JP2014106501A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内にあるときは開閉扉を閉口位置に保持して画像形成装置本体内部への遮光を行い、プロセスカートリッジを取り出すときには開閉扉を開口位置に保持することが出来るプロセスカートリッジを提供する。
【解決手段】 第一位置と第二位置とに切替え可能な作用部50を有し、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に装着する際に、該プロセスカートリッジBの作用部50が第一位置で画像形成装置A本体に設けられる上下扉30,31の開閉動作を切り替える切替ギア60bの被作用部61に当接して該被作用部61を移動することで、上下扉30,31を開口位置から閉口位置に移動し、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体から脱離する際に、該プロセスカートリッジBの作用部50が被作用部61に当接しながら第一位置から該被作用部61を移動させることなく第二位置へ退避し、上下扉30,31を開口位置に保持する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、画像形成装置に着脱可能なプロセスカートリッジに関するものである。
従来、特許文献1に示すように、現像カートリッジを画像形成装置本体に装着する開口を塞ぐ扉を画像形成装置本体の内側へ開く構成としたものがある。このような画像形成装置では、現像カートリッジの装着時のみ扉が内側に開く。扉が外側に開く画像形成装置と比較して本体内部を大きく露出することがない。このため、画像形成装置本体内部に入る光が少ない。
米国特許第6731894号明細書
しかしながら、特許文献1では、現像カートリッジを取り出したときに画像形成装置本体の扉が閉口位置にあり、画像形成装置本体の内部が見えない状態である。画像形成装置本体の内部を確認したいときは、ユーザは扉を内側に押し開け、更にその状態を保持しつづける必要がある。
つまり、ジャム処理等でユーザが画像形成装置本体の内部にアクセスしたい場合において、ユーザは片手で扉を開く状態に保持し続け、もう片方の手でジャム処理等の作業を行う必要がありジャム処理作業が行い難いという問題がある。
本発明は前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、プロセスカートリッジが画像形成装置本体内にあるときは開閉扉を閉口位置に保持して画像形成装置本体内部への遮光を行う。プロセスカートリッジを取り出すときには開閉扉を開口位置に保持することが出来るプロセスカートリッジを提供する。
前記目的を達成するための本発明に係るプロセスカートリッジの代表的な構成は、画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、前記プロセスカートリッジは、第一位置と第二位置とに切替え可能な作用部を有し、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に装着する際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記第一位置で前記画像形成装置本体に設けられる開閉扉の開閉動作を切り替える切替手段の被作用部に当接して該被作用部を移動することで、前記開閉扉を開口位置から閉口位置に移動し、前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体から脱離する際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記被作用部に当接しながら前記第一位置から該被作用部を移動させることなく前記第二位置へ退避し、前記開閉扉を開口位置に保持することを特徴とする。
上記構成によれば、プロセスカートリッジを画像形成装置本体内に装着する際には、該プロセスカートリッジの装着操作で画像形成装置本体に設けられた開閉扉が閉口位置に保持されて画像形成装置本体内を遮光する。
また、プロセスカートリッジを画像形成装置本体から脱離する際には、画像形成装置本体に設けられた開閉扉が開口位置に保持される。このため、画像形成装置本体内部が見える状態となり、ジャム処理等でユーザが画像形成装置本体の内部にアクセスしたい場合の操作性を向上することが出来る。
本発明に係るプロセスカートリッジを装着した画像形成装置の構成を示す断面説明図である。 本発明に係るプロセスカートリッジの構成を示す断面説明図である。 本発明に係るプロセスカートリッジを構成する感光体ユニットと現像ユニットとを説明する分解斜視図である。 プロセスカートリッジに設けられ、第一位置と第二位置とに切替え可能な作用部の構成を示す分解斜視図である。 (a)はプロセスカートリッジに設けられた作用部が第一位置にある状態を示す斜視説明図、(b)はプロセスカートリッジに設けられた作用部が第二位置へ退避する様子を示す斜視説明図である。 (a)はプロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、プロセスカートリッジに設けられた作用部が切替手段の被作用部に当接して該被作用部を移動する様子を示す平面説明図である。(b)はプロセスカートリッジを画像形成装置本体から脱離する際に、プロセスカートリッジに設けられた作用部が切替手段の被作用部に当接しながら第一位置から該被作用部を移動させることなく第二位置へ退避する様子を示す平面説明図である。 上扉と下扉との開閉動作を連動させるギア列の構成を示す斜視説明図である。 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着するガイド部の構成を示す斜視説明図である。 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着するガイド部の構成を示す斜視説明図である。 開閉扉の開閉動作を切り替える切替手段の構成を示す斜視説明図である。 開閉扉の開閉動作を切り替える切替手段の構成を示す斜視説明図である。 プロセスカートリッジを画像形成装置本体に装着する際に、プロセスカートリッジに設けられた作用部が切替手段の被作用部に当接して該被作用部を移動することで、開閉扉を開口位置から閉口位置に移動する様子を示す側面説明図である。 プロセスカートリッジを画像形成装置本体から脱離する際に開閉扉を開口位置に保持する様子を示す平面説明図である。
図により本発明に係るプロセスカートリッジを備えた画像形成装置の一実施形態を具体的に説明する。
以下の説明において、プロセスカートリッジBの一例として、少なくとも像担持体となる感光ドラム7を有するプロセスカートリッジBを示す。本実施形態のプロセスカートリッジBは像担持体となる感光ドラム7を有する。更に、少なくとも帯電手段となる帯電ローラ8、現像手段となる現像ローラ21を一体的にカートリッジ化したものである。このプロセスカートリッジBを画像形成装置A本体(画像形成装置本体)に対して着脱可能に構成したものである。
本実施形態の画像形成装置Aは、電子写真画像形成プロセスを用いて記録材Pに画像を形成するものである。例えば、電子写真複写機、LED(Light Emitting Diode;発光ダイオード)プリンタ、レーザービームプリンタ等の電子写真プリンタ、電子写真ファクシミリ装置、或いは、電子写真ワードプロセッサ等に適用可能である。
ここで、画像形成装置A本体とは、プロセスカートリッジBを除く画像形成装置Aをいう。
先ず、図1及び図2を用いてプロセスカートリッジB及び該プロセスカートリッジBを着脱可能な画像形成装置Aについて説明する。
図1はプロセスカートリッジBを装着した画像形成装置Aの構成を示す断面説明図である。図2はプロセスカートリッジBの構成を示す断面説明図である。
<画像形成装置の全体構成>
図1に示すように、画像形成装置Aは、帯電手段となる帯電ローラ8により表面が一様に帯電された像担持体となる感光ドラム7の表面に露光手段としての露光装置1から画像情報に基づいたレーザ光Lが照射される。
これにより、感光ドラム7には静電潜像が形成され、この静電潜像に対して現像手段となる現像ローラ21により現像剤となるトナーTを供給して現像し、トナー像を形成する。
そして、トナー像の形成と同期して、給送カセット3aに収容された記録材Pをピックアップローラ3b及びこれに圧接する圧接部材3cによって一枚ずつ分離給送する。
その後、記録材Pは搬送ガイド3fに沿って搬送され、感光ドラム7と、転写手段となる転写ローラ4とにより形成されたニップ部に搬送される。そして、転写ローラ4に転写電圧を印加することによって、プロセスカートリッジBの感光ドラム7に形成されたトナー像が記録材Pに転写される。
トナー像が転写された記録材Pは搬送ガイド3gに沿って定着手段となる定着装置5へ搬送される。定着装置5は、駆動ローラ5aと、ヒータ5bを内蔵すると共に支持体5cによって回転可能に支持された筒状シートで構成された定着回転体5dとを有して構成される。
駆動ローラ5aと定着回転体5dとのニップ部を通過する記録材Pに熱及び圧力を印加して記録材Pに転写したトナー像を定着する。トナー像を定着した記録材Pは排出ローラ3dにより排出部6へ排出される。
<プロセスカートリッジの全体構成>
プロセスカートリッジBは、感光層からなる電子写真感光体を有する感光ドラム7と、少なくとも一つのプロセス手段を備えたものである。
プロセス手段としては、例えば、感光ドラム7を帯電させる帯電手段となる帯電ローラ8、感光ドラム7に形成された静電潜像を現像する現像手段となる現像ローラ21がある。更に、感光ドラム7の表面に残留したトナーTをクリーニングするためのクリーニング手段となるクリーニングブレード11等がある。
本実施形態例のプロセスカートリッジBは、図2に示すように、感光ドラム7を回転可能に支持する感光体ユニット10と、現像ローラ21を回転可能に支持する現像ユニット20とを有して構成される。
感光体ユニット10は、少なくとも感光ドラム7と、帯電ローラ8と、クリーニングブレード11とを備える。現像ユニット20は、少なくとも現像ローラ21と、現像ブレード22とを備える。
プロセスカートリッジBの画像形成プロセスにおいては、感光ドラム7を回転駆動し、帯電ローラ8に電圧を印加して感光ドラム7の表面を一様に帯電する。この帯電した状態の感光ドラム7の表面に対して、露光装置1からの画像情報に基づいたレーザ光L(光像)が露光開口9bを通して露光される。これにより、感光ドラム7の表面に静電潜像を形成し、該静電潜像に対して現像ローラ21によりトナーTを供給して現像する。現像ブレード22は現像ローラ21の表面に付着したトナーTの層厚を規制する。
現像ユニット20は枠体となる現像フレーム23を有し、トナー収容部24内のトナーTをトナー送り手段となる回転可能な撹拌部材25により現像ローラ21側に送り出す。
固定の磁石部材26を内側に配置した現像ローラ21は、現像フレーム23に回転自在に支持される。現像ローラ21の表面には現像ブレード22によって摩擦帯電電荷を付与したトナーT層が形成され、そのトナーTを感光ドラム7の表面に形成された静電潜像に応じて該感光ドラム7に転移させる。これによって、感光ドラム7の表面にトナー像を形成して可視像化する。
感光ドラム7の表面に形成されたトナー像が記録材Pに転写された後は、感光ドラム7の表面に残留したトナーTは感光体ユニット10に設けられたクリーニングブレード11によって掻き落とされる。クリーニングブレード11によって掻き落とされた残留トナーTは除去トナー収納部13内に収容される。その際に、掬(すく)いシート12によって除去トナー収納部13外へのトナーTの漏出を防いでいる。
感光体ユニット10は、枠体となる感光体フレーム14を有し、感光ドラム7、帯電ローラ8、クリーニングブレード11は感光体フレーム14により支持されている。
<現像ユニットと感光体ユニットとの合体構成>
図3は、現像ユニット20と感光体ユニット10とを示す分解斜視図である。図3に示すように、現像ユニット20の長手方向(図3の左右方向)の両端部には、現像ユニット20から感光体ユニット10の方向に伸びる一対の吊腕部23a,23bが設けられている。
吊腕部23a,23bのそれぞれの先端側には、現像ユニット20を感光体ユニット10に対して回動自在に支持するための一対の支持軸23c,23dが設けられている。
感光体ユニット10を構成する感光体フレーム14及び支持部材15には、支持軸23cを支持するための軸受部15aと、支持軸23dを支持するための軸受部14aが設けられている。支持部材15は、感光体フレーム14に取付けられており、ドラム軸受部15bにおいて感光ドラム7を回転自在に支持するよう構成される。
現像ユニット20は、支持軸23c,23dを中心に回動可能に感光体フレーム14に支持され、付勢バネ27により現像ローラ21を感光ドラム7への作用位置に位置決めする。
<作用部の構成>
図4は、プロセスカートリッジBに設けられ、図5(a)に示す第一位置と、図5(b)に示す第二位置とに切替え可能な作用部50の構成を示す分解斜視図である。図5は、作用部50が図5(a)に示す第一位置から図5(b)に示す第二位置に切り替わる動作を説明する斜視図である。
プロセスカートリッジBの長手方向(図4の左右方向)の一端部に設けられた軸受部2に軸部16の一端部が回動自在に嵌入され、該軸部16に作用部50が固定されている。該軸部16の他端部側には捩じりコイルバネ17が嵌装され、作用部50のフランジ部50aに摺動自在に当接される。
該捩じりコイルバネ17の一端部は、図5(a)に示すように、作用部50の当接面50cの一端に係止され、該捩じりコイルバネ17の他端部は、図5(b)に示すように、プロセスカートリッジBの長手方向の一端部に設けられた係止部18に係止される。捩じりコイルバネ17の軸方向他端側は貫通穴19aが軸部16に嵌合されて固定される係止板19により摺動自在に係止される。
作用部50の当接面50cの裏面側には当接部50bとテーパ部50dが設けられており、捩じりコイルバネ17の付勢力により作用部50は軸部16を中心に図5(a)の矢印D方向に回動して作用部50の当接部50bが係止部18に当接して係止される。これにより、作用部50は、常時、図5(a)に示すように、プロセスカートリッジBの長手方向(図5(a)の右方向)に突出する第一位置の姿勢で保持されている。
図6に示すように、プロセスカートリッジBに設けられた作用部50に対応する位置には、被作用部61が側面に立設された切替ギア60bが配置されている。切替ギア60bはプロセスカートリッジBを着脱するための開閉扉となる上扉30と下扉31との開閉動作を切り替える切替手段を構成する。
これにより、図6(a)に示すように、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に装着する。その際には、該プロセスカートリッジBの作用部50が図6(a)に示す第一位置で被作用部61に当接して該被作用部61を図6(a)の矢印S方向に移動する。
これにより、切替ギア60bは被作用部61と一体的に回転軸60b1を中心に図12(b)の矢印H方向に回転する。すると、切替ギア60bに噛合する切替ギア60aが図12(b)の矢印J方向に回転する。
そして、詳しくは後述するが、上扉30の開閉動作を切り替える引張バネ60cの引っ張り方向を切替ギア60aの回転角度位置によって変更することで、上扉30を図12(a)に示す開口位置から図12(c)に示す閉口位置に移動する。
更に該プロセスカートリッジBが図6(a)の矢印S方向に移動すると、図12(c)に示すように、作用部50が被作用部61から離れる。
一方、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体から脱離する。その際には、図6(b)に示すように、プロセスカートリッジBの作用部50のテーパ部50dが切替ギア60bの側面に立設された被作用部61に当接摺動する。そして、捩じりコイルバネ17の付勢力に抗して該被作用部61を移動させることなく軸部16を中心に図6(b)の矢印N方向に回動して図5(b)に示す第二位置へ退避する。
図5(a)に示すように、プロセスカートリッジBの長手方向(図5(a)の右方向)に突出する第一位置から被作用部61を移動させることなく図5(b)に示す第二位置へ退避する。
これにより、図13(b)に示すように、開閉扉となる上扉30と下扉31とを開口位置に保持する。
更に該プロセスカートリッジBが図13(b)の矢印K方向に移動する。すると、作用部50が被作用部61から離れる。そして、作用部50は、捩じりコイルバネ17の付勢力により図5(a)に示すように、プロセスカートリッジBの長手方向(図5(a)の右方向)に突出する第一位置の姿勢に復帰する。
<開閉扉の駆動構成>
図7は画像形成装置A本体の開閉扉の構成を示すための斜視説明図である。また、図8及び図9は画像形成装置A本体の開閉扉の回転止め部の構成を示すために開閉扉を省略した状態を示す斜視説明図である。
図7に示すように、画像形成装置A本体にはプロセスカートリッジBを着脱するための開閉口28が設けられている。この開閉口28の両側の左右側板33,35には、画像形成装置A本体の内側へ向かって開閉可能で上下に分かれた開閉扉となる上扉30と下扉31とが回動軸30a,31aを中心に回動可能に設けられている。
上扉30と下扉31とは、図12(a)に示すように、画像形成装置A本体の内側に開き(開口位置)、図12(c)に示すように、画像形成装置A本体の外側に閉じる(閉口位置)。
上扉30の開閉動作に連動して図7に示す扉連動ギア列32を介して下扉31が開閉する。
上扉30と下扉31との長手方向(図7の左右方向)の一端部である右側端部に扉連動ギア列32を構成する扉連動ギア32a,32bが設けられている。更に、扉連動ギア32a,32bにそれぞれ噛合されたアイドラギア32c,32e、該アイドラギア32c,32eの間に噛合されたアイドラギア32dが設けられている。これらの扉連動ギア列32は画像形成装置A本体内の右側板33に回転可能に設けられている。
図7に示すように、下扉31の外側面にはプロセスカートリッジBの現像フレーム23の外周面に設けられた被ガイド部23gに係合して該プロセスカートリッジBをガイドするためのガイド部31bが設けられている。
また、下扉31にはプロセスカートリッジBが画像形成装置A本体に装着された状態で、該プロセスカートリッジBの把持部34の回動動作に干渉しないように該把持部34が挿通される切欠部31cが設けられている。
また、上扉30及び下扉31の外側面には、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に装着するときに該プロセスカートリッジBの外周面とそれぞれ当接する当接部30h,31hが設けられている。
図8及び図9に示すように、上扉30及び下扉31の閉方向の回転止めとして、回転止め部33a,33b,35a,35bが画像形成装置A本体の右側板33及び左側板35に設けられている。
また、上扉30及び下扉31の開方向の回転止めとして、回転止め部33c,33d,35c,35dが右側板33及び左側板35にそれぞれ設けられている。
<プロセスカートリッジ装着時のガイド構成>
図7に示すように、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に装着する際の挿入ガイドが設けられている。挿入ガイドは、プロセスカートリッジBの現像フレーム23の下面に画像形成装置A本体の下扉31の外側面に設けられたガイド部31bに係合し得る被ガイド部23gが設けられている。
また、図8及び図9に示すように、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体の画像形成位置に装着する際の装着ガイドとして、画像形成装置A本体の左側板35及び右側板33には、それぞれ凹形状のガイド部35e,33f,33gが設けられている。一方、プロセスカートリッジBの左右の側面には凸形状の被ガイド部47,15d,14eが設けられている。
<切替機構>
図10は開閉扉となる上扉30の開閉動作を切り替える切替手段を構成する切替ギア60a,60b、付勢手段となる引張バネ60c等の構成を示す斜視説明図である。図11は切替手段を構成する切替ギア60bに係合する被作用部61の構成を示す斜視説明図である。
図10に示すように、上扉30の長手方向(図10の左右方向)の一端側の左側板35には開閉扉となる上扉30の開閉動作を切り替える切替手段となる切替機構60が設けられている。
切替機構60は、上扉30の回動軸30aの一端側に一体的に固定され、該回動軸30aを介して上扉30と一体的に回動する切替ギア60aを有する。更に、切替ギア60aと噛合すると共に、プロセスカートリッジBの装着操作により作用部50に押圧されて移動する被作用部61に連動して回転する切替ギア60bを有する。更に、トグル機構により切替ギア60aの回転方向を切り替える付勢手段となる引張バネ60cを有する。
図9、図10及び図11に示すように、切替ギア60bの画像形成装置A本体内側の側面には被作用部61が設けられている。被作用部61は左側板35を貫通して形成された回転軸60b1を中心とする円弧形状のガイド溝35g内に摺動自在に挿通されて画像形成装置A本体の内部側に突出している。
プロセスカートリッジBの装着操作により被作用部61が作用部50に押圧されてガイド溝35gに沿って移動する。これにより切替ギア60bが回転軸60b1を中心に回転し、該切替ギア60bに噛合された切替ギア60aが回動軸30aを中心に回転する。これに伴い、上扉30が回動軸30aを中心に一体的に回動する。
上扉30の長手方向(図11の左右方向)の一端部には該上扉30と一体的に回動軸30aを中心に回動可能に設けられた支持部材30bが設けられている。支持部材30bには左側板35を貫通して形成された円弧形状の図示しないガイド溝内に摺動自在に挿通されて左側板35の外側に突出したバネ掛け部30cが設けられている。
引張バネ60cの一端部は上扉30の一端部に設けられた支持部材30bと一体的に回動軸30aを中心に回動可能なバネ掛け部30cに係止される。また、引張バネ60cの他端部は画像形成装置A本体の左側板35に固定されたバネ掛け部70に係止されている。
プロセスカートリッジBの装着操作により作用部50に押圧されて被作用部61がガイド溝35gに沿って移動する。これにより被作用部61が固定された切替ギア60bが回転し、該切替ギア60bに噛合する切替ギア60aが回転する。切替ギア60aと一体的に回転する回動軸30aに固定された支持部材30bが一体的に回動し、支持部材30bに固定されたバネ掛け部30cが切替ギア60aと一体的に回動軸30aを中心に回動する。
これにより、切替ギア60aの回転角度位置に応じて引張バネ60cの引っ張り力が作用する方向が切り替わり、上扉30が図12(a)に示す開口位置と、図12(c)に示す閉口位置との何れか一方に付勢される。
上扉30の回動による駆動力が図7に示す扉連動ギア32a、アイドラギア32c,32d,32e、扉連動ギア32bを介して下扉31に伝わる。そして、下扉31も上扉30に連動して回動する。
<プロセスカートリッジの着脱操作による開閉扉の動作>
次に、図6、図12、図13を用いて画像形成装置A本体に対してユーザがプロセスカートリッジBを着脱する操作に連動して開閉扉が開閉する動作について説明する。
図6はプロセスカートリッジBを着脱する操作に連動して該プロセスカートリッジBに設けられた作用部50と、切替機構60の切替ギア60bに設けられた被作用部61とが係合する様子を示す平面説明図である。
図12はプロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に装着する際に開閉扉を開口位置から閉口位置に移動する様子を示す側面説明図である。
図13はプロセスカートリッジBを画像形成装置A本体から脱離する際に開閉扉を開口位置に保持する様子を示す側面説明図である。
<プロセスカートリッジの装着時の開閉扉の動作>
図7に示すように、プロセスカートリッジBを画像形成装置A本体に対して図7の矢印S方向に挿入する。そして、プロセスカートリッジBの外周面を画像形成装置A本体に設けられた上扉30と下扉31とのそれぞれの当接部30h,31hに当接して該上扉30と下扉31を押し開ける。
この際、プロセスカートリッジBは図8及び図9に示す現像フレーム23の下面に設けられた被ガイド部23gが図7に示す画像形成装置A本体に設けられた下扉31の外側面に設けられたガイド部31bに係合してガイドされながら装着される。
プロセスカートリッジBの装着操作の途中において、図6(a)及び図12(a)に示すように、プロセスカートリッジBに設けられた作用部50は被作用部61に当接する。作用部50は捩じりコイルバネ17の付勢力により図6(a)に示す第一位置の姿勢を保持した状態で切替ギア60bの側面に立設された被作用部61に当接する。
プロセスカートリッジBの装着操作が更に進む。すると、被作用部61は作用部50により押圧されて切替ギア60bと一体的に回転軸60b1を中心に図12(b)の矢印H方向に回転する。
これに伴なって切替ギア60bと噛合する切替ギア60aは回動軸30aを中心に該回動軸30aと一体的に図12(b)の矢印J方向に回転する。
そして、回動軸30aに固定された上扉30も切替ギア60aと一体的に図12(b)の矢印J方向に回動する。
これに伴なって、上扉30に固定された支持部材30bも該上扉30と一体的に図12(b)の矢印J方向に回動する。
プロセスカートリッジBを装着する前の切替ギア60bが図12(a)に示す回転角度位置において、引張バネ60cによる引っ張り力は、上扉30を開口位置に保持している。
プロセスカートリッジBの装着操作が進んで切替ギア60bが図12(b)に示す回転角度位置を超えて、図12(c)に示す回転角度位置に至る。トグル機構を構成する引張バネ60cの一端部が係合しているバネ掛け部30cは上扉30の回動と共に移動する。
これにより、引張バネ60cによる引っ張り力の方向が切り替えられて上扉30は引張バネ60cによる引っ張り力により回動軸30aを中心に図12(b)の矢印J方向に回動する。そして、図12(c)に示すように、プロセスカートリッジBが画像形成装置A本体内の画像形成位置に装着されたとき上扉30は閉口位置に移動する。
上扉30の回動による駆動力が図7に示す扉連動ギア32a、アイドラギア32c,32d,32e、扉連動ギア32bを介して下扉31に伝わる。そして、下扉31も上扉30に連動して回動し、図12(c)に示す閉口位置に移動する。
プロセスカートリッジBが画像形成装置A本体内の画像形成位置に装着されたとき、ユーザは図1に示すように、プロセスカートリッジBの把持部34を図1の矢印Y方向に回動させて押し下げる。
<プロセスカートリッジの取り出し>
ユーザは上扉30を図13(a)の矢印M方向に押し上げ、該上扉30を開口位置へ移動させる。トグル機構バネである引張バネ60cの端部が係合しているバネ掛け部30cは、上扉30と共に移動するため該上扉30は開口方向に付勢され、開口位置に移動する。
そして、切替ギア60aが図13(a)に示す回転角度位置まで回転する。切替ギア60aが固定された回動軸30aと一体的に上扉30が回動軸30aを中心に図13(a)の矢印M方向に回動する。
トグル機構を構成する引張バネ60cの一端部が係合しているバネ掛け部30cは上扉30と共に回動軸30aを中心に図13(a)の矢印M方向に回動して移動する。
すると、引張バネ60cの引っ張り力の方向が切り替わり、上扉30は該引張バネ60cの引っ張り力により回動軸30aを中心に図13(a)の矢印M方向に回動して開口位置に移動する。
上扉30の回動による駆動力が図7に示す扉連動ギア32a、アイドラギア32c,32d,32e、扉連動ギア32bを介して下扉31に伝わる。そして、下扉31も上扉30に連動して回動し、図13(a)に示す開口位置に移動する。
図6(b)及び図13(b)に示すように、プロセスカートリッジBを図6(b)及び図13(b)の矢印K方向に画像形成装置A本体の外側に引き出し始める。
すると、図6(b)に示すように、プロセスカートリッジBに設けられた作用部50のテーパ部50dが切替ギア60bの側面に立設された被作用部61に当接摺動する。そして、捩じりコイルバネ17の付勢力に抗して軸部16を中心に図6(b)の矢印N方向へ回動して退避する。
作用部50は切替ギア60bの被作用部61から退避しつつ、該被作用部61を通過する。このとき、作用部50は切替ギア60bの被作用部61を移動させることが無い。従って、切替ギア60bは回転せず、図13(b)に示すように、開閉扉となる上扉30及び下扉31を開口位置に保持する。
上記構成により画像形成装置A本体内の画像形成位置にプロセスカートリッジBが装着されたときは、図12(c)に示すように、該画像形成装置A本体の開閉扉となる上扉30及び下扉31が閉口位置になり、画像形成装置A本体内を遮光する。
また、画像形成装置A本体内からプロセスカートリッジBを取り出すときは、図13(a),(b)に示すように、画像形成装置A本体の開閉扉となる上扉30及び下扉31がが開口位置のまま保持される。
これにより、画像形成装置A本体内の画像形成位置にプロセスカートリッジBが装着されたとき以外の状態では、開閉扉となる上扉30及び下扉31がが開口位置のまま保持される。
このため、画像形成装置A本体内部が見える状態となる。また、ユーザがジャム処理等のために画像形成装置A本体内部に両手を入れることが可能な状態となる。
これにより、ジャム処理等で画像形成装置A本体内部にユーザがアクセスしたい場合においての操作性を向上させることが出来る。
A …画像形成装置
B …プロセスカートリッジ
30 …上扉(開閉扉)
31 …下扉(開閉扉)
50 …作用部
60b …切替ギア(切替手段)
61 …被作用部

Claims (2)

  1. 画像形成装置本体に着脱可能なプロセスカートリッジであって、
    前記プロセスカートリッジは、
    第一位置と第二位置とに切替え可能な作用部を有し、
    前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体に装着する際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記第一位置で前記画像形成装置本体に設けられる開閉扉の開閉動作を切り替える切替手段の被作用部に当接して該被作用部を移動することで、前記開閉扉を開口位置から閉口位置に移動し、
    前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体から脱離する際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記被作用部に当接しながら前記第一位置から該被作用部を移動させることなく前記第二位置へ退避し、前記開閉扉を開口位置に保持することを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 請求項1に記載のプロセスカートリッジを着脱可能な画像形成装置であって、
    前記プロセスカートリッジを着脱するための開閉扉と、
    前記開閉扉の開閉動作を切り替える切替手段と、
    前記切替手段に設けられる被作用部と、
    を有し、
    前記プロセスカートリッジが前記画像形成装置本体に装着される際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記第一位置で前記被作用部に当接して該被作用部を移動することで、前記開閉扉を開口位置から閉口位置に移動し、
    前記プロセスカートリッジを前記画像形成装置本体から脱離する際に、前記プロセスカートリッジの前記作用部が前記被作用部に当接しながら前記第一位置から該被作用部を移動させることなく前記第二位置へ退避し、前記開閉扉を開口位置に保持することを特徴とする画像形成装置。
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