JP6609432B2 - 木口用メラミン化粧シートの製造方法、粘着剤付き木口用メラミン化粧シートの製造方法、及び複合材の製造方法 - Google Patents

木口用メラミン化粧シートの製造方法、粘着剤付き木口用メラミン化粧シートの製造方法、及び複合材の製造方法 Download PDF

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本発明は木口用メラミン化粧シートの製造方法、粘着剤付き木口用メラミン化粧シートの製造方法、及び複合材の製造方法に関する。
従来、合板、パーティクルボード、中密度繊維板などの基材にメラミン化粧板、木口用メラミン化粧シートを接着加工したテーブル、カウンター等が知られている。
特開平6−269329号公報 実開平6−17927号公報
一般にテーブル、カウンターなどの水平部材には表面物性に優れるメラミン化粧板が使用されている。メラミン化粧板の厚みは1.0mmが主流で、厚みはコア層の積層枚数を適宜調整することにより、所望の厚みのメラミン化粧板を得ることができるが、厚みが薄くなればなるほど仕上げ工程で支障をきたす、例えば、裏面をサンディング処理する際、破損するという不具合を生じやすかった。
そのため、木口材にはPVC、ジアリルフタレート化粧板、オレフィン系化粧材を用いており、これらの木口材は厚みが薄く可撓性に優れ、好適に用いられているものの、メラミン化粧板と木口材は化粧層の図柄が同じでも製造メーカー、仕上げ方法、樹脂の違いから色調、艶を一致させるのは難しかった。
本発明はかかる状況に鑑み検討されたもので、化粧層1とコア層2´を含むメラミン化粧板4を母材とし、前記母材の裏面を切削して前記コア層2´の厚みより薄い薄コア層2を形成し、短冊状に裁断した木口用メラミン化粧シート3、また、化粧層1とコア層2´を含むメラミン化粧板4を母材とし、前記母材の裏面を切削して前記コア層2´の厚みより薄い薄コア層2を形成し、粘着剤を塗布し、短冊状に裁断した粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7を用いることによっても前記課題を解決することができる。
本発明の木口用メラミン化粧シートはメラミン化粧板を母材としているため耐熱性、耐摩耗性、耐汚染性、寸法安定性に優れ、厚みが薄いため可撓性に優れ基材の側面に加工しやすい。また、基材、メラミン化粧板、木口用メラミン化粧シートを含む複合板において、前記木口用メラミン化粧シートとして同一の化粧層を有する母材としてのメラミン化粧板を用いることにより、表面と木口面が色調、艶に違和感がなく調和のとれたものとなる。
本発明の木口用メラミン化粧シートの構成断面図。 本発明の粘着剤付き木口用メラミン化粧シートの構成断面図。 本発明に係るメラミン化粧板の構成断面図。 本発明の複合材の構成断面図。
本発明の木口用メラミン化粧シート3や粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7はメラミン化粧板を母材とする。メラミン化粧板は、化粧層1、コア層2´を含み、必要に応じてオーバーレイ層、バランス層が設けられる。
本発明に係るメラミン化粧板4は、化粧層1として化粧板用の化粧紙にメラミンーホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸、乾燥した樹脂含浸化粧紙、コア層2´にはクラフト紙のフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸、乾燥した樹脂含浸コア紙等からなり、所望の厚みに応じて樹脂含浸コア紙の枚数が調整される。熱圧成形条件は、温度125〜160℃、圧力40〜70kg/cmであれば良い。
前記メラミン化粧板4のコア層2´を切削してコア層の厚みを薄くして木口用メラミン化粧シートの元を得、短冊状に裁断すると木口用メラミン化粧シート3が得られる。使用するメラミン化粧板は0.8〜1.4mm程度であれば反りが小さくハンドリング性が良く、切削作業がしやすく好適である。コア層2´を切削した後の厚みは0.25〜0.35mmであれば木口用メラミン化粧シートとしての物性、例えば、可撓性、取扱性に優れ、粘着加工工程で破損するといった問題は生じない。厚みが0.25〜0.35mmと薄いため、木口面が曲面、例えば円形、楕円形の基材にも使用できる。尚、予めメラミン化粧板の製造時に厚みが0.25〜0.35mmとなるように成形した化粧板は裏面サンディング処理時に破損しやすく余り好ましくない。
木口用メラミン化粧シート3に粘着剤層6を設ける場合は、メラミン化粧板のコア層を切削してコア層の厚みを薄くした後に粘着加工する。粘着剤にはゴム系の粘着剤、アクリル系の粘着剤が適する。粘着加工した後短冊状に裁断して粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7得る。粘着加工しない場合は、メラミン化粧板のコア層を切削した後短冊状に裁断する。粘着層のない木口用メラミン化粧シート3はホットメルトなどの粘着剤、接着剤で基材に施工される。
本発明の木口用メラミン化粧シート3、粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7は基材5、例えば、合板、中密度繊維板(MDF)、ケイ酸カルシウム板、マグネシウム板等の木口面に適用される。
本発明の複合材9は、基材5の表面にメラミン化粧板4を、木口面に木口用メラミン化粧シート3或いは粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7を貼着することにより得られる。特に前メラミン化粧板4が、化粧層1とコア層2を含む前記木口用メラミン化粧シート3、或いは前記粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7とは樹脂含浸化粧紙からなる化粧層1が同一で、コア層の厚み異なる複合材にすれば、表面と木口面との図柄、色調、艶等が一致し、一体感がるものとなる。
母材
坪量140g/mのアイボリー系の化粧紙にメラミン−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸、乾燥した樹脂含浸化粧紙1枚と、坪量190g/mのクラフトにフェノール−ホルムアルデヒド樹脂を主成分とする樹脂液を含浸、乾燥した樹脂含浸コア紙5枚を積層し、熱圧成形して、化粧層とコア層を含む母材としてのメラミン化粧板を用意した。(厚みは1.2mm、アイカ工業株式会社製、品番H−5114(商品名、半艶仕上げ))。
木口用メラミン化粧シート
前記母材のコア層の厚みが薄くなるように切削して、厚み0.3mmとした後、幅18mmに裁断して木口用メラミン化粧シートを用意した。
複合材
厚み18mmのパーチクルボードの表面にメラミン化粧板(H−5114)をゴム系の接着剤を用いて接着し、木口面には前記木口用メラミン化粧シートをエチレン−酢ビ系ホットメルトで接着加工して複合材を得た。
粘着加工
前記同様に母材を得た後、コア層の厚みが薄くなるように切削して、シリコーン離型紙の上にアクリル樹脂を主成分とするアクリル系粘着剤が塗布された厚み136μmの粘着シート(日栄加工株式会社製)を貼着し、幅18mmに裁断して粘着剤付き木口用メラミン化粧シートを用意した。
実施例1において、木口用メラミン化粧シートを粘着剤付き口用メラミン化粧シートに代えた以外は同様に加工して複合材を得た。
前記基材の木口面には木口用メラミン化粧シートとして前記メラミン化粧板のコア層の一部を切削した厚み0.3mmの粘着剤付き木口用メラミン化粧シートが使用されている。厚みが0.25〜0.35mmと薄いと、可撓性に富み、木口面が曲面、例えば円形基材にも使用できる。
本発明の木口用メラミン化粧シートはテーブル、カウンター等の木口面に適用される他、メラミン化粧板と同様に諸物性に優れる事からドア、収納扉の周縁にも適用できる。
1 化粧層
コア層
2´コア層
3 木口用メラミン化粧シート
4 メラミン化粧板
5 基材
6 粘着剤層
7 粘着剤付き木口用メラミン化粧シート
9 複合材

Claims (6)

  1. 化粧層1とコア層2´を含むメラミン化粧板4を母材とし、前記母材の裏面を切削して前記コア層2´の厚みより薄い薄コア層2を形成し、短冊状に裁断することを特徴とする木口用メラミン化粧シート3の製造方法。
  2. 化粧層1とコア層2´を含むメラミン化粧板4を母材とし、前記母材の裏面を切削して前記コア層2´の厚みより薄い薄コア層2を形成し、粘着剤を塗布し、短冊状に裁断することを特徴とする粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7の製造方法。
  3. 厚みが0.25〜0.35mmであることを特徴とする請求項1記載の木口用メラミン化粧シート3の製造方法。
  4. 厚みが0.25〜0.35mmであることを特徴とする請求項2記載の粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7の製造方法。
  5. 基材5、表面材としてのメラミン化粧板4、請求項1又は3記載の製造方法によって得られた木口用メラミン化粧シート3を含み、前記木口用メラミン化粧シート3前記基材5の木口面に接着加工ることを特徴とする複合材の製造方法
  6. 基材5、表面材としてのメラミン化粧板4、請求項2又は4記載製造方法によって得られた粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7を含み、前記粘着剤付き木口用メラミン化粧シート7前記基材5の木口面に接着加工ることを特徴とする複合材の製造方法
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