JP6604913B2 - 作業車 - Google Patents
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Description
しかしながら、ボンネットが閉じ位置から離れているときには前述したセンタリングが行われないことから、ボンネットが閉じ位置から離れているときに車体フレームに対して大きく横揺れする虞があり、ボンネットが大きく横揺れした場合には、ボンネットが原動部のエンジンなどに接触する不都合を招く虞がある。
本発明に係る作業車は、車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、前記ボンネットの前記下端部位から上端側にわたる上下長さを有して、前記閉じ位置において前記支持フレームの左右の外側面に沿って前記外側面に近接する左右の縦長部材を備え、
左右の前記被案内部は、前記傾斜面を前記ボンネットの遊端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記縦長部材の遊端部に配備されている。
つまり、この手段では、ボンネットの閉じ操作においては、ボンネットにおける遊端部の下端部位が、原動部の上端側が位置する高さ位置に達した段階から、車体フレームに対するボンネットのセンタリングが行われる。
その結果、ボンネットの閉じ操作において、車体フレームに対するボンネットの横揺れでボンネットが原動部に接触する虞を回避することができる。
そして、ボンネットが閉じ位置に位置するときには、ボンネットの左右の縦長部材と支持フレームの左右の外側面との間に形成される隙間を、上下方向に均一な状態で小さくすることができる。
その結果、ボンネットの左右の縦長部材と支持フレームの左右の外側面との隙間からの昇温空気の漏れ出しを効果的に抑制することができる。
左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能に取り付けられている。
つまり、ボンネットのセンタリングに関するメンテナンス性が向上する。
左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能な第1部材と、左右の前記第1部材に着脱可能な第2部材とを備え、
左右の前記第2部材は、円滑性を有する樹脂製で、前記傾斜面を備えている。
又、例えば、案内部と被案内部との双方が塗装された金属製である場合に生じる、センタリングによる塗装の剥がれ、を防止することができる。
そして、左右の第2部材においてボンネットのセンタリングによる摩耗などが生じた場合には、作業者は、新しい第2部材との交換を簡単に行うことができる。
その結果、車体フレームに対するボンネットのセンタリングがより円滑に行われるようにしながら、ボンネットのセンタリングに関するメンテナンス性の向上を図ることができる。
本発明に係る作業車は、車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、前記ボンネットの前記下端部位から上端側にわたる上下長さを有して、前記閉じ位置において前記支持フレームの左右の外側面に沿って前記外側面に近接する左右の縦長部材を備え、
左右の前記被案内部は、前記傾斜面を前記ボンネットの下端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記縦長部材の下端部に配備され、
左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能な第1部材と、前記第1部材に着脱可能な第2部材とを備えて、左右の前記縦長部材に着脱可能に取り付けられ、
左右の前記第2部材は、円滑性を有する樹脂製で、前記傾斜面を備えている。
本発明に係る作業車は、車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記支持フレームは、機体の左右方向に亘って設けられる本体部と、前記本体部の左右両端部に連結される左右の側壁と、を備え、
左右の前記側壁は、上端側に前下がりの上側前縁部分をそれぞれ有し、
左右の前記案内部は、前記上側前縁部分が左右の前記側壁から突出する状態に屈曲形成されることにより、前記傾斜面を前記支持フレームの下端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記上側前縁部分の前端側に配備されている。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を、作業車の一例であるトラクタに適用した第1実施形態を図面に基づいて説明する。
又、図2に記載した符号Fの矢印が指し示す方向がトラクタの前側であり、符号Lの矢印が指し示す方向がトラクタの左側である。
上記の構成により、ボンネット6は、原動部2を覆う閉じ位置と原動部2を開放する開き位置とにわたって上下揺動可能で、その開き位置では原動部2の後部側を大きく解放する後開き式に構成されている。その結果、原動部2の後部側に配備されるラジエータ18及びエアクリーナ19などに対するメンテナンスが行い易くなっている。
すると、この押圧により、フック部材が引っ張りバネの作用に抗してロック位置からロック解除位置に退避揺動する。その後、ボンネット6の閉じ位置への到達に伴って、固定ロッド32がカム部の下方に移動すると、その移動に伴って、フック部材が引っ張りバネの作用でロック位置に復帰して固定ロッド32に引っ掛かる。
つまり、作業者は、ボンネット6を閉じ位置に揺動操作するだけの簡単な操作で、ボンネット6をロック機構31の作用によって閉じ位置に固定保持することができる。
これにより、作業者がボンネット6の閉じ位置での固定保持を解除する場合には、操作ロッド37をアッパパネル20の貫通孔40に差し込むことにより、フック部材を引っ張りバネの作用に抗してロック解除位置に退避揺動させることが可能になる。
つまり、作業者は、操作ロッド37を使用することで、ロック機構31によるボンネット6の閉じ位置での固定保持を容易に解除することができる。
上記の構成により、作業者は、フロントカバー26及び左右のサイドカバー27などが一体で開閉揺動する重量の重いボンネット6の開閉操作を、アシストユニット44の作用によって容易に行うことができる。
これにより、左右のサイドカバー27の遊端部を補強することができ、ボンネット6の遊端部を補強することができる。
左右の被案内部6Aは、左右の縦長部材53の遊端部となる後壁部53Cにより形成されている。左右の後壁部53Cは、それらの車体横外側ほど車体後側に位置する傾斜姿勢で左右の縦長部材53に備えられている。これにより、左右の被案内部6Aは、ボンネット6の遊端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6aを備えることになる。そして、左右の傾斜面6aが、左右の案内部13Aとの接触によるボンネット6のセンタリングを可能にするセンタリング用の作用面Aとして機能する。
左右の案内部13Aは、センタピラー13の左右の側壁56に備えられている。左右の側壁56は、それらの前部側が先細り形状に形成されることで、横向きV字状の前縁部56Aを有している。そして、左右の前縁部56Aのうち、前下がりの上側前縁部分56Aaの前端側が案内部13Aとして機能する。
上記の構成により、作業者によるボンネット6の開き位置から閉じ位置への閉じ操作において、ボンネット6が車体フレーム1に対して横揺れしていると、左右の縦長部材53の遊端下部が、原動部2の上端側が位置する高さ位置に達したときに、左右の被案内部6Aが左右の案内部13Aに接触し、この接触により、車体フレーム1に対するボンネット6のセンタリングが行われる。
その結果、ボンネット6の閉じ操作において、車体フレーム1に対するボンネット6の横揺れでボンネット6が原動部2のエンジン15などに接触する虞を回避することができる。
又、案内部13Aを有する専用の部材を備える場合に比較して構成の簡素化を図ることができる。
これにより、ボンネット6が閉じ位置に位置するときには、左右の縦長部材53と左右の側壁56の外側面との間に形成される隙間を、上下方向に均一な状態で小さくすることができる。
その結果、ボンネット6の左右の縦長部材53とセンタピラー13の左右の側壁56との隙間からの昇温空気の漏れ出しを効果的に抑制することができる。
つまり、この第1実施形態では、ボンネット6の左右の被案内部6Aとセンタピラー13の左右の案内部13Aとのそれぞれが、センタリング用の作用面Aとして機能する左右の傾斜面6a,13aを備えており、これにより、ボンネット6のセンタリングにおいて、左右の案内部13Aと左右の被案内部6Aとの間で発生する摩擦抵抗を小さくすることができる。
その結果、車体フレーム1に対するボンネット6のセンタリングがより円滑に行われるようになり、ボンネット6の閉じ操作をより円滑に行えるようになる。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、本発明を、作業車の一例であるトラクタに適用した第2実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、この第2実施形態は、前述した第1実施形態とボンネット6に備える左右の被案内部6Aの構成が異なるだけであることから、左右の被案内部6Aに関する構成についてのみ説明する。
左右の縦長部材53は、ボンネット6の閉じ位置においては、センタピラー(支持フレームの一例)13における左右の側壁56の外側面に沿う姿勢で該外側面に近接している。
左右の縦長部材53は、それらの下端部に被案内部6Aを備えている。左右の被案内部6Aは、ボンネット6の下端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6bを備えている。そして、左右の傾斜面6bが、センタピラー13の左右の案内部13Aとの接触によるボンネット6のセンタリングを可能にするセンタリング用の作用面Aとして機能する。
上記の構成により、作業者によるボンネット6の開き位置から閉じ位置への閉じ操作において、ボンネット6が車体フレーム1に対して横揺れしていると、左右の縦長部材53の下端部が、原動部2の上端側が位置する高さ位置に達したときに、左右の被案内部6Aが左右の案内部13Aに接触し、この接触により、車体フレーム1に対するボンネット6のセンタリングが行われる。
その結果、ボンネット6の閉じ操作において、車体フレーム1に対するボンネット6の横揺れでボンネット6が原動部2のエンジン15などに接触する虞を回避することができる。
そして、ボンネット6が閉じ位置に位置するときには、左右の縦長部材53と左右の側壁56との間に形成される隙間を、上下方向に均一な状態で小さくすることができる。
その結果、ボンネット6の左右の縦長部材53とセンタピラー13の左右の外側面との隙間からの昇温空気の漏れ出しを効果的に抑制することができる。
上記の構成により、ボンネット6のセンタリングにおいて、左右の案内部13Aと左右の被案内部6Aとの間で発生する摩擦抵抗が小さくなる。
又、例えば、鋼板製で塗装処理が施された左右の縦長部材53の下端部を被案内部6Aに兼用する場合に生じる、センタリングによる左右の被案内部6Aでの塗装の剥がれ、を防止することができる。
そして、左右の第2部材62においてボンネット6のセンタリングによる摩耗が生じた場合には、作業者は、新しい第2部材62との交換を簡単に行うことができる。
その結果、車体フレーム1に対するボンネット6のセンタリングがより円滑に行われるようにしながら、ボンネット6のセンタリングに関するメンテナンス性の向上を図ることができる。
上記の構成により、作業者は、左右の第1部材61を左右の縦長部材53に取り付ける場合には、それらの第1突起61Eを第1貫通孔53Eに差し込み、その後、第2貫通孔61Dと雌ネジ部53Dとを使用して第2前壁部61Aを第1前壁部53Aにボルト連結することで、第2前壁部61Aが第1前壁部53Aに面接触し、かつ、第2側壁部61Bが第1側壁部53Bに面接触する状態で、左右の第1部材61を左右の縦長部材53の下端部に簡単に取り付けることができる。
又、作業者は、左右の第1部材61を左右の縦長部材53から取り外す場合には、それらの第2前壁部61Aと第1前壁部53Aとのボルト連結を解除し、その後、第1突起61Eを第1貫通孔53Eから抜き出すことで、左右の第1部材61を左右の縦長部材53の下端部から簡単に取り外すことができる。
上記の構成により、作業者は、左右の第2部材62を左右の支持部61Cに取り付ける場合には、それらの上下の第2突起62Aを第3貫通孔61Fに差し込むとともに、前後の第3突起62Bを前後の凹部61Gに嵌め込むことで、左右の第2部材62を左右の支持部61Cに所定姿勢で簡単に取り付けることができる。
又、作業者は、左右の第2部材62を左右の支持部61Cから取り外す場合には、それらの上下の第2突起62Aを第2部材62の中央側に変形させて第3貫通孔61Fから抜き出すとともに、前後の第3突起62Bを前後の凹部61Gから抜き出すことで、左右の第2部材62を左右の支持部61Cから簡単に取り外すことができる。
これにより、ボンネット6の閉じ操作において、左右の被案内部6Aと左右の案内部13Aとの接触によるボンネット6のセンタリングが終了すると、左右の被案内面61aが左右の側壁56の外側面に面接触して下方の閉じ位置に摺動案内され、この摺動案内により、ボンネット6が下方の閉じ位置に到達する。そして、ボンネット6の閉じ位置においては、左右の被案内面61aが左右の側壁56の外側面に面接触する状態が維持される。
その結果、ボンネット6の閉じ位置側での開閉操作時及びボンネット6の閉じ位置において、ボンネット6が車体の左右中央に位置する状態を安定的に維持することができる。
上記の構成により、ボンネット6の閉じ操作において、左右の被案内部6Aと左右の案内部13Aとの接触によるボンネット6のセンタリングから、左右の被案内面61aと左右の側壁56の外側面との面接触によるボンネット6の下方への摺動案内への移行をより円滑に行わせることができる。
これにより、ボンネット6の閉じ位置において、機体の振動などに起因して左右の第1側壁部53Bがセンタピラー13に接触することで生じる、左右の第1側壁部53Bでの塗装の剥がれ、を防止することができる。
そして、左右の当て具63に摩耗などが生じた場合には、作業者は、新しい当て具63との交換を簡単に行うことができる。
本発明は、上記の実施形態で例示した構成に限定されるものではなく、以下、本発明に関する代表的な別実施形態を例示する。
例えば、作業車は、左右の後輪5Bに代えて左右のクローラを備えるセミクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、左右の前輪5A及び左右の後輪5Bに代えて左右のクローラを備えるフルクローラ仕様に構成されていてもよい。
例えば、作業車は、原動部2及びボンネット6を車体フレーム1の後部側に備える構成であってもよい。
例えば、作業車は、フロントガード7を備えない構成であってもよい。
例えば、原動部2は、空冷式のエンジン15を備える構成であってもよい。
例えば、原動部2は、エンジン15の代わりに電動モータを備える電動仕様に構成されていてもよい。
例えば、原動部2は、エンジン15と電動モータとを備えるハイブリッド仕様に構成されていてもよい。
例えば、原動部2は、DPF(ディーゼル微粒子捕集フィルタ)を有する排気処理装置を備える構成であってもよい。
例えば、ボンネット6は、その開き位置において原動部2の前部側を大きく解放する前開き式に構成されていてもよい。
例えば、ボンネット6は、その左右の内側面の遊端部に、遊端部の下端部位から上下中間部にわたる上下長さを有する左右の被案内部6Aを備える構成であってもよい。
例えば、ボンネット6は、その左右の内側面の遊端部に、側壁部53Bと後壁部53C(被案内部6A)とを備える平面視略L字状に形成された左右の縦長部材53を備える構成であってもよい。
例えば、ボンネット6は、その左右の内側面の遊端部に、被案内部6Aを形成する帯鋼製の左右の縦長部材53を備える構成であってもよい。
例えば、支持フレーム13は、ボンネット6が前開き式で車体フレーム1の前部側に配備される構成であれば、車体フレーム1の前端側に配備することが好ましい。
例えば、支持フレーム13は、ボンネット6が後開き式で車体フレーム1の後部側に配備される構成であれば、車体フレーム1の後端側に配備することが好ましい。
例えば、支持フレーム13は、案内部13Aを有するセンタリング専用の左右の案内部材を備える構成であってもよい。
例えば、支持フレーム13は、車体フレーム1から上方に延びる左右の第1部材、左右の第1部材の上端部にわたる第2部材、及び、左右の案内部13Aを有して左右の第1部材の横外側端に連結される左右の側壁56、などを備える構成であってもよい。
例えば、支持フレーム13は、左右の案内部13Aを有して車体フレーム1から上方に延びる左右の第1部材、及び、左右の第1部材の上端部にわたる第2部材、などを備える構成であってもよい。
例えば、左右の被案内部6Aは、ボンネット6の遊端部における左右の内側面の下部側に、ボンネット6の遊端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6a(センタリング用の作用面A)を有する状態で着脱可能に取り付けられる樹脂部品であってもよい。
例えば、左右の被案内部6Aは、左右の縦長部材53の後壁部53Cに、ボンネット6の遊端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6a(センタリング用の作用面A)を有する状態で着脱可能に取り付けられる樹脂部品であってもよい。
例えば、左右の被案内部6Aは、第2実施形態で例示した第1部材61のみで構成されたものであってもよい。この構成では、第1部材61の支持部61Cの表面が傾斜面6b(センタリング用の作用面A)として機能する。そのため、この構成の支持部61Cは、係合用の第3貫通孔61F及び位置決め用の凹部61Gを備えていない。
例えば、左右の被案内部6Aは、ボンネット6の遊端部における左右の内側面の下部側に、ボンネット6の下端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6b(センタリング用の作用面A)を有する状態で固定装備されていてもよい。
例えば、図14に示すように、左右の被案内部6Aは、左右の縦長部材53における側壁部53Bの下端部に、ボンネット6の下端側ほど車体横外側に位置する傾斜面6b(センタリング用の作用面A)を有する状態で一体形成されていてもよい。
例えば、左右の案内部13Aの高さ位置は、原動部2の上端部と同じ高さ位置に設定されていてもよく、又、原動部2の上下中間部に近い原動部2の上端側の高さ位置に設定されていてもよい。
2 原動部
6 ボンネット
6A 被案内部
6a 傾斜面
6b 傾斜面
13 支持フレーム
13A 案内部
13a 傾斜面
53 縦長部材
61 第1部材
62 第2部材
A センタリング用の作用面
Claims (5)
- 車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、前記ボンネットの前記下端部位から上端側にわたる上下長さを有して、前記閉じ位置において前記支持フレームの左右の外側面に沿って前記外側面に近接する左右の縦長部材を備え、
左右の前記被案内部は、前記傾斜面を前記ボンネットの遊端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記縦長部材の遊端部に配備されている作業車。 - 左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能に取り付けられる請求項1に記載の作業車。
- 左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能な第1部材と、前記第1部材に着脱可能な第2部材とを備え、
左右の前記第2部材は、円滑性を有する樹脂製で、前記傾斜面を備えている請求項2に記載の作業車。 - 車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、前記ボンネットの前記下端部位から上端側にわたる上下長さを有して、前記閉じ位置において前記支持フレームの左右の外側面に沿って前記外側面に近接する左右の縦長部材を備え、
左右の前記被案内部は、前記傾斜面を前記ボンネットの下端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記縦長部材の下端部に配備され、
左右の前記被案内部は、左右の前記縦長部材に着脱可能な第1部材と、前記第1部材に着脱可能な第2部材とを備えて、左右の前記縦長部材に着脱可能に取り付けられ、
左右の前記第2部材は、円滑性を有する樹脂製で、前記傾斜面を備えている作業車。 - 車体フレームに支持される原動部と、前記原動部を覆う閉じ位置と前記原動部を開放する開き位置とに上下揺動可能なボンネットと、前記閉じ位置に位置する前記ボンネットの遊端側を支持する支持フレームとを備え、
前記ボンネットは、その左右の内側面の遊端部に、少なくとも前記遊端部のうちの下端部位に配置される左右の被案内部を備え、
前記支持フレームは、前記原動部の上端側と同じ高さに位置して、前記ボンネットの前記閉じ位置への下降揺動時に、左右の前記被案内部との接触による前記車体フレームに対する前記ボンネットのセンタリングを可能にする左右の案内部を備え、
少なくとも左右の前記被案内部と左右の前記案内部との一方が、センタリング用の作用面となる左右の傾斜面を備え、
前記支持フレームは、機体の左右方向に亘って設けられる本体部と、前記本体部の左右両端部に連結される左右の側壁と、を備え、
左右の前記側壁は、上端側に前下がりの上側前縁部分をそれぞれ有し、
左右の前記案内部は、前記上側前縁部分が左右の前記側壁から突出する状態に屈曲形成されることにより、前記傾斜面を前記支持フレームの下端側ほど車体横外側に位置する状態で備えて、左右の前記上側前縁部分の前端側に配備されている作業車。
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