JP6610486B2 - 運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、道路に設置された路側通信機が送信する道路情報に基づき、車両の運転者に対して運転支援を実行する運転支援装置に関する。
従来から、道路に設置された路側通信機である光ビーコンが送信する信号情報を受信し、その信号情報に基づき、車両が次に通過する信号機の青色点灯時間帯にノンストップにその信号機を通過することができる速度範囲を、車内の表示器上に表示する運転支援を行う運転支援装置が提案されている。更に、車両がそのような運転支援を受けることが妥当なサービス対象道路(以下、「対象道路」とも称呼する。)から車両が逸脱しているか否かの判定を行い、その判定結果に基づいて信号機の灯色に関する情報(以下、「灯色関連情報」とも称呼する。)に基づく運転支援を実行するか否かを判定する運転支援装置(以下、「従来装置」と称呼する。)も提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
この従来装置は、受信された複数の交差点の座標に基づいて隣接する交差点を直線で結んだ仮想の道路(以下、「仮想道路」とも称呼する。)と車両が現在位置する座標(以下、「現在位置座標」とも称呼する。)との最短距離(以下、「逸脱距離」とも称呼する。)が一定の閾値を超えた場合、車両が対象道路から逸脱したと判定している。従来装置は、車両が対象道路から逸脱したと判定した場合、上記運転支援を中止する。
特開2015−200935号公報
ところで、大きく湾曲している、或いは、ほぼ直線である等、さまざまな道路形状の対象道路が存在する。例えば、車両が大きく湾曲している道路形状の対象道路を走行中の場合、ほぼ直線から成る道路形状の対象道路を走行中の場合に比べて、逸脱距離は大きくなり易い。従って、車両が湾曲している道路形状の対象道路を走行している場合、従来装置は、車両が対象道路を走行中にも関わらず、逸脱距離が一定の閾値を超えるために、誤って対象道路から逸脱したと判定する虞がある。
その一方、車両がほぼ直線から成る道路形状の対象道路を走行中の場合、逸脱距離は非常に小さな値となる。従って、車両がほぼ直線から成る道路形状の対象道路から非対象道路の脇道等に進入した場合、従来装置は、車両が対象道路から逸脱したにも関わらず、逸脱距離が一定の閾値を超えるまで対象道路に位置すると判定するため、車両が対象道路から逸脱したと判定するまで余計な時間を要する虞がある。その間、従来装置では、既に逸脱した対象道路の灯色関連情報等に基づく運転支援が継続されるため、運転者が煩わしさを感じたり、混乱したりする可能性がある。
即ち、従来装置は、対象道路の道路形状によっては、車両が対象道路を走行しているにも関わらず、運転者に対して受信した灯色関連情報に基づく運転支援を行うことができない虞がある。或いは、従来装置は、対象道路の道路形状によっては、車両が対象道路から逸脱したにも関わらず、運転者に対して受信した灯色関連情報に基づく運転支援を継続してしまう虞がある。
本発明は、上述した課題に対処するためになされたものである。即ち、本発明の目的の一つは、対象道路の道路形状に合わせて、車両が対象道路を逸脱したか否かの判定を精度良く行い、運転者に対して受信した灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を適切に実行或いは中止する運転支援装置を提供することにある。
本発明の運転支援装置(以下、「本発明装置」とも称呼する)は、
車両が走行している道路に設置された路側通信機が送信する道路情報であって、前記車両の進行方向に存在する複数の交差点の座標と、前記複数の交差点の信号機の灯色に関する灯色関連情報と、前記複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の道路形状に沿った道なり距離と、を含む道路情報を、無線通信により受信する受信部(31)と、
位置標定のための信号を受信するとともに当該信号に基いて車両の現在位置座標を検出する位置検出部(50,51)と、
前記受信部により受信された前記複数の交差点の座標に基いて当該複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点を直線で結んだ仮想道路の当該二つの交差点間の直線距離を算出する交差点距離算出部(10)と、
前記受信部により受信された前記灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を実行する運転支援実行部(10)と、
前記車両の現在位置座標により示される車両の現在位置と前記仮想道路との最短距離である逸脱距離を算出するとともに当該逸脱距離が逸脱判定閾値以上であるか否かを判定し、前記逸脱距離が前記逸脱判定閾値以上であると判定した場合に前記車両が前記運転支援を受けることが妥当な対象道路から逸脱したと判定する、逸脱判定部(10、ステップ460、ステップ)と、
前記車両が前記対象道路を逸脱したと判定された場合、前記運転支援実行部が実行する前記運転支援を禁止する運転支援禁止部(10)と、
を備え、
前記逸脱判定部は、前記複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の前記道なり距離と前記直線距離との差が大きくなるほど当該二つの交差点の間の前記対象道路に適用される前記逸脱判定閾値が大きくなるように当該逸脱判定閾値を設定するように構成される(ステップ450)。
本発明装置によれば、車両の現在位置と、隣接する交差点を直線で結んだ仮想道路との最短距離(逸脱距離)が逸脱判定閾値以上の場合に、車両は対象道路を逸脱したと判定される。例えば、道路形状が大きく湾曲している対象道路を車両が走行している場合、逸脱距離は大きくなり易い。そこで、本発明装置は、車両が対象道路から逸脱したか否かを判定する逸脱判定閾値を、隣接する二つの交差点の間の道路形状に沿った道なり距離と直線距離との差が大きくなるほど、大きくなるように設定する。
そのため、車両が対象道路を走行している場合に、その対象道路が湾曲した道路形状を有しているために逸脱距離が大きくなったとしても、当該逸脱距離が逸脱判定閾値以上となる可能性を低減できる。その結果、本発明装置は、車両が湾曲した道路形状の対象道路を走行しているときに、誤って車両が対象道路を逸脱したと判定する可能性を低減することができる。故に、本発明装置は、灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を適切に継続することができる。
一方で、本発明装置は、道路形状がほぼ直線から成り、隣接する交差点間における道なり距離と直線距離との差が小さい対象道路に対しては、逸脱判定閾値を小さく設定する。従って、道路形状がほぼ直線から成る対象道路において、本発明装置では、車両が対象道路から非対象道路である脇道に進入した場合、早期に逸脱距離が逸脱判定閾値以上となる。その結果、本発明装置は、車両が対象道路から逸脱したと判定して、逸脱した対象道路の灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を早期に中止することができる。故に、本発明装置は、既に逸脱している対象道路に基づく上記運転支援が継続される時間を短縮して、運転者が煩わしさを感じたり、混乱したりする可能性を低減することができる。
その結果、本発明装置は、対象道路の道路形状に合わせて、車両が対象道路から逸脱したか否かの判定を精度良く行い、運転者に対して灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を適切に実行或いは中止することができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。本発明の他の目的、他の特徴及び付随する利点は、以下の図面を参照しつつ記述される本発明の実施形態についての説明から容易に理解されるであろう。
図1は、本発明の第1実施形態に係る運転支援装置及び路側装置の概略構成図である。 図2は、対象道路、仮想道路及び逸脱判定閾値ラインを示した図である。 図3は、本発明の第1実施形態に係る運転支援ECUのCPUが実行する信号通過支援ルーチンを表すフローチャートである。 図4は、本発明の第1実施形態に係る運転支援ECUのCPUが実行する逸脱判定ルーチンを表すフローチャートである。 図5は、対象道路、仮想道路、逸脱判定閾値ライン及び逸脱上限閾値ラインを示した図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る運転支援ECUのCPUが実行する逸脱判定ルーチンを表すフローチャートである。
以下、本発明の各実施形態に係る運転支援装置について図面を参照しながら説明する。なお、各実施形態の全図において、互いに同一又は対応する部分には同一の符号を付す。
<第1実施形態>
(構成)
本実施形態に係る運転支援装置1(以下、「第1装置」と称呼される場合がある。)は、図1に示したように、車両(以下において、他の車両と区別するために、「自車両」と称呼される場合がある。)に適用される。第1装置は、主に運転支援ECU10、外部通信ECU30、メーターECU40及びナビゲーションECU50を備える。
なお、本明細書においてECUは、マイクロコンピュータを主要部として備える電気制御装置(Electric Control Unit)であり、「コントローラ」とも称呼される。マイクロコンピュータは、CPU、ROM、RAM、不揮発性メモリ及びインターフェースI/F等を含む。CPUはROMに格納されたインストラクション(プログラム、ルーチン)を実行することにより各種機能を実現するようになっている。運転支援ECU10、外部通信ECU30、メーターECU40及びナビゲーションECU50は、図示しないCAN(Controller Area Network)を介して相互に情報を送信可能及び受信可能に接続されている。これらのECUは、幾つか又は全部が一つのECUに統合されてもよい。本実施形態では、特に断りがない限り、「コントローラ」は、運転支援ECU10を指す。
運転支援ECU10は、図1に示したように、以下に述べるセンサ、スイッチ及び装置等と接続されていて、これらから信号を受け取る。
レーダセンサ15:レーダセンサ15は、ミリ波帯の電波(以下、「ミリ波」と称呼する。)を送信し、且つ、そのミリ波の物体による反射波を受信する。レーダセンサ15は、送信したミリ波と受信した反射波との位相差、反射波の減衰レベル及びミリ波を送信してから反射波を受信するまでの時間等に基づいて、検出した各物標に対する、車間距離(縦距離)、相対速度、横距離、及び、相対横速度等の相対関係を所定時間の経過毎に取得する。
車速センサ16:車速センサ16は、自車両の走行速度(車速)を検出し、車速SPDを表す信号を出力する。
カメラ装置17:カメラ装置17は、何れも図示しない「ステレオカメラ及び画像処理部」を備えている。ステレオカメラは、車両前方の左側領域及び右側領域の風景を撮影して左右一対の画像データを取得する。画像処理部は、ステレオカメラが撮影した左右一対の画像データに基づいて、物標の有無及び自車両と物標との相対関係を演算して出力する。
なお、運転支援ECU10は、レーダセンサ15によって得られた自車両と物標との相対関係と、カメラ装置17によって得られた自車両と物標との相対関係と、を合成することにより、自車両と物標との相対関係(物標情報)を決定する。
操作スイッチ18:操作スイッチ18は、運転者により操作されるスイッチである。運転者は、操作スイッチ18を操作することにより、信号情報活用運転支援システム(TSPS:Traffic Signal Prediction Systems)を活用して、運転支援としての信号通過支援を実行するか否かを選択することができる。なお、運転支援の内容については後述する。
外部通信ECU30は、光ビーコン受信装置31に接続されている。外部通信ECU30及び光ビーコン受信装置31は、路側装置20を介して外部のネットワークシステムに接続するための無線通信端末である。光ビーコン受信装置31は、路側通信機である光ビーコン21と無線通信する周知の装置であり、道路に設置された路側装置20の光ビーコン21から、「VICS(登録商標)(Vehicle Information and Communication System)情報」を、無線通信(赤外線通信)を用いて受信する。「VICS情報」について、詳しくは後述する。なお、光ビーコン受信装置31は、光ビーコン21と通信し易い位置、例えば、車両のダッシュボード上等に設置するのが望ましい。
メーターECU40は、スピーカー41及び表示器42に接続されている。メーターECU40は、「警告」として、運転支援ECU10からの指示に応じてスピーカー41から音声を発生させることにより運転者への注意喚起を行う。更に、メーターECU40は、運転支援ECU10からの指示に応じて、表示器42に運転支援制御の作動状況を表示させたり、自車両が次の交差点に到達したときの当該交差点の信号機の灯色(青、赤及び黄色)、即ち、予測灯色を表示させたりする。この予測灯色の表示は、運転支援の一つである。予測灯色を表示する表示器42上の画像は「支援画像」とも称呼される。加えて、メーターECU40は、運転支援ECU10からの指示に応じて、自車両が次の交差点に到達したときに当該交差点の灯色が青になっていて、よって、自車両が停止することなく当該交差点を通過することを可能とするために最適な車速SPDを表示させたりする。加えて、メーターECU40は、表示器42に注意喚起用のマーク(例えば、ウォーニングランプ)を点灯させたり、警告メッセージ(例えば、運転支援を中止する旨のメッセージ)を表示させたりする。
ナビゲーションECU50は、GPS受信機51、地図データベース52タッチパネル式ディスプレイ53と接続されている。GPS受信機51は、自車両の現在位置座標を検出(取得)するためのGPS信号を受信する。地図データベース52は、地図情報等を記憶している。タッチパネル式ディスプレイ53はヒューマンマシンインターフェースであり、自車両の乗員により操作されるとともに、必要な画像を表示する。
ナビゲーションECU50は、GPS受信機51が受信した位置標定のための信号であるGPS信号に基づいて、現時点の自車両の位置を演算して検出する。更に、ナビゲーションECU50は、自車両の位置及び地図データベース52に記憶されている地図情報等に基づいて各種の演算処理を行い、ディスプレイ53を用いて経路案内を行う。加えて、ナビゲーションECU50は、GPS信号の電波を受信できないときには、現時点に最も近い過去の時点にて受信したGPS信号に基いて取得された当該過去の時点における自車両の位置と、周知の自律航法システムが使用する方法と、に基づいて現時点の自車両の位置を特定し検出することが可能である。なお、ナビゲーションECU50は、前述の予測灯色をディスプレイ53に表示させてもよい。
路側装置20は、光ビーコン21、情報中継装置22及び信号制御装置23を主に備える。ところで、光ビーコン21から無線送信される「VICS」は、渋滞及び交通規制等の道路交通情報(VICS情報)をリアルタイムに車両に送信し、それらの情報をディスプレイ53等に文字・図形で表示させるための情報通信システムのことを示す。
光ビーコン21は、それ自身が設置された位置を基準とした所定の通信領域(以下、「受信エリア」とも称呼する。)を車両が通過する際に、その車両との間で路車間通信(赤外線を用いた無線通信)を行ってVICS情報を車両に送信する。
このVICS情報は、車両の進行方向に存在する複数の交差点の座標(例えば、各交差点の中心位置座標)、その複数の交差点の信号機の灯色に関する灯色関連情報、信号機を識別するための識別情報(信号機番号)、及び、複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の道路形状に沿った道なり距離を含んでいる。これらの情報は、便宜上、「道路情報」と称呼される。灯色関連情報は、現時点における信号機の灯色、その灯色が表示される残りの時間、及び、その信号機の各灯色の点灯時間等を含む。
情報中継装置22は、図示しない交通管制センタと通信可能に接続されていて、灯色及び灯色継続時間等を交通管制センタから受け取り、その情報を信号制御装置23及び光ビーコン21に送信する。
信号制御装置23は、自己が管理する単数又は複数の信号機のそれぞれの「灯色及び次の灯色に変更するまでの時間(灯色継続時間)等」を管理し、各信号機の灯色を赤、青、或いは、黄色に変更する。更に、信号制御装置23は、情報中継装置22と接続されていて、情報中継装置22から灯色関連情報を随時受信し、その情報に基いて信号機の灯色を変更する。
<作動の概要>
次に、第1装置の作動の概要について図2を参照して説明する。
先ず、自車両VAが路側装置20が設けられている領域を通過する。その際、第1装置は、路側通信機との路車間通信(無線通信)により、前述した道路情報を受信する。即ち、第1装置は、進行方向に存在する複数の交差点の座標(図2のI1,I2,I3,I4を参照。)、当該交差点の信号機の灯色に関する灯色関連情報、及び、当該交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の道なり距離Lr(交差点I1と交差点I2との間の道なり距離Lr1,交差点I2と交差点I3との間の道なり距離Lr2,交差点I3と交差点I4との間の道なり距離Lr3)を受信し、取得する。
その後、自車両VAは、交差点I1と交差点I2の間の対象道路(以下、「I1−I2間道路」とも称呼する。)を走行する。このとき、第1装置は、表示器42に、自車両VAの進行方向に存在する次の交差点I2の予測灯色の支援画像を表示(提示)する運転支援を行う。その支援画像により、運転者は、自車両VAの速度を調整して、交差点I2で停止することなく青で通過できるように自車両VAを走行させることができる。
一方で、I1−I2間道路には、途中で分岐する非対象道路(脇道)Wが存在する。仮に、自車両VAが脇道Wに進入した場合、前述した交差点I2の予測灯色の支援画像がいつまでも表示器42に表示されていると、運転者を煩わしく感じさせたり、混乱させたりする。
従って、第1装置は、前述した逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref以上か否かを判定し、逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref以上であると判定した場合、自車両VAがI1−I2間道路から逸脱したと判定して、上記の支援画像の提示を停止(禁止)する。
これに対し、自車両VAが脇道Wに進入することなく、交差点I2と交差点I3の間の対象道路(以下、「I2−I3間道路」とも称呼する。)を走行する場合、第1装置は、表示器42に、次の交差点I3の予測灯色の支援画像を表示(提示)する。I2−I3間道路は湾曲した道路形状を一部に含むため、逸脱距離Divは対象道路が直線形状のI1−I2間道路と比べて、ほとんどの位置で大きくなる。
従って、従来装置のように、I1−I2間道路及びI2−I3間道路の両方において、逸脱判定閾値Drefを同じ(一定の)値D1refに設定した場合、自車両VAがI2−I3間道路を走行している間において逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref以上となる。その場合、従来装置は、自車両VAがI2−I3間道路(即ち、対象道路)を走行中であるにも関わらず、I2−I3間道路から逸脱したと判定し、次の交差点I3の予測灯色の支援画像を表示しなくなる。
一方で、係る事態の発生を回避するために、仮にI1−I2間道路及びI2−I3間道路において、逸脱判定閾値Drefを「値D1refよりも大きい同じ(一定)値D2ref」に設定したと仮定する。この場合、自車両VAが前述したI1−I2間道路の途中で脇道Wに進入すると、逸脱距離Divが値D2refに設定された逸脱閾値Dref以上となるのに長い距離を走行する必要がある。そのため、自車両VAがI1−I2間道路から逸脱したと判定されるまでに長い時間を要し、前述した次の交差点I3の予測灯色の支援画像が表示器42に長時間表示される。その結果、運転者は、その表示を煩わしく感じたり、混乱したりする虞がある。
そこで、第1装置は、複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が大きくなるほど、当該二つの交差点の間の対象道路に適用される逸脱判定閾値Drefが大きくなるように当該逸脱判定閾値Drefを設定する(図2に破線により示した逸脱判定閾値ラインを参照。)。
即ち、第1装置は、道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が小さいI1−I2間道路において、逸脱判定閾値Drefを相対的に小さい値D1refに設定する。従って、自車両VAが対象道路から脇道Wに入った場合に、自車両VAが対象道路から逸脱したと早期に判定することができる。その結果、第1装置は、不適切な支援画像が表示器42に表示される時間を短くすることができるので、運転者を煩わしく感じさせたり、混乱させたりする可能性を低減することができる。
更に、第1装置は、道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が大きいI2−I3間道路において、逸脱判定閾値Drefを相対的に大きい値D2refに設定する。その結果、自車両VAがI2−I3間道路を走行しているにも関わらず、自車両がI2−I3間道路から逸脱したと誤って判定する可能性を低減することができる。従って、第1装置は、適切な支援画像を表示器42に継続して表示することができるので、運転者の運転支援を適切に継続することができる。
<具体的作動>
次に、第1装置の具体的作動について説明する。運転支援ECU10のCPU(単に「CPU」と称呼する場合がある。)は、イグニッション・キー・スイッチがオン位置に設定されている間、所定時間が経過する毎に図3のフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
従って、イグニッション・キー・スイッチがオン位置にある場合、CPUは、所定のタイミングにてステップ300からステップ310に進み、信号通過支援フラグXsの値が「1」であるか否かを判定する。信号通過支援フラグXsの値は、イグニッション・キー・スイッチがオフ位置からオン位置へと変化した直後にCPUにより実行されるイニシャルルーチン(図示省略)において「0」に設定されるようになっている。更に、信号通過支援フラグXsの値は、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行することが選択されている場合、「1」に設定される。
現時点が、イグニッション・キー・スイッチがオン位置へと変更された直後で、かつ、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行することが選択れていないと仮定する。その場合、信号通過支援フラグXsの値は「0」である。よって、CPUは、ステップ310にて「No」と判定して、直接ステップ395へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対して、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行することが選択されている場合、信号通過支援フラグXsの値は「1」に設定される。その場合、CPUはステップ310にて「Yes」と判定してステップ320に進み、光ビーコン21から所定の通信領域(受信エリア)にて道路情報を光ビーコン受信装置31により受信し、取得したか否かを判定する。
CPUは、ステップ320にて、道路情報を光ビーコン受信装置31により受信し、取得している場合、「Yes」と判定して、ステップ330へと進む。CPUは、ステップ330にて、自車両VAの現在位置座標を位置検出部であるGPS受信機51及びナビゲーションECU50により検出させ、取得してステップ340へと進む。CPUは、ステップ340にて、後述する逸脱判定フラグXdが「0」であるか否かを判定する。逸脱判定フラグXdは、自車両VAが対象道路から逸脱したか否かを判定するフラグである。逸脱判定フラグXdが「1」である場合、CPUは、自車両VAが対象道路を逸脱したと判定したことを表す。一方、逸脱判定フラグXdが「0」である場合、CPUは、自車両VAが対象道路に位置すると判定したことを表す。逸脱判定フラグXdについて、更に詳しくは後述する。
CPUは、自車両VAが対象道路に位置していると判定され、逸脱判定フラグXdが「0」に設定されている場合、ステップ340にて「Yes」と判定して、ステップ350に進み、自車両VAの現在の車速SPDを車速センサ16により検出させ、取得する。その後、CPUは、ステップ360に進み、取得した灯色関連情報を含む道路情報、自車両VAの現在位置座標及び車速SPDに基づき、進行方向に存在する次の信号機の予測灯色の支援画像を表示器42に表示させる。
これに対して、CPUは、ステップ340にて、逸脱判定フラグXdが「1」に設定されている場合、「No」と判定してステップ370に進み、運転者に前述した「警告」を行う。この「警告」は、CPUからの指示に応じて、スピーカー41から自車両VAが対象道路から逸脱している旨を、音声により流すことで行う。なお、CPUは、表示器42に対象道路から逸脱している旨の警告マークを表示させることにより「警告」を行うとしても良い。次いで、CPUは、ステップ380へと進み、前述した信号通過支援を禁止し、ステップ390へと進み、操作スイッチ18の信号通過支援を実行するとの選択を解除して信号通過支援フラグXsの値を「0」に設定する。その後、CPUは、ステップ395へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
ところで、CPUは、ステップ320にて、道路情報を光ビーコン受信装置31により受信していない場合、「No」と判定して、直接ステップ395へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
次に、前述した第1装置の車両VAが対象道路を逸脱したか否かを判定する逸脱判定ルーチンの具体的作動について図4を参照して説明する。CPUは、イグニッション・キー・スイッチがオン位置に設定されている間、所定時間が経過する毎に図4のフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。なお、図3に示す信号通過支援ルーチン及び図4に示す逸脱判定ルーチンにおけるそれぞれの所定時間は、異なる時間の長さであっても同じ時間の長さであっても良い。
イグニッション・キー・スイッチがオン位置にある場合、CPUは、所定のタイミングにてステップ400からステップ410に進み、信号通過支援フラグXsの値が「1」であるか否かを判定する。前述したように、信号通過支援フラグXsの値は、イニシャルルーチン(図示省略)において「0」に設定されるようになっている。
現時点が、イグニッション・キー・スイッチがオン位置へと変更された直後で、かつ、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行することが選択されていないと仮定する。この場合、信号通過支援フラグXsの値は「0」である。従って、CPUは、ステップ410にて「No」と判定して、直接ステップ495へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
これに対して、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行することが選択されている場合、信号通過支援フラグXsの値は「1」に設定される。その場合、CPUはステップ410にて「Yes」と判定して、ステップ420へと進む。CPUは、ステップ420にて、光ビーコン21から所定の通信領域(受信エリア)にて道路情報を光ビーコン受信装置31により受信し、取得したか否かを判定する。CPUは、ステップ420にて、道路情報を光ビーコン受信装置31により受信し、取得している場合、「Yes」と判定して、ステップ430へと進む。
CPUは、ステップ430にて、光ビーコン受信装置31により受信し取得した道路情報から、車両の進行方向に存在する複数の交差点座標、及び、当該複数の交差点のうち互いに隣接する二つの交差点間の道なり距離Lrを取得する。
次いで、CPUはステップ440に進み、互いに隣接する二つの交差点間の直線距離Ldを算出し、ステップ450へと進む。なお、上記直線距離Ldは、ステップ430で取得した複数の交差点座標(緯度、経度)から、隣接する二つの交差点間の直線距離を演算して算出される。
その後、CPUはステップ450にて、上記複数の交差点のうち互いに隣接する二つの交差点間のそれぞれの逸脱判定閾値Drefを算出する。逸脱判定閾値Drefは、(隣接する二つの交差点間の道なり距離Lr−当該隣接する二つの交差点間の直線距離Ld)/2の値に許容誤差ΔLを加算した値である。なお、許容誤差ΔLは、車両のGPS誤差及び複数レーン数による誤差等の値を考慮して決定する。
次いで、CPUはステップ460へと進み、逸脱距離Divが車両が位置する対象道路に適用される逸脱判定閾値Dref未満か否かを判定する。逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref未満である場合、CPUはステップ460にて「Yes」と判定して、ステップ470へと進み、逸脱判定フラグXdの値を「0」に設定する。その後、CPUはステップ495へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
それに対して、逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref以上である場合、CPUはステップ460にて「No」と判定して、ステップ480へと進み、逸脱判定フラグXdの値を「1」に設定して、ステップ495へと進み、本ルーチンを一旦終了する。従って、その後、CPUは、図3に示す信号通過支援ルーチンにおいて、前述した「警告」の後、信号通過支援を禁止し、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行するとの選択を解除して信号通過支援フラグXsの値を「0」に設定する。なお、前述した通り、逸脱判定フラグXdが「1」である場合、CPUは、自車両VAが対象道路を逸脱したと判定したことを表す。一方、逸脱判定フラグXdが「0」である場合、CPUは、自車両VAが対象道路に位置すると判定したことを表す。
ところで、CPUは、ステップ420にて、道路情報を光ビーコン受信装置31により受信していない場合、「No」と判定して、直接ステップ495へと進み、本ルーチンを一旦終了する。
以上、説明したように第1装置は、自車両VAが対象道路を逸脱したか否かを、逸脱距離Divが逸脱判定閾値Dref以上か否かで判定する。更に、第1装置は、隣接する二つの交差点間における道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が大きくなるほど、当該二つの交差点間の対象道路に適用される逸脱判定閾値Drefを大きくなるように設定する。従って、第1装置によれば、対象道路の道路形状が湾曲しており交差点間における道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が大きくなり易い対象道路ほど、逸脱判定閾値Drefは大きく設定される。そのため、自車両VAが湾曲した道路形状の対象道路を走行中に、逸脱距離Divが設定された逸脱判定閾値Dref以上となる可能性を低減できる。
その結果、第1装置は、自車両VAが湾曲した道路形状の対象道路を走行しているときに、誤って自車両VAが対象道路から逸脱したと判定する可能性を低減することができる。
一方で、第1装置によれば、道路形状がほぼ直線で隣接する二つの交差点間における道なり距離Lrと直線距離Ldとの差が小さい対象道路ほど、適用される逸脱判定閾値Drefは小さく設定される。従って、自車両VAが対象道路から非対象道路である脇道に進入した場合、早期に逸脱距離Divが適用される逸脱判定閾値Dref以上となる。その結果、第1装置は、自車両VAが対象道路から逸脱したと早期に判定して、運転支援を中止することができる。故に、既に逸脱している対象道路の灯色関連情報に基づく運転支援が継続される時間を短縮して、運転者が煩わしさを感じたり、混乱したりする可能性を低減することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係る運転支援装置1(以下、「第2装置」と称呼される場合がある。)について説明する。第2装置は、第1装置と同一の構成であり、かつ、第1装置と同様に図3に示す信号通過支援ルーチンを実行する。第2装置は、以下の点においてのみ第1装置と相違している。
(1)第2装置は、設定された逸脱閾値Drefが上限閾値(逸脱上限閾値DrefH)以上となる場合に、運転者への運転支援を禁止(停止)する。
以下、この相違点を中心に説明する。
<作動の概要>
以下、第2装置の作動の概要について図5を参照して説明する。第2装置は、第1装置と同様、非常に大きく湾曲した対象道路(図5のI6−I7間道路を参照。)の場合、ほぼ直線である対象道路(図5のI5−I6間道路を参照。)と比べて、適用される逸脱判定閾値Drefを大きく設定する(図5のD5ref及びD6refを参照。)。このように逸脱判定閾値Dref設定することにより、第2装置は、第1装置と同様、自車両VAがI6−I7間道路を走行しているときに、対象道路から逸脱したと判定する可能性を低減する。
一方で、自車両VAが、I6−I7間道路から非対象道路である脇道Wに進入した場合を仮定する。その場合、逸脱距離Divが相対的に大きいD6refに設定された逸脱判定閾値Dref以上となるためには、自車両VAが長い距離を走行する必要がある。従って、第1装置であれば、自車両VAがI6−I7間道路から逸脱したと判定するまでに長い時間が必要とされ、その間次の交差点I7の予測灯色の支援画像が表示器42に長時間表示される。その結果、運転者は、その表示を煩わしく感じたり、混乱したりする虞がある。
そこで、第2装置は、逸脱判定閾値Drefが所定の逸脱上限閾値DrefH以上となるI6−I7間道路を自車両VAが走行する場合、逸脱判定フラグを「1」に設定して、車両VAが対象道路から逸脱したと判定されたときと同様、I6−I7間道路において上記の支援画像の提示を禁止(停止)する。その結果、第2装置は、I6−I7間道路において、自車両VAが脇道Wに逸脱した場合、逸脱したと判定されるまでに長い時間を要することがない。故に、第2装置は、I6−I7間道路において、不適切な支援画像が表示器42に表示されることがないため、運転者が煩わしさを感じたり、混乱したりすることを防止できる。
<具体的作動>
次に、第2装置の具体的作動について説明する。
CPUは、イグニッション・キー・スイッチがオン位置に設定されている間、所定時間が経過する毎に図6のフローチャートにより示したルーチンを実行するようになっている。
従って、イグニッション・キー・スイッチがオン位置にある場合、CPUは、所定のタイミングにてステップ600からステップ610に進み、信号通過支援フラグXsの値が「1」であるか否かを判定する。
なお、図6のステップ610、ステップ620、ステップ630、ステップ640及びステップ650は、図4のステップ410、ステップ420、ステップ430、ステップ440及びステップ450にそれぞれ対応する。そのため、ステップ610、ステップ620、ステップ630、ステップ640及びステップ650についての説明は、省略する。
図6に示す第2装置の逸脱判定ルーチンには、図4に示した逸脱判定ルーチンに、逸脱閾値Drefが逸脱上限閾値DrefH未満であるか否かを判定するステップ660が追加されている。CPUは、ステップ650にて、逸脱判定閾値Drefを算出した後、ステップ660に進み、逸脱閾値Drefが逸脱上限閾値DrefH未満であるか否かを判定する。仮に、逸脱閾値Drefが逸脱上限閾値DrefH未満の場合、CPUは、ステップ660にて「Yes」と判定して、ステップ670に進む。ステップ670以降のステップ670、ステップ680及びステップ690の処理は、図4のステップ460以降のステップ460、ステップ470及びステップ480の処理と同じであるため、これらの説明については省略する。
それに対して、ステップ660にて、逸脱閾値Drefが逸脱上限閾値DrefH以上となる場合、CPUは、ステップ660にて「No」と判定して、ステップ690へと進み、逸脱判定フラグXdを「1」に設定し、その後ステップ695へと進み本ルーチンを一旦終了する。従って、CPUは、図3に示す信号通過支援ルーチンにおいて、前述した「警告」の後、信号通過支援を禁止(停止)し、操作スイッチ18によって信号通過支援を実行するとの選択を解除して信号通過支援フラグXsの値を「0」に設定する。
以上、説明したように第2装置では、逸脱判定閾値Drefが逸脱上限閾値DrefH以上となる場合に、逸脱判定フラグを「1」に設定して、自車両VAが対象道路から逸脱したと判定されたときと同様、運転支援を禁止(停止)する。その結果、第2装置は、非常に大きく湾曲した対象道路において、自車両VAが対象道路から逸脱した場合に、逸脱したと判定されるまでに長い時間を要することがない。故に、第2装置は、非常に大きく湾曲した対象道路において、既に逸脱している対象道路の灯色関連情報に基づく運転支援が長く継続されて、運転者が煩わしさを感じたり、混乱したりすることを防止できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、各実施形態の運転支援は、次の信号機の予測灯色を提示する信号通過支援に限らず、路車間通信を用いて行う、赤信号減速支援、発進遅れ防止支援及びアイドリングストップ支援等の周知の信号情報活用運転支援システム(TSPS)を用いたものであっても良い。加えて、各実施形態の運転支援は、路車間通信を用いて行う、一時停止規制見落とし防止支援、出会い頭衝突防止支援及び信号見落とし防止支援等の周知の安全運転支援システム(DSSS)を併用するものであっても良い。
更に、操作スイッチをオン/オフに切り替えて信号通過支援を実行するか否か選択しているが、操作スイッチは設けられてなくとも良い。即ち、車両が対象道路に位置するときは、自動的に信号通過支援が行われるようにしても良い。
加えて、路側通信機として光ビーコンを用い、路車間通信(無線通信)が行われているが、路側通信機として電波ビーコン又はその他の無線通信を用いても良い。加えて、電波ビーコンは、2.4GHz帯域又は5.8GHz帯域の電波に限定されず、その他の周波数帯域の電波であっても良い。更に、路側通信機として700MHz帯域のITS無線やその他の周波数帯域の無線等を用いて路車間通信が行われるとしても良い。
1…運転支援装置、10…運転支援ECU、16…車速センサ、20…路側装置、21…光ビーコン、30…外部通信ECU、31…光ビーコン受信装置、40…メーターECU、42…表示器、50…ナビゲーションECU、51…GPS受信機、VA…車両。

Claims (1)

  1. 車両が走行している道路に設置された路側通信機が送信する道路情報であって、前記車両の進行方向に存在する複数の交差点の座標と、前記複数の交差点の信号機の灯色に関する灯色関連情報と、前記複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の道路形状に沿った道なり距離と、を含む道路情報を、無線通信により受信する受信部と、
    位置標定のための信号を受信するとともに当該信号に基いて車両の現在位置座標を検出する位置検出部と、
    前記受信部により受信された前記複数の交差点の座標に基いて当該複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点を直線で結んだ仮想道路の当該二つの交差点間の直線距離を算出する交差点距離算出部と、
    前記受信部により受信された前記灯色関連情報に基づく情報を提示することを含む運転支援を実行する運転支援実行部と、
    前記車両の現在位置座標により示される車両の現在位置と前記仮想道路との最短距離である逸脱距離を算出するとともに当該逸脱距離が逸脱判定閾値以上であるか否かを判定し、前記逸脱距離が前記逸脱判定閾値以上であると判定した場合に前記車両が前記運転支援を受けることが妥当な対象道路から逸脱したと判定する、逸脱判定部と、
    前記車両が前記対象道路を逸脱したと判定された場合、前記運転支援実行部が実行する前記運転支援を禁止する運転支援禁止部と、
    を備える運転支援装置において、
    前記逸脱判定部は、前記複数の交差点のうちの互いに隣接する二つの交差点の間の前記道なり距離と前記直線距離との差が大きくなるほど当該二つの交差点の間の前記対象道路に適用される前記逸脱判定閾値が大きくなるように当該逸脱判定閾値を設定するように構成された、
    運転支援装置。

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