JP6600832B2 - 脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体 - Google Patents

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Description

この発明は脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体に関するものである。
内臓脂肪、皮下脂肪や皮脂など脂肪の過剰な状態は生活習慣病との関係が強く、脂肪の排泄や吸着に関する研究や発明がなされている。まず、肝臓や腎臓などに蓄積する内臓脂肪は糖尿病や高脂血症などの疾患に関係している。この内臓脂肪を減少させる研究が行われている。
さらに、皮脂の過剰な分泌は皮膚の酸化の原因となり、加齢臭の要因でもある。皮脂はアクネ菌の栄養素になり、ニキビや肌荒れを悪化させる。この点から皮脂の吸着を行う物質の研究が行われている。
脂肪吸着に関する発明として、たとえば、コレステロール低下薬、中性脂肪低下薬、血糖値低下薬、コレステロール吸着剤、吸着剤、中性脂肪吸着剤、健康食品、健康補助食品、栄養機能食品、特定保健用食品、医薬部外品、及び、医薬品の発明があるものの、具体的な構造体が特定されていないため、産業上の利用に乏しい(例えば、特許文献1参照。)。
また、ダイエット食品に利用されるキノコを利用した発明があるものの、構造体の特定には至らず、産業への利用は限定される(例えば、特許文献2参照。)。
特開2012−167030 特開2012−085591
既存の物質による脂肪吸着作用は軽度であり、産業上への利用が限定されるという課題があり、また、化学合成された物質では安全性に問題があり、利用が限られている。
そこで、副作用が弱く優れた脂肪吸着作用を呈する天然物が望まれている。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は下記の式(1)で示される脂肪吸着作用を有するメチル化フラボノール誘導体に関するものである。
この発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
請求項1に記載のメチル化フラボノール誘導体は脂肪吸着作用に優れている。
以下、この発明を具体化した実施形態について詳細に説明する。
脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体とは、下記の式(1)で示される構造からなるものである。
前記の式(1)のように脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体はメチル化フラボノールとしてイソラムネチンの1分子、没食子酸の1分子及びキナ酸の1分子から構成されている。これらの結合はすべて自然界に存在する天然型であり、各分子間はエステル結合及びエーテル結合を介して結合している。
このメチル化フラボノール誘導体は化学合成によりメチル化フラボノールエタノール、没食子酸及びキナ酸などを原料として化学合成して得ることができる。しかし、その化学的な合成では原料の損失が多く、製造コストが高くなるため、産業への利用は限定される。このメチル化フラボノール誘導体の標準品や微量な試供品を得るために化学的な合成は好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体の構造を解析することは有効成分の特定ができる点から好ましい。また、製品や製剤に利用して販売する際の有効成分の含有量の指標として利用できることから好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体の構造解析の一例として化学合成された微量高純度(99%)の標準品を用いて重水素化ジメチルスルホキシド中の90MHzのH−NMRにより解析した場合、ピークの位置は1.851、1.894、2.014、2.025、3.505、3.872、4.047、4.191、4.954、5.705、5.816、7.639、8.089、8.830及び12.924ppmに認められる。
さらに、このメチル化フラボノール誘導体は高速液体クロマトグラフィーや質量分析装置で解析され、その構造が同定される。
構成成分であるメチル化フラボノールであるイソラムネチンはメチル化フラボノールであり、天然に存在している化合物である。
メチル化フラボノール、つまり、イソラムネチンの化学式はC16H12O7であり、分子量は316.26である。
このメチル化フラボノールはポリフェノールの一種であり、抗酸化力、抗菌作用、抗炎症作用に優れた働きを呈する。このメチル化フラボノール誘導体ではメチル化フラボノールエタノールの複素環の3位の水酸基と没食子酸の水酸基がエーテル結合している。この結合によりこのメチル化フラボノール誘導体に没食子酸由来の水酸基が付与され、抗酸化力と水溶性が高まり、吸着された脂肪を安定化させることは好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体ではメチル化フラボノールのベンゼン環のフェノール性水酸基とキナ酸のカルボン酸部分がエステル結合している。この結合によりこのメチル化フラボノール誘導体が環状構造を呈するようになる。この環状構造の中に脂肪、中性脂肪や脂肪酸が吸着される。
さらに、メチル化フラボノール部分には植物の生育を促進する植物活性化作用があることからこのメチル化フラボノール誘導体にも植物の生育を促進できる点は産業上の利用の点から好ましい。
また、植物が細菌やウイルスに感染して炎症を起こして生育が減少する変化において過剰な脂肪が関与している点からこのメチル化フラボノール誘導体が脂肪を吸着することにより細菌感染を抑制し、植物を感染症から守る点は好ましい。
構成成分である没食子酸は化学式C6H6O5の天然のフェノール性のカルボン酸の一種である。この没食子酸は緑茶、野菜、樹皮などの植物に含有され、豊富な水酸基により抗酸化作用、抗菌作用と防腐作用を呈する。
また、没食子酸の水酸基により水溶性が高まり、血液中の移動性が良くなることは好ましい。天然物であり、安全性も高い。
この没食子酸は天然物であり、安全性が高いことは好ましい。さらに、フェノールよりも水酸基が多く、このメチル化フラボノール誘導体も体内への吸収が良いことは好ましい。
構成成分であるキナ酸は分子式C7H12O6、分子量192.17であり、天然型の有機酸類の一種であり、抗酸化作用、血管拡張作用及び美肌作用に優れている。
キナ酸はクロロゲン酸の成分でもあり、天然体はL型(−)体である。キナ酸はキナの樹皮、コーヒー、緑茶などの植物や野菜に含まれており、安全性は高い。
このメチル化フラボノール誘導体のキナ酸部分は脂肪分解酵素の活性化作用を発揮し、脂肪分解を促進させることは、ダイエットや美容に利用できる点から好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体は脂溶性と水溶性の両方の性質を呈することから動物の細胞膜及び植物や酵母の細胞壁を通過し、細胞内に吸収されやすい。
皮膚の角質細胞膜も通過しやすく、角質層のバリア機能を維持することは美容の点から好ましい。また、このメチル化フラボノール誘導体は細胞膜を通過し、細胞内で中性脂肪や脂肪酸を吸着し、脂肪排泄と脂肪分解の働きを促進する。
さらに、このメチル化フラボノール誘導体は植物の細胞壁と細胞膜を通過して植物に蓄積した脂肪を吸着して排泄し脂肪の酸化や腐敗を抑制することにより、植物の寿命を高める。また、炎症から細胞を守り、細胞膜を安定化することは好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体は中性脂肪や直鎖の脂肪酸を吸着し、分解するが、n−3やn−6系の脂肪酸、つまり、EPA、DHA、リノレン酸などの有用な脂肪酸は構造的に湾曲しているため、吸着しない。有用な脂肪酸を吸着しない選択性がある点は好ましい。
さらに、このメチル化フラボノール誘導体は化学物質や水銀やヒ素などの重金属をキレート作用により吸着して体外に排泄するデトックス作用及び解毒作用を呈することは好ましい。このデトックス作用にはメチル化フラボノールのベンゼン環と没食子酸のベンゼン環の疎水的な結合が脂肪の吸着に関与している。
直鎖脂肪酸や中性脂肪の増加は皮脂の増加につながり、皮脂の増加は酸化されることにより加齢臭やシミの原因になる。このメチル化フラボノール誘導体は皮脂を吸着することにより皮脂の炎症やシミを予防することから好ましい。また、水溶性と油溶性を呈することは、水溶性の化粧水と油性のクリームのいずれにも配合できる点は好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体は中性脂肪や脂肪酸を吸着することによりこの構造体が活性化されて核膜を通過して脂肪分解酵素の遺伝子のプロモーター領域に結合して脂肪分解酵素のmRNAを誘導する。
脂肪分解酵素の遺伝子レベルでの誘導により脂肪分解酵素が増加し、中性脂肪が分解されることはダイエットや皮脂の分解を促進する点から好ましい。
特に、蓄積されてしまった皮下脂肪や内臓脂肪はたんぱく質と結合して脂肪分解に抵抗するため、脂肪分解酵素の活性化はセルライトや内臓脂肪の減少に好ましい。
神経細胞においては有害金属や化学物質により障害を受けてストレスを感じたり、神経障害に陥る。このメチル化フラボノール誘導体は有害金属や化学物質を吸着することにより神経障害を予防することから好ましい。
また、このメチル化フラボノール誘導体は皮脂の吸着の働きに加えて優れた抗酸化力を呈し、メラニンの産生を抑制して肌の美白作用をもたらすことは、化粧料としての利用が高まることから好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体は心筋梗塞においては冠状動脈の梗塞や虚血状態でも心筋細胞の脂肪の酸化や活性酸素による障害を改善する。
特に、梗塞部位の血管平滑筋においてこのメチル化フラボノール誘導体は抗炎症作用及び抗酸化作用を発揮して血流を改善し、血圧を低下させる。
また、このメチル化フラボノール誘導体はアスリートや運動時、筋肉を増強したい場合、筋肉細胞での脂肪の輸送を促進してエネルギー産生を活性化することから好ましい。
このメチル化フラボノール誘導体は生体内では腎臓や肝臓のエステラーゼにより分解され、尿中に排泄される。分解されて構成成分である安全性の高いメチル化フラボノール、キナ酸及び没食子酸に分解される。したがって、このメチル化フラボノール誘導体は体内に蓄積されることはなく、分解も生体内酵素で行われ、分解物も天然物であることから安全性が高い。
このメチル化フラボノール誘導体は脂肪細胞膜に浸透しやすく、脂肪細胞の中性脂肪を吸着させ、この分解を高め、糖質も分解させる。糖質が消費されることから糖尿病の予防やダイエット対策にも好ましい。
さらに、このメチル化フラボノール誘導体は皮脂を吸着し、シミの形成を抑制する。また、角質細胞を安定化させることにより皮膚角質のバリア機能を維持し、異物や刺激物、細菌の侵入を抑制する。この働きは化粧料として利用できる。
このメチル化フラボノール誘導体は天然にも存在しており、ガマの穂などに極微量認められる。
このメチル化フラボノール誘導体を精製により上記の植物から抽出することは可能である。ただし、精製には大量の原料を必要とし、有機溶媒などを利用することから産業上への利用は制限される。
このメチル化フラボノール誘導体はガマ穂を発酵法などにより増加させることは好ましい。発酵法としては大豆と混合して納豆菌やベニコウジ菌により発酵させて得る。用いる菌体は食用に利用できるものであるため、安全性が高い。
この方法は食経験があり、メチル化フラボノール誘導体の産生量も多いことから好ましい。
得られたメチル化フラボノール誘導体を医薬品素材として利用する場合、目的とするメチル化フラボノール誘導体を精製することは、目的とするメチル化フラボノール誘導体の純度が高まり、不純物を除去できる点から好ましい。
医薬品としては注射剤または経口剤または塗布剤などの非経口剤として利用され、医薬部外品としては錠剤、カプセル剤、ドリンク剤、石鹸、塗布剤、ゲル剤、歯磨き粉等に配合されて利用される。
経口剤としては錠剤、カプセル剤、散剤、シロップ剤、ドリンク剤等が挙げられる。前記の錠剤及びカプセル剤に混和される場合には、結合剤、賦形剤、膨化剤、滑沢剤、甘味剤、香味剤等とともに用いることができる。前記の錠剤はシェラックまたは砂糖などで被覆することもできる。
また、前記のカプセル剤の場合には、上記の材料にさらに油脂等の液体担体を含有させることができる。前記のシロップ剤及びドリンク剤の場合には、甘味剤、防腐剤、色素香味剤等を添加することができる。
非経口剤としては、軟膏剤、クリーム剤、水剤等の外用剤の他に、注射剤が挙げられる。外用剤の基材としては、ワセリン、パラフィン、油脂類、ラノリン、マクロゴールド等が用いられ、通常の方法によって軟膏剤やクリーム剤等とすることができる。
注射剤には、液剤があり、その他、凍結乾燥剤がある。これは使用時、注射用蒸留水や生理食塩液等に無菌的に溶解して用いられる。
食品製剤として脂肪を吸着させることによるダイエットに対するサプリメント、化学物質の吸着とデトックスの働きを有する食品、美白と皮膚の健康を維持する美容サプリメント、神経、肝臓や腎臓の機能を向上させる健康食品や美容食品などに利用される。また、保健機能食品として栄養機能食品や特定保健用食品に利用することは好ましい。
得られた食品製剤をイヌやネコなどのペットや家畜動物に利用する場合、ダイエット、化学物質や有害金属の吸着の抑制を目的とした飼料やペット用サプリメントとして利用される。
化粧料として常法に従って界面活性化剤、溶剤、増粘剤、賦形剤等とともに用いることができる。例えば、クリーム、毛髪用ジェル、洗顔剤、美容液、化粧水等の形態とすることができる。
化粧料の形態は任意であり、溶液状、クリーム状、ペースト状、ゲル状、ジェル状、固形状または粉末状として用いることができる。
得られた化粧料は皮脂の吸着を目的とした洗顔や皮脂の排泄を促進する。これにより加齢臭の予防、油症の改善に優れた働きを呈する。さらに、抗酸化作用によりメラニンの産生を抑制することによる美白作用が発揮される。
また、このメチル化フラボノール誘導体はメチル化フラボノール性の水酸基は抗菌作用と抗酸化作用を発揮し、炎症の抑制、歯肉細胞の増殖を目的とした歯磨き剤、洗口液や歯磨きペーストなどに利用できる。
また、植物細胞の脂肪を吸着させることにより有害物資のデトックス剤として利用することができる。
この植物防御剤は希少な蘭や花の保護の目的で利用でき、果実や野菜、穀類の栽培を安定化させる。植物工場における野菜や果実の栽培にも利用でき、栽培効率を上げることができる。
次に、ガマの穂、大豆粉末と納豆本舗製の納豆菌を添加して発酵させた発酵液を紅麹本舗製のベニコウジ菌で発酵する工程からなる脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体の製造方法について説明する。
ここでいうメチル化フラボノール誘導体とはメチル化フラボノールの1分子、没食子酸の1分子及びキナ酸の1分子から構成されている。これらの結合はすべて天然型であり、物質の間はエステル結合及びエーテル結合を介して結合している。
このメチル化フラボノール誘導体のメチル化フラボノールエタノール、キナ酸及び没食子酸は天然に存在し、食経験も豊富であり、安全性が認められていることから好ましい。
この誘導体は皮膚、神経、骨、筋肉、肝臓や腎臓などにも働き、中性脂肪や脂肪を吸着して排泄させることにより、ダイエットや美容に優れた働きを呈する。
この製造方法とはガマの穂、大豆粉末と納豆本舗製の納豆菌を添加して発酵させた発酵液を紅麹本舗製のベニコウジ菌で発酵する工程からなる。
原料となる物質はガマの穂、大豆粉末、納豆本舗製の納豆菌及び紅麹本舗製のベニコウジ菌である。
ここでいうガマは、蒲黄、ほおうといわれる植物で、学名はTypha latifoliaである。このうち、蒲(ガマ)と姫蒲(ヒメガマ)は日本に多く栽培されていることから入手しやすい。
使用するのはガマの穂、つまり、花である。穂には花粉が存在し、この穂に有用な成分が存在している。
ガマの穂は日本、アジア、その他の国で採取されたものでも良いが、品質が高い点から日本のガマの穂が望ましい。
ガマの穂は乾燥され、茎を除去して粉末化されることが好ましく、発酵の前にオートクレーブ滅菌されることは発酵をスムーズに行うることから好ましい。
3マイクロメーター以下の粒子サイズの粉末が発酵の工程を実施しやすくすることから好ましい。
原料となる大豆粉末は、日本産、中国産、アメリカ産、ロシア産などいずれの産地の大豆でも利用できるが、トレーサビリティーが確実であり、生産者が明確である日本産が好ましい。
このうち、有機栽培や無農薬で栽培された大豆は有害な農薬や金属を含有しないことから、さらに好ましい。
大豆は使用に際して、株式会社奈良機械製作所製の自由ミル、スーパー自由ミル、サンプルミル、ゴブリン、スーパークリーンミル、マイクロス、減圧乾燥機として東洋理工製の小型減圧乾燥機、株式会社マツイ製の小型減圧伝熱式乾燥機DPTH−40、エーキューエム九州テクノス株式会社製のクリーンドライVD−7、VD−20、中山技術研究所製DM−6などの粉砕機で粉砕される。これにより発酵の工程が効率的に進行されやすい。
さらに、ガマの穂と大豆は粉砕後、オートクレーブなどにより滅菌されることは雑菌の繁殖を防御できることから好ましい。
用いる納豆本舗製の納豆菌は学名バチルス サブチリスで日本では納豆の製造に汎用され、食経験が豊富で有用な食用菌である。沖縄や鹿児島などの日本産、中国や台湾の東南アジア原産の菌種が用いられる。用いる納豆菌は納豆本舗製であり、高い発酵性を呈する。
この納豆菌はガマの穂と大豆からなるメチル化フラボノールと没食子酸とキナ酸の結合反応を促進する。
前記の発酵に関するそれぞれの添加量はガマの穂の乾燥粉末1重量に対し、大豆粉末は0.03〜3重量及び納豆本舗製の納豆菌は0.001〜0.05重量が好ましい。納豆菌は発酵される前に、前培養することは、発酵の初発時間を短縮し、発酵時間が短縮されることから好ましい。
前記の発酵は清浄な培養用タンクで実施され、滅菌された水道水により前記の材料を混合することは好ましい。
また、この発酵は41〜45℃に加温され、発酵は1日間から7日間行われる。目的とするメチル化フラボノール誘導体をHPLCやTLCにより定量することならびに菌体の増殖性を確認することにより、発酵の工程管理を実施することは産生量が調整されることから好ましい。
前記の発酵は清浄な培養用タンクで実施され、滅菌された水道水により前記の材料を混合することは好ましい。
この発酵の工程によって生成されるメチル化フラボノール誘導体はその結合が不安定であり、分解されやすいことから次の紅麹本舗製のベニコウジ菌による発酵を行い、目的とするメチル化フラボノール誘導体の結合を安定化させる。
用いる紅麹本舗製のベニコウジ菌は学名Monascus purpureusの糸状菌であり、古くから日本、中国や台湾において紅酒や豆腐ようなどの発酵食品に利用されている。また、沖縄や鹿児島などの日本産、中国や台湾の東南アジア原産の菌種が用いられる。紅麹本舗製のベニコウジ菌は発酵効率に優れており、また、安全性も高い。
前記の発酵に関するそれぞれの添加量は前記の発酵物1重量に対してベニコウジ菌は0.0003〜0.05重量が好ましい。紅麹本舗製のベニコウジ菌は発酵される前に、前培養することは、発酵の初発時間を短縮し、発酵時間が短縮されることから好ましい。
前記の発酵は清浄な培養用タンクで実施され、滅菌された水道水により前記の材料を混合することは好ましい。
また、この発酵は41〜45℃に加温され、発酵は1日間から7日間行われる。この発酵の工程によってベニコウジ菌の還元作用によりこのメチル化フラボノール誘導体の構造が安定化される。
前記の発酵物は含水エタノールで抽出されることは、生成物を効率良く回収し、菌を滅菌でき、次の工程が実施しやすいことから、好ましい。また、得られた発酵物を超音波処理することは、生成物が分離しやすいことから、好ましい。また、凍結乾燥などにより、濃縮することは、以下の工程が短時間に実施できることから好ましい。
前記の還元反応物から、目的とするメチル化フラボノール誘導体を分離し、精製することは純度の高い物質として摂取量を減少させることができる点から好ましい。この精製の方法としては、分離用の樹脂などの精製操作を利用することが好ましい。
例えば、分離用担体または樹脂により分離され、分取されることにより目的とするメチル化フラボノール誘導体が得られる。分離用担体または樹脂としては、表面が後述のようにコーティングされた、多孔性の多糖類、酸化珪素化合物、ポリアクリルアミド、ポリスチレン、ポリプロピレン、スチレン−ビニルベンゼン共重合体等が用いられる。0.1〜300μmの粒度を有するものが好ましく、粒度が細かい程、精度の高い分離が行なわれるが、分離時間が長い欠点がある。
例えば、逆相担体または樹脂として表面が疎水性化合物でコーティングされたものは、疎水性の高い物質の分離に利用される。陽イオン物質でコーティングされたものは陰イオン性に荷電した物質の分離に適している。また、陰イオン物質でコーティングされたものは陽イオン性に荷電した物質の分離に適している。特異的な抗体をコーティングした場合には、特異的な物質のみを分離するアフィニティ担体または樹脂として利用される。
アフィニティ担体または樹脂は、抗原抗体反応を利用して抗原の特異的な調製に利用される。分配性担体または樹脂は、シリカゲル(メルク社製)等のように、物質と分離用溶媒の間の分配係数に差異がある場合、それらの物質の単離に利用される。
これらのうち、製造コストを低減することができる点から、吸着性担体または樹脂、分配性担体または樹脂、分子篩用担体または樹脂及びイオン交換担体または樹脂が好ましい。さらに、分離用溶媒に対して分配係数の差異が大きい点から、逆相担体または樹脂及び分配性担体または樹脂はより好ましい。
分離用溶媒として有機溶媒を用いる場合には、有機溶媒に耐性を有する担体または樹脂が用いられる。また、医薬品製造または食品製造に利用される担体または樹脂は好ましい。
これらの点から吸着性担体としてダイヤイオン(三菱化学(株)社製)及びXAD−2またはXAD−4(ロームアンドハース社製)、分子篩用担体としてセファデックスLH−20(アマシャムファルマシア社製)、分配用担体としてシリカゲル、イオン交換担体としてIRA−410(ロームアンドハース社製)、逆相担体としてDM1020T(富士シリシア社製)がより好ましい。
これらのうち、ダイヤイオン、セファデックスLH−20及びDM1020Tはさらに好ましい。
得られた抽出物は、分離前に分離用担体または樹脂を膨潤化させるための溶媒に溶解される。その量は、分離効率の点から抽出物の重量に対して2〜50倍量が好ましく、4〜20倍量がより好ましい。分離の温度としては物質の安定性の点から10〜30℃が好ましく、12〜25℃がより好ましい。
分離用溶媒には、水、または、水を含有する低級アルコール、親水性溶媒、親油性溶媒が用いられる。低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノールが用いられるが、食用として利用されているエタノールが好ましい。
セファデックスLH−20を用いる場合、分離用溶媒には低級アルコールが好ましい。シリカゲルを用いる場合、分離用溶媒にはクロロホルム、メタノール、酢酸またはそれらの混合液が好ましい。
ダイヤイオン及びDM1020Tを用いる場合、分離用溶媒はメタノール、エタノール等の低級アルコールまたは低級アルコールと水の混合液が好ましい。
メチル化フラボノール誘導体を含む画分を採取して乾燥または真空乾燥により溶媒を除去し、目的とするメチル化フラボノール誘導体を粉末または濃縮液として得ることは溶媒による影響を除外できることから、好ましい。
また、最終抽出を食用油や化粧料に用いる油脂で実施することは、得られるメチル化フラボノール誘導体が安定に維持されることから好ましい。例えば、大豆油、米ぬか油、グレープシード油、オリーブ油、ホホバ油で抽出することは好ましい。
また、このメチル化フラボノール誘導体を粉末化することは防腐の目的から好ましい。
以下、前記実施形態を実施例及び試験例を用いて具体的に説明する。なお、これらは一例であり、素材、原料や検体の違いに応じて常識の範囲内で条件を変更させることが可能である。
新潟県で無農薬栽培されたガマ(学名Typha latifolia)の穂をイー薬草株式会社から購入して用いた。この穂を水道水で水洗後、天日で乾燥させ、粉砕機(株式会社奈良機械製作所製のスーパー自由ミル)にて粉砕し、ガマの穂の乾燥粉末粉砕物を1.0kg得た。
また、北海道産の大豆(学名Glycine max)をミキサー(クイジナート製)に供し、大豆の粉砕物1.0kgを得た。前記のガマの穂と大豆の粉砕物をオートクレーブ(SDL−320、トミー製)に供し、121℃、20分間、滅菌した。
これらを清浄な発酵タンク(滅菌された発酵用丸形40リットルタンク)に入れ、滅菌された水道水5kgを添加し、攪拌した。
これとは別に、納豆本舗製の粉末納豆菌の9gを小型発酵タンクに供し、滅菌した大豆粉末と前培養させた発酵準備液を用意した。
前記の前培養した納豆菌の発酵準備液とガマの穂の乾燥粉末と大豆とを入れた発酵タンクに添加し、攪拌後、41〜43℃の温度範囲で加温し、発酵させた。
発酵過程では通気によりバブリングと攪拌を行いつつ、発酵液のサンプリングを行い、4日間発酵させた。発酵終了後、発酵タンクより発酵物を取り出し、煮沸滅菌した。この発酵物を濾過布により濾過して、納豆菌による発酵液0.8kgを得た。この発酵液0.5kgに対して紅麹本舗製のベニコウジ菌の5gを添加して40〜42℃で4日間発酵させた。
この発酵物にエタノールを添加して煮沸滅菌した。これを濾過し、濾過液を目的とするメチル化フラボノール誘導体とした。これを検体1とした。
さらに、構造解析及び実験の目的で精製物を得た。つまり、前述の検体1のメチル化フラボノール誘導体の200gに7%エタノール含有精製水の1Lを添加し、ダイヤイオン(AMP03型、三菱化学製)500gを7%エタノール液に懸濁して充填したガラス製カラム(遠藤科学製)に供した。
これに3Lの7%エタノール液を添加して清浄し、さらに、60%エタノール液を1L添加して目的とするメチル化フラボノール誘導体を溶出させ、濃縮して精製した。精製されたメチル化フラボノール誘導体を減圧蒸留により、エタノール部分を除去し、水溶液とした。これをメチル化フラボノール誘導体の精製物51gを得てこれを検体2とした。
以下に、メチル化フラボノール誘導体の構造解析に関する試験方法及び結果について説明する。
(試験例1)
上記のように得られた検体2をエタノールに溶解し、質量分析器付き高速液体クロマトグラフィ(HPLC、島津製作所)で分析した。
さらに、これを核磁気共鳴装置(90MHz、H−NMR、ブルカー製)で解析した結果、検体1と検体2からメチル化フラボノールとキナ酸と没食子酸の各1分子からなるメチル化フラボノール誘導体が検出された。
すなわち、重水素化ジメチルスルホキシド中のH−NMRの結果、1.851、1.894、2.014、2.025、3.505、3.872、4.047、4.191、4.954、5.705、5.816、7.639、8.089、8.830及び12.924ppmにピークが認められた。
上記の解析結果は、化学的に合成した標準品と同一構造を呈することが判明した。すなわち、検体2からメチル化フラボノール1分子とキナ酸1分子と没食子酸1分子がエーテル結合及びエステル結合した目的とするメチル化フラボノール誘導体であると確認できた。
以下にヒト脂肪細胞を用いた脂肪の吸着作用試験について述べる。なお、この試験方法は生化学的に成分の働きを検証できる再現性のある常法である。
(試験例2)
株式会社タカラバイオより購入したヒト由来白色脂肪前駆細胞(皮下脂肪由来、Human White Preadipocytes)を用いた。培養液として5%牛胎児血清含有MEM培地(Sigma製)を用いて培養した1000個の細胞を35mm培養シャーレ(FALCON製)に播種し、5%炭酸ガス下、37℃で培養した。ここに中性脂肪としてラードの溶解物1mgを添加した。ここに、前記の検体1、検体2及び陽性対照としてαシクロデキストリン(シクロケム製)をいずれも0.1mg/mlの最終濃度で添加した。これを48時間培養して試験した。
培養液を採取後、脂肪細胞の生存率をトリパンブルー法により計数した。その後、脂肪細胞の懸濁液を調製し、この脂肪細胞中に存在している中性脂肪量を中性脂肪測定キット(和光純薬製)により分光学的に定量した。
また、脂肪細胞懸濁液から検体に吸着された脂肪をエーテル抽出により抽出して分離し、定量した。
なお、シャーレは5枚を用いてその平均値を算出した。溶媒を添加した溶媒対照群と比較した。
その結果、検体1の0.1mg/mlの添加によりヒト由来脂肪細胞数は溶媒対照群に比して平均値として88%に減少した。また、検体2では68%に減少した。一方、αシクロデキストリンでは101%となり、細胞数に変化はなかった。脂肪細胞の減少はダイエットの効果であることから、検体1及び検体2の方が優れていた。
それぞれの検体に吸着した脂肪量は検体1では32μg、検体2では67μg、αシクロデキストリンでは11μgとなり、検体1及び検体2の方が脂肪吸着力に優れていた。
一方、正常ヒト由来皮膚上皮細胞を用いた細胞毒性を指標とした安全性試験では、検体1及び検体2の添加により細胞数に変化はなく、安全性が確認された。
以下にヒト神経細胞の障害モデルを用いた障害抑制試験について述べる。なお、この試験方法は生化学的に成分の働きを検証できる再現性のある常法である。
(試験例3)
コスモバイオから購入したヒト神経細胞(Human Neurons(HN))を用いた。培養液として専用の培養液(神経細胞増殖培地)を用いて培養した1000個の細胞を35mm培養シャーレに播種し、5%炭酸ガス下、37℃で培養した。これに1%のアクリルアミド水溶液と中性脂肪を添加して神経細胞を刺激した。
ここに、前記の実施例1で得られた検体1及び検体2、陽性対照としてNGF(フナコシ(株)、ヒトタイプ)をいずれも0.1mg/mlの最終濃度で添加した。これを48時間培養した。
培養終了後、細胞数を顕微鏡的に計数した。さらに、細胞を培養シャーレに入れた状態で細胞内の脂肪量を前記の方法に従い、定量した。なお、シャーレは5枚を用いてその平均値を算出した。溶媒を添加した溶媒対照群と比較した。
その結果、検体1の0.1mg/mlの添加により神経細胞数が溶媒対照群に比して平均値として118%に増加した。また、検体2では133%に増加した。一方、NGFでは111%の増加であり、検体1及び検体2の方が優れていた。
神経細胞の脂肪量については検体1により溶媒対照群に比して88%に減少した。また、検体2の添加によっては溶媒対照の66%と減少した。NGFでは102%となり、検体1及び検体2の方がNGFに比べて脂肪吸着作用に優れていた。
本発明で得られるメチル化フラボノール誘導体は脂肪を吸着させ、ダイエット効果を発揮させる。また、内臓脂肪の蓄積は生活習慣病の原因になるため、国民のQOLを改善し、健康な労働人口を増加させ、かつ、医療費を削減できる。
本発明で得られるメチル化フラボノール誘導体は皮脂を吸着させることにより化粧料としてシミ、シワやタルミなどの肌トラブルに悩む方の肌の改善に貢献し、化粧品業界の発展に寄与する。

Claims (1)

  1. 下記の式(1)で示される脂肪吸着作用を呈するメチル化フラボノール誘導体。
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