JP6614606B1 - タイヤ加硫機の配管構造及びタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法 - Google Patents

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Abstract

本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造の一例であるタイヤ加硫機の配管構造Aは、ブラダ1と、ガス循環経路2を備える。ガス循環経路2は、ブラダ1に接続され、ブラダ1の内部との間で、気体の循環経路を形成する。このガス循環経路2は、ガス供給経路2aと、ガス排出経路2bと、バイパス経路2cを有している。また、バイパス経路2cには、循環弁20と、ガス送り装置としてのポンプ21が設けられている。ガス排出経路2bの途中には、ドレン再送部5が設けられている。また、ガス供給経路2aの途中には、ドレン再送部6が設けられている。

Description

本発明はタイヤ加硫機の配管構造及びタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法に関する。詳しくは、効率のよいタイヤ加硫を実現するタイヤ加硫機の配管構造及びタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法に係るものである。
タイヤの製造では、予め完成品に近い形に成形された生タイヤがモールドに入れられ加圧及び加熱される。この際、モールド内に設けられたブラダを膨張させ、生タイヤの内面に密接させて加硫が行われる。
ブラダには、スチームや窒素などの高温高圧の加硫媒体が媒体供給路を通じて供給され、その加硫媒体は媒体排出路を通じてブラダの外部に排出される。
ブラダによる加硫では、生タイヤへの熱伝達が均一になされるように、不活性ガスをファンによりブラダ内に循環させる方法や、ポンプで加熱加圧媒体を強制的に循環させる方法等がとられていた。
しかし、媒体としてスチームが供給される場合には、ブラダの下側にドレンが溜まり、加硫中にブラダ内部の上下温度差が生じる問題があった。このブラダの上下の温度差は、媒体を単に循環させる構造では、充分に対処できなかった。
ブラダ内部の温度分布が不均一であると、生タイヤの上側と下側で加硫度に差が生じ、ゴム物性がアンバランスとなるため、タイヤ性能に影響するおそれがあった。
また、近年では、低燃費タイヤやランフラットタイヤのようなタイヤの更なる高性能化に対応するため、ゴム材料における特殊配合材の均一分散のための混合技術が進化している。そのため、これまで以上にブラダ内部の上下の温度差を改善して、生タイヤを均一に加硫しうる手法の提案が強く望まれている。
こうしたなか、スチーム等の媒体の循環効率の向上を試みたタイヤ加硫装置が存在し、例えば、特許文献1に記載のタイヤ加硫装置が提案されている。
ここで、特許文献1には、図6(a)に記載のタイヤ加硫装置100が記載されている。タイヤ加硫装置100は、媒体を供給するための媒体供給路101と、媒体を排出するための媒体排出路102と、媒体を強制循環させる循環装置103とを備えている。
媒体供給路101は、ブラダ104の内部で開口した複数の噴出し口105と、上下方向に延在し且つその上部に噴出し口105が設けられた媒体供給配管106を有する。また、媒体排出路102は、ブラダ104の内部で開口した回収口107と、上下方向に延在し且つその上部に回収口107が設けられた媒体排出配管108を有する。
そして、複数の噴出し口105の開口面積の総和は、媒体供給配管106の配管内断面積の10〜50%であり、回収口107の開口面積は、媒体供給配管106の配管内断面積及び媒体排出配管108の配管内断面積よりも大きく形成されている。
タイヤ加硫装置100は、複数の噴出し口の開口面積及び回収口の開口面積を規定することで、ブラダの内部へ噴出される加硫媒体の流速を上昇せしめ、回収口から加硫媒体を吸い込む流速を小さく設定できる。その結果、ブラダ内での媒体の循環効率を向上させるものとなっている。なお、図6(b)は、装置における噴出し口105及び回収口107の位置関係を示す概略斜視図である。
特開2013−159049号公報
ここで、特許文献1に記載のタイヤ加硫装置をはじめ、従来のタイヤ加硫装置では、ブラダ内部及び気体の循環経路において、蒸気等の高温高圧の加硫媒体が、タイヤ加硫時の熱の消費、又は、配管経路を循環する過程で熱が奪われ、蒸気凝縮水(ドレン)が発生する。
また、ブラダの内部で発生したドレンは、高温の状態でブラダの下部に溜まるものとなる。そして、ブラダの下部に溜まった高温のドレンは、循環してブラダ内部に供給される気体に熱を付与し、ブラダの上下温度差を小さくすることに作用する。
しかしながら、連続的なタイヤ加硫に伴い、ブラダの下部に溜まったドレンの温度は徐々に下がり、ブラダの上下の温度が維持できなくなってしまう。即ち、ブラダによるタイヤ加硫の効率の低下に繋がる。
これに対して、ブラダ内部の上下の温度を維持するために、ブラダに追加的に高温高圧の加硫媒体を供給することが考えられるが、タイヤ加硫時のブラダの内部の圧力が高く、この圧力を上回る圧力の加硫媒体をブラダに供給することは困難であった。
また、循環装置で循環させる気体に熱を与え、循環させる気体の温度を高めて、ブラダ内部の温度を維持することも考えられるが、気体の密度が小さく、外部から熱を気体に与えても、気体を所望の温度にするには、エネルギー効率が非常に悪いという問題があった。
このように、タイヤ加硫を連続的に行う際に、ブラダ内部の上下温度を維持するために、何等かの形で、ブラダの内部に熱を供給して、タイヤ加硫の効率を高めることが強く望まれている。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、効率のよいタイヤ加硫を実現するタイヤ加硫機の配管構造、循環装置及びタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のタイヤ加硫機の配管構造は、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備える。
ここで、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路によって、ブラダによる生タイヤの加硫が可能となる。なお、ここでいう高温高圧流体とは、生タイヤの加硫工程に使可能な加硫媒体であり、例えばスチームや窒素ガスである。
また、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、ブラダの内部に連通された気体を外部に排出可能な媒体排出経路によって、ブラダに対して高温高圧流体を連続的に供給し、排気することが可能となる。なお、ここでいう外部とは、ブラダの外部だけではなく、媒体排出経路よりも外側を意味するものである。
また、バイパス経路が、媒体供給経路と媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、媒体供給経路、媒体排出経路及びブラダとの間で気体の循環経路を形成し、循環装置が、バイパス経路上に設けられ、ブラダによる生タイヤの加硫時に循環経路で気体を循環させることによって、ブラダ内部の気体を循環させることができる。
また、ドレン再送部が、媒体供給経路又は媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給することによって、媒体供給経路又は媒体排出経路に生じたドレンに熱を与え、液体であるドレンの温度を高めることができる。ここで、ドレンは気体よりも密度が大きいことから、気体と比較してドレンは、より少ない熱の供給で、効率良く温度を高めることができる。
また、ドレン再送部が、媒体供給経路又は媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、循環装置を介して媒体供給経路からブラダの内部に供給することによって、媒体供給経路又は媒体排出経路に生じたドレンに熱を与え、ドレンから高温の気体、又は、ミスト状のドレンが含まれる気体を生成して、媒体供給経路又は媒体排出経路からブラダの内部に供給可能となる。即ち、ブラダ内部に溜まったドレンに高温の気体を供給して、ブラダ内部のドレンの温度低下を抑止して、ブラダの上下温度を維持しやすくなる。また、ドレンは効率良く温度を高めることが可能であるため、結果として、タイヤ加硫の効率を向上させることができる。
また、ドレン再送部が、媒体排出経路に設けられた場合には、循環経路の中でも媒体排出経路にドレンが発生しやすいことから、多量のドレンに熱を供給可能となり、ブラダに供給する高温の気体を効率良く生成することができる。
また、ドレン再送部が、媒体供給経路に設けられた場合には、循環経路の中における、ブラダに近い位置で発生したドレンに熱を供給可能となり、ブラダへ高温の気体を効率良く供給することができる。
また、ドレン再送部が、媒体排出経路及び媒体供給経路に設けられた場合には、循環経路中の、媒体排出経路及び媒体供給経路の両方で、ドレンに熱を供給して、ブラダに供給する高温の気体、又は、ミスト状のドレンが含まれる気体を効率良く生成することができる。この結果、より一層、ブラダ内部に溜まったドレンに熱を供給しやすくなる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のタイヤ加硫機の配管構造は、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、前記ブラダの内部に連通された少なくとも2本の排気配管と、該排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、同ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能であると共に、気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、前記バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、前記媒体排出経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備える。
ここで、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路によって、ブラダによる生タイヤの加硫が可能となる。なお、ここでいう高温高圧流体とは、生タイヤの加硫工程に使可能な加硫媒体であり、例えばスチームや窒素ガスである。
また、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、ブラダの内部に連通された気体を外部に排出可能な媒体排出経路によって、ブラダに対して高温高圧流体を連続的に供給し、排気することが可能となる。なお、ここでいう外部とは、ブラダの外部だけではなく、媒体排出経路よりも外側を意味するものである。
また、少なくとも2本の排気配管と、排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能な媒体排出経路によって、ブラダ内部の気体を循環させることができる。即ち、媒体供給経路とは独立した領域で気体を循環させることが可能となる。この結果、加硫媒体をブラダ内部に供給する噴出し口の口径を小さくしながら、循環装置の循環効率を保つことができる。
また、循環装置が、バイパス経路上に設けられ、ブラダによる生タイヤの加硫時に循環経路で気体を循環させることによって、ブラダ内部の気体を循環させることが可能となる。また、媒体供給経路とは異なる経路になるため、媒体供給路側からの媒体の逆流が生じにくい構造とすることができる。
また、ドレン再送部が、媒体供給経路に設けられ、ドレンに熱を供給することによって、媒体供給経路に生じたドレンに熱を与え、液体であるドレンの温度を高めることができる。ここで、ドレンは気体よりも密度が大きいことから、気体と比較してドレンは、より少ない熱の供給で、効率良く温度を高めることができる。
また、ドレン再送部が、媒体供給経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、循環装置を介してブラダの内部に供給することによって、媒体供給経路に生じたドレンに熱を与え、ドレンから高温の気体、又は、ミスト状のドレンが含まれる気体を生成して、媒体供給経路からブラダの内部に供給可能となる。即ち、ブラダ内部に溜まったドレンに高温の気体を供給して、ブラダ内部のドレンの温度低下を抑止して、ブラダの上下温度を維持しやすくなる。また、ドレンは効率良く温度を高めることが可能であるため、結果として、タイヤ加硫の効率を向上させることができる。
また、ドレン再送部が、循環装置とブラダの間であり、かつ、ブラダから気体を排出する側の経路に設けられた場合には、循環経路の中でも、ブラダから気体を排出する側の経路にドレンが発生しやすいことから、多量のドレンに熱を供給可能となり、ブラダに供給する高温の気体を効率良く生成することができる。
また、ドレン再送部が、循環装置とブラダの間であり、かつ、ブラダに気体を供給する側の経路に設けられた場合には、循環経路の中における、ブラダに近い位置で発生したドレンに熱を供給可能となり、ブラダへ高温の気体を効率良く供給することができる。
また、ドレン再送部が、循環装置とブラダの間であり、かつ、ブラダに気体を供給する側の経路及びブラダから気体を排出する側の経路に設けられた場合には、循環経路中の、ブラダに気体を供給する側の経路及びブラダから気体を排出する側の経路の両方で、ドレンに熱を供給して、ブラダに供給する高温の気体を効率良く生成することができる。この結果、より一層、ブラダ内部に溜まったドレンに高温の気体を供給しやすくなる。
また、ドレン再送部が、ドレンを溜めるドレン滞留部とドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有する場合には、ドレン滞留部でドレンを溜めて、溜まったドレンに熱を供給して、効率良く高温の気体を生成することができる。
また、ドレン滞留部が、ドレン滞留部に接続した配管の径の大きさより、その径の大きさが大きく形成された径大な配管であり、ドレン熱供給部が、径大な配管の外周面の少なくとも一部に形成された場合には、経大な配管にドレンを溜めて、その配管の外周面から熱を供給するという比較的簡易な構造で、ドレン滞留部及びドレン熱供給部を構築することができる。なお、ここでいうドレン熱供給部とは、例えば、電熱線又はヒーター等、配管の外周面に設置可能な熱源を意味するものである。
また、ドレン滞留部が、筒状に形成された外筒と、外筒の内側に、外筒の内周面との間に隙間を有して配置された内筒で形成され、ドレン熱供給部が、外筒の外周面の少なくとも一部に形成された場合には、内筒の外周面に働くドレンの表面張力を利用して、外筒の内周面と内筒の外周面との間の隙間に、ドレンを溜めることができる。そして、その隙間に溜まったドレンに対して、外筒の外周面に形成されたドレン熱供給部から熱を供給することで、ドレンに熱を効率よく供給して、より短時間でドレンを高温の気体にすることができる。即ち、例えば、ドレン滞留部が単筒の配管であり、配管の底部にドレンが溜まる構造と比べて、より一層効率良く、ドレンに熱を供給可能となる。
また、ドレン滞留部が、筒状に形成された外筒と、外筒の内側に配置された複数の内筒で形成され、ドレン熱供給部が、外筒の外周面の少なくとも一部に形成された場合には、複数の内筒のそれぞれの外周面に働くドレンの表面張力を利用して、各内筒の外周面に、ドレンを溜めることができる。この結果、ドレンに熱を効率よく供給して、より短時間でドレンを高温の気体にすることができる。なお、ここでいう複数の内筒とは、外筒の内側に配置可能な大きさであり、2本以上の配管であれば、その数は特に限定されるものではない。
また、ドレン滞留部が、筒状に形成された外筒と、外筒の内周面の円周上に沿って配置され、その長手方向に沿って貫通孔が形成された略三角柱状の複数の内筒で形成され、ドレン熱供給部が、外筒の外周面の少なくとも一部に形成された場合には、略三角柱状の複数の内筒の外周面に働くドレンの表面張力を利用して、各内筒の外周面に、ドレンを溜めることができる。また、略三角柱状の複数の内筒が、外筒の内周面の円周上に沿って形成されたことから、表面積を大きくとることができる。この結果、ドレンに熱を効率よく供給して、より短時間でドレンを高温の気体にすることができる。なお、ここでいう複数の内筒とは、外筒の内周面の円周上に沿って配置可能な大きさであれば、その数は特に限定されるものではない。
また、内筒の外周面が、網目状に形成され、又は、複数の孔部が形成された場合には、内筒の外周面に溜まったドレンに熱が供給され、高温の気体になった後に、外筒の内部での気体が移動しやすくなる。即ち、高温の気体は、内筒の外周面の網目状の部分、又は、複数の孔部を介して、外筒の内部を移動可能となり、高温の気体をより一層、ブラダの内部に供給しやすくなる。
また、媒体排出経路には、第1の気水分離部が設けられ、第1の気水分離部の上部空間が、循環経路を構成し、第1の気水分離部の下部空間に、ドレン再送部と、ドレンを外部に排出する第1のドレン排出部が形成された場合には、第1の気水分離部の上部側で、気体を循環させ、その下部側にドレンを溜めやすくなる。また、第1の気水分離部の下部側で、ドレンに熱を供給して、高温の気体にし、再度、第1の気水分離部の上部側に戻し、循環させることができる。また、ドレンを排出したい際には、第1の気水分離部の下部側からドレンを効率良く排出可能となる。
また、媒体供給経路には、第2の気水分離部が設けられ、第2の気水分離部の上部空間が、循環経路を構成し、第2の気水分離部の下部空間に、ドレン再送部と、ドレンを外部に排出する第2のドレン排出部が形成された場合には、媒体供給経路において、第2の気水分離部の上部側で、気体を循環させ、その下部側にドレンを溜めやすくなる。また、第2の気水分離部の下部側で、ドレンに熱を供給して、高温の気体にし、再度、第2の気水分離部の上部側に戻し、循環させることができる。また、ドレンを排出したい際には、第2の気水分離部の下部側からドレンを効率良く排出可能となる。
また、媒体排出経路には、第1の気水分離部が設けられ、媒体供給経路には、第2の気水分離部が設けられた場合には、媒体排出経路及び媒体供給経路の両方で、ドレンへの熱の供給と、不要なドレンの排出が可能となる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のタイヤ加硫方法は、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に高温高圧流体を供給する工程と、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に同ブラダの内部、気体の供給経路及び気体の排出経路とで形成される気体の循環経路で気体を循環する工程と、前記循環経路における前記供給経路又は前記排出経路の少なくとも一方で、ドレンに熱を供給するドレン熱供給工程とを備える。
ここで、ブラダによる生タイヤの加硫時にブラダの内部、気体の供給経路及び気体の排出経路とで形成される気体の循環経路で気体を循環する工程と、循環経路における供給経路又は排出経路の少なくとも一方で、ドレンに熱を供給するドレン熱供給工程によって、供給経路又は排出経路に生じたドレンに熱を与え、再度、高温の気体にして、ブラダの内部に供給可能となる。即ち、ブラダ内部に溜まったドレンに高温の気体を供給して、ブラダ内部のドレンの温度低下を抑止して、ブラダの上下温度を維持しやすくなる。また、ドレンは効率良く温度を高めることが可能であるため、結果として、タイヤ加硫の効率を向上させることができる。
また、上記の目的を達成するために、本発明のタイヤ加硫方法は、生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に高温高圧流体を供給する工程と、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に同ブラダの内部と気体の排出経路との間で形成される気体の循環経路で気体を循環する工程と、前記循環経路における前記排出経路でドレンに熱を供給するドレン熱供給工程とを備える。
ここで、ブラダによる生タイヤの加硫時にブラダの内部と気体の排出経路との間で形成される気体の循環経路で気体を循環する工程によって、ブラダ内部の気体を循環させることができる。即ち、ブラダへの気体の供給経路とは独立した領域で気体を循環させることが可能となる。この結果、加硫媒体をブラダ内部に供給する噴出し口の口径を小さくしながら、循環装置の循環効率を保つことができる。また、ブラダへの気体の供給経路とは異なる経路で気体を循環させるため、供給路側からの媒体の逆流が生じにくくすることができる。
また、ブラダによる生タイヤの加硫時にブラダの内部と気体の排出経路との間で形成される気体の循環経路で気体を循環する工程と、循環経路における排出経路でドレンに熱を供給するドレン熱供給工程によって、排出経路に生じたドレンに熱を与え、ドレンから高温の気体、又は、ミスト状のドレンが含まれる気体を生成して、ブラダの内部に供給可能となる。即ち、ブラダ内部に溜まったドレンに高温の気体を供給して、ブラダ内部のドレンの温度低下を抑止して、ブラダの上下温度を維持しやすくなる。また、ドレンは効率良く温度を高めることが可能であるため、結果として、タイヤ加硫の効率を向上させることができる。
本発明に係るタイヤ加硫機の配管構造は、効率のよいタイヤ加硫を実現するものとなっている。
また、本発明に係るタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法は、効率のよいタイヤ加硫を実現するものとなっている。
本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造の一例である第1の実施の形態を示す概略図である。 ドレン再送部とその周辺構造を示す概略断面図である。 ドレン再送部の一例を示す構造であり、(a)は、二重筒構造のドレン滞留部を示す概略斜視図、(b)は、図3(a)に示す構造の概略正面図、及び、(c)は、単筒のドレン滞留部にドレンが溜まった状態を示す概略正面図である。 ドレン再送部の他の例を示す構造であり、(a)は、外筒の内側に複数の小径内筒を有する構造の概略正面図であり、(b)は、外筒の内周面に沿って、複数の三角柱状の内筒を配置した構造の概略正面図である。 本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造の一例である第2の実施の形態を示す概略図である。 従来のタイヤ加硫機の配管構造を示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明し、本発明の理解に供する。
なお、以下に示す構造は本発明の一例であり、本発明の内容はこれに限定されるものではない。
[第1の実施の形態]
本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造の一例であるタイヤ加硫機の配管構造Aは、ブラダ1と、ガス循環経路2を備える。
ブラダ1は、内部に加硫媒体(高温高圧蒸気等)を供給することで拡縮して、生タイヤを加硫成形する部材である。上下の金型(図示省略)の内部にセットした生タイヤの内面に、加硫媒体の供給によって膨張したブラダ1を押し付けることで、生タイヤを保持させながら加硫成形する。
ガス循環経路2は、ブラダ1に接続され、ブラダ1の内部との間で、気体の循環経路を形成する(図1参照)。このガス循環経路2は、ガス供給経路2aと、ガス排出経路2bと、バイパス経路2cを有している。
また、ガス供給経路2aは、ブラダ1の供給口10に接続された配管経路であり、気体の循環経路の一部を構成すると共に、ブラダ1の内部に加硫媒体を供給する経路でもある。
また、ガス供給経路2aには、ガス供給弁30を有するガス供給部3が接続され、ガス循環経路2の外部から新たな加硫媒体を供給可能に構成されている。
また、ガス排出経路2bは、ブラダ1の排出口11に接続された配管経路であり、気体の循環経路の一部を構成すると共に、ブラダ1の内部から、その外部に加硫媒体を排出する経路でもある。
また、ガス排出経路2bには、ガス排出弁40を有するガス排出部4が接続され、ガス循環経路2の外部に、加硫媒体を排出可能に構成されている。
また、バイパス経路2cは、ガス供給経路2aとガス排出経路2bの間を繋ぐ配管経路である。また、バイパス経路2cには、循環弁20と、ガス送り装置としてのポンプ21が設けられている。
ここで、必ずしも、バイパス経路2c上にポンプ21が設けられる必要はなく、例えば、ガス供給経路2a上、又は、ガス排出経路2b上に、ポンプ21が設けられる構造も採用しうる。
図1に示すように、ガス排出経路2bの途中には、ドレン再送部5が設けられている。また、ガス供給経路2aの途中には、ドレン再送部6が設けられている。
このドレン再送部5及びドレン再送部6は、ガス排出経路2b又はガス供給経路2aで生じたドレンを溜めて、ドレンに熱を供給して、再度、高温の気体化させ、ガス循環経路2及びポンプ21を介して、ブラダ1の内部に供給するための領域である。
なお、ドレンは、ブラダ1に供給された加硫媒体が、ブラダ1を介したタイヤ加硫において熱を消費したり、ガス循環経路2を加硫媒体が循環する過程で配管経路の外部環境との温度差に起因して、熱が奪われたりすることで生じる。
続いて、ドレン再送部の構造について詳細に説明する。
なお、ドレン再送部5及びドレン再送部6は基本的な構造は共通するため、以下では、ドレン再送部5につき詳細な構造を説明して、ドレン再送部6に関する詳細な説明は省略する。
図2には、ドレン再送部5とその周辺構造の断面図を示している。ドレン再送部5は、気体が移動可能な配管50で構成され、配管50の両端は、それぞれガス排出経路2bの一部を構成する配管20bに接続されている。なお、図2では、図の内容を明確にするため、上述したガス排出部4との接続構造の記載は省略している。
また、ドレン再送部5を構成する配管50の内周径は、この配管50に接続された配管20bの内周径よりも大きく形成されている。また、ドレン再送部5は、配管50の外周面に電熱線(図示省略)が巻き付けられたドレン熱供給部51を有している。
また、配管50は、外筒52と、その内側に配置された内筒53を有しており、二重の筒で構成されている(図3(a)参照)。
また、外筒52は、配管50の外形を構成し、配管50の内外を隔てる部材である。また、外筒52の外周面に、上述した電熱線が巻き付けられ、外筒52の内部空間に熱が供給可能な構造(ドレン熱供給部51)となっている。また、外筒52の内周径が、上述した配管20bの内周径よりも大きく形成されている。
また、内筒53は、外筒52よりも一回り小さな径で形成された筒状の部材であり、外筒52の内周面と、内筒53の外周面との間に、隙間54を有するように配置されている。また、内筒53は、その外周面に複数の孔53aが形成されたパンチングメタルで構成されている。
ここで、必ずしも、外筒52の内周径が、その両端に接続された配管20bの内周径よりも大きく形成される必要はない。但し、ガス排出経路2bにて発生したドレンが、外筒52の位置に溜まりやすい構造となることから、外筒52の内周径が、その両端に接続された配管20bの内周径よりも大きく形成されることが好ましい。
また、必ずしも、ドレン再送部5が、配管50の外周面に電熱線が巻き付けられたドレン熱供給部51を有する必要はなく、配管内に発生するドレンに熱を供給して、ドレンから高温の気体(蒸気)、又は、ミスト状のドレンが含まれた高温の気体(混合気体)が生成可能となっていれば、ドレン熱供給部の構成は限定されるものではない。
例えば、ドレンが発生する配管に対して、高周波加熱、スチーム加熱、赤外線加熱、電熱線加熱、又は、ジュール加熱等、種々の熱を供給可能な加熱機構を用いて、ドレンに熱を与えることが可能である。また、ドレン熱供給部では、設けられる加熱機構の種類は、1つに限定されず、複数の加熱機構を組み合わせて用いてもよい。
さらに、必ずしも、配管50の外周面からドレンに熱を供給する必要はなく、配管50の内部に、直接、加熱機構を設けてもよい。また、配管50の内側及び外側の両方に加熱機構を設けて、ドレンへの熱供給の効率をさらに高める構造としてもよい。
また、必ずしも、配管50が、外筒52と、その内側に配置された内筒53を有しており、二重の筒で構成され、外筒52の内周面と、内筒53の外周面との間に、隙間54を有するように配置される必要はない。但し、外筒52の位置に溜まったドレンが、表面張力により、内筒53の外周面を覆うように位置しやすくなり、隙間54の位置にドレンが溜まりやすい構造となる。この結果、ドレン熱供給部51が、外筒52の外周面側から供給する熱が、隙間54に溜まったドレンに伝わりやすく、外筒52の内部に溜まったドレンの温度を効率良く高め、高温の気体が生成される。よって、配管50が、外筒52と、その内側に配置された内筒53を有しており、二重の筒で構成され、外筒52の内周面と、内筒53の外周面との間に、隙間54を有するように配置されることが好ましい。
ここで、例えば、ドレン再送部の構造として、図3(c)に示すような単筒55も採用しうる。単筒55では、その外周面に電熱線を巻き付けてドレン熱供給部(図示省略)を設けて、単筒55の内部に生じたドレンから高温の気体を生成可能である。
但し、この単筒55では、ドレンdが筒の底面側にのみ溜まってしまうため(図3(c)参照)、図3(a)に示すような二重の筒で構成された配管50の方が、より一層効率良く、ドレンに熱を供給することができる。
また、必ずしも、内筒53が、その外周面に複数の孔53aが形成されたパンチングメタルで構成される必要はない。但し、ドレンに熱が供給され、外筒52の内部で生成した高温の気体が、隙間54だけでなく、内筒53に形成された孔53aを介して、内筒53の内側も移動可能となる。この結果、ポンプ21を作動させ、ガス循環経路2に気体を循環させる際に、ドレン再送部5で生成したドレン由来の高温の気体が、外筒52の内部を移動する速度が高まり、ブラダ1の内部に効率良く、高温の気体を供給することができる。よって、内筒53が、その外周面に複数の孔53aが形成されたパンチングメタルで構成されることが好ましい。また、同様の機能を持たせるために、パンチングメタルの代わりに、内筒の外周面が網目状に形成された構造を採用することも可能である。
このように、ドレン再送部5が、外筒52及び内筒53の二重の筒で構成され、内筒53に複数の孔53aが形成されたことで、ドレン再送部5にドレンを溜めやすく、溜まったドレンから効率良く高温の気体を生成して、ブラダ1の内部に供給することができる。なお、ドレン再送部6も、ドレン再送部5と同様の構造となっている。
さらに、図示しないが、ガス供給経路2a又はガス排出経路2bの途中に、気水分離部を設けて、上部側の空間を気体の循環経路とし、下部側の空間にドレン再送部を設けることもできる。気水分離部を設けることで、より一層、循環する気体及びドレン由来の高温の気体と、ドレンが分離しやすくなる。
また、本発明におけるタイヤ加硫機の配管構造では、上述したドレン再送部5の構造の他に、次のような構造も採用しうる。
例えば、図4(a)に示すドレン再送部7は、外筒72と、外筒72の内側に配置された径小な複数の内筒73で構成されている。
また、外筒72の外周面に電熱線が巻き付けてドレン熱供給部(図示省略)を設けている。また、外筒72の内側の空間には多数の内筒73が配置されている。また、内筒73は、その外周面に複数の孔(図示省略)が形成されたパンチングメタルで構成されている。
また、外筒72の内側に溜まったドレンは、表面張力により、各内筒73の外周面を覆うように位置して、ドレンが溜まりやすい構造となっている。
これにより、ドレン熱供給部により外筒72の外周面側から供給する熱が、各内筒73の外周面を覆って位置したドレンに伝わりやすく、外筒72の内部に溜まったドレンの温度を効率良く高め、高温の気体が生成される。
また、ドレンに熱が供給され、外筒72の内部で生成した高温の気体は、外筒72と各内筒73との間、又は、内筒73同士の間だけでなく、内筒73に形成された孔を介して、内筒73の内側も移動可能に構成されている。
この結果、ポンプ21を作動させ、ガス循環経路2に気体を循環させる際に、ドレン再送部5で生成したドレン由来の高温の気体が、外筒52の内部を移動する速度が高まり、ブラダ1の内部に効率良く、高温の気体を供給することができる。
また、例えば、図4(b)に示すドレン再送部8は、外筒82と、外筒82の内周面に沿って配置された略三角柱状の複数の内筒83で構成されている。
また、外筒82の外周面に電熱線が巻き付けてドレン熱供給部(図示省略)を設けている。また、外筒82の内側に溜まったドレンは、表面張力により、各内筒83の外周面を覆うように位置して、ドレンが溜まりやすい構造となっている。
より詳細には、このドレン再送部8では、正面断面視で、外筒82の内周面に沿って、各内筒83がギザギザに形成されているため、各内筒83の外周面の表面積が広くなっている。そのため、内筒83の外周面を覆うように位置するドレンの量を増やすことができる構造となっている。このように、ドレン再送部の構造としては、種々の構造を適用することが可能である。
また、本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造では、上述したドレン再送部5のような二重筒の構造(図3(a))、ドレン再送部7のような外筒72の内側の空間に多数の内筒73が配置された構造、及び、ドレン再送部8のような外筒82の内周面に沿って略三角柱状の複数の内筒83が配置された構造について、その2つ以上を組み合わせてドレン再送部とすることもできる。
本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造Aについて、タイヤ加硫時の気体の循環と、ドレンから高温の気体を生成して、再度、ブラダ1の内部に供給する流れについて説明する。
まず、ブラダ1で生タイヤのタイヤ加硫を行う際には、ガス供給部3から高温の加硫媒体が、ガス供給経路2aを介して、供給口10からブラダ1の内部に供給される。
所定量の加硫媒体を供給した後、ガス供給弁30、ガス排出弁40を閉じ、バイパス経路2cの循環弁20を開けて、ガス循環経路2を形成する。そして、ポンプ21を起動させ、ブラダ1の内部とガス循環経路2の中で気体を循環させる。
ブラダ1によるタイヤ加硫を継続すると、ガス循環経路2の途中で、加硫媒体からドレンが生じて、ドレン再送部5及びドレン再送部6にドレンが溜まっていく。ドレン再送部5及びドレン再送部6では、外筒52及び内筒53の間の隙間54に溜まったドレンに、ドレン熱供給部51から熱が供給される。
ドレン熱供給部51から熱を供給されたドレンは高温になり、外筒52の内部で高温の気体となる。そして、ポンプ21の作用により、生成した高温の気体は、ドレン再送部5及びドレン再送部6から、ブラダ1の内部に供給される。
ブラダ1の内部に供給されたドレン由来の高温の気体は、ブラダ1の内部の上下温度差を低減させる。また、ブラダ1の下部に溜まった高温のドレンに熱を供給して、連続的なタイヤ加硫に伴うブラダ1の下部のドレンの温度の維持に働く。
このように、タイヤ加硫機の配管構造Aでは、ガス循環経路2において発生するドレンに、効率良く熱を供給して、再度、高温の気体としてブラダ1の内部に供給することで、ブラダ1の内部の温度維持に作用し、タイヤ加硫の効率を高めることができる。
[第2の実施の形態]
続いて、本発明を適用したタイヤ加硫機の配管構造の一例であるタイヤ加硫機の配管構造Bは、タイヤ加硫機の中心機構9を備える(図5参照)。
図5に示すように、タイヤ加硫機の中心機構9は、バグヘッド90と、水圧シリンダ91と、排気循環経路管92を有している。また、中心機構9はブラダ(図示せず)を有している。
排気循環経路管92の一端はブラダの内部に連結され、2本の排気循環経路管92がバイパス管93で連結されている。排気循環経路管92の他端は中心機構9の外部と繋がっている。また、バイパス管93には、ブラダ内部の圧力を保持しながら加硫媒体を循環させる循環装置94が設けられている。
ブラダ内部と、2本の排気循環経路管92及びバイパス管93が循環経路を形成し、生タイヤの加硫時に、循環装置94により加硫媒体がこの経路を循環可能なものとなっている。また、加硫の終了後はブラダ内部の加硫媒体が排気循環経路管92の他端側へと流れ、外部に排出される(図5の符号Zで示す矢印参照)。
また、循環装置94は加硫媒体を循環させる際の流れの向きを切り換え可能となっている。これにより、循環効率に変化を与えることができる。
水圧シリンダ91は、内部にセンターポストロッド95及びピストン96が一体化して配置されている。センターポストロッド95及びピストン96は水圧駆動により、水圧シリンダ91の内部を移動し、生タイヤの加硫工程で中心機構9の高さ位置を変動させる駆動機構となる。
また、2本の排気循環経路管92の途中には、ドレン再送部97及びドレン再送部98が設けられている。このドレン再送部97及びドレン再送部98の構造は、上述したドレン再送部5と同様の構造となっている。
このように、2本の排気循環経路管92とバイパス管93でブラダ内部との加硫媒体の循環経路が構成された構造においても、排気循環経路管92の途中にドレン再送部97及びドレン再送部98を設けることで、配管経路中に生じたドレンに熱を供給して、高温の気体を生成して、再度、ブラダの内部に供給することができる。
ここで、必ずしも、2本の排気循環経路管92とバイパス管93でブラダ内部との加硫媒体の循環経路が構成される必要はなく、例えば、排気循環経路管92の本数を増やした構造や、排気循環経路管92とバイパス管93の組み合わせを別途設けて連結する構造も採用しうる。
以上のように、本発明のタイヤ加硫機の配管構造は、効率のよいタイヤ加硫を実現するものとなっている。
また、本発明のタイヤ加硫機によるタイヤ加硫方法は、効率のよいタイヤ加硫を実現するものとなっている。
A タイヤ加硫機の配管構造
1 ブラダ
10 供給口
11 排出口
2 ガス循環経路
2a ガス供給経路
2b ガス排出経路
2c バイパス経路
20 循環弁
21 ポンプ
3 ガス供給部
30 ガス供給弁
4 ガス排出部
40 ガス排出弁
5 ドレン再送部
50 配管
51 ドレン熱供給部
52 外筒
53 内筒
53a (複数の)孔
54 隙間
55 単筒
6 ドレン再送部
7 ドレン再送部
72 外筒
73 内筒
8 ドレン再送部
82 外筒
83 内筒
B タイヤ加硫機の配管構造
9 中心機構
90 バグヘッド
91 水圧シリンダ
92 排気循環経路管
93 バイパス管
94 循環装置
95 センターポストロッド
96 ピストン
97 ドレン再送部
98 ドレン再送部

Claims (20)

  1. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、該ドレン滞留部に接続した配管の径の大きさより、その径の大きさが大きく形成された径大な配管であり、
    前記ドレン熱供給部は、前記径大な配管の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  2. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に、同外筒の内周面との間に隙間を有して配置された内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  3. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に配置された複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  4. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内周面の円周上に沿って配置され、その長手方向に沿って貫通孔が形成された略三角柱状の複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  5. 前記ドレン再送部は、前記媒体排出経路に設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  6. 前記ドレン再送部は、前記媒体供給経路に設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  7. 前記ドレン再送部は、前記媒体排出経路及び前記媒体供給経路に設けられた
    請求項1、請求項2、請求項3または請求項4に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  8. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通された少なくとも2本の排気配管と、該排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、同ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能であると共に、気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体排出経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と、
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、該ドレン滞留部に接続した配管の径の大きさより、その径の大きさが大きく形成された径大な配管であり、
    前記ドレン熱供給部は、前記径大な配管の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  9. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通された少なくとも2本の排気配管と、該排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、同ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能であると共に、気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体排出経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と、
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に、同外筒の内周面との間に隙間を有して配置された内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  10. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通された少なくとも2本の排気配管と、該排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、同ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能であると共に、気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体排出経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と、
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に配置された複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  11. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通された少なくとも2本の排気配管と、該排気配管に連通されたバイパス経路から構成され、同ブラダの内部との間で気体の循環経路を形成可能であると共に、気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体排出経路に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記ドレン再送部は、
    ドレンを溜めるドレン滞留部と、
    該ドレン滞留部に熱を供給するドレン熱供給部とを有し、
    前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内周面の円周上に沿って配置され、その長手方向に沿って貫通孔が形成された略三角柱状の複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  12. 前記ドレン再送部は、前記循環装置と前記ブラダの間であり、かつ、同ブラダから気体を排出する側の経路に設けられた
    請求項8、請求項9、請求項10または請求項11に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  13. 前記ドレン再送部は、前記循環装置と前記ブラダの間であり、かつ、同ブラダに気体を供給する側の経路に設けられた
    請求項8、請求項9、請求項10または請求項11に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  14. 前記ドレン再送部は、前記循環装置と前記ブラダの間であり、かつ、同ブラダに気体を供給する側の経路及び同ブラダから気体を排出する側の経路に設けられた
    請求項8、請求項9、請求項10または請求項11に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  15. 前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に、同外筒の内周面との間に隙間を有して配置された内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    請求項1または請求項8に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  16. 前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内側に配置された複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    請求項1または請求項8に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  17. 前記ドレン滞留部は、筒状に形成された外筒と、該外筒の内周面の円周上に沿って配置され、その長手方向に沿って貫通孔が形成された略三角柱状の複数の内筒で形成され、
    前記ドレン熱供給部は、前記外筒の外周面の少なくとも一部に形成された
    請求項1または請求項8に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  18. 前記内筒の外周面は、網目状に形成され、又は、複数の孔部が形成された
    請求項2、請求項3、請求項4、請求項9、請求項10、請求項11、請求項15、請求項16または請求項17に記載のタイヤ加硫機の配管構造。
  19. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記媒体排出経路には、第1の気水分離部が設けられ、該第1の気水分離部の上部空間が、前記循環経路を構成し、
    同第1の気水分離部の下部空間に、前記ドレン再送部と、ドレンを外部に排出する第1のドレン排出部が形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
  20. 生タイヤを加熱加圧するブラダの内部に連通され、該ブラダの内部に高温高圧流体を供給する媒体供給経路と、
    前記ブラダの内部に連通され、同ブラダの内部から気体を外部に排出可能な媒体排出経路と、
    前記媒体供給経路と前記媒体排出経路とを循環弁を介して連通すると共に、前記媒体供給経路、前記媒体排出経路及び前記ブラダとの間で気体の循環経路を形成するバイパス経路と、
    該バイパス経路上に設けられ、前記ブラダによる生タイヤの加硫時に前記循環経路で気体を循環させる循環装置と、
    前記媒体供給経路又は前記媒体排出経路の少なくとも一方に設けられ、ドレンに熱を供給して、前記循環装置を介して同媒体供給経路から前記ブラダの内部に供給するドレン再送部とを備え、
    前記媒体排出経路には、第1の気水分離部が設けられ、
    該第1の気水分離部の上部空間が、前記循環経路を構成し、
    同第1の気水分離部の下部空間に、前記ドレン再送部と、ドレンを外部に排出する第1のドレン排出部が形成され、
    前記媒体供給経路には、第2の気水分離部が設けられ、
    該第2の気水分離部の上部空間が、前記循環経路を構成し、
    同第2の気水分離部の下部空間に、前記ドレン再送部と、ドレンを外部に排出する第2のドレン排出部が形成された
    タイヤ加硫機の配管構造。
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