JPH11251928A - アンテナ自動整合回路及び方法 - Google Patents

アンテナ自動整合回路及び方法

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JPH11251928A
JPH11251928A JP10045961A JP4596198A JPH11251928A JP H11251928 A JPH11251928 A JP H11251928A JP 10045961 A JP10045961 A JP 10045961A JP 4596198 A JP4596198 A JP 4596198A JP H11251928 A JPH11251928 A JP H11251928A
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impedance
matching circuit
signal
antenna
circuit
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JP10045961A
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Seiichi Inoue
征一 井上
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NEC Engineering Ltd
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NEC Engineering Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線機とアンテナ間のインピーダンス整合を
とるアンテナ自動整合回路を得る。 【解決手段】 バリキャップダイオード31によってイ
ンピーダンスの調整をするインピーダンス整合回路3
が、無線機7とアンテナ間に設けられる。電力探知回路
4と2は、それぞれ、インピーダンス整合回路3の前段
および後段の信号の電力を表す信号C、Dを生成する。
コンパレータ5は電圧信号C、Dを比較する。印加電圧
制御回路6は、比較結果Eに基づいて、電圧信号C、D
の差が小さくなるように、バリキャップダイオード31
の容量を制御する電圧信号Vを生成し、バリキャップダ
イオード31に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ自動整合
回路に関し、特に、携帯情報端末に搭載するPHSユニ
ット、その他の無線ユニットのアンテナ自動整合回路及
び自動整合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アンテナ自動整合回路は、一般に、無線
機の入出力インピーダンス整合をとる目的で用いられ
る。無線機においては、送信出力あるいは受信入力を最
大限に引き出すと共に、無線機本体の加熱、過電圧放電
を防止するために、アンテナのインピーダンスと無線機
との、入出力インピーダンスの整合をとることが重要で
ある。しかし、インピーダンス整合は、送受信周波数を
変更する毎に調整し直す必要があり、従来から、インピ
ーダンスの整合を自動的に行う手法が提案されている。
【0003】インピーダンスの整合を自動的に行う第1
の例として、特開昭61-135235号公報に開示さ
れた方式が挙げられる。図8を参照してこの方式を説明
する。この方式は、受信信号感度指数(以下、RSSI
と略す)を出力する受信機84と、可変リアクタンス素
子82、82のリアクタンス値が変化することによりイ
ンピーダンスが変化するインピーダンス整合回路81、
そして受信機のRSSI出力に接続され可変リアクタン
ス素子82、82のリアクタンスを制御するリアクタン
ス制御回路85を有する。
【0004】可変リアクタンス素子82、82をバリキ
ャップダイオードとすると、図9に示す手順でアンテナ
1と受信機84の間のインピーダンス整合がとられる。
【0005】1)先ず、リアクタンス制御回路85が可
変容量ダイオード82、82に初期電圧V0を印加し
(ステップS71)、受信機の出力したRSSIを測定
する(ステップS72)。
【0006】2)次に、リアクタンス制御回路85は可
変容量ダイオード82、82に印加する電圧をΔVだけ
増加させ(ステップS73)、その時の受信機85から
出力されるRSSIを測定する。
【0007】3)可変容量ダイオード82、82への印
加電圧の増加前と増加後に測定したRSSIから受信感
度の改善度を見積もり(ステップS74)、改善されて
いれば(ステップS75/YES)、2)の手順を繰り
返す。受信感度が劣化していれば(ステップS76/Y
ES)、可変容量ダイオード82、82に印加する電圧
をΔVだけ減少させ(ステップS78)、受信機85か
ら出力されるRSSIを測定し、上記3)の手順を繰り
返す。受信感度が変わらなければ(ステップS75/N
O、ステップS76/NO)、アンテナ1と受信機85
との間のインピーダンスが整合されたと判別し、可変容
量ダイオード82、82への印加電圧を固定する(ステ
ップS77)。
【0008】また、アンテナのインピーダンスと無線機
の入出力インピーダンスの整合を自動的にとる第2の例
として、特開平8−288865号公報に記載された手
法が挙げられる。図10を参照してこの方式を説明す
る。この方式は、送信周波数または受信周波数を複数設
定できる電圧制御型PLL発振器92と、バリキャップ
ダイオード31の容量に応じて送信出力または受信入力
とアンテナ1のインピーダンス整合を調整するインピー
ダンス整合回路3と、PLL発振器92の発振周波数制
御電圧をアンテナ整合回路1の周波数特性に基づいてバ
リキャップダイオード印加電圧に変換するレベル変換回
路91とを有する。ここで、送受信周波数とその周波数
においてアンテナのインピーダンスが整合するバリキャ
ップダイオード31への印加電圧の関係は、図12に示
すように予め測定されているものとする。
【0009】PLL発振器92は、電圧制御発振回路
(以下、VCOと略す)93と、VCOの発振周波数を
制御するPLL94とを有する。VCO93の発振周波
数とPLL94の発振周波数制御電圧とは、図11のよ
うにほぼ比例関係にある。しかし、受信周波数とインピ
ーダンスとの関係は非線型の関係にあるため、周波数と
制御電圧との関係をレベル変換器91によって、図12
に示すようなアンテナ1のインピーダンス整合時のバリ
キャップダイオード31への適正な印加電圧に変換す
る。この電圧をインピーダンス整合回路3のバリキャッ
プダイオード31に印加することによって、自動的に送
受信機7とアンテナ1の間のインピーダンス整合をと
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開昭61−
135235号公報に開示された方式は、受信信号の感
度の対数指標であるRSSIを参照してインピーダンス
の整合をとるため、受信系にしか応用できないという問
題がある。
【0011】また、特開平8−288865号公報に記
載の例では、図12に示したように、整合回路のバリキ
ャップダイオードに印加すべき適正な電圧と周波数との
関係を予め知っておかなければならない。そのため、こ
の関係を予め測定する必要があり、多くの工数・時間を
要するという問題がある。
【0012】さらに、特開平8−288865号公報に
記載の例では、送受信周波数に対して整合回路のバリキ
ャップダイオードに印加すべき電圧が固定的に予め決め
られており、同じ送受信周波数ならば、アンテナのイン
ピーダンスが変化してもバリキャップダイオードに印加
する電圧は変化しない。このため、アンテナが人体に触
れるなど、回路の外的・突発的要因によってアンテナの
インピーダンスが変わったとき、適切に自動的な整合が
とれない問題がある。
【0013】本発明は、従来技術の問題点を克服し、自
動的に無線機とアンテナ間のインピーダンス整合をと
る、アンテナ自動整合回路及び方法を提供することを目
的とする。
【0014】また、本発明は、簡単且つ正確に無線機と
アンテナ間のインピーダンス整合をとるアンテナ自動整
合回路及び方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかるアンテナ自動整合回
路は、無線機とアンテナとの間に接続され、インピーダ
ンスの整合を行うインピーダンス整合回路と、前記イン
ピーダンス整合回路と前記無線機との間で伝達される電
力を示す第1の信号を取り出す第1の電力探知回路と、
前記インピーダンス整合回路と前記アンテナとの間で伝
達される電力を示す第2の信号を取り出す第2の電力探
知器と、該第1の電力探知回路および第2の電力探知器
により取り出された第1と第2の信号から、前記インピ
ーダンス整合回路のインピーダンスを制御する制御信号
を生成して出力する制御回路と、を有することを特徴と
する。
【0016】この発明によれば、インピーダンス整合回
路と無線機との間で伝達される電力と、インピーダンス
整合回路とアンテナとの間で伝達される電力との比較に
基づいて、インピーダンス整合回路のインピーダンスを
制御しているので、送信系・受信系のどちらにも適用で
きる。
【0017】また、アンテナが人体に触れるなど、外的
・突発的要因によってアンテナのインピーダンスが変わ
った場合でも、インピーダンス整合回路のインピーダン
スを適切に制御できる。
【0018】さらに、送・受信周波数とインピーダンス
制御回路に供給する制御信号との関係を知っておく必要
がなく、複雑な調整が不要である。
【0019】前記制御回路は、例えば、前記第1と第2
の信号の信号レベルを比較するコンパレータと、該コン
パレータの出力信号に基づき前記制御信号を出力する制
御回路とを有する。制御回路は、例えば、コンパレータ
の出力が実質的に0になるように(即ち、インピーダン
ス整合回路と無線機との間で伝達される電力と、インピ
ーダンス整合回路とアンテナとの間で伝達される電力と
がバランスして、第1の信号と第2の信号の信号レベル
が実質的に等しくなるように)、インピーダンス整合回
路のインピーダンスを制御する。
【0020】前記第1と第2の信号は、例えば、電圧信
号から構成され、前記コンパレータは、第1と第2の信
号の電圧を比較し、比較結果に応じて、前記インピーダ
ンス制御回路のインピーダンスを増加又は減少させる制
御信号を生成して前記インピーダンス整合回路に供給す
る。
【0021】前記制御回路は、例えば、前記コンパレー
タの出力信号をデジタル信号に変換するA/D(アナロ
グ/ディジタル)コンバータと、該デジタル信号の変化
量を検出するデジタルコンパレータ回路と、該変化量を
積分する積分回路とを備えても良い。
【0022】前記デジタルコンパレータ回路は、前記A
/Dコンバータの出力するデジタル信号をラッチするラ
ッチ端子と、該ラッチ動作をオン/オフ制御するための
クロック信号入力端子とを有してもよい。この場合、前
記変化量は前記ラッチされた信号と非ラッチのスルー信
号との差分により構成される。
【0023】制御回路は、1チップ素子を備えても良
い。
【0024】前記インピーダンス整合回路は、例えば、
バリキャップダイオードを有して構成される。この場
合、前記制御信号は前記バリキャップの容量を制御す
る。
【0025】上記目的を達成するため、この発明の第2
の観点にかかるアンテナ自動整合方法は、無線機と該無
線機に接続されたアンテナとの間に接続されたインピー
ダンス素子のインピーダンスを制御することにより、無
線器とアンテナとのインピーダンスを整合する方法であ
って、インピーダンス素子と無線機との間の電力に関す
る第1の信号を取得するステップと、インピーダンス素
子と無線機との間の電力に関する第2の信号を取得する
ステップと、取得した第1と第2の信号から、インピー
ダンス素子のインピーダンスを制御するための制御信号
を生成し、該インピーダンス素子に印加することによ
り、インピーダンスを整合する。
【0026】この発明によれば、無線機側の電力を示す
第1の信号とアンテナ側の電力を示す第2の信号とから
インピーダンス整合回路のインピーダンスを制御してい
るので、送信系・受信系のどちらにも適用できる。ま
た、アンテナのインピーダンスが変わった場合でも、イ
ンピーダンスを適宜制御できる。また、複雑な調整が不
要である。
【0027】また、この発明の第3の観点にかかるアン
テナ自動整合回路は、無線機に接続された一端とアンテ
ナに接続された他端とを有するインピーダンス整合回路
のインピーダンスを調整するためのアンテナ自動整合回
路であって、前記一端の電力と前記他端の電力とを反映
した電圧信号を前記一端と他端からそれぞれ導く手段
と、前記一端の電力を反映した電圧信号と前記他端の電
力を反映した電圧信号のレベルが実質的に等しくなるよ
うに、前記インピーダンス整合回路のインピーダンスを
調整するための制御信号を前記インピーダンス整合回路
に供給する手段と、を有することを特徴とする。
【0028】この発明によれば、無線機側の電力とアン
テナ側の電力それぞれを反映した電圧信号のレベルが等
しくなるように、インピーダンス整合回路のインピーダ
ンスを制御しているので、送信系・受信系のどちらにも
適用できる。また、アンテナのインピーダンスが変わっ
た場合でも、インピーダンスを適宜制御できる。また、
複雑な調整が不要である。
【0029】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よるアンテナ自動整合回路の実施の形態を詳細に説明す
る。図1〜図5は、本発明に係るアンテナ自動整合回路
の一実施形態の構成例を示す。
【0030】図1に示すように、本実施形態のアンテナ
自動整合回路は、アンテナ1と無線機7との間のインピ
ーダンス整合を取るインピーダンス整合回路3と、イン
ピーダンス整合回路3の出力端に接続された電力探知回
路2と、インピーダンス整合回路3の入力端に接続され
た電力探知回路4と、2つの電力探知回路2および4の
出力が入力端に接続されたコンパレータ5と、コンパレ
ータ5の出力Eが入力端に接続され、出力端がインピー
ダンス整合回路3に接続された印加電圧制御回路6とか
ら構成されている。
【0031】電力探知回路2と4は、アクティブプロー
ブ、プロープと入力インピーダンスの十分大きな演算増
幅器からなる回路、等の、被探知物のインピーダンスに
影響を与えることなく、送・受信電力に関する情報を取
り出す回路から構成される。
【0032】また、インピーダンス整合回路3は、バリ
キャップダイオード31を用いて構成される。
【0033】なお、電力探知器2および4、コンパレー
タ5、印加電圧制御回路6は、インピーダンス整合回路
3のインピーダンス値を制御するためのフィードバック
回路を構成している。
【0034】また、上記回路構成において、無線機7と
インピーダンス整合回路3間の信号を”A”、インピー
ダンス整合回路3とアンテナ1間の信号を”B”、電力
探知回路4とコンパレータ5の一方の入力段との間の信
号を”C”、電力探知回路2とコンパレータ5の他方の
入力段との間の信号を”D”、コンパレータ5の出力段
と印加電圧制御回路6の入力段との間の信号を”E”、
印加電圧制御回路6の出力段とインピーダンス整合回路
3の入力段との間の信号を”V”とする。
【0035】本実施の形態のアンテナ自動整合回路は、
インピーダンス整合回路3を構成するバリキャップダイ
オード31により、アンテナ1と無線機7間のインピー
ダンスの調整をする。この調整のために、インピーダン
ス整合回路3の入出力間の信号AおよびBの電力を電力
探知回路4および2により電圧信号として検出する。
【0036】即ち、電力探知回路4および2は、送受信
信号A及びBの電力を検出し、検出した電力を示す電圧
信号CとDを出力する。これらの信号CおよびDは、コ
ンパレータ5によりその電圧が比較され、比較結果を示
す出力信号Eが印加電圧制御回路6へ供給される。印加
電圧制御回路6は、信号Eの電圧レベルに応じ、インピ
ーダンス整合回路3のバリキャップダイオード31に印
加する電圧信号Vを調整する。
【0037】次に、この実施の形態のアンテナ自動整合
回路の動作を図1を参照しながら説明する。
【0038】まず、送信時を考える。無線機7より送出
された信号Aは、インピーダンス整合回路3を通り、送
信信号Bとして、アンテナ1から空中に送出される。
【0039】電力探知器4は、無線機7から出力される
電圧信号Aを電圧信号Cに反映させる(インピーダンス
整合回路3の前後で監視するのは電力であり、その情報
を電圧に変換する)。また、電力探知器2は、この時の
インピーダンス整合回路3を介したアンテナ端電力が反
映した電圧信号Bを、電圧信号Dとして取り出す。
【0040】コンパレータ5は、電圧信号CとDとを比
較し、比較結果を示す信号Eを印加電圧制御回路6に出
力する。この信号Eは、インピーダンス整合回路3の電
力損失の度合いを示す。印加電圧制御回路6は、比較結
果に基づいて、バリキャップダイオード31に印加する
制御信号Vの電圧を調整する。
【0041】印加電圧制御回路6は、図2のフローチャ
ートに示す手順でバリキャップダイオード31の印加電
圧Vを制御し、インピーダンス整合回路3のインピーダ
ンス整合を適正化する。
【0042】まず、バリキャップダイオード31に初期
電圧V0を印加し(ステップS21)、その時のコンパ
レータ5の出力信号Eを測定する(ステップS22)。
【0043】次に、バリキャップダイオード31に印加
する電圧VをΔVだけ増加し(ステップS23)、その
時のコンパレータ5の出力信号Eを測定する。
【0044】信号Eの遍歴より、インピーダンス整合回
路3のインピーダンス整合が改善されていれば、即ち、
信号Eの電圧レベルが低下していれば(ステップS25
/YES)、上記のステップS23とS24を繰り返
し、電圧VをΔVずつ増加する。
【0045】また、インピーダンス整合回路3のインピ
ーダンス整合が劣化していれば、即ち、信号Eの電圧レ
ベルが上昇していれば(ステップS26/YES)、Δ
Vだけ印加電圧を低下し(ステップS27、ステップS
23)、信号Eを測定する。
【0046】このようにして、ステップS27、S2
3、S24、S25、S26を繰り返す。
【0047】インピーダンス整合回路3のインピーダン
ス整合に変化が無ければ、即ち、信号Eの電圧レベルが
ほぼ0(基準時間内の平均が基準値以下になる程度でも
よい)に安定した状態になったら、(ステップS25/
NO、ステップS26/NO)、信号Eの監視だけを行
うステップステップS24、S25、S26を繰り返
す。
【0048】以上の手順により、リアルタイムにインピ
ーダンス整合回路3の整合状態を監視することにより、
無線機7とアンテナ1との間のインピーダンス整合を行
う。
【0049】即ち、図2に示すように、インピーダンス
整合回路3の整合状態は、制御電圧Vにより、図3に示
すように変化する。そこで、信号Eの電圧の変遷より、
信号Eの電圧がほぼ0(或いは基準時間内の平均が基準
値以下になる程度)となるように、電圧Vを制御する。
【0050】上記説明の手順では送信系について行った
が、受信系についても同様の手順で無線機7とアンテナ
1との間のインピーダンス整合を行うことができる。
【0051】次に、この発明の実施の形態のアンテナ自
動整合回路の第1及び第2の実施例について説明する。
【0052】図4に示すように、第1の実施例のアンテ
ナ自動整合回路は、バリキャップダイオード31によっ
てインピーダンス調整をするインピーダンス整合回路3
と、アンテナ1の接続端に接続する電力探知回路2と、
無線機7の空中線接続端に接続された電力探知回路4
と、電力探知回路2によりアンテナ端電力Bを反映する
電圧として取り出された信号Dと電力探知回路4により
無線機空中線接続端電力Aを反映する電圧として取り出
された信号Cとを比較するコンパレータ51と、コンパ
レータ51の出力信号をデジタル信号に変換するA/D
コンバータ52と、A/Dコンバータ52の出力に接続
された例えばLS885のようなデジタルコンパレータ
回路61と、デジタルコンパレータ回路61の出力を積
分してその出力をインピーダンス整合回路3のバリキャ
ップダイオード31に印加する積分回路62とを有す
る。
【0053】次に第1の実施例のアンテナ自動整合回路
の動作を図4、及び、タイミングチャートを表した図5
を参照しながら説明する。図5のタイミングチャート
は、図4に示した各記号部のタイミング波形を表してい
る。
【0054】以下の説明において送信時を考えることと
する。
【0055】電力探知回路4により、無線機7より送出
された信号Aの電力を反映した電圧信号Cを取り出す。
無線機7より送出される信号Aは、インピーダンス整合
回路3を通り、アンテナ1から空中に送出される。
【0056】電力探知回路2は、この時のアンテナ端の
電力信号Bが反映した電力信号Dを取り出す。
【0057】電力検知回路4および2のそれぞれの電圧
信号CおよびDは、コンパレータ51により比較され、
インピーダンス整合回路3の電力損失の度合いを示す信
号、つまり、インピーダンスの不整合を示す信号として
出力される。コンパレータ5から出力された信号は、A
/Dコンバータ52により8bitのデジタル信号に変
換され、ディジタルコンパレータ61に供給される。
【0058】デジタルコンパレータ回路61には、図5
(a)に示すクロック信号CKが供給されており、デジ
タルコンパレータ回路61は、第1の入力端子(latc
h)への信号を、図5(c)に示すように、クロックC
Kに同期してラッチする。
【0059】また、デジタルコンパレータ回路61は、
端子Pへの入力信号をラッチせず、常時この8bit信
号を取り込む。
【0060】デジタルコンパレータ回路61は、直前の
クロックCKによって端子Qに取り込んだA/Dコンバ
ータ52の出力信号Q(図5(c))と、リアルタイム
に取り込んでいるA/Dコンバータ52の出力信号P
(図5(b))とを比較し、比較結果Eを図5(d)に
示すように出力する。つまり、デジタルコンパレータ回
路61は、インピーダンス整合回路3のインピーダンス
の整合状態の改善度をリアルタイムで監視する。
【0061】デジタルコンパレータ回路61の出力信号
Eは、積分器62により図5(d)に示すように積分さ
れ、積分された電圧信号Vがインピーダンス整合回路3
のバリキャップダイオード31に印加される。
【0062】電圧信号Vは、信号Aと信号Bの電力が釣
り合うように、言い換えるとインピーダンス整合回路3
が整合するようにスイッチングされ、最終的にインピー
ダンス整合回路3が整合するバリキャップダイオード3
1の印加電圧に収束する。
【0063】以上、送信系におけるインピーダンス整合
回路の動作についてのみ説明したが、受信系についても
同様に、受信アンテナの出力する電力Bと受信機への入
力電力Aを表す信号D,Cを取り出し、これを比較し、
比較結果に従ってバリキャップダイオード31の印加電
圧を制御することにより、インピーダンスを整合するこ
とができる。
【0064】次に、第2の実施例のアンテナ自動整合回
路について説明する。
【0065】図6に示すように、第2の実施例のアンテ
ナ自動整合回路は、バリキャップダイオード31によっ
てインピーダンスの調整をするインピーダンス整合回路
3と、アンテナ1の接続端に接続する電力探知回路2
と、電力探知回路2の出力をデジタル信号に変換するA
/Dコンバータ42と、無線機7の空中線接続端に接続
する電力探知回路4と、電力探知回路4の出力をデジタ
ル信号に変換するA/Dコンバータ41と、A/Dコン
バータ42から出力された信号とA/Dコンバータ41
から出力された信号とを参照してインピーダンス整合回
路3のバリキャップダイオード31に電圧を印加する1
チップマイクロコンピュータ63とから構成される。
【0066】このアンテナ自動整合回路の動作を図6を
参照しながら説明する。
【0067】送信時を考えることとする。無線機7より
送出された信号Aは、インピーダンス整合回路3を通り
アンテナ1から空中に送出される。
【0068】無線機7より送出された信号Aの電力は電
力探知器4により電圧信号Cに反映され、アンテナ端か
ら送出される信号Bの電力は、電力探知回路2により電
圧信号Dに反映される。
【0069】電圧信号CおよびDは、A/Dコンバータ
41および42により、それぞれデジタル信号に変換さ
れ、マイクロコンピュータ63に供給される。マイクロ
コンピュータ63は、供給されたデジタル信号に基づ
き、図7に示す処理(基本的には図2に示す処理と同一
である)を実行し、制御電圧Vをバリキャップ31に供
給し、無線機7とアンテナ1との間のインピーダンスの
整合を行う。
【0070】まず、バリキャップダイオード31に初期
電圧V0を印加し(ステップS121)、その時のA/
D変換器41と42の出力を測定する(ステップS12
2)。
【0071】次に、バリキャップダイオード31に印加
する電圧VをΔVだけ増加する(ステップS123)。
【0072】次に、その時のA/D変換器41と42の
出力を測定し、前に測定したA/D変換器41と42の
出力と比べることにより、整合の改善度を見積もる(ス
テップS124)。
【0073】整合の度合いが改善されていれば(ステッ
プS125/YES)、上記のステップS123とS1
24を繰り返し、電圧VをΔVずつ増加する。
【0074】整合の度合いが良くなっていなければ、整
合の度合いが悪くなったか否かを判別する(ステップS
126)。
【0075】悪くなっていなければ、ステップS124
にリターンする。
【0076】悪くなっていれば、印加電圧VをΔVだけ
低下し(ステップS127)、ステップS123〜S1
27を繰り返す。
【0077】受信系についても、同様にインピーダンス
を整合することができる。
【0078】以上説明したように、この実施例では、ア
ンテナ端と無線機空中線端の電力を比較して、インピー
ダンス整合回路のインピーダンスを制御しているので、
送信系・受信系のどちらにも適用できる。
【0079】また、アンテナが人体に触れるなど、外的
・突発的要因によってアンテナのインピーダンスが変わ
った場合でも、インピーダンス整合回路のインピーダン
スを適切に制御できる。
【0080】さらに、送・受信周波数とインピーダンス
制御回路に供給する制御信号との関係を知っておく必要
がなく、複雑な調整が不要である。
【0081】なお、この発明は上記実施の形態及び実施
例に限定されるものではなく、任意に変更及び修正が可
能である。
【0082】例えば、上記実施の形態では、印加電圧に
応じてキャパシタンスが変化するバリキャップを使用し
てインピーダンス整合回路3を構成したが、外部からの
制御信号により、そのインピーダンスを調整できるなら
ば、回路構成は任意である。
【0083】また、フィードバック制御に限らず、フィ
ードフォワード制御により、インピーダンス整合回路3
のインピーダンスを制御してもよい。
【0084】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアンテナ
自動整合回路によれば、インピーダンスをリアルタイム
で調整し、無線機の能力を高めることができる。
【0085】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンテナ自動整合回路の実施形態を示
すブロック構成図である。
【図2】インピーダンス整合を適正化する手順例を示す
フローチャートである。
【図3】アンテナ整合回路3に印加する制御電圧Vと整
合状態を示す信号Eの関係を示す図である。
【図4】第1の実施例を示す回路ブロック構成図であ
る。
【図5】図4に示した各記号部のタイミング波形を表す
タイミングチャートである。
【図6】第2の実施例を示す回路ブロック構成図であ
る。
【図7】図6の回路において、インピーダンス整合を適
正化する手順例を示すフローチャートである。
【図8】第1の従来例のアンテナ自動整合回路の構成例
を示すブロック図である。
【図9】第1の従来例の整合回路のインピーダンス整合
を適正化する手順例を示すフローチャートである。
【図10】第2の従来例のアンテナ自動整合回路の構成
例を示すブロック図である。
【図11】図10のVCO93の発振周波数とPLL9
4の発振周波数制御電圧の特性例を示した図である。
【図12】図10の整合回路のバリキャップダイオード
に印加すべき適正な電圧と周波数の関係を示した図であ
る。
【符号の説明】
1 アンテナ 2、4 電力探知回路 3 インピーダンス整合回路 5、51 コンパレータ 6 印加電圧制御回路 7 無線機 31 バリキャップダイオード 41、42、52 A/Dコンバータ 61 デジタルコンパレータ回路 62 積分回路 63 1チップマイクロコンピュータ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線機とアンテナとの間に接続され、イン
    ピーダンスの整合を行うインピーダンス整合回路と、 前記インピーダンス整合回路と前記無線機との間で伝達
    される電力を示す第1の信号を取り出す第1の電力探知
    回路と、 前記インピーダンス整合回路と前記アンテナとの間で伝
    達される電力を示す第2の信号を取り出す第2の電力探
    知器と、 該第1の電力探知回路および第2の電力探知器により取
    り出された第1と第2の信号から、前記インピーダンス
    整合回路のインピーダンスを制御する制御信号を生成し
    て出力するフィードバック回路と、 を有することを特徴とするアンテナ自動整合回路。
  2. 【請求項2】前記フィードバック回路は、前記第1と第
    2の信号の信号レベルを比較するコンパレータと、該コ
    ンパレータの出力信号に基づき前記制御信号を出力する
    制御回路とを有する、ことを特徴とする請求項1に記載
    のアンテナ自動整合回路。
  3. 【請求項3】前記第1と第2の信号は、電圧信号から構
    成され、 前記コンパレータは、第1と第2の信号の電圧を比較
    し、比較結果に応じて、前記インピーダンス制御回路の
    インピーダンスを増加又は減少させる制御信号を生成し
    て前記インピーダンス整合回路に供給する、 ことを特徴とする請求項2に記載のアンテナ自動整合回
    路。
  4. 【請求項4】前記制御回路は、前記コンパレータの出力
    信号をデジタル信号に変換するA/D(アナログ/ディ
    ジタル)コンバータと、該デジタル信号の変化量を検出
    するデジタルコンパレータ回路と、該変化量を積分する
    積分回路とを有することを特徴とする請求項2又は3に
    記載のアンテナ自動整合回路。
  5. 【請求項5】前記デジタルコンパレータ回路は、前記A
    /Dコンバータの出力するデジタル信号をラッチするラ
    ッチ端子と、該ラッチ動作をオン/オフ制御するための
    クロック信号入力端子とを有し、前記変化量は前記ラッ
    チされた信号と非ラッチのスルー信号との差分により構
    成される、ことを特徴とする請求項4に記載のアンテナ
    自動整合回路。
  6. 【請求項6】フィードバック回路は、1チップ素子とし
    て構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何
    れか1項に記載のアンテナ自動整合回路。
  7. 【請求項7】前記インピーダンス整合回路は、バリキャ
    ップダイオードを有して構成され、前記制御信号は前記
    バリキャップの容量を制御する、ことを特徴とする請求
    項1乃至6の何れか1項に記載のアンテナ自動整合回
    路。
  8. 【請求項8】無線機と該無線機に接続されたアンテナと
    の間に接続されたインピーダンス素子のインピーダンス
    を制御することにより、無線器とアンテナとのインピー
    ダンスを整合する方法において、 インピーダンス素子と無線機との間の電力に関する第1
    の信号を取得するステップと、 インピーダンス素子と無線機との間の電力に関する第2
    の信号を取得するステップと、 取得した第1と第2の信号から、インピーダンス素子の
    インピーダンスを制御するための制御信号を生成し、該
    インピーダンス素子に印加することにより、インピーダ
    ンスを整合する、 ことを特徴とするアンテナ自動整合方法。
  9. 【請求項9】無線機に接続された一端とアンテナに接続
    された他端とを有するインピーダンス整合回路のインピ
    ーダンスを調整するためのアンテナ自動整合回路であっ
    て、 前記一端の電力と前記他端の電力とを反映した電圧信号
    を前記一端と他端からそれぞれ導く手段と、 前記一端の電力を反映した電圧信号と前記他端の電力を
    反映した電圧信号のレベルが実質的に等しくなるよう
    に、前記インピーダンス整合回路のインピーダンスを調
    整するための制御信号を前記インピーダンス整合回路に
    供給する手段と、 を有することを特徴とするアンテナ自動整合回路。
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