JP6602381B2 - フットウェア - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも前後一対の針床を備える横編機により編成された編成編地を互いに必要とされる接合部分同士の接合によって立体的な形状に形成するフットウェアに関し、詳しくは、互いの接合部分同士の接合手段による強固な接合を簡単かつ迅速に行えるようにする対策に係る。
従来より、この種のフットウェアとしては、編成された単一の編成編地を、互いの接合部分同士を縫製などの接合手段による接合によって立体的な形状に形成したものが知られている(特許文献1参照)。
特許第5166431号公報
ところが、前記従来のものでは、編成編地の接合部分同士を縫製などの接合手段によって接合する場合、その接合手段による接合を完了するまでの間、作業者自身が接合部分同士の接合状態を仮保持する必要がある。そのため、作業者が接合部分同士の接合状態を仮保持しながら当該接合部分同士を接合する接合作業が非常に煩わしい上、時間を要することになる。
この接合作業は、編成編地が平面状であれば、当該編成編地が単一又は複数であったとしても、互いに必要とされる接合部分同士の接合によって立体的な形状に変形させなければならない。そのため、作業者自身が平面状の編成編地を立体的な形状に変形させつつ接合部分同士の接合状態を仮保持しながら当該接合部分同士を接合する接合作業にさらに困難性が増してより煩わしい上、さらに時間を要することになる。
本発明の目的は、立体的な形状のフットウェアを形成する際の編成編地の接合部分同士による接合状態が仮保持されるようにして、接合部分同士の接合作業の簡単化及び作業時間の短縮化を図ることができるフットウェアを提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明では、少なくとも前後一対の針床を備える横編機により一体に編成された編成編地を互いに必要とされる接合部分同士の接合によって立体的な形状に形成するフットウェアを前提とする。また、前記編成編地に、足の甲側に位置するシューズタン部と、このシューズタン部の前端に連続する甲側爪先部と、この甲側爪先部の前端に連続して靴底側に回り込む裏側爪先部と、この裏側爪先部の後端に連続する靴底及びその左右側方の両側部を有する本体部と、この本体部の後端に連続する踵部とを設ける。更に、前記編成編地の接合部分同士は、前記シューズタン部の編成によって延設された第1仮保持部と、前記本体部に編成されて設けられ、前記第1仮保持部を仮保持する第2仮保持部とを備える。そして、前記第1仮保持部を、前記両仮保持部により前記編成編地の接合部分同士が仮保持した状態から強固な接合状態となるように接合手段を用いて強固に接合している。
更に、前記第1仮保持部として差し込み片を適用する一方、前記第2仮保持部として差し込み口を適用する。そして、前記差し込み片に、当該差し込み片を前記差し込み口に差し込んだ際の抜けを抑制する返しを設けることを特徴としている
また、前記差し込み口に差し込まれた前記差し込み片を、前記編成編地の互いの接合部分同士を接合した際に、足の裏側に位置させることがこのましい。
更に、前記編成編地のうちの少なくとも接合部分及び前記第1及び第2仮保持部を編成する編糸として、熱融着糸を適用することがこのましい。
編成編地の接合部分同士を、そのうちの少なくとも一方から延設された第1仮保持部と、他方で第1仮保持部を仮保持する第2仮保持部とによって、互いに仮保持した状態から強固な接合状態とするように、接合手段を用いて少なくとも第1仮保持部を強固に接合することで、編成編地の互いの接合部分同士が強固な接合状態となる。これにより、互いの接合部分同士が強固な接合状態となるまでの間、両仮保持部によって互いの接合部分同士が仮保持した状態に保たれ、接合部分同士を接合する際に作業者自身が仮保持状態に保つ必要がなく、接合部分同士を接合する接合作業の簡単化及び作業時間の短縮化を図ることができる。
そして、第1仮保持部として適用した差し込み片に、第2仮保持部として適用した差し込み口に差し込んだ際の抜けを抑制する返しを設けることで、互いの接合部分同士の接合を完了するまでの間、接合部分同士の仮保持状態が円滑に保たれる。これにより、接合部分同士を接合する接合作業の簡単化及び作業時間の短縮化をより図ることができる。
また、差し込み口に差し込まれた差し込み片を、編成編地の互いの接合部分同士を接合した際に、足の裏側に位置させることで、足の裏側に接合されるソール部材などの接合手段によって差し込み片を目立たないように目隠しできる。しかも、差し込み片が足裏側の編成編地の下面に位置していると、接着剤などの接合手段を用いて足の裏側の編成編地に差し込み片を強固に接合したり、足裏側の編成編地の下面に接合されるソール部材などによって強固に接合することができる。
更に、編成編地のうちの少なくとも接合部分及び第1及び第2仮保持部を編成する編糸として熱融着糸を適用することで、仮保持後に熱を加えて熱処理した際に第1及び第2仮保持部が互いに溶けてくっつき、両仮保持部同士の離脱を防いで互いに腰を持たせることも可能となり、接合手段による接合を完了するまでの間、接合部分同士がそれぞれ仮保持部によって仮保持した状態に円滑に保たれる。
本発明の実施の形態に係るフットウェアの斜視図である。 図1のフットウェアの編成手順を示す模式図である。 図1のフットウェアの差し込み片の編成過程を説明する説明図であって、(a)は差し込み片の半分の編成図を示し、(b)は差し込み片の成形図を編成図に合わせて模式的に示している。 図2のフットウェアの編成編地におけるシューズタン部の左右の拡張端の各差し込み片を本体部の前端部における靴底の左右両位置に仮保持する過程を模式的に説明する説明図であって、(a)は差し込み片を差し込み口に差し込む前の状態を示し、(b)は差し込み片を差し込み口に差し込んだ状態を示している。 本実施の形態の変形例に係るフットウェアの2つの編成編地を差し込み口に差し込まれる差し込み片により仮保持する前の状態を示す斜視図である。 図5のフットウェアの2つの編成編地を差し込み口に差し込んだ差し込み片により仮保持した状態で足裏側の編成編地を下方から見た底面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るフットウェアの斜視図、図2はフットウェアの編成手順を示す模式図をそれぞれ示している。
図1及び図2において、フットウェア1は、少なくとも前後一対の針床を備え、前後の針床間で編目の目移し可能な横編機(図示せず)によって編成された単一の編成編地2により形成されている。この編成編地2は、足の甲側に位置するシューズタン部20と、このシューズタン部20の前端に連続する甲側爪先部21と、この甲側爪先部21の前端に連続して靴底側に回り込む裏側爪先部22と、この裏側爪先部22の後端に連続する本体部23と、この本体部23の後端に連続する踵部24とを備え、外履き用のフットウェア1を形成している。これらシューズタン部20、甲側爪先部21、裏側爪先部22、本体部23、及び踵部24は、無縫製で一体に編成される。このとき、編成編地2を編成する編糸としては、熱融着糸Kが適用されている。
シューズタン部20は、編成編地2の編み出し端とされ、シューズタン部20の先端(後端)から編み出して左右方向にほぼ均等な編幅で前半部を編成する。シューズタン部20の後半部には、左右方向外方へそれぞれ編成により延設された第1仮保持部としての左右一対の差し込み片25,25が設けられている。各差し込み片25は、シューズタン部20の後半部において編幅を徐々に増やして左右方向外方へ編地を拡張した一方の接合部分としての拡張端201に編成される。この差し込み片25には、当該差し込み片25を後述する差し込み口26に差し込んだ際の抜けを抑制する返し251が設けられている。この返し251を備えた差し込み片25の編成については後述する。なお、シューズタン部20を編成編地2の編み出し端としたが、踵部24を逆台形状にするなど、一部形状を変更すれば、踵部側から編み出すことも可能である。
シューズタン部20は、その後半部の拡張端201以降の編幅を徐々に減らして編地の拡張を左右方向内方へ収束させ、その中央部を残して当該部位の編成を終える。
甲側爪先部21は、シューズタン部20の前端(後半部の末端)の中央部より段階的に編幅を増やして爪先部の幅を満たす編幅となるまで編成して、シューズタン部20の後半部の前端(末端)に接続する。そして、甲側爪先部21は、爪先部の幅を満たす編幅となった時点から編幅を徐々に減らしながら中央部のみを残すように円弧状の爪先形状に編成する。裏側爪先部22は、甲側爪先部21の前端(末端)の中央部から編幅を徐々に増やしながら円弧状の爪先形状に編成して、甲側爪先部21の前端より互いの円弧状の爪先形状同士を接続する。
本体部23は、裏側爪先部22の後端(末端)より編成され、左右方向中央部の靴底231を基準にして内増やししながら編幅を左右方向に増やして、靴底231の左右側方の両側部232から左右の甲被部233まで連続して編成する。このとき、本体部23の左右の甲被部233には、靴紐用の孔234が前後方向等間隔置きの5箇所にそれぞれ設けられている。この場合、靴紐用の各孔234は、目移しを用いたメッシュなどの従来より公知の編成方法により編成される。
また、本体部23は、甲被部233以降の編幅を踝下付近では両側部232の編幅まで内減らししながら徐々に減らして、甲被部233のない両側部232を編成している。
踵部24は、本体部23の後端(靴底231の後端)に連続する左右の第1踵片241と、各第1踵片241の後端に連続する左右の第2踵片242と、各第2踵片242の後端に連続する単一の第3踵片243とを備えている。各第1踵片241は、本体部23の後端の中央部より編幅を徐々に増やして左右両方向外方へ編地を拡張し、両側部232とほぼ同じ編幅まで拡張したときに編幅を徐々に減らして左右方向内方へ編地を収束させるように編成されている。また、各第2踵片242は、各第1踵片241の後端より両側部232とほぼ同じ編幅で左右方向へ長い帯状に編成されている。更に、第3踵片243は、各第2踵片242の後端中央部より両側部232の略半分弱の編幅で後方へ長い帯状に編成されている。
このとき、各第1踵片241の前端は、本体部23の後端より編幅を徐々に増やしながら編成する際に本体部23の両側部232後端にそれぞれ接続される。また、各第2踵片242の前端は、各第1踵片241の後端より左右方向へ長い帯状に編成する際に各第1踵片241の後端にそれぞれ接続される。更に、第3踵片243の左右両端は、各第2踵片242の後端中央部より後方へ長い帯状に編成する際に各第2踵片242の後端にそれぞれ接続される。
図3はフットウェア1の差し込み片25の編成過程を説明する説明図であって、(a)は差し込み片25の半分の編成図を示し、(b)は差し込み片25の成形図を示している。
図3の(a)のS1において、図示しない給糸口からの熱融着糸Kを、紙面右方向に向けて1針置きに前針床FB及び後針床BBの編針を用いて編成編地2のシューズタン部20の後半部において編地を拡張する拡張端201の先端まで編成し、そのまま紙面右方向に向けて前後の針床で1針置きに掛け目を形成し、S2で、紙面左方向に向けてS1で掛け目を形成しなかった編針に対して1針置きに掛け目を形成し、図3の(b)に示すような差し込み片25の編み出しαを形成する。
S3及びS4では、編針に係止した掛け目に続く新たな編目を引き返し編成により形成する。この場合、両面編みによる差し込み片25の編成を示している。
S5〜S7では、差し込み片25の編幅を徐々に増やしながら引き返し編成することで、返し251となる略三角形状の編地を形成している。
S8では、差し込み片25の一方の半身の編幅となるまで引き返し編成すると、先端から戻りながらシューズタン部20の後半部の拡張端201先端までの編成に続けて差し込み片25の返し251の一方の半身を接続する。このとき、拡張端201から返し251に渡り糸が生じて編みにくい場合があるため、シューズタン部20の後半部の拡張端201の先端まで編成した熱融着糸Kを給糸する給糸口に代えて新たな給糸口からの給糸によって、差し込み片25が編成されるようにしてもよい。また、シューズタン部20の後半部の拡張端201の先端まで編成した熱融着糸Kを一旦切断してから、差し込み片25を編み始めてもよい。
その後、差し込み片25の返し251の他方の半身の編成を逆の手順で行い、最後に伏目することで、差し込み片25の全身の編成が完了する。なお、差し込み片25を先端から編み出して拡張端201側に向かって編成することも可能である。この場合、差し込み片25の先端から順次編幅を増やしていき、両側の返しの部分で伏目を行うとともに、中央部の編目を拡張端201の編成コース毎にその端部の編目に順次重ねて接続していけばよい。
また、本体部23の前端部には、裏側爪先部22の後端とほぼ同じ編幅の位置で各差し込み片25をそれぞれ箇々に差し込んで仮保持する第2仮保持部としての左右一対の差し込み口26,26が設けられている。各差し込み口26は、踵部24側に向かって直線状に延び、従来より公知のスリットの編成方法により編成される。
図4はフットウェア1の編成編地2におけるシューズタン部20の左右の拡張端201の各差し込み片25を本体部23の前端部における靴底231の左右両位置に仮保持する過程を模式的に説明する説明図であって、(a)は差し込み片25を差し込み口26に差し込む前の状態を示し、(b)は差し込み片25を差し込み口26に差し込んだ状態を示している。そして、シューズタン部20の後半部より左右方向外方へ編地を拡張した各拡張端201の差し込み片25が、本体部23の前端部における靴底231の左右両位置(他方の接合部分)で踵部24側に向かって直線状に延びる差し込み口26に差し込まれ、その際の差し込み片25の抜けを返し251により抑制している。このとき、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における左右両位置とが、各差し込み口26に差し込んだ差し込み片25の返し251によって円滑に仮保持される。
また、各差し込み口26に差し込んだ差し込み片25は、本体部23の靴底231の下面において仮保持されている。このため、本体部23の靴底231の下面に接合される接合手段としての樹脂製などのアウターソール27を用いて、本体部23の靴底231の下面に位置する各差し込み片25が強固に接合され、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置とが互いに仮保持した状態から強固な接合状態となる。これにより、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置とが強固な接合状態となるまでの間、各差し込み口26に差し込んだ差し込み片25によって互いに仮保持した状態に保たれ、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置とを接合する際に作業者自身が仮保持状態に保つ必要がなく、当該両者を接合する接合作業の簡単化及び作業時間の短縮化を図ることができる。しかも、差し込み片25が本体部23の靴底231の下面に位置していることにより、アウターソール27の接合によって、各差し込み片25を目立たないように目隠しできる。
また、編成編地2が熱融着糸Kにより編成されているので、熱を加えた際に各差し込み片25が本体部23の靴底231の下面に溶けてくっつき、各差し込み口26からの抜けを防いで互いに腰を持たせることも可能となり、アウターソール27による接合を完了するまでの間、各差し込み片25及び各差し込み口26によって、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置とを仮保持した状態が円滑に保たれる。これにより、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置との接合作業の簡単化及び接合時間の短縮化をさらに図ることができる。
なお、前記実施の形態では、フットウェア1を単一の編成編地2により形成したが、図5及び図6に示すように、例えばWO2015/037540A1で示すような編成方法を用いて足の甲側の部分を覆うアッパー側編成編地41(編成編地)を編成し、これと足の裏側を覆うアンダー側編成編地42(編成編地)とでフットウェア4が形成されていてもよい。アッパー側編成編地41の下縁の所定間隔置きの10箇所には、それぞれ延設された差し込み片25が設けられている。一方、アンダー側編成編地42の周縁の所定間隔置きの10箇所には、それぞれ周縁に沿って直線状に延びる差し込み口26が設けられている。そして、各差し込み片25は、返し251を備え、各差し込み口26に差し込まれてアンダー側編成編地42の下面に位置している。これにより、各差し込み口26に差し込んだ差し込み片25によりアッパー側編成編地41の下縁とアンダー側編成編地42の周縁とが仮保持した状態から強固な接合状態となるように、各差し込み片26をアンダー側編成編地42の下面に接合されるアウターソール27を用いて強固に接合することができる。
また、前記実施の形態では、フットウェア1の編成編地2のシューズタン部20の左右の拡張端201の各差し込み片25を本体部23の前端部における靴底231の左右両位置に仮保持した状態からアウターソール27により強固な接合状態にしたが、各差し込み片に接合手段としての接着剤を塗布することで、各差し込み片が本体部の靴底に仮保持された状態から強固な接合状態となるように、当該各差し込み片が本体部の靴底の下面に強固に接合されていてもよい。
このとき、各差し込み片の接着剤を用いた接合によってフットウェアが完成する場合には、各差し込み口に差し込まれた各差し込み片の形状が、丸形、矩形、又は足底の形状を複数枚で模すような端切れ状であってもよく、その数量についても限定されることはない。
しかも、このような各差し込み片を編成する際に、ガーター編みや裏目編みの他、編糸に生ゴム糸を加えたりすることで、滑り止めとして機能させていてもよい。
また、前記実施の形態の変形例では、アッパー側編成編地41の下縁よりそれぞれ差し込み片25を延設する一方、アンダー側編成編地42の周縁に沿ってそれぞれ直線状に延びる差し込み口26を設けたが、アッパー側編成編地の下縁に沿ってそれぞれ直線状に延びる差し込み口が設けられている一方、アンダー側編成編地の周縁よりそれぞれ差し込み片が延設されていてもよい。
この場合、各差し込み口に差し込んだ差し込み片がアンダー側編成編地の上面に位置していれば、アンダー側編成編地の上面に接合される接合手段としてのソールカバーを用いて、各差し込み片が強固に接合されていてもよい。一方、各差し込み口に差し込んだ差し込み片がアッパー側編成編地の内面に沿って起立していれば、アッパー側編成編地の内面に接合される接合手段としてのインナーカバーを用いて、各差し込み片が強固に接合されていてもよい。
また、前記実施の形態では、シューズタン部20の左右の拡張端201と本体部23の前端部における靴底231の左右両位置とを、各差し込み片25を差し込み口26に差し込んで仮保持したが、編成編地の接合部分同士が、その双方からそれぞれ延設された第1及び第2仮保持部を互いに結わえるなどして仮保持されていてもよい。
更に、前記実施の形態では、編成編地2を編成する編糸として熱融着糸Kを適用したが、編成編地のうちの少なくともシューズタン部の左右の拡張端と本体部の前端部における靴底の左右両位置、並びに各差し込み片及び各差し込み口が熱融着糸によって編成されていてもよい。
1 フットウェア
2 編成編地
201 シューズタン部の左右の拡張端(接合部分)
231 本体部の前端部における靴底の左右両位置(接合部分)
25 差し込み片(第1仮保持部)
251 返し
26 差し込み口(第2仮保持部)
27 アウターソール(接合手段)
4 フットウェア
41 アッパー側編成編地(編成編地)
42 アンダー側編成編地(編成編地)
K 熱融着糸

Claims (3)

  1. 少なくとも前後一対の針床を備える横編機により一体に編成された編成編地を互いに必要とされる接合部分同士の接合によって立体的な形状に形成するフットウェアであって、
    前記編成編地は、足の甲側に位置するシューズタン部と、このシューズタン部の前端に連続する甲側爪先部と、この甲側爪先部の前端に連続して靴底側に回り込む裏側爪先部と、この裏側爪先部の後端に連続する靴底及びその左右側方の両側部を有する本体部と、この本体部の後端に連続する踵部とを備え、
    前記編成編地の接合部分同士は、前記シューズタン部の編成によって延設された第1仮保持部と、前記本体部に編成されて設けられ、前記第1仮保持部を仮保持する第2仮保持部とを備えており、
    記第1仮保持部が、前記両仮保持部により前記編成編地の接合部分同士が仮保持した状態から強固な接合状態となるように接合手段を用いて強固に接合されているとともに、
    前記第1仮保持部としては差し込み片が適用されている一方、前記第2仮保持部としては差し込み口が適用されており、
    前記差し込み片には、当該差し込み片を前記差し込み口に差し込んだ際の抜けを抑制する返しが設けられていることを特徴とするフットウェア。
  2. 前記差し込み口に差し込まれた前記差し込み片は、前記編成編地の互いの接合部分同士を接合した際に、足の裏側に位置している請求項1に記載のフットウェア。
  3. 前記編成編地のうちの少なくとも接合部分及び前記第1及び第2仮保持部を編成する編糸としては、熱融着糸が適用されている請求項1又は請求項2に記載のフットウェア。
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