JP6611007B2 - レベルシフト回路 - Google Patents
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Description
図4は、特許文献1に記載された従来の交流信号用レベルシフタの一例を示している。これは、DCカットコンデンサ100の一方の端子に低電圧側の交流信号を入力し、直流成分を除去してDCカットコンデンサ100の他方の端子を高電圧側の電源で動作するインバータ300の入力に接続し、インバータ300の増幅作用によって信号の振幅を高電圧側のレベルまで持ち上げる構成としている。効率よく信号を増幅するためには、増幅率の大きいところ、すなわちインバータ300の反転動作領域の中点の位置に増幅器としての動作点がなければならないが、インバータ300の出力とインバータ300の入力とを帰還抵抗200で接続することにより、インバータ300の反転動作領域の中点付近に動作点を確保している。
特許文献1は、図4の従来例を改良したものであり、自励発振がなく、インバータの増幅率を必要最小限のマージンとすることにより低消費電力とした交流信号用レベルシフタが開示されている。
しかし、このレベルシフタの反転する付近の1/fノイズが水晶発振の出力に重畳してその位相ノイズが悪化してしまう。これを改善するにはレベルシフタのサイズを大きくする必要があるが、大きくすればするほど貫通電流が大きくなり、したがって、低位相ノイズと低消費電流の両立は困難であるという問題があった。
本発明は、このような事情によりなされたもので、低位相ノイズと低消費電流を両立させることができる水晶発振器のレベルシフト回路を提供する。
以下、実施例を参照して発明の実施の形態を説明する。
図1は、この実施例で説明するレベルシフト回路を備えた水晶発振器を示している。この水晶発振器は、発振部1とレベルシフト回路2とを有して半導体基板(図示しない)に形成され、水晶振動子13は半導体基板に外付けされている。
発振部1は、外付けされた水晶振動子13と、振動子駆動部とを備え、振動子駆動部が水晶振動子13を駆動することによって発振信号をレベルシフト回路2に出力する。振動子駆動部は、振動子駆動回路として用いられるインバータ11と、帰還抵抗12とを備えている。インバータ11にはレギュレータ(REG)14から、例えば、1Vの一定電圧が供給されるように構成されている。インバータ11の両端には帰還抵抗12が並列に接続されると共に水晶振動子13も並列に接続されている。そして、インバータ11、帰還抵抗12及び水晶振動子13のそれぞれの両端は接地電源端子に接続され、それぞれに接地電圧Vssが供給される。インバータ11の電源端子には、レギュレータ14から所定の電圧が供給され、接地電源端子には接地電圧Vssが供給される。発振部1における発振信号は、インバータ11の出力側から取り出され、レベルシフト回路2に入力される。レベルシフト回路2には、電源電圧Vddと、接地電圧Vssとが供給される。レベルシフト回路2は、発振部1からの発振信号の振幅レベルを変換して、発振信号に対応したパルス信号を出力信号として出力端子OUTから出力する。
図2は、図1に記載された水晶発振器を構成するレベルシフト回路の各節点の波形を示す波形図である。
発振部から生成されて出力された1.0Vの振幅レベルを有する発振信号は、レベルシフト回路2の入力端子(節点a)INに入力されると、DCカットコンデンサC1を介して発振信号の交流成分がPMOSトランジスタP1のゲート節点bに流れ、DCカットコンデンサC2を介して発振信号の交流成分がNMOSトランジスタN1のゲート節点cに流れる。
そして、出力端子OUTは、レベルシフタ部21における第1のPMOSトランジスタP1と第1のNMOSトランジスタN1の接続節点であると共に、第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素子R2の接続点の電圧に基づいてバイアスされているので、このバイアス電圧を中心とした出力信号が得られる(図2(c)の波形)。本実施例においては、例えば、電源電圧Vddは、3.3Vであるから出力端子OUTからは3.3Vの振幅を有する信号が出力される。
従来の水晶発振器に組み込まれるレベルシフト回路では反転する付近の1/fノイズが水晶発振の出力に重畳して位相ノイズが悪化してしまう。それを改善のためにレベルシフタのサイズを大きくする必要があるが、大きくすればするほど貫通電流が大きくなり低位相ノイズと低消費電流とその両立が困難であった。そこでこの実施例では、レベルシフト回路を構成するバイアス電圧発生回路のトランジスタサイズ(面積)をレベルシフタ部のトランジスタサイズより小さくする。
そして、レベルシフタ部がバイアス電圧発生回路に対してカレントミラーの関係となるよう構成され、レベルシフタ部の各トランジスタのゲートには、レベルシフタ部における貫通電流を制限するようなバイアス電圧がバイアス電圧発生回路から与えられている。このような構成によりバッファサイズを大きくしても貫通電流は減らすことができる。さらに、レベルシフタ部の出力節点(出力OUT)が、通常のACカップリングのように、電源電圧Vddの50%付近にバイアスされるようバイアス電圧発生回路の出力節点から帰還をかけている。これにより、レベルシフタ部の出力節点(出力OUT)からは、常に このバイアス電圧を振幅中心とした発振信号を得ることができる。つまり、上記バイアスが無い場合には、トランジスタサイズの製造誤差などに起因して、出力OUTに表れる発振信号のデューティがずれたり、発振信号が得られずに電源電圧または接地電圧にはりついてしまう可能性があるが、本発明では、これを防止することができる。
また、この実施例では、第1の抵抗素子R1と第2の抵抗素子R2の接続節点であるバイアス電圧端子に生じる電圧は、入力発振信号の中間電圧と同じ電圧である(図2参照)。
実施例1の回路においても、出力端子である第1のPMOSトランジスタP1と第1のNMOSトランジスタN1の接続節点(出力端子)の電圧は、レベルシフト回路2の入力である節点b及び節点cに帰還する経路を持つが、その帰還経路に抵抗素子R5が挿入されることになる。そして、この抵抗素子R5の大きさ、すなわちゲインを調整する(帰還量を減らす)ことにより、出力(OUT)の電圧変化に対して入力バイアスの変化が鈍感になり、不要な発振を防ぐ共に回路を安定にすることができる。
以上、実施例2では、上記の作用効果に加え、貫通電流を制限する回路を付加する事により低位相ノイズと低消費電流を両立させることができ、したがって、低位相ノイズを保ったまま、貫通電流を減らし位相ノイズに重畳する1/fノイズを低減することができる。
2・・・レベルシフト回路
11・・・インバータ
12・・・帰還抵抗
13・・・水晶振動子
14・・・レギュレータ
21・・・レベルシフタ部
22・・・バイアス電圧発生回路
Claims (2)
- 電源間に電流路が直列接続された第1のPMOSトランジスタと第1のNMOSトランジスタを有し、前記第1のPMOSトランジスタのゲートには入力発振信号が第1のDCカットコンデンサを介して入力され、前記第1のNMOSトランジスタのゲートには前記入力発振信号が第2のDCカットコンデンサを介して入力され、前記第1のPMOSトランジスタと前記第1のNMOSトランジスタの接続節点を出力端子とするレベルシフタ部と、前記電源間に順に電流路が直列接続された第2のPMOSトランジスタと第1の抵抗素子と第2の抵抗素子と第2のNMOSトランジスタとを有し、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子の接続節点をバイアス電圧端子とするバイアス電圧発生回路とを具備し、前記第1のPMOSトランジスタのゲート及び第2のPMOSトランジスタのゲートは、前記第2のPMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいてバイアスされ、前記第1のNMOSトランジスタのゲート及び第2のNMOSトランジスタのゲートは、前記第2のNMOSトランジスタのドレイン電圧に基づいてバイアスされ、前記前記出力端子は、前記バイアス電圧端子の電圧によってバイアスされるとともに、前記入力発振信号に対してレベルシフトされた出力発振信号を前記出力端子から得ることを特徴とするレベルシフト回路。
- 前記第1のPMOSトランジスタと前記第1のNMOSトランジスタの前記接続節点と、前記第1の抵抗素子と前記第2の抵抗素子の前記接続節点との間に抵抗を挿入したことを特徴とする請求項1に記載のレベルシフト回路。
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