JP6615665B2 - ナックルブラケット及び懸架装置 - Google Patents
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Description
このときインナーブラケット等の第2の部材がダンパに接触する箇所において、ダンパに対して応力集中が生じるときがある。この場合、ダンパ側の強度をより高める必要が生じる。
本発明は、インナーブラケット等の第2の部材がダンパに接触する箇所において、ダンパに対して応力集中が生じにくいナックルブラケット等を提供することを目的とする。
図1は、本実施形態の懸架装置の全体図である。
なお図1では、懸架装置1を構成するものではないが、車輪2とハブ3と駆動軸4とを併せて図示している。
懸架装置1(懸架装置)は、車輪2からの振動を吸収するダンパ10(ダンパ)と、ダンパ10の一端と車輪2を回転可能に接続するナックル30(ナックル)とを接続するナックルブラケット20(ナックルブラケット)と、を備える。
懸架装置1は、ダンパ10と、ナックルブラケット20と、ナックル30と、ロアアーム部40とを備える。
ダンパ10は、例えば、オイルダンパなどの減衰機構と、金属ばね等の弾性部材からなる懸架ばねとを備える。そしてこれらにより路面の凸凹に伴い車輪2が受ける振動を吸収し、車体側に伝わる振動を減少させる。
図示するダンパ10は、シリンダ11と、ピストンロッド12と、スプリングコイル13とを備える。ピストンロッド12の車輪2側端部には、図示しないピストンがシリンダ11内を軸方向に摺動可能に設けられる。そしてピストンがシリンダ11内を摺動するときに、このピストンに設けられた流路やチェック弁を通過するときのオイルの粘性抵抗により振動を減衰させる減衰力が発生する。またスプリングコイル13により生じる弾性力により振動を吸収する。
本実施の形態では、ナックルブラケット20は、締結具Tにより、ダンパ10の車輪2側端部を固定するとともにナックル30の車体側端部を固定することで、ダンパ10とナックル30とを接続する。締結具Tは、例えば、ボルトとナットである。ナックルブラケット20の詳細については、後述する。
ナックル30は、車輪2が取り付けられ駆動軸4からの駆動力を車輪2に伝達するハブ3を接続するボス部31を備える。ボス部31は、ハブ3の軸受3aを介してハブ3と接続し、これにより車輪2を回転可能に接続する。
またナックル30は、ボス部31から上方の車体側に延伸されナックルブラケット20と接続する上部延伸部32と、ボス部31から下方に延伸されロアアーム部40と接続する下部延伸部33とを備える。
ロアアーム41は、車輪2が傾かないように支持する。そしてロアアーム41は、ボールジョイント42を介してナックル30の下部延伸部33と接続する。
次にナックルブラケット20についてより詳しく説明を行なう。
図2は、ナックルブラケット20を説明するための図であり、ナックルブラケット20を図1と同方向から見た図である。
図3は、図2に示すナックルブラケット20をIII方向から見た図である。即ち、図3は、ナックルブラケット20を上方から見た図である。
図4は、インナーブラケット22を図3のIV方向から見た図である。即ち、図4は、インナーブラケット22を図2と同方向から見た図に対応する。
図5は、インナーブラケット22を図4のV方向から見た図である。即ち、図5は、インナーブラケット22を図2のV方向から見た図に対応する。
インナーブラケット22は、図3に示すように、上方から見たときに、第1辺部221と、第2辺部222と、第3辺部223との3辺からなるコの字形状を採る。またインナーブラケット22は、上方から見たときに、四角形の三辺が第1辺部221、第2辺部222、第3辺部223の部材により形成され、残りの一辺が開口部Qとなる形状を採ると言ってもよい。第1辺部221及び第3辺部223は、アウターブラケット21の突出部212の形状に合わせた形状となっている。また第2辺部222の外側の面は、ダンパ10の外周面に沿った形状となっている。そして図4に示すように、第3辺部223のそれぞれの図中上下方向に2箇所のボルト挿入孔22Hが形成される。なお第1辺部221にも同様の位置に2箇所のボルト挿入孔22Hが形成される。
以下、この事項について詳述する。
このうちインナーブラケット22の長さとしてL2で示した場合は、インナーブラケット22の長さをアウターブラケット21の長さとほぼ同じとした場合である。またインナーブラケット22の長さとしてL3で示した場合は、インナーブラケット22の長さをアウターブラケット21の長さより長くした場合である。さらにインナーブラケット22の長さとしてL1で示した場合は、インナーブラケット22の長さをアウターブラケット21の長さより短くした場合である。
Claims (4)
- 車体と車輪との間に設けられ、前記車輪からの振動を吸収するダンパの一端と前記車輪を回転可能に接続するナックルとを接続するナックルブラケットであって、
切欠部を有する円筒形状をなし前記ダンパを固定する円筒部と、前記切欠部から突出し前記ナックルを固定する対となる突出部とを有する第1の部材と、
前記第1の部材の前記対となる突出部に嵌め込まれ、前記第1の部材とともに前記ナックルを固定する、3つの辺部からなるコの字形状の第2の部材と、
を備え、
前記第2の部材は、当該第2の部材が前記ダンパと対向する辺部において、当該ダンパの軸方向車体側の端部以外の箇所では、当該ダンパの形状に沿う曲面形状をなすとともに、当該端部では、当該曲面形状からさらに当該ダンパ側とは逆側に向けて曲がるR形状をなすナックルブラケット。 - 前記第2の部材は、前記ダンパの軸方向から見たときに、前記コの字形状の角部がR形状をなす請求項1に記載のナックルブラケット。
- 車体と車輪との間に設けられ、前記車輪からの振動を吸収するダンパの一端と前記車輪を回転可能に接続するナックルとを接続するナックルブラケットであって、
切欠部を有する円筒形状をなし前記ダンパを固定する円筒部と、前記切欠部から突出し前記ナックルを固定する対となる突出部とを有する第1の部材と、
前記第1の部材の前記対となる突出部に嵌め込まれ、前記第1の部材とともに前記ナックルを固定するコの字形状の第2の部材と、
を備え、
前記第2の部材は、前記ダンパと接触する箇所の端部がR形状をなし、R形状をなす箇所を、前記ナックルを前記第1の部材及び前記第2の部材に固定する締結具を挿入する挿入孔の位置決め部とするナックルブラケット。 - 車体と車輪との間に設けられ、前記車輪からの振動を吸収するダンパと、
前記ダンパの一端と前記車輪を回転可能に接続するナックルとを接続するナックルブラケットと、
を備え、
前記ナックルブラケットは、
切欠部を有する円筒形状をなし前記ダンパを固定する円筒部と、前記切欠部から突出し前記ナックルを固定する対となる突出部とを有する第1の部材と、
前記第1の部材の前記対となる突出部に嵌め込まれ、前記第1の部材とともに前記ナックルを固定する、3つの辺部からなるコの字形状の第2の部材と、
を備え、
前記第2の部材は、当該第2の部材が前記ダンパと対向する辺部において、当該ダンパの軸方向車体側の端部以外の箇所では、当該ダンパの形状に沿う曲面形状をなすとともに、当該端部では、当該曲面形状からさらに当該ダンパ側とは逆側に向けて曲がるR形状をなす懸架装置。
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JP2016060190A JP6615665B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | ナックルブラケット及び懸架装置 |
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JP6615665B2 true JP6615665B2 (ja) | 2019-12-04 |
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