JP6589659B2 - 伝送装置及び伝送方法 - Google Patents

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Description

本件は、伝送装置及び伝送方法に関する。
離散マルチトーン(DMT: Discrete Multi-Tone)変調方式の伝送方法は、例えばVDSL(Very high bit rate Digital Subscriber Line)などのアクセス系のメタル回線などに用いられている。近年、ネットワークのトラフィックの増加に伴い、DMT変調方式の光伝送技術への適用が研究開発されている。
DMT変調方式は、直交周波数多重(OFDM: Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術に基づくマルチキャリア伝送技術(例えば特許文献1,2参照)である。DMT変調方式では、周波数の異なる複数のサブキャリア(SC: Subcarrier(搬送波))にデータをそれぞれ割り当て、割り当てたデータを、SCごとの伝送特性に応じた多値度及び信号パワーに基づいて変調し、DMT信号として伝送する。なお、各SCのデータに用いられる多値変調方式としては、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)が挙げられる。
特開2010−147983号公報 特開2003−332853号公報
DMT変調されたデジタル信号は、例えばマッハツェンダ型光変調器などの光変調器により光信号に変換されて送信される。しかし、光変調器の変調特性には、例えば、バイアス電圧に対する光信号のパワーの変化特性のように非線形な特性を示す領域が存在するため、光信号の伝送特性が劣化するという問題がある。なお、この問題は、DMT変調方式の光信号に限定されず、他の変調方式の光信号にも同様に存在する。
そこで本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、伝送特性を向上した伝送装置及び伝送方法を提供することを目的とする。
本明細書に記載の伝送装置は、光信号を伝送する伝送装置において、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部と、所定の波長の光を出力する光源と、前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光信号を光変調する第2変調部と、前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第1比較部と、前記第1比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性及び前記増幅部の増幅特性を制御する制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送装置は、光信号を伝送する伝送装置において、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、所定の波長の光を出力する光源と、前記第1変調部により変調された前記電気信号に対して非線形歪みを補償する非線形補償部と、前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光信号を光変調する第2変調部と、前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する比較部と、前記比較部による比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御する制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送装置は、光信号を他装置に伝送する伝送装置において、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、所定の波長の光を出力する光源と、前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する測定部と、前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信する受信部と、前記測定部により測定された前記度数分布と前記分布情報が示す前記度数分布を比較する比較部と、前記比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御する制御部とを有する。
本明細書に記載の伝送方法は、光信号を伝送する伝送方法において、第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、増幅部により、前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅し、光源から所定の波長の光を出力し、第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性及び前記増幅部の増幅特性を制御する方法である。
本明細書に記載の伝送方法は、光信号を伝送する伝送方法において、第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、該変調された前記電気信号に対して、非線形補償部により非線形歪みを補償し、 光源から所定の波長の光を出力し、第2変調部により、前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定し、前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、該比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御する方法である。
本明細書に記載の伝送方法は、光信号を他装置に伝送する伝送方法において、第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、光源から所定の波長の光を出力し、第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信し、該測定した度数分布と該受信した前記分布情報が示す度数分布を比較し、該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御する。
伝送特性を向上できる。
比較例の伝送システム示す構成図である。 サブキャリアに対する多値度の割り当て処理の一例を示す図である。 DMT変調部及びDMT復調部の一例を示す構成図である。 データ信号及び光信号の強度の度数分布の一例を示す図である。 光変調器のバイアス電圧ごとの光信号の強度の度数分布の一例及び伝送容量の一例を示す図である。 第1実施例の伝送システムを示す構成図である。 送信装置の動作の一例を示すフローチャートである。 送信特性の制御処理の一例を示すフローチャートである。 第2実施例の伝送システムを示す構成図である。 送信装置の動作の他例を示すフローチャートである。 送信特性の制御処理の他例を示すフローチャートである。 第3実施例の伝送システムを示す構成図である。 非線形補償部の一例を示す構成図である。 送信装置の動作の他例を示すフローチャートである。 第4実施例の伝送システムを示す構成図である。 送信装置の動作の他例を示すフローチャートである。
図1は、比較例の伝送システム示す構成図である。伝送システムは、DMT変調方式の伝送を行う送信装置1a及び受信装置2を有する。送信装置1aは、光信号Soを、光ファイバなどの伝送路90を介して受信装置2に伝送する。
送信装置1aは、DMT変調部10と、デジタル−アナログ変換部(DA)11と、増幅器12と、光源13と、光変調器14とを有する。DMT変調部10は、第1変調部の一例であり、外部から入力されたデータ信号SdをDMT変調する。なお、データ信号Sdは電気信号の一例である。
DMT変調部10は、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する。より具体的には、DMT変調部10は、複数のサブキャリアに対して変調の多値度及び信号パワーを割り当てる。
図2には、サブキャリアに対する多値度の割り当て処理の一例が示されている。符号G3aで示されるグラフは、プローブ信号の一例を示す。符号G3aで示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は信号パワーを示す。
DMT変調部10は、伝送システムの運用が開始される前に、プローブ信号を受信装置2に送信することにより、互いに周波数が異なるサブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnごとの伝送特性を測定する。プローブ信号は、例えば固定パタンのデータを含むマルチキャリア信号であり、多値度及び信号パワーの等しい複数のサブキャリアSC1,SC2,・・・,SCn(n:正の整数)から構成される。
符号G3bで示されるグラフは、プローブ信号の伝送特性の一例を示す。符号G3bで示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は伝送特性を示す。
伝送特性は、SNR(Signal-Noise Ratio)やビットエラーレートなどの信号品質を表す。本例では、周波数が高いほど伝送特性が低下している。このため、信号品質は、周波数が高いほど低く、周波数が低いほど高いと判定される。
符号G3cで示されるグラフは、サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnへの多値度の割り当ての一例を示す。符号G3cで示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は信号パワーを示す。
各サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnは、符号G3bで示された伝送特性に基づき多値度及び信号パワーが割り当てられる。各サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnのデータは、割り当てられた多値度に応じた変調手段により変調される。このような変調手段としては、QAMやQPSKが挙げられる。比較的に伝送特性の低いサブキャリアのデータ(ハッチング付きのサブキャリア参照)には、例えばQPSKが用いられる。
再び図1を参照すると、DA11は、DMT変調部10によりDMT変調されたデータ信号Sdを、デジタル信号からアナログ信号に変換する。増幅器12は、増幅部の一例であり、アナログ信号に変換されたデータ信号Sdを増幅する。すなわち、増幅器12は、DMT変調されたデータ信号Sdを増幅する。
光源13は、例えばLD(Laser Diode)であり、所定の波長の光Sを生成して光変調器14に出力する。光変調器14は、第2変調部の一例であり、DMT変調部10によりDMT変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。これにより、光源13の光Sに、DMT変調されたデータ信号Sdが重畳される。なお、本例では、光変調器14としてマッハツェンダ型光変調器を挙げるが、これに限定されない。また、光源13及び光変調器14に代えて、直接変調レーザ(Directly Modulated Lase)が用いられてもよい。
光変調器14の光変調により得られた光信号Soは、伝送路90を介し受信装置2に送信される。受信装置2は、送信装置1aから送信された光信号Soを受信し、元のデータ信号Sdに復元して外部に出力する。
受信装置2は、DMT復調部20と、アナログ−デジタル変換部(AD)21と、光受信器22とを有する。光受信器22は、例えばPD(Photo Detector)やTIA(Trans Impedance Amplifier)などを含み、光信号Soを電気信号のデータ信号Sdに変換する。
AD21は、データ信号Sdをアナログ信号からデジタル信号に変換する。DMT復調部20は、送信装置1aのDMT変調部10でDMT変調されたデータ信号Sdを復調する。以下にDMT変調部10及びDMT復調部20の各構成について述べる。
図3は、DMT変調部10及びDMT復調部20の一例を示す構成図である。まず、DMT変調部10の構成について述べる。
DMT変調部10は、シリアル/パラレル変換部(S/P)204、マッピング部205、ミラー部206、逆高速フーリエ変換部(IFFT: Inverse Fast Fourier Transform)207、サイクリックプレフィックス付与部208、及びパラレル/シリアル変換部(P/S)209などを備える。
シリアル/パラレル変換部204は、シリアルデータのデータ信号Sdを、サブキャリアSC1〜SCnに対応させてn列のパラレルデータに変換する。マッピング部205は、各パラレルデータに対応させて、サブキャリアSC1〜SCnごとに多値変調のためのマッピング(信号点配置)を行う。このときの変調方式としては、上述したように、QAMやQPSKが挙げられるが、これに限定されない。
ミラー部206は、サブキャリアSC1〜SCnに対して、複素共役対称となるようにミラーリングを行い、畳み込み積分を行うことによって、強度情報を得る。逆フーリエ変換部207は、各サブキャリアSC1〜SCnの周波数情報を逆高速フーリエ変換により時間軸情報に変換する。
サイクリックプレフィックス付与部208は、各サブキャリアSC1〜SCnを構成するフレームの先頭にサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を付与する。サイクリックプレフィックスは、各フレームの先頭に設けられる時間的なガード区間である。サイクリックプレフィックスを付与することによって、直線のフレームの遅延波が次のフレームに及ぼすフレーム干渉およびサブキャリアSC1〜SCn間の周波数の直交性の崩れに起因するサブキャリア間干渉を抑制することができる。
パラレル/シリアル変換部(P/S)209は、サイクリックプレフィックスが付与されたパラレルデータを、シリアルデータのデータ信号Sdに変換する。シリアルデータのデータ信号SdはDA11に出力される。
次に、DMT復調部20の構成について述べる。DMT復調部20は、シリアル/パラレル変換部(S/P)304、サイクリックプレフィックス除去部305、高速フーリエ変換部(FFT: Fast Fourier Transform)306、ミラー解除部307、等化・マッピング解除部308、及びパラレル/シリアル変換部(P/S)309などを備える。
シリアル/パラレル変換部304は、AD21から入力されるシリアルデータのデータ信号Sdを、サブキャリアSC1〜SCnに対応させてn列のパラレルデータに変換する。サイクリックプレフィックス除去部305は、各サブキャリアSC1〜SCnのフレームに付与されているサイクリックプレフィックスを除去する。
フーリエ変換部306は、各サブキャリアSC1〜SCnの時間軸情報をフーリエ変換により周波数情報に変換する。ミラー解除部307は、複素共役成分であるミラー成分をミラー解除処理により除去する。等化・マッピング解除部308は、各サブキャリアSC1〜SCnに対してデジタルフィルタなどによる等化処理を行い、さらにデマッピング処理を行うことでサブキャリアSC1〜SCnごとに復調する。
パラレル/シリアル変換部309は、等化・マッピング解除部308から出力されたパラレルデータのデータ信号Sdをシリアルデータに変換する。なお、DMT変調部10及びDMT復調部20は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などのデジタル信号処理を行うデバイスにより構成されてもよい。
再び図1を参照すると、送信装置1は、上述したように、DMT変調されデータ信号Sdを光変調器14により光信号Soに変換して送信する。しかし、光変調器14の変調特性には、例えば、以下に述べるように非線形な特性を示す領域が存在するため、光信号Soの伝送特性が劣化するという問題がある。さらに、増幅器12の増幅特性にも、光変調器14と同様に非線形な特性を示す領域が含まれる。
符号G1で示されるグラフは、増幅器12の増幅特性を示す。符号G1で示されるグラフにおいて、横軸はデータ信号Sdの入力パワー(mW)を示し、縦軸はデータ信号Sdの出力パワー(mW)を示す。
入力パワーに対する出力パワーの変化特性は、実質的には線形性を有しているが、部分的に非線形性を示す領域A1を含む。この非線形領域A1において、データ信号Sdが増幅された場合、光信号Soの伝送特性が劣化する。
また、符号G2で示されるグラフは、光変調器14の変調特性を示す。符号G2で示されるグラフにおいて、横軸は、光変調器14内の導波路上の信号電極に与えられる駆動電圧(V)を示し、縦軸は光信号Soの出力パワー(mW)を示す。また、グラフ内の符号Pは光変調器14のバイアス電圧を示し、Vπは半波長電圧(Vπ電圧)を示す。
出力パワーは、駆動電圧の変化に対してコサイン(COS)の二乗の関数曲線を示すように変化する。この関数の極大値及び極小値の間隔に相当する駆動電圧は、半波長電圧Vπである。
光変調器14は、バイアス電圧Pにおいて駆動されるように駆動電圧が印加される。しかし、光変調器14のバイアス電圧Pは、経時劣化や温度変化などに起因してドリフトする。このとき、出力パワーの極大値及び極小値の近傍に存在する非線形な領域A2で光変調が行われると、光信号Soの伝送特性が劣化する。
光信号Soの伝送特性の劣化は、DMT変調部10とDA11の間のポイントPaにおけるデータ信号Sdの強度の度数分布と、光変調器14の後段のポイントPbにおける光信号Soの強度の度数分布との差異の程度として表れる。ここで、強度の度数とは、例えば所定時間内に集計された強度ごとの信号のフレーム数である。
図4には、データ信号Sd及び光信号Soの強度の度数分布の一例が示されている。図4において、横軸は、データ信号Sdまたは光信号Soの強度を示し、縦軸は、強度ごとの度数を示す。すなわち、図4は、データ信号Sdまたは光信号Soの強度のヒストグラムを示す。
このヒストグラムにおいて、符号Xaは、ポイントPaにおけるデータ信号Sdの強度の度数分布を示し、符号Xbは、ポイントPbにおける光信号Soの強度の度数分布を示す。また、符号Xoは、正規分布、つまり、データ信号Sdまたは光信号Soの強度の理想的な分布を示す。
正規分布Xoとデータ信号Sdの強度の度数分布Xaを比較すると理解されるように、データ信号Sdの強度の度数分布Xaは理想的な分布を示す。また、正規分布Xoと光信号Soの強度の度数分布Xbを比較すると理解されるように、増幅器12及び光変調器14の変調特性の非線形な領域A2の影響のため、光信号Soの強度の度数分布Xbは理想的な分布から乖離する。
このため、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布Xa,Xbを比較して、度数分布Xa,Xbの乖離の度合い(以下、「乖離度」と表記)として定量的に算出すれば、光信号Soの品質、つまり光信号Soの伝送特性の劣化として検出することが可能である。以下に、光変調器14のバイアス電圧Pの変化に伴う光信号Soの強度の度数分布の変化を例に挙げて説明する。
図5には、光変調器14のバイアス電圧Pごとの光信号Soの強度の度数分布の一例及び伝送容量の一例が示されている。
符号G4で示されるグラフには、光変調器14のバイアス電圧Pを半波長電圧Vπのk倍(k×Vπ)とした場合、k=0.1,0.3,0.5,0.7,0.9としたときの光信号Soの強度の度数分布が示されている。また、符号G4のグラフには、比較対象として、データ信号Sdの強度の度数分布Xaも示されている。
k=0.5の場合、つまりバイアス電圧Pを0.5×Vπとした場合、光信号Soの強度の度数分布は、データ信号Sdの強度の度数分布と実質的に一致する。また、kが0.5から離れるほど(k=0.1,0.3,0.7,0.9)、光信号Soの強度の度数分布は、データ信号Sdの強度の度数分布から乖離する。これは、上述したように、光変調器14の変調特性が、非線形性を示す領域A2の影響を受けるためである。
符号G5で示されるグラフには、光変調器14のバイアス電圧Pごとの光信号Soの伝送容量の一例が示されている。符号G5で示されるグラフにおいて、横軸はkの値を示し、縦軸は光信号Soの伝送容量(Gbps)を示す。
k=0.5の場合、つまりバイアス電圧Pを0.5×Vπとした場合、光信号Soの伝送容量は最大値を示す。また、kが0.5から離れるほど(k=0.1,0.3,0.7,0.9)、光信号Soの伝送容量は低下する。
したがって、光信号Soの強度の度数分布が、データ信号Sdの強度の度数分布から乖離するほど、光信号Soの伝送特性が劣化することが理解される。このように、光信号Soの伝送特性が光信号Soの強度の度数分布として表れるのは、光信号Soが、個別の多値度及び信号パワーを有する複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号であるためである。
そこで、以下の実施例では、データ信号Sd及び光信号Soの強度の度数分布をそれぞれ測定し、各度数分布の比較結果に応じ光変調器14などの光変調特性を制御することで、伝送特性を向上する。例えば、k=0.5の場合の伝送容量は、k=0.9の場合の伝送容量の280(%)であるため、光変調器14のバイアス電圧Pを0.9×Vπから0.5×Vπに制御した場合、伝送容量が2.8倍に向上する。
(第1実施例)
図6は、第1実施例の伝送システムを示す構成図である。図6において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
伝送システムは、DMT変調方式の伝送を行う送信装置1及び受信装置2を有する。送信装置1は、伝送装置の一例であり、光信号Soを、光ファイバなどの伝送路90を介して受信装置2に伝送する。
送信装置1は、DMT変調部10と、DA11と、増幅器12と、光源13と、光変調器14と、光スプリッタ15と、PD16と、度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19とを有する。度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19は、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。
度数分布測定部170は、第1測定部の一例であり、DMT変調部10によりDMT変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。度数分布測定部170は、例えば周期的にフレーム単位でデータ信号Sdの強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布Kdを測定する。度数分布測定部170は、測定した度数分布Kdを示す分布情報を度数分布比較部180に出力する。
光スプリッタ15は、光変調器14から入力された光信号Soを分岐し伝送路90及びPD16に導く。PD16は、符号G6で示されるように、光スプリッタ15から入力された光信号Soの強度を電気的に検出し度数分布測定部171に出力する。
度数分布測定部171は、第2測定部の一例であり、符号G7で示されるように、光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。度数分布測定部171は、PD16からの入力信号に基づき、例えば周期的にフレーム単位で光信号Soの強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布Koを測定する。度数分布測定部171は、測定した度数分布Koを示す分布情報を度数分布比較部180に出力する。
度数分布比較部180は、第1比較部の一例であり、度数分布測定部170,171によりそれぞれ測定された度数分布Kd,Koを比較する。より具体的には、度数分布比較部180は、例えば各度数分布Kd,Koの間の乖離度ΔKを算出する。
度数分布比較部180は、例えば各度数分布Kd,Koの歪度及び尖度をそれぞれ算出し、歪度及び尖度から乖離度ΔKを算出する。ここで、歪度とは、強度の平均値を中心とした強度の度数分布の非対称性の度合いを示し、尖度とは、強度の度数分布のピークの鋭さを示す。度数分布比較部180は、算出した乖離度ΔKを送信制御部19に出力する。
送信制御部19は、制御部の一例であり、送信装置1の送信特性を制御する。送信制御部19は、乖離度ΔKに基づき光変調器14の変調特性を制御する。送信制御部19は、上述したように、例えばバイアス電圧Pを調整することにより変調特性を制御してもよい。また、送信制御部19は、後述するように、バイアス電圧Pに加えて、変調振幅(図1の符号G2に示された関数曲線の振幅)を調整してもよい。
このように、送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。また、光信号Soは、複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調されたデータ信号Sdに基づき光変調したものであるため、光信号Soの伝送特性の劣化は、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる。
したがって、送信制御部19は、光信号Soの伝送特性の劣化に応じ光変調器14の変調特性を最適に制御できる。このため、送信制御部19は、光変調器14の変調特性における非線形性の領域A2の影響を低減して、伝送特性を向上することができる。
さらに、送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ増幅器12の増幅特性を制御してもよい。この場合、送信制御部19は、例えば乖離度ΔKに基づき増幅器12の利得を制御する。
送信制御部19は、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる光信号Soの伝送特性の劣化に応じ増幅器12の増幅特性を最適に制御できる。このため、増幅器12の増幅特性における非線形性の領域A1の影響を低減して、伝送特性をさらに向上することができる。
図7は、送信装置1の動作の一例を示すフローチャートである。本動作は、送信装置1が光信号Soを伝送するときに行われる。
まず、DMT変調部10は、データ信号SdをDMT変調する(ステップSt1)。これにより、データ信号Sdは、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調される。
次に、度数分布測定部170は、DMT変調部10によりDMT変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する(ステップSt2)。なお、ステップSt2の処理は、ステップSt3〜St6の各処理との間に実行順序の限定がない。
次に、DA11は、DMT変調されたデータ信号Sdを、デジタル信号からアナログ信号に変換(DA変換)する(ステップSt3)。次に、増幅器12は、アナログ信号に変換されたデータ信号Sdを増幅する(ステップSt4)。次に、光変調器14は、DMT変調されたデータ信号Sdに基づき光信号Soを光変調する(ステップSt5)。
次に、度数分布測定部171は、光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する(ステップSt6)。
次に、度数分布比較部180は、データ信号Sdの強度の度数分布Kdに対する光信号Soの強度の度数分布Koの乖離度ΔKを算出する(ステップSt7)。すなわち、度数分布比較部180は、度数分布測定部170,171によりそれぞれ測定されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kd及び光信号Soの強度の度数分布Koを比較する。
次に、送信制御部19は、乖離度ΔKと所定の閾値THを比較する(ステップSt8)。送信制御部19は、ΔK≦THの場合(ステップSt8のYes)、送信特性の制御処理(ステップSt9)を行わずに動作を終了する。また、送信制御部19は、ΔK>THの場合(ステップSt8のNo)、送信特性の制御処理(ステップSt9)を行う。
つまり、送信制御部19は、測定した度数分布Kd,Koの比較の結果に応じ光変調器14の変調特性、あるいは光変調器14の変調特性及び増幅器12の増幅特性を制御する。このようにして、送信装置1は動作する。
図8は、送信特性の制御処理(ステップSt9)の一例を示すフローチャートである。なお、本例において、送信制御部19は、光変調器14の変調特性だけを制御する。
まず、送信制御部19は、光変調器14の変調振幅を初期化する(ステップSt91)。次に、送信制御部19は、光変調器14のバイアス電圧Pを一方向(正方向または負方向)に調整する(ステップSt92)。
次に、送信制御部19は、乖離度ΔKが減少したか否かを判定する(ステップSt93)。より具体的には、送信制御部19は、例えば度数分布比較部180から乖離度ΔKを取得するたびに保持しておき、新たに取得した乖離度ΔKを、保持した前回の乖離度ΔKと比較することにより乖離度ΔKが減少したか否かを判定する。
送信制御部19は、乖離度ΔKが減少していない場合(ステップSt93のNo)、バイアス電圧Pの調整の方向を反転する(ステップSt97)。例えば、送信制御部19は、バイアス電圧Pを正方向に調整していた場合、負方向への調整に切り替え、バイアス電圧Pを負方向に調整していた場合、正方向への調整に切り替える。送信制御部19は、調整方向の反転後、再びステップSt92の処理を行う。
また、送信制御部19は、乖離度ΔKが減少した場合(ステップSt93のYes)、変調振幅を増加させる(ステップSt94)。
次に、送信制御部19は、乖離度ΔKが増加したか否かを判定する(ステップSt95)。このとき、送信制御部19は、例えば、ステップSt93の判定処理と同様に、新たに取得した乖離度ΔKを、保持した前回の乖離度ΔKと比較することにより乖離度ΔKが増加したか否かを判定する。
送信制御部19は、乖離度ΔKが増加していない場合(ステップSt95のNo)、再びステップSt94の処理を行う。また、送信制御部19は、乖離度ΔKが増加した場合(ステップSt95のYes)、乖離度ΔKと所定の閾値THを比較する(ステップSt96)。
送信制御部19は、ΔK≦THの場合(ステップSt96のYes)、送信特性の制御処理を終了する。また、送信制御部19は、ΔK>THの場合(ステップSt96のNo)、再びステップSt91の処理を行う。このようにして、送信特性の制御処理は実行される。
これまで述べたように、本例の送信装置1は、受信装置2に光信号Soを伝送するものであり、DMT変調部10と、光源13と、光変調器14と、度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19とを有する。DMT変調部10は、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
光源13は所定の波長の光Sを出力する。光変調器14は、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。度数分布測定部170は、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。度数分布測定部171は、光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。
度数分布比較部180は、度数分布測定部170,171によりそれぞれ測定された度数分布Kd,Koを比較する。送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。
上記の構成によると、送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。また、光信号Soは、複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調されたデータ信号Sdに基づき光源13の光Sを光変調したものであるため、光信号Soの伝送特性の劣化は、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる。
したがって、送信制御部19は、光信号Soの伝送特性の劣化に応じ光変調器14の変調特性を最適に制御できる。このため、送信制御部19は、光変調器14の変調特性における非線形性の領域A2の影響を低減して、伝送特性を向上することができる。
また、本例の伝送方法は、光信号Soを受信装置2に伝送する方法であり、以下のステップを含む。
ステップ(1):DMT変調部10により、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
ステップ(2):光源から所定の波長の光Sを出力する。
ステップ(3):光変調器14により、その変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。
ステップ(4):DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。
ステップ(5):光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。
ステップ(6):その測定されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kd及び光信号Soの強度の度数分布Koを比較する。
ステップ(7):その比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。
本例の伝送方法は、上記の送信装置1と同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
(第2実施例)
第1実施例において、送信制御部19は、DMT変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布に対する光信号Soの強度の度数分布の乖離度ΔKに基づいて送信特性を制御したが、これに限定されない。送信制御部19は、さらに、DMT変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布に対する増幅器12により増幅されたデータ信号Sdの強度の度数分布の乖離度ΔK’に基づいて送信特性を制御してもよい。
図9は、第2実施例の伝送システムを示す構成図である。図9において、図6と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
伝送システムは、DMT変調方式の伝送を行う送信装置1及び受信装置2を有する。送信装置1は、DMT変調部10と、DA11と、増幅器12と、光源13と、光変調器14と、光スプリッタ15と、PD16と、度数分布測定部170〜172と、度数分布比較部180,181と、送信制御部19aとを有する。度数分布測定部170〜172と、度数分布比較部180,181と、送信制御部19aは、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。
度数分布測定部172は、第3測定部の一例であり、増幅器12により増幅されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kaを測定する。度数分布測定部172は、例えば周期的にフレーム単位でデータ信号Sdの強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布Kaを測定する。
度数分布測定部172は、測定した度数分布Kaを示す分布情報を度数分布比較部181に出力する。また、度数分布測定部170は、測定した度数分布Kdを示す分布情報を度数分布比較部180,181に出力する。
度数分布比較部181は、第2比較部の一例であり、度数分布測定部170,172によりそれぞれ測定された度数分布Kd,Kaを比較する。より具体的には、度数分布比較部181は、例えば各度数分布Kd,Kaの間の乖離度ΔK’を算出する。
度数分布比較部181は、例えば各度数分布Kd,Kaの歪度及び尖度をそれぞれ算出し、歪度及び尖度から乖離度ΔK’を算出する。度数分布比較部181は、算出した乖離度ΔK’を送信制御部19aに出力する。
送信制御部19aは、制御部の一例であり、送信装置1の送信特性を制御する。送信制御部19aは、乖離度ΔK,ΔK’に基づき、増幅器12の増幅特性及び光変調器14の変調特性を個別に制御する。より具体的には、送信制御部19aは、乖離度ΔKに基づき光変調器14の変調特性を制御し、乖離度ΔK’に基づき光変調器14の変調特性を制御する。
このように、送信制御部19aは、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御し、度数分布比較部181による比較の結果に応じ増幅器12の増幅特性を制御する。このため、送信制御部19aは、送信装置1の送信特性を、第1実施例より高精度に制御することができる。
図10は、本例の送信装置1の動作を示すフローチャートである。図10において、図7と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
増幅器12が、DMT変調されたデータ信号Sdを増幅した後(ステップSt4)、度数分布測定部172は、増幅器12により増幅されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kaを測定する(ステップSt4a)。次に、度数分布比較部181は、各度数分布Kd,Kaの間の乖離度ΔK’を算出する(ステップSt4b)。
また、送信制御部19aは、ΔK>THの場合(ステップSt8のNo)、送信特性の制御処理(ステップSt9a)を行う。このようにして、送信装置1は動作する。
図11は、本例の送信特性の制御処理(ステップSt9a)を示すフローチャートである。図11において、図8と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
送信制御部19aは、変調振幅を増加させた後(ステップSt94)、乖離度ΔK及び乖離度ΔK’の少なくとも一方が増加したか否かを判定する(ステップSt95a)。このとき、送信制御部19aは、例えば、ステップSt93の判定処理と同様に、新たに取得した乖離度ΔK’を、乖離度ΔK’と同様に保持した前回の乖離度ΔK’と比較することにより乖離度ΔK’が増加したか否かを判定する。
送信制御部19aは、乖離度ΔK及び乖離度ΔK’の何れも増加していない場合(ステップSt95aのNo)、再びステップSt94の処理を行う。また、送信制御部19aは、乖離度ΔK及び乖離度ΔK’の少なくとも一方が増加した場合(ステップSt95aのYes)、乖離度ΔKと所定の閾値THを比較する(ステップSt96)。このようにして、送信特性の制御処理は実行される。
本例の送信装置1は、第1実施例の送信装置1と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。また、本例の伝送方法は、第1実施例の伝送方法と同様の構成を有するため、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
(第3実施例)
第1実施例及び第2実施例において、送信制御部19,19aは、光変調器14の変調特性及び増幅器12の増幅特性を制御するが、この制御は、送信される光信号Soのパワーの要求値によっては難しい場合がある。この場合、増幅器12及び光変調器14の非線形性な特性(領域A1,A2)を補償する非線形補償部を設けておき、その補償特性を制御することも可能である。
図12は、第3実施例の伝送システムを示す構成図である。図12において、図6と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
伝送システムは、DMT変調方式の伝送を行う送信装置1b及び受信装置2を有する。送信装置1bは、伝送装置の一例であり、DMT変調部10と、非線形補償部5と、DA11と、増幅器12と、光源13と、光変調器14と、光スプリッタ15と、PD16と、度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19bとを有する。度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19bは、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。
非線形補償部5は、例えばデジタルフィルタ回路であり、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdに対して非線形歪みを補償する。より具体的には、非線形補償部5は、データ信号Sdに対し、増幅器12及び光変調器14の非線形な特性により生ずる非線形歪みを予め補償する。
図13は、非線形補償部5の一例を示す構成図である。データ信号Sdは、入力xとして非線形補償部5に入力され、出力yとして非線形補償部5から出力される。
非線形補償部5は、遅延部240a,241aと、乗算器242a〜247aと、合計器248aとを有する。遅延部240a,241aは、互いに直列に接続され、入力xに対して一定の遅延時間τをそれぞれ与える。これにより、非線形補償部5内には、遅延時間τのない入力xtと、遅延時間τが与えられた入力xt-1と、遅延時間2×τが与えられた入力xt-2が存在する。
乗算器242aは、入力xt同士を乗算して合計器248aに出力し、乗算器243aは、入力xtと入力xt-1を乗算して合計器248aに出力する。乗算器244aは、入力xt-1同士を乗算して合計器248aに出力し、乗算器245aは、入力xtと入力xt-2を乗算して合計器248aに出力する。乗算器247aは、入力xt-2同士を乗算して合計器248aに出力し、乗算器246aは、入力xt-2と入力xt-1を乗算して合計器248aに出力する。
合計器248は、入力xtと係数V(1) 0の乗算値、入力xt-1と係数V(1) 1の乗算値、入力xt-2と係数V(1) 2の乗算値、及び乗算器242a〜247aの出力値と係数V(2) 0,0〜V(2) 2,2の各乗算値の合計値を出力yとして算出する。
Figure 0006589659
上記の式(1)は、2次のボルテラ級数に基づくデジタルフィルタの級数表現である。式(1)において、係数V(1) kは1次の非線形補償係数(非線形な重み係数)であり、係数V(2) k,lは2次の非線形補償係数である。なお、次数は2次に限定されない。このように、非線形補償部5は、多項式構造に基づくデジタルフィルタである。
再び図12を参照すると、光変調器14は、非線形補償部5により非線形歪みが補償されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。
送信制御部19bは、制御部の一例であり、送信装置1の送信特性を制御する。送信制御部19bは、乖離度ΔKに基づき非線形補償部5の補償特性を制御する。より具体的には、送信制御部19bは、増幅器12及び光変調器14の非線形性が補償されるように、乖離度ΔKに基づき、式(1)の係数V(1) k及び係数V(2) k,lを制御する。
このように、送信制御部19bは、度数分布比較部180による比較の結果に応じ非線形補償部5の補償特性を制御する。このため、送信制御部19bは、光変調器14及び増幅器12を制御する必要が無いので、光信号Soのパワーに影響を与えることなく、光信号Soの伝送特性を向上することができる。
図14は、本例の送信装置1bの動作を示すフローチャートである。図14において、図7と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
DA11が、DMT変調されたデータ信号Sdをアナログ信号に変換した後(ステップSt3)、非線形補償部5は、データ信号Sdに対し非線形歪みを補償する(ステップSt3a)。また、送信制御部19aは、ΔK>THの場合(ステップSt8のNo)、非線形補償部5の係数V(1) k及び係数V(2) k,lを制御する(ステップSt9b)。このようにして、送信装置1bは動作する。
これまで述べたように、本例の送信装置1bは、受信装置2に光信号Soを伝送するものであり、DMT変調部10と、非線形補償部5と、光源13と、光変調器14と、度数分布測定部170,171と、度数分布比較部180と、送信制御部19bとを有する。DMT変調部10は、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
非線形補償部5は、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdに対して非線形歪みを補償する。光源13は所定の波長光を出力する。光変調器14は、非線形補償部5により非線形歪みが補償されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。度数分布測定部170は、DMT変調部10により変調され、非線形歪みが補償される前のデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。度数分布測定部171は、光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。
度数分布比較部180は、度数分布測定部170,171によりそれぞれ測定された度数分布Kd,Koを比較する。送信制御部19bは、度数分布比較部180による比較の結果に応じ非線形補償部5の補償特性を制御する。
上記の構成によると、送信制御部19bは、度数分布比較部180による比較の結果に応じ非線形補償部5の補償特性を制御する。また、光信号Soは、複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調されたデータ信号Sdに基づき光変調したものであるため、光信号Soの伝送特性の劣化は、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる。
したがって、送信制御部19は、光信号Soの伝送特性の劣化に応じ非線形補償部5の補償特性を最適に制御できる。このため、送信制御部19bは、光変調器14及び増幅器12を制御する必要が無いので、光信号Soのパワーに影響を与えることなく、伝送特性を向上することができる。
また、本例の伝送方法は、光信号Soを受信装置2に伝送する方法であり、以下のステップを含む。
ステップ(1):DMT変調部10により、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
ステップ(2):その変調されたデータ信号Sdに対して、非線形補償部5により非線形歪みを補償する。
ステップ(3):光源から所定の波長の光Sを出力する。
ステップ(4):光変調器14により、その変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。
ステップ(5):DMT変調部10により変調され、非線形補償部5により非線形歪みが補償される前のデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。
ステップ(6):光変調器14の光変調により得られた光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。
ステップ(7):その測定されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kd及び光信号Soの強度の度数分布Koを比較する。
ステップ(8):その比較の結果に応じ非線形補償部5の補償特性を制御する。
本例の伝送方法は、上記の送信装置1bと同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
(第4実施例)
第1〜第3実施例において、送信装置1,1bは、自装置内で光信号Soの強度の度数分布Koを測定したが、受信装置2から光信号Soの強度の度数分布Koを取得してもよい。この場合、送信装置1,1bは、光信号Soに対する伝送路90の特性の影響を低減することができる。
図15は、第4実施例の伝送システムを示す構成図である。図15において、図6と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
伝送システムは、DMT変調方式の伝送を行う送信装置1c及び受信装置2cを有する。送信装置1cは、伝送装置の一例であり、光信号Soを、光ファイバなどの伝送路90を介して受信装置2cに伝送する。
送信装置1は、DMT変調部10と、DA11と、増幅器12と、光源13と、光変調器14と、度数分布測定部170と、度数分布比較部180と、送信制御部19と、受信部3とを有する。度数分布測定部170と、度数分布比較部180と、送信制御部19は、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。
また、受信装置2cは、DMT復調部20と、AD21と、光受信器22と、度数分布測定部23と、送信部4とを有する。度数分布測定部23は、第1実施例の度数分布測定部171と同様に、光信号Soの強度の度数分布Koを測定する。より具体的には、度数分布測定部23は、AD21によりデジタル信号に変換されたデータ信号Sdの強度の度数分布Koを測定する。度数分布測定部23は、光信号Soの強度の度数分布Koを示す分布情報を送信部4に出力する。
送信部4は、度数分布Koを示す分布情報を含む光信号So’を生成して、光ファイバなどの伝送路91を介し送信装置1cの受信部3に光信号So’を送信する。送信部4は、重畳部40と、DMT変調部41と、DA42と、増幅器43と、光変調器44と、光源45とを有する。
重畳部40は、度数分布測定部23が測定した度数分布Koを示す分布情報を、データ信号Sd’に重畳する。DMT変調部41は、DMT変調部10と同様に、データ信号Sd’をDMT変調する。増幅器43は、DMT変調されたデータ信号Sd’を増幅して光変調器44に出力する。
光変調器44は、光変調器14と同様に、LDなどの光源45から入力された光信号So’を、DMT変調されたデータ信号Sd’に基づき光変調する。光変調された光信号So’は、伝送路91を介して送信装置1cに送信される。
送信装置1cにおいて、受信部3は、受信装置2cが受信した光信号Soの強度の度数分布Koを示す分布情報を、受信装置2cから受信する。受信部3は、光受信器30と、AD31と、DMT復調部32と、取得部33とを有する。
光受信器30は、例えばPDやTIAなどを含み、送信装置1cからの光信号Soを電気信号のデータ信号Sd’に変換する。AD31は、データ信号Sd’をアナログ信号からデジタル信号に変換する。DMT復調部32は、DMT復調部20と同様に、受信装置2cのDMT変調部41でDMT変調されたデータ信号Sd’を復調する。取得部33は、復調されたデータ信号Sd’から、度数分布Koを示す分布情報を取得して度数分布比較部180に出力する。なお、取得部33は、例えばデジタル回路により構成される。
度数分布比較部180は、度数分布測定部170により測定された度数分布Kdと、取得部33から入力された分布情報が示す度数分布Koを比較する。送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性及び増幅器12の増幅特性を制御する。
したがって、送信制御部19は、送信装置1cと受信装置2cの間の伝送路90の特性の光信号Soに対する影響を低減することができる。
図16は、本例の送信装置1cの動作を示すフローチャートである。図16において、図7と共通する処理については同一の符号を付し、その説明を省略する。
光変調器14が光信号Soを光変調した後(ステップSt5)、受信部3は、受信装置2cの送信部4から光信号Soの強度の度数分布Koを受信する(ステップSt6a)。次に、度数分布比較部180は、データ信号Sdの強度の度数分布Kdに対する光信号Soの強度の度数分布Koの乖離度ΔKを算出する(ステップSt7)。すなわち、度数分布比較部180は、度数分布測定部170,23によりそれぞれ測定されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kd及び光信号Soの強度の度数分布Koを比較する。このようにして、送信装置1cは動作する。
これまで述べたように、本例の送信装置1cは、受信装置2cに光信号Soを伝送するものであり、DMT変調部10と、光源13と、光変調器14と、度数分布測定部170と、度数分布比較部180と、送信制御部19と、受信部3とを有する。DMT変調部10は、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
光源13は所定の波長の光Sを出力する。光変調器14は、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。度数分布測定部170は、DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。受信部3は、受信装置2cが受信した光信号Soの強度の度数分布Koを示す分布情報を、受信装置2cから受信する。
度数分布比較部180は、度数分布測定部170により測定された度数分布Kdと、分布情報が示す度数分布Koを比較する。送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。
上記の構成によると、送信制御部19は、度数分布比較部180による比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。また、光信号Soは、複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調されたデータ信号Sdに基づき光源13の光Sを光変調したものであるため、光信号Soの伝送特性の劣化は、データ信号Sdと光信号Soの各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる。
したがって、送信制御部19は、光信号Soの伝送特性の劣化に応じ光変調器14の変調特性を最適に制御できる。このため、送信制御部19は、光変調器14の変調特性における非線形性の領域A2の影響を低減して、伝送特性を向上することができる。
また、度数分布比較部180は、度数分布測定部170により測定された度数分布Kdと、受信部3が受信装置2cから受信した度数分布Koを比較する。このため、送信制御部19は、送信装置1cと受信装置2cの間の伝送路90の特性の光信号Soに対する影響を低減することができる。
また、本例の伝送方法は、光信号Soを受信装置2に伝送する方法であり、以下のステップを含む。
ステップ(1):DMT変調部10により、データ信号Sdを、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調する。
ステップ(2):光源から所定の波長の光Sを出力する。
ステップ(3):光変調器14により、その変調されたデータ信号Sdに基づき光Sを光信号Soに光変調する。
ステップ(4):DMT変調部10により変調されたデータ信号Sdの強度の度数分布Kdを測定する。
ステップ(5):受信装置2cが受信した光信号Soの強度の度数分布Koを示す分布情報を、受信装置2cから受信する。
ステップ(6):その測定したデータ信号Sdの強度の度数分布Kdとその受信した分布情報が示す光信号Soの強度の度数分布Koを比較する。
ステップ(7):その比較の結果に応じ光変調器14の変調特性を制御する。
本例の伝送方法は、上記の送信装置1cと同様の構成を含むので、上述した内容と同様の作用効果を奏する。
上述した実施形態は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
なお、以上の説明に関して更に以下の付記を開示する。
(付記1) 光信号を伝送する伝送装置において、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
所定の波長の光を出力する光源と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、
前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第1比較部と、
前記第1比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記2) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部を、さらに有し、
前記制御部は、前記第1比較部による比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記3) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部と、
前記増幅部により増幅された前記電気信号の強度の度数分布を測定する第3測定部と、
前記第1測定部と前記第3測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第2比較部とを、さらに有し、
前記第1測定部は、前記増幅部により増幅される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記制御部は、前記第2比較部による比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記1に記載の伝送装置。
(付記4) 光信号を伝送する伝送装置において、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
所定の波長の光を出力する光源と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号に対して非線形歪みを補償する非線形補償部と、
前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、
前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する比較部と、
前記比較部による比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記5) 光信号を他装置に伝送する伝送装置において、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
所定の波長の光を出力する光源と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する測定部と、
前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信する受信部と、
前記測定部により測定された前記度数分布と前記分布情報が示す前記度数分布を比較する比較部と、
前記比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
(付記6) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部を、さらに有し、
前記制御部は、前記第1比較部による比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記5に記載の伝送装置。
(付記7) 光信号を伝送する伝送方法において、
第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
光源から所定の波長の光を出力し、
第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、
該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、
該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御することを特徴とする伝送方法。
(付記8) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅部により増幅し、
前記比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記7に記載の伝送方法。
(付記9) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅部により増幅し、
前記増幅部により増幅される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記増幅部により増幅された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記第2変調部により光変調された前記光信号の強度の度数分布と前記増幅部により増幅された前記電気信号の強度の度数分布を比較し、
前記比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記7に記載の伝送方法。
(付記10) 光信号を伝送する伝送方法において、
第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
該変調された前記電気信号に対して、非線形補償部により非線形歪みを補償し、
光源から所定の波長の光を出力し、
第2変調部により、前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、
該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、
該比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御することを特徴とする伝送方法。
(付記11) 光信号を他装置に伝送する伝送方法において、
第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
光源から所定の波長の光を出力し、
第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信し、
該測定した度数分布と該受信した前記分布情報が示す度数分布を比較し、
該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御することを特徴とする伝送方法。
(付記12) 前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅部により増幅し、
前記比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする付記7に記載の伝送方法。
1,1a,1b,1c 送信装置
2,2c 受信装置
3 受信部
5 非線形補償部
10 DMT変調部
12 増幅器
19,19a、19b 制御部
14 光変調器
23,170,171,172 度数分布測定部
180,181 度数分布比較部

Claims (8)

  1. 光信号を伝送する伝送装置において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部と、
    所定の波長の光を出力する光源と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、
    前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第1比較部と、
    前記第1比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性及び前記増幅部の増幅特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  2. 光信号を伝送する伝送装置において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅する増幅部と、
    所定の波長の光を出力する光源と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調され、前記増幅部により増幅される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、
    前記増幅部により増幅された前記電気信号の強度の度数分布を測定する第3測定部と、
    前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第1比較部と、
    前記第1測定部と前記第3測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する第2比較部と、
    前記第1比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御し、前記第2比較部による比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  3. 光信号を伝送する伝送装置において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    所定の波長の光を出力する光源と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に対して非線形歪みを補償する非線形補償部と、
    前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定する第1測定部と、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定する第2測定部と、
    前記第1測定部と前記第2測定部によりそれぞれ測定された前記度数分布を比較する比較部と、
    前記比較部による比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  4. 光信号を他装置に伝送する伝送装置において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    所定の波長の光を出力する光源と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定する測定部と、
    前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信する受信部と、
    前記測定部により測定された前記度数分布と前記分布情報が示す前記度数分布を比較する比較部と、
    前記比較部による比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御する制御部とを有することを特徴とする伝送装置。
  5. 光信号を伝送する伝送方法において、
    第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    増幅部により、前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅し、
    光源から所定の波長の光を出力し、
    第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、
    該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、
    該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性及び前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする伝送方法。
  6. 光信号を伝送する伝送方法において、
    第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    増幅部により、前記第1変調部により変調された前記電気信号を増幅し、
    光源から所定の波長の光を出力し、
    第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
    前記第1変調部により変調され、前記増幅部により増幅される前の前記電気信号の第1の強度の度数分布を測定し、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の第2の強度の度数分布を測定し、
    該測定された前記第1の強度の度数分布及び前記第2の強度の度数分布を比較し、
    前記第1の強度の度数分布及び前記第2の強度の度数分布の比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御し、
    前記増幅部により増幅された前記電気信号の第3の強度の度数分布を測定し、
    該測定された前記第1の強度の度数分布と前記第3の強度の度数分布を比較し、
    前記第1の強度の度数分布及び前記第3の強度の度数分布の比較の結果に応じ前記増幅部の増幅特性を制御することを特徴とする伝送方法。
  7. 光信号を伝送する伝送方法において、
    第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    該変調された前記電気信号に対して、非線形補償部により非線形歪みを補償し、
    光源から所定の波長の光を出力し、
    第2変調部により、前記非線形歪みが補償された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
    前記第1変調部により変調され、前記非線形歪みが補償される前の前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の度数分布を測定し、
    該測定された前記電気信号の強度の度数分布及び前記光信号の強度の度数分布を比較し、
    該比較の結果に応じ前記非線形補償部の補償特性を制御することを特徴とする伝送方法。
  8. 光信号を他装置に伝送する伝送方法において、
    第1変調部により、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    光源から所定の波長の光を出力し、
    第2変調部により、該変調された前記電気信号に基づき前記光を前記光信号に光変調し、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の度数分布を測定し、
    前記他装置が受信した前記光信号の強度の度数分布を示す分布情報を、前記他装置から受信し、
    該測定した度数分布と該受信した前記分布情報が示す度数分布を比較し、
    該比較の結果に応じ前記第2変調部の変調特性を制御することを特徴とする伝送方法。
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