JP6599735B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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Description

本発明は、油圧式のラッシュアジャスタに関する。
特許文献1に開示のラッシュアジャスタは、有底筒状のボディと、ボディ内に上下方向に往復移動可能に挿入される有底筒状のプランジャとを備えている。ボディから突出するプランジャの上端部にはロッカアームを支承する略半球状の支承部が設けられている。
プランジャ内には低圧室が設けられ、ボディ内の下部にはプランジャの底壁との間に高圧室が設けられている。プランジャの底壁には弁口(弁孔)が貫設されている。底壁の弁口が開いたときに、低圧室に貯留された作動油(オイル)が弁口を通して高圧室に流れる。そして、高圧室に充填されたオイルの油量変化に応じてプランジャがボディからの突出量を変化させることにより、ラッシュアジャスタがロッカアームを適正な高さ位置で支持することが可能となっている。
プランジャの周壁には、ボディの周壁上端部に略液密に当接する環状帯部が全周に亘って設けられるとともに環状帯部よりも下方に1つの内部連通孔(プランジャ油孔)が貫設されている。環状帯部は、プランジャとボディの両周壁間からオイルが流出するのを防止し、且つ両周壁間に外部から異物が侵入するのを規制する役割をはたす。また、内部連通孔の下端は、低圧室に貯留されたオイルの液面高さを規定している。
特開2009−191690号公報
ところで、近年、エンジンのコンパクト化に伴いラッシュアジャスタが小型になる傾向にあり、低圧室の内容積を大きくとるのが困難な設定が求められることがある。かかる場合に、低圧室に現行と同等以上の油量でオイルを貯留しようとすると、内部連通孔の高さ位置を引き上げればよいわけであるが、内容連通孔の上方に環状帯部が位置しているため、その引き上げ量に限界があり、低圧室に必要量のオイルを貯留させることができないことがある。そこで、例えば、内部連通孔の孔径を小さくして、内部連通孔の下端を上方に位置させることで、オイルの液面レベルを引き上げることが考えられるが、内部連通孔の孔径があまりに小さくなると、内部連通孔を通るオイルの流量が少なくなり、低圧室に十分なオイルを供給することができないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、小型になっても低圧室に必要量のオイルを確保することが可能なラッシュアジャスタを提供することを目的とする。
本発明は、有底筒状のボディと、前記ボディ内に上下方向に往復移動可能に挿入される有底筒状のプランジャとを備え、前記プランジャ内には低圧室が設けられ、前記ボディ内の下部には前記プランジャの底壁との間に高圧室が設けられ、前記プランジャの底壁に貫設された弁孔が開いたときに前記低圧室に貯留されたオイルが前記弁孔を通して前記高圧室に流れるものであり、さらに、前記プランジャの周壁には前記ボディの周壁上端部に当接する環状帯部が設けられるとともに前記環状帯部よりも下方にプランジャ油孔が貫設され、前記プランジャ油孔の下端が前記低圧室に貯留されたオイルの液面レベルを規定するラッシュアジャスタであって、前記ボディの周壁には、前記プランジャ油孔とともに前記低圧室へ流れるオイルの通路を構成するボディ油孔が貫設され、前記プランジャ油孔は、前記プランジャの周壁において前記環状帯部と近接した上下方向の同一高さ位置に複数設けられ、それぞれが前記ボディ油孔の孔径よりも小さい孔径で形成されるところに特徴を有する。
プランジャ油孔がプランジャの周壁において環状帯部と近接した上下方向の同一高さ位置に複数設けられているため、プランジャ油孔が可能な限り上方に位置することになり、また、オイルの流通経路が各プランジャ油孔に分担されることで1つあたりのプランジャ油孔の孔径を小さくすることができる。そして、プランジャ油孔の孔径を小さくすることにより、プランジャ油孔の下端で規定されるオイルの液面レベルを引き上げることができ、ラッシュアジャスタが小型になっても低圧室に必要量のオイルを確保することができる。
本発明の実施例1に係るラッシュアジャスタの断面図である。 ラッシュアジャスタを含む動弁装置の断面図である。 実施例2に係るラッシュアジャスタの正面図である。 図3のA−A断面図である。 実施例3に係るラッシュアジャスタの図4相当図である。
本発明の好ましい実施形態を以下に示す。
前記プランジャ油孔が、断面真円形をなし、前記プランジャの周壁に2つ設けられている。プランジャの周壁は、上下方向の圧縮力を受けるため、所定の剛性が必要とされる。その点、本構成によれば、プランジャ油孔が断面真円形をなし、プランジャの周壁に設けられるプランジャ油孔の個数も2つに抑えられているため、プランジャの周壁に必要な剛性を確保することができる。
周方向で隣接する前記プランジャ油孔のその周方向の離間角度が少なくとも50度以上である。これによれば、プランジャの周壁に必要な剛性を確保することができるのに加え、プランジャ油孔の孔開け加工を容易に行うことができる。
複数の前記プランジャ油孔は、前記プランジャの周壁における径方向に対向する位置からずれた位置に配置される。これによれば、各プランジャ油孔から低圧室に流入するオイルの流れが真向いから対向するのを回避することができ、オイル干渉に起因する気泡の発生を防止することができる。
<実施例1>
以下、実施例1を図1及び図2に基づいて説明する。実施例1に係る油圧式のラッシュアジャスタ10は、内燃機関の動弁装置に設けられ、従来よりも小型に構成されている。
動弁装置は、図2に示すように、エンジンと同期して回転するカムシャフト70に設けられたカム71と、バルブ本体80に設けられたバルブステム81と、カム71の回転に応じて揺動することでバルブステム81を押圧するロッカアーム60と、ロッカアーム60の一端部を揺動可能に支持するラッシュアジャスタ10とを備えている。
バルブステム81は、シリンダヘッド90の吸気又は排気ポート91に連なる貫通孔92に挿入され、コイルスプリング82によってバルブ本体80を閉弁させる方向に付勢されている。カム71が回転すると、ロッカアーム60が揺動するとともに、バルブステム81が貫通孔92内を往復移動し、これによってバルブ本体80が吸気又は排気ポート91を開閉するようになっている。
ロッカアーム60は、ここではスイングアーム式であって、一端部がラッシュアジャスタ10に支持され、他端部がバルブステム81に当接させられ、一端部と他端部との間に設けられたローラ61にカム71が回転可能に接触して配置されている。
ラッシュアジャスタ10は、シリンダヘッド90の上面に開設された取付孔93に軸線を上下方向に向けて挿入される。取付孔93の内面には、シリンダヘッド90の給油路94が連通している。図1に示すように、ラッシュアジャスタ10は、有底円筒状のボディ11と、ボディ11内に上下方向に往復移動可能(往復摺動可能)に収容される有底円筒状のプランジャ12とを備えている。
ボディ11は、円板状の底壁13と、底壁13の外周から立ち上がる周壁14とからなる。ボディ11の周壁14の外周面にはボディ周回溝15が全周に亘って設けられている。また、ボディ11の周壁14には、ボディ周回溝15の溝奥面から内周面にかけて径方向(ボディ11の周壁14の壁厚方向)に貫通する1つのボディ油孔16が設けられている。そして、周壁14の上端には、プランジャ12の上方への抜け出しを規制するリテーナ50が取り付けられている。
プランジャ12は、ボディ11の底壁13よりも一回り小さい円板状の底壁17と、底壁17の外周から立ち上がって上端部が略半球状に絞られた周壁18とからなる。プランジャ12の周壁18の上端部は支承部19とされ、支承部19の半球面状の外周面に、ロッカアーム60の一端部が摺動可能に支持されている(図2を参照)。支承部19の上端には、頂孔21が上下方向に貫通して設けられている。プランジャ12内は、底壁17と周壁18とで区画された低圧室22として構成されている。
プランジャ12の周壁18の上端部には、全周に亘って外側に厚肉に突出する環状帯部23が設けられている。環状帯部23の外周面は、ボディ11の周壁14の上端部内周面に対して上下方向に沿って略液密に当接可能(摺接可能)とされている。プランジャ12の周壁18の外周面には、環状帯部23の下端面を区画するプランジャ周回溝24が全周に亘って設けられている。
また、プランジャ12の周壁18には、プランジャ周回溝24の溝奥面から内周面にかけて径方向(プランジャ12の周壁18の壁厚方向)に貫通する2つのプランジャ油孔25が設けられている。各プランジャ油孔25は、断面真円形をなし、プランジャ12の周壁18において、互いに上下方向の同一高さ位置で、且つ環状帯部23に近接した位置となるプランジャ周回溝24の上端部に開口して配置されている。そして、プランジャ油孔25は、ボディ油孔16よりも上方に配置され、プランジャ油孔25の孔径(直径)は、ボディ油孔16の孔径よりも小さくされている。
また、各プランジャ油孔25は、プランジャ12の周壁18の径方向両端部に同軸状に対向して配置されている。シリンダヘッド90の給油路94から供給されるオイルは、ボディ周回溝15、ボディ油孔16、プランジャ周回溝24及びプランジャ油孔25を経て低圧室22に貯留されるようになっている。この場合に、シリンダヘッド90の取付孔93内でボディ11が回転してもボディ周回溝15を経ることでボディ油孔16にオイルが流れ、ボディ11内でプランジャ12が回転してもプランジャ油孔25を経ることでプランジャ油孔25にオイルが流れるようになっている。
プランジャ12の底壁17の径方向中央には、円形の弁孔26が上下方向に貫通して設けられている。ボディ11内の下部には、プランジャ12の底壁17との間に、高圧室27が設けられている。高圧室27には、上下方向に移動して弁孔26を開閉可能な球状の弁体28と、弁体28を保持するケージ29と、ケージ29内に収容されて弁体28を弁孔26に向けて付勢する圧縮コイルばねからなる第1スプリング31と、ケージ29の外周縁部とボディ11の底壁13との間に介設されてプランジャ12を上方に付勢する圧縮コイルばねからなる第2スプリング32とが設けられている。弁体28は、常には第1スプリング31により付勢されて弁孔26を閉じ、油圧変動に応じて第1スプリング31の付勢力に抗して下降することで弁孔26を開くように往復移動する。そして、弁孔26が開かれることにより、低圧室22のオイルが弁孔26を通して高圧室27に流れるようになっている。
ここで、カム71が回転して、ロッカアーム60がローラ61を介して上方から押圧されると、プランジャ12がロッカアーム60の一端部に押圧されてボディ11に対して下方に移動し、高圧室27のオイルが圧縮させられる。高圧室27の圧力が上昇するに伴い、高圧室27のオイルがプランジャ12とボディ11の両周壁14、18間を通してプランジャ周回溝24側に流れ出る。このため、ラッシュアジャスタ10の全長が高圧室27からのオイル流出分だけ短縮させられる。また、高圧室27の圧力上昇によってボディ11とプランジャ12とが剛体化し、ロッカアーム60に対するラッシュアジャスタ10の支持位置が規定される。
一方、カム71が回転して、ロッカアーム60に作用するカム71からの押圧力が減退すると、高圧室27の圧力と第2スプリング32の付勢力とによってプランジャ12が上昇し、プランジャ12の上端部がボディ11から大きく突出する。すると、高圧室27の圧力が低下し、低圧室22との間に圧力差が生じることで、弁体28が弁孔26から離間して弁孔26を開き、低圧室22から高圧室27にオイルが流れ、ラッシュアジャスタ10の全長が伸長する。こうしてカム71の回転に応じてラッシュアジャスタ10がロッカアーム60を適正位置で支持することにより、カム71とロッカアーム60とのバルブクリアランスが実質的にゼロとなるように調整される。
さて、プランジャ12の低圧室22には、シリンダヘッド90の給油路94からプランジャ油孔25を通してオイルが補給され、プランジャ油孔25の下端位置までオイルが貯留される。オイルが低圧室22に流れ込む際には、プランジャ12の周壁18に貫設された2つのプランジャ油孔25を通ることから、1つあたりのプランジャ油孔25の孔径を小さくしても、低圧室22に必要量のオイルを貯留させることができるようになっている。このため、本実施例のプランジャ油孔25は、プランジャ12の周壁18に1つだけ貫設された従来のプランジャ油孔25に比べ、孔径を20%以上減少させた設定になっている。そして、このようにプランジャ油孔25の孔径が小さくになるに伴い、プランジャ油孔25の下端位置が従来のプランジャ油孔25の下端位置よりも上方に位置することとなり、低圧室22に貯留されるオイルの液面レベルが引き上げられている。
そして、本実施例の場合、各プランジャ油孔25が環状帯部23の直下で且つ上下方向の同一高さ位置に配置されることによって可能な限り上方に位置していることから、ラッシュアジャスタ10が小型であっても、低圧室22に必要量のオイルを貯留させることが可能となっている。
さらに、各プランジャ油孔25がプランジャ12の周壁18における上下方向の同一高さ位置に配置されることにより、プランジャ12の製造時に、同一高さ位置に設置した図示しないパンチ(孔開けピン)などでプランジャ12の周壁18を打ち抜いてプランジャ油孔25を孔開け加工することができ、製造コストの上昇を抑えることができる。このとき、各プランジャ油孔25に対応した2つのパンチで孔開けを行ってもよく、あるいは、プランジャ12の周壁18を軸周りに回転させることで、1つのパンチで孔開けを行ってもよい。
さらに、プランジャ油孔25が断面真円形でプランジャ12の周壁18に2つ設けられるに過ぎず、しかもその2つのプランジャ油孔25がプランジャ12の周壁18の径方向両端部に離れて位置していることから、プランジャ12の周壁18の剛性が格別低下することもない。
<実施例2>
図3及び図4は、本発明の実施例2を示す。実施例2は、プランジャ12Aの周壁18に貫設されたプランジャ油孔25Aの形成位置などが実施例1とは異なるが、その他は実施例1と同様である。このため、以下の説明において、実施例1と同一又は相当する構造には同一符号を付し、実施例1と重複する説明を省略する。
プランジャ油孔25Aは、実施例1と同様にプランジャ12Aの周壁18を径方向(周壁18の壁厚方向)に貫通する形態で周壁18に2つ設けられているが、実施例1と異なり、図4に示すように、プランジャ12Aの径方向中央(弁孔26の中心)を中心とした場合における各プランジャ油孔25Aの周方向の離間角度αが、50度以上で且つ180度以下の範囲に収まるように設定されている。つまり、各プランジャ油孔25Aは、径方向に関して互いに非同軸となるように、プランジャ12Aの周壁18における径方向に対向した位置(両端位置)からずれた位置に配置されている。
実施例2によれば、プランジャ12Aの低圧室22にオイルが供給される際に、各プランジャ油孔25Aから低圧室22に流れ込むオイルの流れが真っ向からぶつかり合うことがなく、低圧室22内におけるオイル干渉に起因する気泡の発生を防止することができる。その結果、高圧室27に気泡が吸い込まれる事態を回避することができる。また、各プランジャ油孔25Aの周方向の離間角度αが50度以上であれば、プランジャ12Aの周壁18に必要とされる剛性を確保することができる。
<実施例3>
図5は、本発明の実施例3を示す。
実施例3においては、2つのプランジャ油孔25Bがプランジャ12Bの周壁18に互いにほぼ平行に貫設されており、各プランジャ油孔25Bの貫通方向がプランジャ12Bの周壁18の径方向を向いていない点で実施例1、2とは異なる。各プランジャ油孔25Bがプランジャ12Bの周壁18において互いに非同軸となるように位置している点は実施例2と同様である。具体的には、各プランジャ油孔25Bは、プランジャ12Bの周壁18の片側半円部分において径方向中央を挟んだ両側の対称位置に所定間隔をあけて並設されている。
実施例3によれば、各プランジャ油孔25Bから低圧室22に流れ込むオイルが同一方向に並流するようになるため、低圧室22内におけるオイル干渉に起因する気泡の発生をより確実に防止することができる。
<他の実施例>
以下、他の実施例を簡単に説明する。
(1)プランジャの周壁には3つ以上のプランジャ油孔が貫設されるものであってもよい。
(2)ラッシュアジャスタは、シリンダヘッドに対し上下方向に対して傾斜して設置されるものであってもよい。
(3)プランジャ油孔は、プランジャの周壁の内周面から外周面にかけて拡径するように周壁の壁厚範囲で孔径が変化するものであってもよい。
10…ラッシュアジャスタ
11…ボディ
12、12A、12B…プランジャ
14…ボディの周壁
17…プランジャの底壁
18…プランジャの周壁
22…低圧室
23…環状帯部
25、25A、25B…プランジャ油孔
α…離間角度

Claims (4)

  1. 有底筒状のボディと、前記ボディ内に上下方向に往復移動可能に挿入される有底筒状のプランジャとを備え、前記プランジャ内には低圧室が設けられ、前記ボディ内の下部には前記プランジャの底壁との間に高圧室が設けられ、前記プランジャの底壁に貫設された弁孔が開いたときに前記低圧室に貯留されたオイルが前記弁孔を通して前記高圧室に流れるものであり、さらに、前記プランジャの周壁には前記ボディの周壁上端部に当接する環状帯部が設けられるとともに前記環状帯部よりも下方にプランジャ油孔が貫設され、前記プランジャ油孔の下端が前記低圧室に貯留されたオイルの液面レベルを規定するラッシュアジャスタであって、
    前記ボディの周壁には、前記プランジャ油孔とともに前記低圧室へ流れるオイルの通路を構成するボディ油孔が貫設され、
    前記プランジャ油孔は、前記プランジャの周壁において前記環状帯部と近接した上下方向の同一高さ位置に複数設けられ、それぞれが前記ボディ油孔の孔径よりも小さい孔径で形成されることを特徴とするラッシュアジャスタ。
  2. 前記プランジャ油孔が、断面真円形をなし、前記プランジャの周壁に2つ設けられていることを特徴とする請求項1記載のラッシュアジャスタ。
  3. 周方向で隣接する前記プランジャ油孔のその周方向の離間角度が少なくとも50度以上であることを特徴とする請求項1又は2記載のラッシュアジャスタ。
  4. 複数の前記プランジャ油孔は、前記プランジャの周壁における径方向に対向する位置からずれた位置に配置されることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項記載のラッシュアジャスタ。
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