JP6594118B2 - 媒体搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、積層された媒体を分離して搬送する媒体搬送装置に関する。
従来の媒体搬送装置は、給紙ローラとしての給紙コロを取り外した後、パッドユニットをケーシングの装着部から完全に脱離した状態において、規制部材を突出させて検知部材の回動を規制し、その検知部材の位置をセンサ等の検知手段により検知することにより、パッドユニットが取り外された状態で給紙コロが取り付けられた場合に、用紙が複数枚重なって装置本体の内部に搬送されてしまう誤搬送を抑制するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−30961号公報
しかしながら、従来の技術においては、用紙が複数枚重なって装置本体の内部に搬送されてしまう誤搬送を抑制するため、パッドユニットをケーシングの装着部から完全に脱離した状態において、規制部材を突出させて検知部材の回動を規制し、その検知部材の位置を検知する検知手段を備える必要があり、媒体の誤搬送を抑制する構成が複雑になってしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決することを課題とし、簡易な構成で媒体の誤搬送を抑制することを目的とする。
そのため、本発明は、媒体を分離して搬送する媒体搬送装置であって、媒体の搬送路に配置された第1のユニットと、前記第1のユニットに回動可能に設けられた案内部材と、前記第1のユニットに着脱可能に設けられ、前記案内部材の被係合部に係合する係合部が形成された第2のユニットと、を有し、前記第1のユニットは、前記媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、前記第1のユニットに前記第2のユニットが装着されたとき、前記係合部と前記被係合部とが係合し、前記案内部材は、回動して前記搬送路を開放するとともに、搬送される媒体を案内し、前記第1のユニットから前記第2のユニットが外されたとき、前記係合部と前記被係合部との係合が解かれ、前記案内部材は、回動して前記搬送路を閉塞し、さらに、前記媒体を収容する媒体収容部を有し、前記媒体収容部は、前記媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、前記媒体の端部と当接する媒体収容壁を有し、前記第1のユニットは、前記媒体収容壁と連動して同一方向に移動することを特徴とする。
このようにした本発明は、簡易な構成で媒体の誤搬送を抑制することができるという効果が得られる。
第1の実施例における媒体搬送装置の斜視図 第1の実施例におけるリタードユニットの斜視図 第1の実施例における幅広媒体使用時の媒体搬送装置の説明図 第1の実施例における幅狭媒体使用時の媒体搬送装置の説明図 第1の実施例における媒体搬送装置の断面図 第1の実施例におけるリタードユニットの断面図 第1の実施例におけるリタードインユニット取外し時の媒体搬送装置の断面図 第1の実施例におけるリタードインユニット取外し時の用紙ガイドの説明図 第2の実施例におけるリタードインユニットの斜視図 第2の実施例におけるリタードインユニット取外し時の媒体搬送装置の断面図 第2の実施例におけるリタードインユニット取外し時の媒体搬送装置の説明図
以下、図面を参照して本発明による媒体搬送装置の実施例を説明する。
図1は第1の実施例における媒体搬送装置の斜視図である。
図1において、媒体搬送装置としてのCSF(Cut Sheet Feeder)1は、所定の大きさに切断された印刷用紙等の媒体を積層し、積層された媒体を1枚ずつ分離して搬送するものである。CSF1は、例えば媒体搬送方向における下流側に配置された印刷部としてのプリンタへ媒体を搬送するものである。
CSF1は、ガイドベーシス2と、ブラケット3と、すべりねじ4と、ベルト5と、ノブ6と、リタードユニット7と、すべりねじ8とを有している。
ガイドベーシス2は、媒体を収容する媒体収容部20に積層された媒体の図中矢印Fが示す媒体搬送方向における右側の端部と接触し、媒体の右側の端部の基準位置を決めるガイド部材である。
媒体収容壁としてのブラケット3は、媒体収容部20に積層された媒体の図中矢印Fが示す媒体搬送方向における左側の端部と接触し、媒体の左側の端部の基準位置を決めるガイド部材である。本実施例では、ガイドベーシス2は、CSF1の本体に固定され、ブラケット3は、CSF1の本体に対して移動可能に構成されている。
すべりねじ4は、ブラケット3を図中矢印Fが示す媒体搬送方向に対して略直交する方向へ移動可能に支持するものである。したがって、ブラケット3は、ガイドベーシス2に対して接近または離間可能に構成され、図中矢印Fが示す媒体搬送方向に対して直交する方向の媒体の幅に応じて移動可能になっている。
ベルト5は、複数のローラに回転可能に張架され、積層された最下位の媒体と接触して媒体を図中矢印Fが示す媒体搬送方向に搬送する無端状のものである。ベルト5は、モータ等の駆動源に接続された駆動プーリの回転駆動により回転する。
第1のユニットとしてのリタードユニット7は、媒体の搬送路に配置され、媒体を分離して搬送するものである。リタードユニット7は、図中矢印Fが示す媒体搬送方向におけるベルト5の下流に配置され、ベルト5により搬送された媒体を分離して搬送する。
すべりねじ8は、リタードユニット7を図中矢印Fが示す媒体搬送方向に対して略直交する方向へ移動可能に支持するものである。したがって、リタードユニット7は、図中矢印Fが示す媒体搬送方向に対して直交する方向の媒体の幅に応じて移動可能になっている。
ノブ6は、すべりねじ4およびすべりねじ8を回転させてブラケット3およびリタードユニット7を連動させて図中矢印Fが示す媒体搬送方向に対して略直交する方向における同一方向に移動させるものである。なお、ブラケット3側のベルト5もブラケット3とともに移動する。
すべりねじ4の回転軸と、すべりねじ8の回転軸との間は、ギヤ列で連結されており、回転数のギヤ比が、すべりねじ4:すべりねじ8=2:1となるように設定されている。
図2は第1の実施例におけるリタードユニットの斜視図である。図2(a)はリタードインユニット9をリタードユニット7に装着した状態を示し、図2(b)はリタードインユニット9をリタードユニット7から取り外した状態を示している。
図2において、リタードユニット7は、ホルダーリタードアウト71と、用紙ガイド72と、シャフトガイドリタード73と、リタードインユニット9とを有している。
ホルダーリタードアウト71は、リタードインユニット9を覆い、リタードインユニット9を保護する部材である。
案内部材としての用紙ガイド72は、図中矢印Fが示す媒体搬送方向におけるリタードインユニット9の下流側に回動可能に配置され、リタードインユニット9により搬送路を搬送される媒体の上面を案内するとともに、リタードインユニット9をリタードユニット7から取り外したとき、図2(b)の矢印G1が示す方向に回動して媒体の搬送路を閉塞するものである。
回転軸としてのシャフトガイドリタード73は、ホルダーリタードアウト71を保持し、リタードインユニット9を回転可能に支持するものである。
用紙ガイド72は、シャフトガイドリタード73に回動可能に支持され、シャフトガイドリタード73の軸方向に延伸するガイド面と、回転軸としてのシャフトガイドリタード73から軸方向と直交する媒体搬送方向における上流側に延伸する誤搬送防止部材としての誤搬送防止バー74とを有している。用紙ガイド72は、リタードインユニット9をリタードユニット7から取り外したとき、図2(b)に示すように、回動して誤搬送防止バー74により媒体の搬送路を閉塞する。
第2のユニットとしてのリタードインユニット9は、媒体を分離して搬送するリタードローラ91を保持し、リタードユニット7に対して脱着可能に構成されているものである。
リタードインユニット9は、リタードローラ91と、ギヤA92、ギヤB95(図5に図示)、ギヤC96(図5に図示)、トルクリミッタ11(図5に図示)と、ホルダーリタードイン93とを有している。
分離手段としてのリタードローラ91は、回転軸に回転可能に支持され、フィードローラ10(図5に図示)の回転に従動して回転することにより、図1に示すベルト5により媒体収容部20から送り出され、重送した複数の媒体に接触し、その最下位の媒体を他の媒体から分離する分離ローラである。
ギヤA92は、リタードローラ91の回転軸に設けられ、図5に図示するトルクリミッタ11とリタードローラ91とを連結するためのギヤである。
ホルダーリタードイン93は、図1に示すベルト5により送り出された媒体をリタードローラ91へ案内し、リタードローラ91、ギヤA92、ギヤB95(図5に図示)、ギヤC96(図5に図示)、トルクリミッタ11(図5に図示)を保持する部材である。
図2(b)に示すように、リタードインユニット9の本体の両側部(媒体搬送方向における両側部)に形成された係合部97aを用紙ガイド72の外側のシャフトガイドリタード73に係合させ、またリタードインユニット9の本体の両側部に形成された係合部97c(一方は不図示)をリタードユニット7の両側部に形成された被係合部78に係合させて図中矢印Cが示す方向にリタードインユニット9をリタードユニット7に装着させると、スプリングリタード94によってリタードインユニット9が図中下方向(媒体搬送路方向)に押圧される構成となっている。
また、リタードインユニット9をリタードユニット7に装着させると、リタードインユニット9の係合部97aを挟むように配置され、シャフトガイドリタード73側に向かって突出するように形成された係合部としての突出部98aおよび突出部98b(図6参照)が、用紙ガイド72に形成された被係合部としての当接部76aおよび当接部76b(図6参照)に当接して図中矢印G2が示す方向に用紙ガイド72を回動させて媒体搬送路を開放し、誤搬送防止バー74による媒体搬送路の閉塞を解除する。
なお、リタードユニット7からリタードインユニット9が外されると、突出部98aおよび突出部98bと当接部76aおよび当接部76b(図6参照)との係合が解かれ、図中矢印G1が示す方向に用紙ガイド72が自重で回動して誤搬送防止バー74により媒体搬送路を閉塞する。
このように構成されたCSF1はCPU(Central Processing Unit)等の制御手段およびメモリ等の記憶手段を備え、記憶手段に記憶された制御プログラムに基づいて制御手段がCSF1全体の動作を制御する。
上述した構成の作用について説明する。
まず、媒体搬送装置の媒体収容部に媒体を装填するときの作用を図3の第1の実施例における幅広媒体使用時の媒体搬送装置の説明図および図4の第1の実施例における幅狭媒体使用時の媒体搬送装置の説明図に基づいて説明する。なお、図3および図4はCSF1を前方斜め上方から見た図である。また、リタードインユニット9はリタードユニット7に装着されている。
図3および図4において、ユーザは、媒体を媒体収容部に載置し、ノブ6を回転させてブラケット3を媒体の幅方向における端部に近接し、媒体を挟み込んで負荷にならない程度の微小の隙間を保持する位置に移動させる。なお、ブラケット3と媒体との間の隙間を開けすぎると、媒体が斜行して搬送されるので注意が必要である。このように、ブラケット3を移動させて媒体の幅方向における一端部をガイドベーシス2に近接させ、他端部をブラケット3に近接させる。
ノブ6を回転させると、ブラケット3およびリタードユニット7が、図中矢印Fが示す媒体搬送方向と直交する媒体の幅方向に移動する。
ノブ6の回転は、ギヤ列を介してすべりねじ4およびすべりねじ8を回転させ、すべりねじ4に支持されたブラケット3を移動させ、またすべりねじ8に支持されたリタードユニット7を媒体の幅方向において同じ方向に移動させる。
すべりねじ4の回転軸と、すべりねじ8の回転軸との間は、ギヤ列で連結されており、回転数のギヤ比が、すべりねじ4:すべりねじ8=2:1となるように設定されているため、リタードユニット7の移動距離は、ブラケット3に移動距離の2分の1になっている。
したがって、ブラケット3を媒体の幅に合わせて移動させると、リタードユニット7は媒体搬送方向と直交する媒体の幅方向における媒体の略中央に配置されるようになっている。
図3は、幅広媒体Paを媒体収容部に積層させ、ノブ6を回転させてブラケット3およびリタードユニット7を、図中矢印Fが示す媒体搬送方向と直交する媒体の幅方向に移動させた状態を示している。
また、図4は、幅広媒体Paより幅が狭い幅狭媒体Pbを媒体収容部に積層させ、ノブ6を回転させてブラケット3およびリタードユニット7を、図中矢印Fが示す媒体搬送方向と直交する媒体の幅方向(矢印Dが示す方向)に移動させた状態を示している。
本実施例では、ブラケット3を媒体の幅に合わせて移動させると、リタードユニット7は媒体搬送方向と直交する媒体の幅方向における当該媒体の中央部に配置される。
次に、媒体搬送装置がリタードユニットにより媒体を分離して搬送する動作を図5の第1の実施例における媒体搬送装置の断面図および図6の第1の実施例におけるリタードユニットの断面図に基づいて説明する。なお、図5は図1におけるAA断面図であり、図6は図2(a)におけるBB断面図である。また、リタードインユニット9はリタードユニット7に装着されている。
CSF1の媒体収容部20に積層された媒体Pは、回転するベルト5によりフィードローラ10とリタードローラ91との接触部まで搬送される。フィードローラ10は、ベルト5の回転駆動と同じタイミングでモータ等の駆動源からギヤ列を介して回転駆動が伝達され、図中矢印Eが示す方向に回転する。
リタードローラ91は、フィードローラ10の外周面に接触しているため、フィードローラ10の回転に従動して回転する。
このとき、リタードローラ91は、ギヤA92、ギヤB95、ギヤC96を介してトルクリミッタ11に連結しているため、ベルト5により重なって搬送された複数の媒体Pのうち、最下位の媒体Pと、それ以外の媒体Pとを分離する。
リタードローラ91により分離された最下位の媒体Pは、回転するフィードローラ10により媒体搬送方向の下流側に搬送される。
ベルト5は、排出センサ12により媒体Pの先端部を検出するまで回転して媒体Pの搬送を続ける。
排出センサ12が媒体Pの後端部を検知する前において、リタードセンサ13により媒体Pの後端部を検知した場合、リタードセンサ13により後続の媒体が検知できるまで、ベルト5は回転駆動する。この動作は、ベルト5による媒体Pの搬送において媒体Pが1枚しか搬送されず、2枚目以降の媒体Pが分離板14の位置に留まった場合に、媒体間距離を維持するため、常に媒体Pを媒体搬送方向におけるリタードローラ91の上流側手前の位置に待機させるための動作である。
また、用紙ガイド72のシャフトガイドリタード73の軸の孔の下方の凸部72aは、媒体の搬送路の案内の役割を果たしている。さらに、図6に示すように、リタードインユニット9の突出部98aおよび突出部98bが用紙ガイド72に形成された当接部76aおよび当接部76bに当接し、用紙ガイド72は、図5に示すように、略水平になるように保持されて媒体の搬送路を解放している。
このように、リタードインユニット9がリタードユニット7に装着されている状態では、用紙ガイド72は、略水平になるように回動して媒体の搬送路を解放するとともに、搬送路を搬送される媒体を案内する。
次に、リタードインユニット9をリタードユニット7から外したときの媒体搬送装置の動作を図7の第1の実施例におけるリタードインユニット取外し時の媒体搬送装置の断面図および図8の第1の実施例におけるリタードインユニット取外し時の用紙ガイドの説明図に基づいて説明する。なお、図7はリタードインユニット9をリタードユニット7から外したとき(図2参照)の図1におけるAA断面図であり、図8はリタードインユニット9をリタードユニット7から外したときの図7における用紙ガイド72の拡大説明図である。
リタードインユニット9は、図2に示すように、リタードユニット7のシャフトガイドリタード73から取り外し可能になっている。これは、リタードローラ91に付着した紙粉等の異物を取り除くなどの清掃を可能にするためである。
リタードユニット7からリタードインユニット9を取り外すと、図6に示す突出部98aおよび突出部98bで略水平状態が保持されていた用紙ガイド72は、突出部98aおよび突出部98bと当接部76aおよび当接部76bとの係合が解かれ、自重により図7の矢印Gが示す鉛直下方に回転し、誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞する位置まで回転する。
このとき、シャフトガイドリタード73を挟んで誤搬送防止バー74の反対側の用紙ガイド72の後端の突起部75がリタードユニット7のホルダーリタードアウト71に形成された規制部71aに当接し、用紙ガイド72の回動が規制されて誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞する位置に保持される。
このように、リタードインユニット9がリタードユニット7から取り外された状態(誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞している状態)において、媒体Pがベルト5によって搬送された場合、媒体Pの先端部は用紙ガイド72の誤搬送防止バー74に形成された案内部74aに接触して案内され、さらにリタードユニット7に形成された当接部77まで搬送されて当接部77に当接する。したがって、当接部77で媒体Pの搬送を止めることができる。
媒体Pを搬送する場合、分離板14の位置から排出センサ12の位置まで距離X1(mm)とベルトすべり余裕距離α(mm)を合計した距離をベルト5で搬送しても排出センサ12で媒体Pの先端部を検知できないとき、媒体の詰りとしてベルト5の駆動を停止する。
そのため、搬送路を閉塞された媒体Pは分離板14の位置から当接部77までの距離X2(mm)搬送された後、距離X1(mm)−距離X2(mm)の距離分(なお、ベルトすべり余裕距離は含んでいない)を当接部77に突き当てられる。このとき、ベルト5は媒体Pとの間で滑ることにより、媒体Pが停止するため、媒体Pの誤搬送を防止することができる。
このように、リタードユニット7からリタードインユニット9を取り外すと、自重により、媒体の搬送路を閉塞する位置まで回転する用紙ガイド72をリタードユニット7に設けたことにより、簡易な構成で媒体の誤搬送を抑制することができる。
また、用紙ガイド72に設けた誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞するようにしているため、リタードインユニット9が外されたことを検知するセンサ等を設けることなく、リタードユニット7からリタードインユニット9が外された場合の媒体の誤搬送を簡易な構成で抑制することができる。
さらに、リタードインユニット9が外されたことを検知するセンサやセンサケーブル等を必要としないため、センサ等を実装するスペースが不要になり、またリタードユニット7が媒体の幅方向に移動した場合であってもセンサケーブルの屈曲によるケーブルの断線等の異常が発生しなくなる。
また、リタードユニット7からリタードインユニット9を取り外した場合、プリンタに媒体が搬送されることがないため、媒体をCSF1内で排除することができ、ユーザの操作負担を軽減することができる。
以上説明したように、第1の実施例では、リタードユニットからリタードインユニットを取り外した場合、媒体の搬送路を閉塞する位置まで回転する用紙ガイドをリタードユニットに設けたことにより、簡易な構成で媒体の誤搬送を抑制することができるという効果が得られる。
第2の実施例の構成は、ホルダーリタードアウトおよびリタードユニットの用紙ガイドの構成が第1の実施例の構成と異なっている。
その第2の実施例の構成を図9の第2の実施例におけるリタードインユニットの斜視図に基づいて説明する。なお、上述した第1の実施例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。また、図9はリタードインユニット9をリタードユニット7から取り外した状態を示している。
図9において、リタードユニット7のホルダーリタードアウト71は、図中矢印Fが示す媒体搬送方向におけるシャフトガイドリタード73の上流側に、用紙ガイド72を挟んで媒体の先端部を収容するU字状の切欠き部79aおよび切欠き部79bが形成されている。
また、用紙ガイド72の誤搬送防止バー74に、傾斜面74bが形成されている。この傾斜面74bは、誤搬送防止バー74の回転支点と自由端部74cとの間から回転支点の上部(切欠き部79aおよび切欠き部79b側の端部)までが連続するように形成されている。
すなわち、リタードインユニット9をリタードユニット7から取り外した状態において、回動した用紙ガイド72の誤搬送防止バー74の傾斜面74bは、誤搬送防止バー74の自由端部74cから切欠き部79aおよび切欠き部79bへ媒体を案内するように形成されている。
上述した構成の作用について説明する。
なお、媒体搬送装置の媒体収容部に媒体を装填するときの作用、および媒体搬送装置がリタードユニットにより媒体を分離して搬送する動作は第1の実施例と同様なのでその説明を省略する。
リタードインユニットをリタードユニットから外したときの媒体搬送装置の動作を図10の第2の実施例におけるリタードインユニット取外し時の媒体搬送装置の断面図および図11の第2の実施例におけるリタードインユニット取外し時の用紙ガイドの説明図に基づいて説明する。なお、図10はリタードインユニット9をリタードユニット7から外したとき(図2参照)の図1におけるAA断面図であり、図11はリタードインユニット9をリタードユニット7から外したときの図10における用紙ガイド72の拡大説明図である。
リタードユニット7からリタードインユニット9を取り外すと、第1の実施例と同様に、図6に示す突出部98aおよび突出部98bで略水平状態が保持されていた用紙ガイド72は、自重により図10の矢印Gが示す鉛直下方に回転し、誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞する位置まで回転する。
このとき、シャフトガイドリタード73を挟んで誤搬送防止バー74の反対側の用紙ガイド72の後端の突起部75がホルダーリタードアウト71に当接し、用紙ガイド72の回転が規制されて誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞する位置に保持される。
このように、リタードインユニット9がリタードユニット7から取り外された状態(誤搬送防止バー74が媒体の搬送路を閉塞している状態)において、媒体Pがベルト5によって搬送された場合、媒体Pの先端部は用紙ガイド72の誤搬送防止バー74の傾斜面74bに接触して案内され、さらに切欠き部79aおよび切欠き部79bまで搬送され、切欠き部79aおよび切欠き部79bの内側の湾曲部に沿って搬送される。
本実施例においても、媒体Pを搬送する場合、分離板14の位置から排出センサ12の位置まで距離X1(mm)とベルトすべり余裕距離α(mm)を合計した距離をベルト5で搬送しても排出センサ12で媒体Pの先端部を検知できないとき、媒体の詰りとしてベルト5の駆動を停止する。
そのため、搬送路を閉塞された媒体Pは分離板14の位置から切欠き部79aおよび切欠き部79bまでの距離X2(mm)搬送された後、距離X1(mm)−距離X2(mm)の距離分(なお、ベルトすべり余裕距離は含んでいない)を切欠き部79aおよび切欠き部79bの内側の湾曲部に沿って搬送される。このように、媒体Pの先端部を切欠き部79aおよび切欠き部79bの内側の湾曲部に沿って搬送させるようにしたことにより、媒体Pの誤搬送を防止することができる。
このように、リタードユニット7からリタードインユニット9を取り外すと、自重により、媒体の搬送路を閉塞する位置まで回転する用紙ガイド72をリタードユニット7に設け、さらにリタードインユニット9がリタードユニット7から取り外された状態で媒体Pがベルト5によって搬送された場合、媒体Pの先端部を案内する湾曲した切欠き部79aおよび切欠き部79bをリタードユニット7に形成したことにより、媒体Pに傷をつけることなく、媒体Pの誤搬送を防止することができる。
さらに、媒体Pの詰まりが検出された後も、当該媒体Pを再利用することができる。
以上説明したように、第2の実施例では、第1の実施例の効果に加え、リタードインユニットがリタードユニットから取り外された状態で媒体が搬送された場合、媒体の先端部を案内する湾曲した切欠き部をリタードユニットに形成したことにより、媒体に傷をつけることがなく、媒体の再利用が可能になるという効果が得られる。
なお、第1の実施例および第2の実施例では、媒体搬送装置をCSF1を例に説明したが、それに限られることなく、リタードローラを用いたプリンタの用紙カセットや取り外し可能なローラ等の搬送手段を有するものであればプリンタ以外の媒体搬送装置としても良い。
1 CSF
2 ガイドベーシス
3 ブラケット
4、8 すべりねじ
5 ベルト
6 ノブ
7 リタードユニット
9 リタードインユニット
20 媒体収容部
71 ホルダーリタードアウト
71a 規制部
72 用紙ガイド
73 シャフトガイドリタード
74 誤搬送防止バー
74a 案内部
74b 傾斜面
74c 自由端部
75 突起部
76a、76b、77 当接部
78 被係合部
79a、79b 切欠き部
91 リタードローラ
93 ホルダーリタードイン
97a、97b、97c 係合部
98a、98b 突出部

Claims (7)

  1. 媒体を分離して搬送する媒体搬送装置であって、
    媒体の搬送路に配置された第1のユニットと、
    前記第1のユニットに回動可能に設けられた案内部材と、
    前記第1のユニットに着脱可能に設けられ、前記案内部材の被係合部に係合する係合部が形成された第2のユニットと、
    を有し、
    前記第1のユニットは、前記媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、
    前記第1のユニットに前記第2のユニットが装着されたとき、前記係合部と前記被係合部とが係合し、前記案内部材は、回動して前記搬送路を開放するとともに、搬送される媒体を案内し、
    前記第1のユニットから前記第2のユニットが外されたとき、前記係合部と前記被係合部との係合が解かれ、前記案内部材は、回動して前記搬送路を閉塞し、
    さらに、前記媒体を収容する媒体収容部を有し、
    前記媒体収容部は、前記媒体の搬送方向と直交する方向に移動可能に設けられ、前記媒体の端部と当接する媒体収容壁を有し、
    前記第1のユニットは、前記媒体収容壁と連動して同一方向に移動することを特徴とする媒体搬送装置。
  2. 請求項1に記載の媒体搬送装置において、
    前記第1のユニットは、前記媒体の先端部が当接する当接部を有し、
    前記案内部材には、前記案内部材が前記搬送路を閉塞したときに、閉塞された前記搬送路において搬送される前記媒体を前記当接部へ案内する案内部が形成されていることを特徴とする媒体搬送装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の媒体搬送装置において、
    前記第1のユニットは、前記媒体の先端部を収容する切欠き部を有し、
    前記案内部材には、前記案内部材が前記搬送路を閉塞したときに、閉塞された前記搬送路において搬送される前記媒体を前記切欠き部へ案内する傾斜面が形成されていることを特徴とする媒体搬送装置。
  4. 請求項1から請求項のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記案内部材は、回転軸から前記媒体搬送方向における上流側に延伸する誤搬送防止部材を有し、
    前記誤搬送防止部材が前記搬送路を閉塞することを特徴とする媒体搬送装置。
  5. 請求項1から請求項のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記案内部材は、前記搬送路の上方に配置された回転軸で回転可能に支持され、前記係合部と前記被係合部との係合が解かれると、自重で回動することを特徴とする媒体搬送装置。
  6. 請求項1から請求項のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記第1のユニットは、前記係合部と前記被係合部との係合が解かれると、前記搬送路を閉塞する位置で前記案内部材の回動を規制する規制部を有することを特徴とする媒体搬送装置。
  7. 請求項1から請求項のいずれかに記載の媒体搬送装置において、
    前記第2のユニットは、媒体を分離する分離手段を有することを特徴とする媒体搬送装置。
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