JP5526657B2 - 給紙装置及び給紙方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機やファクシミリ、その他各種のプリンタ等に使用される給紙装置及び給紙方法に関するものである。
従来、複写機やファクシミリのような各種のプリンタ等に使用される給紙装置では、給紙ローラーにより給送用カセット内から用紙(被記録材)を一枚ずつ搬送経路へ繰り出すようになっている。給紙ローラーは、給送用カセット内に収容されている最上位の用紙に当接し、その摩擦力によって用紙を繰り出している。その際、一度の給紙動作において、用紙毎に決められた速度と回転量で動作をし、給紙を行っていた。
ところで、記録装置の上流側には、用紙に対する記録開始位置を定める為に用紙の先端あるいは後端の通過を検出する検出センサが設けられることが多い。先行して給送された用紙に続いて後続の用紙を給送する場合、先行して給送された用紙の後端と後続の用紙の先端とが重ならないよう、先行する記録用紙の後端の通過が上記検出センサによって検出された後に、後続の記録用紙の給紙カセットからの送り出し動作を開始する。しかしながら、先行する用紙の後端の通過が上記検出センサによって検出されたことをもって、用紙の給送を開始したのではスループットが低下してしまう。
そこで、特許文献1には、用紙の種類に応じて給送モードを選択することにより、給送装置において、分離手段の準備動作に要する時間を全て待つことなく、先行する記録用紙後端の通過検出後、速やかに次位の記録用紙の送り出し動作を開始可能とする装置が提案されている。
特開2009−7175号公報
ところが、給紙ローラーと用紙との間の摩擦力が低い条件の下では、給紙枚数が増えていくと紙粉等の影響により用紙に対する給紙ローラーの摩擦力が低下してくる。このように、給紙ローラーの摩擦力が低下してすべりが生じ給紙能力が低下してくると、ノンフィードが発生する場合がある。
そこで、搬送経路の下流側に配置した検出センサにて用紙が検出されなかった場合には、再給紙を行う対策がとられていたが、スループットが低下するという問題がある。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み成されたものであって、給紙ローラーの搬送力を低下させることなく、ノンフィードの発生を防止することのできる給紙装置及び給紙方法を提供することを目的の一つとしている。
本発明の給紙装置は、上記課題を解決するために、被記録材を給紙する給紙ローラーと、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側に配置されるとともに当該被記録材を検出する検出センサと、前記被記録材が前記給紙ローラーと前記検出センサとの間に給送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御する制御装置と、を有し、前記制御装置は、前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記被記録材に応じた給紙パラメーターを設定し、前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記給紙ローラーを断続的に回転させる多段給紙を実行し、一回の前記多段給紙にて、第1給紙動作及び第2給紙動作を間隔をおいて実施し、前記第2給紙動作の前に前記給紙ローラーを一旦停止させるもので、前記制御装置は、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することを特徴とする。
本発明によれば、制御装置によって被記録材が給紙ローラーと検出センサとの間に給送される途中で給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御することで、給紙ローラーの搬送力を低下させることなく、ノンフィードの発生を防止することができる。また、検出センサによる検出結果を待つことなくピックアップローラーの回転制御を行うため、スループットが向上する。
また、前記被記録材が、前記給紙ローラーと、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側且つ前記検出センサよりも上流側に配置される搬送用ローラーと、の間に搬送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御を行う制御装置と、を有することも好ましい。
本発明によれば、制御装置によって、被記録材が給紙ローラーと搬送用ローラーとの間に搬送される途中で給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御を行うことで、給紙ローラーの搬送力を低下させることなく、ノンフィードの発生を防止することができる。また、検出センサによる検出結果を待つことなくピックアップローラーの回転制御を行うため、スループットが向上する。
また、前記検出センサが、前記被記録材の搬送経路において前記搬送用ローラーよりも下流側に配置される好ましい。
本発明によれば、検出センサが、被記録材の搬送経路において搬送用ローラーよりも下流側に配置されることとしたので、被記録材の通過の有無を確認できる。つまり、被記録材が正常に給紙されたことを確実に把握することが可能である。
また、前記制御装置は、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することが好ましい。
本発明によれば、被記録材の種類に応じて給紙ローラーを断続的に回転させることとしたので、種類の異なる被記録材であっても確実に給紙することが可能になる。
本発明の給紙方法は、上記課題を解決するために、給紙ローラーの回転により被記録材を給紙する給紙工程と、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側にて当該給紙ローラーにより搬送された前記被記録材を検出センサにより検出する検出工程と、を備え前記給紙工程では、前記被記録材が前記給紙ローラーと前記検出センサとの間に搬送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させ、前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記被記録材に応じた給紙パラメーターを設定し、前記被記録材の種類に応じて前記給紙ローラーを断続的に回転させる多段給紙を実行し、 一回の前記多段給紙にて、第1給紙動作及び第2給紙動作を間隔をおいて実施し、前記第2給紙動作の前に前記給紙ローラーを一旦停止させ、前記給紙工程では、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することを特徴とする。
本発明によれば、被記録材が給紙ローラーと検出センサとの間に搬送される途中で給紙ローラーの回転を断続的に動作させることにより、給紙ローラーの搬送力を低下させることなく、ノンフィードの発生を防止することができる。また、検出センサによる検出結果を待つことなくピックアップローラーの回転制御を行うため、スループットが向上する。
また、前記給紙工程では、前記被記録材が、前記給紙ローラーと、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側且つ前記検出センサよりも上流側に配置される搬送用ローラーと、の間に搬送される途中で、前記給紙ローラーを断続的に回転させることが好ましい。
本発明によれば、被記録材が給紙ローラーと搬送用ローラーとの間に搬送される途中で給紙ローラーの回転を断続的に動作させることにより、給紙ローラーの搬送力を低下させることなく、ノンフィードの発生を防止することができる。
また、前記給紙工程では、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することが好ましい。
本発明によれば、被記録材の種類に応じて給紙ローラーを断続的に回転させることとしたので、種類の異なる被記録材であっても確実に給紙することが可能となる。
また、前記給紙ローラーを停止させる前後の給紙動作で前記給紙ローラーの駆動条件を異ならせることが好ましい。
本発明によれば、停止ステップ前後の給紙動作において給紙ローラーの駆動条件を異ならせることとしたので、被記録材のノンフィードをなくすことができる。
本実施形態に係るインクジェットプリンターの内部構造を示す斜視図。 同インクジェットプリンターの内部構造を示す断面図。 被記録材の搬送経路を示す模式図。 インクジェットプリンターの電気的な構成を示すブロック図。 インクジェットプリンターの給紙方法を示すフローチャート。 ピックアップローラー(駆動モーター)の動作タイミングを示すフローチャート。 1stトライ給紙時におけるピックアップローラーの搬送力の大きさを示すグラフ。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1は本発明に係る給紙装置の一実施形態であるインクジェットプリンターの内部構造を示す斜視図、図2はインクジェットプリンターの内部構造を示す断面図、図3は給送経路を示す模式図である。
本実施形態におけるインクジェットプリンター(給紙装置)1は、図1及び図2に示すように、記録実行領域51での搬送方向Aと交差する幅方向Bに往復移動し得るキャリッジ40の下面に記録ヘッド42を搭載したシリアルプリンターである。以下の説明において、被記録材Pの搬送方向の下流側及び上流側とは、被記録材Pの流れ方向を基準とするものである。
プリンタ本体2には、その前面2aの中央下部に、普通紙等の被記録材Pを積畳状態で多数収容し得る給紙用カセット11が着脱可能に装着されている。給紙用カセット11には、用紙幅方向及び用紙長さ方向に変化可能なエッジガイドが設けられており、用紙サイズに合った適切な位置でセットされた被記録材Pをガイド可能となっている。
給送装置3は、給紙用カセット11内に収容された被記録材Pのうち最上位のものを順番に繰り出すピックアップローラー16(給紙ローラー)、ピックアップローラー16により繰り出された最上位の被記録材Pを分離しながらU字反転経路50に導く分離斜面12、分離斜面12の後部斜め上方において自由回転可能な状態で設けられる第1ガイドローラー20、第1ガイドローラー20の後部斜め上方に設けられ分離斜面12では分離できなかった後続の被記録材Pを最上位の被記録材Pから完全に分離させる分離ローラー21、及びU字反転経路50に倣って被記録材Pを搬送する中間搬送用ローラー25,31を備えている。
中間搬送用ローラー25は、送り駆動ローラー26と送り従動ローラー27との一対のニップローラーによって構成されている。送り駆動ローラー26は、駆動モーター7(図4)によって回転駆動され、給紙用カセット11から送り出された最上位の被記録材Pを略U字状の湾曲反転させて、すなわち用紙送り出し方向とは反対側に反転させて搬送装置5へと給送する。
ピックアップローラー16は、揺動軸18を中心に揺動する揺動アーム17の先端部に設けられており、給送時に被記録材Pの上面に圧接されて搬送方向Aへの回転によって給紙用カセット11内の最上位の被記録材Pを後方に引き出すことができるようになっている。ピックアップローラー16は用紙幅方向において1桁側に配置されており、用紙サイズによっては、用紙に対してピックアップローラー16が1桁側に偏倚して位置することとなる。
本実施形態のピックアップローラー16は、用紙のサイズや種類によって、その駆動状態を駆動モーター7(図4)の動力によって可変可能になっている。より詳しくは、被記録材Pを給紙する規定ステップ数内において、ピックアップローラー16が一定の回転速度で回転する状態と、断続的に回転動作する状態とで切り換えられるようになっている。
なお、ピックアップローラー16と、上述した送り駆動ローラー26とは同一の駆動モーター7(図4)に接続されており、互いに連動して動作する。ピックアップローラー16によって給紙された被記録材Pの先端が中間搬送用ローラー25のニップ点に至ると、ピックアップローラー16が送り駆動ローラー26に従動して回転するようになる。
分離ローラー21は、トルクリミッタが接続された分離従動ローラー22と分離駆動ローラー23との一対のニップローラーによって構成されており、分離斜面12による予備分離では分離できなかった後続の被記録材Pを、最上位の被記録材Pから完全に分離させる本分離作用を担っている。
即ち、ピックアップローラー16によって給送方向に送り出される被記録材Pの先端が、分離斜面12に摺接しながら下流側へと送られ、これによって給送されるべき最上位の被記録材Pと、これにつられて重送されようとする後続の被記録材Pとが分離される。
搬送装置5は、図1及び図2に示すように、被記録材Pを搬送方向へさらに送り出す搬送用ローラー34を備える。搬送用ローラー34は、中間搬送用ローラー31よりも搬送方向下流側に配置された搬送駆動ローラー35と、該搬送駆動ローラー35に圧接して従動回転する搬送従動ローラー36とのニップローラーによって構成されている。搬送用ローラー34に到達した被記録材Pは、搬送駆動ローラー35と搬送従動ローラー36とによってニップされた状態で搬送駆動ローラー35が回転することにより下流側の記録装置4へと搬送される。また、本実施形態では、用紙やフィルム等の軟質の被記録材Pの他、CD−RやDVD−R等を含む光ディスク等の硬質の被記録材との両方に対して記録動作を実施することが可能であり、CD−R等の被記録材を保持するための保持トレイ55を備える(図1)。
また、本実施形態では、給送装置3よりも下流側であって記録装置4よりも上流側に、被記録材Pの先端あるいは後端の通過を検出する検出センサ49(図3)が設けられている。検出センサ49は、不図示の発光部及び受光部を備え、搬送方向においてピックアップローラー16及び中間搬送用ローラー25よりも下流側であって、最も0桁側に位置する搬送用ローラーホルダー37(図2)の近傍に配置されている。そして、被記録材Pの通過に伴い、発光部から受光部へと向かう光が通過或いは遮断されることになり、受光部における光の受光状態から被記録材Pの通過を検出するようになっている。
記録装置4は、被記録材Pに対して記録を実施する記録ヘッド42と、記録ヘッド42を搭載するキャリッジ40とを備える。
記録ヘッド42は、インクカートリッジを保持するキャリッジ40の底部に搭載され、搬送用ローラー34よりも下流側に設けられたプラテン38と上下方向で対向するように配置されている。そして、搬送用ローラー34によってプラテン38上に供給された被記録材Pに対して所定の記録を実施する。
排出装置6は、図2に示すように、排出用ローラー43と排出用スタッカ47とを備えている。排出用ローラー43は、排出駆動ローラー44と排出従動ローラー45とのニップローラーによって構成されている。そして、上述した搬送用ローラー34の作用によって搬送された被記録材Pが、プラテン38上を通って排出用ローラー43のニップ点に供給されるようになっている。
排出用スタッカ47は、記録実行後の被記録材Pを積畳状態でスタックするためのもので、給紙用カセット11の装着面の上方に設けられている。また、排出用スタッカ47には、入子状にその内部に収容される延長スタッカ48が引出し、格納自在に設けられている。
図4は、本実施形態のインクジェットプリンター1の電気的な構成を示すブロック図で
ある。
本実施形態におけるインクジェットプリンター1は、インクジェットプリンター1全体の動作を制御する制御装置200を備えている。制御装置200には、インクジェットプリンター1の動作に関する各種情報を入力する入力装置201と、インクジェットプリンター1の動作に関する各種情報を記憶した記憶装置202と、時間の計測を実行可能な計測装置203とが接続されている。また、制御装置200には、上述した給送装置3、記録装置4、搬送装置5、排出装置6、駆動モーター7及び検出センサ49が電気的に接続されており、これらを電気的に制御することによって、インクジェットプリンター1全体の動作を制御する。
そして、本実施形態においては、記憶装置202にピックアップローラー16の回転量を変数として、ピックアップローラー16の回転速度や断続回転比率等を算出するための演算式が記憶されている。そして、制御装置200は、検出センサ49から入力される被記録材Pの通過の有無の検出結果に基づいて、駆動モーター7を駆動しピックアップローラー16の回転を制御する。
このようなインクジェットプリンター1においては、図2及び図3に示すように給紙用カセット11内に収容された被記録材Pに圧接するピックアップローラー16の回転により、最上位の被記録材Pが一枚ずつ繰り出される。繰り出された被記録材Pは、分離斜面12および分離ローラー21によって後続の被記録材Pと分離され、中間搬送用ローラー25,31の送り及び案内作用によってU字反転経路50を通り、U字反転経路50の下流近傍位置に設けられた搬送用ローラー34のニップ点に供給される。
搬送用ローラー34の下流側では、プラテン38及び記録ヘッド42が上下方向に対向して配置されているため、被記録材Pが搬送駆動ローラー35の回転によってプラテン38上に供給されて記録ヘッド42と対向する位置に搬送されると、記録ヘッド42による記録動作が実行される。記録を終えた被記録材Pは、排出用ローラー43によって排出用スタッカ47へと送り出されることになる。
ところで、ピックアップローラー16は、被記録材Pに接触して使用されるため、連続使用に伴ってローラー表面に紙粉が付着することにより、摩擦係数が低下することが避けられない。つまり、ピックアップローラーの表面に付着した紙粉によって、ピックアップローラー16に必要とされる所定の摩擦係数を確保することができなくなり、被記録材Pの搬送にすべりが生じてノンフィードが発生し易くなる。
従来は、検出センサ49において被記録材Pが検出されない場合(ノンフィードが発生した場合)はリトライ給紙動作を実施していた。しかしながら、検出センサ49による検出結果を待ってからピックアップローラー16による再給紙動作を開始したのでは、高スループットを図る際の障壁となる。
また、インクジェットプリンター1は、普通紙以外に写真用紙や光沢用紙などの特定用紙にも対応できる構成となっている。被記録材Pが光沢用紙などの場合、光沢紙とされた表面(記録面)側ではなく紙ベースの裏面側にピックアップローラー16が接することになる。光沢用紙の裏面側は、ピックアップローラー16に対する摩擦係数が小さいため、光沢用紙に当接するピックアップローラー16がすべりを起こしてノンフィードが発生しやすい。特に、本実施形態で用いる光沢用紙の裏面側のピックアップローラー16に対する摩擦係数μは2.0と小さい。また、光沢用紙は普通紙に比べて厚さを有することから、普通紙に比べて搬送力も必要となる。
そこで、本実施形態では、連続使用においても所定の初期の摩擦係数(給紙能力)を常時確保するために、被記録材Pの種類に応じてピックアップローラー16を断続的に回転させることで給紙能力を回復させることとした。
以下に、本実施形態のインクジェットプリンター1における給紙方法について、給紙工程におけるピックアップローラー16の駆動を中心に説明する。
図5に示すように、本実施形態の給紙方法は、一枚の被記録材Pを搬送する搬送ステップ内において、被記録材Pの種類を判定する第1判定工程(ステップS1)と、被記録材Pのサイズ(A4か否か)を判定する第2判定工程(ステップS2)と、給紙パラメーター設定工程(ステップS3)と、多段給紙の判定を行う第4判定工程(ステップS4)と、多段給紙を行う多段給紙工程(ステップS5)と、被記録材検出工程(ステップS6)と、リトライ給紙判定を行う第5判定工程(ステップS7)と、を有している。
給紙動作の開始時には、まず、被記録材Pの用紙種類が普通紙か特定用紙かを判断し(ステップS1)、被記録材Pが特定用紙でない場合には通常の給紙シーケンスへと移行するが、特定用紙の場合にはA4サイズか否かをさらに判断する(ステップS2)。そして、A4サイズの用紙である場合には当該A4サイズに応じた給紙パラメーターの設定を行う(ステップS3)。
なお、通常の給紙シーケンスでは、一定速度、規定ステップ数で被記録材Pの給紙を行う。
次に、A4サイズの光沢用紙に応じたパラメーターを設定する(ステップS3)。ここでは、給紙ステップ数(B=α)、2回目の給紙ステップ数の割合(C=β)、停止ウェイト時間(W=θ)、第1給紙速度(S1=s1)、第2給紙速度(S2=s2)が設定される。なお、本工程におけるパラメーターは予め設定しておいてもよい。
そして、給紙パラメーター設定後、多段給紙の判定を行う(ステップS4)。ここで、2回目の給紙ステップ数の割合(C=Β)でC=0(2回目の割合が0)の場合は通常の給紙シーケンスへと移行するが、2回目の給紙ステップ数の割合(C=Β)でC=0(2回目の割合が0)以外の場合は多段給紙動作へと移行する。A4サイズの光沢用紙はC=5であることから多段給紙動作が選択される。
なお、紙種の違いに応じて、予めステップ数をパラメータ(2回目の給紙ステップ数の割合)を決めておくようにする。
次に、ピックアップローラー16を断続的に回転させることにより多段給紙を行う(ステップS5)。ここでは、第1給紙動作及び第2給紙動作を所定の間隔をおいて実施する。まず、第1給紙ステップ数(B×(1−C))、第1給紙速度(S1)にて第1給紙動作を行う。そして、給紙された被記録材Pが搬送経路の下流側に配置された検出センサ49において検出されたか否かの判定を行う(ステップS6)。そして、被記録材Pの通過が検出されない場合には第2給紙動作を実行することになるが、その前にピックアップローラー16の回転を所定時間停止する。所定時間経過後、再びピックアップローラー16を駆動させて、第2給紙ステップ数(B×C)、第1給紙速度(S2)にて第2給紙動作を行う(ステップS5)。第2給紙動作中においても、検出センサ49において被記録材Pの通過有無の検出を行う(ステップS6)。
ここで、第1給紙動作あるいは第2給紙動作中に検出センサ49において被記録材Pの後端が検出されたことをもって給紙動作は終了となり、用紙搬送シーケンスへ移行する。また、第1給紙動作中に被記録材Pの通過が確認された場合には、第2給紙動作を実施することなく用紙搬送シーケンスへ移行する。用紙搬送シーケンスでは、正常に給紙された被記録材Pを、検出センサ49よりも下流側に配置された搬送用ローラー34によって記録装置4へ向けてさらに搬送することとなる。
また、多段給紙(第1給紙動作および第2給紙動作)を実行してもなお検出センサ49において被記録材Pの通過を確認できない場合には、リトライ給紙判定において多段給紙の実施が一回目かどうかを判定する(ステップS7)。そして、多段給紙の実施が一回目である場合には、リトライ給紙要と判断し、再給紙を行うために再び多段給紙を実施する。また、多段給紙の実施が二回以上である場合には、用紙切れであると判断し、ユーザーに向けてエラーを表示する。
また、上述した用紙サイズの判定において、被記録材PのサイズがA4以外であった場合には2Lサイズか否かを判定し(ステップS21)、2Lサイズの用紙である場合には当該2Lサイズに応じた給紙パラメーターの設定を行う。また、被記録材PのサイズがA4でも2Lサイズでもない場合にも所定の給紙パラメーターの設定を行う。
このように、被記録材Pのサイズに応じて多段給紙におけるパラメーラーを設定し、被記録材に対するピックアップローラー16の摩擦が小さい場合には、多段給紙を実施する。
図6は、インクジェットプリンターの給紙方法を示すフローチャートである。ここでは、給紙時におけるピックアップローラー(駆動モーター)の動作タイミングを中心に述べる。(a)に通常給紙動作におけるピックアップローラー(駆動モーター)の動作タイミングのフローを示し、(b)に断続給紙動作におけるピックアップローラー(駆動モーター)の動作タイミングのフローを示す。
図6(a)に示すように、通常給紙動作での1stトライ給紙における規定給紙ステップ数は、ピックアップローラー16の経時的な摩擦力の低下を考慮して若干長めに設定されている。ピックアップローラー16のすべりがほとんど発生していない場合には、規定ステップ数内(例えば、図中矢印Jで示す時点)に検出センサ49により被記録材Pの後端の通過が検出される。
また、ピックアップローラー16に若干のすべりが生じてくると、規定ステップ数を超えてから(例えば、図中矢印Kで示す時点)被記録材Pの後端が検出センサ49により検出される。
さらに、ピックアップローラー16に完全にすべりが発生している場合には、規定ステップを超えても被記録材Pの後端が検出センサ49により検出されない。すなわち、ノンフィードが発生したことになる。
図6(b)に示すように、断続給紙動作での1stトライ給紙においては、規定給紙ステップ数内にモーターを停止させる停止ステップ数が所定時間設けられている。ピックアップローラー16を断続的に回転させて摩擦力(搬送力)を維持してやれば、規定給紙ステップ数内(例えば、図中矢印Jで示す時点)に検出センサ49により被記録材Pの通過が検出される。
図7は、1stトライ給紙時におけるピックアップローラーの搬送力の大きさを示すグラフである。縦軸にピックアップローラーの搬送力(N)を示し、横軸に経過時間(sec)を示す。
図7に示すように、ピックアップローラー16の回転開始直後の搬送力は5.5Nに達しているがその後4.5Nまで下し、すべりが発生しやすい状態となっている。ここで、ピックアップローラー16の回転を一端停止させ(約1.5秒間停止)、再び回転させたところ、直後には再び搬送力が5.5Nまで回復した。
このように、ピックアップローラー16は、回転直後は一時的に用紙搬送力が上昇し、時間が経過すると搬送力が低下していく。これは、ピックアップローラー16と被記録材Pとの摩擦が、給紙直後は静摩擦、ピックアップローラー16と被記録材Pとのすべりが発生すると動摩擦となり、静摩擦の方が動摩擦より高いためである。
したがって、多段給紙を行うことでピックアップローラー16の回転開始直後の高い搬送力で被記録材Pを給紙することが可能となり、紙経路負荷により用紙先端が動かなくなった被記録材Pを搬送することができる。
なお、多段給紙工程における停止時間は一定範囲では長い方が有利である。評価の中では、停止時間が0.1秒の場合はNF率が55%、停止時間が0.3秒の場合はNF率が23%、停止時間が0.5秒の場合はNF率が13%、という結果が出ている。
以上述べたように、被記録材がA4サイズの光沢用紙である場合は、被記録材Pがピックアップローラー16と検出センサ49との間に搬送される途中で、ピックアップローラー16を断続的に回転させることによって多段給紙動作を行う。本実施形態では、中間搬送用ローラー25へと被記録材Pを搬送する際に多段給紙動作を実施している。
被記録材Pの種類やサイズ等によってピックアップローラー16の駆動を可変させて断続的に回転させることにより、回転開始直後の高い搬送力で被記録材Pを搬送することができる。したがって、摩擦係数の低い多数の光沢用紙に対して連続して記録処理を実行する場合でも、ピックアップローラー16の搬送力を維持することができるので、ノンフィードをなくすことができ、確実に給紙を行うことができる。
また、多段給紙工程において、停止ステップ前後の給紙動作においてピックアップローラー16の駆動条件(例えば、回転速度や駆動時間等)を異ならせてもよい。これにより、被記録材のノンフィードを確実に減少させることができる。
また、本実施形態では、1つの被記録材Pを給紙する給紙ステップ内にピックアップローラーの回転を停止させる停止ステップが存在するように駆動制御を行うこととしたが、所定枚数の被記録材Pを給紙する給紙ステップ内に上記停止ステップが存在するように駆動制御を行うこととしてもよい。これにより、連続給紙中においても、ピックアップローラー16の搬送力を回復することができるので、被記録材Pを確実に搬送し得る。また、規定の給紙ステップ内に複数の停止ステップが存在するように駆動制御を行ってもよい。
また、被記録材Pの種類に応じてピックアップローラー16を断続的に回転させて多段給紙を行うこととしたので、異なる種類の被記録材Pであっても確実に給紙することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明に係る好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、多段給紙工程において2回の給紙動作を行うようにし、第1給紙動作と第2給紙動作との間に所定の停止時間を設けたが、3回以上の給紙動作を行うようにして2回以上の停止時間を設けるようにしてもよい。
また、給紙後の印字条件により、ピックアップローラー16による多段給紙動作の実行の有無、1回目のピックアップローラー16の回転量と、2回目のピックアップローラー16の回転量との比率、停止時間、回転速度は適宜設定することが可能である。
1…インクジェットプリンター(給紙装置)、P…被記録材、16…ピックアップローラー(給紙ローラー)、49…検出センサ、200…制御装置、S6…検出工程

Claims (6)

  1. 被記録材を給紙する給紙ローラーと、
    前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側に配置されるとともに当該被記録材を検出する検出センサと、
    前記被記録材が前記給紙ローラーと前記検出センサとの間に給送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御する制御装置と、を有し、
    前記制御装置は、前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記被記録材に応じた給紙パラメーターを設定し、前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記給紙ローラーを断続的に回転させる多段給紙を実行し、一回の前記多段給紙にて、第1給紙動作及び第2給紙動作を間隔をおいて実施し、前記第2給紙動作の前に前記給紙ローラーを一旦停止させるもので、
    前記制御装置は、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記被記録材が、前記給紙ローラーと、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側且つ前記検出センサよりも上流側に配置される搬送用ローラーと、の間に搬送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させるように駆動制御を行う制御装置と、を有することを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 前記検出センサが、前記被記録材の搬送経路において前記搬送用ローラーよりも下流側に配置されることを特徴とする請求項記載の給紙装置。
  4. 給紙ローラーの回転により被記録材を給紙する給紙工程と、
    前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側にて当該給紙ローラーにより搬送された前記被記録材を検出センサにより検出する検出工程と、を備え
    前記給紙工程では、前記被記録材が前記給紙ローラーと前記検出センサとの間に搬送される途中で前記給紙ローラーを断続的に回転させ、
    前記検出センサによる検出結果を待つことなく、前記被記録材に応じた給紙パラメーターを設定し、前記被記録材の種類に応じて前記給紙ローラーを断続的に回転させる多段給紙を実行し、
    一回の前記多段給紙にて、第1給紙動作及び第2給紙動作を間隔をおいて実施し、前記第2給紙動作の前に前記給紙ローラーを一旦停止させ、
    前記給紙工程では、前記多段給紙を実行する前に前記被記録材の種類及びサイズに応じて前記給紙パラメーターを設定し、前記給紙パラメーターとして、給紙ステップ数、2回目の給紙ステップ数の割合、前記給紙ローラーの停止ウェイト時間、第1給紙速度、第2給紙速度を設定することを特徴とする給紙方法。
  5. 前記給紙工程では、前記被記録材が、前記給紙ローラーと、前記被記録材の搬送経路において前記給紙ローラーよりも下流側且つ前記検出センサよりも上流側に配置される搬送用ローラーと、の間に搬送される途中で、前記給紙ローラーを断続的に回転させることを特徴とする請求項4記載の給紙方法。
  6. 前記給紙ローラーを停止させる前後の給紙動作で前記給紙ローラーの駆動条件を異ならせることを特徴とする請求項4または5のいずれか一項に記載の給紙方法。
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