JP6992026B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリ装置などの画像形成装置に関するものである。
従来、例えば電子写真方式の画像形成装置では、ドラム状やベルト状の感光体の表面を一様に帯電させた後に、その表面に画像信号に従った静電潜像を書き込み、その静電潜像をトナーで現像する。その後、感光体上のトナー像を、転写材担持体により搬送される記録用紙などの転写材に直接転写するか、あるいは一旦中間転写体に一次転写した後に転写材に二次転写する。記録材担持体、中間転写体としては、それぞれ無端状のベルトで構成された転写材担持ベルト、中間転写ベルトが多く用いられる。
このような画像形成装置において、例えば中間転写ベルトは、経時変化、あるいは長時間の駆動のための疲労による破損などのトラブルの可能性があるため、定期的に交換することが望まれる。そのため、中間転写ベルトは、これを張架する駆動ローラを含む複数のローラと共に一体的にユニット化され、このユニットごと画像形成装置の装置本体に対して着脱可能とされることが多い。
このような装置本体に設けられた駆動源からの駆動力が伝達される被駆動部材を有し装置本体に対して着脱可能なユニット(挿抜ユニット)の装置本体に対する着脱は、ユニットの駆動軸方向に引き出し及び挿入して行うのが一般的である。この場合、ユニットを装置本体に設けられた本体フレーム(側板)の平面と略直交する方向に引き出し及び挿入することになるため、本体フレームに比較的大きな穴をあける必要がある。しかし、本体フレームに比較的大きな穴をあけることは、装置本体の剛性が弱くなる傾向となるため、別途補強のための構造を追加するなどの対策が必要となることがあり、装置構成の複雑化やコストアップなどの原因になり得る。これは、中間転写ベルトユニットなど、駆動軸と略直交する方向のサイズが比較的大きいユニットの場合にはより顕著となる。
そこで、装置本体に対するユニットの着脱を、本体フレームの平面と略平行な方向に引き出し及び挿入して行う構成とすることが考えられる。この場合、ユニットをその駆動軸と略直交方向に引き出し及び挿入することになるため、ユニットを装置本体に対して着脱する際には、カップリングなどの装置本体側とユニット側との係合部を解放する構成が必要となる。
このような係合部を解放する構成として、ユニットの把手部と連動して、装置本体側に設けられた作動部材を作動させて、装置本体側のカップリングをユニット側から退避させる構成がある(特許文献1)。
特開2011-191584号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるような、多くの部品を用いたリンク機構で装置本体側のカップリングをユニット側から退避させる構成では、部品点数の増加により動作不良などのトラブルを誘発する可能性が高くなる。そして、動作不良を起こしてしまうと、ユニットが引き出せなくなってユニットの交換ができなくなり、最悪の場合には装置本体ごとの交換を余儀なくされる懸念がある。また、部品点数増加によりコストアップにもつながる。
したがって、本発明の目的は、装置本体に対するユニットの着脱をユニットの駆動軸と交差する方向に行う構成において、簡単な構成で装置本体側とユニット側とのカップリングの係合部を解放することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転し、回転軸線方向に移動可能に設けられた本体側カップリングと、を備えた装置本体と、トナー像もしくは転写材を担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有する画像形成装置において、前記ユニットは、前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングの係合を解除する解除部材を備え、前記解除部材は、前記ユニットが装着位置に位置された状態で前記ユニットに対して前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に操作されることで前記解除部材が前記本体側カップリングと当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させることを特徴とする画像形成装置である。
本発明の他の態様によると、駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転する本体側カップリングと、を備えた装置本体と、トナー像もしくは転写材を担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングの回転軸線方向に移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有する画像形成装置において、前記ユニットは、前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングの係合を解除する解除部材を備え、前記解除部材は、前記ユニットが装着位置に位置された状態で前記ユニットに対して前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に操作されることで前記解除部材が前記ユニット側カップリングと当接して前記ユニット側カップリングを前記本体側カップリングから退避させることを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、装置本体に対するユニットの着脱をユニットの駆動軸と交差する方向に行う構成において、簡単な構成で装置本体側とユニット側とのカップリングの係合部を解放することができる。
画像形成装置の垂直方向断面図である。 中間転写ベルトユニットの斜視図である。 画像形成装置の本体フレームと中間転写ベルトユニットの模式的な斜視図である。 装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットの把手部の近傍を示す斜視図である。 装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットの把手部の近傍を示す水平方向断面図である。 解除部材の斜視図である。 装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す斜視図である。 装置本体に装着された状態の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す水平方向断面図である。 解除部材を引いた際の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す斜視図である。 解除部材を引いた際の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す水平方向断面図である。 中間転写ベルトユニットを装置本体へ挿入する際の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す斜視図である。 中間転写ベルトユニットを装置本体へ挿入する際の中間転写ベルトユニットと本体側カップリングの状態を示す水平方向断面図である。 中間転写ベルトユニットの後側の水平方向断面図である。 中間転写ベルトユニットの他の例における把手部の近傍の水平方向断面図である。 中間転写ベルトユニットの他の例において解除部材を引いた際のユニット側カップリングと解除部材の状態を示す水平方向断面図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
[実施例1]
1.画像形成装置の全体的な構成及び動作
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の垂直方向断面図である。本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできる、中間転写方式を採用したタンデム型のレーザービームプリンターである。
画像形成装置100は、複数の画像形成部として第1、第2、第3、第4の画像形成部PY、PM、PC、PKを有する。各画像形成部PY、PM、PC、PKは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像を形成する。
なお、本実施例では、各画像形成部PY、PM、PC、PKの構成及び動作は、使用するトナーの色が異なることを除いて実質的に同じである。したがって、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用の要素であることを表す符号の末尾のY、M、C、Kは省略して、当該要素について総括的に説明する。
画像形成装置100は、像担持体としてのドラム型(円筒形)の電子写真感光体(感光体)である感光ドラム1を有する。感光ドラム1は、図1中の時計方向に回転駆動される。感光ドラム1の周囲には、次の各手段が配置されている。まず、帯電手段としてのローラ状の帯電部材である帯電ローラ2が配置されている。また、現像手段としての現像装置4が配置されている。また、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーニング装置5が配置されている。
また、画像形成装置100は、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kを露光できるように配置された、露光手段としての露光装置(レーザースキャナー装置)3を有する。
さらに、画像形成装置100は、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと対向するように配置された、ベルト搬送装置としての中間転写ベルトユニット10を有する。中間転写ベルトユニット10は、画像形成装置100の装置本体110に対して着脱可能とされている。中間転写ベルトユニット10は、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと対向するように、中間転写体としての無端状のベルトで構成された中間転写ベルト11を有する。中間転写ベルト11は、複数のローラ(張架部材)としての駆動ローラ12、従動ローラ13及びテンションローラ14に張架されている。中間転写ベルト11は、駆動ローラ12が回転駆動されることによって、図1中の反時計方向に回転(周回移動)する。詳しくは後述するように、テンションローラ14は、図1中の矢印Tで示すように中間転写ベルト11の内周面側から外周面側に向けて付勢されており、これにより中間転写ベルト11に所定の張力(テンション)がかけられている。中間転写ベルト11の内周面側において、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと対向する位置に、一次転写手段としてのローラ状の一次転写部材である一次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが配置されている。一次転写ローラ6は、中間転写ベルト11を介して感光ドラム1に向けて所定の圧力で付勢(押圧)され、中間転写ベルト11と感光ドラム1とが接触する一次転写部N1を形成する。また、中間転写ベルト11の外周面側において、駆動ローラ12と対向する位置には、二次転写手段としてのローラ状の二次転写部材である二次転写ローラ16が配置されている。二次転写ローラ16は、中間転写ベルト11を介して駆動ローラ12に向けて所定の圧力で付勢(押圧)され、中間転写ベルト11と二次転写ローラ16とが接触する二次転写部N2を形成する。また、中間転写ベルト11の外周面側において、テンションローラ14と対向する位置には、中間転写体クリーニング手段としてのベルトクリーニング装置15が配置されている。
その他、画像形成装置100には、転写材Sを二次転写部N2に供給する給搬送装置20、転写材Sにトナー像を定着させる定着装置17などが設けられている。
本実施例では、感光ドラム1、帯電ローラ2、各色の画像を形成するために用いられる露光装置3、現像装置4、一次転写ローラ6、ドラムクリーニング装置5などによって、各色の画像を形成するための画像形成部Pが構成される。また、各画像形成部Pにおいて、感光ドラム1と、感光ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びドラムクリーニング装置5とは、画像形成装置100の装置本体110に対して着脱可能なプロセスカートリッジ9を構成している。
画像形成時には、図1中の時計方向に回転する感光ドラム1の表面は、帯電ローラ2によって一様に帯電処理され、帯電した感光ドラム1の表面は、露光装置3によって走査露光される。これにより、感光ドラム1上に静電潜像(静電像)が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像装置4によって現像剤としてのトナーを用いてトナー像として現像される。本実施例では、一様に帯電処理された後に露光されて電位の絶対値が低下した感光ドラム1上の露光部(明部)に、感光ドラム1の帯電極性(本実施例では負極性)と同極性に帯電したトナーを付着させる反転現像により、トナー像が形成される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、一次転写部N1において、一次転写ローラ6の作用により、図1中の反時計方向に回転する中間転写ベルト11上に転写(一次転写)される。このとき、一次転写ローラ6には、電圧印加手段としての一次転写電源(図示せず)により、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である一次転写電圧(一次転写バイアス)が印加される。例えば、フルカラー画像の形成時には、各感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに形成されたトナー像が順次に重ね合わせるようにして中間転写ベルト11上に転写される。
中間転写ベルト11上に形成されたトナー像は、二次転写部N2において、二次転写ローラ16の作用により、中間転写ベルト11と二次転写ローラ16とに挟持されて搬送される記録用紙などの転写材S上に転写(二次転写)される。このとき、二次転写ローラ16には、電圧印加手段としての二次転写電源(図示せず)から、現像時のトナーの帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の直流電圧である二次転写電圧(二次転写バイアス)が印加される。例えば、フルカラーの画像形成時には、中間転写ベルト11上に4色のトナーが重なった状態で形成された多重トナー像は、中間転写ベルト11によって搬送されて二次転写部N2へと移動し、二次転写部において一括して転写材S上に転写される。転写材Sは、給搬送装置20において、転写材カセット21などから給送ローラ22などによって送り出された後、レジストローラ対23によって中間転写ベルト11上のトナー像とタイミングを合わせて二次転写部N2に搬送される。
トナー像が転写された転写材Sは、定着装置17に搬送され、定着装置17が備える定着ローラ17aと加圧ローラ17bとの間の定着ニップ部で加熱及び加圧される。これにより、転写材Sの表面の未定着のトナー像は、転写材Sの表面に定着される。その後、転写材Sは、画像形成装置100の外部に排出(出力)される。
一方、一次転写後に感光ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、ドラムクリーニング装置5によって感光ドラム1上から除去されて回収される。ドラムクリーニング装置5は、クリーニング部材としてのクリーニングブレードによって、回転する感光ドラム1の表面からトナーを掻き取って除去する。また、二次転写後に中間転写ベルト11上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、ベルトクリーニング装置15によって中間転写ベルト11上から除去される。ベルトクリーニング装置15は、クリーニング部材としてのクリーニングブレードによって、回転する中間転写ベルト11の表面からトナーを掻き取って除去する。ベルトクリーニング装置15によって中間転写ベルト11から除去されたトナーは、回収トナー搬送路(図示せず)を通過して回収トナー容器(図示せず)へと回収される。
2.中間転写ベルトユニット
次に、本実施例における中間転写ベルトユニット(以下、単に「ユニット」ともいう。)10について更に説明する。なお、画像形成装置100及びその要素について、図1の紙面手前側を「前側」、紙面奥側を「後側」とし、この前側から見たときの左側を「左側」、右側を「右側」する。この前側と後側とを結ぶ奥行方向は、感光ドラム1、中間転写ベルト11を張架する各ローラ12、13、14の回転軸線方向と略平行である。また、ユニット10及びその要素について、中間転写ベルト11の幅方向(搬送方向と略直交する方向)に対応する方向を「スラスト方向」ともいう。
図2は、ユニット10の斜視図である。ユニット10は、画像形成装置100の装置本体110に対して着脱可能とされている。ユニット10は、中間転写ベルト11を有する(図2では前側の一部が切り欠かれて示されている。)。また、ユニット10は、中間転写ベルト11が巻き掛けられる複数のローラとして、駆動ローラ12、従動ローラ13及びテンションローラ14を有する。これら駆動ローラ12、従動ローラ13及びテンションローラ14は、ユニットフレーム31に取り付けられる。
駆動ローラ12は、その回転軸線方向(長手方向)の両端部側において、駆動ローラ軸受部材32(図2では前側のみ示されている。)によって回転可能に支持される。この駆動ローラ軸受部材32は、ユニットフレーム31に取り付けられている。駆動ローラ12は、詳しくは後述するようにして装置本体110に設けられた駆動源(図示せず)からの駆動力が伝達されて回転する。駆動ローラ12が回転駆動されることで、中間転写ベルト11が搬送される。なお、駆動ローラ12の表面は、中間転写ベルト11を滑り無く搬送するために、摩擦係数の高いゴム層で形成されている。
従動ローラ13は、その回転軸線方向(長手方向)の両端部側において、従動ローラ軸受部材33(図2では前側のみ示されている。)によって回転可能に支持される。この従動ローラ軸受部材33は、ユニットフレーム31に取り付けられている。従動ローラ13は、中間転写ベルト11に従動して回転する。
テンションローラ14は、その回転軸線方向(長手方向)の両端部側において、テンションローラ軸受部材34(図2では前側のみ示されている。)によって回転可能に支持される。このテンションローラ軸受部材34は、移動可能(スライド可能)なようにユニットフレーム31に取り付けられている。テンションローラ14の回転軸線方向の両端部側のテンションローラ軸受部材34は、それぞれ付勢手段としての圧縮バネで構成されたテンションバネ(図示せず)の圧縮力により付勢される。テンションローラ軸受部材34は、テンションバネによる付勢方向に沿って中間転写ベルト11の内周面側から外周面側に移動(スライド)させられる。これにより、テンションローラ14は、中間転写ベルト11の内周面側から外周面側に向けて中間転写ベルト11を付勢して、中間転写ベルト11に張力を付与する。
テンションローラ14に対向する位置には、ベルトクリーニング装置15が設けられている。また、駆動ローラ12及び従動ローラ13の回転軸線方向の両端部側に位置して、それぞれユニット10を装置本体110に対して着脱する際の操作などに用いるための把手部35が設けられている。各把手部35は、ユニット10を装置本体110に対して挿抜する方向に突出して設けられている。
3.中間転写ベルトユニットの着脱
図3は、装置本体110に設けられた本体フレーム(枠体)60と、装置本体110に装着された状態のユニット10を模式的に示す斜視図である。本体フレーム60は、底板61と、底板61に対向して立てられた前側板62及び後側板63と、装置本体110の左側において前側板62と後側板63との間をつなぐサイドフレーム64と、を有して構成される。また、図1に示すように、給搬送装置20から定着装置17に至る転写材Sの搬送経路を分割するようにして装置本体110の右側を開閉する開閉扉65が、回動軸18を中心として回動可能なように前側板62、後側板63に取り付けられる。開閉扉65を開放し、ユニット10を図3中の矢印方向へと装置本体110の右側に引き出すことで、ユニット10を装置本体110から取り外すことができる。逆に、ユニット10を図3中の矢印方向とは逆方向へと装置本体110の左側に挿入することで、ユニット10を装置本体110に装着することができる。
図4は、ユニット10を装置本体110に装着した状態におけるユニット10の後側の把手部35の近傍を示す斜視図である。また、図5は、ユニット10を装置本体110に装着した状態におけるユニット10の後側の把手部35の近傍の水平方向断面図である。
図4に示すように、前側板62及び後側板63には、それぞれレール70(後側板63のレール70のみ図示)が取り付けられている。ユニット10は、このレール70にガイドされて、前側板62及び後側板63の平面と略平行に、かつ、本実施例では略水平方向に移動(スライド)して、装置本体110に対して着脱することが可能となっている。
図5に示すように、駆動ローラ12の回転軸線方向の後側の端部において、駆動ローラ12の駆動軸(回転軸)12aに、ユニット側カップリング36が取り付けられている。ユニット側カップリング36は、駆動ローラ12の駆動軸12aと共に該駆動軸12aと実質的に同軸で回転可能である。これにより、ユニット側カップリング36は、ユニット10が装置本体110に装着された状態で、後側板63の平面と略直交する回転軸線の周りを回転可能とされている。ユニット側カップリング36は、その回転軸線方向において後側の端部に、装置本体110に設けられた本体側カップリング50と係合する係合部36a(図9参照)を有している。ユニット側カップリング36は、本体側カップリング50から駆動力が伝達されて回転し、その駆動力を被駆動部材としての駆動ローラ12に入力する。
後側板63には、本体側カップリング50に駆動を伝達する駆動列などを支持するための第1駆動フレーム81及び第2駆動フレーム82が取り付けられている。本体側カップリング50は、第1駆動フレーム81と、第2駆動フレーム82に取り付けられたバネホルダー91とによって支持されている。本体側カップリング50は、後側板63の平面と略直交する回転軸線の周りを回転可能であると共に、該回転軸線方向に移動可能(スライド可能)とされている。また、本体側カップリング50とバネホルダー91との間には、付勢手段としての圧縮バネで構成されたカップリングバネ92が圧縮された状態で取り付けられている。このカップリングバネ92により、本体側カップリング50は、後側板63の平面と略直交する方向に沿って前側、すなわち、ユニット10側に付勢されている。詳しくは後述するように、本体側カップリング50は、カップリングバネ92の付勢力に抗してユニット10側から遠ざかるように移動させて、ユニット側カップリング36との係合を解除し、ユニット10側から退避させることが可能となっている。本体側カップリング50は、前側のカップリング部51と、後側のギア部52と、が一体になって構成されている。カップリング部51は、略円柱形状とされている。カップリング部51のバネホルダー側91側の端部の外径がカップリング部51の外径よりも大きくされて、外周面にギアを有するギア部52が形成されている。本体側カップリング部50は、その回転軸線方向において前側の端部に、ユニット側カップリング36と係合する係合部51a(図10参照)を有している。本体側カップリング50は、装置本体110に設けられた駆動源としての中間転写ベルト駆動モータ(図示せず)からギア列によりギア部52に駆動力が入力されて回転する。本体側カップリング50は、その駆動力を本体側カップリング50と係合しているユニット側カップリング36に伝達して、ユニット側カップリング36を回転させる。
ユニット10が装置本体110に装着された状態で、本体側カップリング50の回転軸線とユニット側カップリング36の回転軸線とは実質的に同軸となる。この状態で、本体側カップリング50がその回転軸線方向に沿ってユニット10側に突出するようにしてユニット側カップリング36と係合し、これらのカップリングは実質的に同軸で回転する。
そして、本体側カップリング部50は、その回転軸線方向においてユニット10側の端部の側面に、該回転軸線方向においてユニット10側から遠くなるにつれて拡径するように形成されたテーパ面51bを有する。すなわち、本体側カップリング50のカップリング部51は、ユニット10側の先端部が、ユニット10側に向かって先細の略円錐台形状とされている。
また、ユニット10には、本体側カップリング50をユニット10側から退避させてユニット10の装置本体110に対する着脱を可能とする解除部材40が設けられている。解除部材40は、本体側カップリング50とユニット側カップリング36との間に、これらのカップリング間の係合を可能とするように配置されている。
図6は、装置本体110の右側から本体側カップリング50側の側面を見た、解除部材40の斜視図である。図6に示すように、解除部材40は、全体として一方向に長い板状あるいはロッド状の部材とされ、長手方向の一方の端部に解除部41、他方の端部に操作部42、解除部41と操作部42との間に主部43を有する。解除部材40の長手方向における解除部41の主部43側の側部は、詳しくは後述するようにユニット10を装置本体110から引き出す際に本体側カップリング50のテーパ面51bと当接する第1当接部41aとされる。また、解除部材40の長手方向における解除部41の主部43とは反対側の側部は、詳しくは後述するようにユニット10を装置本体110に挿入する際に本体側カップリング50のテーパ面51bと当接する第2当接部41bとされる。解除部41は、連結部44によって主部43に連結され、主部43の連結部44とは反対側の端部に操作部42が形成されている。解除部材40は、その全体が一体的に構成されている。
解除部材40は、ユニット10の後側の把手部35に取り付けられている。そして、解除部材40は、把手部35上でユニット10を装置本体110に対して挿抜する方向に移動可能(スライド可能)とされている。つまり、解除部材40は、その長手方向がユニット10を装置本体110に対して挿抜する方向、すなわち、ユニット側カップリング36の回転軸線と略直交する方向に沿うように配置され、同方向にスライド可能とされている。このように、解除部材40は、ユニット10を装置本体110に対して着脱する際に把持される把手部35において操作可能であり、ユニット10の装置本体110に対する移動方向に沿って移動可能なように設けられている。解除部材40の解除部41はユニット側カップリング36の回転軸線よりも装置本体110の内側に配置され、操作部42及び主部43は該回転軸線よりも装置本体110の外側に配置され、連結部44は該回転軸線をまたぐように配置される。このように、解除部材40は、ユニット側カップリング36の近傍から把手部35の端部の近傍まで伸びている。ユニット側カップリング36の位置には、解除部41、主部43、連結部44で形成された穴部45が配置され、ユニット側カップリング36と本体側カップリング50との連結を阻害しないようになっている。
図7、図8は、それぞれユニット10が装置本体110に装着された際のユニット10と本体側カップリング50の状態を示す斜視図、水平方向断面図である。図7に示すように、解除部材40は、ユニット側カップリング36と本体側カップリング50との間に挟まれるようにして配置されている。そして、解除部材40は、付勢手段としての圧縮バネで構成された把手バネ37により、図中矢印A1方向(ユニット10を装置本体110に挿入する方向)へと装置本体110の左側に向けて付勢されている。把手バネ37は、把手部35に形成されたバネ支持部35aと解除部材40に形成されたバネ受け部46との間に圧縮された状態で取り付けられている。また、本体側カップリング50は、カップリングバネ92によって、図中矢印A2方向へとユニット側カップリング36に向けて付勢されて、ユニット側カップリング36と係合している。このとき、図8に示すように、解除部材40は、本体側カップリング50のテーパ面51bに解除部41の第1当接部41aが近接するようにして配置されている。
図9、図10は、それぞれユニット10を装置本体110から引き出す際のユニット10と本体側カップリング50の状態を示す斜視図、水平方向断面図である。図9に示すように、解除部材40の操作部42を操作して図中矢印A3方向へとユニット10を装置本体110から引き出す方向に向けて引く。解除部材40は、把手部35に形成された突き当て部35bに解除部材40に形成された衝合部47が突き当たるまで、把手部35上を把手バネ37の付勢力に抗してスライドさせられる。このとき、図10に示すように、解除部材40における解除部41の第1当接部41aが、本体側カップリング50のテーパ面51bに当接し、更に該テーパ面上を摺動する。これにより、本体側カップリング50は、図中矢印A4方向へとユニット10側から遠ざかる方向に向けて移動させられ、本体側カップリング50とユニット側カップリング36との係合が解除され、ユニット10側から退避させられる。この状態で、把手部35を持って、ユニット10を図中矢印A3方向、すなわち、ユニット側カップリング36の回転軸線と略直交する方向へと、装置本体110の右側に引き出すことで、ユニット10を装置本体110から取り外すことができる。なお、本体側カップリング50は、解除部材40の解除部41に乗り上げ、該解除部41が通過した後に、カップリングバネ92によって付勢されてユニット10側に突出した状態に戻る(図12参照)。
図11、12は、それぞれユニット10を装置本体110へ挿入する際のユニット10と本体側カップリング50の状態を示す斜視図、水平方向断面図である。図11に示すように、本体側カップリング50はカップリングバネ92によって付勢されてユニット10側へ突出した状態となっている。この状態で、把手部35を持って、ユニット10を図中矢印A5方向、すなわち、ユニット側カップリング36の回転軸線と略直交する方向へと、装置本体110の左側に挿入していく。このとき、図12に示すように、解除部材40における解除部41の第2当接部41bが、本体側カップリング50のテーパ面51bに当接し、更に該テーパ面51b上を摺動する。これにより、本体側カップリング50は、図中矢印A6方向へとユニット10側から遠ざかる方向に向けて移動させられ、ユニット10側から退避させられる。この状態で、ユニット10を更に挿入して装置本体110内の所定の位置に装着することができる。なお、本体側カップリング50は、解除部材40の解除部41に乗り上げ、該解除部41が通過した後に、カップリングバネ92によって付勢されてユニット側カップリング36と係合した状態となる(図8参照)。
このように、本実施例では、ユニット10側から退避可能な本体側カップリング50の先端部をテーパ形状にして、この本体側カップリング50の退避方向と略直交する方向に動作する解除部材40をユニット10に設ける。そして、解除部材40における解除部41の第1当接部41aを本体側カップリング50のテーパ面51bに当接させて摺動させることで、本体側カップリング50をユニット10側から退避させる。このように、本実施例では、1部品の解除部材40で装置本体110側とユニット10側とのカップリングの係合部を解放することができる。そのため、複雑な構成による動作不良やコストアップを抑制して、簡単な構成でより確実に装置本体110側とユニット10側とのカップリングの係合部を解放することができる。また、解除部材40にアクセスしないと装置本体110側とユニット10側との係合部が解放されないため、不用意なユニット10の脱落を防止することができる。また、ユニット10を挿入方向(装着方向)へ押し込むだけで、解除部材40における解除部41の第2当接部41bを本体側カップリング50のテーパ面51bに当接させて摺動させ、本体側カップリング50をユニット10側から退避させることができる。これにより、簡単な構成で容易にユニット10を装置本体110に装着することができる。
ここで、図6に示すように、解除部材40における解除部41の第1当接部41aの角部にもテーパ面41a1を設けることで、ユニット10を装置本体110から引き出す際のよりスムーズな操作が実現できる。この第1当接部41aのテーパ面41a1は、ユニット側カップリング36の回転軸線に対して、該テーパ面41a1に当接した際の本体側カップリング50のテーパ面51bと同じ側に傾斜するように形成する。同様に、図8に示すように、解除部材40における解除部41の第2当接部41bの角部にもテーパ面41b1を設けることで、ユニット10を装置本体110に挿入する際のよりスムーズな操作が実現できる。この第2当接部41bのテーパ面41b1は、ユニット側カップリング36の回転軸線に対して、該テーパ面41a1に当接した際の本体側カップリング50のテーパ面51bと同じ側に傾斜するように形成する。これら第1、第2当接部41a、41bのテーパ面41a1、41b1は、いずれか一方のみを設けてもよいが、本実施例のように両方設けることが好ましい。
図13は、ユニット10の後側の水平方向断面図である。本体側カップリング50は、カップリングバネ92によって、ユニット10が装置本体110に装着されていない場合には装着されている場合よりもユニット10側にある程度余分に突出する。ユニット10を挿抜する際、その突出量が多いと、ユニット10の一部に本体側カップリング50が引っ掛かり、スムーズな操作を阻害してしまう可能性がある。そのため、本実施例では、解除部材40よりユニット10の挿入方向下流側には、最大限に突出した状態の本体側カップリング50の先端よりも本体側カップリング側に突出しているものがない構成とする。本実施例では、ユニット10には、一次転写ローラ6を中間転写ベルト11を介して感光ドラム1に当接させた状態と、感光ドラム11から離間した状態とに切り替える切替機構(図示せず)に駆動を入力するための離間カップリング38が設けられている。ユニット10の後側において、解除部材40よりもユニット10の挿入方向下流側に配置された部材のうち、この離間カップリング38が最もユニット側カップリングの回転軸線方向(ユニット10の挿抜方向と略直交する方向)の外側に位置する部材である。そこで、本実施例では、スラスト方向で本体側カップリング50の先端と離間カップリング38とが干渉しないような寸法関係とする。これにより、引っ掛かりのないスムーズな操作を実現できる。
以上、本実施例によれば、装置本体110に対するユニット10の着脱をユニット10の駆動軸と交差する方向に行う構成において、簡単な構成で装置本体110側とユニット10側とのカップリングの係合部を解放することができる。
[実施例2]
次に、本発明の他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は、実施例1のものと同じである。したがって、本実施例の画像形成装置において実施例1の画像形成装置のものと同一又は対応する機能あるいは構成を有する要素については、同一符号を付して、詳しい説明は省略する。
実施例1では、本体側カップリング50をユニット10側から退避可能として、この本体側カップリング50を待避させるための解除部材40をユニット10に設ける構成とした。これに対して、本実施例では、ユニット側カップリング36を本体側カップリング50側から退避可能として、このユニット側カップリング36を同じくユニット10に設けられた解除部材40により待避させる構成とする。すなわち、本実施例では、本体側カップリング50とユニット側カップリング36との係合を解除する解除機構の全体がユニット10に設けられている。
図14は、本実施例におけるユニット10の後側の把手部35の近傍の水平方向断面図である。ユニット側カップリング36は、駆動ローラ12の回転軸線方向の後側の端部において、駆動ローラ12の駆動軸12aに取り付けられている。本実施例では、ユニット側カップリング36は、駆動ローラ12の駆動軸12aと共に回転可能であると共に、駆動ローラ12の回転軸方向に移動可能(スライド可能)とされている。これにより、ユニット側カップリング36は、ユニット10が装置本体110に装着された状態で、後側板63と略直交する回転軸線の周りを回転可能であると共に、該回転軸線方向に移動可能とされている。また、このユニット側カップリング36は、付勢手段としての圧縮バネで構成されたカップリングバネ39により、駆動ローラ12の回転軸線方向の外側、すなわち、本体側カップリング50側に付勢されている。カップリングバネ39は、ユニット側カップリング36と、駆動ローラ12の駆動軸12aに形成されたバネ支持部12bとの間に圧縮された状態で取り付けられている。これにより、ユニット側カップリング36は、カップリングバネ39の付勢力に抗して本体側カップリング50側から遠ざかるように移動させて、本体側カップリング50との係合を解除し、本体側カップリング50側から退避させることが可能となっている。
なお、ユニット側カップリング36は、解除部材40に突き当たることでスラスト方向の抜け止めが行われている。また、図示していないが、本実施例では、本体側カップリング50はその回転軸線方向に移動しないように固定されている。
そして、本実施例では、ユニット側カップリング36は、その回転軸線方向において本体側カップリング50側の端部の側面に、該回転軸線方向において本体側カップリング50側から遠くなるにつれて拡径するように形成されたテーパ面36bを有する。すなわち、このユニット側カップリング36は、本体側カップリング50側の先端部が、本体側カップリング50側に向かって先細の略円錐台形状とされている。また、実施例1のものと同様の解除部材40が、ユニット10の把手部35にスライド可能に取り付けられている。
図15は、ユニット10を装置本体110に対して着脱するために解除部材40を引いた際の、ユニット側カップリング36と解除部材40の状態を示す水平方向断面図である。例えば、ユニット10を装置本体110から引き出す際に、解除部材40の操作部42を操作して図中矢印A7方向へと、ユニット10を装置本体110から引き出す方向に向けて引く。このとき、解除部材40における解除部41の当接部41aが、ユニット側カップリング36のテーパ面36bに当接し、更に該テーパ面36b上を摺動する。これにより、ユニット側カップリング36は、図中矢印A8方向へと本体側カップリング50側から遠ざかる方向に向けて移動させられ、本体側カップリング50との係合が解除され、本体側カップリング50側から退避させられる。この状態で、把手部35を持って、ユニット10を図中矢印A7方向、すなわち、ユニット側カップリング36の回転軸線と略直交する方向へと、装置本体110の右側に引き出すことで、ユニット10を装置本体110から取り外すことができる。
また、本実施例では、ユニット10を装置本体110に装着する際も、上記同様に解除部材40を作動させてユニット側カップリング36を本体側カップリング50側から退避させた状態で、装置本体110に挿入する。そして、ユニット10が装置本体110内の所定の位置に装着され、ユニット側カップリング36と本体側カップリング50の回転軸線が実質的に同軸となった時点で、解除部材40によるユニット側カップリング36の待避を解除する。これにより、ユニット側カップリング36が本体側カップリング50と係合する。
このように、本実施例によれば、実施例1と同様の効果が得られると共に、ユニット10側のみの構成で装置本体110側とユニット10側とのカップリングの係合部を解放して、ユニット10を装置本体110に対して着脱することが可能となる。
[その他]
以上、本発明を具体的な実施例に即して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上述の実施例では、装置本体に対して着脱可能なユニットは中間転写ベルトユニットであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、像担持体からトナー像が転写される転写材を担持して搬送する転写材担持体として、上述の実施例における中間転写ベルトと同様の無端状のベルトで構成された転写材担持ベルトが用いられる、直接転写方式の画像形成装置がある。装置本体に対して着脱可能なユニットは、この転写材担持ベルトを備えた転写材担持ベルトユニットであってもよい。つまり、本発明は、トナー像を直接担持するか又は転写材を介して担持して搬送する無端状のベルトを有し、被駆動部材がベルトを駆動する駆動ローラであるユニットにおいて好適に作用する。また、被駆動部材は、中間転写ベルトや転写材担持ベルトといった無端状のベルトの駆動ローラに限定されるものではない。本発明は、装置本体に設けられた駆動源からの駆動力が伝達される被駆動部材を有し装置本体に対して着脱可能な任意にユニットに対して適用することができ、上述の実施例と同様の効果を得ることができる。例えば、装置本体に対して着脱可能なユニットは、被駆動部材として感光ドラムを備えたカートリッジ、被駆動部材として定着ローラや加圧ローラを備えた定着装置などであってもよい。
1 感光ドラム
10 中間転写ベルトユニット
12 駆動ローラ
36 ユニット側カップリング
40 解除部材
41 解除部
50 本体側カップリング
51b テーパ面

Claims (10)

  1. 駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転し、回転軸線方向に移動可能に設けられた本体側カップリングと、を備えた装置本体と、
    ナー像もしくは転写材を担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有する画像形成装置において
    記ユニットは、前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングの係合を解除する解除部材を備え、
    前記解除部材は、前記ユニットが装着位置に位置された状態で前記ユニットに対して前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に操作されることで前記解除部材が前記本体側カップリングと当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユニットは、前記ユニットを前記装置本体に対して着脱する際に把持される把手部を備え、前記解除部材は、前記把手部に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記解除部材を前記ユニットの挿入方向下流側に付勢する付勢部材を備え、前記解除部材は、前記ユニットの前記装置本体からの取り外しの際に、前記付勢部材の付勢力に抗して該取り外し方向に前記解除部材が移動させられることで前記ユニットが装着位置に位置された状態で前記解除部材が前記本体側カップリングに当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させることを特徴とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記解除部材及び前記本体側カップリングのそれぞれは、互いに当接する当接部が前記ユニット側カップリングの回転軸線に対して、同じ側に傾斜するように形成されたテーパ面を有することを特徴とする請求項1~3いずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記解除部材は、前記ユニットの前記装置本体への装着の際に、該装着方向に前記ユニットが移動させられることで前記本体側カップリングと当接して前記本体側カップリングを前記ユニット側カップリングから退避させることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ユニットは、前記解除部材よりも前記ユニットの前記装置本体に対する装着方向の下流側に、前記本体側カップリングの前記ユニット側の先端よりも前記装着方向と交差する方向において前記本体側カップリング側に突出している部材を有していないことを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 駆動源と、前記駆動源からの駆動力が伝達されて回転する本体側カップリングと、を備えた装置本体と、
    ナー像もしくは転写材を担持して搬送する無端状のベルトと、前記ベルトを駆動する駆動ローラと、前記本体側カップリングの回転軸線方向に移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと係合し前記本体側カップリングから駆動力が伝達されて前記本体側カップリングと同軸で回転して前記駆動ローラに駆動力を伝達するユニット側カップリングと、を備え、前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に沿って移動させられて前記装置本体に対して着脱されるユニットと、を有する画像形成装置において
    記ユニットは、前記ユニットに対して移動可能に設けられ、前記本体側カップリングと前記ユニット側カップリングの係合を解除する解除部材を備え、
    前記解除部材は、前記ユニットが装着位置に位置された状態で前記ユニットに対して前記ユニット側カップリングの回転軸線と交差する方向に操作されることで前記解除部材が前記ユニット側カップリングと当接して前記ユニット側カップリングを前記本体側カップリングから退避させることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記ユニットは、前記ユニットを前記装置本体に対して着脱する際に把持される把手部を備え、前記解除部材は、前記把手部に移動可能に設けられていることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記解除部材及び前記ユニット側カップリングのそれぞれは、互いに当接する当接部が前記ユニット側カップリングの回転軸線に対して、同じ側に傾斜するように形成されたテーパ面を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成装置。
  10. 前記解除部材は、前記ユニットの前記装置本体への装着の際に、前記ユニットの前記装置本体からの取り外し方向に前記解除部材が移動させられることで前記ユニット側カップリングと当接して前記ユニット側カップリングを前記本体側カップリングから退避させることを特徴とする請求項7~9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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