JP6602618B2 - 布設物搬送方法及び布設物搬送装置 - Google Patents

布設物搬送方法及び布設物搬送装置 Download PDF

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Description

本発明は、布設物搬送方法及び布設物搬送装置に関するものである。
従来、洞道内に布設物としてのケーブルを布設する場合、地上においてケーブルドラムから繰り出されたケーブルを、地面に形成された立坑を介して洞道内に送り、洞道内の所定の箇所まで搬送するようになっている。
図2は従来のケーブル搬送装置の概念図、図3は電動コロの斜視図である。
図において、11は地下に形成された洞道、12は、地面Saの所定の箇所に形成され、地上と洞道11とを連結する立坑、14はドラムにケーブルCを巻回することによって形成されたケーブルドラム、hm10は地上に配設されたホーリングマシン、hm11は洞道11内における曲がり部、傾斜部等に限定的にあらかじめ設置されたホーリングマシン、erj(j=11、12、…)は洞道11内において約3〔m〕の間隔であらかじめ設置された電動コロである。
また、Vc1は荷台にケーブルドラム14が搭載された搬送車、Vc2は荷台にホーリングマシンhm10が搭載された搬送車、15は洞道11における立坑12の近傍に配設された電動コロ制御装置である。
前記各ホーリングマシンhm10、hm11は、走行自在に配設された一対のキャタピラ16、該キャタピラ16を走行させるための図示されないホーリングマシン運転用のモータ等を備える。該モータを駆動することによってキャタピラ16を走行させると、ケーブルCがキャタピラ16によって挟持された状態で搬送される。なお、地上に配設されたホーリングマシンhm10は、ケーブルCが重力で下方に付勢されるのを規制するための制動機能を有する。
また、前記各電動コロerjは、ベース20、互いに平行に回転自在に配設され、ケーブルCを支持する二つのローラ21、22、該ローラ21、22を回転させるための図示されない電動コロ作動用のモータ、前記ベース20の端部から立ち上げて形成され、ケーブルCをローラ21、22から外れないように案内するガイド24、25等を備える。前記電動コロ制御装置15と各電動コロ作動用のモータとは、図示されない制御用のケーブルを介して接続され、各モータを駆動することによってローラ21、22を回転させると、ケーブルCがローラ21、22によって支持された状態で搬送される。
前記ケーブルドラム14が搬送車Vc1の荷台上において回転させられると、それに伴ってケーブルCが繰り出され、繰り出されたケーブルCは、搬送車Vc2の荷台上においてホーリングマシンhm10によって制動されながら搬送され、立坑12を介して洞道11内に送られる。
そして、前記ケーブルCは、洞道11内において、ホーリングマシンhm11及び電動コロerjによって所定の箇所まで搬送される(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−94131号公報
しかしながら、前記従来のケーブル搬送装置を使用してケーブルCを搬送するためには、ケーブルCの前端を案内する先導員p1、搬送車Vc1においてケーブルドラム14を操作する操作者p2、各ホーリングマシンhm10、hm11にケーブルCをセットするとともに、ホーリングマシンhm10、hm11を個別に調整する操作者p3、電動コロ制御装置15を操作し、各電動コロerjの制御を行う操作者p4、地上において洞道11内の操作者と連絡を取る連絡者p5、洞道11内の所定の箇所においてケーブルCの搬送状況を監視する監視員p6等の多くの人員が必要になる。また、多くの電動コロerjを配設する必要があるので、電動コロerjを設置したり、撤去したりする作業が煩わしいだけでなく、そのために必要な時間が長くなってしまう。その結果、ケーブルCを搬送するためのコストが高くなってしまう。
さらに、各電動コロerjにおいて、ケーブルCはローラ21、22によって支持された状態で搬送されるので、ケーブルCとローラ21、22との接触状態が悪いと、十分な搬送力を得ることができず、ケーブルCを搬送するのに必要な時間が長くなってしまう。
しかも、従来、洞道11内に布設されたケーブルCを撤去する作業が煩わしい。
本発明は、前記従来のケーブル搬送装置の問題点を解決して、布設物を搬送するためのコストを低くすることができ、少ない人員で、しかも、短時間で布設物を所定の箇所まで搬送することができる布設物搬送方法及び布設物搬送装置を提供することを目的とする。
本発明の布設物搬送方法においては、洞道内に、布設物を両側から挟持して搬送する複数のホーリングマシンを設置し、該各ホーリングマシン間に、布設物を支持して搬送する複数の直置きコロを設置し、所定の制御領域に主制御部を、前記洞道内に各ホーリングマシンに対応させて副制御部を配設し、前記主制御部によって、前記各副制御部を介してホーリングマシンの制御を行う。
そして、前記各ホーリングマシンは、それぞれ、ベース、該ベース上において走行自在に配設され、布設物を両側から挟持する一対のキャタピラ、並びに前記ベース上におけるキャタピラの後方及び前方に配設された一対のローラを備える。
また、前記各副制御部は、前記一対のローラの回転状態及び各ホーリングマシンにおける負荷率に基づいて、各ホーリングマシンが運転され、布設物が搬送されているかどうかを判断する。
本発明によれば、布設物搬送方法においては、洞道内に、布設物を両側から挟持して搬送する複数のホーリングマシンを設置し、該各ホーリングマシン間に、布設物を支持して搬送する複数の直置きコロを設置し、所定の制御領域に主制御部を、前記洞道内に各ホーリングマシンに対応させて副制御部を配設し、前記主制御部によって、前記各副制御部を介してホーリングマシンの制御を行う。
そして、前記各ホーリングマシンは、それぞれ、ベース、該ベース上において走行自在に配設され、布設物を両側から挟持する一対のキャタピラ、並びに前記ベース上におけるキャタピラの後方及び前方に配設された一対のローラを備える。
また、前記各副制御部は、前記一対のローラの回転状態及び各ホーリングマシンにおける負荷率に基づいて、各ホーリングマシンが運転され、布設物が搬送されているかどうかを判断する。
この場合、所定の制御領域に配設された主制御部によって、各ホーリングマシンに対応させて配設された副制御部を介して各ホーリングマシンの制御が行われるので、一人の操作者が、主制御部及び副制御部を介してすべてのホーリングマシンの制御を一括して行うことができる。したがって、布設物を搬送している間に各ホーリングマシンを個別に調整する必要がなく、各ホーリングマシンを調整するための人員を削減することができる。また、電動コロを配設する必要がないので、電動コロを設置したり、撤去したりする作業を行う必要がない。その結果、布設物を搬送するためのコストを低くすることができる。
さらに、電動コロを使用することなく、十分な搬送力を得ることができるので、布設物を搬送するのに必要な時間を短くすることができる。
その結果、少ない人員で、しかも、短時間で布設物を搬送することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の洞道部分を示す図である。 従来のケーブル搬送装置の概念図である。 電動コロの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の地上部分を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における直置きコロの斜視図である。 本発明の第1の実施の形態における先導車の側面図である。 本発明の第1の実施の形態における先導車の正面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御装置を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態における先導車が一つ目のホーリングマシンを通過した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における先導車が二つ目のホーリングマシンを通過した状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブルが所定の箇所まで搬送されたときの先導車の動作を説明するための第1の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブルが所定の箇所まで搬送されたときの先導車の動作を説明するための第2の図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における運転フラグテーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における負荷率テーブルの例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における負荷率の変化を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態における先導車を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、布設物搬送方法としてのケーブル搬送方法、布設物搬送装置としてのケーブル搬送装置、及び布設物撤去方法としてのケーブル撤去方法について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の洞道部分を示す図、図4は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の地上部分を示す図、図5は本発明の第1の実施の形態における直置きコロの斜視図である。図6は本発明の第1の実施の形態における先導車の側面図、図7は本発明の第1の実施の形態における先導車の正面図、図8は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御装置を示す概略図である。
図において、11は地下に形成された洞道、12は地面Saの所定の箇所に形成され、地上と洞道11とを連結する立坑、14はドラムに布設物としてのケーブルCを巻回することによって形成された布設物ドラムとしてのケーブルドラム、35は、洞道11内において移動自在に配設され、ケーブルCの前端Cfを保持した状態で前進させられる先導車、HM0は地上に設置されたホーリングマシン、HMI(I=1、2、…、n)は、洞道11内において所定の間隔、本実施の形態においては、約50〔m〕の間隔であらかじめ設置された複数(本実施の形態においてはn個)のホーリングマシン、frk(k=11、12、…)は、洞道11内におけるホーリングマシンHMI間において、所定の間隔、本実施の形態においては、約3〔m〕の間隔であらかじめ設置された複数の直置きコロである。なお、地上に設置されたホーリングマシンHM0は、ケーブルCを搬送するための搬送機能のほかに、ケーブルCが重力で下方に付勢されるのを規制するための制動機能を有する。
また、Vc1は荷台にケーブルドラム14が搭載された搬送車、Vc2は荷台にホーリングマシンHM0が搭載された搬送車、Ar1は洞道11内における立坑12の近傍に形成された制御領域としての制御室であり、該制御室Ar1に、主制御部(MC盤)37、該主制御部37に接続された電源装置36、前記主制御部37に接続され、スイッチ、ボタン等の操作要素を備えた操作部38、及び前記主制御部37に接続され、表示画面を備えた表示部39が配設される。
そして、地上には、副制御部(I/O盤)Sc0がホーリングマシンHM0と対応させて、洞道11内には、副制御部ScI(I=1、2、…、n)が各ホーリングマシンHMIと対応させて配設され、各副制御部Sc0、ScIと主制御部37とが給電用のケーブル43及び制御用のケーブル44によって接続される。
前記主制御部37は、各副制御部Sc0、ScIを介して各ホーリングマシンHM0、HMIの運転、停止、速度の調整、緊急(非常)停止等の制御を行う。緊急停止の場合、通常の停止より短い時間で各ホーリングマシンHM0、HMIを停止させることができる。
各ホーリングマシンHM0、HMIの制御は、個別に、又は一括して行うことができ、そのために、操作部38に、すべてのホーリングマシンHM0、HMIを運転するための運転スイッチ、すべてのホーリングマシンHM0、HMIを停止させるための停止スイッチ、各ホーリングマシンHM0、HMIごとに、運転するか、停止させるかを選択するための運転・停止選択スイッチ、及び各ホーリングマシンHM0、HMIの制御を個別に行うか、又は一括して行うかを選択するための個別・一括スイッチが配設される。
操作者が、個別・一括スイッチを押下して個別の制御を選択した場合、運転スイッチをオンにすると、運転・停止選択スイッチがオンにされているホーリングマシンを運転することができ、停止スイッチをオンにすると、運転・停止選択スイッチがオンにされているホーリングマシンを停止させることができる。
また、操作者が、個別・一括スイッチを押下して一括の制御を選択した場合、すべてのホーリングマシンHM0、HMIの運転・停止選択スイッチがオンにされている状態において、運転スイッチをオンにすると、すべてのホーリングマシンHM0、HMIを運転することができ、停止スイッチをオンにすると、すべてのホーリングマシンHM0、HMIを停止させることができる。なお、ホーリングマシンHM0、HMIの運転・停止選択スイッチのいずれかでもオフにされている状態においては、運転スイッチをオンにしても、すべてのホーリングマシンHM0、HMIを運転することはできない。
前記各副制御部Sc0、ScIには、ホーリングマシンHM0、HMIを運転するためのモータ駆動部(INV盤)40、監視(定点監視)用の撮像部材としての複数の監視カメラ45、通話用のアンテナ46等が接続される。そして、監視カメラ45が操作部38と、アンテナ46が、後述される監視員p17が使用する通話機47と無線で接続される。各監視カメラ45によって撮影された洞道11内の映像は、無線で操作部38に送られ、表示部39に表示される。なお、洞道11内の映像を前記制御用のケーブル44を介して操作部38に送ることができる。
前記先導車35は、フレーム構造を有し、ケーブルCの前端Cfを係止させ、保持するための保持部51、該保持部51を支持するために、前後方向及び左右方向に所定の間隔を置いて配設された複数の、本実施の形態においては、4本の脚部52、該脚部52の下端に配設され、先導車35を移動自在に支持するキャスタ部53等を備える。
前記保持部51は、前後、左右及び上下の複数箇所において回転自在に支持されたローラ55を備える。また、前記各脚部52は、保持部51の高さ方向における位置を変更することができるように、ジャッキ等から成る伸縮構造を有する。そして、前記キャスタ部53は、各中心軸が三角形の頂点を成すように配設された三つのローラ53a〜53c、各ローラ53a〜53cによって張設されたベルト53d、及び各ローラ53a〜53cのうちの所定のローラ、本実施の形態においては、ローラ53aと連結させて配設された先導車走行用の駆動部としての後述されるモータ66(図13)を備える。なお、保持部51の高さ、及び前記脚部52の左右方向における幅は、先導車35が各ホーリングマシンHMIを跨いで移動することができる値に設定される。
前記ホーリングマシンHM0、HMIは、それぞれ、ベース61、該ベース61上において走行自在に配設され、ケーブルCを両側から挟持する一対のキャタピラ16、各キャタピラ16を張設する図示されない二つのプーリ、該各プーリのうちの一方のプーリと連結部材48によって連結されたホーリングマシン運転用の駆動部としてのモータ56等を備え、該モータ56が前記各モータ駆動部40に接続される。
また、前記ホーリングマシンHM0、HMIは、それぞれ、ベース61上におけるキャタピラ16の後方及び前方において回転自在に配設された一対のローラ62、63を備え、該各ローラ62、63は、ケーブルCを支持し、ケーブルCが搬送されるのに伴って回転させられる。
そして、前記各直置きコロfrkは、図5に示されるように、支持フレーム31、及び該支持フレーム31によって回転自在に配設されたローラ32を備える。該ローラ32は、中央部分の径が小さく、両端部に向かって径が大きくなる形状を有し、ケーブルCを支持した状態で従動回転させられ、ケーブルCを外れないように案内する。
本実施の形態においては、ケーブル搬送装置を使用してケーブルCを搬送するために、ケーブルCの前端Cfを案内する先導員p11、搬送車Vc1においてケーブルドラム14を操作する操作者p12、地上においてケーブルCをホーリングマシンHM0にセットする操作者p13、洞道11内においてケーブルCを各ホーリングマシンHMIに順次セットする操作者p14、制御室Ar1において操作部38を操作し、主制御部37及び副制御部Sc0、ScIを介して各ホーリングマシンHM0、HMIの制御を行う操作者p15、地上において洞道11内の操作者p14及び監視員p17と連絡を取る連絡者p16、洞道11内においてケーブルCの搬送状況を監視する監視員p17等が配置される。
そして、本実施の形態においては、一人の操作者p14が、先導車35が前方に移動するのに伴って前方に移動し、ケーブルCを各ホーリングマシンHMIに順次セットするようになっている。また、本実施の形態においては、操作者p13がケーブルCをホーリングマシンHM0にセットし、操作者p14がケーブルCをホーリングマシンHMIに順次セットした後は、一人の操作者p15が、主制御部37及び副制御部Sc0、ScIを介してすべてのホーリングマシンHM0、HMIの制御を行うようになっている。したがって、ケーブルCを搬送する際に各ホーリングマシンHMIごとに操作者を配置する必要がなく、ホーリングマシンHMIを調整するための操作者p14の数を削減することができる。
さらに、洞道11内の所定の箇所に複数の監視カメラ45が配設され、該各監視カメラ45によって撮影された洞道11内の映像が表示部39に表示されるので、操作者p15がケーブルCの搬送状況を監視することができ、洞道11内においてケーブルCの搬送状況を監視するための監視員p17の数を削減することができる。なお、本実施の形態においては、操作部38を操作することによって、監視カメラ45によって撮影された洞道11内の各部分の映像を選択して表示部39に表示することができる。
このように、本実施の形態においては、ケーブルCを搬送するための人員を削減することができるので、ケーブルCを搬送するためのコストを低くすることができる。
また、ケーブルCがキャタピラ16によって挟持された状態で搬送されるので、十分な搬送力を得ることができ、ケーブルCを搬送するのに必要な時間を短くすることができる。
次に、ケーブルCを所定の箇所まで搬送する際の前記ケーブル搬送装置の動作について説明する。
図9は本発明の第1の実施の形態における先導車が一つ目のホーリングマシンを通過した状態を示す図、図10は本発明の第1の実施の形態における先導車が二つ目のホーリングマシンを通過した状態を示す図、図11は本発明の第1の実施の形態におけるケーブルが所定の箇所まで搬送されたときの先導車の動作を説明するための第1の図、図12は本発明の第1の実施の形態におけるケーブルが所定の箇所まで搬送されたときの先導車の動作を説明するための第2の図である。
まず、搬送車Vc1(図4)の荷台上において、操作者p12が前記ケーブルドラム14を操作して回転させると、ケーブルドラム14からケーブルCが繰り出され、繰り出されたケーブルCは、搬送車Vc2の荷台上において、操作者p13によってホーリングマシンHM0にセットされる。
続いて、制御室Ar1において、操作者p15が、操作部38を操作して、主制御部37及び副制御部Sc0、ScIを介してホーリングマシンHM0、HMIを運転すると、ケーブルCが、ホーリングマシンHM0によって制動されながら搬送され、立坑12を介して洞道11内に送られる。このとき、地上において、連絡者p16は、洞道11内の操作者p14と連絡を取りながら、ケーブルCを降下させる。
そして、洞道11内において、先導員p11がケーブルCを受け、ケーブルCの前端Cfを先導車35の保持部51に係止させる。
続いて、先導員p11が先導車35のモータを駆動させると、キャスタ部53のローラ53aが回転させられ、ベルト53dが走行させられ、先導車35がホーリングマシンHM1を跨いで前方に移動させられる。このとき、操作者p14は、ケーブルCを、直置きコロfr11、fr12上に乗せるとともに、ホーリングマシンHM1のローラ62、63上に乗せ、キャタピラ16によって両側から挟持することにより、ホーリングマシンHM1にセットする。これにより、ケーブルCがホーリングマシンHM1によって搬送される。
続いて、先導員p11は、先導車35をホーリングマシンHM2を跨いで前方に移動させる。このとき、ケーブルCをホーリングマシンHM1にセットした操作者p14は、図10の矢印方向に移動し、ケーブルCを、直置きコロfr14、fr15上に乗せるとともに、ホーリングマシンHM2のローラ62、63上に乗せ、キャタピラ16によって両側から挟持することにより、ホーリングマシンHM2にセットする。これにより、ケーブルCがホーリングマシンHM1、HM2によって搬送される。
この間、各監視カメラ45によって撮影された洞道11内の映像は、無線で操作部38に送られ、表示部39に表示されるので、操作者p15は、表示部39に表示された映像に基づいて洞道11内を監視しながら、操作部38を操作し、各ホーリングマシンHMIの制御を行う。
そして、ケーブルCの前端Cfが所定の箇所に到達すると、先導員p11は、先導車35を停止させ、図11に示されるように、各脚部52を伸長させることによって、保持部51を上昇させ、洞道11の側壁Swに形成された布設物支持部としての所定の棚71と同じ位置に置き、ローラ55を適宜回転させたり、取り外したりして、保持部51における側壁Sw側を開放し、ケーブルCを棚71に移動させ、載置する。
続いて、先導員p11は、図12に示されるように、先導車35を後方(矢印方向)に移動させながら、各脚部52を伸縮させることによって、保持部51を棚71と同じ位置に置き、ケーブルCを棚71に移動させ、載置する。そして、先導員p11が、先導車35を立坑12の近傍の位置まで後退させ、ケーブルCの全体を棚71に載置することによって、ケーブルCの布設が終了する。
一方、布設されたケーブルCを洞道11から撤去する場合、まず、洞道11内に、複数のホーリングマシンHMIを設置し、各ホーリングマシンHMI間に複数の直置きコロfrkを設置する。
次に、立坑12の近傍に先導車35を置き、先導車35の保持部51を上昇させて、洞道11の棚71と同じ位置に置き、棚71に載置されたケーブルCを保持部51に移動させる。続いて、先導車35を前進させ、ケーブルCの全体を保持部51に移動させると、先導車35より後方のケーブルCが直置きコロfrk及びホーリングマシンHMI上に置かれる。
このようにして、ケーブルCの全体が直置きコロfrk及びホーリングマシンHMI上に置かれると、制御室Ar1において、操作者p15が、操作部38を操作して、主制御部37及び副制御部Sc0、ScIを介してホーリングマシンHM0、HMIを運転する。これにより、ケーブルCが搬送される。
次に、ケーブル搬送装置の制御ブロック図について説明する。
図13は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御ブロック図である。
図において、37は主制御部、38は操作部、39は表示部、HMIはホーリングマシン、ScIは副制御部、56は各ホーリングマシンHMIにおいてプーリPLを正方向又は逆方向に回転させるためのモータ、40は該モータ56を正方向又は逆方向に駆動するためのモータ駆動部、62、63は、各ホーリングマシンHMIに回転自在に配設され、ケーブルCを支持するローラ、66は、先導車35に配設され、ローラ53aを正方向又は逆方向に回転させるためのモータ、67は該モータ66を正方向又は逆方向に駆動するためのモータ駆動部である。
前記ローラ53aの回転速度Ncは、ローラ53aの回転軸に取り付けられたエンコーダscによって検出され、主制御部37に送られる。
操作者による操作部38の操作に基づいて、主制御部37が、各ホーリングマシンHMIの運転指令をオンにし、モータ56の速度指令値NsI(I=1、2、…、n)を発生させ、各副制御部ScIに送ると、各副制御部ScIは、速度指令値NsIに応じた電流をモータ駆動部40に送り、モータ56を駆動する。そして、モータ56の回転が連結部材48を介してプーリPLに伝達され、キャタピラ16(図1)が走行させられる。その結果、各ホーリングマシンHMIが運転され、ケーブルCがキャタピラ16によって挟持された状態で搬送される。このとき、各モータ駆動部40において、モータ56に送られる電流が読み込まれ、該電流に基づいて、各ホーリングマシンHMIに加わる負荷の割合、すなわち、各ホーリングマシンHMIの負荷率εI(I=1、2、…、n)が算出され、副制御部ScIに送られる。
また、前記ローラ62、63の回転速度NaI、NbI(I=1、2、…、n)は、各ローラ62、63の回転軸に取り付けられたエンコーダsa、sbによって検出され、副制御部ScIに送られる。
次に、前記ケーブル搬送装置の制御装置の動作について説明する。
図14は本発明の第1の実施の形態におけるケーブル搬送装置の制御装置の動作を示すフローチャート、図15は本発明の第1の実施の形態における運転フラグテーブルの例を示す図、図16は本発明の第1の実施の形態における負荷率テーブルの例を示す図、図17は本発明の第1の実施の形態における負荷率の変化を示すタイムチャートである。
まず、各副制御部ScI(図1)の図示されない運転状態判断処理部は、運転状態判断処理を行い、ホーリングマシンHMIが運転されていて、各ホーリングマシンHMIによってケーブルCが搬送されているかどうかを判断する。
そのために、前記運転状態判断処理部は、主制御部37から送られたホーリングマシンHMIの運転指令がオンであるかどうかによって、第1の運転状態判断条件が成立するかどうかを判断する。また、前記運転状態判断処理部は、ホーリングマシンHMIのローラ62、63の回転速度NaI、NbIを読み込み、回転速度NaI、NbIが、
NaI=NbI
であるかどうかによって、第2の運転状態判断条件が成立するかどうかを判断する。さらに、前記運転状態判断処理部は、ホーリングマシンHMIの負荷率εIを読み込み、ホーリングマシンHMIにおいてケーブルCがキャタピラ16によって挟持されていないときの負荷率をεxI(I=1、2、…、n)としたときの、ホーリングマシンHMIの負荷率εIが、
εI>εxI
であるかどうかによって、第3の運転状態判断条件が成立するかどうかを判断する。
そして、前記運転状態判断処理部は、第1〜第3の運転状態判断条件が成立する場合、ホーリングマシンHMIが運転されていて、ケーブルCが搬送されていると判断し、運転指標としての運転フラグFLGを1にし、第1〜第3の運転状態判断条件のうちの一つ以上の運転状態判断条件が成立しない場合、いずれかのホーリングマシンHMIが運転されておらず、ケーブルCが搬送されていないと判断し、運転フラグFLGを0にし、主制御部37に送る。
該主制御部37は、各副制御部ScIから送られた運転フラグFLGを、ホーリングマシンHMIと対応させて、内蔵された図示されないメモリに配設された、図15に示される運転フラグテーブルに記録する。したがって、前記運転状態判断処理部は、前記運転フラグテーブルを参照することによって、各ホーリングマシンHMIが運転されていて、各ホーリングマシンHMIによってケーブルCが搬送されているかどうかを判断することができる。例えば、各ホーリングマシンHMIの運転フラグFLGが図15に示されるような値を採る場合、ホーリングマシンHM1だけが運転されていて、ホーリングマシンHM2〜HMnが運転されていないことが分かる。
次に、各副制御部ScIの図示されない異常判断処理部は、異常判断処理を行い、ホーリングマシンHMIに異常が発生しているかどうかを判断する。
そのために、前記異常判断処理部は、前記運転フラグテーブルを参照し、ホーリングマシンHMIの運転フラグFLGが1であるかどうかによって、第1の異常判断条件が成立するかどうかを判断する。また、前記異常判断処理部は、ホーリングマシンHMIの負荷率εIを読み込み、負荷率εIが上限値εmaxより大きいかどうか
εI>εmax
によって、第2の異常判断条件が成立するかどうかを判断する。本実施の形態においては、定格の負荷率ε1が100〔%〕にされ、前記上限値εmaxが120〔%〕にされる。
さらに、前記異常判断処理部は、負荷率εIが上限値εmaxより大きい状態が継続する時間TI(I=1、2、…、n)が設定値Txを超えたかどうかによって、第3の異常判断条件が成立するかどうかを判断する。本実施の形態においては、設定値Txが10〔秒〕にされる。
前記各副制御部ScIは、負荷率εI及び時間TIを主制御部37に送り、該主制御部37は、各副制御部ScIから送られた負荷率εI及び時間TIを、ホーリングマシンHMIと対応させて、前記メモリに配設された、図16に示される負荷率テーブルに記録する。
そして、前記異常判断処理部は、第1〜第3の異常判断条件が成立する場合、ホーリングマシンHMIに過負荷による異常が発生したと判断し、異常が発生した旨を主制御部37に通知する。
該主制御部37は、いずれかの副制御部ScIから異常が発生した旨が通知されると、各ホーリングマシンHMIの運転指令をオフにし、ケーブル搬送装置を停止させる。
なお、各ホーリングマシンHMIの負荷率εIは、図17に示されるように推移する。
図17は、タイミングt1でホーリングマシンHM1が、タイミングt2でホーリングマシンHM2が、タイミングt3でホーリングマシンHM3が運転されたときの各負荷率ε1〜ε3の推移を示す。各負荷率ε1〜ε3は、ホーリングマシンHM1〜HM3の運転が開始された後、時間の経過に伴って大きくなり、例えば、タイミングt4で、ほぼ同じ値を採るようになる。なお、εmaxは各負荷率ε1〜ε3の上限値である。
次に、主制御部37の図示されない速度制御処理部は、速度制御処理を行い、各ホーリングマシンHMIにおけるモータ56の速度制御を行う。
そのために、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHMIの運転フラグFLG、ローラ62、63の回転速度NaI、NbI、及びローラ53aの回転速度Ncを読み込む。
そして、各ホーリングマシンHMIのうちの所定のホーリングマシンをHMmとし、ホーリングマシンHMmより一つ前方のホーリングマシンをHM(m+1)とし、ホーリングマシンHMmより一つ後方のホーリングマシンをHM(m−1)としたとき、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHMmの運転フラグFLGm及びホーリングマシンHM(m+1)の運転フラグFLG(m+1)を読み込み、運転フラグFLGm、FLG(m+1)が、
FLGm=1
FLG(m+1)=1
であるかどうかを判断する。運転フラグFLGm、FLG(m+1)が、
FLGm=1
FLG(m+1)=1
である場合、ホーリングマシンHMm、HM(m+1)がいずれも運転されているので、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHMmのローラ62の回転速度Namと、ホーリングマシンHM(m−1)のローラ63の回転速度Nb(m−1)とを比較する。
そして、前記速度制御処理部は、回転速度Namと回転速度Nb(m−1)との差ΔN1
ΔN1=Nam−Nb(m−1)
を算出し、差ΔN1が設定値Nmax、本実施の形態においては、0.5〔rad/s〕より大きいかどうかを判断する。差ΔN1が設定値Nmaxより大きい場合、ホーリングマシンHM(m−1)による搬送速度がホーリングマシンHMmによる搬送速度より低いので、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHM(m−1)における速度指令値Ns(m−1)を所定の値ΔNs、本実施の形態においては、Ns(m−1)×0.1だけ高くする。
また、前記速度制御処理部は、前記差ΔN1が設定値Nmin、本実施の形態においては、−0.5〔rad/s〕より小さいかどうかを判断し、差ΔN1が設定値Nminより小さい場合、ホーリングマシンHM(m−1)による搬送速度がホーリングマシンHMmによる搬送速度より高いので、ホーリングマシンHM(m−1)における速度指令値Ns(m−1)を所定の値ΔNs、本実施の形態においては、Ns(m−1)×0.1だけ低くする。
また、運転フラグFLGm、FLG(m+1)が、
FLGm=1
FLG(m+1)=0
である場合、ホーリングマシンHMmは運転されているが、ホーリングマシンHM(m+1)は運転されていないので、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHMmのローラ62の回転速度Namと、先導車35のローラ53aの回転速度Ncとを比較する。なお、便宜上、ローラ62及びローラ53aの径は等しいものとする。
そして、前記速度制御処理部は、回転速度Ncと回転速度Namとの差ΔN2
ΔN2=Nc−Nam
を算出し、差ΔN2が設定値Nmax、本実施の形態においては、0.5〔rad/s〕より大きいかどうかを判断する。差ΔN2が設定値Nmaxより大きい場合、ホーリングマシンHMmによる搬送速度が先導車35による搬送速度より低いので、前記速度制御処理部は、ホーリングマシンHMmにおける速度指令値Nsmを所定の値ΔNs、本実施の形態においては、Nsm×0.1だけ高くする。
また、前記速度制御処理部は、前記差ΔN2が設定値Nmin、本実施の形態においては、−0.5〔rad/s〕より小さいかどうかを判断し、差ΔN2が設定値Nminより小さい場合、ホーリングマシンHMmによる搬送速度が先導車35による搬送速度より高いので、ホーリングマシンHMmにおける速度指令値Nsmを所定の値ΔNs、本実施の形態においては、Nsm×0.1だけ低くする。
このようにして速度制御処理が終了すると、主制御部37の図示されない記録処理部は、記録処理を行い、各ホーリングマシンHMIの運転状態、負荷率εI、前記ローラ62、63の回転速度NaI、NbI、ローラ53aの回転速度Nc、監視カメラ45によって撮影された洞道11内の映像等を前記メモリに記録し、処理を終了する。
なお、本実施の形態において、速度制御処理部は、ホーリングマシンHMIのローラ62、63の回転速度NaI、NbI、及び先導車35のローラ53aの回転速度Ncに基づいて、ホーリングマシンにおける速度指令値を変更するようになっているが、ホーリングマシンによる搬送速度及び先導車35による搬送速度を、ケーブルCと対向させて配設された速度検出部材によって直接検出し、ホーリングマシンによる搬送速度及び先導車35による搬送速度に基づいて、ホーリングマシンにおける速度指令値を変更するようにすることができる。
次に、フローチャートについて説明する。
ステップS1 運転状態判断処理部は運転状態判断処理を行う。
ステップS2 異常判断処理部は異常判断処理を行う。
ステップS3 速度制御処理部は速度制御処理を行う。
ステップS4 記録処理部は記録処理を行い、処理を終了する。
このように、本実施の形態においては、制御室Ar1に配設された主制御部37によって、前記洞道11内に配設された副制御部ScIを介して各ホーリングマシンHMIの制御が行われるので、一人の操作者p15(図1)が、主制御部37及び副制御部ScIを介してすべてのホーリングマシンHMIの制御を一括して行うことができる。したがって、ケーブルCを搬送している間に各ホーリングマシンHMIを個別に調整する必要がなく、各ホーリングマシンHMIを調整するための人員を削減することができる。
また、電動コロを使用することなく、十分な搬送力を得ることができるので、ケーブルCを搬送するのに必要な時間を短くすることができる。
その結果、少ない人員で、しかも、短時間でケーブルCを所定の箇所まで搬送することができる。
また、電動コロを使用する必要がないので、使用する資機材を削減することができるだけでなく、電力の消費量を少なくすることができる。
そして、各ホーリングマシンHMIにおいてケーブルCを搬送するための引入れ速度が6〔m/min〕程度であるので、ケーブルCの搬送速度を容易に同期させることができる。
さらに、ケーブルCの余尺を調整するために、各ホーリングマシンHMIを使用することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
図18は本発明の第2の実施の形態における先導車を示す図である。
この場合、複数の、本実施の形態においては、2台の先導車35が連結棒171、172によって連結され、布設物としてのケーブルCが、各先導車35の保持部51によって支持される。
これにより、ケーブルCの前端Cfの近傍を水平に支持することができるので、ケーブルCを安定させて搬送することができる。
前記各実施の形態においては、ケーブルCが布設物として搬送されるようになっているが、ケーブルC以外の長尺物、例えば、洞道11内を冷却したり、ケーブルCを冷却したりするために洞道11内に布設される冷却管を布設物として搬送することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
11 洞道
37 主制御部
Ar1 制御室
C ケーブル
frk 直置きコロ
HMI ホーリングマシン
ScI 副制御部

Claims (16)

  1. (a)洞道内に、布設物を両側から挟持して搬送する複数のホーリングマシンを設置し、
    (b)該各ホーリングマシン間に、布設物を支持して搬送する複数の直置きコロを設置し、
    (c)所定の制御領域に主制御部を、前記洞道内に各ホーリングマシンに対応させて副制御部を配設し、
    (d)前記主制御部によって、前記各副制御部を介してホーリングマシンの制御を行うとともに、
    (e)前記各ホーリングマシンは、それぞれ、ベース、該ベース上において走行自在に配設され、布設物を両側から挟持する一対のキャタピラ、並びに前記ベース上におけるキャタピラの後方及び前方に配設された一対のローラを備え、
    (f)前記各副制御部は、前記一対のローラの回転状態及び各ホーリングマシンにおける負荷率に基づいて、各ホーリングマシンが運転され、布設物が搬送されているかどうかを判断することを特徴とする布設物搬送方法。
  2. 前記布設物の前端は、各ホーリングマシンを跨いで前方に移動させられる先導車によって保持される請求項1に記載の布設物搬送方法。
  3. 前記洞道内に配設された複数の撮像部材によって撮影された洞道内の映像は、前記制御領域に配設された表示部に表示される請求項1又は2に記載の布設物搬送方法。
  4. 操作者は、前記先導車が前方に移動するのに伴って前方に移動し、布設物を各ホーリングマシンに順次セットする請求項に記載の布設物搬送方法。
  5. 前記副制御部は、各ホーリングマシンにおける負荷率が、布設物がキャタピラによって挟持されていないときの値より大きいかどうかによって、各ホーリングマシンが運転されていて、布設物が搬送されているかどうかを判断する請求項1〜4のいずれか1項に記載の布設物搬送方法。
  6. 前記副制御部は、前記各ホーリングマシンにおける負荷率が上限値より大きいかどうか、及び負荷率が上限値より大きい状態が継続する時間が設定値を超えたかどうかに基づいて、ホーリングマシンに異常が発生したかどうかを判断する請求項1〜5のいずれか1項に記載の布設物搬送方法。
  7. 前記各ホーリングマシンのうちの所定のホーリングマシンにおける、キャタピラの後方のローラの回転速度と、前記所定のホーリングマシンより一つ後方のホーリングマシンにおける、キャタピラの前方のローラの回転速度との差に基づいて、前記所定のホーリングマシンにおける速度指令値が変更される請求項に記載の布設物搬送方法。
  8. 各ホーリングマシンのうちの所定のホーリングマシンにおける、キャタピラの後方のローラの回転速度と、前記先導車に配設されたローラの回転速度との差に基づいて、前記所定のホーリングマシンにおける速度指令値が変更される請求項に記載の布設物搬送方法。
  9. (a)布設物が所定の箇所に到達したときに、前記先導車を停止させ、
    (b)布設物を保持する保持部を上昇させて、洞道の側壁に形成された布設物支持部と同じ位置に置き、
    (c)保持部によって保持された布設物を前記布設物支持部に載置し、
    (d)前記先導車を後退させ、布設物の全体を布設物支持部に載置する請求項に記載の布設物搬送方法。
  10. (a)洞道内に設置され、布設物を両側から挟持して搬送する複数のホーリングマシンと、
    (b)該各ホーリングマシン間に設置され、布設物を支持して搬送する複数の直置きコロと、
    (c)所定の制御領域に配設された主制御部と、
    (d)前記洞道内に、各ホーリングマシンに対応させて配設された副制御部とを有するとともに、
    (e)前記主制御部は、前記副制御部を介してホーリングマシンの制御を行い、
    (f)前記各ホーリングマシンは、それぞれ、ベース、該ベース上において走行自在に配設され、布設物を両側から挟持する一対のキャタピラ、並びに前記ベース上におけるキャタピラの後方及び前方に配設された一対のローラを備え、
    (g)前記各副制御部は、前記一対のローラの回転状態及び各ホーリングマシンにおける負荷率に基づいて、各ホーリングマシンが運転され、布設物が搬送されているかどうかを判断することを特徴とする布設物搬送装置。
  11. 前記副制御部は、前記各ホーリングマシンにおける負荷率が上限値より大きいかどうか、及び負荷率が上限値より大きい状態が継続する時間が設定値を超えたかどうかに基づいて、ホーリングマシンに異常が発生したかどうかを判断する請求項10に記載の布設物搬送装置。
  12. 前記布設物の前端を保持し、各ホーリングマシンを跨いで前方に移動させられる先導車を有する請求項10に記載の布設物搬送装置。
  13. (a)前記洞道内に配設された複数の撮像部材と、
    (b)前記制御領域に配設され、前記各撮像部材によって撮影された洞道内の映像を表示する表示部とを有する請求項10〜12のいずれか1項に記載の布設物搬送装置
  14. 前記主制御部は、各ホーリングマシンのうちの所定のホーリングマシンにおける、キャタピラの後方のローラの回転速度と、前記所定のホーリングマシンより一つ後方のホーリングマシンにおける、キャタピラの前方のローラの回転速度との差に基づいて、前記所定のホーリングマシンにおける速度指令値を変更する速度制御処理部を有する請求項10に記載の布設物搬送装置。
  15. 前記主制御部は、各ホーリングマシンのうちの所定のホーリングマシンにおける、キャタピラの後方のローラの回転速度と、前記先導車に配設されたローラの回転速度との差に基づいて、前記所定のホーリングマシンにおける速度指令値を変更する速度制御処理部を有する請求項12に記載の布設物搬送装置。
  16. 前記先導車は複数配設される請求項12に記載の布設物搬送装置。
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