JP6603103B2 - シャッターユニット - Google Patents

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本発明は、屋内外を連通する開口に設けられ昇降可能なシャッターカーテンを備えたシャッターユニットに関する。
屋内外を連通する開口に設けられ昇降可能なシャッターカーテンを備えたシャッターユニットとしては、例えば、住宅の窓部を構成するサッシ窓の外側に取り付けられ、下端に座板を備え昇降して開閉するシャッターカーテンと、左右一対のガイドレール同士の下側にわたって横方向に設けられるアルミ合金製の下枠と、を備えた防火窓シャッターが知られている(例えば、特許文献1参照)。この防火窓シャッターの下枠は、シャッターカーテンより屋内側に位置するサッシ窓が有する窓枠の下まで続いている。
特開2014−31635号公報
上記のような防火窓シャッターは、シャッターカーテンとサッシ窓の枠との見込み方向における間隔があいており、シャッターカーテンとサッシ窓の枠との間の下枠上に空間がある。このため、火災等により加熱された下枠上に、防火窓シャッターやサッシ窓が備える例えば合成樹脂製の部材などが落下すると、落下した合成樹脂製の部材が下枠により加熱されて発火する虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、閉じられたシャッターカーテンの屋内側において下枠上に物が落下し難いシャッターユニットを提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明のシャッターユニットは、屋内外を連通する開口に設けられ、下端部に金属製の下端部材を備えて昇降可能なシャッターカーテンを備えたシャッターユニットであって、前記シャッターカーテンが閉じた状態で、前記下端部材と上下方向に対向する上下対向部を有する金属製の下枠と、前記上下対向部より屋内側に、前記下枠と上下方向に間隔をあけて当該下枠の上を覆う金属製の覆い部と、を有し、前記覆い部は、前記覆い部の前記シャッターカーテン側に配置され、当該覆い部から垂設されて前記下枠上に載置される脚部を備えていることを特徴とするシャッターユニットである。
このようなシャッターユニットによれば、シャッターカーテンが閉じた状態で、シャッターカーテンの下端部材と上下方向に対向する、下枠の上下対向部より屋内側に、下枠と上下方向に間隔をあけて当該下枠の上を覆う金属製の覆い部が設けられているので、火災等により落下する物が下枠上に乗ることを防止することが可能である。
また、例え、覆い部上に落下物があったり、覆い部が踏まれたりしても、覆い部は脚部により支えられて下方に変形し難いので、覆い部を下枠と間隔をあけた位置に保持しておくことが可能である。
また、脚部が覆い部におけるシャッターカーテン側に配置されているので、火炎等の進入をより屋外側にて抑えることが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記脚部は、前記下枠との間に介在される断熱材を備えていることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、脚部は下枠との間に介在される断熱材を備えているので、シャッターカーテンの屋外側から屋内側に渡って繋がっている下枠が屋外側から火炎により加熱されたとしても、熱が覆い部に伝わることを抑制することが可能である。このため、覆い部が加熱されることを抑制することが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記断熱材は、加熱されて発泡する加熱発泡材であることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、脚部に備えられ、下枠との間に介在される断熱材は加熱発泡材なので、単に断熱するだけでなく、加熱発泡材が加熱された際には発泡した加熱発泡材により下枠との間の隙間が埋められる。このため、より防火性が高いシャッターユニットを提供することが可能である
かかるシャッターユニットであって、前記覆い部は、前記シャッターカーテンが閉じた状態における前記下端部材と前記上下対向部との隙間より高い位置に配置されていることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、覆い部が下端部材と上下対向部との隙間より高い位置に配置されているので、例え、下端部材と上下対向部との隙間から火炎が進入したとしても、覆い部上に落下した落下物が火炎に晒されることを防止することが可能である。
かかるシャッターユニットであって、前記覆い部の上面は、前記シャッターカーテンより屋外側に設けられるデッキの上面と同じ高さをなすように配置されていることが望ましい。
このようなシャッターユニットによれば、覆い部の上面とデッキの上面とが同じ高さをなすように配置されているので、シャッターカーテンを開いた状態で、シャッターカーテンの近傍において下枠の上方に突出する部位が存在しない平坦な床を形成することが可能である。
本発明によれば、閉じられたシャッターカーテンの屋内側において下枠上に物が落下し難いシャッターユニットを提供することが可能である。
本実施形態に係るシャッターユニットを示す斜視図である。 シャッターカーテンにより開口が閉止されているシャッターユニットを示す縦断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 シャッターユニットが備えるラッチ機構を説明するための斜視図である。 枠体の変形例を示す縦断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係るシャッターユニットについて図面を参照して説明する。
本実施形態においては、例えば、建物1の開口1aに設けられた枠体2と、枠体2が備えるガイド3に沿って繰り出し及び巻き上げ可能に設けられ、引き下げられた状態で開口1aを閉止して建物1の屋内外を仕切るシャッターカーテン4と、を備えたシャッターユニット5を例に挙げて説明する。すなわち、シャッターカーテンより内側は屋内側を示し、シャッターカーテンより外側は屋外側を示している。
本実施形態のシャッターユニット5は、図1〜図3に示すように、屋内外を連通する建物1の開口1aに取り付けられるアルミニウム製の押出成形部材でなる枠体2と、枠体2の上に設けられるシャッターボックス6と、シャッターボックス6を覆うカバー材6aと、を有している。
以下の説明においては、シャッターユニット5が建物1等に取り付けられた状態で、上下となる方向を上下方向、シャッターユニット5が設けられている壁面に沿う方向を左右方向、屋内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。シャッターユニット5の各部位であっても、また、シャッターユニット5を構成する各部材については単体の状態であっても、シャッターユニット5が取り付けられた状態で上下方向、左右方向、見込み方向等となる方向にて方向を特定して説明する。
枠体2は、上枠21、下枠22、及び、左右の縦枠23が接合されて矩形状をなしている。上枠21及び下枠22には、枠体2により形成される開口部2aの屋内側を閉塞可能な引き違い障子を案内する障子レール2bが設けられており、また下枠22は、引き違い障子の屋外側にて引き下げられたシャッターカーテン4の下端部と対向すべく上枠21より屋外側に張り出している。また、屋外側にて繰り出し及び巻き上げられるシャッターカーテン4が案内されるガイド3は左右の縦枠23にそれぞれ固定されている。
上枠21は、枠体2の上に設けられるシャッターボックス6から繰り出されるシャッターカーテン4の見込み方向における昇降位置よりも屋内側に設けられており、下枠22には上枠21より屋外側に張り出して、引き下げられシャッターカーテン4の下端に設けられた下端部材としての座板部材7と対向する座板対向部22aが設けられている。
下枠22は、屋内側に2枚の引き違い障子がそれぞれ案内される2本の障子レール2bと、障子レール2bの屋外側に網戸を案内する網戸レール2cとを備えている。また、下枠22の左右方向における中央に、シャッターカーテン4に設けられた後述する錠機構8(図4)とともにラッチ機構を形成する錠受部9が設けられている。錠受部9は、図4に示すように、上方が開放されて下方に窪む収容部9aと、収容部9a内の上端部側に見込み方向に沿って掛け渡されたピン9bとを備えている。
また、下枠22の2本の障子レール2b間は、障子レール2b間を覆うレール間カバー部材10が設けられて、網戸レール2cより屋内側に露出する屋内側下枠上面22bがほぼ平坦になるように形成されている。また、下枠22の屋外側の上面となり、座板対向部22aおよび座板対向部22aの屋内側に位置する下枠中央部22cは、屋内側下枠上面22bより低く形成されて段差が設けられている。ここで、座板対向部22aが、シャッターカーテン4が閉じた状態で、座板部材7と上下方向に対向する上下対向部に相当する。
下枠22には、引き下げられたシャッターカーテン4の屋内側に壁11aを形成する金属製の屋内壁部材11が取り付けられている。屋内壁部材11は、下枠22に設けられ、屋外側に張り出している網戸レール2cと外障子用の障子レール2bとの間がほぼ水平な面に形成された下枠平面部2dの下面に重ねられてビス止めされ、屋外側に水平面を形成して延出され下枠22と上下方向に間隔をあけて当該下枠22の上を覆う覆い部11bと、覆い部11bの屋外側の縁から垂設されて下端が下枠中央部22c上に載置され、引き下げられたシャッターカーテン4の座板部材7と見込み方向に僅かに間隔をあけて屋内側に壁11aを形成する脚部11cと、を有している。ここで、覆い部11bが、上下対向部より屋内側に、下枠22と上下方向に間隔をあけて当該下枠22の上を覆う金属製の覆い部に相当する。
脚部11cは、下端から僅かに高い位置にて屋内側に向かってほぼ水平に延出されて下枠中央部22cと対向する枠対向面を有する下枠対向片としての延出片11dを有しており、延出片11dの枠対向面11eには、断熱材でもあり加熱されて発泡する加熱発泡材としての熱膨張性黒鉛12が設けられている。すなわち、脚部11cは、延出片11dと下枠22の座板対向部22aとの間に介在される熱膨張性黒鉛12を備えている。このとき、脚部11cの延出片11dより下方に突出している下方突出部11gの突出量は、発泡する前の状態の熱膨張性黒鉛12の厚みより小さく形成されており、延出片11dに熱膨張性黒鉛12が設けられた屋内壁部材11が下枠22に取り付けられた際には、下方突出部11gの下縁は下枠中央部22cに当接しないように構成されている。このため、下枠22上を通過する人が屋内壁部材11を踏んだとしても、下方突出部11gの下縁と下枠中央部22cは接触しないため、金属同士が接触する音は発生しない。
シャッターボックス6は、金属製の複数のスラット4aにて形成されたシャッターカーテン4と、シャッターカーテン4が巻き付けられた巻付軸13を備えた回動機構部(不図示)と、巻付軸13を回動自在に支持して収容するケース14とを有している。このとき巻付軸13の軸方向が左右方向に沿って配置されている。
シャッターカーテン4は、複数のスラット4aのうちの各々上下に位置する各々2つのスラット4a同士が互いに回動して屈曲自在に設けられており、上端部が巻付軸13に固定され、下端部に座板部材7が設けられている。
座板部材7は、左右方向に沿って設けられる金属製の座板部材本体71と、座板部材本体71の下側に設けられ合成樹脂製の繊維が起毛状に設けられたモヘアと呼ばれるシール材72とを有している。座板部材本体71は、シャッターカーテン4が降ろされたときに下枠22の屋外側の部位の上面となる座板対向部22aと上下方向に対向する下枠対向部7aと、下枠22の屋外側の先端部より屋外側に位置して見込み方向に対向する先端対向部7bを有している。シャッターカーテン4が閉じられた状態で、座板部材本体71が下枠22の座板対向部22aと上下方向に僅かに間隔をあけて対向しており、座板部材本体71と座板対向部22aとの隙間Sはシール材72により塞がれて開口1aが閉止されている。
シール材72は、座板部材本体71の下枠対向部7aより下方に突出させて設けられている。また、座板部材7には、左右方向における中央に、下枠22に設けられたピン9bとともに後述するラッチ機構を構成する錠機構8が設けられている。シャッターカーテン4はラッチ機構により下枠22に係止される。
錠機構8は、図4に示すように、見込み方向に沿う軸8cまわりに回動可能に設けられた錠部材8aが、通常はばね8bにより錠受部9のピン9bとの係合が解除された姿勢に維持されており、シャッターカーテン4が引き下げられるときにピン9bとの係合部8dと軸8cを挟んで反対側に設けられた押圧部8eにピン9bが接触するように構成されている。押圧部8eにピン9bが接触した状態からシャッターカーテン4を更に引き下げることにより錠部材8aがばね8bの付勢力に抗して回動し、係合部8dがピン9bと係合する。係合部8dがピン9bと係合したときに、解除可能なストッパーにより錠部材8aの戻り方向の回転が規制されることにより錠部材8aが錠受部9に係止され、シャッターカーテン4が巻き上げられない状態となる。尚、図2、図3においては錠機構8を省略しており、図4においては、錠受部9を透かして示している。
錠部材8aを錠受部9に確実に係止可能とするために、シャッターカーテン4は、ラッチ機構により係止された状態を維持しつつ僅かに上下方向に移動可能に構成されている。すなわち、シャッターカーテン4は、ラッチ機構により係止された状態であっても、座板部材本体71が下枠22の座板対向部22aと接触しているとは限らず、座板部材本体71と座板対向部22aとの間に隙間が生じている場合がある。このため、座板部材本体71には下枠対向部7aより下方に突出させてシール材72が設けられており、シャッターカーテン4が係止された状態では、常にシール材72が座板対向部22aに当接されることにより、座板部材本体71と座板対向部22aとの間の隙間Sを塞ぎ、シャッターカーテン4により開口1aが閉じられて屋内外が仕切られるように構成されている。このため、座板部材7に設けられている合成樹脂製のシール材72、または、合成樹脂製のシール材72および金属製の座板部材本体71が座板対向部22aに当接されてシャッターカーテン4により開口1aが閉じられた状態となる。
そして、下枠22に設けられる屋内壁部材11の覆い部11bは、少なくとも錠部材8aが錠受部9に係止されて閉じられた状態のシャッターカーテン4における座板部材7の下枠対向部7aと、下枠22の座板対向部22aとの間に形成される隙間Sよりも高い位置に、下枠22の下枠中央部22cと上下方向に間隔をあけて配置されている。このため、下枠22の下枠中央部22cは、上下方向に間隔をあけて配置された覆い部11bに覆われているので、シャッターユニット5の上部に設けられた物等が落下したとしても、下枠中央部22cに接触されることはない。
シャッターユニット5は、前述したように、シャッターカーテン4が閉じた状態であっても座板部材7の金属製の座板部材本体71と金属製の下枠22の座板対向部22aとの間には隙間Sが生じて密着していない。このため、火災等により屋外側からの火炎に晒されると、座板部材本体71と下枠22との隙間Sから火炎が進入し、座板部材本体71と下枠22との間を塞いでいる合成樹脂製のシール材72が溶融されて、屋内外が貫通する。このとき、下枠22には、シャッターカーテン4の座板部材7と見込み方向に僅かに間隔をあけて屋内側に、座板部材本体71と下枠22との隙間Sより高い壁11aを形成する脚部11cを有する屋内壁部材11が取り付けられているので、進入した火炎が屋内壁部材11より屋内側に進入することを抑制することが可能である。
本実施形態における脚部11cは、覆い部11bの屋外側の縁から垂設されているので、屋外側であって、シャッターカーテン4に近い側に隙間Sより高い壁11aが形成される。このため、より屋外側にて火炎の屋内側への進入を防止することが可能である。尚、脚部11cは、必ずしも覆い部11bの屋外側の縁から垂設されていなくとも構わず、覆い部11bと下枠22の下枠中央部22cとの間隔をあけて下枠中央部22cの位置を保持すべく、下端が下枠22上に載置される構成であれば構わない。
また、覆い部11bは、脚部11cにより隙間Sよりも高い位置が維持されているので、例え、火災等によりシャッターユニット5の上部に設けられた物が落下したとしても、覆い部11b上に乗るだけなので、火炎に晒されることはない。このため、落下した物が火炎により燃焼することを防止することが可能である。また、例え、覆い部11b上に落下物があったり、覆い部11bが踏まれたりしても、覆い部11bは脚部11cにより支えられて下方に変形し難いので、覆い部11bを下枠22と間隔をあけた位置に保持しておくことが可能である。
また、屋内壁部材11と下枠22との間には、熱膨張性黒鉛12が設けられているので、シャッターカーテン4の下から繋がっている下枠22が火炎により加熱されたとしても、屋内壁部材11及び屋内が加熱されることを抑制することが可能である。このため、例えば、下枠22より上方に設けられている合成樹脂製の風止め板などの可燃性の部材が屋内壁部材11上に落ちたとしても、熱により発火することを抑制することが可能である。また、断熱材を熱膨張性黒鉛12としたので、単に断熱するだけでなく、熱膨張性黒鉛12が加熱された際には発泡した熱膨張性黒鉛12により屋内壁部材11と下枠22との間の隙間Sが埋められる。このため、より防火性が高いシャッターユニット5を提供することが可能である。
また、図2に示すように、屋内壁部材11の覆い部11bの上面11fと屋外に設けられるデッキ15の上面15aとを同じ高さに合わせることにより、シャッターカーテン4を開いた状態で、下枠22の屋内外の近傍において上方に突出する部位が存在しない平坦な床を形成することが可能である。ここで、覆い部11bの上面11fとデッキ15の上面15aとは必ずしも正確に同じ高さをなしていなくともよく、同じ高さをなすように配置されることによりほぼ同じ高さをなしていれば構わない。
また、脚部11cの延出片11dと下枠22の座板対向部22aとの間に熱膨張性黒鉛12が介在されているので、下枠22が火炎に晒されて加熱されたとしても、屋内壁部材11に伝わることを防止することが可能である。このとき、熱膨張性黒鉛12を延出片11dの限られた領域に貼り付けるので、熱膨張性黒鉛12の位置決めが容易である。さらに、熱膨張性黒鉛12は座板対向部22aとの間に介在されて外部から視認し難いので意匠性にも優れている。
上記実施形態においては、引き違い障子を案内する障子レール2bと座板部材7が当接される座板対向部22aとが一体となった枠体2を備えたシャッターユニット5を例に挙げて説明したが、これに限らず、たとえば図5に示すような、引き違い障子を案内する障子レール2bを備えた障子枠16と、座板部材7と対向する座板対向部17aを備えたシャッター枠17とが、別の部材であっても構わない。この場合には、屋内壁部材11の脚部11cは、シャッターカーテン4の座板部材7と見込み方向に僅かに間隔をあけて屋内側に壁11aを形成し、覆い部11bはシャッター枠17が固定されている建物の外壁側までシャッター枠17を覆うように設けられていることが望ましい。
上記実施形態においては、断熱材を熱膨張性黒鉛12としたが、これに限らず断熱性を有する部材であれば構わない。また、断熱材を加熱発泡材とし、加熱発泡材の一例として熱膨張性黒鉛12を示したがこれに限るものではない。
また、上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
1a 開口、2 枠体、4 シャッターカーテン、5 シャッターユニット、
7 座板部材、11 屋内壁部材、11a 壁、11b 覆い部、
11c 脚部、11f 上面、12 熱膨張性黒鉛、15 デッキ、
15a 上面、16 障子枠、17 シャッター枠、22 下枠、22a 座板対向部、
S 隙間

Claims (5)

  1. 屋内外を連通する開口に設けられ、下端部に金属製の下端部材を備えて昇降可能なシャッターカーテンを備えたシャッターユニットであって、
    前記シャッターカーテンが閉じた状態で、前記下端部材と上下方向に対向する上下対向部を有する金属製の下枠と、
    前記上下対向部より屋内側に、前記下枠と上下方向に間隔をあけて当該下枠の上を覆う金属製の覆い部と、を有し、
    前記覆い部は、前記覆い部の前記シャッターカーテン側に配置され、当該覆い部から垂設されて前記下枠上に載置される脚部を備えていることを特徴とするシャッターユニット。
  2. 請求項に記載のシャッターユニットであって、
    前記脚部は、前記下枠との間に介在される断熱材を備えていることを特徴とするシャッターユニット。
  3. 請求項に記載のシャッターユニットであって、
    前記断熱材は、加熱されて発泡する加熱発泡材であることを特徴とするシャッターユニット。
  4. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のシャッターユニットであって、
    前記覆い部は、前記シャッターカーテンが閉じた状態における前記下端部材と前記上下対向部との隙間より高い位置に配置されていることを特徴とするシャッターユニット。
  5. 請求項1乃至請求項のいずれかに記載のシャッターユニットであって、
    前記覆い部の上面は、前記シャッターカーテンより屋外側に設けられるデッキの上面と同じ高さをなすように配置されていることを特徴とするシャッターユニット。
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