JP6599124B2 - 熱源機及び熱源システム - Google Patents

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Description

本発明は、圧縮機を備えた熱源機と、この熱源機と冷却塔、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプとを備えた熱源システムに関する。
冷熱等を生成する熱源機、例えば、ターボ冷凍機、スクリューチラー、チリングユニット等の定格能力は、建物等に設置されて運用される際、余力を見込んで運用されるのが一般的である。そのため、これらの熱源機が定格能力で運転するように設定したとしても、実際には熱源機が本来持っている能力の余力を残して運転されていることが多い。また、このような熱源機は、定格能力付近で運転される場合に最もエネルギ効率が良くなるように設計されており、定格能力を超えて運転した場合、エネルギ効率は下がるが、急激に悪化しないようになっている。しかし、通常、建物等に設置されて運用される熱源機は、定格能力以上の能力で運転されないようにリミッタ等が設定されている。
図6は、従来の例として3台の熱源機を備えた熱源システムにおける要求熱量と出力熱量及び熱源機の稼働台数との関係を示す図である。この熱源システムは、3台の熱源機は全て定格能力が300RT(冷凍トン)であり、直線L1は要求熱量と出力熱量との関係を示し、直線L2は要求熱量と熱源機の稼働台数との関係を示している。なお、RT(冷凍トン)とは、冷凍機の冷凍能力を示す単位であり、0℃の水2000ポンド(約906kg)を24時間で0℃の氷に相転移させることができる冷凍機の冷凍能力が1RTと定義されている。
図6の直線L1に示すように、要求熱量が上昇すると、それに比例して出力熱量も上昇する。それに伴い、直線L2に示すように、要求熱量が300RTまでの場合は熱源機の稼働台数が1台であるが、要求熱量が300RTを超えると熱源機の稼働台数が2台になり、さらに、要求熱量が600RTを超えると熱源機の稼働台数が3台に上昇する。このように、要求熱量が上昇すると、熱源機の稼働台数も上昇することになる。
図7は、図6の熱源システムにおける年間の負荷率WRと運転時間DTとの関係を示す図であり、図8は、図6の熱源システムにおける年間の稼働台数DNと運転時間DTとの関係を示す図である。図7に示すように、このような熱源システムは、70%以上の負荷率WRで運転されることはほとんどなく、0%〜30%程度の低い負荷率WRで運転されることが多いことが分かる。
また、図8に示すように、稼働台数DNが3台になる場合は、年間の運転時間である約5400時間中約1000時間程度であり、最大の稼働台数で運転されることは全期間中20%程度であることが分かる。このように、この熱源システムでは、熱源機のエネルギ効率が最も良くなる定格能力付近で運転される機会は少なく、エネルギ効率の悪い状態で運転していることが多いことが分かる。
従来、このような熱源システムにおいて、エネルギ効率を高めるために周辺機器である冷水ポンプ等を制御する制御方法が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。この制御方法は、複数のインバータ駆動ターボ冷凍機に対し、冷却水の温度によって決まる成績係数と負荷率との関係において、成績係数が所定値以上となる負荷率範囲を決定し、個々のインバータ駆動ターボ冷凍機の負荷率が負荷率範囲に収まるようにインバータを制御するものである。これにより、インバータ駆動ターボ冷凍機は、高効率で稼働させることが可能となる。
特許第4435533号公報
しかしながら、特許文献1に記載の制御方法は、インバータ駆動ターボ冷凍機を100%までの負荷率範囲内で制御する制御方法であり、定格能力以上の余力を利用するものではなかった。
そこで本発明は、熱源機の駆動電源の周波数を高くするヘルツアップ運転を行うことで、熱源機の定格能力以上の能力で運転し、余力を最大限利用することで熱源機のエネルギ効率を高くすることを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往きヘッダと、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還りヘッダと、前記熱源機と前記還りヘッダとの間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往きヘッダ、前記還りヘッダ、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、を具備し、前記往きヘッダの下流側には、第1の温度計と、第1の流量計とが設けられ、前記還りヘッダの下流側には、第2の温度計と、第2の流量計とが設けられ、前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される往き熱量が所定の出力値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行い、前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される還り熱量が所定の出力値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う、ことを特徴とする。
この発明によれば、制御信号により要求された前記冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、熱源機は、駆動電源の周波数を所定の周波数値より高い値に変換して駆動させるヘルツアップ運転を行う。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の熱源機において、前記熱源機、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプは、複数設けられ、前記冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、前記複数の熱源機、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプの内の一部の前記熱源機、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプが前記ヘルツアップ運転を行う、ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、前記往き流路に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、を具備し、前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行う、ことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、前記還り流路に設けられた第2の温度計及び第2の流量計と、を具備し、前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、又は前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う、ことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項3又は4に記載の熱源システムにおいて、前記算出される値は、流路の熱量である、ことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機であって、冷却水によって前記熱源媒体を凝縮する凝縮器と、凝縮された前記熱源媒体を断熱膨張させる減圧手段と、前記熱源媒体を蒸発させて冷熱を生成する蒸発器と、蒸発した前記熱源媒体を圧縮して前記凝縮器に前記熱源媒体を押し込む圧縮器と、を有し、前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記凝縮器と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記凝縮器、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路とを備えた冷却水供給手段、及び前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往きヘッダと、熱負荷により加熱された前記冷水を前記蒸発器に送る還りヘッダと、前記蒸発器と前記還りヘッダとの間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記往きヘッダの下流側に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、前記還りヘッダの下流側に設けられた第2の温度計及び第2の流量計と、前記蒸発器、前記往きヘッダ、前記第1の温度計、前記第1の流量計、前記還りヘッダ、前記第2の温度計、前記第2の流量計、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路とを備えた冷水供給手段、を具備し、前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される値が所定値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う熱源システムに用いられ、前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定値を超えた場合、ヘルツアップ運転を行う。
請求項7記載の発明は、駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機であって、前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、前記往き流路に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、を具備する熱源システムに用いられ、前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行う、ことを特徴とする
請求項8記載の発明は、請求項6又は7に記載の熱源機において、前記算出される値は、流路の熱量である、ことを特徴とする。
請求項6及び請求項7記載の発明によれば、制御信号により要求された前記冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、熱源機がヘルツアップ運転を行うことにより、熱源機の定格能力以上の能力で運転し、熱源機の余力を最大限利用することが可能となる。
請求項1、請求項2、請求項3及び請求項4記載の発明によれば、冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、複数の熱源機等が順次ヘルツアップ運転を行うことにより、熱源システムの定格能力以上の能力で運転することが可能となる。さらに、熱源システムを構築する際の機器の選定において、個々の熱源機等の選択肢が広がるため、より柔軟な熱源システムの構築が可能となる。
請求項5及び請求項8記載の発明によれば、冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、熱源機、冷却塔、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプがヘルツアップ運転を行うことにより、熱源システムの定格能力以上の能力で運転し、熱源システム全体でさらに余力を最大限利用することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係る熱源システムの概略を示す構成図である。 図1の熱源機の概略を示す構成図である。 図1の熱源システムのヘルツアップ運転の制御動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る熱源システムの概略を示す構成図である。 図4の熱源システムにおける要求熱量と出力熱量及び熱源機の稼働台数との関係を示す図である。 従来の熱源システムにおける要求熱量と出力熱量及び熱源機の稼働台数との関係を示す図である。 図6の熱源システムにおける年間の負荷率WRと運転時間DTとの関係を示す図である。 図6の熱源システムにおける年間の稼働台数DNと運転時間DTとの関係を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1に係る熱源システム1の概略を示す構成図であり、図2は、図1の熱源機10の概略を示す構成図である。この熱源システム1は、建物等に設置される空調装置であり、図1に示すように、主として、熱源機10と、冷却水供給手段20と、冷水供給手段30とから構成され、冷水供給手段30が出力する冷水の冷熱が2次側設備50に出力されてこの熱源システム1が設置された建物等の空気を冷却するように構成されている。
熱源機10は、例えば、ターボ冷凍機、スクリューチラー、チリングユニット等、熱源媒体(例えば、フロン等)との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する装置であり、図2に示すように、熱源媒体の流れに沿った順に、凝縮器11と、減圧手段12と、蒸発器13と、圧縮器14とが設けられ、図示しない商用電源からの電力によりインバータ制御されて駆動されている。この熱源機10は、例えば、熱源システム1が設置される建物等の内部に設置されている。
凝縮器11は、冷却水供給手段20から供給される冷却水によって熱源媒体を凝縮させる装置であり、後述する冷却水還り流路24及び冷却水往き流路25が接続され、冷却水還り流路24から冷却水往き流路25へ冷却水が通されることにより熱源媒体を放熱させるように構成されている。減圧手段12は、凝縮器11によって凝縮された熱源媒体は圧力が高い状態であるため、減圧してこの熱源媒体を断熱膨張させる装置である。蒸発器13は、熱源媒体を蒸発させて相転移させることで冷熱を生成する装置であり、後述する冷水往き流路37及び冷却水還り流路40が接続され、冷却水還り流路40から流入される水を生成した冷熱により冷却して冷水にして冷水往き流路37へ送るように構成されている。圧縮器14は、蒸発した熱源媒体を圧縮して凝縮器に押し込む装置である。
冷却水供給手段20は、凝縮器11に冷却水を供給して冷却水を循環させるための機構であり、図1に示すように、冷却塔21と、冷却水ポンプ22と、冷却水バルブ23と、冷却水還り流路(冷却水循環流路)24と、冷却水往き流路(冷却水循環流路)25とを備えている。
冷却塔21は、凝縮器11から送られた冷却水の熱を放出するために熱源機10が設置されている建物等の外に設置される装置であり、冷却水に外気を送風するための図示しないファン等が設けられ、商用電源からの電力によりインバータ制御されて駆動されている。冷却水ポンプ22は、熱源機10と冷却塔21との間を通る冷却水を循環させるためのポンプであり、冷却塔21からの冷却水の下流側に設けられ、商用電源からの電力によりインバータ制御されて駆動されている。冷却水バルブ23は、冷却塔21から熱源機10へ送られる冷却水の流量を制御する装置であり、冷却水ポンプ22からの冷却水の下流側に設けられている。冷却水還り流路24は、冷却塔21から冷却水ポンプ22及び冷却水バルブ23を経由して冷却水を熱源機10へ送るための冷却水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。冷却水往き流路25は、熱源機10から冷却水を冷却塔21へ送るための冷却水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。
冷水供給手段30は、蒸発器13に水を供給して冷水を循環させるための機構であり、冷水往きヘッダ31と、冷水還りヘッダ32と、冷水温度計33a,33bと、冷水流量計34a,34bと、冷水ポンプ35と、冷水バルブ36と、冷水往き流路(冷水循環流路)37と、2次側往き流路38と、2次側還り流路39と、冷却水還り流路(冷水循環流路)40とを備えている。
冷水往きヘッダ31は、蒸発器13にて生成された冷水の2次側設備50への送水を制御する装置であり、熱源機10からの冷水の下流側に設けられている。冷水還りヘッダ32は、2次側設備50から送られた冷水の送水を制御する装置であり、2次側設備50からの冷水の下流側に設けられている。冷水温度計33a,33bは、冷水の温度を検出する装置であり、冷水温度計(第1の温度計)33aが冷水往きヘッダ31からの冷水の下流側に設けられ、冷水温度計(第2の温度計)33bが冷水還りヘッダ32からの冷水の下流側に設けられている。
冷水流量計34a,34bは、冷水の流量を検出する装置であり、冷水流量計(第1の流量計)34aが冷水往きヘッダ31からの冷水の下流側に設けられ、冷水流量計(第2の流量計)34bが冷水還りヘッダ32からの冷水の下流側に設けられている。冷水ポンプ35は、熱源機10と、冷水往きヘッダ31と、冷水還りヘッダ32との間を通る冷水を循環させるためのポンプであり、冷水還りヘッダ32からの冷水の下流側に設けられ、商用電源からの電力によりインバータ制御されて駆動されている。冷水バルブ36は、冷水還りヘッダ32から熱源機10へ送られる冷水の流量を制御する装置であり、冷水ポンプ35からの冷水の下流側に設けられている。
冷水往き流路37は、熱源機10から冷水を冷水往きヘッダ31へ送るための冷水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。2次側往き流路38は、冷水往きヘッダ31から冷水を2次側設備50へ送るための冷水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。2次側還り流路39は、2次側設備50から冷水を冷水還りヘッダ32へ送るための冷水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。冷却水還り流路40は、熱源機10から冷水を冷水還りヘッダ32へ送るための冷水の経路であり、例えば管状の部材により形成されている。
熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35は、図示しない制御装置により制御されている。この制御装置は、2次側設備50から受信する要求熱量と、冷水温度計33a,33b及び冷水流量計34a,34bの検出結果に基づき、熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35に対して出力を増加/減少させる制御信号を送信する。この制御信号を受信すると、熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35は、出力を増加/減少させる。このとき、すでに所定の出力値(定格能力)に達している場合、熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35は、インバータ制御における駆動周波数を所定の周波数値より高い値に変換して駆動させるヘルツアップ運転を行う。このヘルツアップ運転は、例えば、所定の周波数値が50Hzの場合に対して駆動周波数を60Hzに高くして駆動させることにより、出力を上昇させる運転であり、この場合、略20%上昇する。
次に、このような熱源システム1における制御動作等について説明する。
図1の2次側設備50にて熱源システム1の電源が投入されると、熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35は、制御装置からの制御信号を受信して駆動が開始される。熱源機10の熱源媒体は、図2に示す凝縮器11によって凝縮され、減圧手段12にて断熱膨張され、蒸発器13によって蒸発され、圧縮器14によって圧縮されて凝縮器11に押し込まれる、という熱交換サイクルを繰り返し行うことにより、冷水が生成される。この冷水は、冷水ポンプ35の駆動により冷水往きヘッダ31を経由して2次側設備50に送られ、2次側設備50が設置されている建物等の空気を冷却するために使用され、冷水は水として戻される。その後、使用後の水は冷水還りヘッダ32を経由して熱源機10に戻され、再度冷水として生成される。このとき、熱源機10の熱交換サイクルにより生じた熱が冷却水に伝えられ、この冷却水は、冷却水ポンプ22の駆動により冷却塔21に送られ、冷却塔21のファンにより放熱される。その後、冷却水は熱源機10に戻される。
これらの一連の動作において、熱源システム1は、図3に示すようなヘルツアップ運転の制御動作を行う。まず、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇しているか否か判定される(ステップS1)。上昇していないと判定された場合(「NO」の場合)は、そのまま処理を終了する。上昇していると判定された場合(「YES」の場合)は、冷水温度計33a及び冷水流量計34aの検出結果を掛け合わせた往き熱量が算出され、算出された往き熱量が所定の熱量に達しているか否か判定される(ステップS2)。達していないと判定された場合(「NO」の場合)は、そのまま処理を終了する。達していると判定された場合(「YES」の場合)は、熱源機10のヘルツアップ運転が開始される(ステップS3)。
その後、冷水温度計33b及び冷水流量計34bの検出結果を掛け合わせた還り熱量が算出され、算出された還り熱量が所定の熱量に達しているか否か判定される(ステップS4)。達していないと判定された場合(「NO」の場合)は、そのまま処理を終了する。達していると判定された場合(「YES」の場合)は、冷水ポンプ35のヘルツアップ運転が開始され(ステップS5)、冷却水ポンプ22のヘルツアップ運転が開始され(ステップS6)、冷却塔21のヘルツアップ運転が開始される(ステップS7)。
このヘルツアップ運転により、熱源システム1を構成する熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35の出力が略20%上昇するため、熱源システム1全体としても出力が略20%上昇する。
以上のように、この熱源システム1によれば、冷水温度計33a及び冷水流量計34aの検出結果が所定の熱量に達している場合、熱源機10のヘルツアップ運転が行われ、冷水温度計33b及び冷水流量計34bの検出結果が所定の熱量に達している場合、冷水ポンプ35、冷却水ポンプ22、及び冷却塔21のヘルツアップ運転が行われる。これにより、熱源機10単体の定格能力以上の能力で運転し、熱源機の余力を最大限利用することが可能となるとともに、熱源システム1全体の定格能力以上の能力で運転し、熱源システム1全体でさらに余力を最大限利用することが可能となる。
(実施の形態2)
図4は、この発明の実施の形態2に係る熱源システム1Aの概略を示す構成図である。実施の形態2に係る熱源システム1Aは、実施の形態1に係る熱源システム1における熱源機10に替えて、3つの熱源機10a,10b,10cを備え、冷却水供給手段20及び冷水供給手段30に替えて、これらとは構成の異なる冷却水供給手段20A及び冷水供給手段30Aを備えている点において、実施の形態1と異なる。
冷却水供給手段20Aは、冷却水ポンプ22、冷却水バルブ23、冷却水還り流路24、及び冷却水往き流路25に替えて、それぞれ3つの冷却水ポンプ22a,22b,22c、冷却水バルブ23a,23b,23c、冷却水還り流路24a,24b,24c、及び冷却水往き流路25a,25b,25cを備えている。冷水供給手段30Aは、冷水温度計33b、冷水流量計34b、冷水ポンプ35、冷水バルブ36、冷水往き流路37、及び冷却水還り流路40に替えて、それぞれ3つの冷水温度計33b1,33b2,33b3、冷水流量計34b1,34b2,34b3、冷水ポンプ35a,35b,35c、冷水バルブ36a,36b,36c、冷水往き流路37a,37b,37c、及び冷却水還り流路40a,40b,40cを備えている。その他の構成においては、熱源システム1と同様である。ここで、3つの熱源機10a,10b,10cは、図6に示す例と同様に、全て定格能力が300RT(冷凍トン)である。
この熱源システム1Aにおける制御動作を、図5に示すこの熱源システム1Aの要求熱量と出力熱量及び熱源機の稼働台数との関係を用いて説明する。図5において、直線L3は要求熱量と出力熱量との関係を示し、直線L4は要求熱量と熱源機の稼働台数との関係を示している。この直線L3において、太線部分は、熱源機10a,10b,10cがヘルツアップ運転をしている場合を示している。熱源システム1Aにおいて、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇し、図3のステップS2と同様に往き熱量が第1の所定の熱量である300RTに達していると判定された場合、ステップS3と同様に熱源機10aのヘルツアップ運転が開始される。ステップS4と同様に還り熱量が所定の熱量に達していると判定された場合、直線L3にて太線で示すように、ステップS5と同様に冷水ポンプ35aのヘルツアップ運転が開始され、ステップS6と同様に冷却水ポンプ22aのヘルツアップ運転が開始される。
その後、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇し、熱源機10aのヘルツアップ運転の限度である360RTに達すると、熱源機10aは通常運転に戻され、熱源機10bの運転が開始される。
次に、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇し、往き熱量が第2の所定の熱量である600RTに達していると判定された場合、直線L3にて太線で示すように、熱源機10a,10bのヘルツアップ運転が開始される。ステップS4と同様に還り熱量が所定の熱量に達していると判定された場合、ステップS5と同様に冷水ポンプ35bのヘルツアップ運転が開始され、ステップS6と同様に冷却水ポンプ22bのヘルツアップ運転が開始される。
その後、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇し、熱源機10a、10bのヘルツアップ運転の限度である720RTに達すると、熱源機10a、10bは通常運転に戻され、熱源機10cの運転が開始される。
さらに、2次側設備50から受信された要求熱量が上昇し、往き熱量が所定の熱量である900RTに達していると判定された場合、直線L3にて太線で示すように、熱源機10a,10b,10cのヘルツアップ運転が開始される。ステップS4と同様に還り熱量が所定の熱量に達していると判定された場合、ステップS5と同様に冷水ポンプ35cのヘルツアップ運転が開始され、ステップS6と同様に冷却水ポンプ22cのヘルツアップ運転が開始される。
以上のように、この熱源システム1Aによれば、往き熱量が300RTに達していると判定された場合、熱源機10aのヘルツアップ運転が開始され、360RTに達すると、熱源機10aは通常運転に戻され、熱源機10bの運転が開始される。往き熱量が600RTに達していると判定された場合、熱源機10a,10bのヘルツアップ運転が開始され、720RTに達すると、熱源機10a,10bは通常運転に戻され、熱源機10cの運転が開始される。さらに、往き熱量が900RTに達していると判定された場合、熱源機10a,10b,10cのヘルツアップ運転が開始される。これにより、熱源システム1Aの定格能力以上の能力で運転することが可能となるとともに、熱源システム1Aを構築する際の機器の選定において、個々の熱源機等の選択肢が広がるため、より柔軟な熱源システム1Aの構築が可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、熱源機10、冷却塔21、冷却水ポンプ22、及び冷水ポンプ35をインバータ制御されている装置としたが、低周波制御されている装置としても良い。この場合、それぞれの構成機器を変更することによりヘルツアップ運転を行う。
また、上記の実施の形態では、冷却水ポンプ22,22a,22b,22c、及び冷水ポンプ35,35a,35b,35cを設ける構成としたが、空冷式の熱源機を使用する場合は、これらのポンプは不要になる。このような構成であっても、上記の実施の形態と同様の効果が得られる。
さらに、上記の実施の形態では、所定の周波数値を50Hz、ヘルツアップ運転時の駆動周波数を60Hzにしたが、他の周波数値にしても良い。また、例えば、東日本の商用電源の周波数が50Hzの地域において、西日本の商用電源の周波数が60Hzの地域用の機器を適用してヘルツアップ運転を行っても良い。さらに、外国の異なる周波数用の機器を適用しても良い。
1 熱源システム
10,10a,10b,10c 熱源機
11 凝縮器
12 減圧手段
13 蒸発器
14 圧縮器
20 冷却水供給手段
21 冷却塔
22,22a,22b,22c 冷却水ポンプ
23,23a,23b,23c 冷却水バルブ
24,24a,24b,24c 冷却水還り流路(冷却水循環流路)
25,25a,25b,25c 冷却水往き流路(冷却水循環流路)
30 冷水供給手段
31 冷水往きヘッダ
32 冷水還りヘッダ
33a,33b,33b1,33b2,33b3 冷水温度計
34a,34b,34b1,34b2,34b3 冷水流量計
35,35a,35b,35c 冷水ポンプ
36,36a,36b,36c 冷水バルブ
37,37a,37b,37c 冷水往き流路(冷水循環流路)
38 2次側往き流路
39 2次側還り流路
40,40a,40b,40c 冷却水還り流路(冷水循環流路)

Claims (8)

  1. 駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、
    前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、
    前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往きヘッダと、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還りヘッダと、前記熱源機と前記還りヘッダとの間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往きヘッダ、前記還りヘッダ、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、を具備し、
    前記往きヘッダの下流側には、第1の温度計と、第1の流量計とが設けられ、
    前記還りヘッダの下流側には、第2の温度計と、第2の流量計とが設けられ、
    前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される往き熱量が所定の出力値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行い、前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される還り熱量が所定の出力値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする熱源システム。
  2. 前記熱源機、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプは、複数設けられ、
    前記冷水による冷熱の出力が所定の出力値を超えた場合、前記複数の熱源機、冷却水ポンプ、及び冷水ポンプの内の一部の前記熱源機、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプが前記ヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱源システム。
  3. 駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、
    前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、
    前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、
    前記往き流路に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、を具備し、
    前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする熱源システム。
  4. 駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機と、
    前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、
    前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、
    前記還り流路に設けられた第2の温度計及び第2の流量計と、を具備し、
    前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、又は前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする熱源システム。
  5. 前記算出される値は、流路の熱量である、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の熱源システム。
  6. 駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機であって、
    冷却水によって前記熱源媒体を凝縮する凝縮器と、
    凝縮された前記熱源媒体を断熱膨張させる減圧手段と、
    前記熱源媒体を蒸発させて冷熱を生成する蒸発器と、
    蒸発した前記熱源媒体を圧縮して前記凝縮器に前記熱源媒体を押し込む圧縮器と、を有し、
    前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記凝縮器と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記凝縮器、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路とを備えた冷却水供給手段、及び前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往きヘッダと、熱負荷により加熱された前記冷水を前記蒸発器に送る還りヘッダと、前記蒸発器と前記還りヘッダとの間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記往きヘッダの下流側に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、前記還りヘッダの下流側に設けられた第2の温度計及び第2の流量計と、前記蒸発器、前記往きヘッダ、前記第1の温度計、前記第1の流量計、前記還りヘッダ、前記第2の温度計、前記第2の流量計、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路とを備えた冷水供給手段、を具備し、前記第2の温度計及び前記第2の流量計から算出される値が所定値を超えた場合、前記冷却塔、前記冷却水ポンプ、及び前記冷水ポンプのヘルツアップ運転を行う熱源システムに用いられ、
    前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定値を超えた場合、ヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする熱源機。
  7. 駆動電源の周波数を所定の周波数値に変換して駆動させるインバータ制御を行い、変換された前記駆動電源により駆動され、熱源媒体との熱交換により水を冷却して冷水を生成して出力する熱源機であって、
    前記駆動電源により駆動されて前記熱交換により放熱された熱を放出する冷却塔と、前記熱源機と前記冷却塔との間に設けられ、前記駆動電源により駆動されて冷却水を循環させる冷却水ポンプと、前記熱源機、前記冷却塔、及び前記冷却水ポンプの間で前記冷却水を通す冷却水循環流路と、を備えた冷却水供給手段と、
    前記冷水を介して熱を熱負荷に送る往き流路と、熱負荷により加熱された前記冷水を前記熱源機に送る還り流路と、前記還り流路に設けられ、前記駆動電源により駆動されて前記冷水を循環させる冷水ポンプと、前記熱源機、前記往き流路、前記還り流路、及び前記冷水ポンプの間で前記冷水を通す冷水循環流路と、を備えた冷水供給手段と、
    前記往き流路に設けられた第1の温度計及び第1の流量計と、を具備する熱源システムに用いられ、
    前記第1の温度計及び前記第1の流量計から算出される値が所定の値を超えた場合、前記熱源機のヘルツアップ運転を行う、
    ことを特徴とする熱源機
  8. 前記算出される値は、流路の熱量である、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の熱源機。
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