JP5313040B2 - ラッシュアジャスタ - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の動弁装置における油圧式のラッシュアジャスタに関するものである。
油圧式のラッシュアジャスタとして、特許文献1に記載のものが知られている。このものは、シリンダヘッドに固定される有底筒状のボディと、ボディ内に上下動可能に収容されるプランジャとを備え、プランジャの上端部がロッカアームを支持するように構成されている。プランジャの内部は低圧室とされ、ボディの下部はプランジャの底壁によって区画された高圧室とされ、プランジャの底壁には弁口が開口されている。低圧室内にはボディの周壁の連通孔とプランジャの周壁の連通孔とを介してシリンダヘッドの給油路から供給された作動油が貯留され、弁口を通して高圧室内にも作動油が満たされている。
また、高圧室内には、球形の弁体が弁口を閉じる向きに付勢されつつ収容されている。ここで、プランジャに対してロッカアーム側から下向きの押圧力が付与されると、弁体が弁口を閉じることによって高圧室を密閉状態となし、高圧室内に充填されている作動油によってプランジャの下降が規制される。また、プランジャが上昇して高圧室の容積が増加すると、弁体が下方へ移動して弁口が開き、作動油が低圧室から高圧室内へ流入し、高圧室内に作動油が満たされた状態が保たれる。
特開2009−47127公報
ところで、内燃機関の高速運転時において、プランジャの上端位置が通常位置よりも上昇するように、ラッシュアジャスタが過度に伸長するポンプアップと呼ばれる現象が発生することがある。こうしたポンプアップが発生すると、高圧室内に流入した作動油によってプランジャの通常位置への下降が阻止され、バルブを閉じることができない状態となることがある。したがって、早期にポンプアップを解消することが求められるが、いったんポンプアップが発生すると、高圧室内の作動油をリークし難くなるという事情があり、ポンプアップを解消し得ないおそれがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ポンプアップを解消可能なラッシャジャスタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、筒状のボディと、上端部でロッカアームを支持するとともに、前記ボディ内に挿入されつつ前記ボディに対して上下動可能なプランジャと、前記プランジャの内部に形成され、作動油が貯留される低圧室と、前記ボディの下部に形成され、前記プランジャの底壁によって前記低圧室との間を仕切られるとともに、前記作動油が充填される高圧室と、前記プランジャの底壁に貫通して形成され、前記低圧室と前記高圧室とに通じる弁口と、前記高圧室内に配置され、前記低圧室と前記高圧室との圧力差に応じて上下動し、上端位置で前記弁口を閉じるとともに、下方への移動によって前記弁口を開く弁体とを備えたラッシュアジャスタであって、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲で駆動する場合には、前記弁体の移動ストロークが通常ストロークに保たれ、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲よりも上昇した範囲で駆動する場合には、前記弁体の移動ストロークが前記通常ストロークよりも長いストロークとなるように、前記弁体の移動ストロークを可変調整するストローク調整部を備え、前記高圧室内には、前記弁体を収容するリテーナと、前記リテーナと前記高圧室の内底面との間に装着され、前記リテーナをプランジャとともに上方へ付勢するバネ部材とが配置され、前記弁体の下端位置が前記リテーナの内底面のうち前記弁体が当接する当接面によって規定されており、前記ストローク調整部は、前記当接面の高さ位置を可変に調整してなり、前記ストローク調整部は、前記リテーナの底壁に形成されたバネ部によって構成され、前記バネ部は、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲で駆動する場合にはほぼ自然状態に保たれ、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲よりも上昇した範囲で駆動する場合には前記弁口との距離を拡げる向きに弾性変位するように、そのバネ力が設定され、前記バネ部は、前記リテーナの底壁に切り欠き形成され、前記リテーナの内部から前記弁体を前記弁口を閉じる向きに付勢する付勢バネが省略され、前記リテーナの内底面のうちの前記当接面を除く面は、周縁面とされ、前記バネ部がほぼ自然状態に保たれる場合には、前記当接面と前記周縁面とがほぼ同じ高さ位置に配置され、前記バネ部が前記弁口との距離を拡げる向きに弾性変位した場合には、前記当接面が前記周縁面よりも下方に配置されるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
ポンプアップが発生し、プランジャの上端位置が通常位置の範囲よりも上昇すると、ストローク調整部によって弁体の移動ストロークが通常ストロークよりも長いストロークとなるから、弁口が開いている時間をかせぐことができ、その間に高圧室内の作動油を低圧室側へリークすることができる。したがって、プランジャの通常位置への下降が促され、ひいてはポンプアップを解消することができる。
また、ストローク調整部がリテーナの当接面の高さ位置を可変に調整してなるため、ストローク調整部がリテーナ以外の部分で構成されるよりも、構成が簡素化される。
また、ストローク調整部がリテーナの底壁に形成されたバネ部によって構成されるため、バネ部のバネ力が適正に設定されていれば、弁体の移動ストロークを自動的にかつ速やかに可変調整できる。
また、バネ部がリテーナの底壁に切り欠き形成されているから、ストローク調整部が簡易な構成で容易に形成され得る。
また、弁体を弁口を閉じる向きに付勢する付勢バネが省略される分、部品点数を削減でき、部品管理の煩わしさが減少する。
実施形態1のラッシュアジャスタの断面図 (A)弁体が上端位置にあるときの逆止弁機構の断面図 (B)そのときのリテーナの内底面を上方から見た図 (A)弁体が通常ストロークで下端位置にあるときの逆止弁機構の断面図 (B)そのときのリテーナの内底面を上方から見た図 (A)弁体が通常よりも長いストロークで下端位置にあるときの逆止弁機構の断面図 (B)そのときのリテーナの内底面を上方から見た図 ラッシュアジャスタを含む動弁装置全体の断面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図5によって説明する。実施形態1の油圧式ラッシュアジャスタ10は、図5に示すように、内燃機関の動弁装置に組み込まれている。
動弁装置は、シリンダヘッド80及びその周辺に配置され、シリンダヘッド80には、通気孔81(吸気ポート又は排気ポート)と、通気孔81に連通してシリンダヘッド80の上面に開口するステム孔82とが形成されている。シリンダヘッド80のステム孔82には通気孔81に臨む通気口を開閉するためのバルブ84(吸気バルブ又は排気バルブ)が開弁位置と閉弁位置との間を上下動可能に装着されている。バルブ84は常にはバルブスプリング85によって閉弁方向(上方)に付勢された状態にあり、バルブ84の上端部はステム孔82の上端開口から上方へ突出して配置されている。
シリンダヘッド80の上方にはロッカアーム86が配置され、ロッカアーム86の上方にはロッカアーム86のローラ(図示せず)と摺動可能なカム87が配置されている。また、シリンダヘッド80の上面には有底の取付孔88が開口して形成されている。さらに、シリンダヘッド80の内部には給油路89が延出して形成され、給油路89はその延出途中で取付孔88の内面に開口されている。
さて、ラッシュアジャスタ10は金属製であって、ボディ11及びプランジャ12を備えて構成されている。ボディ11は、図1に示すように、円形の底壁13の周縁から円筒状の周壁14を立ち上げた有底筒状をなし、シリンダヘッド80の取付孔88内に挿入されるようになっている。ボディ11の周壁14には、外側連通孔15が厚み方向に貫通して形成され、この外側連通孔15は給油路89に連通している(図5を参照)。
プランジャ12は、円形の底壁16の周縁から円筒状の周壁17を立ち上げた有底筒状をなし、ボディ11内に嵌め込まれて、双方の周面同士を摺接させつつボディ11に対して上下方向に移動可能とされている。プランジャ12の内部は低圧室18とされ、プランジャ12の底壁16の中央部には断面円形の弁口19が厚み方向(上下方向)に貫通して形成されている。図2に示すように、弁口19の下側開口縁は下向きに拡開する曲面状の上側当接面21とされ、ここに後述する弁体22(いわゆるチェックボール)が当接可能とされている。図1に示すように、プランジャ12の周壁17の外周には縮径部23が形成され、この縮径部23には内側連通孔24が厚み方向に貫通して形成されている。縮径部23とボディ11の内周面との間には隙間が開けられ、この隙間を介して、外側連通孔15と内側連通孔24とが互いに連通している。
また、プランジャ12の上端部には、上端に行くに従って窄まる略半球状(ドーム状)の支承部25が形成されている。支承部25にはロッカアーム86が上方から当接され、この支承部25によってロッカアーム86の揺動支点が構成されている。支承部25の上端中央部(頂部)には、上下方向に貫通する円形の孔26が形成されている。
ボディ11の下部には、プランジャ12が組み付けられた状態で、プランジャ12の底壁16によって低圧室18との間を仕切られる高圧室27が形成されている。この高圧室27内には、弁口19とともに逆止弁機構を構成する球形の弁体22が配置されている。弁体22は、リテーナ30内に収容され、低圧室18と高圧室27との間の圧力差に応じてリテーナ30内で上下方向に移動可能とされている。
リテーナ30内には、弁体22以外の部材は収容されておらず、従来において弁体22を弁口19を閉じる向きに付勢する付勢バネは含まれていない。リテーナ30の周縁に形成された突縁部31とボディ11の内底面との間にはバネ部材60が装着され、このバネ部材60の付勢力によって、突縁部31がプランジャ12の底壁16の下面に押し当てられるとともに、プランジャ12が上方へ付勢されている。低圧室18内には給油路89から外側連通孔15及び内側連通孔24を順次経て供給される作動油が貯留され、さらに低圧室18内の作動油は弁口19を通って高圧室27内に充填されるようになっている。
リテーナ30は、冷間圧延鋼板等の金属板を曲げ加工等してケージ状に成形され、図2に示すように、弁口19と対向する位置に、平面視円形の底壁33を有している。底壁33の中央部には、略C字形の切り込み34が入れられ、この切り込み34の内側の片によってバネ部35が構成されている。バネ部35は、切り込み34内に配置される円板状の本体部36と、この本体部36とリテーナ30の周縁部とに連なる連結部37とからなり、本体部36が連結部37を支点として上下方向に撓み変形可能とされている。本体部36の内底面(上面)は弁体22が当接する下側当接面38とされている。下側当接面38は、バネ部35が自然状態にある場合にはリテーナ30の周縁面39(リテーナ30の内底面のうちの下側当接面38を除く面)とほぼ同じ高さ位置に水平に配置され、弁体22との当接によってバネ部35が撓み変形した場合にはリテーナ30の周縁面39よりも下方の高さ位置に斜めに配置されるようになっている。つまり、下側当接面38の高さ位置は可変調整可能とされている。なお、弁体22の移動ストロークは、弁口19の上側当接面21とリテーナ30の下側当接面38との間における上下方向の距離で示されるものであり、この場合において、弁体22の上端位置は上側当接面21との当接位置で規定され、弁体22の下端位置は下側当接面38との当接位置で規定される。
次に、本実施形態のラッシュアジャスタ10の作用を説明する。
内燃機関の通常の駆動時、カム87の回転に伴ってロッカアーム86が揺動変位(首振り変位)することにより、ロッカアーム86が支承部25を押圧する。これによってプランジャ12にロッカアーム86側から押し下げ力が付与されると、図1及び図2に示すように、弁体22が上側当接面21と当接して弁口19を閉じることで高圧室27が密閉状態となり、高圧室27内に充填されている作動油によってプランジャ12の下降が規制される。その後、ロッカアーム86側からの押し下げ力が解消されると、プランジャ12が上昇して高圧室27の容積が増加する。すると、弁体22が下方へ移動して弁口19が開かれ、それに伴って作動油が低圧室18から高圧室27内へ流入して、高圧室27内に作動油が満たされた状態となる。
このように弁体22は、上側当接面21と下側当接面38の両面との衝突を繰り返しながら、その移動ストロークの範囲で上下方向に往復動するようになっている。弁体22が下端位置に至ったとき、図3に示すように、弁体22に作用する慣性力は未だバネ部35を弾性変位させるに及ばず、バネ部35はほぼ自然状態に保たれている。したがって、弁体22は、内燃機関の通常回転時(低回転時を含む)には、ほぼ自然状態に保たれたバネ部35の下側当接面38と上側当接面21との間に規定されるほぼ一定の通常ストロークで上下動を繰り返すようになっている。
一方、内燃機関の高回転時には、ロッカアーム86を含む動弁装置が高速で動作するため、サージングの発生等に起因して、バルブ84が不要に開弁することがある。このとき、ラッシュアジャスタ10においては、プランジャ12の上端位置が通常の上端位置の範囲よりも上昇した位置に至るとともに、高圧室27内に作動油が過剰に流入するようになる。このため、ラッシュアジャスタ10が過度に伸長した状態となり、しかも高圧室27内に流入した作動油によってプランジャ12の下降が阻止されることにより、バルブ84を完全に閉弁させることができない状態となる。
本実施形態においては、かかるポンプアップの発生によってラッシュアジャスタ10が瞬時に伸び上がったときに作用する慣性力により、弁体22が下側当接面38に強く押し付けられて、バネ部35の撓み動作を誘導するようになっている。したがって、図4に示すように、バネ部35が弁口19との距離を拡げる向きに弾性変位(撓み変形)することにより、下側当接面38の高さ位置が周縁面39よりも下位となり、弁体22の移動ストロークが通常ストロークよりも長いストロークとなる。その結果、弁口19が開いている時間が長くなり、その間に高圧室27内の作動油が弁口19を通って低圧室18側へ流出される。また、弁体22と上側当接面21との間隔が拡がることによって弁口19への流路面積が増加し、低圧室18側へ流出される作動油の流量が増加する。かくしてプランジャ12が通常の高さ位置に復帰して通常の動作を行うようになると、弁体22に作用する慣性力が減少することによってバネ部35の撓み状態が解消され、それに伴い、弁体22の移動ストロークも通常ストロークに復帰することとなる。
以上説明したように本実施形態によれば、ポンプアップの発生時には、弁体22の移動ストロークを通常ストロークよりも長くとることにより、弁体22によるチェックを意識的に遅らせているため、このチェックの遅れを利用してポンプアップを解消することができる。一方、通常の駆動時には、弁体22の移動ストロークは通常ストロークに保たれるから、弁体22のチェックが遅れることはなく、良好な応答性が確保される。
この場合、バネ部35がリテーナ30によって構成されているため、リテーナ30以外の部分に、弁体22の移動ストロークを可変調整するストローク調整部を設定するよりも、構成の簡素化を図れる。しかも、バネ部35がリテーナ30の底壁33に切り欠き形成されているから、より簡易な構成で容易に形成され得る。
また、プランジャ12の上端位置が通常位置の範囲で駆動する場合にはほぼ自然状態に保たれ、プランジャ12の上端位置が通常位置の範囲よりも上昇した範囲で駆動する場合には弾性変位するように、バネ部35のバネ力が設定されているから、弁体22の移動ストロークを自動的にかつ速やかに可変調整することができる。
さらに、弁体22を弁口19を閉じる向きに付勢する付勢バネが省略される分、部品点数を削減でき、部品管理の煩わしさが減少する。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる
記実施形態では、バネ部の本体部は円形をなしていたが、本発明によれば、バネ部の本体部は長方形等の多角形や円形以外の曲線形状であってもよい。
10…ラッシュアジャスタ
11…ボディ
12…プランジャ
16…プランジャの底壁
18…低圧室
19…弁口
22…弁体
27…高圧室
30…リテーナ
33…リテーナの底壁
35…バネ部
38…下側当接面(当接面)
60…バネ部材
86…ロッカアーム

Claims (1)

  1. 筒状のボディと、上端部でロッカアームを支持するとともに、前記ボディ内に挿入されつつ前記ボディに対して上下動可能なプランジャと、前記プランジャの内部に形成され、作動油が貯留される低圧室と、前記ボディの下部に形成され、前記プランジャの底壁によって前記低圧室との間を仕切られるとともに、前記作動油が充填される高圧室と、前記プランジャの底壁に貫通して形成され、前記低圧室と前記高圧室とに通じる弁口と、前記高圧室内に配置され、前記低圧室と前記高圧室との圧力差に応じて上下動し、上端位置で前記弁口を閉じるとともに、下方への移動によって前記弁口を開く弁体とを備えたラッシュアジャスタであって、
    前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲で駆動する場合には、前記弁体の移動ストロークが通常ストロークに保たれ、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲よりも上昇した範囲で駆動する場合には、前記弁体の移動ストロークが前記通常ストロークよりも長いストロークとなるように、前記弁体の移動ストロークを可変調整するストローク調整部を備え
    前記高圧室内には、前記弁体を収容するリテーナと、前記リテーナと前記高圧室の内底面との間に装着され、前記リテーナをプランジャとともに上方へ付勢するバネ部材とが配置され、前記弁体の下端位置が前記リテーナの内底面のうち前記弁体が当接する当接面によって規定されており、前記ストローク調整部は、前記当接面の高さ位置を可変に調整してなり、
    前記ストローク調整部は、前記リテーナの底壁に形成されたバネ部によって構成され、前記バネ部は、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲で駆動する場合にはほぼ自然状態に保たれ、前記プランジャの上端位置が通常位置の範囲よりも上昇した範囲で駆動する場合には前記弁口との距離を拡げる向きに弾性変位するように、そのバネ力が設定され、
    前記バネ部は、前記リテーナの底壁に切り欠き形成され、
    前記リテーナの内部から前記弁体を前記弁口を閉じる向きに付勢する付勢バネが省略され、
    前記リテーナの内底面のうちの前記当接面を除く面は、周縁面とされ、前記バネ部がほぼ自然状態に保たれる場合には、前記当接面と前記周縁面とがほぼ同じ高さ位置に配置され、前記バネ部が前記弁口との距離を拡げる向きに弾性変位した場合には、前記当接面が前記周縁面よりも下方に配置されることを特徴とするラッシュアジャスタ。
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