JP6590564B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像構成プロセスを用いた画像形成装置においては、プロセスカートリッジ方式を採用したものがある。この方式では、感光体ドラムと、感光体ドラムに作用するプロセス手段と、を一体的にカートリッジ化して、このカートリッジを画像形成装置に対して着脱可能に装着する。また画像形成装置の本体には、感光体ドラムに回転駆動するための駆動力を伝達し得る連結位置と、カートリッジを着脱可能にするための離間位置と、を取り得る駆動伝達部材を有する構成が提案されている。そして、この構成では、本体のドアを開放することで、駆動伝達部材が離間位置に移動するようにされている(特許文献1)。
また、電子写真方式の画像形成プロセスにおいては、加圧・加熱して、トナーを定着させる。定着部で紙が詰まった際は、定着手段の紙を挟む圧力を解除することで、紙を取り除きやすくしている。このような構成において、本体のドアを開放に連動して、定着手段の紙を挟む圧力を解除できるようにされた構成が提案されている(特許文献2)。
特開2014−106392号公報 特開2007−79488号公報
従来の技術においては、定着装置の紙を挟む圧力の解除の動作を、ドアの開放によって行うために、ドアの開放に大きな力が必要となり、操作性を低下させていた。
そこで本発明の目的は、定着の圧を解除する動作と、を行う場合においても、ドアの開放操作に必要な力が増加することを抑制することである。
上述の課題を解決するための本発明に係る画像形成装置は、
カートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
前記カートリッジを着脱するための開口を有するフレームと、
前記開口を閉じる閉じ位置と、前記開口を開放する開放位置を取り得る本体ドアと、
記録媒体にトナーを定着させるための定着装置であって、第1の回転体と第2の回転体とを含み、前記第1の回転体と前記第2の回転体が当接する定着可能状態と、前記第1の回転体と前記第2の回転体が当接される力が前記定着可能状態よりも小さい退避状態と、を取り得る定着装置と、
前記第1の回転体と前記第2の回転体とを当接させるための加圧手段と、
前記カートリッジに駆動を伝達可能な駆動伝達部であって、前記カートリッジに駆動を伝達可能な連結位置と前記カートリッジとの連結が解除される離間位置の間で移動可能に構成された駆動伝達部と、
前記駆動伝達部を前記離間位置から前記連結位置に向けて付勢する付勢部材と、
を有し、
前記本体ドアが前記閉じ位置から前記開放位置に向かって開かれる開放動作に連動して、前記定着装置が前記定着可能状態から前記退避状態に変化し、かつ前記駆動伝達部が前記連結位置から前記離間位置に移動するように構成され、
前記開放動作が行われる際に、前記本体ドアは、前記付勢部材から前記本体ドアが閉じられる方向の力を受けている間に、前記加圧手段から前記本体ドアが開かれる方向の力を受けるように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、定着の圧を解除する動作と、を行う場合においても、ドアの開放操作に必要な力が増加することを抑制することができる。
実施例1に係る画像形成装置の全体構成図 実施例1に係るカートリッジの全体構成図 実施例1に係る本体ドアを開放した画像形成装置の全体構成図 実施例1に係る連結解除機構の斜視図 実施例1に係る連結解除機構の断面図 実施例1に係る連結解除機構を示す正面図 実施例1に係る連結解除機構の動作説明図 実施例1に係る圧解除機構を示す斜視図 実施例1に係る圧解除機構の動作説明図 実施例に係る本体ドアの操作力を示したタイミングチャート 変形例に係る画像形成装置を示した概略図 変形例に係る画像形成装置の圧解除機構を示した断面図
<実施例1>
以下に、本発明に係る実施形態の画像形成装置及びカートリッジを図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、カートリッジの長手方向Nとは、像担持体である感光体ドラムの回転軸方向である。
(全体構成)
まず、画像形成装置本体及び画像形成装置の本体に着脱可能なプロセスカートリッジの全体構成について図1、図2を用いて説明する。図1は実施例1に係る電子写真画像形成装置本体の一形態であるレーザービームプリンタの全体構成を示す概略断面図、図2は実施例1に係るプロセスカートリッジの概略断面図である。
画像形成装置本体Aは図1に示すように、露光装置1からドラム形状の電子写真感光体である感光体ドラム7(像担持体)に、画像情報に基づいた情報光(光像)が照射される。これにより、感光体ドラム7には静電潜像が形成され、この静電潜像をトナー(現像剤)で現像してトナー像を形成する。そしてトナー像の形成と同期して、給紙部3a(カセット)から、ピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cによって記録紙、OHPシート、布等の記録媒体2を一枚ずつ分離給送する。搬送ガイド3f1に沿って搬送された記録媒体2には、転写手段としての転写ローラ4に電圧印加することによって、プロセスカートリッジBの感光体ドラム7に形成されたトナー像が転写される。さらにトナー像を転写された記録媒体2は搬送ガイド3f2に沿って定着装置5へ搬送される。この定着装置5は、加圧ローラ(駆動ローラ)5aに加え、筒状シートで構成された定着回転体5b1と、定着回転体5b1を回転可能に支持する支持体5b2と、定着回転体5b1内に配置されたヒータ5b3と、を有する定着ローラ5bを有する。ヒータ5b3により加熱された定着回転体5b1が駆動ローラ5aに対して従動回転し、通過する記録媒体2に熱及び圧力を印加して転写トナー像を定着する。転写トナー像を定着した記録媒体2は排出ローラ3dで搬送され、反転搬送経路を通して排出部6へ排出され、画像形成が完了するように構成されている。なお本実例では、搬送手段3をピックアップローラ3b、圧接部材3c、排出ローラ3d等により構成しているがその限りではない。
(カートリッジ構成)
カートリッジBは図2に示すように、感光体ドラム7と、少なくとも1つのプロセス手段を備えたものである。プロセス手段としては、例えば感光体ドラム7を帯電させる帯電手段、感光体ドラム7に形成された静電潜像を現像する現像手段、感光体ドラム7に残留するトナーをクリーニングするためのクリーニング手段等がある。本実施例のカートリッジBでは、感光層を有する電子写真感光体である感光体ドラム7を回転駆動し、帯電手段である帯電ローラ8へ電圧を印加して感光体ドラム7の表面を一様に帯電する。この帯電した状態の感光体ドラム7に対して、露光装置1からの画像情報に基づいた情報光が露光開口9bを通して露光されて、感光体ドラム7表面に静電潜像を形成し、静電潜像を現像手段によって現像するように構成している。
現像手段では、現像枠体10fに構成された現像剤収容部であるトナー収容部10a内のトナーをトナー送り手段である回転可能な送り部材10bで送り出す。そして、固定磁石10cを内蔵した現像剤担持体(現像回転体)である現像ローラ10dを回転させる。そして、現像ブレード10eとの摩擦によって帯電したトナーでトナー層を現像ローラ10dの表面に形成し、そのトナーを静電潜像に応じて感光体ドラム7に転移させることによってトナー像を形成して可視像化するものである。
そして転写ローラ4にトナー像と逆極性の電圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写する。転写後には、感光体ドラム7にクリーニング手段であるクリーニングブレード11aを作用させ、感光体ドラム7から残留トナーを掻き落とすと共に、スクイシート11bによって廃トナー収納部11c外への漏出を防いでいる。
なお、カートリッジBは、感光体ドラムユニット11と現像ユニット10に分かれている。感光体ドラムユニット11は、感光体ドラム7と、帯電手段である帯電ローラ8と、クリーニング手段であるクリーニングブレード11aと、スクイシート11bと、クリーニングサブユニット12と、をクリーニング枠体13に固定したものである。クリーニングブレード11aは感光体ドラム7と当接するゴム部11a1とゴム部11a1を支持する板金部11a2とからなる。現像ユニット10は現像手段とトナー収容部10aを構成する現像枠体10fを備えたものである。現像手段とは、現像ローラ10dと現像ブレード10e等がある。またカートリッジBは、図3に示すように画像形成装置本体Aから着脱可能であり、フレームA1の軸20aを中心として本体ドア20を回動させ、上方に本体ドア20を開放することにより、フレームA1内よりカートリッジBの着脱を行うことができる。
(カートリッジへの駆動伝達)
画像形成装置本体AからカートリッジBへの駆動伝達について図4を用いて説明する。図4は、画像形成装置本体AとカートリッジBの駆動伝達に係る構成を示す斜視図である。
感光ドラム7の長手方向Nの一端には、画像形成装置本体Aと連結し、駆動力を受ける駆動受部7aが設けられている。本実施例では画像形成装置本体Aは、感光ドラム7の軸と一体的に形成された構成を例にとり説明する。しかし、これに限らず、駆動受部7aから受けた駆動力がギアを介し、感光ドラム7に伝達される構成としてもよい。
一方、画像形成装置本体Aには、感光ドラム7に駆動を伝達する駆動ギア14と、駆動ギア14に駆動を伝えるための伝達ギア15から構成されている。伝達ギア15は駆動源(不図示)から駆動を入力され、駆動ギア14へと出力する。駆動ギア14は、駆動伝達部14aを有し、感光ドラム7に接続された駆動受部7aと連結し、感光ドラム7を回転駆動させる。
(連結解除機構)
感光ドラム7の駆動受部7aと画像形成装置本体Aの駆動伝達部14aは、カートリッジBを本体から着脱する際には連結を解除し、画像形成をする際には連結する必要がある。以下では、カートリッジBの駆動受部7aと画像形成装置本体Aの駆動伝達部14aの連結解除機構について図5〜図7を用いて説明する図5は、連結解除機構を含む画像形成装置の断面図である。図6は、連結解除機構を示す正面図である。図7(a)は本体ドア20を閉じ位置に位置させた時、図7(b)は本体ドア20開閉途中時、図7(c)は本体ドア20を開放位置に位置させた時における離間カム17を示す図である。
図5〜図7に示すように、連結解除機構は、駆動ギア14、ドアリンク16、離間カム17、ギア付勢ばね18、本体ドア20、駆動カバー27で構成されている。ギア付勢ばね18は、画像形成装置本体AのフレームA1の一部であるカバー27と、駆動ギア14と、の間に取り付けられている。ギア付勢ばね18により、カバー27に対して駆動ギア14の駆動伝達部14aが感光ドラム7の駆動受部7aに連結させるスラスト方向(N2方向)へ付勢可能とされている。
以下では、本体ドア20の開閉時における離間カム17の動きについて、より詳細に説明する。離間カム17は、第一の離間カム17aと、第二の離間カム17bと、で構成される。第一の離間カム17aは、駆動ギア14の回転中心で回転可能なように保持されている。
図7(a)に示すように本体ドア20を開放位置に位置させた時においては、それぞれ第一の離間カム17aが有する斜面17a2と、第二の離間カム17bが有する斜面17b1と、が接した状態とされている。そしてこの時においては、感光ドラム7の駆動受部7aと画像形成装置本体Aの駆動伝達部14aとが連結され、画像形成装置本体AからカートリッジBに駆動を伝達可能な連結位置に駆動ギア14が位置している。
連結解除機構に設けられたドアリンク16は、第一の離間カム17aと本体ドア20をつなげるように取り付けられている。より詳細には図5に示すように、ドアリンク16と本体ドア20の結合部20bは、スライド可能な形状とされている。つまり、本体ドア20が閉状態から所定量以下の開閉が行われた際に本体ドア20の動作と駆動ギア14の駆動伝達部14aの進退機構とが連動しない構成とされている。具体的には、本体ドア20の結合部20bに設けられた長孔形状の被係合部20c内にドアリンク16の係合部16aが係合させている。これにより、本体ドア20を開放しようとすると、長孔形状の被係合部20c内を係合部16aが所定量スライドした後、本体ドア20の開閉とドアリンク16が係合し、第一の離間カム17aをC1方向に引っ張る。つまり、図7(b)に示すように、本体ドア20が解放されるに従い、ドアリンク16によって本体ドア20の開閉に連動して、第一の離間カム17aが回転動作を行う。そして、第二の離間カム17bの斜面17b1に沿って斜面17a2が滑り、第二の離間カム17bを矢印N1の方向に移動させる。
この結果、図7(c)に示すように第一の離間カム17aの平面部17a3と、第二の離間カム17bの平面部17b2と、が接触し、斜面17a2と斜面17b1が接触しない状態とする。これにより、ギア付勢ばね18を圧縮し、第二の離間カム17b、ひいてはカートリッジ伝達ギア14を矢印N1の方向に移動させた状態とし、駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結を解除した離間位置に駆動ギア14を位置させる。即ち、駆動伝達部14aは、本体ドア20が開く動作に連動して、連結位置から離間位置に移動するよう構成されている。
このように駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結を解除した離間位置とすることにより、カートリッジBは、画像形成装置本体Aから着脱可能となる。さらには、駆動ギア14を矢印N1の方向に移動させることにより、駆動ギア14と伝達ギア15の係合が解除され、駆動ギア14に駆動力が伝達されない構成とする。
(定着圧解除機構)
次に定着装置5について説明する。定着装置5は、図8に示すように、加圧ローラ5a、定着ローラ5b、定着ローラ支持部21、加圧バネ22(加圧手段)、加圧板23、圧解除リンク24、圧解除レバー25、定着フレーム26、本体ドア20で構成されている。加圧ローラ5aは、長手方向Nの両端において、定着フレーム26に支持され、回動可能に固定されている。一方、定着ローラ5bは、長手方向Nの両端にそれぞれ設けられた定着ローラ支持部21で支持されている。定着ローラ支持部21は、加圧板23に固定されている。加圧板23は、回動軸23aで回動可能とされており、加圧バネ22でD方向に付勢され、加圧板23が定着ローラ支持部21を押圧し、加圧ローラ5aと定着ローラ5bを押し付ける構成とされている。また、本体ドア20には、圧解除リンク24が取り付けられ、圧解除リンク24に連動して動く圧解除レバー25により、加圧板23を加圧バネ22の弾性力に抗して移動させ、加圧ローラ5aと定着ローラ5bの離間を解除可能としている。
より具体的な構成について、図8及び図9を用いて説明を行う。図9(a)は本体ドア20を閉じ位置に位置させた時、図9(c)は本体ドア20を開放位置に位置させた時における定着装置5を示す図であり、図9(b)は図9(a)、また図9(d)は図9(c)における圧解除リンク24の様子を示した拡大図である。
図8及び図9(a)に示すように、定着フレーム26において、L字型のリンク部材である圧解除リンク24の一端が回動可能となるように軸24aで固定され、他端は本体ドア20に軸24b回動可能となるように固定されている。また、圧解除リンク24は、本体ドア20の開閉に伴い、圧解除リンク24の一端と他端の間に設けられ回動部24cで屈曲可能とされている。そして、圧解除レバー25は、圧解除レバー25の一端が軸24aの延びる方向において圧解除リンク24と重畳するようにして取り付けられ、圧解除レバー25は圧解除リンク24と連動して軸24aを回動中心として回動可能とされている。また、圧解除レバー25の他端にはカム形状を有する接触部25aを有する構成としている。本体ドア20を開放位置に位置させた時においては、加圧ローラ5aに定着ローラ5bが加圧バネ22の弾性力により付勢され、転写トナー像を定着可能位置に定着ローラ5bを位置させ、定着装置5を定着可能状態としている。このとき、圧解除レバー25の接触部25aと、加圧板23と、が接触しない構成とされている。
そして、本体ドア20を開放させ、軸24aを回転中心として圧解除リンク24をE1方向に回動させることにより、図9(d)に示すように圧解除レバー25の接触部25aと、加圧板23と、が接触する。これにより、カムが加圧板23を移動させ、加圧ローラ5aと定着ローラ5bが離間、または加圧ローラ5aと定着ローラ5b間の付勢力が小さくなる、退避位置に定着ローラ5bを位置させ、定着装置5を退避状態とすることができる。
圧解除レバー25が回転した際にカム形状の接触部25aにおいて、圧解除レバー25の回転中心からの距離25bが最も長い部分(以下、カム上支点25b1)と加圧板23とが接触している状態を図9(c)に示す。初期位置からカムの上支点に達するまでは、加圧バネ22の付勢力によって、圧解除レバー25は本体ドアの開放方向とは逆のE2方向に回転付勢される。
さらにカム上支点から回転すると、加圧バネ22の付勢力によって、圧解除レバー25はE1の方向に回転付勢される。このように本実施例の定着装置5では、加圧バネ22によってE1方向へ付勢された圧解除レバー25により、圧解除レバー25と連動して移動する圧解除リンク24で本体ドア20を開く方向に付勢する構成とした。即ち、定着装置5が定着可能状態から退避状態へ変化する際において、加圧バネ22が本体ドア20を閉じ位置から開放位置へ向けて付勢可能な構成とした。
なお、上記説明では、本体ドア20が開く動作に連動して定着装置5を加圧バネ22が付勢するように構成されている点を中心に説明を行った。しかしこれだけでなく、本構成では本体ドア20が閉じる動作に連動して加圧バネ22により定着装置5を退避状態から定着可能状態へ変化させる構成とされている。また、本実施例では加圧板23で定着ローラ5bを移動させる構成としたが、これに限らない。加圧板23で加圧ローラ5aを移動させる構成としてもよい。
(連結解除機構と定着圧解除機構のそれぞれのタイミング)
上記の通り、画像形成装置本体Aは、カートリッジBの駆動受部7aと画像形成装置本体Aの駆動伝達部14aの連結解除機構と、定着圧解除機構を有する定着装置5を有する。
連結解除機構では、図7(c)に示すように本体ドア20が所定量開けられると第一の離間カム17aの平面部17a3と、第二の離間カム17bの平面部17b2と、が接することで、ギア付勢ばね18の弾性力をドアリンク16で支持しない構成とした。一方で本体ドア20の開放動作により、第一の離間カム17aを回転させ、第二の離間カム17bの斜面17b1に沿って斜面17a2を滑らせ、第二の離間カム17bをN1方向に付勢している間は、ドアリンク16を引っ張るために大きな力が必要となる。つまり、本体ドア20の開放動作において、第二の離間カム17bを移動させるための力がさらに要することとなる。また、ギア付勢ばね18として圧縮バネを使用していることから、駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結部の離間量が大きくなればなるほど、付勢力が大きくなるため、本体ドア20を開放するための操作力も増していく。さらには、駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結の締結力を大きくする場合、ギア付勢ばね18として弾性力の大きいばねを用いる必要があり、その分本体ドア20の操作力も大きくなる。
また一方で、定着装置5においても、本体ドア20が閉じ位置(初期位置)から、圧解除レバー25の接触部25aのカム上支点25b1と、加圧板23と、が接触するまでは、加圧バネ22の付勢力によって、圧解除レバー25はE2方向に付勢される。つまり、本体ドア20の開放動作において、加圧バネ22で不勢された加圧板23を圧解除レバー25と圧解除リンク24を介して本体ドア20で移動させるための力が、本体ドア20を開放するために力に加え、さらに要することとなる。また、加圧バネ22として引張りバネを使用していることから、加圧ローラ5aと定着ローラ5bの離間量が大きくなればなるほど、付勢力が大きくなるため、本体ドア20を開放するための操作力も増していく。さらには、加圧ローラ5aと定着ローラ5bの当接圧を大きくする場合、加圧バネ22として弾性力の大きいばねを用いる必要があり、その分本体ドア20の操作力も大きくなる。
このように、駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結解除機構と、定着装置5の定着圧解除機構と、を本体ドア20の開放動作と連動させる構成としたため、本体ドア20の開放に大きな力が必要となり、操作性を低下させていた。
そこで本実施例では、本体ドア20を開放し易く、操作性を向上させるべく、操作タイミングを所定のタイミングとした。以下、図10を用いて本体ドア20の操作力のタイミングチャートを説明する。縦軸に操作力、横軸に本体ドア20の開放角度を示している。定着装置5の定着圧解除機構に作用する力を定着圧解除力、また駆動受部7aと駆動伝達部14aの連結解除機構に作用する力をカートリッジの連結解除力とし、本体ドア20の操作力に換算して示している。また、縦軸の操作力は、本体ドア20の閉方向の力を+側、開方向の力を−側で示している。
定着圧解除力は、本体ドア20を開放すると同時に、加圧バネ22の付勢力によって、本体ドア20を閉じる方向(ドア閉方向)に付勢する。上述したように、圧解除レバー25の接触部25aのカム上支点25b1と加圧板23が接触した後、本体ドア20を開く方向(ドア開方向)に付勢する。また、この図ではドアの開放角とともに、ドア閉方向の力は線形で増えていっているが、カムの形状により一部を一定にすることも可能である。
一方、カートリッジ連結解除力は、本体ドア20が一定の角度開くと、連結の離間を開始し、ギア付勢ばね18によって、本体ドア20を閉じ位置へ付勢する。一定以上開くと、第一の離間カム17aの平面部17a3と、第二の離間カム17bの平面部17b2とが接することで、ドア閉方向には力がかからない。
本体ドア20の開放の操作力としては、上記定着圧解除力と、カートリッジ連結解除力と、本体ドア20の自重の合力となる。本体ドアの20の自重はほぼ一定で作用しており、タイミングチャート上では割愛する。
本体ドア20の操作力は、開放開始と同時に、ドア閉方向に付勢される。カートリッジとの連結の離間を開始すると、さらに閉方向に付勢される。そして圧解除レバー25の接触部25aのカム上支点25b1と加圧板23が接触した後、本体ドア20は開く方向に付勢されるので、カートリッジの連結解除力と相殺され、本体ドアの操作力は低減される。圧解除レバー25の接触部25aのカム上支点25b1と加圧板23が接触するタイミングとしては、連結の離間開始位置と完了位置の間(Tの区間)にある。即ち、定着装置5の定着可能状態から退避状態への変化の完了タイミングと、駆動伝達部14aが連結位置から離間位置に移動を完了するタイミングと、がずれている。これにより、本体ドア20の開放力を低減することができる。
(効果)
以上の構成によって、定着圧解除機構による付勢力と、カートリッジの連結解除力による付勢力を相殺させることができる。このため、カートリッジ伝達ギア14とカートリッジ7を連結するための付勢力が大きい場合においても、本体ドア20の開放力を低減することができ、ユーザビリティを良くすることができる。
なお、上記実施例では画像形成装置について説明したが、図11に示すように、画像形成装置本体A(フレーム10)の天面に原稿読み取り装置を有する場合、本発明を適用することが好ましい。さらには、定着圧解除機構で本体ドアを開放位置に保持させた構成とすることより好ましい。
具体的には、図11(a)に示すように、画像形成装置本体A(フレームA1)に設けた本体ドア20の上方にスキャナーやコピー機能を持った画像読み取り装置30が配置されている。図11(b)に示すようにカートリッジ交換の際は、画像読み取り装置30と本体ドア20を開放することで作業を行う。この時、画像読み取り装置30は、本体背面への転倒を避けるため、大きく開くことはできない。この結果、本体ドア20を開放した際に、本体ドア20の回転中心20aよりも本体ドア20の重心20b位置が前方に位置することになり、本体ドア20の開放角を十分に取れないため、開放位置で保持する機構が必要となる。
そこで、図12に示すドア開放状態での定着圧解除機構のように、加圧バネ22によって付勢し、圧解除レバー35の接触部35aの平面部35bと加圧板23が接触した状態を維持することで、本体ドア20が所定の開放位置で開いた状態とすることができる。このように、本体ドア20が重力によって閉じようとする力よりも、加圧バネ22の付勢力が強ければ、本体ドア20を開放位置に保持することができる。以上の構成によれば、原稿読み取り装置30を天面に配置した画像形成装置において、部材を追加することなく、簡単な構成で、本体ドア20を開放位置に保持することができる。
A 画像形成装置本体
B カートリッジ
5a 加圧ローラ
5b 定着ローラ
7 感光ドラム
16 ドアリンク
17a 第一の離間カム
17b 第二の離間カム
18 ギア付勢ばね
20 本体ドア
21 定着ローラ支持部
22 加圧バネ
23 加圧板
24 圧解除リンク
25、35 圧解除レバー
25a、35a 接触面
25b1 カム上支点
30 原稿読み取り装置

Claims (9)

  1. カートリッジが着脱可能な画像形成装置であって、
    前記カートリッジを着脱するための開口を有するフレームと、
    前記開口を閉じる閉じ位置と、前記開口を開放する開放位置を取り得る本体ドアと、
    記録媒体にトナーを定着させるための定着装置であって、第1の回転体と第2の回転体とを含み、前記第1の回転体と前記第2の回転体が当接する定着可能状態と、前記第1の回転体と前記第2の回転体が当接される力が前記定着可能状態よりも小さい退避状態と、を取り得る定着装置と、
    前記第1の回転体と前記第2の回転体とを当接させるための加圧手段と、
    前記カートリッジに駆動を伝達可能な駆動伝達部であって、前記カートリッジに駆動を伝達可能な連結位置と前記カートリッジとの連結が解除される離間位置の間で移動可能に構成された駆動伝達部と、
    前記駆動伝達部を前記離間位置から前記連結位置に向けて付勢する付勢部材と、
    有し、
    前記本体ドアが前記閉じ位置から前記開放位置に向かって開かれる開放動作に連動して、前記定着装置が前記定着可能状態から前記退避状態に変化し、かつ前記駆動伝達部が前記連結位置から前記離間位置に移動するように構成され、
    前記開放動作が行われる際に、前記本体ドアは、前記付勢部材から前記本体ドアが閉じられる方向の力を受けている間に、前記加圧手段から前記本体ドアが開かれる方向の力を受けるように構成されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記開放動作が行われる際に、前記本体ドアが、前記加圧手段から前記本体ドアが閉じられる方向の力を受ける位置から、前記加圧手段から前記本体ドアが開かれる方向の力を受ける位置に移動するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記開放動作が行われる際に、前記本体ドアが前記加圧手段から前記本体ドアが開かれる方向の力を受けている間に、前記駆動伝達部の前記離間位置への移動が完了するように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置
  4. 前記第1の回転体は、前記記録媒体を加熱する定着回転体であり
    前記第2の回転体は、前記定着回転体対して加圧される加圧回転体であり、
    前記加圧手段によって付勢され、前記定着回転体と前記加圧回転体を当接させる加圧板と、前記本体ドアと連動して回動するレバーと、を備え、前記開放動作が行われる際に、前記レバーが前記加圧板を前記加圧手段の付勢に抗して移動させ、前記定着装置を前記定着可能状態から前記退避状態へと変化させること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記レバーは、前記加圧板との接触部において、前記レバーの回動中心からの距離が最も長い部分を有し、前記開放動作が行われる際に、前記加圧板と前記部分が接触した後、前記本体ドアが開かれる方向の力を受けることを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記レバーは、前記加圧板と接触する平面を有し、前記加圧板と前記平面が接触することにより、前記本体ドアを前記開放位置に保持することを特徴とする請求項4または5に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体ドアの上方に画像読み取り装置を備えたことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記本体ドアに連結され、第1の斜面と、第1の平面と、を有する第1の離間カムと、前記第1の離間カムと当接し、前記駆動伝達部を前記離間位置に移動させる第2の離間カムであって、前記第1の斜面に当接可能な第2の斜面と、前記第1の平面と当接可能な第2の平面と、を有する第2の離間カムと、
    を有し、
    前記付勢部材が、前記本体ドアが閉じられる方向に向けて、前記本体ドアを付勢する力は、前記第1の斜面と前記第2の斜面が当接した状態よりも、前記第1の平面と前記第2の平面が当接した状態で、小さいことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記開放動作が行われる際に、前記本体ドアが前記加圧手段から前記本体ドアが開かれる方向の力を受けている間に、前記第1の平面と前記第2の平面とが当接した状態となるように構成されることを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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