JP6607982B2 - 2点電圧サンプリングを用いるrfインピーダンス検出 - Google Patents

2点電圧サンプリングを用いるrfインピーダンス検出 Download PDF

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Description

本開示は、概ね、RFインピーダンス測定に関し、詳細には、位相検出器なしで2点電圧サンプリングを用いるRFインピーダンス測定に関する。幾つかの実施形態は、測定後にインピーダンス整合ネットワークを調整することにも関する。
携帯電話などのモバイルハンドセットが、ますます高度な集積化を用いて製造されており、用いられる周波数帯域範囲が拡大している。その結果、埋込みアンテナ技術の性能限界が広がっている。電話機が保持される位置、使用される周波数帯域、及び他の要因などの環境変化によりアンテナにおける負荷インピーダンスが変動すると、不整合が生じ、或いはアンテナポートにおける電圧定在波比(VSWR)が増加する。また、アンテナ近傍の頭部又は手の人体効果が、やはりインピーダンス不整合につながる容量性負荷の原因となる。これにより、アンテナの中心周波数がずれ、VSWR不整合が大きくなることがある。受信上の問題に加えて、不整合があるとアンテナから放射される電力が減少する。
図1は、適応インピーダンス整合ネットワークを含む従来技術のRFシステムを示す。このシステムは、デュプレクサ22の入力に結合される出力を有するRFパワーアンプPA20を含む。このデュプレクサは、アンプ20からのRF信号を適応インピーダンス整合ネットワーク26を介してシステムアンテナ24に送る。デュプレクサ22はさらに、アンテナで受信するRF信号をシステムレシーバ(図示せず)に運ぶ。適応インピーダンス整合ネットワークは、アンテナのインピーダンスをデュプレクサのインピーダンスに整合する何らかの目標値に整合させるチューナブルインピーダンス整合ネットワーク30を含む。典型的には、アンテナのインピーダンスは、30〜100Ωの範囲の有効成分Rant及び0〜+100jΩの無効成分jXantを有する。この整合ネットワークは、アンテナのインピーダンスを、カプラ28のインピーダンスと整合するインピーダンスなどの何らかの目標インピーダンスに変換する。
アンテナのインピーダンスZantは、先に述べたように、アンテナを取り巻く物理的な環境の変化により変化し得る。チューナブル整合ネットワーク30の入力におけるインピーダンスは、方向性カプラ28の入出力におけるRF電圧の振幅をそれぞれのピーク検出器32A及び32Bを用いて周期的に測定することによってモニタリングされる。2つの検出された電圧の位相関係が位相検出器34を用いて測定される。次いで、ピーク電圧測定値及び位相測定値が、デジタル信号プロセッサなどの処理デバイス36に提供されてインピーダンスが計算される。例えばアンテナ特性の変化により、測定されたインピーダンスが目標インピーダンスと異なる場合、プロセッサは必要に応じて目標インピーダンスに戻るようにチューナブル整合ネットワーク30を調整する。
上述の手法は、インピーダンス整合部とは別のインピーダンス感知部を必要とする。また、位相検出器が用いられる。多くの携帯電話アプリケーションでは、対象とする690MHz〜2690MHzの範囲にわたって高精度で小電流の位相検出器を実現することは難しい。下記の発明を実施するための形態を図面と併せ読めば当業者には明らかになるように、RFインピーダンスの改善された検出方式が開示され、この方式は、位相検出器に依存せず、整合ネットワークとは別の感知要素を必要としない。
アンテナインピーダンスの変化を補償する適応インピーダンス整合ネットワークを組み込んだ従来技術のRFシステムの図である。
本開示の一実施形態に従った適応インピーダンス整合ネットワークを含むRFシステムの図である。
位相検出器の使用に依存しない、図2の実施形態の動作の一部を示すフェーザ図である。
図2の実施形態の動作をさらに示すシミュレーションのタイミング図である。
調整可能な減衰器回路要素を用いて電圧検出器のダイナミックレンジ要件を低減する代替実施形態を示す図である。
アンテナインピーダンスの変化が検出された後で整合ネットワークを調整する方法を示す複素平面のプロットである。
図2は、本開示の一実施形態に従った適応RF整合ネットワークモジュール38を示す。RFパワーアンプ20が、デュプレクサ22及び後続のRFスイッチ40を介してネットワークモジュール38の第1のポートに結合される。RFスイッチ40は、様々なトランシーバ経路の間で切り替えてGSM、WCDMA、LTEなどの様々な移動体通信規格に対応する。ネットワークモジュール38の別のポートは、アンテナ24に接続するためのものである。アンテナ24は、アンプ20からのRFエネルギーを放射し、且つ、デュプレクサ22を介してレシーバ回路要素に提供されるRF信号を受信するように機能する。携帯電話などの多くのアプリケーションでは、アンテナ24は、高Qを有する狭帯域幅の小型アンテナである。そのため、このアンテナは、変動する人体効果やハンドセットフォームファクタの変更による離調を受けやすい。この離調は、送信される放射電力の効率及び空気受け感度に悪影響を及ぼす。
適応整合ネットワークモジュール38は、まず、アンテナ24のインピーダンスを、例えば50Ωの有効インピーダンスとし得る目標インピーダンスに変換する。環境の変動によりアンテナ24のインピーダンスが変化し得、そのため、整合ネットワークが最適でなくなることがある。下記で説明するように、適応整合ネットワークモジュール38は、整合されたネットワークのインピーダンスをモニタリングし、インピーダンスが目標値から変動する場合、インピーダンスが目標値に戻るように整合ネットワークを調整する。
モジュール38で用いられる例示の整合ネットワークは、直列接続インダクタLsenseと、このインダクタのそれぞれの側に配置される一対の分路接続コンデンサアレイC及びCとを含むパイ型ネットワークである。これらのコンデンサアレイはそれぞれ、RF−MEMS(微小電子機械システム)容量性スイッチC〜C1Aのアレイ44A及びアレイ44Bを含む。これらの容量性スイッチは、好ましくは、バイナリ加重で配置され、5つの容量性スイッチが並列に接続され、相対的な容量値がC、2C、4C、8C、及び16Cである。これら5つの容量性スイッチは、個々にイネーブル及びディセーブルされて、増分CでC〜31Cの範囲の総キャパシタンスを提供する。よく知られているように、これら5つのスイッチのそれぞれの状態を制御するために高電圧切替え回路要素(図示せず)が用いられる。Lsenseは、2〜8ナノヘンリーの典型的なインダクタンスを有し、容量性スイッチのCの値は0.5〜4.0pFである。
各コンデンサバンクはさらに、MEMS容量性スイッチ44A及び44Bのそれぞれに周期的に並列接続される小容量(C<0.125pF)切替えコンデンサを含む。Cの値が小さいほど、下記で説明するピーク検出器52A及び52Bとして用いられるRF検出器の必要とされる電圧検出精度が高くなる。容量Cを回路内と回路外とで切り替えるように動作するスイッチ48A及び48Bの状態を制御するために、ライン50上に存在するディザクロックが用いられる。ディザクロックの周波数は、必要とされるRFインピーダンス測定応答時間によって決まり、100Hzという低い周波数から約1MHzとし得る。好ましくは、ディザ周波数は、RF感知ライン上にスパイクが導入されないようにあまり高くしない。インピーダンス整合の一部を形成することに加えて、インダクタLsenseは、インピーダンスセンサの一部としても機能する。一対のピーク電圧検出器52A及び52Bが、インダクタLsenseの相対する端部でそれぞれの電圧V1及びV2を検出するように接続される。これらの電圧は、切替えコンデンサ46A及び46Bがスイッチ48A及び48Bによって回路内に接続されるとき周期的に感知され、次いで、これらのコンデンサが回路外に切り替えられるとき再度感知される。下記で説明するように、これら4つの電圧測定値により、整合ネットワークを見るインピーダンスが決まる。
測定されたインピーダンスが範囲外の場合には、コンデンサスイッチ44A及び44Bを介して整合ネットワークが調整されてインピーダンスを範囲内に戻す。制御ブロック54が、ライン50上のディザクロックの生成、ピーク検出器52A及び52Bの制御、実際のネットワークインピーダンスの計算、及びインピーダンスを範囲内に戻すための適応整合ネットワークの再調整を含めて様々な制御機能を提供する。
図2は、値Cを有する一対のディザキャップ46A及び46Bを示していることに留意されたい。ディザキャップ46Aは、整合ネットワーク及びアンテナ24に関する幾つかの有用な情報を求めるために用いられ得る。ただし、下記の説明及び解析はディザキャップ46Bだけを用いることに基づいている。
図3は、V2がサンプリングされるノードからアンテナ24のインピーダンスに向かって見たインピーダンスであるインピーダンスZを求めるために上述の4つの測定値をどのように用いるかを示すフェーザ図(実際の尺度に従わない)である。そのため、Zは、整合ネットワーク出力キャパシタンスC(並列コンデンサ44Bと46Bの和)とアンテナインピーダンスAant=Rant+jXantの並列結合である。インピーダンスZは下記のように表現され得る。
=R+jX (1)
電圧V1及びV2は、それぞれのピーク検出器52A及び52Bを用いて、ライン50上のディザクロックの極性に基づいてスイッチ48Bが開いてディザコンデンサ46B(C)が回路外になるときに測定される。そのため、V1及びV2が複素平面上にプロットされ得る図3のグラフから、これらの2つの電圧の差が感知インダクタLsenseのインピーダンスを表すXであることがわかる。最初の測定がなされた後、ディザクロックはスイッチ48Bを閉じ、そのため、コンデンサ46Bが回路内に接続される。次いで、前の測定でのV1及びV2に対応する電圧V12及びV22がそれぞれのピーク検出器52A及び52Bを用いて測定される。これら2つの電圧V12及びV22も、V1及びV2とともに複素平面上にプロットされ得る。これらの電圧の差は、切替えコンデンサ46BのインピーダンスXc0小さい感知インダクタLsenseのインピーダンスXによって表される。図3のグラフを見ると、(アンテナのインピーダンスZantを一成分として含む)インピーダンスZの値R及びXが位相検出器を用いずに確認され得ることが示されている。
の値は、好ましくは、制御ユニット54内に配置される信号処理回路要素を用いて求められる。位相角φは下記のように表現される。
Figure 0006607982
ここで、Vr1はV1/V2の比であり、Vr2はV12/V22の比であり、Xdpはディザキャップ46Bのインピーダンスであり、XはインダクタLsenseのインピーダンスである。
位相角がわかると、インピーダンスZの無効成分X及び有効成分Rが下記のように計算され得る。
Figure 0006607982
の値が、例えばアンテナ環境の変化のために、目標値から離れたと仮定すると、制御ユニット54内の信号プロセッサは、整合ネットワークの整合特性を変えるように進行する。下記でより詳細に説明するように、これは、コンデンサ44A及び44Bの値を変更することによって実行される。
図4A〜4Dは、当該インピーダンス整合モジュー38の動作をさらに示すタイミング図である。図4Aの波形56は、コンデンサ46B(C)(図2)を整合ネットワーク内に切り替え、且つ、整合ネットワーク外に切り替えるディザクロックを表す。先に述べたように、コンデンサCがネットワーク内に存在するとき、2つのピーク検出器52A及び52Bは、インダクタLsenseの相対する側のピーク電圧を感知してV1及びV2を求める。V1/V2の比Vr1が生成される。V1及びV2の個別の値を求めることを必要とせずに、比Vr1を直接生成することも可能である。コンデンサCが整合ネットワーク外に切り替えられるときピーク電圧が感知されてV21及びV22が求められる。次いで、V21/V22の比の値Vr2が求められる。
タイミング図の時間T1=25μsにおいて、アンテナ負荷インピーダンスの変化がシミュレーションされる。この時間よりも前では、図4Bから、比Vr1が約2.6であり、比Vr2が約2.8であることがわかる。次いで、これら2つの比が数式(2)、(3)、及び(4)に従って制御ユニット54によって処理されて、インピーダンスRの実数成分RL1及び虚数成分XL1が生成される。この例では、(先に述べたように一成分としてアンテナインピーダンスAantを含む)初期インピーダンスZL1は下記のとおりである。
L1=RL1+jXL1=100−j35.4Ω (5)
アンテナインピーダンスの変化は、例えば、携帯電話の保持のしかたを調整するなどのアンテナ環境の変化によって生じ得る。図4Bでわかるように、時間T1におけるアンテナインピーダンスの変化は、電圧比Vr1及びVr2の変化によって明示されるように即座に検出される。Vr1は約2.6から2.5に変化し、Vr2は約2.8から変化している。次いで、制御ユニット54は、新たなインピーダンス値ZL2を、やはり数式(2)、(3)、及び(4)を用いて下記のように再計算する。
L2=RL2+jXL2=50−j17.1Ω (6)
目標インピーダンスが上記の数式(5)によって反映されると仮定すると、制御ユニット54は、整合されたインピーダンスが目標インピーダンスに戻るようにMEMS44A及び44Bを介して整合ネットワークを変えるように進行する。ここで、整合ネットワークを調整するための一手法を説明する。下記でわかるように、目標値に到達するように整合ネットワークのキャパシタンスを変更することのみが必要とされ、そのキャパシタンスの実際の最終値は必要とされない。
数式(3)及び(4)によって先に示したように、R及びXの値は、測定されるインピーダンスのそれぞれの実数成分及び虚数成分を表す。これらの値を用いて、整合ネットワークのキャパシタンス44A及び44B、すなわちMEMSコンデンサアレイ、の値の必要とされる変化が信号プロセッサなどを用いて求められる。インピーダンス整合モジュール38がアンテナ24のインピーダンスZantの変化を補償するためにどのように動作するかを示すために、複素インピーダンス平面のチャートが図6に示されている。並列構成要素を結合するために、これらの値がアドミタンスで表され、そのため、値が単に合わせて加算され得ることが好ましい。同様に、直列構成要素でも、値がインピーダンスで表され、そのため、これらの値も加算によって結合され得ることが好ましい。図6のチャートには両方の手法が示されている。アドミタンスの虚数成分だけを変化させると、アドミタンスは、いずれも原点68で交差する定コンダクタンス円に沿って動く。
まず、整合ネットワークが最適値を有すると仮定して、現在のアンテナのインピーダンスZantを、この例における最適値、50+j0Ωの純粋有効抵抗に変換する。この状態は、図6のチャートでは点Aで表されている。図でわかるように、点Aは実数軸の50Ωの点にあり、この点は20ミリシーメンスの定コンダクタンス円上にある。アンテナのインピーダンスZantが、例えばアンテナ環境の変化により変えられると、アンテナのインピーダンスZantは変化する。整合ネットワークモジュール38によって測定されるインピーダンスは実際にはZ、すなわち、Zantと整合ネットワークのコンデンサCのインピーダンスZC2との並列結合、である。そのため、Zantが変化すると、図6のチャートの点Aから点Bへの遷移によって示されるように、Zも変化する。
変化したインピーダンスを点Aにおける目標インピーダンスに戻すために、整合ネットワークのキャパシタンスC及びCの両方の値を調整することが通常必要である。まず、Cの値をΔCだけ変化させてZの新たな値を提供する。ここでこの値をZnewと称する。並列リアクタンスを付加することによって、このインピーダンスは、定アドミタンス円の円弧72Aに沿って点Bから点Cに移動する。この移動の距離及び方向は、変化ΔCの大きさと極性との関数である。この例では、極性は正である(Cは増加する)。ΔCの大きさは、点Cが複素平面内に位置するように決まり、そのため、インピーダンスXの固定値インダクタLsenseが直列に付加されると、結合されたインピーダンスの新たな値は、20ミリシーメンスの定アドミタンス円69上にあることになる。点Dにおけるその値は、ZnewとXの和である。この点で、整合ネットワークのCの値が生成され、このCの値により、インピーダンスZnew+Xを点Aで表される純粋抵抗50Ωの近くまで動かすのに充分な大きさのリアクタンスXが得られる。それぞれのキャパシタンスC及びCの大半を構成するMEMSキャップアレイ44A及び44Bは有限個の可能な値しかもたないので、最終的なインピーダンス値は理想値50Ωとはいくらか異なり得る。
上記の変換を実行するために、1つの手法は、まず、図6の点Bから点Cまで移動するためのキャパシタンスCの変化を求めることである。必要とされるリアクタンスの変化ΔXは下記のように求められる。
Figure 0006607982
ここで、XはインダクタLsenseのインピーダンスであり、Xは数式(3)に従ったZの無効成分の測定値であり、Rは式(4)に従ったZの抵抗成分の測定値であり、値50は目標インピーダンスであり単位はΩである。
このため、図6の点Bから点Cに移動するために必要とされるCの現在の値の変化は、下記のとおりである。
ΔC=−1/(ωΔX) (8)
ここでωは半径方向周波数2πfである。
次いで、全結合インピーダンス(整合ネットワーク+Zant)を点Dからシフトして点Aに戻すために必要とされるCの新たな値が求められる。Cの新たな値によって提供されるインピーダンスXを計算するための数式を下記に示す。後で定義される変数R及びXは、Xについての下記の数式を簡略化するために用いられる。
Figure 0006607982
ここで、Rnは下記数式(11)によって決まる変数であり、Xは下記数式(12)によって決まる変数である。
次いで、Cの新たな値は下記のとおりである。
=−1/(ωX) (10)
ここで、ωは半径方向周波数2πfである。
数式(9)で用いられる変数R及びXの値は下記のとおりである。
Figure 0006607982
ここで、XはインダクタLsenseのリアクタンスであり、ΔXは数式(7)に従ったCのリアクタンスであり、R及びXは数式(3)及び(4)に従ったZの実数部及び虚数部である。
このように、整合ネットワークのCの新たな値が数式(10)に従って得られると、Cの側の整合ネットワークを見るインピーダンスは、純粋抵抗50Ω又はその近傍の値である、図6の点Aに戻る。このように、図2のインピーダンス整合ネットワークのC及びCの実際の値が更新されると、インピーダンス整合シーケンスが完了する。
図2のMEMS切替えコンデンサ44A及び44Bは、バラクタの形式の電圧制御キャパシタンスで置き換えられ得ることに留意されたい。この場合、切替えコンデンサ46A及び46Bはなくされ得る。ディザクロックに応答するインピーダンスネットワーク変化は、特定のデルタ電圧の形式のバラクタ制御信号の大きさを変えることによって成されて、必要とされるキャパシタンス差が実現される。バラクタキャパシタンスのこの変化は、X及びRを計算するために上記数式(2)の値Xdpとして用いられ得る。
図5は、代替の適応整合ネットワークモジュール58を示す。このモジュールは、1対の並列コンデンサバンクを両側に有する直列インダクタL1を含むパイ型アーキテクチャが用いられるという点で図2のモジュールと類似している。これらのコンデンサバンクの最初のコンデンサバンクは、図2の実施形態で用いられるような容量性MEMSスイッチ44Aのアレイとともに、互いに直列に接続され、容量性スイッチ44Aと並列に接続される3つのコンデンサC、C、及びCを含む。他方のコンデンサバンクは、図2の実施形態で用いられるような容量性MEMSスイッチ44Bのアレイと、互いに直列に接続され、容量性スイッチ44Bと並列に接続される3つのコンデンサC、C、及びCとを含む。この実施形態では、ディザキャップ(明示的には図示せず)がMEMS容量性MEMSスイッチ44Bに組み込まれる。先に述べたように、MEMSスイッチは、キャパシタンスC、2C、4C、8C、及び16Cを選択的に並列接続し得る。ディザキャップは、スイッチ44Bへの制御信号を切り替えることによって内外が切り替えられ、それによって、最小キャパシタンス値Cが回路内又は回路外のいずれかになる。図2の実施形態のディザキャップ46Bは、MEMSコンデンサアレイ44B内に実装され得、同様に制御され得ることに留意されたい。
図5でわかるように、ピーク検出器52A及び52Bはそれぞれ、関連する感知ノードを有し、これらの感知ノードはスイッチ60A及び60Bの状態に応答して変更され得る。ピーク検出器は、典型的には、入力範囲が制限されており、その範囲内で正確な測定が行われる。数式(2)の値Vr1であるV1/V2の比のダイナミックレンジは、最大8のVSWRに相当するアンテナインピーダンスでは30dBにわたって変化し得る。このようにアンテナ出力電力が0〜30dBmの範囲で変化し得ることに加えて、ピーク検出器52A及び52Bセンサは、60dBの入力ダイナミックレンジ要件を有することがあり、これは実現するのが難しいことがある。
図5は、このような大入力電圧ダイナミックレンジを扱うための一手法を示す。比較的小さな値のコンデンサC、C、及びCは分圧器を形成し、コンデンサC、C、及びCも同様である。好ましくは、対応するコンデンサC及びCは同じ値を有し、C及びCはそれぞれ同じ値を有し、コンデンサC及びCはそれぞれ同じ値を有する。整合ネットワークにおいて、RF検出器65によって求められるRF信号が比較的強い場合、それぞれのスイッチ60A及び60Bは、検出器感知ノードとしてのノード62B及び64Bを接続して減衰を最大にする。比較的弱い信号の場合、ノード62A及び64Aが選択されて減衰が小さくなる。このように、整合ネットワークの一部として機能することに加えて、コンデンサC、C、C、C、C、及びCは合わせて、1対の調整可能な減衰器として機能する。これらの減衰器は抵抗を含まないので、損失が生じない。
先に述べたように、図2及び図5のインピーダンス整合ネットワークは各々、1対の並列キャパシタンスを両側に備えた直列インダクタンスを含む3つの主要インピーダンス構成要素を含むパイ型ネットワークである。他のタイプの整合ネットワークを用いることもできるが、このようなネットワークは少なくとも2つ、好ましくは、少なくとも3つの主要インピーダンス構成要素(ここで、同様の並列又は同様の直列構成要素が結合されて1つの主要構成要素になる)を含み、充分に広い範囲のインピーダンス整合をもたらして本質的にあらゆる可能なインピーダンス不整合に対応することが好ましい。2つの主要インピーダンス構成要素のネットワークの一例は、キャパシタンス46A/44Aが削除された図2の3構成要素ネットワークである。この整合ネットワークは図2のネットワークと同じ整合範囲は提供しないが、広範囲の整合が必要とされないが、依然としてインピーダンス検出能力が得られる場合に極めて有用である。
図2及び図5の実施形態のいずれにおいてもRF検出器は、ピーク検出器52A及び52Bの形式で実装される。しかし、ピーク検出器を用いるのではなく、RMS、線形、及び対数を含む任意の他の種類の検出器を用いることが可能である。また、検出される電圧V1及びV2又はV12及びV22の誤差の感度が高いほど、RF検出器の必要とされる精度が高くなる。逆に、検出される電圧の誤差の感度が低いほど、RF検出器で必要とされる精度が低くなる。このように、適応インピーダンスネットワーク及び関連する回路要素の様々な実施形態を開示した。これらの実施形態を或る程度詳細に説明してきたが、当業者であれば添付の特許請求の範囲によって定義される本開示の趣旨及び範囲を逸脱することなく或る種の変更を加えることが可能であろう。

Claims (12)

  1. RF源に結合される第1のポートとアンテナに結合される第2のポートとを有するインピーダンス整合モジュールであって、
    前記第1のポートに結合される第1のネットワークノードと、前記第2のポートに結合される第2のネットワークノードと、前記第1及び第2のネットワークノードの間に結合される少なくとも1つの直列インピーダンス構成要素と、前記少なくとも1つの直列インピーダンス構成要素に結合される少なくとも1つの並列インピーダンス構成要素とを含む調整可能なインピーダンス整合ネットワークと、
    前記第1のネットワークノード上の電圧を感知する第1の電圧測定デバイスと、
    前記第2のネットワークノード上の電圧を感知する第2の電圧測定デバイスと、
    制御信号に応答して前記インピーダンス整合ネットワークに接続可能な少なくとも1つのインピーダンス構成要素を含むネットワーク調整器回路と、
    前記少なくとも1つのインピーダンス構成要素が前記インピーダンス整合ネットワークに接続されないときに前記第1及び第2のネットワークノード上の第1及び第2の感知電圧に基づいて第1のインピーダンスを検出し、前記少なくとも1つのインピーダンス構成要素が前記インピーダンス整合ネットワークに接続されるときに前記第1及び第2のネットワークノード上の第3及び第4の感知電圧に基づいて第2のインピーダンスを検出する処理回路と、
    前記第1及び第2のインピーダンスに基づいて前記インピーダンス整合ネットワークのインピーダンスを調整するインピーダンス調整回路と、
    を含む、インピーダンス整合モジュール。
  2. 請求項1に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記少なくとも1つの直列インピーダンス構成要素が直列接続されるインダクタを含み、前記少なくとも1つの並列インピーダンス構成要素が、前記第1のネットワークノードに結合される第1のキャパシタアレイと前記第2のネットワークノードに結合される第2のキャパシタアレイとを含む、インピーダンス整合モジュール。
  3. 請求項2に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記少なくとも1つのインピーダンス構成要素が、第1のキャパシタと、前記第1のネットワークノードと前記第1のキャパシタとの間に結合される第1のスイッチと、第2のキャパシタと、前記第2のネットワークノードと前記第2のキャパシタとの間に結合される第2のスイッチとを含む、インピーダンス整合モジュール。
  4. 請求項3に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記制御信号がクロック信号である、インピーダンス整合モジュール。
  5. 請求項4に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記クロック信号が前記処理回路から供給される、インピーダンス整合モジュール。
  6. 請求項1に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記第1及び第2の電圧測定デバイスがそれぞれピーク検出器である、インピーダンス整合モジュール。
  7. 請求項1に記載のインピーダンス整合モジュールであって、
    前記第1及び第2の感知電圧と前記第3及び第4の感知電圧とが前記第1及び第2の電圧測定デバイスにより周期的に感知される、インピーダンス整合モジュール。
  8. 第1及び第2のネットワークノードの間に結合される誘導性要素と前記誘導性要素の相対する側に配置される1対の並列容量性要素とを含むインピーダンス整合ネットワークに接続されるアンテナのインピーダンスを測定する方法であって、
    インピーダンス構成要素を前記インピーダンス整合ネットワークに結合することにより異なる第1の状態と第2の状態の間で前記インピーダンス整合ネットワークを切り替えることと、
    前記インピーダンス整合ネットワークが前記第1の状態のときに前記インピーダンス整合ネットワークの前記第1及び第2のネットワークノード上の第1の電圧の対を感知することと、
    前記インピーダンス整合ネットワークが前記第2の状態のときに前記インピーダンス整合ネットワークの前記第1及び第2のネットワークノード上の第2の電圧の対を感知することと、
    前記第1及び第2の電圧の対に基づいて前記アンテナのインピーダンスを含むインピーダンスを求めることと、
    を含み、
    前記第1の状態において前記インピーダンス構成要素が前記インピーダンス整合ネットワークに結合され、前記第2の状態において前記インピーダンス構成要素が前記インピーダンス整合ネットワークに結合されず、
    前記第1の状態における電圧の感知と前記第2の状態における電圧の感知とが周期的に実行される、方法。
  9. 請求項8に記載の方法であって、
    前記インピーダンスを求めることが、位相差を直接測定する位相検出器回路要素を用いることなく実施される、方法。
  10. 請求項8に記載の方法であって、
    前記インピーダンス整合ネットワークを切り替えることが、前記インピーダンス整合ネットワークの少なくとも1つの構成要素のインピーダンス値を変えることを含む、方法。
  11. 請求項10に記載の方法であって、
    前記第1の状態において、第1の容量性要素が前記インピーダンス整合ネットワークの前記第1のネットワークノードに結合され、第2の容量性要素が前記インピーダンス整合ネットワークの前記第2のネットワークノードに結合され、前記第2の状態において、前記第1及び第2の容量性要素が前記第1及び第2のネットワークノードに結合されない、方法。
  12. 請求項11に記載の方法であって、
    前記インピーダンス整合ネットワークを切り替えることが、前記並列容量性要素の少なくとも1つのキャパシタンスを変えることを含む、方法。
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