JP6603036B2 - 自動倉庫 - Google Patents

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本発明は、自動倉庫、特に、全自動貸金庫として好適な自動倉庫に関する。
銀行等の金融機関に設置される全自動貸金庫は、100函以上の多数の内函を有しており、各内函を収納棚に最初に収納する際には、作業者が目視により確認しながら行っている。
しかし、この収納作業の際に、万が一、内函の収納場所を間違えると、契約した内函と異なる内函が利用者のもとに運ばれてくるおそれがある。
このような内函の収納場所の間違いを防止する手段としては、例えば、自動倉庫において、入出庫用クレーンの昇降キャリッジに、テレビカメラと、このテレビカメラの向きを自在に変更可能な首振り装置を設け、荷受部の荷の状況および昇降キャリッジ上の状況を確認しうるようにしたものがある(例えば特許文献1参照)。
また、内函(保護箱)の側面に設けたバーコードラベルを、入出庫装置であるスタッカクレーンにおけるキャリッジに設けたバーコードリーダにより読み取って、内函を認識しうるようにしたものもある(例えば特許文献2参照)。
特開平2−95605号公報 特許第5271034号公報
しかし、上述のような従来の手段によると、テレビカメラ(特許文献1)やバーコードリーダ(特許文献2)を、入出庫装置の荷台(キャリッジ)における、内函の収容部分とは異なる部位に常時取り付けてあるので、荷台の重量が増大し、荷台を移動させる際の必要なエネルギーが大となる。
また、収納棚に収納されている各内函の点検作業は頻繁に行うものではなく、最初の設置作業後や修理作業後等の限られた場合のみであるので、そのために入出庫装置における荷台に、内函の認識装置を常設しておくことは非効率である。
本発明は、従来の技術が有する上記のような問題点に鑑みてなされたもので、内函のデータを認識する認識装置を、認識作業を行うときだけ、入出庫装置における荷台に、内函と同様にして載置して使用しうるようにすることにより、通常の内函の入出庫作業においては、入出庫装置の荷台の軽量化を図ることができ、もって、荷台を移動させる際の必要なエネルギーを低減できるようにした自動倉庫を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1)物品を収容する複数の内函と、前記複数の内函を収納する収納棚と、前記収納棚に収納された前記複数の内函を選択的に入出庫しうる入出庫装置とを備える自動倉庫において、前記入出庫装置における、前記内函を載置する荷台に、前記内函の各々のデータを認識する認識装置をも載置可能とする。
このような構成によると、内函のデータを認識する認識装置を、認識作業を行うときだけ、入出庫装置における荷台に、内函と同様にして載置して使用しうるので、通常の内函の入出庫作業においては、入出庫装置の荷台の軽量化を図ることができ、もって、荷台を移動させる際の必要なエネルギーを低減することができる。
(2)上記(1)項において、前記収納棚を互いに対向する少なくとも2列備え、両収納棚間に前記入出庫装置を配設する。
このような構成によると、1個の入出庫装置により、複数の収納棚における内函を入出庫することができ、効率がよい。
(3)上記(2)項において、前記認識装置を、反転させて前記荷台に載置可能とする。
このような構成によると、内函のデータの認識方向を一方向とした1個の認識手段を有する1個の認識装置により、互いに対向する複数の収納棚における各内函のデータを認識させることができる。
(4)上記(2)項において、前記認識装置を、認識方向を異ならせた複数の認識手段を備えるものとする。
このような構成によると、1個の認識装置により、複数の収納棚における各内函のデータを認識させることができる。
(5)上記(2)項において、前記認識装置を、前記内函を認識する認識手段と、前記認識手段の向きを変更させる回転手段とを有するものとする。
このような構成によると、内函のデータの認識方向を一方向とした1個の認識手段を有する1個の認識装置により、複数の収納棚における各内函のデータを認識させることができる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、前記荷台に、前記認識装置に給電しうる給電装置を設ける。
このような構成によると、認識装置を入出庫装置における荷台に載置したとき、給電装置により、認識装置に給電することができ、その電力によって、認識装置を作動させることができる。
(7)上記(1)〜(6)項のいずれかにおいて、前記認識装置を、認識したデータを無線で送信する送信手段を備えるものとする。
このような構成によると、認識装置から送信された無線を、自動倉庫の管理場所で受信して、その無線に化体したデータを読み取り、自動倉庫の管理に役立たせることができる。
また、有線のような配線の必要がない。
(8)上記(1)〜(7)項のいずれかにおいて、全自動貸金庫とする。
このような構成によると、内函のデータを認識する認識装置を、認識作業を行うときだけ、入出庫装置における荷台に、内函と同様にして載置して使用しうるようにすることにより、通常の内函の入出庫作業においては、入出庫装置の荷台の軽量化を図ることができ、もって、荷台を移動させる際の必要なエネルギーを低減でき、しかも、上記(1)〜(8)項のいずれかの発明と同様の効果を奏しうるようにした全自動貸金庫を提供することができる。
本発明によると、内函のデータを認識する認識装置を、認識作業を行うときだけ、入出庫装置における荷台に、内函と同様にして載置して使用しうるようにすることにより、通常の内函の入出庫作業においては、入出庫装置の荷台の軽量化を図ることができ、もって、荷台を移動させる際の必要なエネルギーを低減できるようにした自動倉庫を提供することができる。
本発明の自動倉庫の一実施形態の一部を破断して斜め上方より見た斜視図である。 同じく、一方の収納棚のみを斜め上方より見た斜視図である。 同じく、荷台に認識装置を載置した入出庫装置と、一方の収納棚のみを斜め上方より見た斜視図である。 内函を斜め上方より見た斜視図である。 認識装置を斜め上方より見た斜視図である。 蓋を外した認識装置を、反転させて斜め上方より見た斜視図である。 本発明の自動倉庫の一実施形態における認識装置の第1の変形例を斜め上方より見た斜視図である。 本発明の自動倉庫の一実施形態における認識装置の第2の変形例を斜め上方より見た斜視図である。
以下、本発明の自動倉庫の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、この自動倉庫は、全自動貸金庫として使用した場合のものであって、互いに対向して離間するようにして床面1上に設けた前後方向を向く左右2列の収納棚2A、2Bと、各収納棚2A、2Bに収納され、かつ貸金庫利用者が出し入れする物品(図示略)を収容する複数の内函3と、収納棚2A、2Bのいずれか一方(または両方)に収納され、かつ各内函3のデータを認識する認識装置4(図2参照)と、収納棚2A、2Bに収納された複数の内函3を、荷台5に載置して選択的に入出庫しうるとともに、上記荷台5に、認識装置4をも載置可能とした、例えば、収納棚2A、2B間の床面1上に敷設した、各収納棚2A、2Bと平行のレール6aに沿って走行しうるようにしたスタッカクレーンとした入出庫装置6とを備えている。
入出庫装置6における荷台5は、認識装置4の左右の向きを反転させても載置可能としてある。
各収納棚2A、2Bは、複数の縦材7と複数の横材8とを格子状に結合することにより、縦横に並んだ複数の収納空間9を形成したものよりなっている。
図2に示すように、大部分の収納空間9には、内函3がそれぞれ収納されているが、その収納空間9の少なくとも一つには、認識装置4が収納されている。認識装置4は、外形寸法を内函3と同様の寸法に形成してある。なお、図2および図3においては、説明のために、認識装置4は、内部の部材を視認できるように図示してあるが、防塵等のために適宜の部材で覆って形成することもできる。
各内函3は、図4に示すように、上面が開口する直方形のケース10と、その上面の開口部を開閉する蓋11とを備えている。
各ケース10の正面、すなわち取出し側の端面には、識別標識12が付されている。識別標識12としては、例えば、貸金庫番号、通し番号、若しくは収納位置番号等の数値、またはバーコード、QRコード(登録商標)等の識別標識12が用いられる。
認識装置4は、図5および図6に示すように、縦、横および高さを内函3のケース10と略同一寸法で、上面と両側端とが開口した上向コ字状の直方形のケース13と、ケース13の上面の開口部の一部を開閉する蓋14と、ケース13内に設けられた認識手段15と、ケース13内に設けられ、かつ認識手段15に電気的に接続された制御ボックス16と、ケース13に設けられ、後述する給電装置17から給電される受電装置18とを備えている。
認識装置4においては、図2に示す、収納棚2Aの一収納空間9に収納されている状態から、図3に示す、入出庫装置6が稼働して荷台5上に移載された状態となるまで、認識手段15の認識方向(すなわちカメラの光軸方向)は、収納棚2A側を向いている。そのため、認識装置4が荷台5上にあるときは、内函3のデータを読み取ることができる。
認識手段15は、認識装置4が入出庫装置6の荷台5上に載置されたとき、各内函3の正面の少なくとも識別標識12が付された部分の静止画を、撮影可能なカメラとしている。
この認識手段15としては、例えばデジタルカメラを用いることができるが、動画を撮影できるビデオカメラを用いるなど、公知の認識手段を用いることが可能である。
制御ボックス16は、認識手段15がデジタルカメラのように、画像処理装置を備えている場合は、画像処理されたデータやその他の情報を無線で発信しうるとともに、収納棚2A、2Bの近くに設けた作業者用ブース内に配設したホストコンピュータ(図示略)より送信された、制御信号を化体した無線を受信する無線送受信器、すなわちモデムのような機能を有するものであればよい。
また、この制御ボックス16は、画像処理されたデータやその他の情報を無線で発信する発信機能のみを有し、受信機能のない無線送信機とすることもできる。
受信機能のない無線送信機とした場合は、ホストコンピュータから認識装置4への指令信号や制御信号等は、給電線と並設した信号線と、給電装置17および受電装置18とを介して、認識装置4に伝達させるようにするのがよい。
給電装置17は、図1に示すように、入出庫装置6における荷台5の前後の縁より起立する1対の側板5a、5aの対向する内側面に設けられ、かつ内函3が移載される方向に延びる上下2条の給電板22、22を備えている。
受電装置18は、図6に示すように、認識装置4のケース13における底板13aの前後の縁より起立する両側板13b、13bの外側面に設けた上下2条の接触子18a、18aと、両側板13b、13bの内側面に設けられ、かつ各接触子18aが各側板13bより外側方に突出するように保持する1対の接触子保持部材18b、18bとを備えている。なお、各接触子18aの形状は、平面視で台形または円弧状等、摺動接触性を考慮して適宜の形状を採用することが可能である。
認識装置4が、図2に示すように、収納棚2Aにおける予め定めた収納空間9に収納されている状態から、入出庫装置6における荷台5に設けた移載装置(図示略)により、荷台5上に引き込まれたとき、受電装置18の各接触子18aが、荷台5の前後の縁より起立する1対の側板5a、5aの対向する内側面に設けられた上下2条の給電板22にそれぞれ接触することにより、荷台5から認識装置4へ給電されるようになっている。
認識装置4が、その左右の向きを反転して、荷台5上に載置されたときも、両接触子18aと両給電板22との接触関係が逆になるだけで、荷台5から認識装置4へ給電されるようになっている。
このような給電装置17と受電装置18とは、どの様な構造のものでもよく、例えば、荷台5の上面、一方の側板5aの内面のみ、または両側板5a、5aの内面に、1条または互いに平行をなす複数条の給電板22を設け、それらに対向するように、認識装置4のケース13における底板13aの下面、一方の側板13bの外側面、または両側板13b、13bの外側面に1または複数の接触子18aを設け、認識装置4が荷台5上に引き込まれたとき、それらが互いに接触するようにしてもよい。
あるいは、給電装置17と受電装置18との対向面のいずれか一方に複数のピンを突設し、かつ他方の対向面に、受孔を設けて、認識装置4が荷台5上に引き込まれたときには、それらが互いに嵌合して給電がなされるようにしてもよい。
さらに、給電装置17および受電装置18としてコネクタ構造を採用し、認識装置4の制御ボックス16に受電用のコネクタ(図示略)を設け、荷台5に給電用のコネクタ(図示略)を設けて、両者を配線で接続したり、切り離したりするようにしてもよく、あるいは、制御ボックス16から配線を引き延ばして荷台5の給電用コネクタに接続したり、逆に荷台5から配線を引き延ばして制御ボックス16の受電用コネクタに接続するなど、適宜の手段を用いることができる。
入出庫装置6は、荷台5をマスト状のガイドフレーム23に沿って昇降させる昇降装置(図示略)と、荷台5を、ガイドフレーム23とともに、左右の収納棚2A、2B間を前後方向に走行させる走行装置(図示略)と、収納棚2A、2Bの各収納空間9に収納された内函3を、荷台5上へ、および荷台5上から各収納空間9へ移載させる上記移載装置とを備えているものであれば、どの様な構成のものでもよい。
全自動貸金庫全体の制御は、上記ホストコンピュータと、無線送受信器21から発信された無線を受信する受信器(図示略)と、上記作業者用ブース内に設けた操作盤(図示略)とによって行われる。
平常時には、貸金庫番号が記憶された貸金庫利用カードを、カードリーダに挿入し、暗証番号を入力して本人確認することで、あるいは、収納棚2A、2Bの近くに設けた顧客用ブース内に配設した操作盤に、貸金庫番号を入力すると、ホストコンピュータが、その貸金庫番号に対応する内函3が、収納棚2A、2Bのいずれの列の、いずれの連(前後方向の順位)の、いずれの段(上下方向の順位)の収容空間9に収納されているかを割り出し、入出庫装置6における走行装置と昇降装置とがホストコンピュータにより制御されて、荷台5は、その収納空間9に対向する位置まで移動させられ、その後、移載装置が作動させられて、目的の内函3が荷台5上に移載され、次いで、その状態で、荷台5が、顧客用ブース内に設けた出入口(図示略)近くの受渡位置(図示略)まで移動させられ、そこで、荷台5上の内函3が、ベルトまたはローラコンベア等(図示略)に移載され、それによって、内函3は上記出入口まで搬送させられる。
出入口において、顧客が内函3を取り出し、蓋11を開いて、内函3内の物品を出し入れした後、蓋11を閉めて、内函3をコンベア上に戻し、操作盤の返却スイッチ(図示略)を押すと、内函3は、ホストコンピュータの制御により、上記と逆の経路を辿って、元の収納空間9に対向する位置まで移動させられ、その後、移載装置が作動させられて、内函3が、荷台5上から元の収納空間9に移載される。
収納棚2A、2Bへの内函3の最初の収納後や、修理作業後等において、すべての内函3が間違いなく、予め定めた収納空間9に収納されているか否かを検査するには、ホストコンピュータを操作して、入出庫装置6における荷台5を、認識装置4が収納されている収納空間9に対向する位置まで移動させた後、移載装置を作動させて、認識装置4を荷台5上に移載させる。
このとき、認識装置4側の受電装置18における各接触子18aが、荷台5側の給電装置17における給電板22に接触することにより、荷台5側から認識装置4に給電される。
次いで、ホストコンピュータは、予めインプットされたプログラムにより、荷台5を、予め定めた第1順位の収納空間9に対向する位置まで移動し、その位置情報を得た後、認識装置4に作動信号を発信し、認識装置4における認識手段15により、その第1順位の収納空間9に収納されている内函3の識別標識12を撮影する。
認識手段15により撮影された画像データは、制御ボックス16より無線に化体して送信される。
制御ボックス16より無線送信されたデータは、ホストコンピュータ側の受信機(図示略)により受信され、ホストコンピュータで、撮影された内函3の識別標識12から読み取った貸金庫番号のデータと、ホストコンピュータに記憶されている第1順位の収納空間9の位置情報(列−連−段)に関連付けられている貸金庫番号のデータとが一致するか否かが判別される。
なお、営業室等の別室にある管理用の端末や、顧客用ブース内の端末においても、制御ボックス16より送信された無線を受信する受信機(図示略)を設けることで、無線に化体したデータを取得できるようにしてもよい。
この判別作業は、受信した画像データの中の識別標識12の画像データを光学等の文字認識装置にかけて、そこに付された貸金庫番号を読み取り、読み取った貸金庫番号と記憶している貸金庫番号とを比較して、その一致や不一致を自動的に判別するようにしてもよいし、受信した画像データから、画像をモニター上に再現させて目視等で貸金庫番号を認識し、それとホストコンピュータに記憶されている貸金庫番号とを比較してその一致や不一致を確認してももよく、またその両方を並行して行うなど、適宜の作業形態を用いるようにしてもよい。
また、認識手段15が、光学文字認識装置を搭載したものである場合には、文字認識された結果の文字情報を、無線に化体して、制御ボックス16より無線送信し、ホストコンピュータにおいて、受信した無線に化体した貸金庫番号のデータと、ホストコンピュータに記憶されている貸金庫番号のデータとが一致するか否かが判別される。
認識手段15により撮影された内函3の貸金庫番号のデータと、ホストコンピュータに記憶されている貸金庫番号のデータとの判別作業により、一致が確認されると、荷台5は、第2順位の収納空間9に対向する位置まで移動され、そこで、上記と同様の作業が行われ、その収納空間9に収納されている内函3が適正なものであるか否かが確認される。
第3順位以後の収納空間9に対しても、順次同様の作業が行われる。
この検査の順位は、例えば、各収納棚2A、2Bにおける第1連目およびその後の奇数連目においては上から下(または下から上)へ、第2連目およびその後の偶数連目においては、下から上(または上から下)へ、順次移行するようにしたり、各収納棚2A、2Bにおける最上段(または最下段)およびその後の奇数段においては前から後(または後から前)へ、第2段およびその後の偶数段においては、後から前(または前から後)へ、順次移行するようにしたりすることができる。
また、その他の順序で順次移行するようにすることもできる。
ホストコンピュータでは、上記判別作業により、不一致が確認されたときは、撮影された内函3から読み取った貸金庫番号及びその位置情報と、本来の貸金庫番号とが記録される。そして、その記録に基づいて、入出庫装置6等を用いた自動あるいは作業者による手動での、内函3の並べ替え作業をしたり、ホストコンピュータ上の位置データの修正等、適宜の作業が行われる。その並べ替え作業については、前述のように不一致が判別された場合に行ってもよいし、検査作業がすべて終了した後に行ってもよい。特に自動の場合には、随時不一致が確認されたときごとに行うなど、適宜のタイミングで行うことが可能である。また、並べ替え作業をせずに、ホストコンピュータに記憶されている貸金庫番号の順序を変える補正を行うことも可能である。なお、自動で並べ替え作業ができる場合には、予めホストコンピュータに顧客ごとの使用頻度を記録しておいて、適宜の周期で内函3の並び順を、顧客の使用頻度が高いものを優先的に出しやすい位置に並べる等とすることで、内函3を効率よく出し入れすることもでき、顧客満足度の向上が期待される。
収納棚2A内のすべての内函3の検査が終了した後、認識装置4を移動し、認識装置4の向きを反転させることにより、認識手段15における内函3のデータの認識方向、すなわちカメラの光軸の方向を反転させて、再度荷台5に載置し、その後、収納棚2B内の内函3の検査を、収納棚2A内の内函3の検査と同様にして行う。
給電装置17および受電装置18は、点対称の位置関係で給電板22と接触子18aとを、それぞれ1対設けてあるので、認識装置4を反転させて荷台5に載置したときにも、荷台5から認識装置4へ給電することができる。
この実施形態においては、物品を収容する複数の内函3と、複数の内函3を収納する収納棚2A、2Bと、複数の内函3を選択的に入出庫しうる入出庫装置6とを備える自動倉庫において、入出庫装置6における荷台5に、認識装置4を内函3と同様にして載置可能としてあるので、認識装置4を、認識作業を行うときだけ荷台5に、内函3と同様にして載置して使用しうるので、通常の内函3の入出庫作業においては、入出庫装置6の荷台5の軽量化を図ることができ、もって、荷台5を移動させる際の必要なエネルギーを低減することができる。
互いに対向する少なくとも2列の収納棚2A、2Bを備え、両収納棚2A、2B間に入出庫装置6を配設してあるので、1個の入出庫装置6により、複数の収納棚2A、2Bにおける内函3を入出庫することができ、効率がよい。
入出庫装置6における荷台5に、内函3のデータの認識方向を一方向とした認識手段15を有する認識装置4を、認識手段15の向きを反転させて載置可能としてあるので、1個の認識手段15を有する1個の認識装置4により、互いに対向する複数の収納棚2A、2Bにおける各内函3のデータを認識させることができる。
入出庫装置6における荷台5に、認識装置4に給電しうる給電装置17を設けてあるので、認識装置4を荷台5に載置したとき、給電装置17により、認識装置4に給電することができ、その電力によって、認識装置4を作動させることができる。
認識装置4を、認識したデータを無線で送信する送信手段(無線送受信器21)を備えるものとしてあるので、認識装置4から送信された無線を、作業者用ブース内に配設したホストコンピュータ等において受信して、その無線に化体したデータを読み取り、自動倉庫の管理に役立たせることができる。
また、無線を使用しているので、配線の必要がなく、特に、認識装置4を移動させつつ使用する際には、その便益が大である。
図7は、認識装置の第1の変形例を示す。なお、図6に示す実施形態におけるのと同一または類似の部材には、同一の符号を付して図示するに止め、それらについての詳細な説明は省略する(図8に示す認識装置の第2の変形例においても同じ)。
この認識装置24は、ケース13における左右方向のほぼ中央に制御ボックス16を設け、その左右両側に、内函3のデータの認識方向、すなわちカメラの光軸を互いに左右の外側方を向くようにした2個の認識手段15、15を設けたものよりなっている。
この認識装置24によると、認識装置24を、収納空間9から入出庫装置6における荷台5に移載したままの状態で、反転させることなく、収納棚2A側の各内函3と、収納棚2B側の各内函3とを、別々に、または同時に認識させることができる。
また、ケース13が、その前後の端面を閉塞する前面板13cおよび後面板13dを有し、その前面板13cの前面(および後面板13dの後面にも)に、移載装置と係合して、認識装置24を引き出すための、例えば平面視コ字形等の係合部材25を設けている場合には、その前面板13cには、この係合部材25を避けるようにして、認識手段15、15の視野を確保するための覗き孔26、26が設けられている。
あるいは、ケース13の前後に係合部材25を設けたものにおいても、それぞれ係合部材25を回避して、認識手段15、15の視野を確保することができればよい。
図8は、認識装置の第2の変形例を示す。
この認識装置27は、ケース13における左右方向のほぼ中央に回転手段28を設け、その上に認識手段15を設けたものである。なお、回転手段28としては、モータ等の駆動機構によって回転するターンテーブルなど、適宜の手段を用いることができる。
この認識装置27によると、1個の認識手段15のみで、認識装置を取り出したりすることなく、複数の収納棚2A、2Bにおける各内函3のデータを認識させることができる。
本発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、特許請求の範囲を逸脱することなく、上記以外の変形した態様での実施が可能である。
例えば、認識装置4を、ケース13にバッテリ(図示略)を設けた構成としてもよく、その場合には認識手段15はバッテリ(図示略)により駆動されるものとなる。そして、認識装置4を収納棚2Aまたは2Bの収納場所に収納したとき、収納棚2Aまたは2Bに設けた給電手段(図示略)により、バッテリが充電されるようにしてもよい。
また、認識手段15は、作業者用ブースまたは顧客用ブース内に設けた内函3用の出入口から取り込んで、コンベアを介して荷台5に載置し、上記と同様の検査手順で、各収納棚2A、2Bにおける各内函3の検査作業を行うようにしてもよい。その場合、認識手段15は、自動倉庫以外の適宜の場所に保管しておくことができる。
この場合、検査作業の終了後は、認識手段15を、上記と逆の経路を辿って、上記出入口まで戻し、そこから取り出して、自動倉庫外の元の収納場所に戻す。
本発明は、全自動貸金庫だけでなく、その他の用途に用いられる自動倉庫にも適用することができる。
1 床面
2A、2B 収納棚
3 内函
4 認識装置
5 荷台
5a側板
6 入出庫装置
6aレール
7 縦材
8 横材
9 収納空間
10 ケース
11 蓋
12 識別標識
13 ケース
13a底板
13b側板
13c前面板
13d後面板
14 蓋
15 認識手段(カメラ)
16 制御ボックス
17 給電装置
18 受電装置
18a接触子
18b接触子保持部材
22 給電板
23 ガイドフレーム
24 認識装置
25 係合部材
26 覗き孔
27 認識装置
28 回転手段
29 認識装置
30 バッテリ
31 接触端子
32 充電装置
33 レセプタクル
33a嵌合孔

Claims (5)

  1. 物品を収容する複数の内函と、
    前記複数の内函を収納する収納棚と、
    前記収納棚に収納された前記複数の内函を選択的に入出庫しうる入出庫装置と
    を備える自動貸金庫において、
    前記入出庫装置における、前記内函を載置する荷台に、前記内函の各々のデータを認識する認識装置をも載置可能であって、前記荷台に給電装置を設け、当該給電装置から前記認識装置に設けた受電装置を介して前記認識装置に給電可能とし、
    前記認識装置が読み取った内函のデータと、あらかじめ記憶されたデータとが一致するか否かを判別し、前記内函が適正な位置に収納されているか確認できることを特徴とする自動貸金庫。
  2. 前記収納棚を互いに対向する少なくとも2列備え、両収納棚間に前記入出庫装置を配設したことを特徴とする請求項1記載の自動貸金庫。
  3. 前記認識装置を、反転させて前記荷台に載置可能としたことを特徴とする請求項2記載の自動貸金庫。
  4. 前記認識装置を、認識方向を異ならせた複数の認識手段を備えるものとしたことを特徴とする請求項2記載の自動貸金庫。
  5. 前記認識装置を、前記内函を認識する認識手段と、前記認識手段の向きを変更させる回転手段とを有するものとしたことを特徴とする請求項2記載の自動貸金庫。
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