JP6602602B2 - 内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法 - Google Patents

内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法に関し、特に、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法に関する。
一般に、内視鏡は使用後、再生処理が行われる。再生処理を行う内視鏡リプロセッサとしては、例えば、内視鏡を処理槽に浸漬させ、水、洗浄水などにより洗浄等の処理を行う内視鏡洗浄消毒装置がある。
内視鏡リプロセッサは、再生処理において使用される水道水などの水に含まれる雑菌等を除くための水フィルタを有している。水フィルタは、内視鏡リプロセッサに装着されるが、水が水フィルタを確実に通るようにするためのシール部を有している。
水フィルタは、使用を重ねると目詰まりを生じるため、定期的な交換が行われ、例えば、特開平11−128158号公報に開示のように、適正なフィルタ交換時期をユーザに報知する内視鏡洗浄消毒装置が提案されている。
特開平11−128158号公報
水フィルタ部の交換時において、フィルタ部材を有する水フィルタ部はユーザにより内視鏡リプロセッサに設置されるが、ユーザは目視により、例えば水フィルタ部に設けられたシール部材の損傷、外れ等のチェックを行っており手間であった。
そこで、本発明は、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様の内視鏡リプロセッサは、内視鏡を配置する処理槽と、水フィルタと、前記水フィルタを収納するハウジング部材とを有し、水を濾過する水フィルタ部と、第1のシール部材を介して前記水フィルタが取り付けられ、第2のシール部材を介して前記ハウジング部材が取り付けられる水フィルタ取付部と、水道水供給源に前記水フィルタ部を繋ぐ第1管路と、前記第1管路に接続されて前記水フィルタ部に流体を供給する流体供給部と、前記処理槽と前記水フィルタ部とを繋ぐ第2管路と、前記第2管路に配置された開閉弁と、前記第2管路のうち前記開閉弁と前記水フィルタ部との間の圧力を検知する圧力センサと、前記開閉弁と前記流体供給部を制御する制御部と、前記制御部により前記開閉弁が閉じかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記制御部により前記開閉弁が開きかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力が所定の圧力値になるまでの時間と所定値とを比較して、前記水フィルタ部の前記第2管路への接続状態を判断し、前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値と等しいとき、前記接続状態は正常と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも大きい又は短いときは、前記第1のシール部材の不良と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも小さい又は長いときは、前記第2のシール部材の不良と判断する判断部と、を含む。
本発明の一態様の内視鏡リプロセッサの駆動方法は、内視鏡を配置する処理槽と、水フィルタと、前記水フィルタを収納するハウジング部材とを有し、水を濾過する水フィルタ部と、第1のシール部材を介して前記水フィルタが取り付けられ、第2のシール部材を介して前記ハウジング部材が取り付けられる水フィルタ取付部と、水道水供給源に前記水フィルタ部を繋ぐ第1管路と前記第1管路に接続されて前記水フィルタ部に流体を供給する流体供給部と、前記処理槽と前記水フィルタ部とを繋ぐ第2管路と、前記第2管路に配置された開閉弁と、前記第2管路のうち前記開閉弁と前記水フィルタ部との間の圧力を検出する圧力センサと、前記流体供給部及び前記開閉弁を制御する制御部と、を含む内視鏡リプロセッサの駆動方法であって、前記制御部は、前記流体供給部を駆動して前記水フィルタ部に流体を供給し、前記制御部は、前記開閉弁が閉じかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記開閉弁が開きかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力が所定の圧力値になるまでの時間と所定値とを比較して、前記水フィルタ部の前記第2管路への接続状態を判断し、前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値と等しいとき、前記接続状態は正常と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも大きい又は短いときは、前記第1のシール部材の不良と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも小さい又は長いときは、前記第2のシール部材の不良と判断する。
本発明によれば、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法を提供することができる。
本発明の第1の実施の形態に関わる内視鏡リプロセッサの構成を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に関わる、送気ポンプをオンした後における、圧力センサが検出する圧力の変化を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に関わる、水フィルタ部2の設置状態不良の場合の空気の流れを説明するための水フィルタ部2の構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態に関わる、内視鏡リプロセッサとしての内視鏡洗浄消毒装置100の管路図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる内視鏡リプロセッサの構成を示す構成図である。 本発明の第2の実施の形態に関わる、水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に関わる、給水弁3を開けた後における、圧力センサが検出する圧力の変化を示すグラフである。 本発明の第2の実施の形態に関わる、内視鏡リプロセッサとしての内視鏡洗浄消毒装置100Aの管路図である。 本発明の第3の実施の形態に関わる、水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に関わる内視鏡リプロセッサの構成を示す構成図である。内視鏡リプロセッサ1は、汚染された内視鏡又は内視鏡付属品の再生処理を行う装置である。ここでいう再生処理とは、特に限定されるものではなく、水による濯ぎ、有機物等の汚れを落とす洗浄、所定の微生物を無効化する消毒、全ての微生物を排除若しくは死滅させる滅菌、又はこれらの組合せのいずれであってもよい。
ユーザは、使用された内視鏡を内視鏡リプロセッサ1の処理槽内に配置させて、図示しない操作ボタンを操作することによって、内視鏡又は内視鏡付属品の再生処理を行うことができる。
なお、処理槽は、図1では図示されていないが、例えば、後述する内視鏡洗浄消毒装置の洗浄消毒槽103(図5参照)であり、処理槽内には、内視鏡が配置される。
さらになお、図1は、内視鏡リプロセッサの水フィルタ部の設置状態不良の検出処理に関わる構成要素のみを示し、設置状態不良の検出処理以外の他の機能に関わる構成要素については省略している。
内視鏡リプロセッサ1は、水を濾過する水フィルタ部2と、水フィルタ部2へ水を供給するための給水弁3と、圧力センサ4と、水フィルタ部2からの水を図示しない処理槽及びコネクタへ供給するために開閉制御される開閉電磁弁(以下、開閉弁という)5とを有している。さらに、内視鏡リプロセッサ1は、送気ポンプ6と、制御部7と、報知部8とを有している。
水フィルタ部2は、水が流入する流入口2aと、水が流出する流出口2bを有している。流入口2aと流出口2bの間には、水に含まれる異物の除去、水の除菌のための水フィルタが設けられている。
後述するように、水フィルタ部2は、フィルタハウジング21と、フィルタハウジング21内に配置された水フィルタ22とを有する(図4参照)。水フィルタ部2は、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23に取り付けられる(図4参照)。水フィルタ取り付け部と水フィルタ間には第1のシール部材が設けられ、水フィルタのフィルタ部分だけを通った水が流出口2bから流出するように、水フィルタ部2は構成されている。さらに、水フィルタ取り付け部とフィルタハウジングとの間には第2のシール部材が設けられて、水フィルタ部2内の水が、水フィルタ部2の外部へ漏れ出されないように、水フィルタ部2は構成されている。
水フィルタ部2の流入口2aは、第1管路11の一端に接続されている。第1管路11の他端は、給水弁3を介して水道蛇口に接続されている。すなわち、第1管路11は、水道水供給源である水道蛇口に水フィルタ部2を繋ぐ管路であり、給水弁3は、第1管路11に接続されて水フィルタ部2に流体としての水を供給する。
第1管路11の途中には、管路12の一端が接続されている。管路12の他端には、送気ポンプ6が接続されている。管路12は、一端が第1管路11に接続されて他端が大気開放された気体供給管路である。送気ポンプ6は、気体供給管路である管路12に配置されて流体としての空気を吐出する。
すなわち、一端が第1管路11に接続されて他端が大気開放された気体供給管路である管路12と、管路12に配置されて流体としての空気を吐出する送気ポンプ6とが、第1管路11に接続されて水フィルタ部2に流体を供給する流体供給部を構成する。
水フィルタ部2の流出口2bは、第2管路13の一端に接続されている。第2管路13の他端は、処理槽に接続されている。言い換えれば、第2管路13は、処理槽と水フィルタ部2とを繋ぐ管路であり、開閉弁5は、第2管路13に配置されている。
圧力センサ4は、流出口2bと開閉弁5の間の第2管路13の途中に設けられ、第2管路13内の圧力を検出する。すなわち、圧力センサ4は、第2管路13のうち開閉弁5と水フィルタ部2との間の圧力を検知するセンサである。
制御部7は、給水弁3と、送気ポンプ6と、圧力センサ4と、開閉弁5とに電気的に接続されている。制御部7は、中央処理装置(以下、CPUという)、ROM、RAM等を含み、内視鏡リプロセッサ1内の給水弁3等の各機器の動作の制御を行うためのソフトウエアプログラムを実行可能である。
具体的には、制御部7は、信号線9aと9bにより給水弁3と開閉弁5に接続され、給水弁3と開閉弁5の開閉のための制御信号を出力する。さらに、制御部7は、信号線9cにより送気ポンプ6に接続され、送気ポンプ6の起動と停止のための制御信号を出力する。
また、制御部7は、信号線9dにより圧力センサ4に接続され、圧力センサ4の検知信号、すなわち第2管路13内の圧力を示す圧力信号を受信する。
さらに、制御部7は、報知部8にも接続され、報知部8への出力信号を出力する。報知部8は、表示器、又はブザー等である。
制御部7のROMには、再生処理のための各種ソフトウエアプログラムと共に、内視鏡リプロセッサ1への水フィルタ部2の設置状態不良検出のためのソフトウエアプログラムが格納されている。
(作用)
ユーザは、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23から水フィルタ部2を取り外して水フィルタ22を交換するとき、図示しない水フィルタ部2の水抜きポートから内部の水を排出して、第1管路11内、水フィルタ部2内及び第2管路13内を空の状態にする。
その後、ユーザが水フィルタ部2の設置状態不良検出のための所定の操作ボタンを操作すると、制御部7は、次に説明する水フィルタ部2の設置状態不良検出処理プログラムをROMから読み出して実行する。
図2は、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。制御部7は、まず、開閉弁5へ制御信号を出力して開閉弁5を閉じ(S1)、その後、送気ポンプ6をオンする制御信号を出力して送気が開始される(S2)。送気ポンプ6からの送気により、空の第1管路11、第2管路13及び水フィルタ部2への送気が行われる。
制御部7は、続いてタイマをオンする(S3)。タイマは、例えば所定時間T1を計時するソフトウエアタイマであり、制御部7のCPUは、所定時間T1が経過すると、タイムアウトと判定する。なお、タイマは、ハードウエア回路で構成されたタイマでもよい。
制御部7は、タイマがタイムアウトしたか、すなわち所定時間T1が経過したかを判定する(S4)。タイマがタイムアウトしなければ(S4:NO)、制御部7は何もせず、タイムアウトするまで待ちの状態となる。
タイマがタイムアウトすると(S4:YES)、制御部7は、圧力センサ4の出力信号から第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1に等しいあるいは略等しいか否かを判定する(S5)。すなわち、送気ポンプ6をオンしてから、所定時間T1経過時の第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1に等しいあるいは略等しいか否かが判定される。
所定の圧力値P1は、交換された新しい水フィルタ部2に設置状態不良がない場合における、送気ポンプ6をオンしてから所定時間T1経過時の第2管路13内の圧力であり、設置状態不良検出処理プログラム中に予め含まれている。所定の圧力値P1は、計算あるいは実験により決定される。
尚、圧力値P1はP1’〜P1”までの幅を持った値であってもよく、この場合、S5において、pはP1’≦p≦P1”の範囲内にあるか否かが判定される。
図3は、送気ポンプをオンした後における、圧力センサが検出する圧力の変化を示すグラフである。図3において、縦軸は、圧力pであり、横軸は、時間tである。図3において実線で示すグラフg1は、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部2の設置状態不良がない場合における、第2管路13内の圧力の変化を示すグラフである。
水フィルタ部2に設置状態不良がないとき、第2管路13内の圧力は、実線で示すグラフg1の曲線に沿って圧力pは上昇し、所定時間T1の経過時に、圧力pは、所定の圧力値P1になる。
すなわち、制御部7は、所定時間T1の経過時において、圧力pが所定の圧力値P1と等しいあるいは所定の誤差範囲にあるような略等しいか、またはP'〜P"の範囲にあるか否かを判定する(S5)。
所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1と等しいあるいは略等しいとき(S5:YES)、制御部7は、水フィルタ部2は設置状態不良のない正常状態であると判定する正常判定を行う(S6)。
そして、制御部7は、正常判定で終了したことを意味する正常終了をユーザに報知するために報知処理を実行し(S7)、開閉弁5を開く処理を実行して処理を終了する(S8)。S7では、正常判定で終了したことを示すメッセージテキストで表示器に表示したり、正常終了を示すランプを点灯させたりする。
水フィルタ部2に設置状態不良がある場合、所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pは、所定の圧力値P1とは異なる。
例えば、水フィルタ部2の水フィルタが内視鏡リプロセッサ1側の水フィルタ取り付け部に正しく取り付けられていないとき、送気ポンプ6からの空気の一部は、水フィルタのフィルタ部材を通らずに第2管路13内に送り出されるため、第2管路13内の圧力の上昇は早い。また、例えば、内視鏡リプロセッサ1側の水フィルタ取り付け部とフィルタハウジング間に隙間があると、送気ポンプ6からの空気の一部は、水フィルタハウジングと水フィルタ取り付け部間の隙間から漏れるため、第2管路13内の圧力の上昇は緩やかとなる。
図4は、水フィルタ部2の設置状態不良の場合の空気の流れを説明するための水フィルタ部2の構成を示す断面図である。
水フィルタ部2は、例えば、フィルタハウジング21と、フィルタハウジング21内に配置された水フィルタ22とを有する。フィルタハウジング21は、有底の筒状部材である。水フィルタ22も、有底の筒状部材であり、薄肉部のフィルタ部分が除菌等のためのフィルタ機能を有している。水フィルタ部2は、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23に取り付けられる。すなわち、水フィルタ部2は、水フィルタ22と、水フィルタ22を収納するハウジング部材であるフィルタハウジング21とを含む。
水フィルタ取り付け部23と水フィルタ22間にはリング状の2つの第1のシール部材24が設けられ、流入口2aから流入した空気がフィルタハウジング21内に入り、水フィルタ22の外側から内側へフィルタ部分だけを通って流出口2bへ流れるように、水フィルタ部2は構成されている。
さらに、水フィルタ部2は、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23に取り付けられるが、水フィルタ取り付け部23とフィルタハウジング21間にはリング状の第2のシール部材25が設けられて、フィルタハウジング21内の空気が、水フィルタ部2の外へ、すなわち内視鏡リプロセッサ1内に漏れ出されないように、水フィルタ部2は構成されている。
設置状態不良がなければ、図4において点線f1で示すように、流入口2aから水フィルタ部2内へ流入した空気は、フィルタハウジング21内から水フィルタ22を通って、流出口2bから吐出する。
図2に戻り、所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1と等しくないとき(S5:NO)、制御部7は、水フィルタ部2は設置状態不良のある異常状態であると判定する異常判定を行う(S9)。
所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが、所定の圧力値P1よりも大きい場合と、所定の圧力値P1よりも小さい場合がある。
図3において一点鎖線で示すグラフg2は、所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1よりも大きい場合における、第2管路13内の圧力の変化を示すグラフである。
例えば、水フィルタ部2が図4に示すような構成の場合、シール部材24に損傷があったり、シール部材24が所定の位置から外れて水フィルタ22に装着されていたりすると、図4において一点鎖線f2で示すように、フィルタハウジング21内の空気の一部が、水フィルタ取り付け部23と水フィルタ22の間の隙間を通って、流出口2bへ吐出される。
空気は水フィルタ取り付け部23と水フィルタ22の間の隙間を通り易くなるので、図3において一点鎖線で示すように、圧力センサ4の検出する圧力pは、直ぐに高くなる。よって、所定時間T1経過時の圧力pが所定の圧力値P1よりも大きい場合は、シール部材24のシール不良による水フィルタ部2の設置状態不良である。
図3において一点鎖線で示すグラフg3は、所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1よりも小さい場合における、第2管路13内の圧力pの変化を示すグラフである。
例えば、水フィルタ部2が図4に示すような構成の場合、シール部材25に損傷があったり、シール部材25が所定の位置から外れてフィルタハウジング21に装着されていたり、フィルタハウジング21が内視鏡リプロセッサ1の取り付け部23に正しく取り付けられていないと、図4において二点鎖線f3で示すように、フィルタハウジング21内の空気の一部が、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23とフィルタハウジング21との間の隙間を通って、水フィルタ部2の外部へ流出する。
空気は内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23とフィルタハウジング21との間の隙間から流出するので、図3において二点鎖線f3で示すように、圧力センサ4の検出する圧力の上昇は緩やかとなる。よって、所定時間T1経過時の圧力pが所定の圧力値P1よりも小さい場合は、シール部材25のシール不良による水フィルタ部2の設置状態不良である。
以上のように、制御部7が、流体供給部としての送気ポンプ6を駆動して水フィルタ部2へ流体としての空気を供給し、制御部7におけるS1〜S6及びS9の処理が、圧力センサ4により検知された圧力の変化を所定の基準である所定の圧力値P1と比較して、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する判断部を構成する。
図2に戻り、制御部7は、異常判定で終了したことを意味する異常終了をユーザに報知するために報知処理を実行し(S10)、開閉弁5を開く処理を実行して処理を終了する(S8)。S10では、異常判定で終了したことを示すメッセージテキストで表示器に表示したり、異常終了を示すランプを点灯させたりする。すなわち、制御部7は、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態が異常と判断すると、エラーを報知する報知部を駆動する。
特に、所定時間T1の経過時における第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P1よりも大きい場合と小さい場合に分けて、メッセージ内容を変えたり、あるいは表示するランプを変えたりするようにしてもよい。
以上のように、制御部7は、開閉弁5と送気ポンプ6を制御し、開閉弁5が閉じかつ送気ポンプ6からの流体としての空気の供給が開始されてから所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の圧力値P1とを比較することによって、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する。そして、制御部7は、所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の圧力値P1とが等しいとき、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態は正常と判断する。また、制御部7は、所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の圧力値P1とが等しくないとき、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態は適切でないすなわち異常と判断する。
従って、上述した実施の形態によれば、水フィルタ部2の設置状態不良を検出する内視鏡リプロセッサを提供することができる。
特に、上述した実施の形態によれば、水フィルタ22と内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23間のシール不良による設置状態不良、及びフィルタハウジング21と水フィルタ取り付け部23間のシール不良による設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサを提供することができる。
なお、上述した実施の形態では、内視鏡リプロセッサ1には、水フィルタ部2の設置状態不良を検出するための専用の送気ポンプ6などが設けられているが、内視鏡リプロセッサ1は、内視鏡リプロセッサ1の他の処理のために用いられるコンプレッサなどの構成部品を利用して水フィルタ部2の設置状態不良を検出するようにしてもよい。
図5は、内視鏡リプロセッサとしての内視鏡洗浄消毒装置100の管路図である。内視鏡洗浄消毒装置100は、内視鏡及び内視鏡補助具の洗浄、消毒、濯ぎなどの再生処理を行う装置である。
内視鏡洗浄消毒装置100は、装置本体101とカバー102を有している。装置本体101の上面には、図示しない内視鏡を収容して設置するための洗浄消毒槽103が設けられている。カバー102には、ガスフィルタ104が設けられている。
水道蛇口105に接続された給水ホース106が、給水弁107に接続されている。給水弁107は、管路108を介して水フィルタ部109の流入口109aに接続されている。水フィルタ部109の流出口109bは、管路110を介して分岐弁111に接続されている。
分岐弁111は、流液ポンプ112に接続された管路113と管路110のいずれかに切り替えて、管路113又は管路110から導入された流体を管路114に導出して給水循環ノズル115に供給する弁である。給水循環ノズル115は、循環する液体を吐出する。
洗浄消毒槽103に配設された循環口116は、管路117に接続され、管路117は2つに分岐して流液ポンプ112とチャンネルポンプ118に接続されている。チャンネルポンプ118は、管路119を介してチャンネルブロック120に接続されている。
チャンネルブロック120には、アルコールを供給するためのアルコール管路121を介してアルコールタンク122が接続されている。アルコール管路121には、流量センサ123と、アルコールポンプ124と、アルコール弁125が介装されている。
チャンネルブロック120には、管路126を介してエアフィルタ127が接続されている。エアフィルタ127は、管路128を介してコンプレッサ129が接続されている。コンプレッサ129から吐出した空気は、エアフィルタ127を通って管路126に供給される。
チャンネルブロック120には、管路130を介して送気送水・鉗子口用コネクタ131が接続されている。管路130には、チャンネル弁132が介装されている。管路130は、途中で分岐した管路133を介して副送水・鉗子口用コネクタ134が接続されている。
送気送水・鉗子口用コネクタ131と副送水・鉗子口用コネクタ134のそれぞれには、図示しない内視鏡の対応する口金との接続のための接続用チューブ(図示せず)が接続される。
さらに、チャンネルブロック120には、管路130の途中で分岐した管路135を介して内視鏡補助具を収納する洗浄ケース136が接続されている。
管路135の途中には、管路137が接続され、管路137にはバイパス弁138と切替弁139が設けられている。
切替弁139は、管路140を介して洗浄消毒槽103の排水口141に接続されている。また、切替弁139は、管路141を介して排水口142に接続されている。管路141の途中には、排水ポンプ143が介装されている。
さらに、切替弁139は、管路144を介して消毒液タンク145に接続されている。消毒液タンク145は、管路146を介してガスフィルタ147に接続され、管路148を介して薬液ボトル149に接続されている。さらに、消毒液タンク145は、管路150を介して消毒液ドレーン口151に接続されている。
また、消毒液タンク145は、管路152を介して消毒ノズル153に接続されている。管路152には、薬液ポンプ154が介装されている。消毒ノズル153は、消毒液を吐出する。
また、消毒液タンク145は、管路152から分岐した管路152aを介して管路110に接続されている。管路152aには、希釈弁155が介装されている。
さらに、装置本体101の上面には、漏水検知用コネクタ156が配設されている。漏水検知用コネクタ156は、管路157を介して漏水検知用ポンプ158に接続されている。
漏水検知用コネクタ156には、図示しない内視鏡の漏水検知用口金との接続のための接続用チューブ(図示せず)が接続される。
装置本体101の上面には、洗剤ノズル159が配設されている。洗剤ノズル159は、管路160を介して洗剤タンク161に接続されている。管路160には、流量センサ162と、洗剤ポンプ163が介装されている。洗剤ノズル159は、洗剤を吐出する。
また、洗浄消毒槽103内の液体を加熱するためのヒータ164が、洗浄消毒槽103の下面に配設されている。さらに、洗浄消毒槽103内の液体を介して内視鏡及び内視鏡補助具に超音波振動を与えるための振動子165が、洗浄消毒槽103の下面に配設されている。
図示しない制御部は、操作パネル(図示せず)からの各種コマンド信号に応じて、上述した各種ポンプ、各種弁、各種センサなどを駆動制御して、内視鏡洗浄消毒装置100としての各種機能、すなわち、洗浄、消毒、または濯ぎなどの処理を実行する。
図5に示すような内視鏡洗浄消毒装置100において、上述した水フィルタ部109の設置状態不良を検出する処理を実現するために、管路110の途中に圧力センサ201を設け、管路126の途中に切替弁202を設け、切替弁202を管路203を介して管路108に接続する。切替弁202は、エアフィルタ127からの空気を、チャンネルブロック120と管路108のいずれかに供給するように設けられる。
圧力センサ201は、図1の圧力センサ4に対応し、コンプレッサ129は、図1の送気ポンプ6に対応する。そして、分岐弁111が、図1の開閉弁5に対応し、水フィルタ部109が、図1の水フィルタ部2に対応する。
図2の制御部7は、内視鏡洗浄消毒装置100の制御部(図示せず)に対応し、水フィルタ部109の設置状態不良の検出処理を実行するとき、分岐弁111を制御して閉じ(S1)、コンプレッサ129をオンにする(S2)。制御部7は、コンプレッサ129をオンにするとき、コンプレッサ129からの空気が管路203に吐出して、交換された水フィルタ部109の流入口109aに空気を導入するように、切替弁202を切り替えるように制御する。そして、タイマがオンにされる(S3)。
タイマがタイムアウトすると、圧力センサ201の検出した管路110内の圧力pと所定の圧力値P1とを比較して、制御部7は、水フィルタ部109の設置状態が正常状態か否かの判定を行う。図5において、水フィルタ部109の設置状態不良の判定を行うときの、空気の流れを点線で示す。
以上のように、内視鏡洗浄消毒装置100を構成する各種弁及び各種ポンプを利用して、上述した水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる。
(第2の実施の形態)
第1の実施の形態では、開閉弁5を閉じた状態で、空の管路に送気ポンプ6から送気し、送気による管路内の空気圧の変化を圧力センサ4で検出することにより水フィルタ部2の設置状態不良を検出するのに対して、第2の実施の形態では、開閉弁を開いた状態で給水弁を開いて管路に液体である水を導入し、導入された管路内の水圧が所定の圧力値になるまでの時間を計測することにより水フィルタ部2の設置状態不良を検出する。
本実施の形態において、第1の実施の形態の内視鏡リプロセッサ1と同様の構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について詳述する。
図6は、第2の実施の形態に関わる内視鏡リプロセッサの構成を示す構成図である。図6に示す内視鏡リプロセッサ1Aは、水フィルタ部2と、給水弁3と、圧力センサ4と、開閉弁5と、制御部7と、報知部8とを有しているが、第1の実施の形態の内視鏡リプロセッサ1の送気ポンプ6は有していない。制御部7は、給水弁3と開閉弁5を制御し、圧力センサ4からの圧力信号を受信して、設置状態不良の検出処理を行う。
なお、図6においても、内視鏡リプロセッサ1Aの水フィルタ部の設置状態不良の検出処理に関わる構成要素のみを示し、設置状態不良の検出以外の他の機能に関わる構成要素については省略している。
次に、水フィルタ部2の設置状態不良の検出処理のための内視鏡リプロセッサ1Aの動作について説明する。
ユーザは、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23から水フィルタ部2を取り外して水フィルタ22を交換して、水フィルタ取り付け部23に水フィルタ部2を取り付けた後、ユーザが水フィルタ部2の設置状態不良検出のための所定の操作ボタンを操作すると、制御部7は、次に説明する水フィルタ部2の設置状態不良検出処理プログラムをROMから読み出して実行する。
なお、ユーザは、水フィルタ部2の交換後、給水弁3を開けて、第1管路11,第2管路13及び水フィルタ部2内に水を充填してから、ユーザは、設置状態不良検出処理を実行する。
図7は、本実施の形態に関わる、水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。制御部7は、まず、開閉弁5へ制御信号を出力して開閉弁5を開き(S11)、その後、給水弁3を開ける制御信号を給水弁3へ出力する(S12)。給水弁3を開けることにより、第1管路11及び第2管路13内への水の供給が開始される。すなわち、給水弁3が、液体である水を第1管路11に供給し、第1管路11を介して水フィルタ部2へその水を供給する流体供給部を構成する。
制御部7は、続いて計時用のタイマをオンする(S13)。タイマは、オンされてからの時間を計測するためのソフトウエアタイマである。なお、タイマは、ハードウエア回路で構成されたタイマでもよい。
制御部7は、圧力センサ4の出力信号に基づき、第2管路13内の圧力pが、所定の圧力値P2になったかを判定する(S14)。圧力pが所定の圧力値P2にならなければ(S14:NO)、制御部7は何もせず、圧力pが所定の圧力値P2になるまで待ちの状態となる。
圧力pが所定の圧力値P2になると(S14:YES)、制御部7は、タイマの計時した時間CTを読み出して、時間CTが所定の時間T2に等しいあるいは略等しいか否かを判定する(S15)。すなわち、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2に等しいあるいは略等しいか否かが判定される。
尚、時間T2はT2’〜T2”までの幅を持った値であってもよく、この場合、S15において、時間CTはT2’≦CT≦T2”の範囲内にあるか否かが判定される。
所定の時間T2は、交換された新しい水フィルタ部2に設置状態不良がない場合における、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間であり、設置状態不良検出処理プログラム中に予め含まれている。所定の時間T2は、計算あるいは実験により決定される。
図8は、給水弁3を開けた後における、圧力センサが検出する圧力の変化を示すグラフである。図8において、縦軸は、圧力pであり、横軸は、時間tである。図8において実線で示すグラフh1は、水フィルタ部2に設置状態不良がない場合における、第2管路13内の圧力の変化を示すグラフである。
水フィルタ部2に設置状態不良がないとき、第2管路13内の圧力は、実線で示すグラフh1に沿って圧力pは変化し、給水弁3を開けてからの時間CTが所定の時間T2になったとき、圧力pは、所定の圧力値P2である。
すなわち、制御部7は、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2と等しいあるいは所定の誤差範囲にあるような略等しいか否かを判定する(S15)。
時間CTが所定の時間T2と等しいあるいは略等しいとき(S15:YES)、制御部7は、水フィルタ部2は設置状態不良のない正常状態であると判定する正常判定を行う(S16)。
そして、制御部7は、正常判定で終了したことを意味する正常終了をユーザに報知するために報知処理を実行し(S17)、給水弁3を閉じる処理を実行して処理を終了する(S18)。S17では、正常判定で終了したことを示すメッセージテキストで表示器に表示したり、正常終了を示すランプを点灯させたりする。
水フィルタ部2に設置状態不良がある場合、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTは、所定の時間T2とは異なる。
例えば、水フィルタ部2の水フィルタが内視鏡リプロセッサ1側の水フィルタ取り付け部に正しく取り付けられていないとき、給水弁3からの水の一部は、水フィルタのフィルタ部材を通らずに第2管路13内に送り出されるため、第2管路13内の圧力の上昇は早い。また、例えば、内視鏡リプロセッサ1側の水フィルタ取り付け部とフィルタハウジング間に隙間があると、給水弁3からの水の一部は、水フィルタ部と水フィルタ取り付け部間の隙間から漏れるため、第2管路13内の圧力の上昇は遅くなる。
給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2と等しくないとき(S15:NO)、制御部7は、水フィルタ部2は設置状態不良のある異常状態であると判定する異常判定を行う(S19)。
給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも短い場合と、所定の時間T2よりも長い場合がある。
図8において一点鎖線で示すグラフh2は、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも短い場合における、第2管路13内の圧力の変化を示すグラフである。
例えば、水フィルタ部2が図4に示すような構成の場合、シール部材24に損傷があったり、シール部材24が所定の位置から外れて水フィルタ22に装着されていたりすると、図4において一点鎖線f2で示すように、フィルタハウジング21内の水の一部が、水フィルタ取り付け部23と水フィルタ22の間の隙間を通って、流出口2bへ吐出される。
水は水フィルタ取り付け部23と水フィルタ22の間の隙間を通り易くなるので、図8において一点鎖線で示すように、圧力センサ4の検出する圧力pの上昇は早い。よって、時間CTは、所定の時間T2よりも短くなる。よって、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも短い場合は、シール部材24のシール不良による水フィルタ部2の設置状態不良である。ここでいう「T2よりも短い場合」は、時間T2として幅を持った値を用いる際には、「T2'よりも短い場合」と言い換えることができる。
図8において二点鎖線で示すグラフh3は、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも長い場合における、第2管路13内の圧力pの変化を示すグラフである。
例えば、水フィルタ部2が図4に示すような構成の場合、シール部材25に損傷があったり、シール部材25が所定の位置から外れてフィルタハウジング21に装着されていたり、フィルタハウジング21が内視鏡リプロセッサ1の取り付け部23に正しく取り付けられていないと、図4において二点鎖線f3で示すように、フィルタハウジング21内の水の一部が、内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23とフィルタハウジング21との間の隙間を通って、水フィルタ部2の外部へ流出する。
水は内視鏡リプロセッサ1の水フィルタ取り付け部23とフィルタハウジング21との間の隙間から流出するので、図8において二点鎖線f3で示すように、圧力センサ4の検出する圧力の上昇は遅い。よって、時間CTは、所定の時間T2よりも長くなる。よって、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも長い場合は、シール部材25のシール不良による水フィルタ部2の設置状態不良である。ここでいう「T2よりも長い場合」は、時間T2として幅を持った値を用いる際には、「T2”よりも長い場合」と言い換えることができる。
以上のように、S11〜S16及びS19の処理が、圧力センサ4により検知された圧力の変化を所定の基準である所定の時間T2と比較して、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する判断部を構成する。
図7に戻り、制御部7は、異常判定で終了したことを意味する異常終了をユーザに報知するために報知処理を実行し(S20)、給水弁3を閉じる処理を実行して処理を終了する(S18)。S20では、異常判定で終了したことを示すメッセージテキストで表示器に表示したり、異常終了を示すランプを点灯させたりする。
特に、給水弁3を開けてから第2管路13内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTが所定の時間T2よりも長い場合と短い場合に分けて、メッセージ内容を変えたり、あるいは表示するランプを変えたりするようにしてもよい。
以上のように、制御部7は、開閉弁5と給水弁3を制御し、開閉弁5を開けかつ給水弁3からの流体としての液体の供給が開始されてから、圧力センサ4により検知された圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTと、所定の基準としての所定の時間T2とを比較することによって、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する。そして、制御部7は、圧力センサ4により検知された圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTと、所定の時間T2とが等しいとき、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態は正常と判断する。また、制御部7は、圧力センサ4により検知された圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTと、所定の時間T2とが等しくないとき、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態は異常と判断する。
従って、上述した実施の形態によれば、水フィルタ部2の設置状態不良を検出する内視鏡リプロセッサを提供することができる。
特に、上述した実施の形態によっても、水フィルタ22と内視鏡リプロセッサ1Aの水フィルタ取り付け部23間のシール不良による設置状態不良、及びフィルタハウジング21と水フィルタ取り付け部23間のシール不良による設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサを提供することができる。
なお、上述した実施の形態では、内視鏡リプロセッサ1Aには、水フィルタ部2の設置状態不良を検出するための専用の給水弁3などが設けられているが、内視鏡リプロセッサ1Aは、内視鏡リプロセッサ1Aの他の処理のために用いられる給水弁などの構成部品を利用して水フィルタ部2の設置状態不良を検出するようにしてもよい。
図9は、内視鏡リプロセッサとしての内視鏡洗浄消毒装置100Aの管路図である。内視鏡洗浄消毒装置100Aは、内視鏡及び内視鏡補助具の洗浄、消毒、濯ぎなどの再生処理を行う装置である。
なお、内視鏡洗浄消毒装置100Aにおいて、図5に示した内視鏡洗浄消毒装置100と同じ構成要素については、説明は省略し、異なる構成についてのみ説明する。内視鏡洗浄消毒装置100Aには、内視鏡洗浄消毒装置100における切替弁202と管路203は設けられていないが、圧力センサ201は、管路110内の水圧を検出する。
圧力センサ201は、図6の圧力センサ4に対応し、分岐弁111が、図6の開閉弁5に対応し、水フィルタ部109が、図6の水フィルタ部2に対応する。
図6の制御部7は、内視鏡洗浄消毒装置100Aの制御部(図示せず)に対応し、水フィルタ部109の設置状態不良の検出処理を実行するとき、分岐弁111を制御して開き(S11)、給水弁107を開く(S12)。制御部7は、計時用のタイマをオンにする(S13)。
圧力センサ201の検出した管路110内の圧力pが所定の圧力値P2になると、給水弁107を開けてから管路110内の圧力pが所定の圧力値P2になるまでの時間CTと所定の時間T2とを比較して、制御部7は、水フィルタ部109の設置状態が正常状態か否かの判定を行う。図9において、水フィルタ部109の設置状態不良の判定を行うときの、空気の流れを点線で示す。
以上のように、内視鏡洗浄消毒装置100Aを構成する各種弁及び各種ポンプを利用して、上述した水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる。
(第3の実施の形態)
第1の実施の形態では、開閉弁5を閉じた状態で、空の管路に送気ポンプ6から送気し、送気による管路内の空気圧の変化を圧力センサ4で検出することにより水フィルタ部2の設置状態不良を検出し、第2の実施の形態では、開閉弁を開いた状態で、給水弁も開いて管路に水を導入し、導入された管路内の水圧の変化と水圧が所定の圧力値になるまでの時間を計測することにより水フィルタ部2の設置状態不良を検出するのに対して、第3の実施の形態では、開閉弁を閉じた状態で給水弁を開いて管路に水を導入し、導入された水により押された空気の管路内の圧力の変化を圧力センサ4で検出することにより水フィルタ部2の設置状態不良を検出する。
本実施の形態において、第1の実施の形態の内視鏡リプロセッサ1と同様の構成要素については、同じ符号を付して説明は省略し、異なる構成について詳述する。
本実施の形態の内視鏡リプロセッサ1Bは、図6に示す内視鏡リプロセッサ1Aと同じ構成を有している。
次に、水フィルタ部2のフィルタ不良の検出処理のための内視鏡リプロセッサ1Bの動作について説明する。
水フィルタ部2の水フィルタ22の交換時に、ユーザは、水フィルタ部2に設けられた水抜き部材(図示せず)を操作して、水フィルタ部2及び第1管路11,第2管路13内の水を抜き出してから、水フィルタ取り付け部23から水フィルタ部2を取り外す。ユーザは、取り外した水フィルタ部2内の水フィルタ22を交換してから、水フィルタ取り付け部23に水フィルタ部2を取り付ける。
ユーザは、このようにして水フィルタ取り付け部23に水フィルタ部2を取り付けた後、ユーザが水フィルタ部2の設置状態不良検出のための所定の操作ボタンを操作すると、制御部7は、次に説明する水フィルタ部2の設置状態不良検出処理プログラムをROMから読み出して実行する。
図10は、本実施の形態に関わる、水フィルタ部の設置状態不良検出処理の流れの例を示すフローチャートである。制御部7は、まず、開閉弁5へ制御信号を出力して開閉弁5を閉じ(S21)、その後、給水弁3を開ける制御信号を給水弁3へ出力する(S22)。給水弁3を開けることにより、第1管路11及び第2管路13への水の供給が開始される。
水が第1管路11内に導入されることにより、第1管路11、水フィルタ部2及び第2管路13内の空気が第2管路13内に押し込まれて、第2管路13内の空気圧の上昇が開始する。
すなわち、流体供給部である給水弁3は、液体を第1管路11に供給し、第1管路11内の流体である空気を水フィルタ部2に供給する。
S22の後の処理は、第1の実施の形態の図2のS3からS10の処理と同様であり、第2管路13内の圧力変化も、第1の実施の形態の図3と同様となる。
なお、本実施の形態では、給水弁3からの水により第2管路13内の空気の圧力が上昇するので、本実施の形態における所定の圧力値P1は、第1の実施の形態の場合とは異なっている。
以上のように、S21〜S6及びS9の処理が、圧力センサ4により検知された圧力の変化を所定の基準である所定の圧力値P1と比較して、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する判断部を構成する。
そして、制御部7は、開閉弁5と給水弁3を制御し、開閉弁5が閉じかつ給水弁3からの流体としての液体の供給により第1管路11内の空気の供給が開始されてから所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の基準としての所定の圧力値P1とを比較することによって、水フィルタ部2の第2管路13などへの接続状態を判断する。そして、制御部7は、所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の圧力値P1とが等しいとき、接続状態は正常と判断する。また、制御部7は、所定時間T1経過時における圧力センサ4により検知された圧力と、所定の圧力値P1とが等しくないとき、接続状態は異常と判断する。
すなわち、本実施の形態では、水により押された第2管路13内の空気の圧力に基づいて、水フィルタ部2の設置状態不良の検出が行われる。
以上のように、上述した実施の形態によれば、水フィルタ部2の設置状態不良を検出する内視鏡リプロセッサを提供することができる。
本実施の形態においても、水フィルタ22と内視鏡リプロセッサ1Bの水フィルタ取り付け部23間のシール不良による設置状態不良、及びフィルタハウジング21と水フィルタ取り付け部23間のシール不良により設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサを提供することができる。
なお、上述した実施の形態の内視鏡リプロセッサ1Bも、内視鏡リプロセッサ1Bの他の処理のために用いられる給水弁などを利用してもよい。
例えば、本実施の形態の内視鏡リプロセッサ1Bも、第2の実施の形態で説明したような構成の内視鏡洗浄消毒装置100Aにおいても、給水弁107、分岐弁111を利用して、実現することができる。
その場合、本実施の形態における水フィルタ部2の設置状態不良を検出するための空気及び水の流れは、図9の点線で示した水の流れと同じである。
よって、内視鏡洗浄消毒装置100Aを構成する各種弁及び各種ポンプを利用して、上述した水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる。
以上のように、上述した各実施の形態によれば、内視鏡リプロセッサへの水フィルタ部の設置状態不良を検出することができる内視鏡リプロセッサ及び内視鏡リプロセッサの駆動方法を提供することができる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。
1、1A 、1B 内視鏡リプロセッサ、
2 水フィルタ部、
2a 流入口、
2b 流出口、
3 給水弁、
4 圧力センサ、
5 開閉弁、
6 送気ポンプ、
7 制御部、
8 報知部、
9a、9b、9c、9d 信号線、
11 第1管路
12 管路
13 第2管路、
21 フィルタハウジング、
22 水フィルタ、
23 水フィルタ取り付け部、
24、25 シール部材、
100、100A 内視鏡洗浄消毒装置、
101 装置本体、
102 カバー、
103 洗浄消毒槽、
104 ガスフィルタ、
105 水道蛇口、
106 給水ホース、
107 給水弁、
108 管路、
109 水フィルタ部、
109a 流入口、
109b 流出口、
110 管路、
111 分岐弁、
112 流液ポンプ、
113、114 管路、
115 給水循環ノズル、
116 循環口、
117 管路、
118 チャンネルポンプ、
119 管路、
120 チャンネルブロック、
121 アルコール管路、
122 アルコールタンク、
123 流量センサ、
124 アルコールポンプ、
125 アルコール弁、
126 管路、
127 エアフィルタ、
128 管路、
129 コンプレッサ、
130 管路、
131 送気送水・鉗子口用コネクタ、
132 チャンネル弁、
133 管路、
134 副送水・鉗子口用コネクタ、
135 管路、
136 洗浄ケース、
137 管路、
138 バイパス弁、
139 切替弁、
140 管路、
141 排水口、
141 管路、
142 排水口、
143 排水ポンプ、
144 管路、
145 消毒液タンク、
146 管路、
147 ガスフィルタ、
148 管路、
149 薬液ボトル、
150 管路、
151 消毒液ドレーン口、
152、152a 管路、
153 消毒ノズル、
154 薬液ポンプ、
155 希釈弁、
156 漏水検知用コネクタ、
157 管路、
158 漏水検知用ポンプ、
159 洗剤ノズル、
160 管路、
161 洗剤タンク、
162 流量センサ、
163 洗剤ポンプ、
164 ヒータ、
165 振動子、
201 圧力センサ、
202 切替弁、
203 管路。

Claims (8)

  1. 内視鏡を配置する処理槽と、
    水フィルタと、前記水フィルタを収納するハウジング部材とを有し、水を濾過する水フィルタ部と、
    第1のシール部材を介して前記水フィルタが取り付けられ、第2のシール部材を介して前記ハウジング部材が取り付けられる水フィルタ取付部と、
    水道水供給源に前記水フィルタ部を繋ぐ第1管路と、
    前記第1管路に接続されて前記水フィルタ部に流体を供給する流体供給部と、
    前記処理槽と前記水フィルタ部とを繋ぐ第2管路と、
    前記第2管路に配置された開閉弁と、
    前記第2管路のうち前記開閉弁と前記水フィルタ部との間の圧力を検知する圧力センサと、
    前記開閉弁と前記流体供給部を制御する制御部と、
    前記制御部により前記開閉弁が閉じかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記制御部により前記開閉弁が開きかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力が所定の圧力値になるまでの時間と所定値とを比較して、前記水フィルタ部の前記第2管路への接続状態を判断し、前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値と等しいとき、前記接続状態は正常と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも大きい又は短いときは、前記第1のシール部材の不良と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも小さい又は長いときは、前記第2のシール部材の不良と判断する判断部と、
    を含む内視鏡リプロセッサ。
  2. 前記流体供給部は、
    一端が前記第1管路に接続されて他端が大気開放された気体供給管路と、
    前記気体供給管路に配置されて前記流体としての空気を吐出する送気ポンプとを含む請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  3. 前記流体供給部は、液体を前記第1管路に供給する弁を有する請求項1に記載の内視鏡リプロセッサ。
  4. 前記流体供給部は、前記液体を前記流体として前記第1管路を介して前記水フィルタ部に供給する請求項3に記載の内視鏡リプロセッサ。
  5. 前記流体供給部は、前記液体を前記第1管路に供給し、前記液体により押された前記第1管路内の空気を前記流体として前記水フィルタ部に供給する請求項3に記載の内視鏡リプロセッサ。
  6. 内視鏡を配置する処理槽と、
    水フィルタと、前記水フィルタを収納するハウジング部材とを有し、水を濾過する水フィルタ部と、
    第1のシール部材を介して前記水フィルタが取り付けられ、第2のシール部材を介して前記ハウジング部材が取り付けられる水フィルタ取付部と、
    水道水供給源に前記水フィルタ部を繋ぐ第1管路と
    前記第1管路に接続されて前記水フィルタ部に流体を供給する流体供給部と、
    前記処理槽と前記水フィルタ部とを繋ぐ第2管路と、
    前記第2管路に配置された開閉弁と、
    前記第2管路のうち前記開閉弁と前記水フィルタ部との間の圧力を検出する圧力センサと、
    前記流体供給部及び前記開閉弁を制御する制御部と、
    を含む内視鏡リプロセッサの駆動方法であって、
    前記制御部は、前記流体供給部を駆動して前記水フィルタ部に流体を供給し、
    前記制御部は、前記開閉弁が閉じかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記開閉弁が開きかつ前記流体供給部からの前記流体の供給が開始されてから前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力が所定の圧力値になるまでの時間と所定値とを比較して、前記水フィルタ部の前記第2管路への接続状態を判断し、前記所定時間経過時における前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値と等しいとき、前記接続状態は正常と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも大きい又は短いときは、前記第1のシール部材の不良と判断し、前記所定時間経過時において前記圧力センサにより検知された前記圧力又は前記所定の圧力値になるまでの前記時間が前記所定値よりも小さい又は長いときは、前記第2のシール部材の不良と判断する、
    内視鏡リプロセッサの駆動方法。
  7. 前記制御部は、前記水フィルタ部の前記接続状態を判断した後に、前記開閉弁を開放する請求項6に記載の内視鏡リプロセッサの駆動方法。
  8. 前記内視鏡リプロセッサは、エラーを報知する報知部を含み、
    前記制御部は、前記接続状態が異常と判断すると、前記報知部を駆動する請求項6に記載の内視鏡リプロセッサの駆動方法。
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