JP2018019150A - 光送信器、光受信器、光通信システム、光送信制御方法及び光送受信制御方法 - Google Patents

光送信器、光受信器、光通信システム、光送信制御方法及び光送受信制御方法 Download PDF

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智夫 ▲高▼原
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Abstract

【課題】光送信器において光信号の伝送特性を向上させる。【解決手段】光送信器は、第1変調部11と制御部111と第2変調部14と第1取得部15と第2取得部17と送信制御部19とを備える。第1変調部11は、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する。制御部111は、第1変調部11におけるマルチキャリア信号のサブキャリアの数を変更制御する。第2変調部14は、第1変調部11により変調された電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調する。第1取得部15は、第1変調部11により変調された電気信号の強度の第1の度数分布を取得する。第2取得部は、第2変調部14の光変調により得られた光信号の強度の第2の度数分布を取得する。送信制御部19は、第1の度数分布と第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、第2変調部による変調特性を制御する。【選択図】図11

Description

本発明は、光送信器、光受信器、光通信システム、光送信制御方法及び光送受信制御方法に関する。
離散マルチトーン(DMT:Discrete Multi-Tone)変調方式の伝送方法は、例えばVDSL(Very high bit rate Digital Subscriber Line)などのアクセス系のメタル回線などに用いられている。近年、ネットワークのトラフィックの増加に伴い、DMT変調方式の光伝送技術への適用が研究開発されている。
DMT変調方式は、直交周波数多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)技術に基づくマルチキャリア伝送技術(例えば特許文献1及び2参照)である。DMT変調方式では、周波数の異なる複数のサブキャリア(SC:Subcarrier(搬送波))にデータをそれぞれ割り当て、割り当てたデータを、SCごとの伝送特性に応じた多値度及び信号パワーに基づいて変調し、DMT信号として伝送する。なお、各SCのデータに用いられる多値変調方式としては、例えばQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)やQAM(Quadrature Amplitude Modulation)が挙げられる。
特開2010−147983号公報 特開2003−332853号公報 特開2002−223171号公報
DMT変調されたデジタル信号は、例えばマッハツェンダ型光変調器などの光変調器により光信号に変換されて送信される。しかし、光変調器の変調特性には、例えば、バイアス電圧に対する光信号のパワーの変化特性のように非線形な特性を示す領域が存在するため、光信号の伝送特性が劣化するという課題がある。なお、この課題は、DMT変調方式の光信号に限定されず、他の変調方式の光信号にも同様に存在する。
1つの側面では、光送信器において光信号の伝送特性を向上させることを目的とする。
このため、この光送信器は、電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、前記第1変調部における前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御する制御部と、前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調する第2変調部と、前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得する第1取得部と、前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得する第2取得部と、前記第1取得部により取得された前記第1の度数分布と、前記第2取得部により取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記第2変調部による変調特性を制御する送信制御部と、を備える。
開示の光送信器によれば、光送信器において光信号の伝送特性を向上させることができる。
第1の関連技術としての光通信システムの構成を模式的に示すブロック図である。 DMT技術を説明する図である。 図1の光通信システムの光送信器が備えるDMT変調部におけるDMT変調処理を説明する図である。 図1の光通信システムの光受信器が備えるDMT復調部におけるDMT復調処理を説明する図である。 図1の光通信システムにおける増幅器及び光変調器の非線形特性を説明する図である。 図1の光通信システムにおける信号強度の度数分布を模式的に示す図である。 図1の光通信システムにおける信号強度の度数分布を例示するヒストグラムである。 第2の関連技術としての光通信システムの構成を模式的に示すブロック図である。 サブキャリアの重ね合わせ処理を説明する図である。 サブキャリア数と尖度との関係及びサブキャリア数と歪度との関係を例示するグラフである。 実施形態の一例としての光通信システムの構成を模式的に示すブロック図である。 図11の光通信システムにおけるサブキャリアの密度変化を模式的に示す図である。 図11の光通信システムにおける変調器振幅と尖度との関係及び変調器振幅と尖度の変化量との関係を例示するグラフである。 図11の光通信システムが備える光送信器における光送信制御動作を説明するフローチャートである。 図11の光通信システムにおける光送受信制御動作を説明するフローチャートである。 図11の光通信システムにおける光送受信制御動作を説明するフローチャートである。
以下、図面を参照して一実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、実施形態で明示しない種々の変形例や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本実施形態を、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
また、各図は、図中に示す構成要素のみを備えるという趣旨ではなく、他の機能等を含むことができる。
以下、図中において、同一の各符号は同様の部分を示しているので、その説明は省略する。
〔A〕関連技術
図1は、第1の関連技術としての光通信システム3の構成を模式的に示すブロック図である。
光通信システム3は、DMT変調方式の伝送を行なう光送信器30及び光受信器40を備える。
光送信器30は、光信号を、光ファイバなどの伝送路300を介して光受信器40に伝送する。光送信器30は、DMT変調部31、DAC(Digital-Analog Converter)32、増幅器33、及び、光変調器34を備える。
DMT変調部31は、外部から入力されたデータ信号をDMT変調する。なお、データ信号は電気信号の一例である。DMT変調部31は、データ信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する。より具体的には、DMT変調部31は、複数のサブキャリアに対して変調の多値度及び信号パワーを割り当てる。
DMT変調部31によるDMT変調処理の詳細については、図2及び図3を用いて後述される。
DAC32は、DMT変調部31によりDMT変調されたデータ信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換する。
増幅器33は、アナログ信号に変換されたデータ信号を増幅する。すなわち、増幅器33は、DMT変調されたデータ信号を増幅する。増幅器33は、例えば、電気アンプであってよい。
光変調器34は、DMT変調部31によりDMT変調されたデータ信号に基づき光源(不図示)によって生成された所定の波長の光を光信号に光変調する。これにより、光源の光に、DMT変調されたデータ信号が重畳される。なお、本例では、光変調器34としてマッハツェンダ型光変調器を挙げるが、これに限定されない。また、光源及び光変調器34に代えて、直接変調レーザ(Directly Modulated Laser)が用いられてもよい。
光変調器34の光変調によって得られた光信号は、伝送路300を介して光受信器40に送信される。
光受信器40は、光送信器30から送信された光信号を受信し、元のデータ信号に復元して外部に出力する。光受信器40は、PD/TIA(Photo Detector/Trans Impedance Amplifier)41、ADC(Analog-Digital Converter)42、及び、DMT復調部43を備える。
PD/TIA41は、光信号を電気信号のデータ信号に変換する。
ADC42は、データ信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
DMT復調部43は、光送信器30のDMT変調部31でDMT変調されたデータ信号を復調する。なお、DMT復調部43によるDMT復調処理の詳細については、図4を用いて後述される。
なお、光送信器30のDMT変調部31及び光受信器40のDMT復調部43は、例えばDSP(Digital Signal Processor)などのデジタル信号処理を行なうデバイスにより構成されてもよい。
図2は、DMT技術を説明する図である。
図2の(1)に示されるグラフは、プローブ信号の一例を示す。図2の(1)に示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は信号パワーを示す。
光通信システム3の運用が開始される前に、プローブ信号が光送信器30から光受信器40へ送信されることにより、互いに周波数が異なるサブキャリアSC1,SC2,・・・,SCn(n:正の整数)ごとの伝送特性が測定される。プローブ信号は、例えば固定パターンのデータを含むマルチキャリア信号であり、多値度及び信号パワーの等しい複数のサブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnから構成される。
図2の(2)に示されるグラフは、プローブ信号の伝送特性の一例を示す。図2の(2)に示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は周波数応答を示す。
伝送特性は、SNR(Signal-Noise Ratio)やビットエラーレートなどの信号品質を表す。本例では、周波数が高いほど周波数応答が低下している。このため、信号品質は、周波数が高いほど低く、周波数が低いほど高いと判定される。
図2の(3)に示されるグラフは、サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnへの多値度の割り当ての一例を示す。図2の(3)に示されるグラフにおいて、横軸は周波数を示し、縦軸は信号パワーを示す。
各サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnは、図2の(3)に示された伝送特性に基づき多値度及び信号パワーが割り当てられる。各サブキャリアSC1,SC2,・・・,SCnのデータは、割り当てられた多値度に応じた変調手段により変調される。このような変調手段としては、QAMやQPSKが挙げられる。比較的に伝送特性の低いサブキャリアのデータ(例えば、「ハッチング付きのサブキャリア参照」)には、例えばQPSKが用いられる。
図3は、図1の光通信システム3の光送信器30が備えるDMT変調部31におけるDMT変調処理を説明する図である。
DMT変調処理は、符号A1〜A6にそれぞれ示されるように、シリアル/パラレル(S/P)変換、コンスタレーションマッピング、ミラー、IFFT、サイクリックプレフィックス付与、及び、パラレル/シリアル変換(P/S)の各処理を含む。なお、IFFTは、Inverse Fast Fourier Transform(逆高速フーリエ変換)の略称である。
符号A1で示されるS/P変換処理において、シリアルデータのデータ信号は、サブキャリアSC1〜SCnに対応させてn列のパラレルデータに変換する。
符号A2で示されるマッピング処理において、各パラレルデータに対応させて、サブキャリアSC1〜SCnごとに多値変調のためのマッピング(「信号点配置」と称されてもよい。)が行なわれる。この際の変調方式としては、上述したように、QAMやQPSKが挙げられるが、これに限定されない。
符号A3で示されるミラー処理において、サブキャリアSC1〜SCnに対して、複素共役対称となるようにミラーリングが行なわれ、畳み込み積分が行なわれることによって、強度情報が得られる。
符号A4で示されるIFFT処理において、各サブキャリアSC1〜SCnの周波数情報が時間軸情報に変換される。
符号A5で示されるサイクリックプレフィックス付与処理において、各サブキャリアSC1〜SCnを構成するフレームの先頭にサイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)101が付与される。サイクリックプレフィックス101は、各フレームの先頭に設けられる時間的なガード区間である。サイクリックプレフィックス101を付与することによって、直線のフレームの遅延波が次のフレームに及ぼすフレーム干渉及びサブキャリアSC1〜SCn間の周波数の直交性の崩れに起因するサブキャリア間干渉を抑制することができる。
符号A6で示されるP/S変換処理において、サイクリックプレフィックス101が付与されたパラレルデータが、シリアルデータのデータ信号に変換される。シリアルデータのデータ信号はDAC32に出力される。
図4は、図1の光通信システム3の光受信器40が備えるDMT復調部43におけるDMT復調処理を説明する図である。
DMT復調処理は、符号B1〜B6に示されるように、S/P変換、サイクリックプレフィックス除去、FFT、デミラー、イコライゼーション・コンスタレーションマッピング、及び、P/S変換の各処理を含む。なお、FFTは、Fast Fourier Transform(高速フーリエ変換)の略称である。
符号B1で示されるS/P変換処理において、ADC42から入力されるシリアルデータのデータ信号が、サブキャリアSC1〜SCnに対応させてn列のパラレルデータに変換される。
符号B2で示されるサイクリックプレフィックス除去処理において、各サブキャリアSC1〜SCnのフレームに付与されているサイクリックプレフィックス101(図3を参照)が除去される。
符号B3で示されるFFT処理において、各サブキャリアSC1〜SCnの時間軸情報がフーリエ変換により周波数情報に変換される。
符号B4で示されるデミラー処理において、複素共役成分であるミラー成分が除去される。
符号B5で示されるイコライゼーション・コンスタレーションデマッピング処理において、各サブキャリアSC1〜SCnに対してデジタルフィルタなどによる等化処理が行なわれる。更に、デマッピング処理が行なわれることで、サブキャリアSC1〜SCnごとの復調が行なわれる。
符号B6で示されるP/S変換処理において、イコライゼーション・コンスタレーションデマッピング処理が施されたパラレルデータのデータ信号がシリアルデータに変換される。
図5は、図1の光通信システム3における増幅器33及び光変調器34の非線形特性を説明する図である。
光送信器30は、上述したように、DMT変調されたデータ信号を光変調器34により光信号に変換して送信する。しかし、光変調器34の変調特性には、例えば、以下に述べるように非線形な特性を示す領域が存在するため、光信号の伝送特性が劣化するおそれがある。更に、増幅器33の増幅特性にも、光変調器34と同様に非線形な特性を示す領域が含まれる。
図5の(1)に示されるグラフは、増幅器33の増幅特性を示す。図5の(1)に示されるグラフにおいて、横軸はデータ信号の入力パワー(mW)を示し、縦軸はデータ信号の出力パワー(mW)を示す。
入力パワーに対する出力パワーの変化特性は、実質的には線形性を有しているが、部分的に非線形性を示す領域C1を含む。この非線形領域C1において、データ信号が増幅された場合、光信号の伝送特性が劣化する。
また、図5の(2)に示されるグラフは、光変調器34の変調特性を示す。図5の(2)に示されるグラフにおいて、横軸は光変調器34内の導波路上の信号電極に与えられる変調電圧(「駆動電圧」と称されてもよい。)(V)を示し、縦軸は光信号の出力パワー(mW)を示す。また、グラフ内の符号C4は光変調器34のバイアス電圧を示す。
出力パワーは、変調電圧の変化に対してコサイン(COS)の二乗の関数曲線を示すように変化する。この関数の極大値及び極小値の間隔に相当する駆動電圧は、半波長電圧Vπである。
光変調器34は、バイアス電圧C4において駆動されるように変調電圧が印加される。しかし、光変調器34のバイアス電圧C4は、経時劣化や温度変化などに起因してドリフトする。このとき、出力パワーの極大値及び極小値の近傍に存在する非線形な領域C2及びC3で光変調が行われると、光信号の伝送特性が劣化する。
図6は、図1の光通信システム3における信号強度の度数分布を模式的に示す図である。
光信号の伝送特性の劣化は、DMT変調部31とDAC32との間のポイントD1におけるデータ信号の強度の度数分布と、光変調器34の後段のポイントD2における光信号の強度の度数分布との差異の程度として表れる。ここで、強度の度数とは、例えば所定時間内に集計された強度ごとの信号のフレーム数である。
ポイントD1におけるDMT変調部31から出力されるデータ信号の強度の度数分布は正規分布となる(符号D3参照)のに対し、ポイントD2における光変調器34から出力される光信号の強度の度数分布は正規分布からずれる(符号D4参照)。
図7は、図1の光通信システム3における信号強度の度数分布を例示するヒストグラムである。
図7には、データ信号及び光信号の強度の度数分布の一例が示されている。図7において、横軸はデータ信号又は光信号の強度を示し、縦軸は強度ごとの度数を示す。すなわち、図7は、データ信号又は光信号の強度のヒストグラムを示す。
このヒストグラムにおいて、符号E1はポイントD1(図6参照)におけるデータ信号の強度の度数分布を示し、符号E3はポイントD2(図6参照)における光信号の強度の度数分布を示す。また、符号E2は、正規分布、つまり、データ信号又は光信号の強度の理想的な分布を示す。更に、符号E4は、符号E3で示した光信号の強度の度数分布の輪郭の概略を示す。
正規分布E2とデータ信号の強度の度数分布E1を比較すると理解されるように、データ信号の強度の度数分布E1は理想的な分布を示す。また、正規分布E2と光信号の強度の度数分布E3を比較すると理解されるように、増幅器33及び光変調器34の変調特性の非線形な領域C1〜C3(図5参照)の影響のため、光信号の強度の度数分布E3は理想的な分布から乖離する。
このため、データ信号の強度の度数分布E1と光信号の強度の度数分布E3とを比較して、度数分布E1,E3の乖離の度合いとして定量的に算出すれば、光信号の品質、つまり光信号の伝送特性の劣化として検出することが可能である。度数分布の乖離の度合いは、以下において、「乖離度」と称される場合がある。
図8は、第2の関連技術としての光通信システム5の構成を模式的に示すブロック図である。図8において、図1と共通する構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。
光通信システム5は、DMT変調方式の伝送を行なう光送信器50及び光受信器40を備える。
光送信器50は、光信号を、光ファイバなどの伝送路500を介して光受信器40に伝送する。光送信器50は、DMT変調部31、DAC32、増幅器33、光変調器34、第1分布取得部51、PD52、第2分布取得部53、分布比較部54、及び、送信制御部55を備える。
第1分布取得部51は、DMT変調部31によりDMT変調されたデータ信号の強度の度数分布を取得する。第1分布取得部51は、例えば周期的にフレーム単位でデータ信号の強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布を測定する。第1分布取得部51は、測定した度数分布を示す分布情報を分布比較部54に出力する。
光変調器34から出力された光信号は、不図示のスプリッタにより、分岐して伝送路500及びPD52に導かれる。
PD52は、符号F1で示されるように、入力された光信号の強度を電気的に検出して第2分布取得部53に出力する。
第2分布取得部53は、符号F2で示されるように、光変調器34の光変調により得られた光信号の強度の度数分布を取得する。第2分布取得部53は、PD52からの入力信号に基づき、例えば周期的にフレーム単位で光信号の強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布を測定する。第2分布取得部53は、測定した度数分布を示す分布情報を分布比較部54に出力する。
分布比較部54は、第1分布取得部51及び第2分布取得部53によりそれぞれ取得された度数分布を比較する。より具体的には、分布比較部54は、例えば各度数分布の間の乖離度を算出する。
分布比較部54は、例えば各度数分布の歪度及び尖度をそれぞれ算出し、歪度及び尖度から乖離度を算出する。ここで、歪度とは、強度の平均値を中心とした強度の度数分布の非対称性の度合いを示し、尖度とは、強度の度数分布のピークの鋭さを示す。分布比較部54は、算出した乖離度を送信制御部55に出力する。
送信制御部55は、光送信器50の送信特性を制御する。送信制御部55は、乖離度に基づき光変調器34の変調特性を制御する。送信制御部55は、上述したように、例えばバイアス電圧C4(図5の(2)参照)を調整することにより変調特性を制御してもよい。また、送信制御部55は、バイアス電圧C4に加えて、変調振幅(図5の(1)に示された関数曲線の振幅)を調整してもよい。
このように、送信制御部55は、分布比較部54による比較の結果に応じ光変調器34の変調特性を制御する。また、光信号は、複数のサブキャリアSC1〜SCnを含むマルチキャリア信号に変調されたデータ信号に基づき光変調したものであるため、光信号の伝送特性の劣化は、データ信号と光信号との各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる。
したがって、送信制御部55は、光信号の伝送特性の劣化に応じ光変調器34の変調特性を最適に制御できる。このため、送信制御部55は、光変調器34の変調特性における非線形性の領域C2及びC3(図5参照)の影響を低減して、伝送特性を向上することができる。
更に、送信制御部55は、分布比較部54による比較の結果に応じ増幅器33の増幅特性を制御してもよい。この場合、送信制御部55は、例えば乖離度に基づき増幅器33の利得を制御する。
送信制御部55は、データ信号と光信号との各々の強度の度数分布の差異の程度として表れる光信号の伝送特性の劣化に応じ増幅器33の増幅特性を最適に制御できる。このため、増幅器33の増幅特性における非線形性の領域C1の影響を低減して、伝送特性をさらに向上することができる。
図9は、サブキャリアの重ね合わせ処理を説明する図である。図10は、サブキャリア数と尖度との関係及びサブキャリア数と歪度との関係を例示するグラフである。
図9に示されるように、多数の異なる周波数のサブキャリアが重ね合わせられると(符号G1参照)、信号強度の度数分布は、正規分布に近くなる(符号G2参照)。
図8に示されたPD52によって一定数以上のサブキャリアが受信されれば、全帯域のサブキャリアが受信されなくても、信号強度の度数分布は正規分布となる。
図10に示されるグラフにおいて、尖度αは、
Figure 2018019150
によって定義され、歪度αは、
Figure 2018019150
によって、定義される。なお、E(X)は期待値を示し、μは平均値を示し、σは標準偏差を示す。
図10に示されているように、50以上のサブキャリアがPD52によって受信されれば、尖度及び歪度が0に近づき、信号強度の度数分布は正規分布となる。尖度及び歪度を0とするには、サンプリングレートが64GS/sで、総サブキャリア数が256である場合に、6GHzの帯域のサブキャリアがサンプリングされる。
このように、第2の関連例における光通信システム5においては、信号強度の度数分布を正規分布とするために用いられるPD52の透過帯域が広くなり、光通信システム5の構成が高価になってしまう。
〔B〕実施形態
〔B−1〕システム構成
図11は、実施形態の一例としての光通信システム1の構成を模式的に示すブロック図である。
光通信システム1は、DMT変調方式の伝送を行なう光送信器10及び光受信器20を備える。
光送信器10は、光信号を、光ファイバなどの伝送路100を介して光受信器20に伝送する。光送信器10は、図11に示されるように、DMT変調部11、DAC12、増幅器13、光変調器14、第1分布取得部15、モニタPD16、第2分布取得部17、分布比較部18、送信制御部19、制御部111、及び、第1サブキャリア数制御部112を備える。
DMT変調部11、第1分布取得部15、第2分布取得部17、分布比較部18、送信制御部19、制御部111、及び、第1サブキャリア数制御部112は、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。また、DAC12、増幅器13、光変調器14、及び、モニタPD16は、例えばアナログ回路により構成されてもよい。
DMT変調部11は、第1変調部の一例であり、外部から入力されたデータ信号をDMT変調する。なお、データ信号は電気信号の一例である。DMT変調部11は、データ信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する。より具体的には、DMT変調部11は、複数のサブキャリアに対して変調の多値度及び信号パワーを割り当てる。
DMT変調部11は、図2及び図3を用いて上述されたDMT変調処理を行なってよい。
DAC12は、DMT変調部11によりDMT変調されたデータ信号を、デジタル信号からアナログ信号に変換する。
増幅器13は、アナログ信号に変換されたデータ信号を増幅する。すなわち、増幅器13は、DMT変調されたデータ信号を増幅する。増幅器13は、例えば、電気アンプであってよい。
光変調器14は、第2変調部の一例であり、DMT変調部11によりDMT変調されたデータ信号に基づき、光源(不図示)によって生成された所定の波長の光を光信号に光変調する。これにより、光源の光に、DMT変調されたデータ信号が重畳される。なお、本例では、光変調器14としてマッハツェンダ型光変調器を挙げるが、これに限定されない。また、光源及び光変調器14に代えて、直接変調レーザが用いられてもよい。
光変調器14の光変調によって得られた光信号は、伝送路100を介して光受信器20に送信される。
第1分布取得部15は、第1取得部の一例であり、DMT変調部11によりDMT変調されたデータ信号の強度の度数分布を取得する。第1分布取得部15は、例えば周期的にフレーム単位でデータ信号の強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布を測定する。第1分布取得部15は、測定した度数分布を示す分布情報を分布比較部18に出力する。
光変調器14から出力された光信号は、不図示のスプリッタにより、分岐して伝送路100及びモニタPD16に導かれる。
モニタPD16は、入力された光信号の強度を電気的に検出して第2分布取得部17に出力する。
第2分布取得部17は、第2取得部の一例であり、光変調器14の光変調により得られた光信号の強度の度数分布を取得する。第2分布取得部17は、モニタPD16からの入力信号に基づき、例えば周期的にフレーム単位で光信号の強度を検出し、所定間隔で定められた強度の範囲ごとにフレーム数を集計することにより、度数分布を測定する。第2分布取得部17は、測定した度数分布を示す分布情報を分布比較部18に出力する。
分布比較部18は、比較部の一例であり、第1分布取得部15及び第2分布取得部17によりそれぞれ取得された度数分布を比較する。より具体的には、分布比較部18は、例えば各度数分布の間の乖離度を算出する。
分布比較部18は、例えば各度数分布の歪度及び尖度をそれぞれ算出し、歪度及び尖度から乖離度を算出する。ここで、歪度とは、強度の平均値を中心とした強度の度数分布の非対称性の度合いを示し、尖度とは、強度の度数分布のピークの鋭さを示す。分布比較部18は、算出した乖離度を送信制御部19に出力する。
送信制御部19は、光送信器10の送信特性を制御する。送信制御部19は、算出された乖離度に基づき光変調器14の変調特性を制御する。送信制御部19は、上述したように、例えばバイアス電圧C4(図5の(2)参照)を調整することにより変調特性を制御してもよい。また、送信制御部19は、バイアス電圧C4に加えて、変調振幅(図5の(1)に示された関数曲線の振幅)を調整してもよい。
別言すれば、送信制御部19は、第1分布取得部15によって取得された第1の度数分布と、第2分布取得部17によって取得された第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、光変調器14による変調特性を制御する。
このように、第1の度数分布と第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、光変調器14による変調特性が制御されることにより、伝送特性を向上させることができる。
また、送信制御部19は、光変調器14による変調特性を、第2分布取得部17によって取得された第2の度数分布が正規分布となるように制御する。
このように、光変調器14による変調特性が、第2の度数分布が正規分布となるように制御されることにより、光送信器10における伝送特性を確実に向上させることができる。
別言すれば、送信制御部19は、光変調器14による変調特性を、第2分布取得部17によって取得された信号強度の度数分布の尖度及び歪度が0になるように制御する。
制御部111は、光送信器10の制御の開始及び終了を制御する。制御部111は、DMT変調部11に設定されるサブキャリア数を決定する。制御部111は、図10を用いて上述されたように、DMT変調部11から出力されるマルチキャリア信号のサブキャリア数を例えば50にすることを決定してよい。
別言すれば、制御部111は、DMT変調部11におけるマルチキャリア信号のサブキャリアの数を変更制御する。
図12は、図11の光通信システム1におけるサブキャリアの密度変化を模式的に示す図である。
制御部111は、送信制御部19によって増幅器13及び光変調器14の制御を行なう際に、DMT変調部11から出力されるマルチキャリア信号の総キャリア数を増加させる。制御部111は、例えば、マルチキャリア信号の総キャリア数を通常時の256から2048に増加させる。なお、通常時とは、送信制御部19による制御を行なわない時である。
総キャリア数が2048に増加されるとモニタPD16が例えば50のサブキャリアを透過させるための帯域は約800MHzとなる。そして、モニタPD16における透過帯域を、第2の関連技術において正規分布を補償するためのPD52の透過帯域6GHzから、800MHzまで狭帯域化できる。
これにより、図12の(1)の符号H1で示される周波数帯域と図12の(2)の符号H2で示される周波数帯域とには同じ数のサブキャリア含まれるが、帯域幅が異なる。すなわち、図12の(2)の符号H2で示される周波数帯域は図12の(1)の符号H1で示される周波数帯域よりも狭くなり、光送信器10は例えば800MHzの狭帯域のモニタPD16を備えることができる。モニタPD16は帯域幅が小さいと安価となるため、実施形態の一例としての光通信システム1は安価な構成となる。
制御部111は、第1サブキャリア数制御部112及び光受信器20が備える第2サブキャリア数制御部24(後述)に、決定したサブキャリア数を通知する。
このように、第2サブキャリア数制御部24にサブキャリア数が通知されることにより、光受信器20は、光送信器10から受信したマルチキャリア信号を復調することができる。
第1サブキャリア数制御部112は、DMT変調部11が制御部111から通知されたサブキャリア数のマルチキャリア信号を出力するように設定する。
光受信器20は、光送信器10から送信された光信号を受信し、元のデータ信号に復元して外部に出力する。光受信器20は、図11に示されるように、PD/TIA21、ADC22、DMT復調部23、及び、第2サブキャリア数制御部24を備える。
DMT復調部23、及び、第2サブキャリア数制御部24は、例えばDSPなどのプロセッサにより構成されてもよい。また、PD/TIA21及び、ADC22は、例えばアナログ回路により構成されてもよい。
PD/TIA21は、光信号を電気信号のデータ信号に変換する。
ADC22は、データ信号をアナログ信号からデジタル信号に変換する。
DMT復調部23は、復調部の一例であり、光送信器10のDMT変調部11でDMT変調されたデータ信号を復調する。DMT復調部23は、図4を用いて上述されたDMT変調処理を行なってよい。
なお、光送信器10のDMT変調部11及び光受信器20のDMT復調部23は、例えばDSPなどのデジタル信号処理を行なうデバイスにより構成されてもよい。
第2サブキャリア数制御部24は、サブキャリア数制御部の一例であり、DMT復調部23が光送信器10の制御部111から通知されたサブキャリア数のマルチキャリア信号を復調するように設定する。
別言すれば、第2サブキャリア数制御部24は、光送信器10から通知されたサブキャリア数に基づき、DMT復調部23を制御する。
このように、光送信器10から通知されたサブキャリア数に基づいてDMT復調部23が制御されることにより、光受信器20は、DMT変調部11の出力信号のサブキャリア数が制御された場合においても、光送信器10からのデータ信号を受信することができる。
図13は、図11の光通信システム1における変調器振幅と尖度との関係及び変調器振幅と尖度の変化量との関係を例示するグラフである。
図13の(1)に示されるグラフにおいて、横軸は変調器振幅(xVπ)を示し、縦軸は尖度を示す。図13の(2)に示されるグラフにおいて、横軸は変調器振幅を示し、縦軸は尖度の変化量を示す。
図13の(1)及び(2)には、マッハツェンダ型の光変調器34又は14(図8又は図11参照)の駆動振幅を変化させた際のモニタ結果が示されている。駆動振幅が大きくなるとマッハツェンダ変調特性によって生じる非線形特性は、強度の度数分布の尖度によってモニタされる。
図8に示された第2の関連技術の光通信システム5において広帯域のPD52が備えられる場合には、図13の(1)及び(2)の符号I1で示されるように、変調器振幅が0.1から0.8に変化すると、尖度は約0.5増加する。
また、図8に示された第2の関連技術の光通信システム5において狭帯域のPD52が備えられる場合には、図13の(1)及び(2)の符号I2で示されるように、変調器振幅が0.1から0.8に変化すると、尖度は約0.01増加する。
一方、図11に示された実施形態の光通信システム1において狭帯域のモニタPD16が備えられる場合には、図13の(1)及び(2)の符号I3で示されるように、変調器振幅が0.1から0.8に変化すると、尖度は約0.08増加する。
このように、実施形態の光通信システム1によれば、第2の関連技術の光通信システム5において同様に狭帯域のPD52が備えられる場合と比較して、モニタPD16によるモニタ感度が8倍になる。
〔C〕動作
上述した図11の光通信システム1が備える光送信器10における光送信制御動作を、図14に示されるフローチャート(ステップS1〜S8)に従って説明する。
制御部111は、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11における出力信号のサブキャリア数を変更する。また、制御部111は、光受信器20の第2サブキャリア数制御部24を介して、光受信器20のDMT復調部23において復調のために用いられるサブキャリア数(SC数)を変更する(ステップS1)。
第1分布取得部15は、DMT変調部11の出力信号の度数分布を取得する(ステップS2)。
モニタPD16は、光変調器14の出力信号を受光する(ステップS3)。
第2分布取得部17は、光変調器14の出力信号の度数分布を取得する(ステップS4)。
分布比較部18は、DMT変調部11の出力信号の度数分布と、光変調器14の出力信号の度数分布とを比較する(ステップS5)。
分布比較部18は、比較結果を用いて、度数分布の乖離が一定以下であるかを判定する(ステップS6)。
度数分布の乖離が一定以下である場合には(ステップS6のYesルート参照)、制御部111は、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11における出力信号のサブキャリア数を変更する。また、制御部111は、光受信器20の第2サブキャリア数制御部24を介して、光受信器20のDMT復調部23において復調のために用いられるサブキャリア数を変更する(ステップS7)。そして、処理は終了する。
一方、度数分布の乖離が一定以下でない場合には(ステップS6のNoルート参照)、送信制御部19は、光変調器14による変調特性を変更して、送信特性を制御する(ステップS8)。そして、処理はステップS2へ戻る。
次に、図11の光通信システム1における光送受信制御動作を、図15及び図16に示されるフローチャート(ステップS11〜S26)に従って説明する。なお、図15にはステップS11〜S21の処理が示され、図16にはステップS22〜S26の処理が示される。
制御部111は、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11に対して、サブキャリア数を例えば256から2048へ増加させることを示すサブキャリア変更情報を通知する(図15のステップS11)。
DMT変調部11は、送受信間通信サブキャリアに対して、サブキャリア数を例えば256から2048へ増加させることを示すサブキャリア変更情報を設定する(図15のステップS12)。
光送信器10は、光受信器20に対して、光信号を伝送する(図15のステップS13)。
DMT復調部23は、伝送された光信号の送受信間通信SCから、サブキャリア数が例えば256から2048へ変更されたことを示すSC変更情報を取得する(図15のステップS14)。
制御部111は、同一のDMT信号に対して変更後のサブキャリア数が適用されるように、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11の出力信号のサブキャリア数を変更する。また、制御部111は、同一のDMT信号に対して変更後のサブキャリア数が適用されるように、第2サブキャリア数制御部24を介して、DMT復調部23の出力信号のサブキャリア数を変更する(図15のステップS15)。
第1分布取得部15は、DMT変調部11の出力信号の度数分布を取得する(図15のステップS16)。
モニタPD16は、光変調器14の出力信号を受光する(図15のステップS17)。
第2分布取得部17は、光変調器14の出力信号の度数分布を取得する(図15のステップS18)。
分布比較部18は、DMT変調部11の出力信号の度数分布と、光変調器14の出力信号の度数分布とを比較する(図15のステップS19)。
分布比較部18は、比較結果に基づき、度数分布の乖離が一定以下であるかを判定する(図15のステップS20)。
度数分布の乖離が一定以下でない場合には(ステップS20のNoルート参照)、送信制御部19は、光変調器14による変調条件を変更して、送信特性を制御する(図15のステップS21)。そして、処理は図15のステップS16へ戻る。
一方、度数分布の乖離が一定以下である場合には(ステップS20のYesルート参照)、制御部111は、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11に対して、サブキャリア変更情報を通知する(図16のステップS22)。図16のステップS22において通知されるサブキャリア変更情報は、サブキャリア数を例えば2048から256へ戻すことを示す。
DMT変調部11は、送受信間通信サブキャリアに対して、サブキャリア数を例えば2048から256へ戻すことを示すサブキャリア変更情報を設定する(図16のステップS23)。
光送信器10は、光受信器20に対して、光信号を伝送する(図16のステップS24)。
DMT復調部23は、伝送された光信号の送受信間通信SCから、サブキャリア数が例えば2048から256へ戻されたことを示すSC変更情報を取得する(図16のステップS25)。
制御部111は、同一のDMT信号に対して変更後のサブキャリア数が適用されるように、第1サブキャリア数制御部112を介して、DMT変調部11の出力信号のサブキャリア数を変更する。また、制御部111は、同一のDMT信号に対して変更後のサブキャリア数が適用されるように、第2サブキャリア数制御部24を介して、DMT復調部23の出力信号のサブキャリア数を変更する(図16のステップS26)。そして、処理は終了する。
〔D〕その他
開示の技術は上述した実施形態に限定されるものではなく、本実施形態の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成及び各処理は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
〔E〕付記
(付記1)
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
前記第1変調部における前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御する制御部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調する第2変調部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得する第1取得部と、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得する第2取得部と、
前記第1取得部により取得された前記第1の度数分布と、前記第2取得部により取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記第2変調部による変調特性を制御する送信制御部と、
を備える、光送信器。
(付記2)
前記送信制御部は、前記変調特性を、前記第2の度数分布が正規分布となるように制御する、
付記1に記載の光送信器。
(付記3)
前記制御部は、前記光信号を受信する光受信器に前記複数のサブキャリアの数を通知する、
付記1又は2に記載の光送信器。
(付記4)
付記1〜3のいずれか1項に記載の光送信器からの前記光信号を復調する復調部と、
前記光送信器から通知された前記複数のサブキャリアの数に基づき、前記復調部を制御するサブキャリア数制御部と、
を備える、光受信器。
(付記5)
光送信器と、
前記光送信器からの光信号を受信する光受信器と、
を備え、
前記光送信器は、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
前記第1変調部における前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御する制御部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を前記光信号に変調する第2変調部と、
前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得する第1取得部と、
前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得する第2取得部と、
前記第1取得部により取得された前記第1の度数分布と、前記第2取得部により取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記第2変調部による変調特性を制御する送信制御部と、
を備える、光通信システム。
(付記6)
前記送信制御部は、前記変調特性を、前記第2の度数分布が正規分布となるように制御する、
付記5に記載の光通信システム。
(付記7)
前記制御部は、前記光受信器に前記複数のサブキャリアの数を通知し、
前記光受信器は、
前記光送信器から送信された前記光信号を復調する復調部と、
前記制御部によって通知された前記複数のサブキャリアの数に基づき、前記復調部を制御するサブキャリア数制御部と、
を備える、付記5又は6に記載の光通信システム。
(付記8)
光送信器において、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御し、
前記変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調し、
前記変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得し、
前記光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得し、
前記取得された前記第1の度数分布と、前記取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記光信号の変調特性を制御する、
光送信制御方法。
(付記9)
前記光送信器において、更に、
前記変調特性を、前記第2の度数分布が正規分布となるように制御する、
付記8に記載の光送信制御方法。
(付記10)
光送信器において、
電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御し、
前記変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調し、
前記変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得し、
前記光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得し、
前記取得された前記第1の度数分布と、前記取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記光信号の変調特性を制御するとともに、
前記光信号を受信する光受信器に前記複数のサブキャリアの数を通知し、
前記光受信器において、
前記光送信器から送信された前記光信号を復調し、
前記通知された前記複数のサブキャリアの数に基づき、前記復調を制御する、
光送受信制御方法。
1 :光通信システム
100 :伝送路
10 :光送信器
11 :DMT変調部
12 :DAC
13 :増幅器
14 :光変調器
15 :第1分布取得部
16 :モニタPD
17 :第2分布取得部
18 :分布比較部
19 :送信制御部
111 :制御部
112 :第1サブキャリア数制御部
20 :光受信器
21 :PD/TIA
22 :ADC
23 :DMT復調部
24 :第2サブキャリア数制御部
3 :光通信システム
300 :伝送路
30 :光送信器
31 :DMT変調部
32 :DAC
33 :増幅器
34 :光変調器
40 :光受信器
41 :PD/TIA
42 :ADC
43 :DMT復調部
5 :光通信システム
500 :伝送路
50 :光送信器
51 :第1分布取得部
52 :PD
53 :第2分布取得部
54 :分布比較部
55 :送信制御部
101 :サイクリックプレフィックス

Claims (7)

  1. 電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    前記第1変調部における前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御する制御部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得する第1取得部と、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記第1の度数分布と、前記第2取得部により取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記第2変調部による変調特性を制御する送信制御部と、
    を備える、光送信器。
  2. 前記送信制御部は、前記変調特性を、前記第2の度数分布が正規分布となるように制御する、
    請求項1に記載の光送信器。
  3. 前記制御部は、前記光信号を受信する光受信器に前記複数のサブキャリアの数を通知する、
    請求項1又は2に記載の光送信器。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光送信器からの前記光信号を復調する復調部と、
    前記光送信器から通知された前記複数のサブキャリアの数に基づき、前記復調部を制御するサブキャリア数制御部と、
    を備える、光受信器。
  5. 光送信器と、
    前記光送信器からの光信号を受信する光受信器と、
    を備え、
    前記光送信器は、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調する第1変調部と、
    前記第1変調部における前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御する制御部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を前記光信号に変調する第2変調部と、
    前記第1変調部により変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得する第1取得部と、
    前記第2変調部の光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部により取得された前記第1の度数分布と、前記第2取得部により取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記第2変調部による変調特性を制御する送信制御部と、
    を備える、光通信システム。
  6. 光送信器において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御し、
    前記変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調し、
    前記変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得し、
    前記光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得し、
    前記取得された前記第1の度数分布と、前記取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記光信号の変調特性を制御する、
    光送信制御方法。
  7. 光送信器において、
    電気信号を、個別の伝送容量がそれぞれ割り当てられた複数のサブキャリアを含むマルチキャリア信号に変調し、
    前記マルチキャリア信号の前記サブキャリアの数を変更制御し、
    前記変調された前記電気信号に基づき、所定の波長の光を光信号に変調し、
    前記変調された前記電気信号の強度の第1の度数分布を取得し、
    前記光変調により得られた前記光信号の強度の第2の度数分布を取得し、
    前記取得された前記第1の度数分布と、前記取得された前記第2の度数分布との乖離が一定以下となるように、前記光信号の変調特性を制御するとともに、
    前記光信号を受信する光受信器に前記複数のサブキャリアの数を通知し、
    前記光受信器において、
    前記光送信器から送信された前記光信号を復調し、
    前記通知された前記複数のサブキャリアの数に基づき、前記復調を制御する、
    光送受信制御方法。
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