JP6599026B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
従来より、ヒートポンプ式給湯装置に代表される貯湯式給湯装置では、貯湯タンク内の湯水を底部から取り出し、ヒートポンプ式加熱手段を通して得られた高温の湯水を貯湯タンクの頂部へ戻すことにより、沸き上げ運転を行っている。この沸き上げ運転により、貯湯タンク内には、頂部から高温の湯水が徐々に積層された状態で貯湯(積層貯湯)されていく。そして、貯湯式給湯装置では、貯湯タンクに設置された複数の温度センサによって、積層貯湯された湯水の温度分布を把握し、貯湯タンク内の蓄熱量を推定していた。
例えば、特許文献1には、貯湯タンク(貯湯槽)内の蓄熱量(残湯量)を正確に推定する貯湯システム(コジェネレーションシステム)の発明が開示されている。この貯湯システムでは、温度センサ間の温度分布を、湯水の生成及び湯水の消費から導かれる多次関数を用いて推定することで、貯湯タンク内の蓄熱量を正確に推定している。
特許第5245807号公報
しかしながら、特許文献1に開示された発明では、温度センサの精度(温度検出精度)が低いと、温度分布の推定値に悪影響を及ぼし、結果として、推定される蓄熱量が不正確になるという課題があった。つまり、温度分布を推定する際の基準となる温度は、貯湯タンクに設置された温度センサの出力値を用いている。そのため、温度センサの精度が低い場合には、推定される温度分布が不正確となり、最終的に推定される蓄熱量も不正確となる。なお、高精度な(温度検出精度が高い)温度センサを設置することで、ある程度まで改善されるものの、その代わりにコストが高くなるという課題が生じてしまう。
そのため、コストの上昇を抑制しつつ、貯湯タンク内の蓄熱量を正確に推定することのできる技術が求められていた。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであり、貯湯タンク内の蓄熱量を正確に推定できる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る貯湯式給湯装置は、
湯水を生成する加熱手段と、
前記加熱手段により生成された湯水を上方から入水することにより、温度帯の異なる湯水を貯湯する貯湯タンクと、
前記貯湯タンクの上下方向に並べて設置され、前記貯湯タンク内に貯湯された湯水の温度を検出する複数の温度センサと、
前記貯湯タンクの下方から取水した湯水を供給するポンプと、
前記加熱手段、及び、前記ポンプを制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、
前記ポンプから供給された湯水を、前記貯湯タンクに循環させることにより、前記貯湯タンク内における湯水の温度を均一化させる制御手段と、
前記制御手段により湯水の温度が均一化された状態で、前記複数の温度センサのうち異常な温度を検出した温度センサについて報知する報知手段と、を備える。
本発明に係る貯湯式給湯装置では、制御手段によって貯湯タンク内の湯水の温度が均一化され、その状態で複数の温度センサが同一の温度を検出することになる。これにより、設置された温度センサのうち異常な温度を検出した温度センサがあれば、その異常を報知することが可能となる。なお、異常が報知されない場合や、異常な温度を検出した温度センサが交換された場合には、通常の沸き上げ運転において、積層貯湯された湯水(温度帯の異なる湯水)の温度分布を正確に把握でき、結果として、貯湯タンク内の蓄熱量を正確に推定することができる。
本発明の実施形態に係る貯湯式給湯装置の構成を示す構成図 貯湯式給湯装置の接続構成を説明するためのブロック図 沸き上げ運転時における湯水の動作経路を説明するための模式図 均一化運転時における湯水の動作経路を説明するための模式図 温度センサが取得する温度の関係性の一例を示す模式図 本発明の他の実施形態に係る貯湯式給湯装置の接続構成を説明するためのブロック図
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、本明細書で使用する各図においては、共通する要素に同一の符号を付けるものとする。また、本発明は、以下の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。
<貯湯式給湯装置の構成>
図1は、本発明の実施形態に係る貯湯式給湯装置1の構成を示す構成図である。この貯湯式給湯装置1は、大きく分けて、貯湯ユニット100と、ヒートポンプユニット200とから構成されている。また、貯湯式給湯装置1には、浴槽400及びリモコン500が接続されている。
貯湯式給湯装置1は、加熱手段であるヒートポンプユニット200で加熱された湯水を貯湯ユニット100における貯湯タンク101に蓄える。ヒートポンプユニット200は、例えば、圧縮機と、水冷媒熱交換器と、膨張弁と、空気熱交換器とを含んでいる。これらは、環状に接続され、冷媒を循環させるための冷凍サイクル回路(冷媒回路ともいう。)が形成されている。
貯湯ユニット100には、主に、貯湯タンク101、温度センサ102(102a〜102f)、循環ポンプ103、切替弁104,105、及び、制御装置300が備えられている。
温度センサ102(102a〜102f)は、貯湯タンク101の鉛直方向に間隔を空けて設置されており、貯湯タンク101内に積層貯湯された湯水(温度帯の異なる湯水)の温度を検出する。後述するように、制御装置300は、温度センサ102により検出された温度を基に、貯湯タンク101内の湯水の温度分布を把握する。そして、制御装置300は、把握した温度分布に基づいて、貯湯タンク101内の蓄熱量を推定する。
循環ポンプ103は、沸き上げ運転時に、貯湯タンク101の底部(下方)から取り出した湯水をヒートポンプユニット200に供給し、このヒートポンプユニット200で加熱された湯水を貯湯タンク101の頂部(上方)に戻す。また、後述するように、循環ポンプ103は、均一化運転(貯湯タンク101内の湯水の温度を均一化させる運転)時に、貯湯タンク101の底部から取り出した湯水を、ヒートポンプユニット200を経由させずに、貯湯タンク101の頂部に戻す。
切替弁104は、3方弁であり、3つの入出水口a〜cを備えている。入出水口aは、循環ポンプ103、及び、熱源機往き管112を経由してヒートポンプユニット200と接続されている。入出水口bは、タンク底部取水管111を経由して貯湯タンク101の底部と接続されている。そして、入出水口cは、貯湯タンク101の頂部と接続されている。
切替弁105は、4方弁であり、4つの入出水口a〜dを備えている。入出水口aは、タンク底部入水管115を経由して貯湯タンク101の底部と接続されている。入出水口bは、熱源機戻り管113を経由してヒートポンプユニット200と接続されている。入出水口cは、タンク頂部入水管114を経由して貯湯タンク101の頂部と接続されている。そして、入出水口dは、熱源機バイパス管116を経由して熱源機往き管112と接続されている。
この他にも、貯湯ユニット100には、給水端121を通じて、市水が供給される。給水端121は、混合弁122,123の入口と接続されている。混合弁122の出口は、流量センサ124を経由して、給湯端125と接続されている。混合弁123の出口は、電磁弁126を経由して、浴槽400と接続されている。ふろ循環ポンプ127は、浴槽400の湯水を循環させる。そして、水位センサ128は、浴槽400の水位を検出する。
制御装置300は、貯湯式給湯装置1全体の動作を制御する。また、制御装置300は、リモコン500と電気的に接続されている。なお、制御装置300の詳細については、後述する。
リモコン500は、ユーザによって、貯湯式給湯装置1への操作や、貯湯式給湯装置1の運転状態を確認するために使用される。一例として、リモコン500には、表示部、操作部、スピーカ、及び、マイクが搭載されている。例えば、操作部は、ユーザの操作を受け付け、制御装置300に操作内容を通知する。また、表示部は、制御装置300から得られた情報に基づいて、貯湯式給湯装置1の運転状態を表示する。なお、表示部は、後述するように、温度センサ102の異常が検出された際に、その異常を知らせるためのメッセージを表示する。その際、スピーカから、アラーム音を出力するようにしてもよい。つまり、表示部やスピーカにより、温度センサ102の異常を報知する。
次に、制御装置300を中心として、貯湯式給湯装置1を説明する。図2は、貯湯式給湯装置1の接続構成を説明するためのブロック図である。図2に示すように、貯湯式給湯装置1の制御を行う制御装置300は、測定部301、演算部302、制御部303、及び、記憶部304を含んで構成されている。
このような構成の制御装置300には、入力として、温度センサ102(102a〜102f)、流量センサ124、及び、水位センサ128が接続されている。また、制御装置300には、入出力として、リモコン500が接続されている。更に、制御装置300には、出力として、ヒートポンプユニット200、循環ポンプ103、切替弁104,105、混合弁122,123、及び、電磁弁126等のアクチュエータが接続されている。
測定部301は、温度センサ102、流量センサ124、及び、水位センサ128から入力した情報に従って、各諸量を測定する。
演算部302は、測定部301が計測した各諸量に基づいて、制御動作を演算する。例えば、演算部302は、貯湯タンク101内の蓄熱量からヒートポンプユニット200の動作を演算する。この他にも、後述するように、温度センサ102の異常を検出するための演算や、温度センサ102を校正するための校正値を求める演算も行う。
制御部303は、演算部302が演算した制御動作に基づいて、ヒートポンプユニット200、循環ポンプ103、切替弁104,105、混合弁122,123、及び、電磁弁126等のアクチュエータを制御する。
記憶部304は、予め定められた定数やリモコン500から送信される設定値といった種々の情報を記憶する。例えば、記憶部304は、後述するように、温度センサ102の異常を検出した際に、正常な温度センサ102から得られた温度を用いて、異常な温度センサ102が検出すべき温度を予測するための補正式を記憶する。また、記憶部304は、後述するように、温度センサ102を校正するための校正値が求められると、その校正値も記憶する。そして、演算部302や制御部303は、必要に応じて、記憶部304に記憶された情報を参照し、あるいは、書き換えを行うことが可能である。
なお、このような測定部301、演算部302、及び、制御部303は、例えば、マイコンにより構成される。また、記憶部304は、例えば、半導体メモリによって構成される。
<沸き上げ運転>
本発明の実施形態における貯湯式給湯装置1の沸き上げ運転について説明を行う。沸き上げ運転時には、制御装置300によって、切替弁104,105は、以下のように制御される。
制御装置300は、切替弁104の入出水口a,bを開放し、一方、入出水口cを閉塞する。また、制御装置300は、切替弁105の入出水口b,cを開放し、一方、入出水口a,dを閉塞する。
切替弁104,105をこのように制御した状態で、制御装置300は、循環ポンプ103を動作させる。これにより、図3に示すように、湯水は、貯湯タンク101の底部から切替弁104、循環ポンプ103、ヒートポンプユニット200、切替弁105、貯湯タンク101の頂部へと順に導かれる。制御装置300は、このようにして、貯湯タンク101の底部から取り出した湯水を加熱手段であるヒートポンプユニット200にて加熱し、加熱した湯水を貯湯タンク101の頂部へと送ることが可能となる。このような沸き上げ運転により、貯湯タンク101内には、頂部から高温の湯水が徐々に積層された状態で貯湯(積層貯湯)されていく。
<均一化運転>
上述した沸き上げ運転の後に、貯湯タンク101内に積層貯湯された湯水の温度を均一化する均一化運転について説明する。均一化運転時には、制御装置300によって、切替弁104,105は、以下のように制御される。
制御装置300は、切替弁104の入出水口a,bを開放し、一方、入出水口cを閉塞する。また、制御装置300は、切替弁105の入出水口c,dを開放し、一方、入出水口a,bを閉塞する。
切替弁104,105をこのように制御した状態で、制御装置300は、循環ポンプ103を動作させる。これにより、図4に示すように、湯水は、貯湯タンク101の底部から切替弁104、循環ポンプ103、切替弁105、貯湯タンク101の頂部へと順に導かれる。つまり、制御装置300は、貯湯タンク101の底部から取り出した湯水を、ヒートポンプユニット200を経由させることなく、貯湯タンク101の頂部へと循環させることで、貯湯タンク101に積層貯湯された湯水の温度を均一化させることが可能となる。
<異常な温度センサの報知>
上述した均一化運転を実施し、貯湯タンク101内の湯水が同一温度となった後、制御装置300は、温度センサ102を用いて湯水の温度を測定する。ここで温度センサ102a,102b,102c,102d,102e,102fにより、それぞれ取得された温度を順に、温度Ta,Tb,Tc,Td,Te,Tfとする。
制御装置300(演算部302)は、これら温度Ta〜Tfを用いて、取得された温度の平均値Tmを算出する。ここで制御装置300は、平均値Tmとの偏差が最も大きい温度T’を除外し、再び残りの温度の平均値T’m(トリム平均値)を算出する。
制御装置300は、平均値T’mと温度T’との偏差が、温度センサ102の動作保障範囲外であった場合(基準値よりも大きかった場合)に、温度T’が異常値であると判定し、接続されたリモコン500を介して対象となる温度センサ102の異常を報知する。例えば、制御装置300は、リモコン500を制御して、温度センサ102の異常を知らせるためのメッセージをリモコン500の表示部に表示させ、また、アラーム音をリモコン500のスピーカから出力させる。
このように、貯湯式給湯装置1では、均一化運転によって貯湯タンク101内の湯水の温度が均一化され、その状態で温度センサ102a〜102fが同一の温度を検出することになる。これにより、設置された温度センサ102のうち、著しく精度が損なわれた温度センサ102を検出して、その異常を報知することが可能となる。
図5には、温度センサ102が取得する温度の関係性を示す例として、温度センサ102cが異常な温度を取得した場合、すなわち、温度Tc=温度T’となる場合を示している。つまり、制御装置300(演算部302)は、まず、温度Ta〜Tfを用いて、平均値Tmを算出する。続いて、制御装置300は、平均値Tmとの偏差が最も大きい温度Tc(=温度T’)を除外し、残りの温度Ta,Tb,Td〜Tfを用いて、平均値T’m(トリム平均値)を算出する。そして、平均値T’mと、温度Tc(=温度T’)との偏差が、温度センサ102の動作保障範囲に収まらない場合に、制御装置300は、リモコン500を通じて、温度センサ102cの異常を報知する。
このような温度センサ102cの異常を検出(報知)した場合に、通常の沸き上げ運転において、制御装置300(演算部302)は、温度センサ102cの取得する温度Tcの代わりに、代替温度ETcを求めるようにしてもよい。例えば、制御装置300は、記憶部304に記憶された補正式を利用して、正常に動作する周囲の温度センサ102(例えば、温度センサ102b,102d)が取得した温度を用いて、温度センサ102cが本来検出すべき温度(つまり、異常センサの代替温度ETc)を求める。
この場合、温度センサ102cが取得した温度Tcの代わりの代替温度ETcと、他の温度センサ102が取得したTa,Tb,Td〜Tfとを使用して、貯湯タンク101内に積層貯湯された湯水の温度分布を正確に把握でき、結果として、貯湯タンク101内の蓄熱量を正確に推定するこができる。
<温度センサの校正>
また、温度センサ102の異常が検出されなかった場合(あるいは、異常が検出された温度センサ102が交換された場合)に、制御装置300(演算部302)は、以下のようにして、温度センサ102a〜102fをそれぞれ校正する。
温度センサ102が検出する温度の不確かさを、不確かさσとすると、N個の温度センサ102が検出する温度の平均値の不確かさσ’は、下記の式1で表される。
Figure 0006599026
したがって、制御装置300(演算部302)は、均一化運転後温度の平均値Tmと不確かさσ’とを用いて、温度センサ102a〜102fが取得した温度Ta〜Tfを校正するための校正値をそれぞれ求めて校正することによって、温度センサ102の検出温度の不確かさを低減することが可能となる。例えば、制御装置300は、温度Ta(温度センサ102a)を校正する場合、以下の式2により、校正値Aaを求める。
Aa=(Tm−Ta)・σ’ ・・・(式2)
制御装置300は、温度Tb〜Tf(温度センサ102b〜102f)についても、同様の式により、校正値Ab〜Afをそれぞれ求める。
制御装置300は、このようにして求めた校正値Aa〜Afを、記憶部304に記憶しておく。そして、制御装置300は、通常の沸き上げ運転時に温度センサ102a〜102fが取得した温度Ta〜Tfを、校正値Aa〜Afを用いてそれぞれ校正する。
この場合、温度センサ102が取得したTa〜Tfを校正値Aa〜Afを使用して補正することで、貯湯タンク101内に積層貯湯された湯水の温度分布を正確に把握でき、結果として、貯湯タンク101内の蓄熱量を正確に推定するこができる。
上述した均一化運転は、貯湯タンク101内の使用可能な湯水の量を減少させる可能性を含んでいる。このため、均一化運転(報知や校正)は、例えば、貯湯式給湯装置1が初めて使用環境に設置された時の初期動作として実施することが想定される。つまり、均一化運転を初期動作として実施することで、ユーザの利便性を損なうことなく、貯湯式給湯装置1の計測機能の精度を向上させることが可能となる。
また、貯湯式給湯装置1の計測機能の精度をより向上させるために、上述した沸き上げ運転と、上述した均一化運転とを繰り返しながら、上述した温度センサ102の校正を複数回実行してもよい。この場合、様々な温度帯での校正を実施することが可能となり、温度センサの102の検出温度の不確かさをより低減することが可能となる。
なお、上述した実施形態では、均一化運転として、循環ポンプ103を利用して、ヒートポンプユニット200を経由せずに貯湯タンク101内の湯水を循環させることで、温度を均一化する場合について説明したが、一例であり、他の手法によって、貯湯タンク101内の湯水の温度を均一化させてもよい。例えば、ポンプ動作によって、貯湯タンク101内の湯水の温度を均一化させてもよい。つまり、均一化運転には、温度センサの検知の不確かさを低減させる動作を含めばよいものとする。
(他の実施形態)
上記の実施形態において、制御装置300が、温度センサ102の異常をリモコン500を使用して報知する場合について説明したが、制御装置300側で、報知手段を備えるようにしてもよい。
例えば、図6に示すように、貯湯式給湯装置1の制御を行う制御装置310は、測定部301、演算部302、制御部303、記憶部304、及び、報知部311を含んで構成されている。なお、測定部301〜記憶部304は、上述した図2の制御装置300と同じ構成であるため、説明を省略する。
報知部311は、上記と同様に、温度センサ102の異常を検出した際に、その異常を報知する。例えば、報知部311は、表示部やスピーカからなり、温度センサ102の異常が検出された際に、その異常を知らせるためのメッセージを表示したり、アラーム音を出力する。
この場合も、貯湯式給湯装置1は、設置された温度センサ102のうち、著しく精度が損なわれた温度センサ102を検出した場合に、その異常を報知することが可能となる。
また、上記の実施形態において、制御装置300,310によって実行されるプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disk)、USBメモリ、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記の実施形態における制御装置300,310として機能させることも可能である。
また、上記のプログラムをインターネットといった通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロードするようにしてもよい。また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを上記の記録媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロードしてもよい。
本発明は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施形態及び変形が可能である。また、上述した実施形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、家庭内や施設で使用される貯湯式給湯装置に好適に採用され得る。
1 貯湯式給湯装置、100 貯湯ユニット、101 貯湯タンク、102(102a〜102f) 温度センサ、103 循環ポンプ、104,105 切替弁、111 タンク底部取水管、112 熱源機往き管、113 熱源機戻り管、114 タンク頂部入水管、115 タンク底部入水管、116 熱源機バイパス管、121 給水端、122,123 混合弁、124 流量センサ、125 給湯端、126 電磁弁、127 ふろ循環ポンプ、128 水位センサ、200 ヒートポンプユニット、300,310 制御装置、301 測定部、302 演算部、303 制御部、304 記憶部、311 報知部、400 浴槽、500 リモコン

Claims (5)

  1. 湯水を生成する加熱手段と、
    前記加熱手段により生成された湯水を上方から入水することにより、温度帯の異なる湯水を貯湯する貯湯タンクと、
    前記貯湯タンクの上下方向に並べて設置され、前記貯湯タンク内に貯湯された湯水の温度を検出する複数の温度センサと、
    前記貯湯タンクの下方から取水した湯水を供給するポンプと、
    前記加熱手段、及び、前記ポンプを制御する制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記ポンプから供給された湯水を、前記貯湯タンクに循環させることにより、前記貯湯タンク内における湯水の温度を均一化させる制御手段と、
    前記制御手段により湯水の温度が均一化された状態で、前記複数の温度センサのうち異常な温度を検出した温度センサについて報知する報知手段と、を備える、
    貯湯式給湯装置。
  2. 前記ポンプによる湯水の供給先を、前記加熱手段、及び、前記貯湯タンクの何れかに切り替える切替弁を更に備え、
    前記制御手段は、沸き上げ運転時に前記切替弁を制御して、湯水の供給先を前記加熱手段に切り替えることにより、前記加熱手段を経由させた湯水を前記貯湯タンクに供給させ、均一化運転時に前記切替弁を制御して、湯水の供給先を前記給湯タンクに切り替えることにより、前記加熱手段を経由させない湯水を前記貯湯タンクに供給させる、
    請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記報知手段は、
    前記複数の温度センサが検出した温度の平均値を求め、当該平均値との偏差が最も大きい温度を特定し、
    前記特定した温度を除いたトリム平均値を算出し、
    前記算出したトリム平均値と前記特定した温度との偏差が、基準値よりも大きかった場合に、前記特定した温度に対応する温度センサの異常を報知する、
    請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 前記制御装置は、
    前記異常な温度を検出した温度センサの代わりに、隣接する温度センサが検出した温度に基づいて、当該異常な温度を検出した温度センサが検出すべき温度を演算する演算手段を、更に備える、
    請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記制御装置は、
    前記制御手段により湯水の温度が均一化された状態で、前記複数の温度センサが検出した温度に基づいて、前記複数の温度センサが検出する温度を校正するための校正値をそれぞれ演算する演算手段を、更に備える、
    請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
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