JP6615372B2 - チャック - Google Patents

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Description

本発明は、機械加工用ドリル工具の冶具技術分野に関し、具体的に、チャックに関する。
生産加工活動では、作動機械及び電動ドリルなどの工具を用いてボーリングやミーリングなどの作業を行う際、ボーリングやミーリング溝の精確性を上げるために、ドリルチャックでワークヘッドを挟持して位置決めすることが多い。ドリルチャックには、通常、チャック本体、クランプ爪、ジャケット、及び、ジャケットと固定接続されるナットが設けられ、クランプ爪は、本体内に成形された傾斜孔内に設けられ、本体とジャケットとの相対回転により、ナットとねじ合わされるようにクランプ爪を駆動して、クランプ爪の径方向における伸縮運動を実現することで、ワークヘッドに対する挟持及び解放を達成している。しかしながら、実際の操作では、挟持部の挟持中心にワークヘッドが位置することを確保するために、ワークヘッドの交換中において、多くの場合、作業員は、手又は他の工具でワークヘッドを保持する必要があり、クランプ爪がワークヘッドに一定の力を加えるまで、手を離してはいけないので、非常に不便であり、特に、ワークヘッドの寸法が小さく、クランプ爪の移動距離が大きい場合、作業員は、ワークヘッドを長時間保持し、芯出し及び芯合わせをする必要があり、更に、環境の過酷な屋外作業では、作業員の操作の敏捷性が低下し、ワークヘッドをドリルチャックの挟持部と迅速に位置合わせすることができず、位置合わせを繰り返す必要があり、時間と手間がかかってしまう。モータにより本体を回転駆動してジャケットに対して回転させ、ワークヘッドに対するクランプを実現するという操作モードについては、ジャケットが工具に対して静止し、本体がモータにより駆動されて高速回転するため、ワークヘッドが衝突を受け、そのまま投げ出されて、ワークヘッドを保持している作業員を傷つけやすい。
従来技術において、中国特許文献であるCN100493788Cには、ドリル本体と、3枚のクランプ爪と、ナットとを含む快速プリテンションドリルチャックであって、ドリル本体の後端に、駆動工具の駆動軸と接合される軸方向孔が設けられ、ドリル本体の前端に、ドリルのシャンク部を置くための軸方向孔が設けられており、3枚のクランプ爪が、ドリル本体の3つの等分された傾斜孔内にそれぞれ装着されており、ナットが、ドリル本体の傾斜孔内に装着された3枚のクランプ爪と噛合され、ドリル本体の前端の軸方向孔内に、3枚のばね片が均等に装着され、3枚のばね片が、3枚のクランプ爪の中心線から60度の間隔を空けて分布しており、3枚のばね片の中心が、ドリル本体の前端における軸方向孔の中心軸線に位置し、3枚のばね片の前端が、自然な閉じた形状をなしており、ドリル本体前端の軸方向孔内に、それと固定接続されるスリーブが更に設けられ、3枚のばね片が、スリーブの前端に固定されている快速プリテンションドリルチャックが開示された。ばね片を設けることで、ワークヘッドを交換する際、ワークヘッドの挟持柄を、ばね片によって形成された挟持口に直接挿入することができ、ばね片自身の弾性力によって、ワークヘッドが自然に挟持及び芯出しされ、手でワークヘッドを保持する必要がなくなる。しかしながら、該従来技術には、以下の問題点が残っている。1、該従来技術では、ばね片からワークヘッドへのプリテンション力が小さくて不安定であり、ワークヘッドが交換中に落下しないことを確保できず、2、該従来技術では、設けられたばね片は、自身の弾性による自然閉鎖力を頼りにしてワークヘッドをプリテンションするため、長期使用の際には、ばね片の変形が生じ、弾性変形量が減少し、プリテンション力が低下して、挟持柄の直径寸法の小さいワークヘッドに対して芯出し及びプリテンションすることができなくなる可能性があり、3、該従来技術では、ワークヘッドを着脱する際、ばね片の挟持口の初期状態が自然な閉じた状態であり、且つ、ばね片ドリル本体内に位置するため、ワークヘッドは、ばね片の挟持口に位置合わせされにくく、ワークヘッドの挟持柄の直径寸法が小さい場合には、ワークヘッドの挟持柄を、挟持口と、軸方向孔の孔壁との隙間に挿入されることで、ばね片の芯出し及びプリテンション作用が効かなくなる可能性が高く、ひいては、直ぐに気付かなければ、クランプ爪のロック及び位置決めにより、ワークヘッドが壊されて破断してしまう。
もう1つの中国特許文献であるCN101284378Aには、ワークヘッドがクランプ爪の挟持位置に到達すると、磁力の作用でクランプ爪に吸着固定可能であり、チャック装置から落下しないようにするために、チャック装置の少なくとも1つのクランプ爪に磁石が設けられ、且つワークヘッドの後端にも磁石が設けられている手持式動力工具が開示された。磁石を設けることで、クランプ爪とワークヘッドとの吸着固定作用が強化されているが、該従来技術には、以下の問題点がある。1、クランプ爪に磁石を設けるには、クランプ爪に溝孔を開けておく必要があるため、クランプ爪の強度を低下させやすく、2、体積の小さいクランプ爪に溝孔を開け、磁石を溝孔内に固定するのは、プロセス上で実現しにくく、3、各クランプ爪の挟持面は、いずれも、120度となる尖った角をなしているため、ワークヘッドが挿入されて挟持面の側にあると、ワークヘッドの吸着ずれに繋がりやすく、ワークヘッドの芯出し及び挟持に不利である。
本発明は、従来技術における技術課題を解決するために、操作上の安全を図ったチャックを提供する。
本発明は、次の技術案を採用している。ジャケットと、前記ジャケット内に設けられ、且つ前記ジャケットと相対回転可能であり、延在方向に縦軸線が規定されているチャック本体と、前記チャック本体上で前記縦軸線周りに環状に分布し、且つチャック本体に対して可動に設けられている複数のクランプ爪と、前記ジャケットとクランプ爪との間に設けられ、前記クランプ爪とチャック本体との相対変位を調節するための口径調節構造とを含むチャックであって、少なくとも1つの位置決め部材及び位置決め部材押動構造を更に含み、前記位置決め部材は、前記チャック本体上に設けられ、且つ隣接するクランプ爪の間に位置しており、当前記ジャケットとチャック本体とが相対回転して、前記口径調節構造が、前記クランプ爪を、前記縦軸線に対して互いに近づくように駆動すると、前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材を、前記縦軸線に近づく方向へ移動するように押動し、前記口径調節構造が、前記クランプ爪を、前記縦軸線に対して互いに離れるように駆動すると、前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材を、前記縦軸線から離れる方向へ移動するように押動するチャックである。
更に、チャック本体には、ワークヘッドを装着するのに適した第一軸室が成形されており、前記チャック本体の側壁には、前記第一軸室に連通し、且つ第一軸室周りに環状に分布した複数の第一ガイド孔が成形されており、前記クランプ爪は、それぞれ、前記第一ガイド孔を通して前記第一軸室内に伸入しており、前記チャック本体の側壁には、前記第一軸室に連通する第二ガイド孔が更に設けられており、前記位置決め部材は、前記第二ガイド孔を通して前記第一軸室内に伸入している。
好ましくは、第一軸室の中心線と前記縦軸線とは、同一線上にあり、前記第一ガイド孔と第二ガイド孔とは縦軸線への投影において離間している。
好ましくは、ジャケットがチャック本体に対して第一方向に沿って回転し、前記位置決め部材が、第二ガイド孔から前記第一軸室に伸入し、前記縦軸線に近づく方向へ、前記第一軸室内に挿入されたワークヘッドを正しい位置とするまで移動し、前記クランプ爪が、それぞれ、第一ガイド孔から前記第一軸室に伸入し、前記縦軸線に対して互いに近づくことによって、前記ワークヘッドをクランプする。
好ましくは、位置決め部材は、前記クランプ爪が前記ワークヘッドをクランプする前に、前記ワークヘッドを正しい位置とする。
前記ジャケットがチャック本体に対して第二方向に沿って回転し、前記位置決め部材が前記縦軸線から離れる方向へ移動し、前記クランプ爪が前記縦軸線に対して互いに離れることによって、前記ワークヘッドを解放する。
好ましくは、前記位置決め部材押動構造は、前記チャック本体に周設された第一駆動部材と、前記第一駆動部材のチャック本体に対する回転運動を、第一駆動部材の前記チャック本体の軸方向に沿う往復運動に変換する第一動力伝達構造とを含む。
好ましくは、前記第一動力伝達構造は、第一駆動部材の内面と前記チャック本体の外面との間に設けられたねじ構造を含む。
好ましくは、前記チャックは、第一駆動部材とジャケットとの間に設けられ、前記ジャケットに対する前記第一駆動部材の回転を防止するための位置規制構造を更に含む。前記位置規制構造は、前記第一駆動部材に設けられ、前記第一駆動部材の軸方向に沿って延びる第一ガイド部と、前記ジャケットの内壁に設けられ、前記第一ガイド部と合わしてガイドする第二ガイド部とを含み、前記第一ガイド部及び第二ガイド部の一方は、ガイドレールとして設けられ、第一ガイド部及び第二ガイド部の他方は、ガイドレールと噛合するガイド溝として設けられることが可能である。
好ましくは、前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材に作用して、前記位置決め部材に前記縦軸線から離れる傾向を持たせる第一付勢部材を更に含む。前記第一駆動部材は、傾斜押当面を有し、前記位置決め部材は、前記傾斜押当面に当接する配接部と、第一軸室に伸入するための保持部とを含む。
好ましくは、付勢部材は、前記保持部に周設され、一端が前記チャック本体に当接し、他端が前記配接部の段差面に当接するばねである。
別の代替技術案において、前記位置決め部材押動構造は、位置決め部材と配接する第二駆動部材と、第二駆動部材と配接する第二動力伝達機構とを含み、前記クランプ爪は、選択的に、第二駆動部材に当接して第二駆動部材を移動するように押動するか、又は、第二駆動部材と分離することができ、クランプ爪が前記第二駆動部材に当接して第二駆動部材を移動するように押動すると、前記位置決め部材は、縦軸線から離れるように移動する。
好ましくは、前記位置決め部材押動構造は、前記クランプ爪と第二駆動部材とが分離すると、位置決め部材が縦軸線に近づく方向へ移動する復元力を提供する第二付勢部材を更に含む。前記第二動力伝達機構は、第二駆動部材と配接する動力伝達部材と、チャック本体に対して固定的に設けられている支持部材とを含み、前記第二付勢部材は、動力伝達部材と支持部材との間に設けられている。前記第二付勢部材は、ばねとして設けられ、前記動力伝達部材には、第一当接部が設けられ、前記支持部材には、第一当接部と合わして当て止めするための第二当接部が設けられている。
好ましくは、位置決め部材は、弾性位置決め部材として設けられ、前記弾性位置決め部材の数は、複数個である。前記弾性位置決め部材は、保持部と、前記保持部における前記位置決め部材押動構造から離れる端部に設けられ、ワークヘッドに弾性保持力を提供可能な弾性パッドとを含む。
更に別の代替技術案において、位置決め部材は、磁性位置決め部材として設けられている。前記磁性位置決め部材は、保持部と、前記保持部における前記位置決め部材押動構造から離れる端部に設けられ、ワークヘッドを吸着することでワークヘッドを正しい位置とする磁石とを含む。
前記磁性位置決め部材がワークヘッドを正しい位置とすると同時に、クランプ爪が互いに近づいてワークヘッドをロックする。
好ましくは、位置決め部材の数は、複数個であり、前記位置決め部材と前記クランプ爪との数は、一致するように設けられている。前記位置決め部材と前記クランプ爪とは、それぞれ、ずらして設けられている。
好ましくは、前記口径調節構造は、前記クランプ爪の外壁に成形された雄ねじと、前記ジャケット内に設けられ、前記雄ねじと噛合するナットとを含む。
好ましくは、クランプ爪は、前記チャック本体に傾斜して設けられており、前記ナットの雌ねじ面は、前記クランプ爪の傾きに適合した円錐面である。
ある技術案において、前記ジャケットは、互いに配接する前ジャケット及び後ジャケットを含み、前記ナットは、前記後ジャケットと前記チャック本体との間に設けられている。
好ましくは、前記後ジャケットの内壁には、前記チャック本体を支持する支持リングが設けられている。
好ましくは、前記後ジャケットと前記チャック本体との間には、端面軸受が更に設けられ、前記端面軸受は、一方側が前記ナットに密着して設けられ、他方側にワッシャを設けて位置規制されている。
本発明は、上述した技術案を採用することにより、従来技術におけるドリルチャックの芯出し、プリテンション構造によるプリテンション作用が安定せず、芯出し効果が悪く、操作が安全ではないといった欠陥を克服し、ワークヘッドをドリルチャックへの装着中に別途の人力保持動作を追加することがなく、操作がより便利で安全になり、芯出し効果が精確で信頼性があり、プリテンション力が安定する。
図1は、本発明の第一実施形態によるチャックの立体分解図である。 図2は、図1におけるチャックのジャケットと駆動環とが合わさせる構造模式図である。 図3は、図1に示すチャックの挟持口が閉じ状態にある断面図である。 図4は、図1に示すチャックの挟持口が開き状態にある断面図である。 図5は、図1に示すチャックが、位置決め部材によってワークヘッドを保持しており、クランプ爪によってワークヘッドをクランプしていない状態にある断面図である。 図6は、図1に示すチャックのクランプ爪と位置決め部材が第一軸室に伸入している状態の平面図である。 図7は、本発明の第二実施形態によるチャックの断面図である。 図8は、図7に示す位置決め部材が第一軸室に伸入している平面図である。 図9は、本発明の第三実施形態によるチャックの断面図である。 図10は、図9に示す位置決め部材が第一軸室に伸入している平面図である。 図11は、本発明の第四実施形態によるチャックの立体分解図である。 図12は、図11に示すチャックの挟持口が閉じ状態にある断面図である。 図13は、図11に示すチャックの挟持口が開き状態にある断面図であって、この時、位置決め部材が第一軸室から退出していない。 図14は、図11に示すチャックの挟持口が開き状態にある断面図であって、この時、位置決め部材が既に第一軸室から退出している。
以下、図面を参照して、本発明の技術案を明確且つ完全に説明するが、明らかなことに、説明される実施例は、本発明の一部の実施例であり、全部の実施例ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を払わずに得られた全て他の実施例は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
本発明の説明において、「前」、「後」、「中心」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などの用語で示される方位または位置関係は、図面に示される方位または位置関係に基づくものであり、ただ本発明の説明を容易にし、説明を簡略化するためであり、示される装置や素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造及び操作しなければならないことを示したり暗示するものではないため、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。更に、「第一」、「第二」、「第三」という用語は、説明のためにのみ使用されており、相対的な重要性を示したり暗示するものとして解釈されるべきではない。
本発明において、特に明確な規定や限定がない限り、「装着」、「繋がり」、「接続」という用語は、広義的に理解すべきであり、例えば、固定接続であってもよいし、着脱可能な接続であってもよく、又は、一体になってもよい。そして、機械的な接続であってもよいし、電気的な接続であってもよい。また、直接に接続されてもよいし、中間媒介物を介して間接に接続されてもよい。更に、2つの素子の内部の連通でもよい。当業者にとっては、具体的な状況に基づいて上述した用語の本発明での具体的な意味を理解することが可能である。
また、以下に説明する本発明の各実施形態に係る技術的特徴は、互いに矛盾しない限り、互いに組み合わせることが可能である。
第一実施例
図1〜図4に示すように、本実施形態によるチャック30は、互いに接続される前ジャケット10a及び後ジャケット10bからなるジャケット10と、ジャケット10の内部に位置し、且つジャケット10と相対回転可能であり、縦軸線Xを持つチャック本体6とを有する。チャック本体6の前端には、ワークヘッドを装着するのに適し、その中心線がチャック本体6の縦軸線と同軸に設けられた第一軸室6aが成形されており、チャック本体6の側壁には、第一軸室6aに連通し、且つ第一軸室6a周りに環状をなして均等に分布している複数の第一ガイド孔6bが成形されている。本実施例では、第一ガイド孔6bが3つ設けられている(図1には、1つしか示されていない)が、3つに限定されない。第一ガイド孔6bは、それぞれ、その中を1つのクランプ爪8に伸縮して通過させるためのものである。クランプ爪8の一端は、それぞれ、第一ガイド孔6bから第一軸室6aに伸入し、クランプ爪8の第一軸室6a内に伸入された部分は、共同で、ワークヘッドを挟持する挟持口を形成している。チャック本体6の側壁には、第一ガイド孔6bと連通するガイド凹溝63が傾斜して設けられており、クランプ爪8の他端は、第一ガイド孔6aから伸出し、且つガイド凹溝63内に摺動可能に収容されている。クランプ爪8の外壁には、雄ねじ8aが設けられ、後ジャケット10bの内側には、ナット5が設けられ、ナット5の雌ねじ面は、円錐面になっており、クランプ爪8とナット5とは、ねじ合わされる。ナット5と後ジャケット10bとは、相対回転なしに接続されており、ジャケット10がチャック本体6に対して回転すると、ガイド凹溝63に収容されたクランプ爪8は、ナット5に対して摺動し、即ち、クランプ爪8は、第一ガイド孔6bに沿って往復運動し、更に挟持口を拡大又は収縮させて、第一軸室6aに挿入されたワークヘッドをクランプ又は解放することを可能にする。
ジャケット10内に設けられたナット5と、クランプ爪8の雄ねじ8aとによって、クランプ爪8の挟持口の大きさを調節可能な口径調節構造を形成している。具体的に、チャック本体6に対してジャケット10を回転させると、ジャケット10がナット5を連れて回転させ、ナット5が、クランプ爪8を、第一ガイド孔6a内で往復移動するように駆動し、又は、ジャケット10に対してチャック本体6を回転させると、クランプ爪8が、チャック本体6とともに回転しながら、第一ガイド孔6b内で往復移動する。
チャック本体6の側壁には、第一軸室6aに連通し、その内部に位置決め部材7を収容するための少なくとも1つの第二ガイド孔6cが更に設けられており、本実施例では、第二ガイド孔6cは、第一軸室6a周りに環状をなして均等に分布し、且つ第一ガイド孔6bとずらして設けられており、第二ガイド孔6cの数と第一ガイド孔6bの数とは、一致しており、いずれも、3つであり、第二ガイド孔6cは、第一ガイド孔6bに対して前ジャケット10aに近接して設けられており、第二ガイド孔6cと第一ガイド孔6bとは縦軸線Xへの投影において離間している。
前ジャケット10aとチャック本体6との間には、駆動部材9を含む位置決め部材押動構造が設けられている。本実施例では、駆動部材9は、ラッパ状をなす環、即ち駆動環9になっており、大と小になる2つの開口部を有し、そのうち、小開口部が前ジャケット10aに近接し、大開口部が後ジャケット10bに近接しており、駆動環9は、チャック本体60と同軸に設けられている。図2を参照して、大開口部と小開口部との間には、傾斜押当面9bを有し、位置決め部材7は、一端が第二ガイド孔6c内に挿入され、他端が傾斜押当面9bに当接し、且つ傾斜押当面9bの押当作用で第一軸室6b内に伸入可能である。
ジャケット10と駆動環との間には、位置規制構造が設けられており、具体的に、位置規制構造は、駆動環9に設けられた第一ガイド部と、前ジャケット10aに設けられた第二ガイド部とを含み、そのうち、第一ガイド部が、駆動環9の大開口部の外縁に近接しており、その数として、少なくとも1つ設けられており、第二ガイド部が前ジャケット10aの内壁に対応して設けられている。第一ガイド部及び第二ガイド部の一方は、ガイドレール12として設けられてもよく、第一ガイド部及び第二ガイド部の他方は、ガイドレールと噛合するガイド溝13として設けられてもよい。
図2を参照して、本実施例では、第一ガイド部は、ガイド溝13であり、第二ガイド部は、ガイドレール12であり、ガイド溝13及びガイドレール12の数は、それぞれ、2つであり、且つ180度をなすように正対して設けられている。前ジャケット10aの内壁により多くのガイド溝13が周方向に設けられてもよく、ガイド溝13は、駆動環9をガイド溝13に沿ってその軸方向で上下に往復運動するように制限するために、駆動環9の軸線と平行している。
このように前ジャケット10aと駆動環9とを配接することによって、ジャケット10とチャック本体6とが相対回転すると、駆動環9と前ジャケット10aとが相対回転なしに接続されるようになる。
位置決め部材7は、駆動環9とチャック本体6との間に位置しており、駆動環9における小開口部に近接している内側壁には、雌ねじ9aが設けられ、チャック本体6には、雄ねじ61が設けられており、駆動環9は、チャック本体6に周設され、且つチャック本体6とねじ接続されている。ジャケット10がチャック本体6に対して回転すると、駆動環9は、前ジャケットとともに回転すると同時に、チャック本体6に対してチャック軸線Xの方向に沿って移動する。
位置決め部材7は、駆動環9の傾斜押当面9bに当接する配接部71と、第二ガイド孔6cに伸入して、第一軸室6aへ延びることが可能な保持部72とを含む。配接部71と保持部72との間には、リセット付勢部材が設けられており、配接部71がリセット付勢部材の作用で駆動環9の傾斜押当面9bに近づくようになり、本実施例では、リセット付勢部材がばね14として設けられ、ばね14は、保持部72における第二ガイド孔6cから伸出した部位に周設され、一端が配接部71に当接し、他端がチャック本体6の側壁に当接している。
図3を参照して、ジャケット10が第一方向に沿ってチャック本体6に対して回転すると、前ジャケット10aは、駆動環9を、後ジャケット10bに近づく方向へ移動するように駆動し、駆動環9の移動中には、駆動環9の傾斜押当面9bが位置決め部材7に押当力を作用し、位置決め部材7の配接部71は、押当力の作用で、ばね14の弾性力を克服して、第二ガイド孔6cを介して保持部72を第一軸室6aに送り込み、第一軸室6aに入り込んだ保持部72は、第一軸室6aの中心へ移動する。好ましくは、上述した傾斜押当面9bと第二ガイド孔6cの軸線とは、押当力によって位置決め部材7を第一軸室6a内に押し込むことができるように確保するために、一定の夾角をなしている。ワークヘッドを取り外す際、位置決め部材7は、ばね14の弾性復元力を受けて、傾斜押当面の上への移動に伴って、第二ガイド孔6cに沿って挟持口から離れる方向へリセットするように戻り、ワークヘッド15に対する保持を解放することができる。
図4を参照して、ジャケット10が、第一方向と反対する第二方向に沿ってチャック本体6に対して回転すると、駆動環9は、前ジャケット10aとともに回転すると同時に、後ジャケット10bから離れる方向へ軸方向に沿って移動する。駆動環9の軸方向での移動中には、位置決め部材7の保持部72は、ばね14のリセット作用力で、第一軸室6aから退出する。
更に、図5、図6に示すように、ジャケット10をチャック本体6に対して第一方向に沿って回転させるか、又は、チャック本体6をジャケット10に対して第一方向と反対する第二方向に沿って回転させれば、挟持口の口径が口径調節構造によって収縮され、位置決め部材押動構造によって、位置決め部材7の保持部72が同時に第二ガイド孔6cから第一軸室内6aの中心へ移動し、これにより、第一軸室6a内に挿入されたワークヘッド15を、クランプ爪8によって挟持されるように挟持口の中心に押し出すことができる。同様に、ジャケット10をチャック本体6に対して第一方向と反対する第二方向に沿って回転させるか、又は、チャック本体6をジャケット10に対して第一方向に沿って回転させれば、挟持口の口径がクランプ爪8の後退によって拡大され、位置決め部材7の保持部72が、駆動環9の前移によって、また、ばね14のリセット作用力で、挟持口の中心より第一軸室6aから退出する。
本発明の核心技術案において、ジャケット10とチャック本体6とが相対回転すると、口径調節構造及位置決め部材押動構造が同時に運動するように駆動することができる。位置決め部材押動構造の運動によって、位置決め部材7が、第一軸室6a内に挿入されたワークヘッド15を挟持口の中心に押し出し、即ち、第一軸室6aに挿入されたワークヘッド15を正しい位置とするようになり、口径調節構造の運動によって、クランプ爪8によって形成された挟持口が収縮されるようになり、位置決め部材7によるワークヘッド15への正しい位置とする動作が、クランプ爪8の挟持口がワークヘッド15をロックするまで収縮する前に発生しているため、クランプ爪8は、挟持口の中心にあるワークヘッド15を確実に挟持することができる。
本発明の実施例には、チャックジャケット10内に設けられたワークヘッド保持装置が提供されており、クランプ爪8によるワークヘッド15のロック中に、ワークヘッド15が自動的に正しい位置とされる。これにより、単にクランプ爪8によって挟持する際に生じ得るクランプずれ現象が避けられ、操作の困難性が低減し、ユーザー体験が改善される。
図5に示すように、本発明の実施形態では、位置決め部材7は、弾性位置決め部材7sとして設けられ、その保持部72が弾性保持部であることが好ましく、保持部72における第一軸室内に伸入した端部に弾性パッド72aが設けられることが好ましく、弾性パッド72aは、弾性ゴムパッドであることが好ましい。
図6に示すように、本実施例において、弾性位置決め部材7sの数とクランプ爪8の数が一致し、且つクランプ爪とそれぞれずらして設けられており、3つのクランプ爪8の間、及び、3つの弾性保持部72の間は、周方向でそれぞれ120度をなしている。好ましくは、弾性保持部72は、第二ガイド孔6cから第一軸室6aに伸入した末端部がアーク面として設けられ、1つの円形の保持口が3つのアーク面によって囲まれてなり、保持口と、クランプ爪8によって囲まれてなる挟持口とは、同心している。説明しておきたいのは、弾性位置決め部材7sは、挟持口がロックされる前に、先ずワークヘッド15を挟持口の挟持中心まで保持し、更にクランプ爪8がワークヘッド15をロックすると同時に、弾性ゴムパッドの潰れ変形によって、ワークヘッド15に弾性保持力を加え続ける。
説明しておきたいのは、チャック本体6の後端には、駆動軸を装着するのに適した第二軸室62が更に成形されており、該駆動軸は、ガンドリルの駆動軸であってもよい。駆動軸は、第二軸室62を介してチャック本体6と接続され、機械駆動の下で、チャック本体6を連れて駆動軸と同期に回転させることができる。駆動軸と連動してチャック本体6又はジャケット10が正回転すると、クランプ爪7によってワークヘッド15がロックされ、逆回転すると、ワークヘッド15が解放されるようになる。
また、位置決め部材押動構造は、様々な構造として実現可能であり、本実施例において、位置決め部材押動構造が押出駆動構造になっており、押出駆動構造は、チャック本体6に対して第一方向に沿うジャケット10の回転、又は、ジャケット10に対して第一方向と反対する第二方向に沿うチャック本体6の回転により駆動されて、第一軸室中6aに挿入されたワークヘッド15を挟持口の中心まで押し出すように位置決め部材7を駆動し、リセット付勢部材は、その作用力が位置決め部材7に作用して、位置決め部材7に挟持口の中心から離れる方向へリセットする傾向を持たせる。位置決め部材7は、挟持口の中心に向かう運動が押出駆動構造により駆動され、持口の中心から離れる運動がリセット付勢部材により駆動され、これにより、位置決め部材押動構造をより簡単で、より実現しやすくすることができる。
位置決め部材7が伸縮調節可能であることにより、位置決め部材7によるワークヘッド15への挟持力の大きさが調節可能になり、様々な寸法のワークヘッド15の正しい位置に位置決めすることに適用可能であり、適用性が更に優れており、また、位置決め部材7によって形成された挟持口は、ワークヘッド15を挟持しない時に開き状態にあり、ワークヘッド15の自然な挿入により有利で、挟持構造は、安定し、変形しにくい。
押出駆動構造は、チャック本体6に周設された駆動環9と、チャック本体6の回転運動を、駆動環9を駆動してチャック本体6の軸方向に沿って往復運動させることに変換する第一動力伝達構造とを含み、好ましくは、第一動力伝達構造は、駆動環9の内面とチャック本体6の外面との間に設けられたねじ構造と、駆動環9とジャケット10の内壁との間に設けられ、駆動環9回転を防止する位置規制構造とを含む。
本実施形態によるチャックの動作過程は、以下の通りである。図2に示すように、ワークヘッド15が第一軸室内に挿入されると、機械軸を介して連動して、チャック本体6とジャケット10とが相対回転し、駆動環9が駆動されてチャック本体6とねじ合わされ、前ジャケット10aの内壁との間の位置規制構造により位置規制されることで、チャック本体6は、軸方向に沿って下へ運動し、これにより、第二ガイド孔6c内の位置決め部材7に対して傾斜押当力が形成され、位置決め部材7がワークヘッド15を挟持口の中心へ移動するように押動し、それと同時に、チャック本体6とジャケット10との相対回転によって、クランプ爪8が駆動されてナット5と合わされ、第一ガイド孔6bに沿って上へ移動して、挟持口を収縮させるようになり、ワークヘッド15が位置決め部材7によって挟持口の中心まで保持された後、クランプ爪8は、ワークヘッド15にクランプ力を加え続けてワークヘッド15に対するロック及び固定を完成させ、位置決め部材7は、弾性パッド72aの潰れ変形によって、ワークヘッド15に弾性保持力を更に加える。
また、後ジャケット10bの内壁には、チャック本体6を支持する支持リング2が設けられている。後ジャケット10bとチャック本体6との間には、一方側がナット5に密着して設けられ、他方側にワッシャ3を設けて位置規制される端面軸受4が更に設けられている。
第二実施形態
図7は、本発明の第二実施形態によるチャックの断面図であり、図8は、図7に示す位置決め部材の平面図である。本実施形態は、第一実施形態の代替形態としてのチャックを提供しており、該チャックは、第一実施形態との相違点が、以下の通りである。
図7に示すように、本実施形態において、位置決め部材は、磁性位置決め部材7aになっており、第一実施形態の弾性位置決め部材7sに比べて、磁性位置決め部材7aの数として、1つしか設けられておらず、且ついずれか1つのクランプ爪8と対向して設けられており、こうすれば、クランプ爪8、磁性位置決め部材7aは、2つの対向する方向に向けてワークヘッドに当接可能であり、芯出し効果がより精確となる。磁性位置決め部材7aは、保持部74と、保持部74における第一軸室内に伸入した端部に設けられ、ワークヘッド15を吸着するための磁石11とを含み、ワークヘッド15が金属材料製の場合が多いため、保持部74に磁石11を設けることによって、ワークヘッド15が、第一軸室内に挿入される時に磁力作用を受けて位置決め部材7aの保持面に自動的に吸着され、更に位置決め部材7aによってクランプ爪8の挟持口の中心へ押されるようになり、こうすれば、ワークヘッド15の自動芯出しの精確性が向上するだけではなく、磁力の吸着作用によってワークヘッド15に対する予備的な固定も実現され、ワークヘッド15の落下が防止される。勿論、ワークヘッドが金属材料製ではない場合も、ワークヘッドに磁石を設けることで解決することができる。
勿論、磁性位置決め部材7aの数は、1つに限定されず、3つ設けられ、且つそれぞれがクランプ爪8と対向するように設けられてもよく、こうすれば、ワークヘッド15が隣接するクランプ爪8間の隙間に挿入されてしまうことによるクランプずれを効果的に防止することができ、また、本実施形態において、駆動環9とチャック本体6との間のピッチと、クランプ爪8とナット5との間のピッチとが同じであるため、チャック本体6の回転時に、位置決め部材7が駆動されてクランプ爪8と同期に運動するようになる。
本実施形態によるチャックの動作過程は、以下の通りである。ワークヘッド15が第一軸室6a内に挿入されると、磁力を受けて磁性位置決め部材7aの磁力端に吸着され、この時、チャック本体6が駆動軸により駆動されてジャケット10と相対回転し、クランプ爪8が駆動されて挟持口の中心へ収縮すると同時に、駆動環9が駆動されて下へ運動して磁性位置決め部材7aに対して第一軸室6aに向かう押当力が形成され、これにより、磁性位置決め部材7aがワークヘッド15を挟持口の中心へ移動するように押動し、ワークヘッド15が挟持口の中心に到着すると同時に、挟持口が締まってクランプ爪8によるワークヘッド15へのロック及び固定が実現される。
第三実施形態
図9は、本発明の第三実施形態によるチャックの断面図であり、図10は、図9に示す位置決め部材の平面図である。本実施形態は、第一実施形態の代替形態としてのチャックを提供しており、該チャックは、第一実施形態との相違点が、以下の通りである。
本実施形態において、位置決め部材とクランプ爪8とが対向して設けられており、位置決め部材の数とクランプ爪8の数とが一致し、且つ位置決め部材に磁性位置決め部材7a及び非磁性位置決め部材7bが含まれており、そのうち、磁性位置決め部材7aが、保持部74と、保持部74における第一軸室内に伸入した端部に設けられ、ワークヘッド15を吸着するための磁石11とを含み、非磁性位置決め部材7bが、保持部を含む。
図10に示すように、本実施形態において、クランプ爪8と位置決め部材との数としては、いずれも3つ設けられていることが好ましく、位置決め部材の配置形態は、1つの磁性位置決め部材7aと2つの弾性位置決め部材7sとにしてもよく、そのうち、弾性位置決め部材7sが、保持部72と、保持部72における第一軸室内に伸入した端部に設けられている弾性パッド72aとを含む。磁性位置決め部材7aと弾性位置決め部材7sとが合わして設けられることによって、ワークヘッド15には、磁力による吸着を与えるとともに、弾性プリテンション力を与えており、ワークヘッド15が、自動芯出しと同時に、磁力によって位置決め部材7に吸着され、その落下が防止される。勿論、本実施例の弾性位置決め部材7sの代わりに、非磁性位置決め部材7bが用いられてもよい。
第四実施形態
図11至図14に示すように、本発明の第四実施形態は、チャック30aを提供している。本実施例のチャック30aは、第一実施例チャック30と類似した作動原理を持っており、同じ構造のものは、本実施例では、同じ符号で示し、繰り返して説明しない。
本実施形態において、ジャケット10は、一体的に設けられているものであり、チャック本体6がジャケット10の内部に収容され、チャック本体6には、クランプ爪8及び位置決め部材7が可動に設けられており、位置決め部材7の数とクランプ爪8の数とが一致し、いずれも3つ設けられている。ジャケット10とチャック本体6との間には、その雌ねじがクランプ爪の雄ねじ8aと噛合するナット5が設けられている。ナット5は、支持部材51の内部に設けられ、支持部材51を介してジャケット10と相対回転なしに接続されている。位置決め部材7は、保持部72及び第一配接部71aを含み、具体的に、第一配接部71aが、本体部と、本体部から両側に延びる凸型ブロックとを含む。
本実施例の位置決め部材押動構造は、ジャケット10の内側に設けられ、且つチャック本体6の後端に近接しており、位置決め部材押動構造は、位置決め部材7と配接する駆動部材92と、駆動部材と接続する第二動力伝達機構とを含む。第二動力伝達機構には、動力伝達部材94、弾性部材96及び支持部材98が順次に設けられており、駆動部材92には、フランジ部が設けられ、動力伝達部材96が駆動部材92のフランジ部に周設されており、動力伝達部材96は、サークリップ97を介して、駆動部材92と相対回転なしに配接されている。駆動部材94には、位置決め部材7の第一配接部71aと配接するための第二配接部が設けられており、本実施例の第二配接部94aが係合溝として設けられ、係合溝は、第一配接部71aの2つの延びる凸型ブロックの間に位置する本体部に係止されている。支持部材98は、ジャケット10に対して固定的に設けられており、弾性部材96は、動力伝達部材94と支持部材98との間に設けられている。弾性部材96は、一端が支持部材98に当接し、他端がガスケット95を介して動力伝達部材94に当接している。動力伝達部材94における支持部材98に向く端面には、第一当接部94aが設けられ、支持部材98における動力伝達部材94に向く端面には、第二当接部98aが設けられている。
図12を参照して、チャック30aは、非作動状態にあり、ワークヘッドが既に挟持口から取り外されており、クランプ爪8が第一軸室6の挟持端に伸入して互いに近接しており、位置決め部材7が第一軸室6aに伸入し、挟持口の中心へ移動して互いに近接している。この時、弾性部材96は、伸長状態にある。
更に、図13、図14に示すように、ワークヘッドをチャック30aの挟持口に挿入してワークヘッドをロックしようとする際、第一方向に沿ってチャック本体6に対してジャケット10を回転させると、ジャケット10がナット5を連れて一緒に回転させ、これにより、駆動クランプ爪8がチャック本体6に対してジャケット10の後端へ摺動し、挟持口が徐々に開くようになる。クランプ爪8のさらなる摺動に伴って、クランプ爪8の後端が駆動部材92と当接し始めて、クランプ爪8の摺動とともに、駆動部材92及び支持部材94が共に押動されて弾性部材96の作用力を克服してチャック本体6の後端へ移動し、弾性部材96が圧縮され、位置決め部材7の保持部72が駆動部材92の作用を受けて第一軸室6aから徐々に退出する。この時、ワークヘッド(不図示)は、第一軸室6aから、クランプ爪8によって形成された挟持口、及び、位置決め部材7によって形成された保持口に挿入されてもよい。
なお、図14に示すように、クランプ爪8がチャック本体8の後端へその限界位置まで移動すると、動力伝達部材94の第一当接部94aと支持部材98の第二当接部98aとが互いに干渉し、これにより、チャック本体6に対するジャケット10の過回転が防止され、ジャケット10とチャック本体6との両方がロックされてしまう事態が避けられる。
逆に、第一方向と反対する第二方向に沿ってジャケット10を回転させると、回転中には、クランプ爪8がチャック本体6へ徐々に移動し、動力伝達部材94が、弾性部材96の弾性復元力の作用で、チャック本体6の後端からその前端へ移動し、これにより、位置決め部材7の保持部72が駆動部材92によって駆動されて第二ガイド孔6cから第一軸室内6aの中心へ移動するため、第一軸室6a内に挿入されたワークヘッドを、クランプ爪8によって挟持されるように、挟持口の中心まで押し出すことができる。位置決め部材押動構造の運動を介して、第一軸室6a内に挿入されたワークヘッドが、位置決め部材7によって挟持口の中心まで押し出して正され、口径調節構造の運動を介して、クランプ爪8により形成された挟持口が収縮するため、クランプ爪8が、挟持口の中心にあるワークヘッド15を確実に挟持することができる。
実際の操作では、機械軸を介して連動して、チャック本体6とジャケット10とが相対回転すると、位置決め部材7の保持部72が、ワークヘッドを、挟持口の中心へ移動するように押動し、それと同時に、クランプ爪8が、チャック本体6とジャケット10との相対回転により駆動されて挟持口をロックし、保持部74がワークヘッドを挟持口の中心まで保持すると同時に、挟持口がロックされ、ワークヘッドに対する固定が実現されるようになり、駆動軸と連動して、チャック本体6又はジャケット10が逆回転すると、ワークヘッド15が解放される。
10 ジャケット
10a 前ジャケット
10b 後ジャケット
11 磁石
12 ガイドレール
13 ガイド溝
14 ばね
15 ワークヘッド
2 支持リング
3 ワッシャ
30、30a 自動的に正しい位置とするチャック
4 端面軸受
5 ナット
51 支持部材
6 チャック本体
6a 第一軸室
6b 第一ガイド孔
6c 第二ガイド孔
62 第二軸室
63 ガイド凹溝
7 位置決め部材
7a 磁性位置決め部材
7b 非磁性位置決め部材
7s 弾性位置決め部材
71 配接部
71a 第一配接部
72 保持部
72a 弾性パッド
74 保持部
8 クランプ爪
8a 雄ねじ
9 駆動環
9a 雌ねじ
9b 傾斜押当面
92 駆動部材
94 動力伝達部材
96 弾性部材
98 支持部材
97 サークリップ
94a 第一当接部
98a 第二当接部

Claims (28)

  1. ジャケット(10)と、
    前記ジャケット内に設けられ、且つ前記ジャケットと相対回転可能であり、延在方向に縦軸線が規定され、ワークヘッド(15)を装着するのに適した第一軸室が成形されているチャック本体(6)と、
    前記チャック本体上で前記縦軸線周りに分布し、且つチャック本体に対して可動に設けられている複数のクランプ爪(8)と、
    前記ジャケットとクランプ爪との間に設けられ、前記クランプ爪とチャック本体との相対変位を調節するための口径調節構造とを含むチャックであって、
    少なくとも1つの位置決め部材(7)及び位置決め部材押動構造を更に含み、前記位置決め部材は、前記チャック本体上の隣接するクランプ爪の間に設けられており、前記ジャケットとチャック本体とが相対回転して、前記口径調節構造が、前記クランプ爪を、前記縦軸線に対して互いに近づくように駆動するのとあわせて、前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材を、前記縦軸線に近づく方向へ移動するように押動し、前記口径調節構造が、前記クランプ爪を、前記縦軸線に対して互いに離れるように駆動すると、前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材を、前記縦軸線から離れる方向へ移動するように押動し、
    前記位置決め部材は、前記クランプ爪が前記ワークヘッドをクランプする前に、前記ワークヘッドを前記第一軸室の中心に挟持する
    ことを特徴とするチャック。
  2. 記チャック本体の側壁には、前記第一軸室に連通し、且つ第一軸室周りに環状に分布した複数の第一ガイド孔が成形されており、前記クランプ爪は、それぞれ、前記第一ガイド孔を通して前記第一軸室に伸入しており、前記チャック本体の側壁には、前記第一軸室に連通する第二ガイド孔が更に設けられており、前記位置決め部材は、前記第二ガイド孔を通して前記第一軸室に伸入している
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  3. 前記第一軸室の中心線と前記縦軸線とは、同一線上にあり、前記第一ガイド孔と第二ガイド孔とは縦軸線への投影において離間している
    ことを特徴とする請求項2に記載のチャック。
  4. 前記ジャケットがチャック本体に対して第一方向に沿って回転し、前記位置決め部材が、第二ガイド孔から前記第一軸室に伸入し、前記縦軸線に近づく方向へ、前記第一軸室内に挿入されたワークヘッドを前記第一軸室内の中心である正しい位置とするまで移動し、前記クランプ爪が、それぞれ、第一ガイド孔から前記第一軸室に伸入し、前記縦軸線に対して互いに近づくことによって、前記ワークヘッドをクランプする
    ことを特徴とする請求項3に記載のチャック。
  5. 前記ジャケットがチャック本体に対して第二方向に沿って回転し、前記位置決め部材が前記縦軸線から離れる方向へ移動し、前記クランプ爪が前記縦軸線に対して互いに離れることによって、前記ワークヘッドを解放する
    ことを特徴とする請求項3に記載のチャック。
  6. 前記位置決め部材押動構造は、前記チャック本体(6)に周設された第一駆動部材(9)と、前記第一駆動部材のチャック本体(6)に対する回転運動を、第一駆動部材の前記チャック本体(6)の軸方向に沿う往復運動に変換する第一動力伝達構造とを含む
    ことを特徴とする請求項2に記載のチャック。
  7. 前記第一動力伝達構造は、第一駆動部材(9)の内面と前記チャック本体(6)の外面との間に設けられたねじ構造を含む
    ことを特徴とする請求項に記載のチャック。
  8. 前記チャックは、第一駆動部材(9)とジャケット(10)との間に設けられ、前記ジャケットに対する前記第一駆動部材の回転を防止するための位置規制構造を更に含む
    ことを特徴とする請求項に記載のチャック。
  9. 前記位置規制構造は、前記第一駆動部材(9)に設けられ、前記第一駆動部材(9)の軸方向に沿って延びる第一ガイド部と、前記ジャケットの内壁に設けられ、前記第一ガイド部と合わしてガイドする第二ガイド部とを含み、前記第一ガイド部及び第二ガイド部の一方は、ガイドレール(12)として設けられ、第一ガイド部及び第二ガイド部の他方は、ガイドレールと噛合するガイド溝(13)として設けられることが可能である
    ことを特徴とする請求項に記載のチャック。
  10. 前記位置決め部材押動構造は、前記位置決め部材(7)に作用して、前記位置決め部材(7)に前記縦軸線から離れる傾向を持たせる第一付勢部材(14)を更に含む
    ことを特徴とする請求項に記載のチャック。
  11. 前記第一駆動部材(9)は、傾斜押当面を有し、前記位置決め部材(7)は、前記傾斜押当面に当接する配接部(71)と、第一軸室に伸入するための保持部(72)とを含む
    ことを特徴とする請求項10に記載のチャック。
  12. 前記付勢部材は、前記保持部(72)に周設され、一端が前記チャック本体(6)に当接し、他端が前記配接部の段差面に当接するばねである
    ことを特徴とする請求項11に記載のチャック。
  13. 前記位置決め部材押動構造は、位置決め部材(7)と配接する第二駆動部材(92)と、第二駆動部材と配接する第二動力伝達機構とを含み、前記クランプ爪は、選択的に、第二駆動部材に当接して第二駆動部材を移動するように押動するか、又は、第二駆動部材と分離することができ、クランプ爪が前記第二駆動部材に当接して第二駆動部材を移動するように押動すると、前記位置決め部材(7)は、縦軸線から離れるように移動する
    ことを特徴とする請求項2に記載のチャック。
  14. 前記位置決め部材押動構造は、前記クランプ爪と第二駆動部材とが分離すると、位置決め部材が縦軸線に近づく方向へ移動する復元力を提供する第二付勢部材(96)を更に含む
    ことを特徴とする請求項13に記載のチャック。
  15. 前記第二動力伝達機構は、第二駆動部材と配接する動力伝達部材(94)と、チャック本体(6)に対して固定的に設けられている支持部材(98)とを含み、前記第二付勢部材は、動力伝達部材と支持部材との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項14に記載のチャック。
  16. 前記第二付勢部材は、ばねとして設けられ、前記動力伝達部材には、第一当接部(94a)が設けられ、前記支持部材(98)には、第一当接部と合わして当て止めするための第二当接部(98a)が設けられている
    ことを特徴とする請求項15に記載のチャック。
  17. 前記位置決め部材(7)は、弾性位置決め部材(7s)として設けられ、前記弾性位置決め部材の数は、複数個である
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  18. 前記弾性位置決め部材(7s)は、保持部(72)と、前記保持部における前記位置決め部材押動構造から離れる端部に設けられ、ワークヘッド(15)に弾性保持力を提供可能な弾性パッド(72a)とを含む
    ことを特徴とする請求項17に記載のチャック。
  19. 前記位置決め部材(7)は、磁性位置決め部材(7a)として設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  20. 前記磁性位置決め部材(71)は、保持部(74)と、前記保持部における前記位置決め部材押動構造から離れる端部に設けられ、ワークヘッド(15)を吸着することでワークヘッドを前記第一軸室内の中心である正しい位置とする磁石(11)とを含む
    ことを特徴とする請求項19に記載のチャック。
  21. 前記磁性位置決め部材(71)がワークヘッドを前記第一軸室内の中心である正しい位置とすると同時に、クランプ爪が互いに近づいてワークヘッドをロックする
    ことを特徴とする請求項19に記載のチャック。
  22. 前記位置決め部材(7)の数は、複数個であり、前記位置決め部材と前記クランプ爪(8)との数は、一致するように設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  23. 前記位置決め部材(7)と前記クランプ爪(8)とは、それぞれ、ずらして設けられている
    ことを特徴とする請求項22に記載のチャック。
  24. 前記口径調節構造は、前記クランプ爪(8)の外壁に成形された雄ねじと、前記ジャケット内に設けられ、前記雄ねじと噛合するナット(5)とを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  25. 前記クランプ爪(8)は、前記チャック本体(6)に傾斜して設けられており、ナット(5)の雌ねじ面は、前記クランプ爪(8)の傾きに適合した円錐面である
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  26. 前記ジャケット(10)は、互いに配接する前ジャケット(10a)及び後ジャケット(10b)を含み、ナット(5)は、前記後ジャケットと前記チャック本体(6)との間に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のチャック。
  27. 前記後ジャケット(10b)の内壁には、前記チャック本体(6)を支持する支持リング(2)が設けられている
    ことを特徴とする請求項26に記載のチャック。
  28. 前記後ジャケット(10b)と前記チャック本体(6)との間には、端面軸受(4)が更に設けられ、前記端面軸受(4)は、一方側が前記ナット(5)に密着して設けられ、他方側にワッシャ(3)を設けて位置規制されている
    ことを特徴とする請求項26に記載のチャック。
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