによりシートが高速で供給されると、側壁に衝突したシートは一旦バウンドした後、傾斜に従い再度側壁で位置決めされる。バウンドの有無及び状態はシートにより異なり、一旦バウンドしたシートは、部分的に浮き上がった状態で積層されることがある。特許文献2では、このようなずれに対し、振動を与えて解消することが提案されているが、シートの積層枚数が多く、またシートの表面状態により強い摩擦力が作用している場合、一旦積層された後にずれを解消するのは、容易ではない。
本発明の目的は、シート状体の積層精度を向上させることができる積層装置を提供することである。
本発明の一態様に係る積層装置は、シート状体を構成するシートが水平面に対して傾斜して積層される積層台を有する積層部と、シートを積層部に向けて水平方向に搬送する搬送部と、搬送部によって積層部に搬送されたシートの姿勢を軸周りに傾斜させる回転基軸とを備え、回転基軸は、搬送されたシートが、積層台、又は、積層台に積層済みのシートと当該回転基軸との両方に接触し、且つ、接触状態におけるシートの水平面に対する傾斜角が積層台の水平面に対する傾斜角以上となるように配置されている。
このような積層装置では、シート状体を構成するシートが、搬送部によって搬送されて、積層台に順次積層される。そして、積層台に積層されるときのシートは、回転基軸の軸周りに傾斜された姿勢となっている。ここで、回転基軸は、積層台の傾斜角以上にシートが傾斜するように配置されている。そのため、搬送されたシートは、その傾斜方向の上端側が回転基軸に接したまま、その下端が積層済みのシートに接した状態を経てから、積層台に積層される。これにより、積層台に搬送されるときのシートは、積層台の傾斜角よりも大きく傾斜した一定の姿勢に保たれるので、シートの下端側が浮き上がることが抑制される。したがって、シート状体の積層精度を向上させることができる。
また、回転基軸は、積層台に積層済みの最上層のシートを傾斜方向に沿って上側に延長した仮想面よりも積層方向について上方に位置している構成でもよい。この構成によれば、積層済みのシート数が増加した場合であっても、新たに搬送されたシートを積層台の傾斜角よりも大きく傾斜した一定の姿勢に保つことができる。
また、回転基軸は、仮想面からの距離が一定以上となるように、積層台に積層済みのシート数に応じて、積層台に対して相対的に移動可能である構成でもよい。この場合、積層済みのシート数が増加した場合であっても、新たに搬送されるシートをより確実に一定の姿勢に保つことができる。
一態様の積層装置によれば、シート状体の積層精度を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部構成を示す断面図である。 図1のII−II線断面図である。 図2に示されたセパレータ付き正極及び負極の平面図である。 本発明の実施形態に係る積層装置を示す正面図である。 図4に示された積層装置の平面図である。 図4に示された積層装置の側断面図(図5のVI−VI線概略断面図)である。 積層装置の側断面図であり、シートの積層経過を説明するための図である。 変形例に係る積層装置の側断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、図面において、同一または同等の要素には同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る積層装置を適用して製造される蓄電装置の内部構成を示す断面図である。図2は、図1のII−II線断面図である。図3は、図2に示されたセパレータ付き正極及び負極の平面図である。各図において、蓄電装置1は、積層型の電極組立体を有するリチウムイオン二次電池である。
蓄電装置1は、例えば略直方体形状をなすケース2と、このケース2内に収容された電極組立体3とを備えている。ケース2は、例えばアルミニウム等の金属により形成されている。ケース2の内部には、図示はしないが、例えば非水系(有機溶媒系)の電解液が注液されている。ケース2上には、正極端子4及び負極端子5が互いに離間して配置されている。正極端子4は、絶縁リング6を介してケース2に固定され、負極端子5は、絶縁リング7を介してケース2に固定されている。また、図示はしないが、電極組立体3の外周が絶縁フィルムに覆われることで、ケース2内側の側面及び底面との間に絶縁フィルムが配置されており、絶縁フィルムによってケース2と電極組立体3との間が絶縁されている。図1では便宜上、電極組立体3の下端とケース2の底面との間には僅かな隙間が設けられているが、実際には電極組立体3の下端が絶縁フィルムを介してケース2内側の底面に接触している。なお、電極組立体3とケース2との間にスペーサを配置することで、電極組立体3とケース2との間に隙間を形成してもよい。
電極組立体3は、複数の正極8と複数の負極9とが袋状のセパレータ10を介して交互に積層された構造を有している。正極8は、袋状のセパレータ10に包まれている。袋状のセパレータ10に包まれた状態の正極8は、セパレータ付き正極11として構成されている。従って、電極組立体3は、複数のセパレータ付き正極11と複数の負極9とが交互に積層された構造を有している。セパレータ付き正極11及び負極9は、シート状体を構成している。以下の説明において、セパレータ付き正極11及び負極9を総称してシート19という場合がある。
セパレータ10は、図3(a)に示されるように、平面視矩形状を呈している。セパレータ10の横寸法(図示X方向の寸法)は、セパレータ10の縦寸法(図示Y方向の寸法)よりも大きい。正極8は、平面視矩形状の正極本体部8aと、この正極本体部8aと一体化された正極タブ8bとを有している。正極本体部8aの横寸法は、正極本体部8aの縦寸法よりも大きい。正極タブ8bは、正極本体部8aの横方向(長手方向)の一端部近傍の縁から突出した突出部を構成している。そして、正極タブ8bは、セパレータ10を突き抜けている。正極タブ8bは、図1に示されるように、導電部材12を介して正極端子4に接続されている。
負極9は、図3(b)に示されるように、平面視矩形状の負極本体部9aと、この負極本体部9aと一体化された負極タブ9bとを有している。負極本体部9aの横寸法は、負極本体部9aの縦寸法よりも大きい。負極タブ9bは、負極本体部9aの横方向(長手方向)の一端部近傍の縁から突出した突出部を構成している。負極タブ9bは、図1に示されるように、導電部材13を介して負極端子5に接続されている。
正極8は、図2に示されるように、例えばアルミニウム箔からなる金属箔14と、この金属箔14の両面に形成された正極活物質層15とを有している。正極活物質層15は、金属箔14における正極本体部8aの正極タブ8b側の縁部及び正極タブ8bを除いた領域に形成されている。なお、図2では、便宜上正極タブ8bを省略している。正極活物質層15は、正極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。正極活物質としては、例えば複合酸化物、金属リチウムまたは硫黄等が挙げられる。複合酸化物には、例えばマンガン、ニッケル、コバルト及びアルミニウムの少なくとも1つとリチウムとが含まれる。
負極9は、図2に示されるように、例えば銅箔からなる金属箔16と、この金属箔16の両面に形成された負極活物質層17とを有している。負極活物質層17は、金属箔16における負極本体部9aの負極タブ9b側の縁部及び負極タブ9bを除いた領域に形成されている。なお、図2では、便宜上負極タブ9bを省略している。負極活物質層17は、負極活物質とバインダとを含んで形成された多孔質の層である。負極活物質としては、例えば黒鉛、高配向性グラファイト、メソカーボンマイクロビーズ、ハードカーボン、ソフトカーボン等のカーボン、リチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、金属化合物、SiOx(0.5≦x≦1.5)等の金属酸化物またはホウ素添加炭素等が挙げられる。
セパレータ10の形成材料としては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、或いはポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布等が例示される。
以上のように構成された蓄電装置1を製造する際には、まずセパレータ付き正極11及び負極9を作製した後、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層し、積層体を得る。その後、積層体を構成するセパレータ付き正極11及び負極9を固定することで電極組立体3を得る。そして、導電部材12を介して正極8の正極タブ8bを正極端子4に接続するとともに、導電部材13を介して負極9の負極タブ9bを負極端子5に接続した後、電極組立体3をケース2内に収容する。
本実施形態の積層装置は、上記の積層体の形成に係る装置である。図4は、本実施形態に係る積層装置を示す正面図である。図5は、図4に示された積層装置の平面図であり、図6は、図4に示された積層装置の側断面図(図5のVI−VI線概略断面図)である。
各図において、本実施形態の積層装置20は、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層する装置である。積層装置20は、積層部21と、搬送部22及び搬送部23と、衝突壁部24及び衝突壁部25と、回転基軸35とを備えている。
積層部21は、セパレータ付き正極11及び負極9が積層される積層台26と、この積層台26に立設され、セパレータ付き正極11及び負極9を位置決めする位置決め壁27とを有している。
位置決め壁27は、セパレータ付き正極11及び負極9の両側縁に接触して案内し、セパレータ付き正極11及び負極9の両側縁の位置を揃える1対(複数)の側壁部28と、セパレータ付き正極11及び負極9の底縁に接触して案内し、セパレータ付き正極11及び負極9の底縁の位置を揃える底壁部29とを有している。セパレータ付き正極11の底縁は、セパレータ付き正極11における正極タブ8bとは反対側の縁である。負極9の底縁は、負極9における負極タブ9bとは反対側の縁である。なお、側壁部28及び底壁部29は、図示の通り連続的に形成されていてもよいし、或いは間欠的に形成されていてもよい。
積層台26は、底壁部29が下側に位置するように水平面に対して所定の傾斜角θ1で傾斜している(図6参照)。セパレータ付き正極11及び負極9が積層部21に積層された状態では、セパレータ付き正極11及び負極9が水平面に対して積層台26と同じ傾斜角θ1で傾斜して積層台26に載置される。
搬送部22は、セパレータ付き正極11を積層部21に向けて水平方向に搬送する。搬送部22は、セパレータ付き正極11が載置される搬送面22aを有している。搬送部23は、積層部21を挟んで搬送部22と対向するように配置され、負極9を積層部21に向けて水平方向に搬送する。搬送部23は、負極9が載置される搬送面23aを有している。搬送面22a,23aは、互いに面一となっている。なお、ここでいう水平方向は、完全な水平方向のみならず、水平方向に対して僅かに傾斜した方向も含んでいる。搬送部22,23は、ベルトコンベアである。搬送部22,23は、駆動プーリ30及び従動プーリ31に架け渡されたベルト32を有している。駆動プーリ30は、モータ(図示せず)によって回転駆動される。なお、搬送部22,23としては、特にベルトコンベアに限られず、ローラコンベア等であってもよい。
衝突壁部24,25は、位置決め壁27の各側壁部28とそれぞれ一体化されている。衝突壁部24,25は、各側壁部28上に配置されている。つまり、衝突壁部24,25は、積層台26の上方に配置されている。衝突壁部24,25の上端面は、略水平となるように面取りされているとともに、互いに面一となっている。衝突壁部24,25の上端面の高さ位置は、搬送部22の搬送面22a及び搬送部23の搬送面23aの搬出側端部の高さ位置よりも僅かに低い。
衝突壁部24は、搬送部22から積層部21に向かって搬送部22の延長線上に位置するとともに、積層台26と搬送部23の搬送面23aとの間に配置されている。なお、搬送部22の延長線上とは、搬送部22の搬送面22aにより形成される搬送経路を、水平面における平面視上で延長した線上を意味する。衝突壁部24は、搬送部22により搬送されたセパレータ付き正極11の側縁を衝突させて、当該セパレータ付き正極11を積層部21に落下させる。
衝突壁部25は、衝突壁部24と対向するように搬送部23から積層部21に向かって搬送部23の延長線上に位置するとともに、積層台26と搬送部22の搬送面22aとの間に配置されている。なお、搬送部23の延長線上とは、搬送部23の搬送面23aにより形成される搬送経路を、水平面における平面視上で延長した線上を意味する。衝突壁部25は、搬送部23により搬送された負極9の側縁を衝突させて、当該負極9を積層部21に落下させる。
回転基軸35は、搬送部22,23から積層部21に落下するセパレータ付き正極11及び負極9の姿勢を回転基軸35の軸周りに傾斜させる。回転基軸35は、例えば断面円形をなす棒状体であり、衝突壁部24,25間に架け渡されている。この場合、セパレータ付き正極11及び負極9は、衝突壁部24,25における回転基軸35よりも上方の位置に衝突し、落下する。落下したセパレータ付き正極11及び負極9は、回転基軸35によって傾斜し、積層台26に順次積層される。
図7は、積層装置20の側断面図であり、シート19(セパレータ付き正極11)の積層経過を説明するための模式図である。図7に示されるように、回転基軸35は、搬送されたセパレータ付き正極11が、積層台26に積層済みの負極9と回転基軸35との両方に接触するように配置される。同様に、回転基軸35は、搬送された負極9が、積層台26に積層済みのセパレータ付き正極11と回転基軸35との両方に接触するように配置される。なお、積層台26にセパレータ付き正極11及び負極9が積層されていない場合には、回転基軸35は、搬送されたセパレータ付き正極11又は負極9が積層台26及び回転基軸35の両方に接触するように配置される。すなわち、少なくとも積層台26及び積層台26に搬送済みのシート19から回転基軸35までの最短距離は、シート19における縦寸法よりも短くなっている。
以下の説明において、搬送されたセパレータ付き正極11が、積層台26に積層済みの負極9と回転基軸35との両方に接触した状態、搬送された負極9が、積層台26に積層済みのセパレータ付き正極11と回転基軸35との両方に接触した状態、及び、搬送されたセパレータ付き正極11又は負極9が積層台26及び回転基軸35の両方に接触した状態をいずれも接触状態という。本実施形態では、搬出されたシート19が接触状態をとるので、シート19の天地が逆転することはない。
また、本実施形態における回転基軸35は、搬送されるシート19における縦方向(図3におけるY方向)の重心位置Aよりも正極タブ8b又は負極タブ9b側の位置に配置される。換言すると、搬送されるシート19における縦方向の重心位置Aは、回転基軸35よりもシート19の底縁側に位置している。また、回転基軸35は、積層台26に積層済みの最上層のシート19を傾斜方向に沿って上側に延長した仮想面Bよりも積層方向について上方に位置している。
本実施形態では、例えば積層台26に積層されるシート19の積層予定枚数が決められている。そして、回転基軸35は、シート19が積層予定枚数よりも1枚少なく積層された状態における最上層のシート19に沿った仮想面Bよりも、積層方向について上方に位置している。積層台26に積層されたシート19の枚数に応じて、最上層のシート19の位置は変化するものの、回転基軸35は常に最上層のシート19に沿った仮想面よりも上方に位置することになる。
このような回転基軸35の配置によって、接触状態におけるシート19の水平面に対する傾斜角θ2は、常に積層台26の水平面に対する傾斜角θ1以上となる。なお、図7では説明の簡単のために、シート19が強調されており、積層予定枚数が実際よりも少なくなるように描かれている。また、図示例では、シート19に正極タブ8b又は負極タブ9bが形成されている。そのため、仮想面Bは、正極タブ8b又は負極タブ9bよりも傾斜方向の上方に形成される。すなわち、回転基軸35は、正極タブ8b及び負極タブ9bの端縁よりも傾斜方向の上方側に位置している。
上記の積層装置20を使用して、セパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層する場合は、搬送部22,23を駆動させた状態で、セパレータ付き正極11を搬送部22の搬送面22aに所定のインターバルで順次載置するとともに、負極9を搬送部23の搬送面23aに所定のインターバルで順次載置する。
このとき、セパレータ10の長手方向がセパレータ付き正極11の搬送方向と一致するとともに、正極タブ8bが積層部21に対して奥側に突出し且つ搬送部22の上流側に位置するように、セパレータ付き正極11を搬送部22に載置する(図5参照)。また、負極本体部9aの長手方向が負極9の搬送方向と一致するとともに、負極タブ9bが積層部21に対して奥側に突出し且つ搬送部23の上流側に位置するように、負極9を搬送部23に載置する(図5参照)。
すると、搬送部22によりセパレータ付き正極11が積層部21に向けて所定のインターバルで順次搬送されるとともに、搬送部23により負極9が積層部21に向けて所定のインターバルで順次搬送される。
そして、搬送部22,23から搬出されたシート19は、積層部21の真上に至り、重力により若干落ちた状態で衝突壁部24又は衝突壁部25に衝突して積層部21の積層台26に向けて落下する。このとき、搬出されたシート19は、回転基軸35に接触し、回転基軸35を中心に正極タブ8b又は負極タブ9b側が上方に傾くように傾斜する。そして、シート19は、図7に示されるように、その傾斜方向の上端側が回転基軸35に接触したまま、その底縁が積層済みのシート19に接触した接触状態を経てから、積層済みのシート19の上面を滑るようにして積層台26に積層される。このように、積層台26に搬送されるときのシート19は、その底縁が積層済みのシート19に接触して、積層台26の傾斜角θ1よりも大きく傾斜した一定の姿勢を経てから積層台26に積層されるので、シート19の下端が浮き上がることが抑制される。浮き上がりが抑制されたシート19が積層台26に沿って滑り落ちることによって、シート19の底縁が底壁部29に接触して位置決めされる。したがって、シート19の積層精度を向上させることができる。
また、回転基軸35は、積層台26に積層済みの最上層のシート19を傾斜方向に沿って上側に延長した仮想面Bよりも積層方向について上方に位置している。そのため、積層済みのシート19の数が増加した場合であっても、新たに搬送されたシート19を積層台26の傾斜角θ1よりも大きく傾斜した一定の姿勢に保つことができる。これにより、シート19は、その傾斜方向の上端側が回転基軸35に接触したまま、その下端が積層済みのシート19に接触した状態を採ることができる。
また、本実施形態では、搬送部22,23と共に衝突壁部24,25が対向して配置されている。このため、シート19と衝突壁部24,25との衝突によってシート19の大きなバウンドが生じた場合にも、対向する衝突壁部24,25により、シート19の飛び出しが防止される。
以上、本発明の一実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではない。
例えば上記実施形態では、回転基軸35が側壁部28と一体化された衝突壁部24,25間に架け渡されており、積層台26と回転基軸35との位置関係が固定されている例を示したが、これに限定されない。回転基軸35は、積層台26に対して相対的に移動可能であってもよい。図8は、変形例に係る積層装置の側断面図である。例えば、図8に示される積層装置120は、積層装置20と同様に、積層部121と、搬送部22及び搬送部23と、一対の衝突壁部125と、回転基軸35とを備えている。ここで、積層部121は積層装置20における積層部21に相当し、一対の衝突壁部125は積層装置20における衝突壁部24,25に相当する。
本変形例では、一対の衝突壁部125が側壁部28と分離して形成されており、この一対の衝突壁部125間に回転基軸35が架け渡されている。積層部121は、図示しないアクチュエータ等によって、回転基軸35から仮想面Bまでの距離が一定となるように、積層台26に積層済みのシート19の数に応じて、回転基軸35に対して相対的に移動可能に構成される。例えば、積層部121は、図7に矢印で示されるように、シート19の搬送方向に直交する水平方向に移動するように制御され得る。これにより、積層済みのシート数が増加した場合であっても、回転基軸35と仮想面Bとの位置関係を一定の範囲に保持することができる。そのため、新たに搬送されるシート19をより確実に一定の姿勢に保つことができる。
また、上記実施形態では、回転基軸35が断面円形をなす棒状体である例を示したが、これに限定されない。回転基軸の形状は特に限定されるものではなく、例えば、断面多角形状をなす棒状であってもよく、また、板状であってもよい。
また、上記実施形態では、積層部21において、正極8が袋状のセパレータ10に包まれた状態であるセパレータ付き正極11と負極9とを交互に積層しているが、特にそれには限られず、積層部21において、正極と負極が袋状のセパレータに包まれた状態であるセパレータ付き負極とを交互に積層してもよい。このとき、搬送部22により正極を搬送し、搬送部23によりセパレータ付き負極を搬送する。
また、上記実施形態では、いわゆる横長形状のセパレータ付き正極11と負極9を用いて積層を行ったが、セパレータ付き正極と負極の形状は、特に横長形状に限定されるものではない。例えば、横寸法より縦寸法が長い縦長形状のセパレータ付き正極と負極を用いてもよい。この場合、搬送部上では、セパレータ付き正極と負極の短手方向が、搬送方向と一致する。
また、積層部21において、セパレータ付き正極11と負極9とが予め積層されてなるシート状の電極ユニットを順次積層してもよい。このとき、搬送部22,23により同じ電極ユニットをそれぞれ搬送する。この場合には、3つの搬送部により同じ電極ユニットをそれぞれ搬送してもよい。
また、衝突壁部24の衝突面及び衝突壁部25の衝突面は、衝突壁部24,25の上端面に向かって衝突壁部24,25間の幅を広くするようなテーパ状に形成されてもよい。この場合、衝突壁部24で衝突したセパレータ付き正極11と衝突壁部25で衝突した負極9とが積層部21にスムーズに供給され得る。
また、衝突壁部24の衝突面及び衝突壁部25の衝突面には、緩衝材がそれぞれ装着されてもよい。この場合、シート19が衝突壁部24,25に衝突したときの衝撃が緩和されるため、シート19に与えられるダメージを軽減することができる。
さらに、上記実施形態では、蓄電装置1がリチウムイオン二次電池であるが、本発明は、特にリチウムイオン二次電池には限られず、例えばニッケル水素電池等の他の二次電池、電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンキャパシタ等の蓄電装置における電極の積層にも適用可能である。また、本発明は、特に電極には限られず、シート状体を順次積層する積層装置であれば、適用可能である。
19…シート、20…積層装置、21…積層部、22…搬送部、23…搬送部、26…積層台、27…位置決め壁、28…側壁部、29…底壁部、35…回転基軸、B…仮想面、θ1,θ2…傾斜角。

Claims (3)

  1. シート状体を構成するシートが水平面に対して傾斜して積層される積層台を有する積層部と、
    前記シートを前記積層部に向けて水平方向に搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって前記積層部に搬送された前記シートの姿勢を軸周りに傾斜させる回転基軸とを備え、
    前記回転基軸は、前記搬送部の搬送方向に沿って延伸しており、搬送された前記シートが、前記積層台、又は、前記積層台に積層済みの前記シートと当該回転基軸との両方に接触し、且つ、接触状態における前記シートの水平面に対する傾斜角が前記積層台の水平面に対する傾斜角以上となるように配置されている、積層装置。
  2. 前記回転基軸は、前記積層台に積層済みの最上層の前記シートを傾斜方向に沿って上側に延長した仮想面よりも積層方向について上方に位置している、請求項1に記載の積層装置。
  3. 前記回転基軸は、前記仮想面からの距離が一定以上となるように、前記積層台に積層済みの前記シート数に応じて、前記積層台に対して相対的に移動可能である、請求項2に記載の積層装置。
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