JP6602052B2 - プリント装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートに余白を形成せずにプリントを行う縁無しプリントを行うことが可能なプリント装置に関する。
特許文献1には、インク滴を吐出してシートに縁無しプリントを行うことのできるインクジェットプリント装置が開示されている。プラテンには、縁無しプリントの際にシートの端部から外れたインク滴が打ち捨てられる溝が設けられている。
特開2004−34522号公報
とくに普通紙などの剛性が低いシートでは、にインクが付与されて濡れたシートの先端がカールしやすい。そのため、インク受容部の段差に下向きにカールしたシート先端が引っ掛かり搬送ジャムが発生する可能性がある。
本発明は、プラテン上でシートを吸引して安定保持させつつ、且つシートのジャムの発生を抑制することができる、生産性の高いプリント装置の提供を目的とする。
本発明のプリント装置は、シートを第1方向に搬送する搬送ローラと、前記搬送ローラにより搬送されるシートにインクを吐出する吐出動作を実行するプリントヘッドと、前記プリントヘッドと対向する位置に配され前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持する第1の支持部と、前記第1の支持部よりも前記第1方向の下流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持せず、前記プリントヘッドから吐出されたインクを受ける第1のインク受容部と、前記第1のインク受容部よりも前記第1方向の下流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持する第2の支持部と、前記第1の支持部に設けられた吸引口と接続される吸引手段と、を備え、前記吸引手段により前記第1の支持部に対してシートを吸引した状態で前記吐出動作を行うプリント装置であって、シート先端に余白を設けてプリントする縁有りプリントを実行する場合は、当該シート先端が前記第2の支持部によって支持された状態から前記吐出動作を開始し、シート先端に余白を設けることなくプリントする縁無しプリントを実行する場合は、当該シート先端が前記第1のインク受容部の上方に位置し前記第2の支持部によって支持されない状態から前記吐出動作を開始することを特徴とする。
本発明のプリント装置によれば、プラテン上でシートを吸引して安定保持させつつ、且つジャムの発生が抑制される。
本発明の実施形態に係るプリント装置の斜視図 プリント装置の断面図 プラテンの周辺部について拡大して示した斜視図 一つのシート支持部及びその周囲のインク受容部の周辺について拡大して示した斜視図 シートの先端部がシート支持部からはみ出した状態を示す図 シートの後端部がシート支持部からはみ出した状態を示す図 インク受容部の内部構成を示す図 シートの幅方向の中心を基準として、各シートの幅の長さとシート支持部の配置位置との関係を示す図 上流シート支持部におけるリブの間を通ってインク受容部の内部に流入する空気の流れを示す図 シートがプラテンに到達したときのシートの角度と、シートがプラテンから抜けるときのシートの角度を示す図 シート支持部から吸引ファンまでのダクト空間の構成を示す図 制御システムの構成を示すブロック図 (a)シートの先端部がシート支持部上にある状態、(b)シートの先端部がシート支持部よりも下流にはみ出した状態、(c)シートの先端部がインク受容部よりも下流のシート支持面に支持された状態を示す図 (a)シートの後端部がシート支持部よりも上流にはみ出した状態、(b)シートの後端部がシート支持部上にある状態を示す図 縁有りプリントの行われる間にシートの先端部がシート支持部によって支持された状態を示す図(上面図) 縁有りプリントの行われる間にシートの先端部がシート支持部によって支持された状態を示す図(横断面図) 低剛性のシートにプリントを行った結果シートにカールが生じて先端部がインク受容部内部に落ち込んだ状態を示す図 プリントモードを決定する工程を示すフローチャート 縁有りプリントが行われる際のシーケンスを示すフローチャート シートの先端部が紙端検知位置にある状態を示す図 シートの搬送誤差を検知するために端部位置検知センサを用いてシート先端が検知されている状態を示す図 剛性の高いシートへ縁無しプリントが行われる際のシーケンスを示すフローチャート 剛性の低いシートへ縁無しプリントが行われる際のシーケンスを示すフローチャート
本発明の実施形態に係るインクジェットプリント装置について説明する。本発明のプリント装置は、単機能のプリント装置に限らず、コピー機能、ファクシミリ機能等を併せ持つマルチファンクションプリンタにも適用することができる。
(装置概要)
図1に、本発明の実施形態に係るプリント装置1の内部構成についての斜視図を示す。また、図2に、図1に示したプリント装置本体の縦断面についての断面図を示す。プリント装置1は、インクジェット方式のプリントヘッド3が往復移動しながらシートにインク滴を吐出してシリアルスキャン方式でプリントを行う。プリントヘッド3がキャリッジ4に搭載され、キャリッジ4はキャリッジガイドに支持されている。キャリッジガイドは、プリントヘッド3が往復移動を行う主走査方向に沿って延びて配置され、キャリッジ4がキャリッジガイドに沿った主走査方向に沿って移動が可能に構成されている。
プリント装置1は、給紙トレイ5を備えており、プリントの行われる前のシート2の束が給紙トレイ5に積載される。シート2として、1枚ごとにカットされたカットシートが使用されている。給紙トレイ5に積載されたシート2は、給紙ローラ6によって画像形成部に向かって給紙される。給紙されたシート2は、第一搬送ローラ対である搬送ローラ7とピンチローラ8とによって挟持され、キャリッジ4の移動方向に交差するシート搬送方向に搬送される。
シート2が搬送されていくと、プリントヘッド3に対向した位置でシート2を支持するプラテン9に到達する。プラテン9を通過したシート2は、第二搬送ローラ対である排紙ローラ10と拍車11に挟持され、排紙トレイ12に向けて搬送され排紙トレイ12でシート2がプリント装置1から排出される。シート2がプラテン9を通過する際に、プラテン9上でプリントヘッド3からシートに向けてインク滴を吐出することによって画像を形成する。その際、上述したように、プリントヘッド3が主走査方向に往復移動を行いながら、インク滴の吐出を行う。
(プラテンの構成)
プラテン9の構成について以下に説明する。図3に、プリントヘッド3からのインク滴の吐出によって画像を形成する際にシートを支持するプラテン9の形状についての斜視図を示す。また、図4に、プラテン9のうち、シートを支持するシート支持部14について拡大した斜視図を示す。プラテン9は、シート搬送方向に沿って、搬送ローラ7と排紙ローラ10の間の位置に配置されている。
プラテン9は、搬送ローラ7と排紙ローラ10との間のほぼ中央に位置している。プリントヘッド3に対向する位置には、シートを支持するシート支持面13の設けられたシート支持部14(第1のシート支持部)が配置されている。シート支持面13は、複数のシート幅サイズに対応して、複数の領域に分割されて構成される。そして、それぞれのシート支持面13の中央には、シートを吸着するために空気を吸引してシートを吸着させることが可能な構成を備えている。シート支持部14は、シートを吸着させることで、搬送されたシート2と、プリントヘッド3における吐出口の形成された面である吐出口形成面3−aとの間の紙間距離Hを適切な値で支持することができる。
シート支持面13は、数ミリ程度の長さの幅を有して形成されている。シート支持面13は、底面から突出したリブ状の形状を有している。また、シート支持面13の内側には、シート支持面13より一段低い吸着凹部17が形成されている。その吸着凹部17の底面にはプラテンを構成するプラテン筐体の下部まで連通する吸引口18が設けられている。さらに、プラテン9の下部には、ダクト空間27が形成され、ダクト空間27には負圧を発生させるための負圧発生手段としての吸引ファン19が接続されている。吸引口18を介して、シート支持面13の内側の吸着凹部17に負圧を導入させる。これにより、シート2がシート支持面13を通過する際に、シート2をシート支持面13に吸着させることができるようになっている。
(吐出口の配置)
図5に、プリントヘッド3からのインク滴の吐出によって画像を形成する際の、シートの先端部、プリントヘッド3の吐出口形成面3−a及びシート支持部14の間の位置関係について示した説明図を示す。また、図6に、画像を形成する際の、シートの後端部、プリントヘッド3吐出口形成面3−a及びシート支持部14の間の位置関係について示した説明図を示す。シート2が、給紙された後にシート支持面13を覆う位置まで搬送されると、シート支持面13がシートで覆われることによって、吸着凹部17に負圧を発生させることができる。給紙されて搬送されたシート2の位置がずれても確実にシートを吸着凹部17に吸着させるために、このシート支持面13より少しはみ出した状態までシートを搬送している。
プリントヘッド3には、複数の吐出口が列をなして配列されて吐出口列が形成されている。シート搬送方向に沿って、シート支持部14を含む領域の全体でプリントを行うことが可能であるように、プリントヘッド3には吐出口列がシート支持部14の全体に亘って形成されている。プリントヘッド3におけるシート搬送方向に沿った吐出口列の最上流側の端部の位置に形成された吐出口3−cは、シート支持部14の上流側の端部14−aの位置よりも上流側の位置に形成されている。このように、吐出口列は、シート支持部14の上流側の端部14−aよりも上流側まで配列されている。
また、プリントヘッド3におけるシート搬送方向に沿った吐出口列の最下流側の端部の位置に形成された吐出口3−dは、シート支持部14の下流側の端部14−bの位置よりも下流側の位置に形成されている。このように、吐出口列は、シート支持部14の下流側の端部14−bよりも下流側まで配列されている。
さらに、シートの先端及び後端に縁無しプリントを行う場合には、シートの先端2−a又は後端2−bがシート支持部14からはみ出したシートにプリントを行うために、吐出口列がシート支持部材14からはみ出して形成されていることが求められる。図5に示されるように、吐出口列がシート支持部材14からはみ出した部分の長さをLとする。
シートに対してプリントヘッド3の吐出口列3−bはシート搬送方向(Y)に沿って並べられており、最下流吐出口3−dがシートの先端より少し下流にはみ出した位置に配置されるように、吐出口列が形成されている。同様に、最上流の吐出口列におけるノズル3−cがシートの後端より少し上流まで配置されるように、吐出口列が形成されている。
シートの先端または後端位置の停止精度や、寸法公差を見込んだ上で余白が発生しない寸法を考慮してはみ出し量Lが決められることが好ましい。吐出口列のシート支持部材14からのはみ出し量は、概ね2ミリ程度に設定されている。つまり、シート搬送方向に対してシート支持部14の上流端14−aはプリントヘッドの最上流ノズル3−cのよりも下流側に位置させ、シート支持部14の下流端14−bはプリントヘッドの最下流ノズル3−dのよりも上流側に位置させている。この配置にすることによって、プリント範囲をシート2の端部から少しはみ出した範囲までインク滴を吐出することで縁無しプリントを行うことができる。
また、シートの紙幅方向の端部に縁無しプリントを行う場合には、プリントするシートサイズよりも少し小さいシート幅の位置に配置されたシート支持部14を用いてプリントが行われる。プリントの行われるシートがシート支持部14から少しはみ出した状態で、はみ出した範囲までインクを吐出するように、プリントヘッド3をシート搬送方向に交差する方向(X)に移動させながらインクを吐出する。これにより、シートの幅方向に対し余白が形成されずに、縁無しプリントを行うことができる。
(インク受容部)
プラテン9には、シートの外側に吐出されたプリントに関与しないインクを受容するための溝形状のインク受容部31、34が形成されている。シートに縁無しプリントを行うには、シートの端部よりも外側までインクを吐出してプリントを行う必要がある。シートの搬送方向の下流側(前方)あるいは上流側(後方)の端部について縁無しプリントを行う際には、シートの搬送方向の端部よりも外側までインク滴が吐出されて、シートの搬送方向の端部までプリントが行われる必要がある。また、シートの幅方向の端部について縁無しプリントを行う際には、シートの幅方向の端部よりも外側までインク滴が吐出されて、シートの幅方向の端部までプリントが行われる。縁無しプリントを行うには、シートの端部だけでなくシートの端部よりも外側の領域にプリントに関与しないインク滴が吐出される必要がある。このことから、シートの端部よりも外側の領域でシートから外れたインク滴を受け入れるためのインク受容部(インク打ち捨て部)が形成されている。
図7に、プラテン9のインク受容部の周辺についての断面図を示す。シートの搬送方向のシート先端付近に縁無しプリントを行うためには、シートをシート支持部14上に載置しながら、シートの先端部をシート支持部14からさらに搬送方向の下流側にはみ出させる。そのため、シート支持部14よりも下流側の位置に、インクを受け止める溝形状の下流側インク受容部(第1のインク受容部)31−fが形成されている。また、シートの搬送方向のシート後端付近に縁無しプリントを行うためには、シートをシート支持部14上に載置しながら、シートの後端部をシート支持部14からさらに搬送方向の上流側にはみ出させる。そのため、シート支持部14よりも上流側の位置においても、インクを受け止める溝形状の上流側インク受容部(第2のインク受容部)31−gが形成されている。
このように、縁無しプリントを行う際に、シートの搬送方向外側に打ち捨てられたインクを受容するためのインク受容部31(インク打ち捨て溝)が形成されている。インク受容部31は、シート支持部14よりも下流側に形成された下流側インク受容部31−fと、シート支持部14よりも上流側に形成された上流側インク受容部31−gとを備えている。
シートの搬送方向のシート先端及びシート後端に縁無しプリントをする際に、シート支持部14からはみ出した状態でシートにインクを吐出できるように、シートの搬送方向外側に打ち込まれたインク滴を受けるためのインク受容部31が配置されている。インク受容部31は、シート支持部14の上流側の外側及び下流側の外側(シート支持部14と搬送ローラとの間、及びシート支持部14と排紙ローラとの間)に配置されている。インク受容部31は、シートの搬送方向に沿ってシート支持部14の上流側及び下流側のいずれにも設けられており、シート搬送方向に沿って、インク打ち捨て部31によってシート支持部14が挟まれる溝として構成されている。
それぞれのインク受容部31は、プラテン9に形成されている。インク受容部31は、シート支持面13よりも低い底面31−aと、上流シート支持部の側壁面31−b、シート支持部の上流側壁面31−cと下流側壁面31−d、上流シート支持部の側壁面31−eとを備えている。インク受容部31は、プリントヘッド3から吐出されて受け止めたインクがこぼれないようになっている。
一方、シートの幅方向に縁無しプリントをするためには、プリントヘッドのノズルがシート搬送方向に対して交差する方向(X)に走査移動する時に、シートの幅方向の端部だけでなくシートの幅方向の端部よりも外側の領域までインクを吐出する。よって搬送するシート幅サイズによって紙端の外側にインク滴を吐出できるように、各シート幅サイズに合わせた溝形状のインク受容部34(インク打ち捨て溝)が設けられている。
プリントの行われるシートのサイズとしては、L判、2L判、はがき、A4、レター、A3、リーガル、A2等の定形サイズのシートが主に用いられている。それぞれのシートの幅方向のサイズに合わせて、シート端部の位置に対応してプリント装置1のプラテン9にインク受容部34が形成される。以上のようにインク受容部31、インク受容部34によって、シート支持部14は周囲をインク受容部に囲まれる。さらに複数のシートサイズに対応するために、幅方向に複数のインク受容部34が形成されている。そのため、インク受容部31、34が、プラテン9上に格子状に配置され、支持部材14がインク受容部31、34によって囲まれて構成される。
シートは、プリント位置の基準に従って幅方向の決まった位置に給紙される。それぞれのシートのサイズに合わせて、幅方向の所定位置にインク受容部34が形成されている。シート中心2−dを基準として左右対称にインク受容部34が配置されているので、シート幅サイズに合わせて左右対称形状にシート支持部14が配置されている。本実施形態では、給紙されたシート端部から内側に2mm程度、外側に5mm程度の範囲にインク受容部34を設けることが好ましい。
図8はA4及びA3シートサイズのシート支持部を示した図である。A4幅サイズであればシート幅方向の中央2−dから105mmの距離辺りの位置にシートの端部が搬送されるので、シート幅方向の中央2−dからの距離が103mmから110mmとなる範囲にインク受容部34が形成されることが適切である。また、A3幅サイズであればシート幅方向の中央2−dから148.5mmの距離辺りの位置にシートの端部が搬送される。従って、シート幅方向の中央2−dからの距離が146.5mmから153.5mmとなる範囲にも左右端用インク受容部34が形成されることが適切である。以上のように、縁無しプリントを行うことが可能な本形態のプリント装置では、シート支持部14はインク受容部31と、シートのインク受容部34に囲まれた複数の四角形の島状のシート支持部14の形態を成している。
(吸収スポンジ)
前述の分割されたシート支持部14の周辺のインク受容部31とインク受容部34の内部には、シートの外側に打ち捨てられたインクを受容可能なインク滴着弾部材35が配置されている。インク滴着弾部材35は、インク受容部31及びインク受容部34の内部に打ち捨てられたインク滴を受け止め、一旦保持する。インク着弾部材35の材質は、発泡ウレタンのようなスポンジ状のシート材で構成するのが望ましい。これにより、インク滴着弾部材35に着弾したインクが漏れること無く保持される。また、着弾したインクは、スポンジ内に一旦保持され、そこからインク貯留部もしくはインク排出口へ導かれるように構成されている。
(シート吸着凹部)
前述のように、シート支持部14のシート支持面13の内側には、吸着凹部17が配置されている。シート支持部14が、複数のシートサイズに従って分割された構成である場合には、シート支持面13の大きさによっては、吸着凹部17の面積が小さくなってしまい、シートの吸着効果が少ないシート支持面も存在することになる。本実施形態では2L幅サイズシート支持面42、半切幅サイズシート支持面43のシート端に相当するシート支持面13が小さくなっているので、シート吸着のための吸引口18を省略した形状になっている。これは、シート支持面42、43に吸引口を形成したとしても、吸着が弱くなることにより、シート支持面13から浮いたシートと吸着部の隙間からインクミストが吸い込まれ易くなることによる。そのため、該当の吸引口18を削除することで、シートの裏面にインクミストが付着することを防ぐことができる。また、対応するシートサイズによっては、シート支持面13が大きいので、吸引口18の数を増やすことや、吸引口18の径を大きくすることが行われてもよい。
(空気流入路)
図9に、シート支持部に設けられた空気流入路についての断面図を示す。インク受容部31の外側には、搬送ローラ7、排紙ローラ10までシートを支持するための補助のためのシート支持部として、搬送ローラ側には上流シート支持部32(第3のシート支持部)が設けられている。さらに排紙ローラ側には下流シート支持部33(第2のシート支持部)が設けられている。上流シート支持部32及び下流シート支持部33には、シートの搬送方向(Y)に延びたシート支持リブ32−a、33−aが、シートの幅方向に複数形成されている。上流シート支持部32及び下流シート支持部33は、これらのシート支持リブ32−a、33−aの高さがシート支持部14(第1のシート支持部)のシート支持面13の高さと同じとなるように形成されている。
シートが搬送される際には、上流シート支持リブ32−a、下流シート支持リブ33−a上に沿ってシートが搬送されるように、上流シート支持リブ32−a、下流シート支持リブ33−aがそれぞれ設置されている。各シート支持リブ32、33は、シート支持部14と各ローラをシートの先端または後端が通過する時に、シートの落ち込みや巻き込みを防止するように構成されている。
一方、隣接するシート支持リブ32−a、33−a同士の間には、それぞれ一定の距離を隔てた隙間が形成されている。これらの複数のシート支持リブ32−a、33−aが、それぞれ接続座面37で連結されている。シートが搬送される際に、搬送されるシートの下に、シートを支持しているシート支持リブ32−a、33−a同士の間に隙間が形成される。この各シート支持部におけるシート支持リブ32−a、33−a同士の隙間を通って、プラテン9の外側から図9の矢印に沿って空気が流入できるように、隣接するシート支持リブ32−a、33−a同士の間に空気流入路38が形成されている。さらに接続座面37には、シート面に対して直交する方向に接続座面37を貫通した空気流入切り欠き部39が設けられており、プラテン9の下方にも空気流入路38が接続されている。
特に、搬送ローラ7は表面全体がゴムまたは塗粒等で覆われた円筒ローラである場合が多いので、搬送するシート2と搬送ローラ7とプラテン9の接続座面37の部材によって囲まれた空間が閉鎖され易い。このような場合でも、空気流入切り欠き部39を設けることによって、空気流入切り欠き部39を通った後に上流シート支持リブ32同士の隙間を通ってプラテン9に向かってより多くの空気を供給することができる。これにより、シートが、シート支持面13、上流シート支持リブ32の上を通過する際に、シートが搬送ローラ7で搬送されている状態でも、空気をプラテン9に向けて供給することができる。空気をインク受容部31、インク受容部34の内部に供給することで、プリント中にプリントヘッド3から発生してインク受容部31、34の内部に浮遊拡散したインクミストの濃度を薄めることができる。これにより、シートの裏側に付着するインクミストの量を低減させることができる。
(シートオフセット)
図10は搬送ローラ対とプラテンの断面を示した図である。搬送ローラ7とピンチローラ8のローラ接点における搬送ローラニップ接線40が、上流シート支持部のシート支持面32−bと交差(40−a)するように配置されている。プリント開始位置まで搬送されたシートの先端をシート支持部14のシート支持面13に確実に接触させることで、効率よく負圧を発生させシートを吸着できる。同様に、排紙ローラ10と拍車11のローラ接点における排紙ローラニップ接線41は、下流シート支持部のシート支持面33−bと交差(41−a)するように配置されている。プリントが終わった後でシートの後端が最後までシート支持面13に接触させることで、効率のよい吸着状態の姿勢をより長く保持することができる。以上のように、シートを効率よく支持面13に吸着させ、シートの浮きを支持面13に吸着させる領域の全域で低減させることができる。
(ダクト)
図11はプラテン筺体内部の断面を示した図である。前述のシート支持部14の下方内部は、周囲をプラテン外周壁20によって囲まれ、吸引ファン19の駆動によって生じた気流を流通させるダクト空間27が形成されている。ダクト空間27の開口側の端部にはシート支持部14が形成され、その下に配置されるダクト空間27を形成するプラテン外周壁20、カバー部品23及びベース部品24によって画成されている。ダクト空間27は、開口側の第一負圧室としてプラテン側空間22と、吸引ファン19側の第二負圧室としてのファン側空間25とを備えている。ファン側空間25は、上面に第一の開口23−aを設けたカバー部品23と、下面に第二の開口24−aを設けたベース部品24によって画成されている。
プラテン外周壁20とカバー部品23との間には、発泡ゴム等のスポンジ状のシール部材26が配置されている。シール部材26によって、ダクト空間27におけるプラテン外周壁20とカバー部品23との間の接続部分が密閉されている。ベース部品24における吸引ファン19との接続部分に隣接する位置には、第二の開口24−aが形成されている。ベース部品24の下方には、負圧発生手段としてシロッコファン等の吸引ファン19が設けられている。吸引ファン19によってダクト空間27の空気をプラテン9の外部に排出することによって、ダクト空間27の内部全体を負圧の状態にすることができる。プラテン外周壁20は、その上流及び下流に配置されたプラテンシャーシ28を介して、プリント装置1の本体に支持されている。プラテンシャーシ28は、搬送ローラ7やキャリッジ4を支持する不図示の本体シャーシに固定されている。
一方、カバー部品23及びベース部品24は、不図示の別のシャーシを介してプリント装置1における本体シャーシに固定されている。吸引ファン19を固定する構造物であるプラテン外周壁20、カバー部品23及びベース部品24は、スポンジ26を介して固定される。これによりダクト空間27の密閉性を保持しながら、吸引ファン19の駆動振動によるプリント装置本体への影響を少なく抑えている。
(制御回路)
図12に、本実施形態におけるプリント装置1の制御回路についてのブロック図を示す。プリント装置本体を制御するCPU101には、プリントヘッド3のインク吐出を制御するヘッド駆動回路102が接続されている。また、CPU101には、各機構を動作させるモータ(キャリッジモータ104、搬送ローラモータ105、給紙ローラモータ106、吸引ファン19等)を駆動制御するモータ駆動回路103が接続されている。
吸引ファン19はモータ駆動回路によってPWM制御され、風量を調整してシート吸着部の吸引負圧を調整することが可能になっている。シートの種類、シートの状態、雰囲気環境の条件によって風量を変更することは、シートの搬送性を調整するのに適する手段である。また、キャリッジ4の位置や、シートの搬送位置の条件によって風量を変更することも可能になっている。
(プリント動作)
次に、本実施形態におけるプリント装置1によるプリント動作について説明する。本実施形態では、シートの種類に応じて、シートへのプリントを開始させる際のシート位置及びシートへのプリントを終了させる際のシート位置を変更させる。本実施形態のプリント装置は縁無しプリントと、縁有りプリントとの二つのプリント形式を有している。また、それぞれのプリント形式に対し、光沢紙等の剛性の比較的高いシートに対してプリントを行う場合と、普通紙等の剛性の比較的低いシートに対してプリントを行う場合とがある。このように、プリントの行われるケースとして、計4パターンのケースに分けられる。そして、4パターンのケースごとに、それぞれプリントモードが設定される。
図18に、プリントを行うときのプリントモードを決定するための工程についてのフローチャートを示す。まず、縁無しプリントが行われるか、縁有りプリントが行われるかが判断される(S401)。本実施形態では、縁有りプリントが行われる場合には、シートの剛性が高い場合及び低い場合について同様のプリント工程が行われる。従って、縁有りプリントが行われる場合には、フローはS402に進み、そこで縁有りプリントの工程が行われる。縁無しプリントが行われる場合には、フローはS403に進み、そこでシートの剛性について、高いか低いかの判断が行われる。シートの剛性が高い場合には、フローはS404に進み、剛性の高いシートへの縁無しプリントが行われる。シートの剛性が低い場合には、フローはS405に進み、剛性の低いシートへの縁無しプリントが行われる。
以下、4パターンのケースそれぞれについて、シートの搬送方向下流(前方)の端部にプリントが行われるとき及びシートの搬送方向上流(前方)の端部にプリントが行われるときの吸引及びシート位置について説明する。なお、プリントの行われるそれぞれのシートに対して剛性の高いシートと、剛性の低いシートとのどちらに設定するかについては、予めシートの種類ごとにどちらに分類されるかを決めておいてもよい。また、プリントが行われるごとに、シートがどちらに分類されるかについて、ユーザーが入力する形式であってもよい。また、シートの剛性については閾値が設定されていてもよい。プリントの行われるシートの剛性が、シートの剛性についての所定の剛性である閾値よりも高い場合には、そのシートについては、剛性の高いシートであると判断される。また、プリントの行われるシートの剛性が、閾値としての所定の剛性以下である場合には、そのシートについては、剛性の低いシートであると判断される。
(フォト光沢紙の縁無しプリント)
フォト光沢紙といった高い剛性を有するシートに対し縁無しプリント動作を行う場合(図18のS404)について説明する。図22のフローチャートによりプリント装置1及びシートの動作を示し、以下に図を用いて説明する。図13(a)は給紙中のシートの先端部がシート支持部を通過する時の状態のシート位置を示した図である。給紙トレイ5に積載されたシート2は、1枚ずつ分離され、搬送ローラ7まで給紙され、さらに搬送ローラ7でプラテン9まで搬送される(S201)。
ここで、シート給紙中に吸引ファン19が起動される。吸引ファン19が駆動されることによって、プラテン9のダクト空間27に所定の負圧を発生させる(S202)。このとき発生させる負圧の強度については、シートの種類、状態、雰囲気環境の条件に従って制御が行われる。フォト光沢紙といったシートは、紙厚が厚いので、高剛性である。そのような高剛性のシートにプリントを行う場合には、吸引を強めに行ったとしても、シートにカールが生じ難い。そのため、高剛性の種類のシートにプリントを行う場合には、吸引を強めに設定することが望ましい。ここで、吸引ファン19の制御は、シロッコファン19を起動させるモータ制御回路103によって、PWM制御等の電気制御で調整を行っている。
シートが給紙されて搬送方向に沿って搬送され、シート先端2−aがシート支持部14に到達すると、シート先端2−aがシート支持部14からインク受容部31上の領域に突出した位置に配置される。シート先端2−aがシート支持部14の下流端14−bから少しはみ出した状態となるまでシートが搬送される。シート先端2−aがシート支持部14の下流端14−bから少しはみ出した位置でシートがシート支持面13の吸引口から吸引されてシートがシート支持部14に吸着される(S203)。ここではシート支持面13に適切な負圧を発生させながらシート先端がシート吸着部に向かって搬送されるので、シートの先端の浮きを押えながらシートを搬送することができる。
図13(b)はシートがプリントを開始される直前の状態のシート位置を示した図である。シートがシート支持面13を覆う位置まで搬送されないと十分な吸着力は得られないが、シート支持面13を覆って十分な吸着力が得られると、シートの先端が浮き難い状態でシートが搬送される。シートは、プリントの開始される直前の状態である、シート先端2−aがシート支持部14からインク打ち捨て部にはみ出た頭出し位置まで、吸着された状態で円滑に給紙される。
シートが、頭出し位置まで給紙されると、画像データに従って、プリントヘッド3が往復移動しながらインク滴が吐出されてプリントが開始される。シート先端2−aの縁無しプリントを行なう場合には、シート上に画像をプリントすると共に、はみ出しインクはシート支持部14の下流側のインク受容部31のインク着弾部材35(スポンジ)に打ち捨てられる。縁無しプリントにおけるシート先端2−aへのプリントが終了すると、搬送ローラによるシート搬送と、プリントヘッド3が往復移動を繰り返しながらプリントヘッド3からのインク滴の吐出によりシート上へのプリント動作とが繰り返される。このように、プリント動作がその後も継続される(S204)。
図13(c)はシートの搬送方向に沿った中間部分にプリントを行っている状態のシート位置を示した図である。シートの左右辺の縁無しプリントを行う場合には、シート上に画像のプリントを行うと共に、シートの左右端よりも広い範囲にインク滴を吐出させてプリントが行われる。また、シートの幅方向端部の外側の位置にもインク受容部34が形成されている。シートの幅方向の端部から幅方向の外側にはみ出したインクは、シート端部の外側に位置する幅方向端部用のインク受容部34におけるインク着弾部材35(スポンジ)に打ち捨てられる。
このとき、インク滴がインク受容部31の内部に打ち捨てられてインク着弾部材35上に着弾すると、そこでインクミストが発生する場合がある。インク受容部31の内部でインクミストの濃度が高くなると、シートの裏面に付着してシートを汚す可能性がある。本実施形態では、インク打ち捨て部31の内部でのインクミストの濃度を薄めるために、上流シート支持部32及び下流シート支持部33にリブが形成され、リブ同士の間に隙間が形成されている。上流シート支持部32及び下流シート支持部33上でシートがリブによって支持されるので、シートを支持している状態であっても、リブ同士の間を通ってインク受容部31の内部に空気が供給される。従って、インク受容部31の内部のインクミストの濃度を低下させることができるので、シートの裏面に汚れを発生させるような多くのインクミストが付着することを抑えることができる。このように、リブを介してプラテン9の上流及び下流に設けられた空気流入路から導入した空気によってインクミストの濃度が薄められ、インクミストがシートの裏面に付着する量を低減することができる。
さらにプリントを継続すると、搬送ローラ7から抜けて排紙ローラ10で搬送されたシート後端2−bが、シート支持部14から上流(後方)へ少しはみ出した状態となるシートの位置まで、シートが搬送される。図14(a)に、シートの後端部へのプリントが行われ、シートへのプリントが終了される直前の状態のシート位置を示す。
ここでも、シート先端の縁無しプリントを行なった場合と同様に、シートの後端部2−bがシート支持部14よりも上流(後方)にはみ出す位置に、シートが搬送される。そのような位置で、シートからはみ出すような領域までインク滴が吐出され、シート上に縁無しの画像が形成される。
はみ出しインクは、シート支持部14の上流側のインク受容部31のインク着弾部材35(スポンジ)に打ち捨てられる。このように、シート支持面13でシートが吸着された状態でシート後端2−bへのプリントが行われる。シート後端へのプリントが終了すると、シートへのプリント工程も終了する。以上のように、プリント開始からプリント終了までシートがシート支持部14のシート支持面13の上にあるので、吸着凹部16に適切な負圧を導入すれば、シートが吸着された状態でプリントすることができる。
シートがシート支持面13に吸着されることにより、プリントヘッド3とシートとの紙間距離Hを最適に維持することができるので、適切な位置に適切な形状のインク滴をシート面に吐出できる。従って、高い品質の画像をプリントすることができると共に、シート面が汚れることを抑えることができる。また前述したように、先端縁2−aは下流端14−bから少しはみ出した状態からプリントが開始される。プリント動作が進んで行くと下流側のインク受容部31を超えて、下流シート支持リブ33に支持されるように搬送される。このとき、フォト光沢紙等の剛性が強いシートにプリントが行われる場合には、先端縁2−aは極端に下向きにカールすることが少なく、インク受容部31に落ち込んでジャムが発生するようなことは生じ難い。
(普通紙の縁無しプリント)
次に、普通紙等の比較的剛性の低いシートに対し縁無しプリントを行う場合(図18のS405)について説明する。普通紙のように相対的に低剛性のシートに対して、インクの打ち込み量の多い縁無しプリントが行われると、図17に示されるように、インクを吸ったシートの先端縁2−a付近が下向きにカールする場合がある。とくに、シートが、シート支持部14上で、吸引口からの吸引によってシート支持面13に吸着される場合には、吸引によってシートのカールの程度が大きくなりやすい。シートのカールの程度が大きくなると、シートの先端縁2−aがインク受容部31に落ち込み易くなる。シートの先端縁2−aがインク受容部31に落ち込んだ状態からさらにシートの搬送が進められていくと、先端縁2−aがインク受容部31に引っ掛かって、そこでシートに搬送ジャムが発生する。
その要因としては、シート支持部14でシート2が吸着されていることによって、シートが吸着されていない場合よりもシートの先端縁2−aがより下方に位置してしまうことがある。そのため、剛性が低いシートに対して縁無しプリントをする場合には、シート支持部14にシート2を吸着させる制御を行わないか、もしくは吸着力を低減させる制御を行うことが望ましい。こうすることで、カールしたシートのシート先端2−aがシート支持面13による吸着によってカールの程度がさらに大きくなることを抑えることができる。従って、カールしたシートのシート先端2−aがインク受容部31に落ち込んでジャムが発生することを抑えることができる。
普通紙への縁無しプリントが行われる際のプリント動作について、図23のフローチャートを用いて説明する。フォト光沢紙への縁無しプリントと同様に、普通紙への縁無しプリントにおいても給紙トレイ5に積載されたシート2は搬送ローラ7まで給紙される(S301)。ここで、フォト光沢紙への縁無しプリントとは異なり、吸引ファン19については起動されないか、もしくはジャムが発生しない程度に吸引ファン19による吸着力が抑えられる(S302)。そして、搬送ローラ7が駆動されて、先端縁2−aを下流端14−bから少しはみ出した状態まで搬送する(S303)。この状態から、画像データに従ってプリントヘッド3による往復移動を伴ってプリントヘッド3からのインク滴の吐出が行われ、プリント動作が開始される。以降の動作はフォト光沢紙への縁無しプリントと同様である(S304)。
また、シートの後端部へのプリントの際にも、シートの後端部がシート支持部13からインク打ち捨て部に突出した状態でプリントが行われる。シートの後端部への縁無しプリントを終えると、剛性の低いシートへの縁無しプリントが完了する。
なお、普通紙への縁無しプリントは行えないような装置仕様としてもよい。すなわち、使用するシートが剛性の高いフォト光沢紙である場合は、縁有りプリントと縁無しプリントを選択して実行することを可能とする。その一方、低剛性の普通紙である場合は、縁有りプリントは実行できるが縁無しプリント(少なくともシート先端の縁無しプリント)は実行できない仕様とする。シート後端については、カールによる搬送ジャムは起きないので縁無しプリントを行なえるようにしてもよい。これにより、シート先端での搬送ジャムの発生が抑制される。
(普通紙の縁有りプリント)
次に、普通紙等の剛性の低いシートに対し縁有りプリントを行う際のプリント動作(図18のS402)について説明する。普通紙のような剛性が低いシートに対して、インクの打ち込み量の多い縁有りプリントを行うときには、縁無しプリントの場合と同様に、シートの先端縁2−a付近が下向きのカールが発生する場合がある。その場合、縁無しプリントと同様に、シート支持部14にシート2を吸着させる制御を行わないか、もしくは吸着力を抑える制御を行うことでジャムの発生を抑制することはできる。しかしながら、そうすると、シート2がプラテン9から浮き易くなってしまい、プリントヘッド3とシートとが接触して互いに擦れるヘッド擦れが発生する可能性がある。その対策として、縁有りプリントの行われる場合には、プリントが開始される直前の状態のシート位置(プリント開始位置)が変更される。これにより、シートが浮き上がってしまうことに対し対応することが可能である。
図15及び図16は縁有りプリントが開始される直前の状態のシート位置(プリント開始位置)を示した図である。シートの先端縁2−aは、インク受容部31よりも下流に位置している。シートの先端縁2−aが、下流シート支持リブ33のシート支持面33−aに支持される位置に給紙される。プリントヘッド3の最下流ノズル3−dとシート2の先端縁2−aとの間の距離Tが余白となり、縁有りプリントの際の縁の部分に相当する。
前述した縁無しプリントの場合では、シートの先端縁2−aがシート支持部14のシート支持面13からはみ出した状態で、シートにプリントが行われる。そのため、下流シート支持リブ33のシート支持面33−aにシートが支持された状態でプリントが行われると、シートからはみ出したインクによってシート支持面33−aにインクが付着してしまう。そうすると、シート支持面33−aにおけるインクの付着した領域にシートが接触し、シート支持面33−aに付着したインクによってシートが汚される可能性がある。つまり、シート2の裏面にインクが付着してしまい、シートが汚れてしまう可能性がある。
このため、縁有りプリントに関しては、先端縁2−aがシート支持面33−aに支持された状態でプリントが行われる。このようにプリント開始位置を設定することで、縁有りプリントの場合には剛性の低いシートであっても、シート2をシート支持部14に吸着させながらプリントを行うことができる。シートがシート支持面33−aに支持された状態でプリントが行われるので、プリントの際にシートがシート支持部14に吸着されたとしても、シートの先端縁2−aがインク受容部31内部に落ち込むことを抑えることができる。従って、シート2とプリントヘッド3との間の擦れを確実に防止することができると共に、シートの先端縁2−aが下方に向かってカールすることを抑えることができる。これにより、シート2の先端縁2−aがインク受容部31に落ち込むことを抑えることができると共に、シートにジャムが発生することを防止することができる。
また、シート後端部2−bへのプリントの際には、シートの後端部2−bがシート支持面32−bによって支持された位置にシートが搬送される。そのような位置で、シート後端部までインク滴が吐出され、シート上に縁有りプリントによる画像が形成される。
(光沢紙の縁有りプリント)
次に、フォト光沢紙等の剛性が比較的高いシートに対し縁有りプリントが行われる場合(図18のS402)について説明する。高品質なフォト画像がプリント可能な剛性が高いシートはカールが生じ難いので、シートの先端縁2−aがシート支持面33−aによって支持されなくてもよい。従って、シートの先端縁2−aがシート支持面33−aによって支持されずに、先端縁2−aがインク受容部31上に突出した状態でプリントが開始されてもよい。また、縁有りプリントが行われるので、シートに余白を形成する分のスペースが確保されている。従って、先端縁2−aがシート支持面33−aによって支持された状態からプリントが開始されてもよい。このように、シートの先端縁2−aが、インク受容部31上、あるいはシート支持面33−a上のいずれにある状態からでも、プリント動作を開始することができる。
本実施形態では、シートの先端縁2−aが、シート支持面33−a上に配置された状態で、プリント動作が開始される。また、シート後端部2−bへのプリントの際には、シートの後端部2−bがシート支持部14によって支持された位置にシートが搬送される。そのような位置で、シート後端部までインク滴が吐出され、シート上に縁有りプリントによる画像が形成される。
(シート先端検知)
本実施形態では、縁有りプリントが行われる場合には、剛性の高いシートと剛性の低いシートとのいずれのシートに対してプリントが行われる場合においてもシートがシート支持面33−a上に配置された状態で、プリント動作が開始される。シート2を搬送ローラ7によってプリント開始位置まで搬送した際の先端縁2−aの位置は、ある程度ばらつく可能性があり、先端縁2−aの位置が搬送方向に前後することがある。その要因は、不図示の給紙機構から搬送ローラ7へとシート2を搬送したときの受け渡し時に発生する誤差などである。
縁有りプリントを行う際に先端縁2−aのプリント開始位置が目標よりも上流側に位置してしまった場合、先端縁2−aがシート支持面33−a上ではなく、インク受容部31上に位置してしまう可能性がある。その場合には、前述したように、場合によってはシートに比較的多くのインクが吐出されることによってシートにカールが発生し、そこでシートにジャムが発生してしまう可能性がある。このように、縁有りプリントを行う場合には、プリントを開始する際のシートの先端縁2−aの位置精度が高くなるようにシートが搬送される必要がある。
この対策として、先端縁2−aのプリント開始位置への搬送精度を向上させるための制御及びシート搬送動作について説明する。図16に示されるように、キャリッジ4には、シート端部検出用の反射型の光センサからなる端部位置検知センサ50が取り付けられている。端部位置検知センサ50は発光素子及び受光素子を備え、発光素子より発光し、その反射光を受光して受光量を検出することで、そこでのシートの有無を検出することができる。これにより、端部位置検知センサ50は、シートの搬送経路に沿った端部位置検知センサ50に対応する所定の位置でのシートの有無を検知することができる。
端部位置検知センサ50は、キャリッジ4におけるシート搬送方向の上流側の位置に設けられている。この端部位置検知センサ50を用いて、シート2が搬送ローラ7によりプリント開始位置に搬送される前に、シート先端が検知される。目標のシート先端位置に対する差分を算出し、その差分について補正してシートを搬送することによって、シートの搬送精度を向上させることができる。これにより、シートの先端縁2−aをプリント開始位置に搬送させる際に、高い位置精度の搬送によってシートの先端縁2−aを所定のプリント開始位置に正確に配置することができる。その結果、先端縁2−aをシート支持面33−aに対して、ほぼ確実に支持される位置に搬送することが可能となる。
次に、シートをプリント開始位置に配置するシーケンスについて、図19に示すフローチャート及び図20、図21を用いて説明する。このシーケンスについては、剛性の高いシートに対して縁有りプリントを行う場合及び剛性の低いシートに対して縁有りプリントを行う場合のいずれの場合にも適用される。
給紙トレイ5に積載されたシート2は不図示の給紙機構で搬送ローラ7まで給紙され(S101)、吸引ファン19を起動し(S102)、その後搬送ローラ7によってシート2の先端が紙端検知位置に位置するまで搬送する(S103)。そして、キャリッジ4をシート2の搬送経路に沿った基準側先端検出位置(基準位置)まで移動させる(S104)。このとき、シート2の先端部が基準側先端検出位置に配置されるまでシートが搬送される。今度は、搬送ローラ7を逆転してシート2を上流方向へ搬送する(S105)。その搬送量は、シート先端が端部位置検知センサ50による検知位置を通過する位置まで搬送する。これにより、端部位置検知センサ50は、基準側のシート先端を検知することができる。
シートが、先端が基準側先端検出位置にある状態から、先端が端部位置検知センサ50による検知位置を通過する状態まで搬送されるので、これらの間を搬送されるときのシートの搬送量を算出できる。このときのシートの搬送量は、搬送ローラ7によって搬送される際の、搬送ローラ7の駆動から算出することができる。また、基準側先端検出位置と端部位置検知センサ50による検知位置との間の実際の距離は既知である。従って、搬送ローラ7の駆動から算出される搬送量の算出値と、基準側先端検出位置と端部位置検知センサ50による検知位置との実際の距離との間の差から、搬送ローラ7の駆動による搬送量についての搬送誤差が検出される。
搬送ローラ7を逆転し始めてから、端部位置検知センサ50でシート先端を検知するまでの、搬送ローラ7の逆転駆動量の検出値(算出値)と理論値(実際の距離)との間の差分がシート先端の搬送誤差となり、その値を記憶する(S106)。そして今度は、非基準側のシート先端を検知するために、キャリッジ4を非基準側先端検出位置まで移動する(S107)。そして搬送ローラ7でシート先端を再度、紙端検知位置まで搬送(S108)した後、基準側と同様に、非基準側についても搬送ローラ7を逆転してシート2を上流方向へ搬送する(S109)。端部位置検知センサ50でシート先端を検知し、搬送誤差を記憶する(S110)。基準側と非基準側の各々の搬送誤差の検出値を用いて、シート中心2−dについての搬送誤差が算出される。搬送誤差についての算出結果が、プリント開始位置の補正値として決定される(S111)。最後に、搬送ローラ7を正転させて、その補正値を調整した搬送量についてシートを搬送(S112)することにより、シート先端を所定のプリント開始位置まで正確に搬送させることが可能となる。従って、シートを、シートの先端縁2−aがシート支持面33−aに支持される位置に正確に搬送することができる。
このように、本実施形態では、シートが搬送ローラ7の駆動によってシートの先端部へのプリントの行われる位置まで搬送される際の搬送誤差を検出することができる。本実施形態では、CPU101が、シートの先端部へのプリントの行われる位置までシートが搬送される際の搬送誤差を検出する検出手段として機能する。そして、検出された搬送誤差について補正された搬送量によって、シートを先端部へのプリントの行われる位置まで搬送させることができる。
なお、本実施形態では、シート中心2−dについての搬送誤差を算出し、算出された搬送誤差を搬送補正値として設定しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、搬送誤差が大きい側の端部や、より上流側に位置する端部の位置における搬送誤差を搬送補正値として設定してもよい。
また、シート先端の検知動作として基準側と非基準側との両方の位置における検出値からシート中心2−dでの搬送誤差について算出しているが、直接シート中心2−dについて搬送誤差の検出をしてもよい。また、シート先端以降のプリント動作に関しては、前述の縁無しプリントと同様である(S113)。
(排紙)
図14(b)は排紙中のシートの後端部がシート支持部を通過する状態のシート位置を示した図である。プリントが終わった後では、シートは排紙ローラ10で搬送され、シートの後端は下流シート支持リブ33に支持されながら下流のインク受容部を超えて排紙される。また、プリント工程の中で、シロッコファンの吸引強度を変えたり、ON/OFFを切り替えたりすることも可能であり、必要な場合に必要な駆動で吸引することで、最適な吸着力をシートに対して制御することができる。
以上説明したように、シート先端が下流シート支持部33(第2の支持部)で支持された状態でシート先端付近に縁有りプリントを行う第1モードを実行することが可能である。さらに、シート先端が下流シート支持部33で支持されずインク受容部31(下流側インク受容部31−f)の上に位置する状態でシート先端付近に縁無しプリントを行う第2モードを実行することが可能である。第1モードと第2モードは選択することが可能である。そして、使用するシートが第1のシート(フォト光沢紙)である場合は、第2モードの実行の際にプラテンの吸着部で所定の吸引を行う。その一方、使用するシートが第1のシートよりも低剛性の第2のシート(普通紙)である場合は、第2モードの実行の際にプラテンの吸引を所定の吸引よりも弱める。あるいは、使用するシートが第1のシートである場合は、第1モードと第2モードを実行することが可能であり、使用するシートが第2のシートである場合は、第1モードは実行できるが第2モードは実行できないようにする。これにより、カールが生じやすい剛性の低いシートであっても、シートにジャムが発生することが抑制される。結果として、様々な種類のシートを用いることが、プラテン上でシートを吸引して安定保持させつつ且つジャムの発生が抑制される、優れたプリント装置が実現する。
3 プリントヘッド
14 シート支持部(第1のシート支持部)
31 インク受容部
31―f 下流側インク受容部
31―g 上流側インク受容部
32 上流シート支持部(第3のシート支持部)
33 下流シート支持部(第2のシート支持部)

Claims (7)

  1. シートを第1方向に搬送する搬送ローラと、
    前記搬送ローラにより搬送されるシートにインクを吐出する吐出動作を実行するプリントヘッドと、
    前記プリントヘッドと対向する位置に配され前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持する第1の支持部と、
    前記第1の支持部よりも前記第1方向の下流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持せず、前記プリントヘッドから吐出されたインクを受ける第1のインク受容部と、
    前記第1のインク受容部よりも前記第1方向の下流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持する第2の支持部と、
    前記第1の支持部に設けられた吸引口と接続される吸引手段と、を備え、前記吸引手段により前記第1の支持部に対してシートを吸引した状態で前記吐出動作を行うプリント装置であって、
    シート先端に余白を設けてプリントする縁有りプリントを実行する場合は、当該シート先端が前記第2の支持部によって支持された状態から前記吐出動作を開始し、
    シート先端に余白を設けることなくプリントする縁無しプリントを実行する場合は、当該シート先端が前記第1のインク受容部の上方に位置し前記第2の支持部によって支持されない状態から前記吐出動作を開始する
    ことを特徴とするプリント装置。
  2. 前記第1方向において前記第1の支持部より上流に設けられシート端部を検知するセンサと、
    前記センサの検知結果に基づいて前記搬送ローラの搬送誤差を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された搬送誤差に基づいて前記搬送ローラの駆動量を補正する補正手段と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のプリント装置。
  3. 前記プリントヘッドを搭載し前記第1方向と交差する第2方向に移動するキャリッジを備え、
    前記センサは前記キャリッジに設けられることを特徴とする請求項2に記載のプリント装置。
  4. 前記センサは、第1位置と、前記第2方向において前記第1位置から所定距離離れた第2位置と、においてシート端部を検知することを特徴とする請求項3に記載のプリント装置。
  5. 前記縁有りプリントを実行する場合は、前記縁無しプリントを実行する場合よりも前記吸引手段の駆動力を弱くすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のプリント装置。
  6. 第1シートに対して前記縁無しプリントを実行する場合は、前記第1シートよりも低剛性の第2シートに対して前記縁無しプリントを実行する場合よりも前記吸引手段の駆動力を強くすることを特徴とする請求項5に記載のプリント装置。
  7. 前記第1の支持部よりも前記第1方向の上流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持せず、前記プリントヘッドから吐出されたインクを受ける第2のインク受容部と、
    前記第2のインク受容部よりも前記第1方向の上流に設けられ、前記搬送ローラにより搬送されるシートを支持する第3の支持部と、をさらに備え、
    シート後端に余白を設けてプリントする場合は、当該シート後端が前記第3の支持部によって支持された状態から前記吐出動作を開始し、
    シート後端に余白を設けることなくプリントする場合は、当該シート後端が前記第2のインク受容部の上方に位置し前記第3の支持部によって支持されない状態から前記吐出動作を開始する
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のプリント装置
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