JP6605484B2 - オスコネクタ及び医療器具 - Google Patents

オスコネクタ及び医療器具 Download PDF

Info

Publication number
JP6605484B2
JP6605484B2 JP2016549961A JP2016549961A JP6605484B2 JP 6605484 B2 JP6605484 B2 JP 6605484B2 JP 2016549961 A JP2016549961 A JP 2016549961A JP 2016549961 A JP2016549961 A JP 2016549961A JP 6605484 B2 JP6605484 B2 JP 6605484B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
elastic
valve member
housing
distal end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016549961A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016047148A1 (ja
Inventor
慎一 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Publication of JPWO2016047148A1 publication Critical patent/JPWO2016047148A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6605484B2 publication Critical patent/JP6605484B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/10Tube connectors; Tube couplings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M39/00Tubes, tube connectors, tube couplings, valves, access sites or the like, specially adapted for medical use
    • A61M39/22Valves or arrangement of valves
    • A61M39/26Valves closing automatically on disconnecting the line and opening on reconnection thereof
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/28Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means
    • F16L37/30Couplings of the quick-acting type with fluid cut-off means with fluid cut-off means in each of two pipe-end fittings

Description

本発明は、オスコネクタ及びオスコネクタを備える医療器具に関する。
患者に輸液を行う際には、薬液を輸送するための経路(輸液ライン)を形成する必要がある。輸液ラインは、一般に、輸液チューブや各種医療器具などを接続することによって形成される。また、患者に投与する薬液を薬液バッグに注入する際には、薬液バッグとシリンジ等とを接続する必要がある。このように、異なる部材を着脱可能に相互接続するためにオスコネクタやメスコネクタが使用されている。
ところで、薬液の中には、例えば抗癌剤のような劇薬に指定された薬剤を含む薬液があり、医療従事者は、オスコネクタやメスコネクタの着脱作業時等において、このような危険な薬液などの液体が指などに付着することがないように、十分に注意を払う必要がある。
特許文献1には、筺体の遠位端に配置され、雌コネクタ(メスコネクタ)と係合する管状雄部分の中に配置された内部弁座を含む遠位弁と、筺体の近位端に配置された近位弁と、遠位及び近位弁の両方を開放するために筐体の近位端に向かって移動するように筐体の内部に可動式に配置された剛性の駆動部と、を備える、メスコネクタと連結するための雄コネクタ(オスコネクタ)であって、メスコネクタと連結された状態から取り外される際に、内部に残存する液体を閉じ込めて、外部へと漏れ出ないようにする自己封止式の雄コネクタ(オスクローズドコネクタ)が開示されている。
特表2008−522736号公報
しかしながら、特許文献1に記載のオスコネクタにおいて、メスコネクタと連結された状態で流路に面する管状雄部分の先端面、及び駆動部の弁棒の遠位端に取り付けられた弁先端封止体の先端面には、オスコネクタをメスコネクタから取り外した状態としても、薬液の液滴が残存してしまい、医療従事者が触れてしまうおそれがあるという問題がある。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、メスコネクタと接続された状態から取り外される際に、外壁に薬液の液滴が残存し難いオスコネクタ及びこのオスコネクタを備える医療器具を提供することである。
本発明の第1の態様としてのオスコネクタは、弾性弁体を備えるメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、貫通する中空部を区画するハウジングと、前記中空部内に延在する流路管部材と、前記流路管部材の延在方向において前記流路管部材を遠位端側及び近位端側から挟むように前記中空部内に配置された第1弁部材及び第2弁部材と、前記中空部のうち前記第1弁部材と前記第2弁部材との間において、前記延在方向に並んで配置され、前記延在方向に弾性変形可能な第1弾性体及び第2弾性体と、を備え、前記第1弾性体の前記延在方向における単位荷重当たりの弾性変形量は、前記第2弾性体の前記延在方向における単位荷重当たりの弾性変形量よりも大きく、前記第1弁部材は、前記流路管部材の前記遠位端が前記第1弁部材及び前記メスコネクタの前記弾性弁体を貫通及び抜去可能なように、前記第1弾性体を弾性変形させて、前記流路管部材に対して前記延在方向に移動可能であると共に、前記流路管部材は、前記流路管部材の前記遠位端が前記第1弁部材に貫通した状態で、前記流路管部材の前記近位端が前記第2弁部材に貫通及び抜去可能なように、前記第2弾性体を弾性変形させて、前記第2弁部材に対して前記延在方向に移動可能であることを特徴とするものである。
本発明の1つの実施形態として、前記流路管部材は、内部に流路を区画し、前記遠位端及び前記近位端を含む流路管部と、前記流路管部の外壁から前記延在方向と直交する方向に突出し、前記ハウジングの内壁と当接するフランジ部と、を備え、前記第1弾性体は、前記延在方向において、前記第1弁部材と前記フランジ部との間に位置し、前記第2弾性体は、前記延在方向において、前記フランジ部と、前記ハウジングの内壁に設けられ、前記第2弾性体の前記延在方向における弾性力に対して反力を付与する反力部との間に位置することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ハウジングの前記中空部は、前記流路管部材、前記第1弁部材、前記第1弾性体、及び前記第2弾性体が位置する第1中空部と、前記第2弁部材が位置し、前記第1中空部と前記ハウジングの近位端側で連通する、前記第1中空部よりも細い第2中空部と、を有し、前記反力部は、前記第1中空部を区画する前記ハウジングの内周面と、前記第2中空部を区画する前記ハウジングの内周面とを繋ぐ段差面により構成されていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記ハウジングの内壁には、前記第1弁部材と当接することにより、前記第1弁部材が前記ハウジングの遠位端側へ移動することを規制する規制部が設けられていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記第1弁部材は、スリットを有する遠位端側弾性弁体と、前記遠位端側弾性弁体を保持すると共に、前記ハウジングの内壁と摺動して前記延在方向に移動可能な弁体保持部材と、を備え、前記規制部は、前記弁体保持部材と当接し、前記第1弁部材が前記ハウジングの前記遠位端側へ移動することを規制することが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記流路管部材の前記遠位端は、前記第1弁部材から抜去された状態において、前記第1弁部材と当接しており、前記流路管部材の前記近位端は、前記第2弁部材から抜去された状態において、前記第2弁部材と当接していることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記第1弾性体及び前記第2弾性体は、ばね定数が異なることが好ましい。
本発明の第2の態様としての医療器具は、前記オスコネクタを備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、メスコネクタと接続された状態から取り外される際に、外壁に薬液の液滴が残存し難いオスコネクタ及びこのオスコネクタを備える医療器具を提供することができる。
本発明の一実施形態としてのオスコネクタを示す断面図である。 図1に示すオスコネクタの外観を示す斜視図である。 図3(a)は、図1に示す第1弁部材の遠位端側弾性弁体の単体の斜視図であり、図3(b)は、第1弁部材の弁体保持部材の単体の斜視図である。 図1に示す近位端側弾性弁体の単体の斜視図である。 図5(a)は、図2におけるI−I断面図であり、図5(b)は、図2におけるII−II断面図である。 図1に示すオスコネクタに対してメスコネクタが接続され始める直前の状態を示す断面図である。 図1に示すオスコネクタに対してメスコネクタが接続されている途中であり、第1弁部材に対して流路管部材の遠位端が貫通した状態を示す断面図である。 図1に示すオスコネクタに対するメスコネクタの接続が完了した状態(コネクタ接続体)を示す断面図である。 本発明の一実施形態としての、図1に示すオスコネクタを備える輸液チューブセット(医療器具)を示す図である。
以下、本発明に係るオスコネクタ及び医療器具の実施形態について、図1〜図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
<実施形態1>
まず、本発明に係るオスコネクタの実施形態について説明する。図1は、本発明に係るオスコネクタの実施形態としての自己封止式のオスコネクタ1を示す断面図である。また、図2は、オスコネクタ1の外観を示す斜視図である。なお、図1、図2に示すオスコネクタ1は、後述するメスコネクタ80(図6〜図8参照)やシリンジ等と接続されていない単体の状態を示している。また、以下、オスコネクタ1において、輸液ラインにおいて薬液の流路下流側となる一端を「遠位端」、輸液ラインにおいて薬液の流路上流側となる他端を「近位端」と記載する。
図1に示すように、オスコネクタ1は、ハウジング2と、流路管部材3と、第1弁部材4と、第2弁部材5と、第1弾性体6と、第2弾性体7と、を備えている。
ハウジング2は、その遠位端8から近位端9まで貫通する中空部10を区画する筒状部材である。具体的に、中空部10は、図1に示すように、流路管部材3、第1弁部材4、第1弾性体6、及び第2弾性体7が位置する第1中空部13と、後述する第2弁部材5が位置し、第1中空部13とハウジング2の近位端9側で連通する、第1中空部13よりも細い第2中空部14と、を有している。
ハウジング2の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン;エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA);ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリスチレン;ポリアミド;ポリイミド;ポリアミドイミド;ポリカーボネート;ポリ−(4−メチルペンテン−1);アイオノマー;アクリル樹脂;ポリメチルメタクリレート;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂);アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂);ブタジエン−スチレン共重合体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル;ポリエーテル;ポリエーテルケトン(PEK);ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);ポリエーテルイミド;ポリアセタール(POM);ポリフェニレンオキシド;変性ポリフェニレンオキシド;ポリサルフォン;ポリエーテルサルフォン;ポリフェニレンサルファイド;ポリアリレート;芳香族ポリエステル(液晶ポリマー);ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂;などの各種樹脂材料が挙げられる。また、これらのうちの1種以上を含むブレンド体やポリマーアロイなどでもよい。その他に、各種ガラス材、セラミックス材料、金属材料であってもよい。
流路管部材3は、内部に流路15を区画しており、図1に示すように、ハウジング2の中空部10のうち、第1中空部13内に延在している。流路管部材3の材料としては、例えば、上述したハウジング2の材料と同様の材料を用いることができる。
第1弁部材4及び第2弁部材5は、図1に示すように、流路管部材3の延在方向A(図1においてハウジング2の中心軸線方向Bと同じ方向)において流路管部材3を遠位端16側及び近位端17側から挟むように中空部10内に配置されている。より具体的に、第1弁部材4は、中空部10のうち第1中空部13内に位置しており、第2弁部材5は、中空部10のうち第2中空部14内に位置している。
また、第1弁部材4は、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4に貫通及び抜去可能なように、流路管部材3に対して延在方向Aに移動可能である。なお、流路管部材3及び第1弁部材4は、いずれもハウジング2に対して延在方向Aに移動可能に、ハウジング2に保持されており、延在方向Aにおける流路管部材3に対する第1弁部材4の相対移動は、後述する第1弾性体6を延在方向Aに弾性変形させることにより行われる。
第2弁部材5は、ハウジング2の中空部10のうち第2中空部14を閉塞するように、第2中空部14内に位置が固定されている。流路管部材3は、流路管部材3の近位端17が第2弁部材5に貫通及び抜去可能なように、第2弁部材5に対して延在方向Aに移動可能である。なお、延在方向Aにおける第2弁部材5に対する流路管部材3の相対移動は、後述する第2弾性体7を延在方向Aに弾性変形させることにより行われる。
第1弾性体6及び第2弾性体7は、図1に示すように、中空部10のうち第1弁部材4と第2弁部材5との間において、延在方向Aに並んで配置されている。また、第1弾性体6及び第2弾性体7は、いずれも延在方向Aに弾性変形可能であるが、延在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量は異なっている。このように、延在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量が異なる複数の弾性体を用いることにより、オスコネクタ1にメスコネクタ80(図6〜図8参照)を接続する又はオスコネクタ1からメスコネクタ80を取り外す際に、第1弁部材4に対する流路管部材3の遠位端16の貫通又は抜去タイミングと、第2弁部材5に対する流路管部材3の近位端17の貫通又は抜去タイミングとを、異ならせることができる。具体的に、本実施形態では、第1弾性体6の延在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量が、第2弾性体7の延在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量よりも大きい。この詳細については後述する(図7参照)。
第1弾性体6及び第2弾性体7としては、例えば、コイルバネや気体が収容されたバルーンなど、各種構成により実現することができる。なお、本実施形態では、延在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量が異なる弾性体として、ばね定数が異なるコイルバネを用いている。
以下、オスコネクタ1の各部材及び特徴部について、詳細に説明する。
[ハウジング2]
図1、図2に示すように、ハウジング2は、一端がハウジング2の遠位端8を構成する筒状のハウジング本体11と、一端がハウジング本体11の他端と超音波溶着等により接合されると共に、他端がハウジング2の近位端9を構成し、外方からシリンジ等が接続される接続部材12と、を備えている。中空部10は、ハウジング本体11の遠位端8から接続部材12の近位端9まで連通しており、上述した第1中空部13は、ハウジング本体11の内壁により区画され、上述した第2中空部14は、接続部材12の内壁により区画されている。
ハウジング本体11は、メスコネクタ80(図6〜図8参照)が接続される遠位端部18と、ハウジング2の中心軸線方向Bにおいて遠位端部18の近位端側で連続する胴部19と、を備える。遠位端部18の内壁には、メスコネクタ80の外周面に形成された雄ねじ部89と螺合可能な雌ねじ部20が形成されている。また、メスコネクタ80を接続する際に把持した指が滑ることを抑制するため、遠位端部18の外壁には、中心軸線方向Bに延在するリブ21が、ハウジング2の周方向Cにおいて複数設けられている。
更に、遠位端部18の内径は、胴部19の内径よりも小さく構成されており、遠位端部18の内周面と、胴部19の内周面とは、近位端側に面する環状の段差面22を介して繋がっている。第1中空部13のうち胴部19の内周面により区画される部分には、後述する第1弁部材4の弁体保持部材33、第1弾性体6、第2弾性体7が収容されている。
接続部材12は、略円筒状の筒部23と、この筒部23の遠位端側に設けられたフランジ部24と、を備えている。筒部23は、例えばシリンジや医療用チューブなどが接続される。上述した第2中空部14は、筒部23により区画されており、上述したように、ハウジング本体11が区画する第1中空部13よりも小径の中空部である。また、筒部23の外径は、ハウジング本体11の外径よりも小さく形成されている。
フランジ部24の遠位端側の底面における周縁部は、ハウジング本体11の胴部19の近位端側の環状端面26と超音波溶着等により接合される。従って、ハウジング本体11の胴部19の内周面と、接続部材12の筒部23の内周面とは、フランジ部24の底面の一部により構成された、遠位端側に面する環状の段差面27を介して連続している。換言すれば、第1中空部13を区画するハウジング2の内周面と、第2中空部14を区画するハウジング2の内周面とは、段際面27を介して繋がっている。
また、図2に示すように、ハウジング2を外方から見た場合、ハウジング2は、第1中空部13を区画する第1筒部2aと、第2中空部14を区画する、第1筒部2aよりも外径が小さい第2筒部2bと、で構成されており、第1筒部2aは、ハウジング本体11と接続部材12のフランジ部24とにより構成され、第2筒部2bは、接続部材12の筒部23により構成されている。
[流路管部材3]
流路管部材3は、内部に流路15を区画する円筒状の流路管部28と、この流路管部28と一体で形成されていると共に、流路管部28の外周面から、流路管部28の径方向D(延在方向Aと直交する方向)外方に突出する環状のフランジ部29と、を備える。
図1に示すように、流路管部28は、その中心軸線O1がハウジング2の中心軸線O2と略一致するように、ハウジング2の中心軸線方向Bと平行して、中空部10の第1中空部13内に延在している。すなわち、ハウジング2及び流路管部材3を含む横断面において、ハウジング2の内壁と流路管部28の内壁及び外壁とは、同心円状に形成されている。同断面におけるハウジング2に対する流路管部28の位置は、流路管部材3のフランジ部29の外周面30がハウジング2の内壁としての内周面と当接することにより維持されている。なお、流路管部材3の延在方向A(流路管部28の延在方向と同じ方向であり、図1ではハウジング2の中心軸線方向Bと同じ方向)における遠位端16及び近位端17は、流路管部28の両端により構成されている。
また、フランジ部29は、延在方向Aにおいて、ハウジング2の内壁と摺動して移動することができる。具体的に、フランジ部29は、ハウジング2のハウジング本体11における胴部19の内周面と摺動し、ハウジング2に対して延在方向Aに移動可能である。
更に、図1に示すように、フランジ部29に対して遠位端16側には第1弾性体6が設けられ、近位端17側には第2弾性体7が設けられている。すなわち、フランジ部29は、延在方向Aにおいて、第1弾性体6と第2弾性体7とに挟まれており、第1弾性体6から近位端17側に付加される弾性力と、第2弾性体7から遠位端16側に付加される弾性力とがつり合う位置になるように、ハウジング2の胴部19内を延在方向Aに移動する。
このような流路管部材3は、図1に示すように、オスコネクタ1にメスコネクタ80(図6〜図8参照)が接続されていない状態では、中空部10の第1中空部13内に延在しており、オスコネクタ1にメスコネクタ80が接続される際に、第1弾性体6及び第2弾性体7を延在方向Aに圧縮変形させることにより、ハウジング2の近位端9側に移動し、流路管部材3の近位端17(本実施形態では流路管部28の近位端と同じ)が第2弁部材5を貫通して第2中空部14内に進入する。この詳細は後述する(図8参照)。
なお、本実施形態の流路管部材3のフランジ部29は、流路管部28の外周面から径方向D外方に突出する、円形扁平状の平板形状を有しているが、ハウジング2の中心軸線O2と流路管部28の中心軸線O1とが略一致するように流路管部28の位置を位置決めできる形状であればよく、この形状に限られるものではない。例えば、流路管部の外周面から径方向外方に向かって放射状に突出する複数の突起部によりフランジ部を構成することも可能である。
[第1弁部材4]
第1弁部材4は、スリット31を有する遠位端側弾性弁体32と、この遠位端側弾性弁体32を保持する弁体保持部材33と、を備えている。図3(a)は、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32単体の斜視図であり、図3(b)は、第1弁部材4の弁体保持部材33単体の斜視図である。図1〜図3を参照して、以下、第1弁部材4の詳細について説明する。
図1、図3(a)に示すように、遠位端側弾性弁体32は、筒部34と、筒部34の遠位端と連続し、この筒部34の遠位端を覆う円形天板部35と、筒部34の近位端に連続して設けられたフランジ部36と、を備える。
図1、図3(a)に示すように、円形天板部35には、近位端側に窪む凹部が形成されており、この凹部の底面に上述したスリット31が形成されている。このように、円形天板部35に凹部を設け、凹部の底面にスリット31を形成することにより、流路管部材3の流路管部28の遠位端16がスリット31を通じて貫通する際に、スリット31の周辺部35aが弾性変形可能なスペースが確保されるため、円形天板部35に凹部が形成されていない構成と比較して、流路管部28の遠位端16の挿入抵抗を低減することができる(図7、図8参照)。
図1、図3(b)に示すように、弁体保持部材33は、筒部37と、この筒部37の近位端側に連続して設けられた、遠位端側弾性弁体32のフランジ部36を保持する弁体保持部38と、を備える。
筒部37は、上述した遠位端側弾性弁体32の筒部34内に嵌合しており、筒部37の外周面は、筒部34の内周面と当接している。すなわち、筒部37は、筒部34の内周面を受ける受け部として機能している。また、弁体保持部38は、遠位端側弾性弁体32のフランジ部36の近位端側の底面、フランジ部36の外周端面、及びフランジ部36の遠位端側の天面を取り囲む環状溝39を区画しており、図1に示すように、この環状溝39に遠位端側弾性弁体32のフランジ部36が嵌め込まれる。より具体的に、弁体保持部38は、筒部37の近位端と連続して筒部37の径方向外方に延在するフランジ部40と、このフランジ部40の径方向外縁から遠位端側に連続して延在する筒状の周壁部41と、この周壁部41の遠位端と連続して径方向内方に延在する環状の折り返し部42と、を備え、フランジ部40の遠位端側の面、周壁部41の内周面及び折り返し部42の近位端側の面により、周壁部41の径方向内方に開口する環状溝39が区画されている。
このように、遠位端側弾性弁体32は、その筒部34が弁体保持部材33の筒部37と当接すると共に、そのフランジ部36が弁体保持部材33の環状溝39に嵌め込まれることにより、弁体保持部材33に保持されている。
ここで、第1弁部材4は、上述したように、延在方向Aにおいてハウジング2の内壁に対して摺動移動可能にハウジング2内に保持されている。具体的に、第1弁部材4の弁体保持部材33における周壁部41の外径は、ハウジング2のハウジング本体11における胴部19の内径と略等しく、周壁部41の外周面は、胴部19の内周面と当接している。そして、弁体保持部材33及びこの弁体保持部材33に保持された遠位端側弾性弁体32は、弁体保持部材33の周壁部41の外周面がハウジング2の胴部19の内周面に対して摺動することにより、ハウジング2に対して延在方向Aに移動することができる。
更に、図1に示すように、オスコネクタ1にメスコネクタ80(図6〜図8参照)が接続されていない状態では、流路管部材3の流路管部28の遠位端部が、遠位端側弾性弁体32の筒部34及び弁体保持部材33の筒部37の内部に入り込んでいると共に、遠位端16が、遠位端側弾性弁体32の円形天板部35に当接した状態となっている。なお、図1に示すように、オスコネクタ1にメスコネクタ80が接続されていない状態では、弁体保持部材33の折り返し部42がハウジング2の段差面22と突き当って、弁体保持部材33のハウジング2内での延在方向Aにおける位置が位置決めされるように、第1弾性体6及び第2弾性体7のばね定数や延在方向Aでの自然長さが設定されている。
換言すれば、図1に示す状態は、第1弾性体6が第2弾性体7を圧縮しようとする力と、第2弾性体7が第1弾性体6を圧縮しようとする力とがつり合った状態を示している。但し、図1に示す状態において、第1弾性体6及び第2弾性体7が自然長の状態になるようにしてもよい。
なお、上述したように、オスコネクタ1にメスコネクタ80が接続されていない状態において、第1弁部材4は、その弁体保持部材33がハウジング2の段差面22と突き当って当接することにより、ハウジング2内での延在方向Aにおける位置が維持されている。つまり、ハウジング2の内壁における段差面22が、第1弁部材4と当接することにより、第1弁部材4がハウジング2の遠位端8側へ移動することを規制する規制部を構成している。但し、本実施形態では段差面22を規制部としているが、この構成に限られるものではなく、例えば、ハウジングの内周面に径方向内方に突出する突出部(ハウジングの内壁の一部)を設けて、この突出部を、上述の規制部としてもよい。更に、ハウジングの内壁に別部材を取り付けて、これを上述の規制部とすることも可能である。
遠位端側弾性弁体32は、金型成形され、弾性変形可能に形成される。この遠位端側弾性弁体32の材料としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン−プロピレンゴム、ヒドリンゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムのような各種ゴム材料や、スチレン系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリブタジエン系、トランスポリイソプレン系、フッ素ゴム系、塩素化ポリエチレン系等の各種熱可塑性エラストマが挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を混合したものであってもよい。
弁体保持部材33の材料としては、例えば、上述したハウジング2の材料と同様の材料を用いることができる。
なお、本実施形態の第1弁部材4における遠位端側弾性弁体32は、筒部34、円形天板部35及びフランジ部36を備える構成としたが、これに限られるものではなく、例えば円形扁平状の遠位端側弾性弁体とすることも可能である。また、本実施形態の第1弁部材4における弁体保持部材33は、筒部37及び弁体保持部38を備える構成としたが、これに限られるものではない。例えば、遠位端側弾性弁体を円形扁平状の形状にした場合には、この遠位端側弾性弁体の外周縁部を把持する環状の弁体保持部材とすることができる。
[第2弁部材5]
第2弁部材5は、スリット43を有し、ハウジング2の中空部10に位置すると共に中空部10を閉塞する近位端側弾性弁体44である。図4は、近位端側弾性弁体44の単体を示す斜視図である。図4に示すように、第2弁部材5としての近位端側弾性弁体44は、中央部にスリット43が形成された円形偏平状の形状を有している。より具体的に、本実施形態の近位端側弾性弁体44は、円形扁平状の本体部45と、この本体部45と一体で形成され、本体部45の厚み方向に位置する一面から同心円状に突出する、本体部45よりも外径が小さい筒部46と、を備える。本体部45は、厚み方向から見た場合に、中央部にスリット43が形成されており、筒部46は、スリット43を取り囲むように形成されている。
図1に示すように、近位端側弾性弁体44は、ハウジング2の中空部10のうち第2中空部14を閉塞している。第2中空部14を区画するハウジング2の内壁(本実施形態では接続部材12の内壁)には、延在方向Aの位置によらず内径が略一定の第1部分と、この第1部分の遠位端8側に位置し、第1部分よりも大径であり、ハウジング2の内壁における段差面27の内縁まで延在する第2部分と、第1部分と第2部分と繋ぐ環状の段差面と、が形成されている。近位端側弾性弁体44は、その本体部45が第2部分内に嵌り込み、かつ、その筒部46が第1部分内に嵌り込むことにより、第2中空部14を閉塞している。
より具体的に、近位端側弾性弁体44の本体部45における外周面が、上述の第2部分と当接し、かつ、近位端側弾性弁体44の筒部46における外周面が、上述の第1部分と当接し、かつ、近位端側弾性弁体44の本体部45における近位端側の面の周縁部が、第1部分と第2部分と繋ぐ環状の段差面と当接し、それぞれの当接位置で超音波溶着等により接合されることにより、近位端側弾性弁体44が第2中空部14内に固定されると共に、近位端側弾性弁体44が第2中空部14を閉塞する。
また、図1に示すように、オスコネクタ1にメスコネクタ80が接続されていない状態では、流路管部材3の近位端17(本実施形態では流路管部28の近位端と同じ)が、第2弁部材5としての近位端側弾性弁体44の遠位端側の面に当接した状態となっている。
なお、近位端側弾性弁体44は、金型成形され、弾性変形可能に形成される。また、近位端側弾性弁体44の材料としては、例えば、上述した遠位端側弾性弁体32と同様の材料を用いることができる。
[第1弾性体6及び第2弾性体7]
本実施形態の第1弾性体6及び第2弾性体7は、上述したように、ばね定数の異なるコイルバネで構成されている。図1に示すように、第1弾性体6は、流路管部材3のフランジ部29と第1弁部材4の弁体保持部材33との間に位置し、流路管部材3及び第1弁部材4の延在方向Aの移動に伴い、延在方向Aに弾性変形することができる。また、第2弾性体7は、流路管部材3のフランジ部29とハウジング2の段差面27との間に位置し、流路管部材3及び第1弁部材4の延在方向Aの移動に伴い、延在方向Aに弾性変形することができる。
図5(a)は、図2におけるI−I断面図であり、図5(b)は、図2におけるII−II断面図である。図5(a)に示すように、第1弾性体6は、流路管部材3の流路管部28を取り囲むように配置されており、図1に示すように、その遠位端が第1弁部材4の弁体保持部33における底面(近位端側の面)に当接すると共に、その近位端がフランジ部29の遠位端側の面に当接している。また、図5(b)に示すように、第2弾性体7は、流路管部材3の流路管部28を取り囲むように配置されており、図1に示すように、その遠位端がフランジ部29の近位端側の面に当接すると共に、その近位端が段差面27に当接している。
ここで、第1弾性体6のばね定数は、第2弾性体7のばね定数よりも小さい。すなわち、縁在方向Aにおける単位荷重当たりの弾性変形量は、第2弾性体7よりも第1弾性体6の方が大きい。なお、本実施形態では、図1に示すように、第1弾性体6と第2弾性体7とを直列に配列し、第1弾性体6を第2弾性体7に比べて優先的に圧縮変形させるために、第2弾性体7のばね定数を、第1弾性体6のばね定数の1.5倍〜20倍としている。
なお、本実施形態では、第2弾性体7は、流路管部材3のフランジ部29と、ハウジング2の内壁に形成された段差面27との間に挟まれており、この段差面27は、第2弾性体7の延在方向Aにおける弾性力(復元力)に対して反力を付与する反力部を構成している。但し、この反力部は、本実施形態の段差面27で構成するものに限られるものではなく、例えば、ハウジングの内周面から径方向内方に突出する突出部(ハウジングの内壁の一部)を形成して、この突出部を反力部としてもよい。更に、ハウジングの内壁に別部材を取り付けて、反力部としてもよい。
[第1弁部材4と第2弁部材5との貫通及び抜去タイミングを異ならせる機構について]
次に、上述したオスコネクタ1に対してメスコネクタ80が着脱される際に、流路管部材3、第1弁部材4、第2弁部材5、第1弾性体6及び第2弾性体7の動作について説明する。図6は、オスコネクタ1に対してメスコネクタ80が接続され始める直前の状態を示す断面図である。図7は、オスコネクタ1に対してメスコネクタ80が接続されている途中であって、第1弁部材4に対して流路管部材3の遠位端16(流路管部28の遠位端と同じ)が貫通した状態を示す断面図である。また、図8は、オスコネクタ1に対するメスコネクタ80の接続が完了した状態を示す断面図である。
まず、図6〜図8に示すメスコネクタ80について説明する。メスコネクタ80は、弾性材料で構成された弾性弁体81と、この弾性弁体81を内部に収容するハウジング82とを備える。弾性弁体81は、内部流路を区画する蛇腹筒状の胴部83と、この胴部83の一端を覆うように設けられ、内部流路に通じるスリット84が形成された頭部85と、を備えている。また、ハウジング82は、弾性弁体81の頭部85が位置する第1中空部86と、この第1中空部86に連通し、弾性弁体81の胴部83が位置する第2中空部87と、この弾性弁体81の内部流路の下流側で連通する第3中空部88と、を区画している。
以下、オスコネクタ1に対してメスコネクタ80を接続する際の各部材の動作について詳細に説明する。図6に示すように、メスコネクタ80は、オスコネクタ1の遠位端側から接続される。オスコネクタ1に対してメスコネクタ80を接続する際には、まず、図6に示すように、第1弁部材4とメスコネクタ80の弾性弁体81とを当接させる。より具体的には、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32における円形天板部35の外面と、メスコネクタ80の弾性弁体81における頭部85の外面と、を当接させる。
次に、図7に示すように、メスコネクタ80及びオスコネクタ1の一方を他方に対して周方向Cの一方向に回転させることにより、メスコネクタ80のハウジング82の外壁に形成された雄ねじ部89と、オスコネクタ1のハウジング2の内壁に形成された雌ねじ部20とを螺合させる。これにより、メスコネクタ80の弾性弁体81と当接する第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32が、ハウジング2の近位端9側へと押圧され、図7に示すように、第1弁部材4の弁体保持部材33が、第1弾性体6を圧縮変形させて、ハウジング2の近位端9側へと移動する。
この際に、第1弁部材4の弁体保持部材33により、第1弾性体6及び第2弾性体7に圧縮変形するような圧縮力が加わるが、上述したように第1弾性体6のばね定数が第2弾性体7のばね定数よりも十分小さいため、図7に示すように、第1弾性体6を第2弾性体7よりも優先的に圧縮変形させることができる。つまり、図6に示す状態から図7に示す状態に移行する間の、第1弾性体6の延在方向Aにおける弾性変形量は、第2弾性体7の延在方向Aにおける弾性変形量よりも大きい。そのため、図7に示すように、流路管部材3の遠位端16を、流路管部材3の近位端17が第2弁部材5としての近位端側弾性弁体44を貫通する前に、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32に貫通させることができる。なお、図6の状態から図7の状態に移行する際に、流路管部材3がハウジング2に対して延在方向Aにほとんど移動しないように、第2弾性体7のばね定数を、第1弾性体6のばね定数よりも十分大きくしておくことが望ましい。
なお、図6の状態から図7の状態に移行する過程において、流路管部材3の遠位端16が円形天板部35のスリット31の周辺部35aを外方に押し出すように弾性変形させながら(図7参照)、流路管部材3の遠位端16は、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32及びメスコネクタ80の弾性弁体81を貫通する。
図7に示す状態から、雄ねじ部89と雌ねじ部20とを更に螺合していくことにより、オスコネクタ1とメスコネクタ80との接続は完了する(図8参照)。図7に示す状態から図8に示す状態に移行する過程において、流路管部材3は、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4に貫通した状態のまま、第2弾性体7を弾性変形させて、ハウジング2の近位端9側に移動し、流路管部材3の近位端17が第2弁部材5を貫通する。
つまり、図7に示す状態から図8に示す状態へ移行する過程では、第1弁部材4が、圧縮変形した状態の第1弾性体6を介して流路管部材3のフランジ部29を押圧し、第1弁部材4及び流路管部材3が、第2弾性体7を圧縮変形させながら、ハウジング2の近位端9側へと移動する。なお、本実施形態の第1弾性体6は、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81を貫通した状態(図7に示す状態)に至るまで弾性領域内で圧縮変形可能なように構成されており、図7に示す状態から図8に示す状態へ移行する間は、ほとんど弾性変形しない。そのため、流路管部材3を、第2弁部材5に対して延在方向Aに移動させ、流路管部材3の近位端17をスリット43を通じて第2弁部材5に貫通させることができる。
ここで、図6に示す状態から図7に示す状態に至るまでは、ばね定数が小さい第1弾性体6を優先的に圧縮変形させているため、雄ねじ部89と雌ねじ部20とを螺合する締め付けトルクは小さいが、図7に示す状態から図8に示す状態に至るまでは、ばね定数が大きい第2弾性体7を圧縮変形させることが必要であるため、雄ねじ部89と雌ねじ部20とを螺合する締め付けトルクは大きくなる。すなわち、流路管部材3の遠位端16を第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81に貫通させる際の延在方向Aにおける押圧力は、流路管部材3の近位端17を第2弁部材5に貫通させる際の延在方向Aにおける押圧力と比較して小さくなっている。
このように、オスコネクタ1とメスコネクタ80とが接続された状態であるコネクタ接続体90(図8参照)において、オスコネクタ1の流路管部材3の流路15は、その遠位端側において、メスコネクタ80の弾性弁体81内の内部流路と連通すると共に、オスコネクタ1の近位端側に接続されるシリンジや医療用チューブの流路と連通する。そしてこの状態において、抗癌剤を含む薬液等の液体が、オスコネクタ1の流路管部材3の流路15を通じて、遠位端側から近位端側へと供給可能となる。なお、図8に示すように、オスコネクタ1とメスコネクタ80とが接続された状態において、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32における円形天板部35は、メスコネクタ80の弾性弁体81の存在により、薬液の流路に曝されていない。したがって、オスコネクタ1の流路管部材3の流路15を通じて、近位端側から遠位端側に薬液が供給されている状態であっても、円形天板部35に薬液が触れること抑制することができる。
また、オスコネクタ1に対してメスコネクタ80が接続された状態(図8参照)からメスコネクタ80を取り外す際には、雄ねじ部89と雌ねじ部20との螺合を解除するように、メスコネクタ80及びオスコネクタ1の一方を他方に対して周方向Cに回転させる(接続する際の一方向とは逆の方向に回転させる)。この取り外しの際は、まず、第2弾性体7が復元力により延在方向Aに伸長することにより、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4に貫通した状態で、流路管部材3の近位端17が第2弁部材5から抜去される(図7参照)。次いで、第1弾性体6が復元力により延在方向Aに伸長することにより、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81から抜去される(図6参照)。
なお、本実施形態のオスコネクタ1の構成によれば、流路管部材3の遠位端16が、第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81から抜去される際に、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32における円形天板部35の外面(遠位端側の面)に薬液の液滴が残存し難くなる。まず、上述したように、本実施形態のオスコネクタ1では、円形天板部35が、メスコネクタ80の弾性弁体81の存在により、薬液の流路に曝されていない。これにより、オスコネクタ1を通じて薬液供給している間に、円形天板部35の外面に薬液が触れることが抑制される。
また、流路管部材3の遠位端16は、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32における円形天板部35の外面とメスコネクタ80の弾性弁体81の頭部85の外面(円形天板部35と対向する面)とが当接及び近接した状態のままで、円形天板部35の外面に形成されているスリット31及び頭部85の外面に形成されているスリット84を通じて、第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81から抜去される。これにより、流路管部材3の遠位端16が抜去される際に、遠位端16近傍に残存する薬液の液滴が、遠位端側弾性弁体32における円形天板部35の外面上に飛散することが抑制される。
更に、上述したように、流路管部材3の遠位端16は、円形天板部35のスリット31の周辺部35aを外方に押し出すように弾性変形させながら(図7参照)、第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32及びメスコネクタ80の弾性弁体81に貫通しており、円形天板部35の内面が、流路管部材3の流路管部28の外壁と当接しながら、流路管部材3の遠位端16の貫通及び抜去が行われる構成となっている。これにより、円形天板部35の外面は、流路管部材3の遠位端16の貫通時及び抜去時において、流路管部材3の流路管部28の外壁と接触し難く、流路管部材3の流路管部28の外壁に薬液の液滴が残存していたとしても、その薬液の液滴が円形天板部35の外面に触れて移動してしまうことを抑制できる。
このように、本実施形態のオスコネクタ1によれば、メスコネクタ80を取り外した際に、外部に露出する第1弁部材4の外面上に、薬液の液滴が残存することが抑制され、医療従事者にとっての安全性を一層向上させることができる。
更に、オスコネクタ1にメスコネクタ80が接続されていない状態(図1参照)、換言すれば、流路管部材3の遠位端16及び近位端17が第1弁部材4及び第2弁部材5から抜去された状態(図6参照)では、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32に当接すると共に、流路管部材3の近位端17が、第2弁部材5としての近位端側弾性弁体44に当接している。このような構成とすれば、流路管部材3の流路15の遠位端開口が遠位端側弾性弁体32により覆われて閉塞されると共に、流路管部材3の流路15の近位端開口が近位端側弾性弁体44により覆われて閉塞される。そのため、流路管部材3の流路15内に残存した薬液等の液体が、遠位端開口又は近位端開口からハウジング2の中空部10内に漏れ出ることが抑制される。
なお、図6〜図8では、オスコネクタ1とメスコネクタ80とを接続する際に、オスコネクタ1の第1弁部材4の一部(本実施形態では遠位端側弾性弁体32の筒部34及び円形天板部35、並びに弁体保持部材33の筒部37(図3(a)参照))が、メスコネクタ80の弾性弁体81における頭部85を押し込みながら、ハウジング82が区画する第1中空部86及び第2中空部87に入り込み、頭部85が第2中空部87の位置まで押し込まれたときに、スリット84が開放され、オスコネクタ1の流路管部材3の流路15が、メスコネクタ80の弾性弁体81内の内部流路と連通するようになっている。オスコネクタ1に対してこのようなメスコネクタ80を接続する場合には、弾性弁体81をハウジング82の内方に押し込む押圧力が必要となるため、この押圧力をも考慮して、オスコネクタ1の第1弾性体6及び第2弾性体7のばね定数を決定すればよい。また、第1弁部材4や第2弁部材5のスリット31、43を開閉するためにも所定の押圧力を要するため、第1弾性体6及び第2弾性体7のばね定数は、第1弁部材4や第2弁部材5のスリット31、43の開閉に必要な押圧力をも考慮して決定することが望ましい。
但し、本実施形態のオスコネクタ1に接続可能なメスコネクタは、上述したメスコネクタ80に限られるものではなく、オスコネクタ1の第1弁部材4と接触した状態で、第1弁部材4と共に流路管部材3の遠位端16により貫通及び抜去される弾性弁体を備えるメスコネクタであれば、各種メスコネクタを使用することが可能である。
以上のように、本実施形態のオスコネクタ1の第1弁部材4は、第1弁部材4がメスコネクタ80の弾性弁体81と当接した状態のまま、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4と弾性弁体81とが当接している部分又はその近傍の近接している部分を通じて第1弁部材4及びメスコネクタ80の弾性弁体81に貫通及び抜去可能なように、第1弾性体6を弾性変形させて、流路管部材3に対して延在方向Aに移動可能である。また、本実施形態のオスコネクタ1の流路管部材3は、流路管部材3の遠位端16が第1弁部材4に貫通した状態で、流路管部材3の近位端17が第2弁部材5に貫通及び抜去可能なように、第2弾性体7を弾性変形させて、第2弁部材5に対して延在方向Aに移動可能である。
より具体的に、本実施形態のオスコネクタ1では、メスコネクタ80が接続される際に、第1弁部材4の弁体保持部材33を、第1弾性体6としてのコイルバネを圧縮変形させて延在方向Aの一方向に移動させることにより、流路管部材3の流路管部28の遠位端16を、スリット31を通じて第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32に貫通させることができる。更に、第1弁部材4の弁体保持部材33を同方向に移動させ続け、第1弾性体6としてのコイルバネが圧縮変形した状態のまま、第2弾性体7としての別のコイルバネを圧縮変形させることにより、流路管部材3の流路管部28の近位端17を、スリット43を通じて第2弁部材5としての近位端側弾性弁体44に貫通させることができる。
また、本実施形態のオスコネクタ1では、メスコネクタ80が取り外される際に、第1弁部材4の弁体保持部材33を、圧縮変形した状態の第2弾性体7の復元力で延在方向Aの上記一方向とは反対の方向に移動させることにより、流路管部材3の流路管部28の近位端17を、スリット43を通じて近位端側弾性弁体44から抜去させることができる。更に、圧縮変形した状態の第1弾性体6の復元力により、第1弁部材4の弁体保持部材33を同方向に移動させ続けることにより、流路管部材3の流路管部28の遠位端16を、スリット31を通じて第1弁部材4の遠位端側弾性弁体32から抜去させることができる。
<実施形態2>
[オスコネクタ1を備える医療器具としての輸液チューブセット100]
最後に、上述したオスコネクタ1を備える医療器具としての輸液チューブセット100について説明する。図9は、輸液チューブセット100を示す図である。この輸液チューブセット100は、生体に薬液等の輸液を投与するために用いられるものである。図9に示すように、輸液チューブセット100は、薬液容器200と接続される接続器具102と、この接続器具102よりも下流側(遠位端側)に位置するオスコネクタ1と、接続器具102とオスコネクタ1とを繋ぐ医療用チューブ103と、を備えている。また、医療用チューブ103の途中には、その部分を閉塞するクランプ104が装着されていてもよい。このクランプ104は、医療用チューブ103を外側から挟持するように押圧して、医療用チューブ103内を圧閉するよう構成されたものである。
このような構成の輸液チューブセット100では、クランプ104を取り外した状態で、薬液容器200内の薬液等の液体が接続器具102から医療用チューブ103を通じてオスコネクタ1に流入する。そして、オスコネクタ1が、例えば、混注ポートとして上述したメスコネクタ80を備える別の輸液ラインに、メスコネクタ80を介して接続されている場合には、オスコネクタ1に流入した液体は、オスコネクタ1及びメスコネクタ80内を通過し、別の輸液ラインへと流入し、生体まで供給される。
接続器具102は、近位端部に位置し、薬液容器200に接続される第1接続部105と、遠位端部に位置し、医療用チューブ103に接続される第2接続部106と、外壁から側方に向かって突出して設けられ、シリンジが接続される第3接続部107と、を備えている。なお、接続器具102内には、第1接続部105から第2接続部106まで連通し、薬液容器200内の液体を医療用チューブ103へと輸送可能な第1流路と、第1接続部105と第3接続部107との間で連通し、薬液容器200と第3接続部107に接続されるシリンジとの間で液体の輸送が可能な第2流路と、が区画されている。
したがって、例えば抗癌剤を含む薬液が内部に収容されたシリンジを、接続器具102の第3接続部107と接続することにより、シリンジ内の薬液を接続器具102の第2流路を介して薬液容器200へと輸送することができる。そして、薬液容器200内に収容された抗癌剤を含む薬液は、接続器具102の第1流路及び医療用チューブ103内を通じて、オスコネクタ1まで供給される。
上述したように、オスコネクタ1の遠位端側にメスコネクタ80を接続し、抗癌剤を含む薬液を別の輸液ライン内へ供給することにより、抗癌剤を含む薬液を生体へと投与することができる。そして、薬液投与が完了し、オスコネクタ1とメスコネクタ80との接続を解除する際には、オスコネクタ1の第1弁部材4(図1参照)が閉鎖するため、オスコネクタ1の遠位端から抗癌剤を含む薬液が漏れ出ることが抑制される(図6参照)。
なお、ここではオスコネクタ1を備える医療器具として輸液チューブセット100を例示したが、オスコネクタ1は、輸液チューブセットに限らず、他の医療器具に用いることも可能である。例えば、シリンジ本体の先端部にオスコネクタ1を備えるシリンジとしてもよい。かかる場合には、例えば、上述した接続器具102の第3接続部107をメスコネクタ80と同様の構成とし、オスコネクタ1を備えるシリンジを、第3接続部107に接続するようにすればよい。
本発明は、オスコネクタ及びオスコネクタを備える医療器具に関する。
1:オスコネクタ
2:ハウジング
2a:第1筒部
2b:第2筒部
3:流路管部材
4:第1弁部材
5:第2弁部材
6:第1弾性体(コイルバネ)
7:第2弾性体(コイルバネ)
8:ハウジングの遠位端
9:ハウジングの近位端
10:ハウジングの中空部
11:ハウジング本体
12:接続部材
13:第1中空部
14:第2中空部
15:流路
16:流路管部材の遠位端
17:流路管部材の近位端
18:ハウジング本体の遠位端部
19:ハウジング本体の胴部
20:雌ねじ部
21:リブ
22:段差面(規制部)
23:接続部材の筒部
24:接続部材のフランジ部
26:環状端面
27:段差面(反力部)
28:流路管部材の流路管部
29:流路管部材のフランジ部
30:流路管部材のフランジ部の外周面
31:スリット
32:遠位端側弾性弁体
33:弁体保持部材
34:遠位端側弾性弁体の筒部
35:遠位端側弾性弁体の円形天板部
35a:スリットの周辺部
36:遠位端側弾性弁体のフランジ部
37:弁体保持部材の筒部
38:弁体保持部材の弁体保持部
39:環状溝
40:弁体保持部のフランジ部
41:弁体保持部の周壁部
42:弁体保持部の折り返し部
43:スリット
44:近位端側弾性弁体
45:近位端側弾性弁体の本体部
46:近位端側弾性弁体の筒部
80:メスコネクタ
81:メスコネクタの弾性弁体
82:メスコネクタのハウジング
83:弾性弁体の胴部
84:スリット
85:弾性弁体の頭部
86:メスコネクタの第1中空部
87:メスコネクタの第2中空部
88:メスコネクタの第3中空部
89:雄ねじ部
90:コネクタ接続体
100:輸液チューブセット(医療器具)
102:接続器具
103:医療用チューブ
104:クランプ
105:第1接続部
106:第2接続部
107:第3接続部
200:薬液容器
A:流路管部材の延在方向
B:ハウジングの中心軸線方向
C:ハウジングの周方向
D:流路管部の径方向
O1:流路管部の中心軸線
O2:ハウジングの中心軸線

Claims (8)

  1. 弾性弁体を備えるメスコネクタと接続可能なオスコネクタであって、
    貫通する中空部を区画するハウジングと、
    前記中空部内に延在する流路管部材と、
    前記流路管部材の延在方向において前記流路管部材を遠位端側及び近位端側から挟むように前記中空部内に配置された第1弁部材及び第2弁部材と、
    前記中空部のうち前記第1弁部材と前記第2弁部材との間において、前記延在方向に並んで配置され、前記延在方向に弾性変形可能な第1弾性体及び第2弾性体と、を備え、
    前記第1弾性体の前記延在方向における単位荷重当たりの弾性変形量は、前記第2弾性体の前記延在方向における単位荷重当たりの弾性変形量よりも大きく、
    前記第1弁部材は、前記流路管部材の前記遠位端が前記第1弁部材及び前記メスコネクタの前記弾性弁体を貫通及び抜去可能なように、前記第1弾性体を弾性変形させて、前記流路管部材に対して前記延在方向に移動可能であると共に、
    前記流路管部材は、前記流路管部材の前記遠位端が前記第1弁部材に貫通した状態で、前記流路管部材の前記近位端が前記第2弁部材に貫通及び抜去可能なように、前記第2弾性体を弾性変形させて、前記第2弁部材に対して前記延在方向に移動可能であることを特徴とするオスコネクタ。
  2. 前記流路管部材は、内部に流路を区画し、前記遠位端及び前記近位端を含む流路管部と、前記流路管部の外壁から前記延在方向と直交する方向に突出し、前記ハウジングの内壁と当接するフランジ部と、を備え、
    前記第1弾性体は、前記延在方向において、前記第1弁部材と前記フランジ部との間に位置し、
    前記第2弾性体は、前記延在方向において、前記フランジ部と、前記ハウジングの内壁に設けられ、前記第2弾性体の前記延在方向における弾性力に対して反力を付与する反力部との間に位置することを特徴とする、請求項1に記載のオスコネクタ。
  3. 前記ハウジングの前記中空部は、前記流路管部材、前記第1弁部材、前記第1弾性体、及び前記第2弾性体が位置する第1中空部と、前記第2弁部材が位置し、前記第1中空部と前記ハウジングの近位端側で連通する、前記第1中空部よりも細い第2中空部と、を有し、
    前記反力部は、前記第1中空部を区画する前記ハウジングの内周面と、前記第2中空部を区画する前記ハウジングの内周面とを繋ぐ段差面により構成されていることを特徴とする、請求項2に記載のオスコネクタ。
  4. 前記ハウジングの内壁には、前記第1弁部材と当接することにより、前記第1弁部材が前記ハウジングの遠位端側へ移動することを規制する規制部が設けられていることを特徴とする、請求項3に記載のオスコネクタ。
  5. 前記第1弁部材は、スリットを有する遠位端側弾性弁体と、前記遠位端側弾性弁体を保持すると共に、前記ハウジングの内壁と摺動して前記延在方向に移動可能な弁体保持部材と、を備え、
    前記規制部は、前記弁体保持部材と当接し、前記第1弁部材が前記ハウジングの前記遠位端側へ移動することを規制することを特徴とする、請求項4に記載のオスコネクタ。
  6. 前記流路管部材の前記遠位端は、前記第1弁部材から抜去された状態において、前記第1弁部材と当接しており、
    前記流路管部材の前記近位端は、前記第2弁部材から抜去された状態において、前記第2弁部材と当接していることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1つに記載のオスコネクタ。
  7. 前記第1弾性体及び前記第2弾性体は、ばね定数が異なることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1つに記載のオスコネクタ。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1つに記載のオスコネクタを備えることを特徴とする医療器具。
JP2016549961A 2014-09-26 2015-09-25 オスコネクタ及び医療器具 Active JP6605484B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014197214 2014-09-26
JP2014197214 2014-09-26
PCT/JP2015/004888 WO2016047148A1 (ja) 2014-09-26 2015-09-25 オスコネクタ及び医療器具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016047148A1 JPWO2016047148A1 (ja) 2017-07-06
JP6605484B2 true JP6605484B2 (ja) 2019-11-13

Family

ID=55580694

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016549961A Active JP6605484B2 (ja) 2014-09-26 2015-09-25 オスコネクタ及び医療器具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6605484B2 (ja)
WO (1) WO2016047148A1 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3334659A (en) * 1964-11-02 1967-08-08 Seaton Wilson Mfg Company Inc Flow stream immersed supporting structure
IT1263632B (it) * 1993-02-24 1996-08-27 Massimo Arosio Struttura di innesto rapido, particolarmente studiata per la connessione di tubi in impianti a gas in pressione
US7645274B2 (en) * 2004-12-10 2010-01-12 Cardinal Health 303, Inc. Self-sealing male luer connector with multiple seats
JP4878496B2 (ja) * 2005-12-28 2012-02-15 日本コヴィディエン株式会社 雄ルアーコネクター
US8974437B2 (en) * 2011-07-28 2015-03-10 Applied Medical Technology, Inc. Coupling for medical fluids

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2016047148A1 (ja) 2017-07-06
WO2016047148A1 (ja) 2016-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7171842B2 (ja) 無針弁システムの流体制御
WO2018056465A1 (ja) オスコネクタ、医療器具及び接続方法
US7559530B2 (en) Valved fluid connector
WO2017217105A1 (ja) 空気吸引用キャップ
US20120179128A1 (en) Connector assembly
WO2013115293A1 (ja) コネクタ
CN103987423A (zh) 具有阻流配合界面的医用连接器
JPWO2008062741A1 (ja) コネクタおよび輸液チューブセット
WO2018174265A1 (ja) 医療用コネクタ
WO2016051759A1 (ja) メスコネクタ、オスコネクタ及びコネクタ接続体
JPWO2008056631A1 (ja) コネクタおよび輸液チューブセット
JP6318531B2 (ja) オスコネクタ、メスコネクタ、及び、コネクタセット
JP5824798B2 (ja) 医療用薬液移送器
WO2016143362A1 (ja) コネクタ及び医療機器セット
JP6605484B2 (ja) オスコネクタ及び医療器具
US11160967B2 (en) Medical connector and connecting method of medical connector
JPWO2008069052A1 (ja) コネクタ組立体および輸液チューブセット
JP6321431B2 (ja) 医療用のライン接続コネクタ
JP6709777B2 (ja) オスコネクタ及び輸液セット
JP4812472B2 (ja) 留置針組立体
WO2013146740A1 (ja) コネクタ
WO2013146000A1 (ja) 液体投与具
JP2014028006A (ja) アクセスポート
WO2017159355A1 (ja) 医療用コネクタ及び輸液セット
EP4260898A1 (en) Male connector and medical appliance

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180813

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191001

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191016

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6605484

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250