JP2016172362A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016172362A JP2016172362A JP2015053137A JP2015053137A JP2016172362A JP 2016172362 A JP2016172362 A JP 2016172362A JP 2015053137 A JP2015053137 A JP 2015053137A JP 2015053137 A JP2015053137 A JP 2015053137A JP 2016172362 A JP2016172362 A JP 2016172362A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording paper
- recording
- platen
- recording head
- image forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
Abstract
【課題】記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができる画像形成装置を提供する。【解決手段】仕切り部12−1,12−2によって仕切られた凹形状部10−1,10−2が上面に形成されたプラテン4と、プラテン上の記録紙Pに向けてインクを吐出する記録ヘッド6−1,6−2と、各記録ヘッド搭載するキャリッジ7と、を備え、記録ヘッド6−2の主走査方向移動範囲である上流側印刷領域13−2の下側に位置する凹形状部10−2を仕切る仕切り部12−2は、上面位置が記録紙通過面と等しくなるように形成され、記録ヘッド6−1の主走査方向移動範囲である下流側印刷領域13−1の下側に位置する凹形状部10−1を仕切る仕切り部12−1は、上面位置が記録紙通過面よりも低くなるように形成された構成とする。【選択図】図7
Description
本発明は、画像形成装置に関するものである。
従来、インクジェット方式を採用したプリンタ、プロッタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置には、記録媒体である記録紙を吸引機構によりプラテンに吸着させて、記録紙の平滑度を保つようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
近年、インクジェット方式の画像形成装置においては、記録紙への画像形成を効率よく行うために、記録紙の搬送速度の高速化して記録紙に対する印刷領域を記録紙搬送方向に広げるようにしており、プラテンの記録紙搬送方向の長さも延びる傾向にある。
しかしながら、記録紙に対する印刷領域を記録紙搬送方向に広げると、インクが付着した際に紙の伸びによって記録紙に皺や波打ち状の変形(コックリング)が生じやすくなり、平面度が低下して記録紙が浮き上がり、記録紙に形成される画像にムラができ、画像品質が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができる画像形成装置を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するために、本発明に係る画層形成装置は、仕切り部によって仕切られた複数の凹形状部が上面に形成され、かつ前記凹形状部内に吸引孔を有して記録紙が載置されるプラテンと、前記プラテンの上面に前記記録紙を搬送方向上流側から下流側に向けて搬送する記録紙搬送手段と、前記吸引孔を通じて前記プラテン上の前記記録紙を吸着する吸引機構と、前記プラテン上の前記記録紙に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、前記プラテンの上側に配置されて、記録紙搬送方向に対して水平に直交する主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、を備えた画像形成装置であって、前記記録ヘッドは、前記プラテン上の前記記録紙に向けて前記インクを記録紙搬送方向の所定範囲に吐出する第1の記録ヘッドと、前記プラテン上の前記記録紙に向けて前記インクを前記第1の記録ヘッドによるインク吐出範囲よりも狭い記録紙搬送方向の範囲に吐出する第2の記録ヘッドと、を有し、前記第1の記録ヘッドおよび前記第2の記録ヘッドは、前記第2の記録ヘッドのインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端が、前記第1の記録ヘッドのインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端よりも記録紙搬送方向上流側に位置するように前記キャリッジに搭載され、前記第2の記録ヘッドの主走査方向移動範囲である上流側印刷領域の下側に位置する前記凹形状部を仕切る仕切り部は、上面位置が記録紙通過面と等しくなるように形成され、前記上流側印刷領域よりも記録紙搬送方向下流側において、前記第1の記録ヘッドの主走査方向移動範囲である下流側印刷領域の下側に位置する前記凹形状部を仕切る仕切り部は、上面位置が記録紙通過面よりも低くなるように形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
本発明の適用対象となる画像形成装置は、例えば、シリアル型のインクジェット式記録装置である。図1、図2に示すように、画像形成装置としてのインクジェット式記録装置101は、記録ヘッドを記録媒体の幅方向に走査させて画像を形成し、1回あるいは複数回の走査が終了した後に記録媒体を下流側に搬送して、次の記録ラインを形成するようになっている。
インクジェット式記録装置101は、画像形成部102と、記録紙搬送部103と、ロール紙収容部104と、記録紙切断装置105と、図示しない制御部と、を含んで構成されており、これらの各部を装置本体101aの内部に配置している。
画像形成部102は、図示しない両側板にガイドロッド113が掛け渡され、ガイドロッド113に沿ってキャリッジ115が矢印A方向に摺動可能に保持されている。
図3に示すように、キャリッジ115には、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインクを吐出する記録ヘッド115aが搭載されている。
キャリッジ115は、主走査機構110によって主走査方向、すなわち、記録紙幅方向(図1中、矢印Aで示す方向)に移動走査されるようになっている。キャリッジ115は、画像媒体であるロール紙130の最大記録紙幅の領域外に記録紙幅方向に互いに離隔する図示しないキャリッジホーム位置と図示しない空吐出位置との間を移動するように構成されている。
主走査機構110は、記録紙幅方向の装置正面左側(装置正面から見て左側)に配置されたキャリッジ駆動モータ121と、キャリッジ駆動モータ121によって回転駆動される駆動プーリ122と、を備えている。また、主走査機構110は、シート幅方向の装置正面右側(装置正面から見て右側)に配置された従動プーリ123と、駆動プーリ122および従動プーリ123の間に掛け回されたベルト部材124とを備えている。
従動プーリ123は、図示しないテンションスプリングによって駆動プーリ122に対して離間する方向に向けて付勢されている。ベルト部材124は、キャリッジ115の背面側に設けたベルト固定部に一部分が固定保持されていることで、記録紙幅方向にキャリッジ115を牽引するようになっている。
また、キャリッジ115の主走査位置を検知するため、エンコーダシート116がキャリッジ115の至近位置に記録紙幅方向に沿って配置されている。キャリッジ115の主走査位置は、キャリッジ115に設けられた図示しないエンコーダセンサによってエンコーダシート116が読取られることにより検知されるようになっている。
キャリッジ115における主走査領域のうち、各記録ヘッド115aからロール紙130に向けてインクが吐出される印刷領域では、記録媒体であるロール紙130が記録紙搬送部103によって記録紙幅方向と直交する方向、すなわち、記録紙搬送方向(図1〜図3中、矢印Bで示す方向)に間欠的に搬送されるようになっている。
記録紙幅方向のキャリッジ移動領域外、または主走査領域のうちの装置正面左側の端部側領域には、各記録ヘッド115aのサブタンクに供給する各色のインクを収容したメインカートリッジ118が装置本体101aに対して着脱自在に装着されている。
キャリッジ移動領域の空吐出位置側(図3中、左側)には、増粘したインクを排出するために画像記録に寄与しないインク滴を吐出させる空吐出動作を行うときのインク滴を受ける空吐出受け117が設けられている。キャリッジ移動領域のキャリッジホーム位置側(図3中、右側)には、各記録ヘッド115aの維持回復を行う維持回復機構119が配置されている。
維持回復機構119は、各記録ヘッド115aのノズル面をキャッピングするためのキャップ部材119aと、各記録ヘッド115aのノズル面をワイピングするためのワイパブレード119bと、を備えている。
ロール紙収容部104は、画像媒体であるロール紙130がセットされるようになっている。このロール紙収容部104には、記録紙幅方向のサイズが異なるロール紙130がセット可能になっている。
ロール紙130は、紙軸に両側から装着したフランジ131を、フランジ受け132に載置することによりロール紙収容部104に収容されるようになっている。フランジ受け132の内部には、図示しない支持コロが設けられ、支持コロがフランジ131の外周と当たり接することでフランジ131が回転し、ロール紙130が記録紙搬送経路に送り出されるようになっている。
記録紙搬送部103は、給紙ローラ対133と、レジストローラ134およびレジスト加圧ローラ135と、記録紙吸引機構136とを備えている。記録紙搬送部103は、給紙ローラ対133、レジストローラ134およびレジスト加圧ローラ135を駆動する図示しない駆動モータなどからなる駆動部を備えている。給紙ローラ対133は、ロール紙収容部104からロール紙130を記録紙搬送経路に送給するようになっている。
レジストローラ134およびレジスト加圧ローラ135は、画像形成部102の記録紙搬送方向上流側に設けられ、送給されたロール紙130を画像形成部102の下方を通して記録紙切断装置105に向けて送出するようになっている。
記録紙吸引機構136は、記録紙搬送経路を挟んで画像形成部102の下側に配置され、吸引動作を行うことにより、記録紙吸引機構136の上面に設置された図示しないプラテン上にロール紙130を吸着させるようになっている。
インクジェット式記録装置101は、ロール紙収容部104から送出されるロール紙130を、記録紙搬送部103によって装置本体101aの後方(図2中、右側)から前方(図2中、左側)に向けて搬送し、画像形成部102の下方に印刷領域に送給する。
インクジェット式記録装置101は、印刷領域にロール紙130が送給されると、キャリッジ115を記録紙幅方向に往復移動させ、画像情報に応じて各記録ヘッド115aからロール紙130に向けてインク滴が吐出する。
インクジェット式記録装置101は、ロール紙130を記録紙搬送方向に間欠的に搬送しながら、キャリッジ115の往復移動と記録ヘッド115aによるインク滴の吐出とを繰り返し行うことにより、 ロール紙130上に連続して画像を形成する。
さらに、インクジェット式記録装置101は、画像が形成された後のロール紙130を記録紙切断装置105より所定の長さに切断し、図示しない排紙ローラを介して装置本体101aの前方側に配置された図示しない排紙トレイに送出する。
(実施の形態)
図4〜図8に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置50は、レジストローラ1と、レジスト加圧ローラ2と、チャンバ3と、プラテン4と、吸引ファン5と、記録ヘッド6と、キャリッジ7と、ガイドロッド8と、主走査ステー9と、を備えている。
図4〜図8に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置50は、レジストローラ1と、レジスト加圧ローラ2と、チャンバ3と、プラテン4と、吸引ファン5と、記録ヘッド6と、キャリッジ7と、ガイドロッド8と、主走査ステー9と、を備えている。
レジストローラ1およびレジスト加圧ローラ2は、図示しない給紙ローラ対により送給される記録紙Pを、搬送方向上流側から下流側に向けて水平に送出するようになっている。このレジストローラ1およびレジスト加圧ローラ2は、本発明における記録紙搬送手段に相当する。
チャンバ3は、上部が開口したボックス構造を有し、レジストローラ1およびレジスト加圧ローラ2の記録紙搬送方向下流側に配置されている。また、プラテン4は、チャンバ3の上部に装着され、レジストローラ1およびレジスト加圧ローラ2から送給される記録紙Pが載置されるようになっている。
プラテン4は、記録紙搬送方向下流側の部分の上面に、仕切り部12−1によって仕切られた複数の下流側凹形状部10−1が形成され、記録紙搬送方向上流側の部分の上面に、仕切り部12−2によって仕切られた複数の上流側凹形状部10−2が形成されている。下流側凹形状部10−1は、上下方向に貫通する吸引孔11−1を有し、上流側凹形状部10−2は、上下方向に貫通する吸引孔11−2を有している。
吸引ファン5は、チャンバ3の下部に連通するダクト3aに接続されており、図示しないファンモータを駆動することにより、チャンバ3の内部を負圧にして、吸引孔11−1,11−2を通じて記録紙Pをプラテン4に吸着させるようになっている。チャンバ3、ダクト3aおよび吸引ファン5は、本発明における吸引機構に相当する。
ファンモータは、様々な用紙サイズ、種類の記録紙に対応できるように、PWM制御により駆動され、PWM信号のデューティ比を変化させることでプラテン4上に記録紙Pが確実に密着するようになっている。
記録ヘッド6は、第1の記録ヘッド6−1および第2の記録ヘッド6−2によって構成されている。第1の記録ヘッド6−1は、プラテン4上の記録紙Pに向けてインクを記録紙搬送方向の所定範囲に吐出するように構成されている。第2の記録ヘッド6−2は、プラテン4上の記録紙Pに向けインクを第1の記録ヘッド6−1によるインク吐出範囲よりも狭い記録紙搬送方向の範囲に吐出するように構成されている。
第1の記録ヘッド6−1は、プラテン4上の記録紙Pに向けてブラック(K)のインクを吐出することにより、画像を形成させるようになっている。第2の記録ヘッド6−2は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインクをプラテン4上の記録紙Pに向けて吐出することにより、画像を形成させるようになっている。
第1の記録ヘッド6−1が記録紙Pに向けて吐出するインクの記録紙搬送方向の範囲は、第2の記録ヘッド6−2が記録紙Pに向けて吐出するインクの記録紙搬送方向の範囲に対して約二倍の印刷領域となっている。この実施の形態では、第2の記録ヘッド6−2が三色のインクを吐出するが、第2の記録ヘッド6−2から吐出されるインクの色数を増やすことは可能である。
キャリッジ7は、プラテン4の上側に間隔をおいて配置されており、記録紙搬送方向に対して水平に直交する主走査方向に延びるガイドロッド8に案内されて往復移動するようになっている。ガイドロッド8は、図示していない装置本体に主走査ステー9を介して支持されている。
キャリッジ7の移動機構は、図1に示すキャリッジ115の主走査機構110と同様に構成されている。さらに、キャリッジ7は、記録紙の先端や幅方向縁部の位置を検知するための図示しない光学式センサを有している。
第1の記録ヘッド6−1および第2の記録ヘッド6−2は、第2の記録ヘッド6−2によるインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端が、第1の記録ヘッド6−1によるインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端よりも記録紙搬送方向上流側に位置するようにキャリッジ7に搭載されている。
上流側凹形状部10−2は、第2の記録ヘッド6−2の主走査方向移動範囲である上流側印刷領域13−2の下側に位置している。下流側凹形状部10−1は、上流側印刷領域13−2よりも記録紙搬送方向下流側において第1の記録ヘッド6−1の主走査方向移動範囲である下流側印刷領域13−1の下側に位置している(図6、図7参照)。
隣接する上流側凹形状部10−2を仕切る仕切り部12−2は、上面位置が記録紙通過面と等しくなるように形成されている。隣接する下流側凹形状部10−1を仕切る仕切り部12−1は、上面位置が記録紙通過面よりも低くなるように形成されている(図7参照)。仕切り部12−1の上面位置は、例えば、仕切り部12−2の上面位置よりも0.1mm低くなっている。
上流側凹形状部10−2は、二つの吸引孔11−2を有している。下流側凹形状部10−1は、一つの吸引孔11−1を有している。すなわち、上流側凹形状部10−2内における吸引孔11−2の開口率は、下流側凹形状部10−1内における吸引孔11−1の開口率よりも高く設定されている(図8参照)。
画像形成装置50は、吸引ファン5のファンモータを駆動することにより、チャンバ3の内部を負圧にして、吸引孔11−1,11−2を通じて記録紙Pをプラテン4に吸着させる。
画像形成装置50は、第2の記録ヘッド6−2からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインクを、プラテン4上の記録紙Pに向けて吐出する。また、画像形成装置50は、第1の記録ヘッド6−1はからブラック(K)のインクを、プラテン4上の記録紙Pに向けて吐出する。
本実施の形態に係る画像形成装置50は、上流側印刷領域13−2の下側に位置する上流側凹形状部10−2を仕切る仕切り部12−2の上面位置が、記録紙通過面と等しくなるように形成されている。また、本実施の形態に係る画像形成装置50は、下流側印刷領域13−1の下側に位置する下流側凹形状部10−1を仕切る仕切り部12−1の上面位置が、記録紙通過面よりも低くなるように形成されている。
本実施の形態に係る画像形成装置50は、プラテン4に吸着した記録紙Pを上流側凹形状部10−2および下流側凹形状部10−1に向けて吸引することにより、例えば、記録紙Pの所定範囲に余白が残らないようにベタ印刷を行ったときに紙の伸びを吸収するため、紙の伸びに起因した皺や波打ち状の変形が記録紙Pに生じない。
本実施の形態に係る画像形成装置50は、上流側凹形状部10−2内における吸引孔11−2の開口率が、下流側凹形状部10−1内における吸引孔11−1の開口率よりも高く設定されているため、記録紙Pが上流側印刷領域13−2のみ位置している場合、チャンバ3内の負圧が低下しにくい。
よって、本実施の形態に係る画像形成装置50は、下流側の吸引孔11−1が記録紙Pによって塞がれていない状態でも、開口率が高い吸引孔11−2を通じて記録紙Pに大きな吸引力を作用させることができる。
これにより、本実施の形態に係る画像形成装置50は、記録紙Pの平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙Pに高品質の画像を形成させることができる。
(第1の変形例)
図9、図10は、本実施の形態の第1の変形例に係る画像形成装置50Aを示すもので、図4〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
図9、図10は、本実施の形態の第1の変形例に係る画像形成装置50Aを示すもので、図4〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
上流側凹形状部10−2は、一つの吸引孔11−2を有している。下流側凹形状部10−1は、吸引孔11−2よりも開口断面が小さい一つの吸引孔11−1を有している。すなわち、上流側凹形状部10−2内における吸引孔11−2の開口率は、下流側凹形状部10−1内における吸引孔11−1の開口率よりも高く設定されている。
本実施の形態の第1の変形例に係る画像形成装置50Aは、上流側凹形状部10−2内における吸引孔11−2の開口率が、下流側凹形状部10−1内における吸引孔11−1の開口率よりも高く設定されているため、記録紙Pが上流側印刷領域13−2のみ位置している場合、チャンバ内の負圧が低下しにくい。
よって、本実施の形態の第1の変形例に係る画像形成装置50Aは、下流側の吸引孔11−1が記録紙Pによって塞がれていない状態でも、開口率が高い吸引孔11−2を通じて記録紙Pに大きな吸引力を作用させることができる。
これにより、本実施の形態の第1の変形例に係る画像形成装置50Aは、記録紙Pの平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙Pに高品質の画像を形成させることができる。
(第2の変形例)
図11は、本実施の形態の第2の変形例に係る画像形成装置50Bを示すもので、図4〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
図11は、本実施の形態の第2の変形例に係る画像形成装置50Bを示すもので、図4〜図10と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
画像形成装置50Bは、プラテン4に複数の凹形状部10を、主走査方向に対して均等な間隔で配置している。各凹形状部10は、二つの吸引孔11を有し、内部の面積が等しくなるように構成されている。
本実施の形態の第2の変形例に係る画像形成装置50Bは、内部の面積が等しい複数の凹形状部10を、主走査方向に対して均等な間隔でプラテン4に配置しているので、記録紙にベタ印刷を行ったときに、紙の伸びに起因した皺や波打ち状の変形が記録紙に生じない。
これにより、本実施の形態の第2の変形例に係る画像形成装置50Bは、記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができる。
(第3の変形例)
図12は、本実施の形態の第3の変形例に係る画像形成装置50Cを示すもので、図4〜図11と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
図12は、本実施の形態の第3の変形例に係る画像形成装置50Cを示すもので、図4〜図11と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
画像形成装置50Cは、プラテン4に複数の凹形状部10を、主走査方向に隣り合うもの同士が記録紙搬送方向に半ピッチずれるように、千鳥状に配置している。
本実施の形態の画像形成装置50Cは、複数の凹形状部10を、主走査方向に隣り合うもの同士が記録紙搬送方向に半ピッチずれるように、千鳥状にプラテン4に配置しているので、記録紙の先端部がプラテン4のどの位置まで進んだとしても、記録紙の先端部をプラテン4の確実に吸着することができる。
これにより、本実施の形態の第3の変形例に係る画像形成装置50Cは、記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができる。
(第4の変形例)
図13は、本実施の形態の第4の変形例に係る画像形成装置50Dを示すもので、図4〜図12と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
図13は、本実施の形態の第4の変形例に係る画像形成装置50Dを示すもので、図4〜図12と同一の符号を付した部分は同一物を表している。
画像形成装置50Dは、プラテン4に複数の凹形状部10を、用紙サイズが異なる記録紙P1,P2,P3の幅方向縁部が主走査方向に隣接する凹形状部10の間の所定の仕切り部12に載って、吸引孔11が塞がるように記録紙P1,P2,P3の幅寸法に対応して配置している。ここで、用紙サイズとは、A判、B判等の規格を指している。
本実施の形態の第4の変形例に係る画像形成装置50Dは、用紙サイズが異なる記録紙P1,P2,P3の幅方向縁部が主走査方向に隣接する凹形状部10の間の所定の仕切り部12に載って、吸引孔11を塞ぐので、記録紙P1,P2,P3の幅方向縁部をプラテン4の確実に吸着することができる。
これにより、本実施の形態の第4の変形例に係る画像形成装置50Dは、記録紙P1,P2,P3の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙P1,P2,P3に高品質の画像を形成させることができる。
以上説明したように、本発明に係る画像形成装置は、記録紙の平面度を保って浮き上がりを抑制し、記録紙に高品質の画像を形成させることができるという効果を有し、画像形成装置に有用である。
1 レジストローラ(記録紙搬送手段)
2 レジスト加圧ローラ(記録紙搬送手段)
3 チャンバ(吸引機構)
3a ダクト(吸引機構)
4 プラテン
5 吸引ファン(吸引機構)
6 記録ヘッド
6−1 第1の記録ヘッド
6−2 第2の記録ヘッド
7 キャリッジ
10 凹形状部
10−1 下流側凹形状部
10−2 上流側凹形状部
11,11−1,11−2 吸引孔
12,12−1,12−2 仕切り部
13−1 下流側印刷領域
13−2 上流側印刷領域
50,50A,50B,50C,50D 画像形成装置
2 レジスト加圧ローラ(記録紙搬送手段)
3 チャンバ(吸引機構)
3a ダクト(吸引機構)
4 プラテン
5 吸引ファン(吸引機構)
6 記録ヘッド
6−1 第1の記録ヘッド
6−2 第2の記録ヘッド
7 キャリッジ
10 凹形状部
10−1 下流側凹形状部
10−2 上流側凹形状部
11,11−1,11−2 吸引孔
12,12−1,12−2 仕切り部
13−1 下流側印刷領域
13−2 上流側印刷領域
50,50A,50B,50C,50D 画像形成装置
Claims (7)
- 仕切り部によって仕切られた複数の凹形状部が上面に形成され、かつ前記凹形状部内に吸引孔を有して記録紙が載置されるプラテンと、
前記プラテンの上面に前記記録紙を搬送方向上流側から下流側に向けて搬送する記録紙搬送手段と、
前記吸引孔を通じて前記プラテン上の前記記録紙を吸着する吸引機構と、
前記プラテン上の前記記録紙に向けてインクを吐出する記録ヘッドと、
前記プラテンの上側に配置されて、記録紙搬送方向に対して水平に直交する主走査方向に往復移動可能なキャリッジと、を備えた画像形成装置であって、
前記記録ヘッドは、
前記プラテン上の前記記録紙に向けて前記インクを記録紙搬送方向の所定範囲に吐出する第1の記録ヘッドと、
前記プラテン上の前記記録紙に向けて前記インクを前記第1の記録ヘッドによるインク吐出範囲よりも狭い記録紙搬送方向の範囲に吐出する第2の記録ヘッドと、を有し、
前記第1の記録ヘッドおよび前記第2の記録ヘッドは、
前記第2の記録ヘッドのインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端が、前記第1の記録ヘッドのインク吐出範囲の記録紙搬送方向下流端よりも記録紙搬送方向上流側に位置するように前記キャリッジに搭載され、
前記第2の記録ヘッドの主走査方向移動範囲である上流側印刷領域の下側に位置する前記凹形状部を仕切る仕切り部は、上面位置が記録紙通過面と等しくなるように形成され、
前記上流側印刷領域よりも記録紙搬送方向下流側において、前記第1の記録ヘッドの主走査方向移動範囲である下流側印刷領域の下側に位置する前記凹形状部を仕切る仕切り部は、上面位置が記録紙通過面よりも低くなるように形成されたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記上流側印刷領域に位置する前記凹形状部内の前記吸引孔の開口率は、前記下流側印刷領域に位置する前記凹形状部内の前記吸引孔の開口率よりも高く設定されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記上流側印刷領域に位置する前記凹形状部内の前記吸引孔の数は、前記下流側印刷領域に位置する前記凹形状部内の前記吸引孔の数よりも多く設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記凹形状部は、主走査方向に対して均等な間隔で配置したことを特徴する請求項1または3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記凹形状部は、内部の面積が等しくなるように構成したことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 主走査方向に隣り合う前記凹形状部は、千鳥状に配置されていることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記凹形状部は、前記プラテンに載置される前記記録紙により前記吸引孔が塞がるように記録紙幅寸法に対応して配置されていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053137A JP2016172362A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015053137A JP2016172362A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016172362A true JP2016172362A (ja) | 2016-09-29 |
Family
ID=57009449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015053137A Pending JP2016172362A (ja) | 2015-03-17 | 2015-03-17 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2016172362A (ja) |
-
2015
- 2015-03-17 JP JP2015053137A patent/JP2016172362A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4549025B2 (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP3818259B2 (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP5703267B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5570052B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5328329B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6135103B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6115101B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4496867B2 (ja) | プラテン及び該プラテンを備えた記録装置と液体噴射装置 | |
US9776439B2 (en) | Belt assembly for high-speed inkjet printing | |
JP6245169B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US9409417B2 (en) | Conveyor device and inkjet recording apparatus | |
JP2016172362A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2009292108A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP6043375B2 (ja) | インクジェット記録装置、及び記録ヘッドのメンテナンス方法 | |
JP3876835B2 (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP6078015B2 (ja) | 搬送装置およびインクジェット記録装置 | |
JP5976044B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP7439489B2 (ja) | 搬送装置 | |
JP2014037115A (ja) | インクジェット印刷装置 | |
JP2010194821A (ja) | 記録装置 | |
JP3767558B2 (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP2007253483A (ja) | 液体噴射装置及びその液体噴射装置を備えた記録装置 | |
JP6350320B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2005313426A (ja) | インクジェット式プリンタ | |
JP2015006750A (ja) | 印刷装置 |