JP2017517925A - 光ファイバ通信における非線形補償の方法 - Google Patents

光ファイバ通信における非線形補償の方法 Download PDF

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Abstract

ある割合のOFDMサブキャリア(たとえば50%以内)が(データ搬送サブキャリアを置換する)別のサブキャリア上の位相共役コピー(PCP)と共に伝送されて非線形歪補償を可能にするCO−OFDM伝送システムのための非線形補償技術である。OFDM方式における小間隔配置のサブキャリアが経た非線形歪みが大きく相関する。PCPはレシーバ側で用いられ、それらのそれぞれの当初のサブキャリアおよびPCPに近い他のサブキャリアの非線形歪み(たとえば非線形位相シフト)を推定する。この技術によれば、DBPの複雑さも、位相共役ツインウェーブ(PC−TW)技術の容量の50%の損失もなしに、OFDM方式におけるカー効果による光ファイバ非線形性を効果的に補償することができる。また、本明細書で提案される技術は、単一偏光およびPMDシステムの両方において、単一チャネルおよびWDM方式の両方において効果的に実施することができる。

Description

発明の分野
本発明は、光ファイバに沿って伝送された信号において観察される非線形効果を補償する技術に関する。特に、本発明は、コヒーレント光直交周波数分割多重(CO−OFDM)方式における光ファイバ非線形性を補償する方法に関する。
発明の背景
理論的には、固定帯域幅の通信チャネルの容量は、信号対ノイズ比に対数的に比例する[1]。その結果、光ファイバ通信チャネルの容量は、伝送信号パワーとともに単調に増大するはずである。しかしながら、カー効果による非線形歪みにより、光ファイバに送り出すことができる最大光パワーが制限される[2,3]。ファイバカー非線形性効果は、したがって光ファイバ通信の最大実現可能データレートに対して上限を設定する。
いくつかの非線形補償技術によってカー非線形性制限を抑えることを試みるという大規模な取組みがあった。デジタル型誤差逆伝搬法(DBP)は有効な非線形補償法であり、レシーバにおいて歪み信号をデジタル的に逆にすることによって非線形歪みを除去するものである[4]。この技術は、光ファイバにおけるパルスの伝搬が非線形シュレーディンガー方程式(NLSE)によって正確にモデリングすることができるという事実に基づく。その結果、ファイバによって導入されるすべての決定論的歪みは、NLSEを逆にすることによって、レシーバにおいて補償することができる。
DBPを適用する概念は、受信信号の完全情報(振幅および位相の両方)をレシーバにおいて提供するコヒーレント検出の利点のために近年現実的になっている。様々な伝送構造によってDBPの性能についての多くの調査が行なわれてきた[4,5,6]。しかしながらDBPは、非線形相互作用下での多くの演算工程のために非実行不可能なほど高い複雑さを示す。さらに、波長分離多重(WDM)システムでは、隣り合うWDMチャネルが補償装置にとって未知であるため、DBPの有効性が著しく低下する。
デジタル[7]および光学[8,9]ミッドリンク位相共役(ML−PC)は、リンクの端部における非線形位相シフトの打消しを実現するために伝送リンクの中間点において信号位相を共役させる他の既知の非線形補償技術である。ML−PCは、リンクの中間点に位相共役器を挿入することによって伝送リンクを修正し、位相共役器に関してほぼ鏡像のパワー発展を必要とする。しかしながら、ML−PC方式による有意義な性能向上を実現するために、伝送リンク全体が均質である必要があり、ML−PC前後の信号パワー発展プロファイルは鏡像としてエミュレートするために対称的である必要がある。そのような要件は、光学的にルーティングされたネットワークの自由度を著しく低下させる。また、追加ハードウェア(位相共役器)がML−PC技術の著しい欠点である。
近年、位相共役のツインウェーブ(phase-conjugated twin waves:PC−TW)と呼ばれる新しい非線形補償技術が提案されている[10]。PC−TWは、最小の追加ハードウェアまたは信号処理により実施することができるトランスミッタベースの技術である。この方式では、複素信号波形およびその位相共役は、xおよびy偏光状態で同時に伝送され、その後、非線形信号歪みをコヒーレントな重ね合せによってレシーバにおいて軽減することができる。動作原理は、共役が信号と同じ非線形性を蓄積することである。レシーバでは、共役プロセスがこの非線形性を逆にするため、信号のコピーに追加されると、データ信号が増大する(SNRを高める)一方で非線形項は減じる。PC−TWは、シンボル検出に先立ってシンボルごとに追加的な共役および追加動作のみを必要とするため、光ファイバ非線形性を補償する際に単純かつ効果的な解決策をもたらす。しかしながら、PC−TWの1つの重大な欠点は、送電容量の半分に対応することである。これに加え、PC−TWは、偏光多重(PDM)システムでしか効果的に適用されることができない。
直交周波数分割多重(OFDM)は、広く使用されているデジタル変調/多重化技術である。コヒーレント光OFDM(CO−OFDM)方式は、未来の高速の(たとえば、チャネル当たりのデータレートが100Gb/sより大きい)光転信システムのための有望な技術と考えられている[11〜13]。CO−OFDMは、いくつかの固有の利点、すなわち高スペクトル効率、光ファイバ色分散(CD)および偏光モード分散(PMD)などの線形障害に向けた高レジリエンス、より単純なチャネル推定および補償技術を提供する。しかしながら、CO−OFDMは、サブキャリアの狭く均等な間隔のために、特に四波混合(FWM)のような多くの非線形効果を被る。その結果、CO−OFDMのための光ファイバ非線形性の補償は、いずれの従来の方式と比較しても、はるかに重大である。
補償前および補償後[14,15]またはパイロットトーンベースのファイバ非線形補償[16]といったいくつかの非線形軽減技術がCO−OFDM伝送のために提案されてきた。しかしながら、これらの技術の利点は軽微であり、特定の分散マップを有さない光ファイバリンクには非効果的ですらある。現時点では、CO−OFDMのための単純かつ効果的な光ファイバ非線形補償技術はまだ提案されていない。
発明の概要
最も概略的には、本発明は、OFDMサブキャリアのうち少なくとも1つが(データ搬送サブキャリアを置換する)別のサブキャリア上の位相共役コピー(PCP)と共に伝送されて非線形歪補償を可能にするCO−OFDM伝送システムのための非線形補償技術を提案する。OFDM方式については、小間隔配置のサブキャリアが経た非線形歪みが大きく相関し、したがって当初のOFDMサブキャリアの非線形性を補償するのに加えて、任意に1つ以上の追加的な隣接する(または小間隔配置の)サブキャリアの非線形歪みが推定され、したがってその後補償され得る。この方式において、OFDMサブキャリアの一部分(たとえば50%まで)が他のサブキャリアの位相共役として伝送される。PCPは、それぞれの当初のサブキャリアおよびPCPに近い他のサブキャリアの非線形歪み(たとえば非線形位相シフト)を推定するためにレシーバにおいて用いられる。この技術により、OFDM方式におけるカー効果による光ファイバ非線形性は、DBPの複雑さも、上記の位相共役のツインウェーブ(PC−TW)技術の容量の50%の損失もなしに、効果的に補償することができる。また、本明細書で提案される技術は、単一偏光およびPMDシステムの両方において、単一チャネルおよびWDM方式の両方において、効果的に実施することができる。
発明の第1の局面によれば、光ファイバに沿った伝送のために光データ信号を準備する方法が提供される。当該方法は、直交周波数分割多重(OFDM)符号化データ信号の第1のサブキャリアに情報シンボルをマッピングすることと、情報シンボルの複素共役(本明細書では位相共役とも称する)をOFDM符号化データ信号の第2のサブキャリアにマッピングすることとを含み、第2のサブキャリアは、周波数領域において第1のサブキャリアと隣り合う。OFDM符号化データ信号を受信すると、受信情報シンボルおよび複素共役に対応する受信情報シンボルが処理され、以下に説明されるように、OFDMデータ信号が経た非線形歪みについての情報をもたらすことができる。このように算出された非線形歪みの推定値を用いて、追加的な周囲のサブキャリアからの情報シンボルの非線形歪みを補償してもよい。このように、位相共役のオーバーヘッドは、50%未満、つまり(上述したPC−TW技術などにおいて)共役コピー全体が用いられた場合に必要とされるものよりも小さい。
OFDM符号化信号は、複数の非線形補償情報シンボルペアを含むと考えられ得る。各ペアは、1つのデータを搬送する情報シンボルと、それぞれのサブキャリア上で伝達されるその情報シンボルの複素共役とを含む。サブキャリアの帯域を介して非線形補償情報シンボルペアを離間することにより、発明は、OFDM符号化データ信号の周波数範囲全体にわたる正確な非線形補償を比較的低い帯域幅オーバーヘッドで提供することができる。
したがって、当該方法は、複数の非線形補償情報シンボルペアを、直交周波数分割多重(OFDM)符号化データ信号のサブキャリアのそれぞれのペアにマッピングすることを含み、複数の非線形補償情報シンボルペアの各々は、第1のサブキャリアにマッピングされたデータ情報シンボルと、第2のサブキャリアにマッピングされたデータ情報シンボルの複素共役とを含み、第2のサブキャリアは、周波数領域における第1のサブキャリアと隣り合う。
複数の非線形補償情報シンボルペアは、OFDM符号化データ信号のサブキャリアの周波数分布を介して規則的に離間される。たとえば、対応する位相共役を有さない情報シンボルを伝達する1つ、2つ、3つ、4つ、5つまたはそれ以上のサブキャリアによって離間される。
他のサブキャリアによって搬送されるデータ情報シンボルの複素共役を伝達するOFDM符号化光データ信号におけるサブキャリアの割合は、50%以下、たとえば30%以下、25%以下、または20%以下であり得る。好ましくは、割合は10%よりも大きい。
本明細書では、周波数領域において「隣り合う」という言及は、第1および第2のサブキャリアが互いに近い、たとえば5つ以下のサブキャリア、好ましくは3つ以下のサブキャリアによって離間されることを意味し得る。実際には、第1および第2のサブキャリアは、それらの非線形位相シフトのために周波数において十分近くにあり、高度の相関関係を表し得る。好ましくは、第1のサブキャリアはOFDM符号化光データ信号におけるサブキャリアの周波数分布において第2のサブキャリアに隣接する。
情報シンボルがそれぞれのサブキャリアにマッピングされた後、OFDM符号化データ信号は、従来のやり方で、たとえば、OFDM符号化データ信号に逆高速フーリエ変換を適用して時間領域信号を生成することと、時間領域信号によって光搬送波を変調することと、光ファイバを介して光搬送波を伝送することとによって伝送され得る。
発明の非線形補償は、伝送リンクに沿って分散対称を作成することによって向上され得る。当該方法はしたがって、たとえば逆高速フーリエ変換が行われる前に、OFDM符号化データ信号に電気的分散プレ補償を適用することを含む。
第1の局面による伝送準備処理は、好適にプログラミングされたコンピュータによって行なわれ得る。当該処理は、従来のOFDM(特にCO−OFDM)システムの一部であってもよく、たとえば、シンボルマッピング後であるが逆高速フーリエ変換が行われる前にデータ上で動作する。発明の第1の局面は、コンピュータ読取可能命令が記憶されたコンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータによって実行されると、上に記載した方法をコンピュータに行なわせるコンピュータプログラムプロダクトも提供する。
第2の局面によれば、本発明は、光ファイバ非線形性を補償する方法を提供する。当該方法は、光ファイバから直交周波数分割多重(OFDM)符号化光データ信号を受信することと、OFDM符号化光データ信号の第1のサブキャリアから第1の受信情報シンボルを検出することと、OFDM符号化光データ信号の第2のサブキャリアから第2の受信情報シンボルを検出することとを含み、第2のサブキャリアは周波数領域において第1のサブキャリアと隣り合い、第2の受信情報シンボルは、第1の受信情報シンボルのための位相共役パイロットであり、当該方法はさらに、第2の受信情報シンボルに基づいて第1の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することを含む。受信したOFDM符号化光データ信号は、発明の第1の局面の方法によって生成され得る。したがって、上述した発明の第1の局面の特徴は、発明の第2の局面によって共有されてもよく、再び述べない。
「第1の受信情報シンボルについての位相共役パイロット」という用語は、第2の受信情報シンボルが、第1のサブキャリア上に符号化されたオリジナルであった情報シンボルの複素共役(位相共役)として符号化されたことを意味し得る。しかしながら、伝送中にOFDM符号化光データ信号が経る非線形効果のために、第1の受信情報シンボルおよび第2の受信情報シンボルは、互いの複素共役ではなくなることになる。本発明は、初めに符号化された時の2つの情報シンボル間の関係を利用して、非線形効果を補償する。
第1の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することは、第1の受信情報シンボルおよび第2の受信情報シンボルの共役を平均することを含み得る。
上述したように、第1および第2のサブキャリアは、サブキャリアの周波数分布において互いに近くであり得、たとえば5つ以下のサブキャリア、好ましくは3つ以下のサブキャリアによって離間される。実際には、第1および第2のサブキャリアは、それらの非線形位相シフトのために周波数において十分近くにあり、高度の相関関係を表し得る。好ましくは、第1のサブキャリアは、OFDM符号化光データ信号のサブキャリアの周波数分布において第2のサブキャリアに隣接する。
当該方法は、第1の受信情報シンボルおよび第2の受信情報シンボルに基づいて、推定非線形歪みを算出することを含み得る。有利に、この推定非線形歪みは、他の情報シンボルが経た非線形効果を補償するために用いられてもよい。これは、あらゆる伝達された情報シンボルに複素共役を提供する必要なしに補償を行なうことができることを意味する。したがって、当該方法は、OFDM符号化光データ信号の第3のサブキャリアから第3の受信情報シンボルを検出することと、推定非線形歪みに基づいて第3の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することとを含み得る。補償は、第3のサブキャリアが周波数領域において第1のサブキャリアと隣り合う、つまり、5つ以下のサブキャリアによって離間される場合に特に効果的である。サブキャリアの数が十分に大きいか、または信号の帯域幅が十分に小さい場合、第1のサブキャリアは、5つ以上の介在するサブキャリア、たとえば6つ、7つ、8つ、9つ、またはそれ以上の介在するサブキャリアによって第3のサブキャリアから離間され得る。
実際は、推定非線形歪みを用いて、周波数領域の第1のサブキャリアの辺りに位置する複数のサブキャリアによって伝達された複数の受信情報シンボルの非線形歪みを補償してもよい。
第1の局面と同様に、発明の第2の局面は、受信信号中に複数の情報シンボル共役ペアが符号化されている時に特に有益である。共役ペアがOFDM符号化信号の周波数帯を介して広げられると、非線形補償は、共役ペアを有するか否かにかかわらず、あらゆるサブキャリアによって伝達される情報シンボルに対して行なわれ得る。
したがって、発明の第2の局面は、光ファイバ非線形性を補償する方法として表現されてもよく、当該方法は、光ファイバから直交周波数分割多重(OFDM)符号化光データ信号を受信することと、OFDM符号化光データ信号の第1のペアのサブキャリアから第1のペアの非線形補償情報シンボルを検出することとを含み、第1のペアの非線形補償情報シンボルは、OFDM符号化光データ信号の第1のサブキャリアからの第1の受信情報シンボルと、OFDM符号化光データ信号の第2のサブキャリアからの第2の受信情報シンボルとを含み、第2のサブキャリアは、周波数領域において第1のサブキャリアと隣り合い、第2の受信情報シンボルは、第1の受信情報シンボルについての位相共役パイロットであり、当該方法はさらに、OFDM符号化光データ信号の第2のペアのサブキャリアから第2のペアの非線形補償情報シンボルを検出することを含み、第2のペアの非線形補償情報シンボルは、OFDM符号化光データ信号の第3のサブキャリアからの第3の受信情報シンボルと、OFDM符号化光データ信号の第4のサブキャリアからの第4の受信情報シンボルとを含み、第4のサブキャリアは、周波数領域において第3のサブキャリアと隣り合い、第4の受信情報シンボルは、第3の受信情報シンボルについての位相共役パイロットであり、当該方法はさらに、第1の受信情報シンボルおよび第2の受信情報シンボルに基づいて、第1の推定非線形歪みを算出することと、第3の受信情報シンボルおよび第4の受信情報シンボルに基づいて、第2の推定非線形歪みを算出することと、OFDM符号化光データ信号の周波数領域において第1のペアのサブキャリアと第2のペアのサブキャリアとの間に位置する複数のサブキャリアによって伝達された複数の受信情報シンボルを検出することと、第1の推定非線形歪みおよび第2の推定非線形歪みに基づいて、複数の受信情報シンボルの各々における非線形位相シフトを補償することとを含む。
補償するステップ自体は、多くのやり方で行なわれ得る。たとえば、所与の共役ペアについて算出された同じ推定非線形歪みを用いて、その共役ペアに最も近いすべてのサブキャリアである情報シンボルを補償してもよい。したがって、当該方法は、各それぞれの受信情報シンボルのサブキャリアが、OFDM符号化光データ信号の周波数領域において第1のペアのサブキャリアまたは第2のペアのサブキャリアにより近いかを判定することと、サブキャリアが第1のペアのサブキャリアにより近い場合、第1の推定非線形歪みをそのそれぞれの受信情報シンボルに適用することと、サブキャリアが第2のペアのサブキャリアにより近い場合、第2の推定非線形歪みをそのそれぞれの受信情報シンボルに適用することとを含む。
あるいは、非線形歪みは、あるやり方では共役ペアどうしの間で変動すると想定され得る。たとえば、特に共役ペアが周波数において比較的近い場合、非線形歪みは隣接する共役ペアどうしの間でほぼ直線的に変動すると想定され得る。したがって、当該方法は、第1の推定非線形歪みおよび第2の推定非線形歪みに基づいて、推定非線形歪みの直線的変動を周波数によって内挿することを含み、複数の受信情報シンボルの各々において非線形位相シフトを補償することは、そのサブキャリアの周波数に基づいて、複数の受信情報シンボルの各々に、内挿された推定非線形歪みを適用することを含む。
第1の局面と同様に、発明の第2の局面は、上に概説した方法ステップに対応するソフトウェア命令を実行する好適にプログラミングされたコンピュータ上で実施され得る。
要約すると、上に提案した位相共役パイロット方式は、単純で、低価格でかつフレキシブルなやり方で実施することができ、変調フォーマットまたはファイバリンクプロパティに対してトランスペアレントであり得る。当該技術はデジタルであるため、いずれのハードウェア変更および要件もなしに、(分散補償モジュールの有無に関わらず)短距離から長距離リンクに及ぶ任意の光リンクに適用することができ、それによって実施の際の自由度をもたらす。
図面の概要
添付の図面を参照して、発明の例について以下に述べる。
位相共役パイロットと関連サブキャリアとの関係を示す概略図である。 発明の実施形態である非線形補償技術を実施するのに好適な偏光多重(PDM)コヒーレント光直交周波数分割多重(CO−OFDM)方式のブロック図である。 図2に示されるレシーバのブロック図である。 発明の実施形態である非線形補償技術を用いる時に図2のシステムを介して伝送される複数の信号についての起動パワーの関数としてのQ値を示すグラフである。 図2のシステムのための一組の受信信号点配置図であり、各受信信号点配置図は、発明の実施形態である非線形補償技術を用いた時の異なる量の位相共役パイロットオーバーヘッドに対応する図である。 発明の実施形態である補償技術を用いた時の、位相共役パイロットオーバーヘッドの関数としてのQ値向上を示すグラフである。
詳細な説明、さらなる選択肢、および優先度
発明の補償技術の背景にある概念は、上述した既知の位相共役ツインウェーブ(PC−TW)概念[10]との比較によって理解することができる。PC−TW概念は、複素信号波形と、x偏光およびy偏光におけるその位相共役とを伝送することによって作用する。本発明の補償技術は、信号全体がコピーされない点でこれとは異なる。その代わり、発明の補償技術は、いわゆる位相共役パイロット信号を伝送する目的で1つ以上のサブキャリアをOFDM方式で割当てる。各位相共役パイロット信号は、サブキャリアのうちの別のもの上で伝送された「実際の」データ信号の位相共役である。OFDM方式における周波数間隔は小さいことが多いため、隣り合うサブキャリアは、光ファイバ中を伝搬する間に同様の非線形歪みを経験する。したがって、光リンクの端部においては、隣り合うサブキャリア上の非線形位相シフトは深い相関関係を経験することになる。本発明は、OFDM帯域全体にわたって位相共役パイロットを挿入することによって非線形補償が実現され得るという認識に基づく。
本明細書において「隣り合う」とは、直接隣接する、つまり次の最も近いサブキャリアを意味してもよいし、近くの、たとえば0、1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上の中間サブキャリアのうちのいずれかによって離間されたサブキャリアであってもよい。
Figure 2017517925
位相共役パイロットを伝送することによって、その関連サブキャリアデータ上の非線形位相シフトを以下のように推定することができることが注目されるべきである:
Figure 2017517925
図1は、位相共役パイロットが別の2つのサブキャリアによってそのベースデータサブキャリアから離間される配置を示す。これらのサブキャリア間の周波数離調を最小化するためにそのベースデータサブキャリアからの小さな周波数分離のみにおいて位相共役パイロットを提供し、したがってこれらのサブキャリア間の非線形位相シフトの相関関係の可能性を増大させることが望ましい。たとえば、データを有するサブキャリアは、その位相共役パイロットの隣りに直接配置されてもよいし、多くのサブキャリア、たとえば1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、またはそれ以上によってそれから離間されてもよい。
第k番目のサブキャリア100に対する非線形歪みは、位相共役パイロットの助けによって以下のように推定することもできる:
Figure 2017517925
式(2)および(3)によって表わされる推定値を用いて、他の隣り合う、つまり近くのサブキャリア上の非線形歪みを補償することができる。この技術を適用することによって、OFDM方式におけるデータサブキャリアに対するファイバ非線形性減損を、サブキャリアのすべてのペアを共役させることなく補償することができる。
複数のデータサブキャリアおよびそれらの位相共役パイロットサブキャリアは、OFDM信号全体を介して分散され得る。分散は規則的であり得る。対応する位相共役パイロットのない複数のデータサブキャリアは、各データ/位相共役パイロットサブキャリアペアを離間し得る。周波数間隔が小さければ、対応する位相共役パイロットのないデータサブキャリア上の非線形歪みは、データ/位相共役パイロットサブキャリアペアと同様となる。したがって、非線形歪みは、最も近いペアのサブキャリアデータ上の推定非線形歪みおよび位相共役パイロットを用いて、対応する位相共役パイロットのないデータサブキャリアにおいて補償することができる。したがって、この方式を用いると、1つの位相共役パイロットを用いていくつかのサブキャリア上の非線形歪みを補償することができる。その結果、この方式における位相共役パイロットによるオーバーヘッドは、特定用途の要件に従って、相対的に軽減され、設計することができる。
リンクプロパティに依存して、位相共役パイロットが付随しないサブキャリア上の非線形歪みを様々なやり方で推定することができる。第1の方法は、一ペアのサブキャリアデータとその位相共役とからの同じ推定非線形歪みδを用いて、上記のようにこのペアを取り巻くサブキャリア上の非線形歪みを補償することである。第2の方法は、隣接する2ペアのサブキャリアデータおよびその位相共役パイロットからの推定非線形歪みの線形内挿を用いて、これらの2つのペアの中間のサブキャリア上の非線形歪みを補償することである。第2の方法については以下でさらに述べる。
発明の補償技術は、伝送リンクに沿って分散対称を生じさせるために電気的分散プレ補償(プレEDC)を適用することによって高められ得る。対称な分散マップを有することで、サブキャリアデータおよびその位相共役上の非線形歪みどうしの間の類似点を向上させ、したがって非線形性打消し方式の有効性をさらに向上させ得る。対称な分散マップを作成するために、プレEDCが次のように適用される:
Figure 2017517925
ここでX(O,ω)は伝送信号のスペクトルであり、Dはファイバ分散であり、λは波長であり、cは光速であり、Lは伝送距離である。
CO−OFDM方式では、プレEDCは、以下の式によってIFFTブロックの前に周波数領域において容易に実施することができる:
Figure 2017517925
kはサブキャリアインデックスであり、Δfは周波数間隔である。その結果、提供されるファイバ非線形補償技術をCO−OFDM伝送のためにプレEDCと容易に組合わせて、最良の性能を実現することができる。
図2は、偏光多重(PDM)CO−OFDMシステム200のブロック図を示す。該システムは、光ファイバ220の長さによって接続されたトランスミッタ側プロセスおよびレシーバ側プロセッサを含む。本発明のシミュレーションで得られたステップを説明する。
複数の機能的ブロック(以下ではプロセッサの「部分」と称する)として図2で表わされるトランスミッタ側プロセッサ201にデータストリーム202が入力される。これらの機能は、適宜ハードウェアまたはソフトウェアにおいて実装され得る。入力データストリーム202はx偏光およびy偏光に分割され、各々は次いで、シリアルパラレル変換部分204およびシンボルマッピング部分206によって、たとえば4位相偏移変調(QPSK)変調フォーマットを用いて、1920個のサブキャリア上にマッピングされる。複数の所定のサブキャリアには、位相共役のためにそれらを保留するために0がマッピングされている。
この段階において、つまりまだ周波数領域において、複数の位相共役パイロットがPCP追加部分208によって追加される。ここで、保留されていた複数の所定のサブキャリアの各々は、それぞれのサブキャリアの位相共役がそれにマッピングされている。
シンボルマッピング部分206およびPCP追加部分208によって行なわれる機能は、単一のシンボルマッピングブロックにおいて同時に行なわれてもよく、データおよびその位相共役がデータを搬送するサブキャリアおよびPCP上に同時にマッピングされる。
位相共役パイロットの追加に続いて、プレEDC部分210において上記の(たとえば式(5)を参照)電気的分散プレ補償がサブキャリアに対して行われる。サブキャリアはその後、逆高速フーリエ変換(IFFT)部分212によって時間領域に転送される。IFFTはサイズ2048であり、ゼロが残りを占める。
次いで、1つ以上のトレーニングシンボルが部分216において追加される前に、サブキャリアは部分214においてシリアルパラレル変換を受ける。次いで、デジタル-アナログ変換器218、I/Qモジュレータ222および偏光ビームスプリッタ224によって伝送のために信号が準備される。
OFDMの有益な期間は51.2nsである。ここで行われたシミュレーションでは、長距離のファイバリンク(光ファイバ220)は、損失パラメータが0.2dBkm−1、非線形性係数が1.22W−1km−1、分散度が16ps/nm/km、およびPMD係数が0.1ps/km0.5である80kmスパンのスタンダードシングルモードファイバ(SSMF)で構成されると想定される。ファイバスパン損失は、利得16dBおよび雑音指数4dBのエルビウム添加ファイバアンプ226(EDFA)によって補償される。
シミュレーションでは、自然放出増幅光(ASE)ノイズがインラインで追加された。トランスミッタおよびレシーバのレーザは同じ線幅100kHzを有する。シミュレートされた時間ウィンドウは、100個のOFDMシンボルを含む。
光ファイバ220を通って進行した後、信号は、光局部発振器(OLO)228が接続されているダイバーシティレシーバ230によって受信される。次いで、受信信号は、アナログ-デジタル変換器232による解釈のために準備される。アナログ-デジタル変換器232は信号を再サンプリングし、二偏光状態の同相の直角分をデジタル信号プロセッサ(DSP)234に提供する。
レシーバDSP234のブロック図を図3に示す。DSP234は、さらなる処理のために信号を直列から並列に変換するための第1の部分302と、重畳周波数領域等化器(OFDE)を用いて重畳保留法によって色分散補償を行なうための第2の部分304と、高速フーリエ変換を行なって信号を周波数領域に変形するための第3の部分306と、MIMO処理[17]によるゼロフォーシング推定法を用いて初期トレーニングシーケンスの援助によってチャネル推定および等化を行なうための第4の部分308と、非線形位相ノイズ(NLPN)推定を行なうための第5の部分310と、NLPN補償を行なうための第6の部分312とを有する。結果として得られる情報は、第7の部分314において復調され、次いでシンボルマッピング部分236に送られて復号される。復号後、適切なシリアルパラレル変換部分238を通ってデータが出力される。
位相共役パイロットを用いてNLPNを補償するために、レーザの位相ノイズおよびファイバ非線形性によって最初に導入された共通位相エラー(CPE)を補償することが必要である。このタスクは、[18]に示されるような位相共役パイロットの支援によって行うこともでき、本明細書ではさらに述べない。
シミュレーションでは、CPE補償後、線形内挿方式の有無に関わらず、位相共役パイロットが付随したサブキャリアデータの非線形位相ノイズを式(1)を用いて補償し、次いで他のサブキャリアの非線形位相ノイズを式(3)を用いて補償する。このステップは、復調のために信号が第7の部分314に送られる前に、第5の部分310および第6の部分312によって行なわれる。
図4は、異なる起動パワーについてQ値の挙動に注目することによって、上記のシミュレーションで用いられる位相共役パイロットの効果を実証するグラフである。図4は、サブキャリアの50%が位相共役パイロットに割当てられる(が、上述したようにオーバーヘッドはこれ未満であり得る)方式を、位相共役パイロットのない方式と比較する。図4は、プレEDC技術を追加的に適用することによって得られる結果も比較する。プレEDCおよび50%の位相共役パイロットが用いられると、システム性能における約4.5dBの向上が実現されることが分かる。この比較における伝送距離は3200kmである。
その上、位相共役パイロット補償技術が適用されると、非線形しきい値も6dB上昇する。この結果は、位相共役パイロットおよびその関連データサブキャリアをコヒーレントに平均することで、非線形位相ノイズを著しく軽減することができることを明らかに示す。この向上の結果、より長い伝送距離を実現することができる。図4は、6400kmの伝送距離後の、位相共役パイロットが50%であるシステムの性能も示す。このシステムは、3200kmの伝送距離後の位相共役パイロットのないOFDM方式と比較して、性能の面で約1.5dBのメリットがある。この重要な比較は、発明の位相共役パイロット技術によりスペクトル効率および伝送距離の積を著しく増大することができることを示す。
図4に表されたシミュレーション結果は、各サブキャリアデータをその位相共役パイロットとともに伝送することによって、システム性能を著しく向上させることができることを明らかに示す。この実装例は最良の性能を提示するが、50%のオーバーヘッドを必要とする。位相共役パイロット補償技術を適用する際の必要なオーバーヘッドは、一ペアのサブキャリアデータおよびその位相共役パイロットに対して推定非線形歪みを用いて、他のサブキャリア上の非線形歪みを補償することによって減少させることができることを先のセクションにおいて述べた。具体的には、一位相共役パイロットを用いて33%、25%、20%、またはそれより小さいオーバーヘッドを犠牲にしてそれぞれ2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のデータサブキャリアの非線形歪みを補償することができる。図5では、ファイバ非線形補償のための位相共役パイロットの有無によるシステムの受信信号点配置図を、位相共役パイロットオーバーヘッドの異なる値について示す。図5(a)は、位相共役パイロットのない受信信号点配置図である。図5(b)は、位相共役パイロットオーバーヘッドが20%の受信信号点配置図である(各パイロットは4つのデータサブキャリアを補償する)。図5(c)は、位相共役パイロットオーバーヘッドが25%の受信信号点配置図である(各パイロットは3つのデータサブキャリアを補償する)。図5(d)は、位相共役パイロットオーバーヘッドが50%の受信信号点配置図である(各パイロットは1つのデータサブキャリアを補償する)。このシミュレーションでは、伝送距離は1200km、起動パワーは6dBmであった。位相共役パイロットによるオーバーヘッドと性能との間のトレードオフを明確に観察することができる。位相共役パイロットの伝送によるオーバーヘッドが大きくなるほど性能が向上する。
位相共役パイロットによるオーバーヘッドの関数としてのdBにおけるシステム性能の向上を図6に示す。システム性能の向上は、最適な起動パワーポイントにおいて規定される。オーバーヘッドが50%、33%、および20%であれば、システム性能の実現可能な向上は、それぞれ4.6dB、3.2dB、および2.1dBである。その結果、オーバーヘッドと性能向上との間のトレードオフにより、提案されるファイバ非線形補償技術は、光リンク要件に従って適応して適用され得る。
前述したように、一ペアのサブキャリアデータおよびその位相共役パイロット上の推定非線形歪みを用いて、線形内挿方式の有無に関わらず他の周囲のサブキャリア上の非線形歪みを補償することができる。オーバーヘッドが50%、33%、および20%であれば、システム性能の実現可能な向上は、それぞれ約4.6dB、3.2dBおよび2.1dB、または1%のオーバーヘッドごとにおよそ0.1dBである。実際のシステムでは、CPE(4〜10%)について最小のオーバーヘッドが必要とされ、このオーバーヘッドを用いて、追加的なオーバーヘッドなしに一定レベルの非線形補償を提供し得る。
参考文献
Figure 2017517925
Figure 2017517925

Claims (15)

  1. 光ファイバに沿った伝送のために光データ信号を準備する方法であって、前記方法は、
    複数の非線形補償情報シンボルペアを、直交周波数分割多重(OFDM)符号化データ信号のサブキャリアのそれぞれのペアにマッピングすることを含み、前記複数の非線形補償情報シンボルペアの各々は、
    第1のサブキャリアにマッピングされたデータ情報シンボルと、
    第2のサブキャリアにマッピングされた前記データ情報シンボルの複素共役とを含み、
    前記第2のサブキャリアは、周波数領域において第1のサブキャリアと隣り合い、
    他のサブキャリアによって搬送されるデータ情報シンボルの複素共役を伝達する前記OFDM符号化光データ信号におけるサブキャリアの割合は50%以下である、方法。
  2. 前記複数の非線形補償情報シンボルペアは、前記OFDM符号化データ信号におけるサブキャリアの周波数分布によって規則的に離間される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記割合は30%以下である、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のサブキャリアは前記OFDM符号化光データ信号におけるサブキャリアの周波数分布において前記第2のサブキャリアに隣接する、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記OFDM符号化データ信号に逆高速フーリエ変換を適用して時間領域信号を生成することと、
    前記時間領域信号によって光搬送波を変調することと、
    光ファイバを介して前記光搬送波を伝送することとを含む、先行する請求項のうちいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記OFDM符号化データ信号に電気的分散プレ補償を適用することを含む、請求項5に記載の方法。
  7. コンピュータ読取可能命令が記憶されたコンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータによって実行されると、請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の方法を前記コンピュータに行なわせる、コンピュータプログラムプロダクト。
  8. 光ファイバ非線形性を補償する方法であって、前記方法は、
    光ファイバから直交周波数分割多重(OFDM)符号化光データ信号を受信することと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第1のサブキャリアから第1の受信情報シンボルを検出することと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第2のサブキャリアから第2の受信情報シンボルを検出することとを含み、前記第2のサブキャリアは周波数領域において前記第1のサブキャリアと隣り合い、前記第2の受信情報シンボルは、前記第1の受信情報シンボルのための位相共役パイロットであり、前記方法はさらに、
    前記第2の受信情報シンボルに基づいて前記第1の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することと、
    前記第1の受信情報シンボルおよび前記第2の受信情報シンボルに基づいて、推定非線形歪みを算出することと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第3のサブキャリアから第3の受信情報シンボルを検出することとを含み、前記第3のサブキャリアは前記周波数領域において前記第1のサブキャリアと隣り合い、前記方法はさらに、
    前記推定非線形歪みに基づいて、前記第3の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することを含む、方法。
  9. 前記第1の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することは、前記第1の受信情報シンボルおよび前記第2の受信情報シンボルの共役を平均することを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1のサブキャリアは、前記OFDM符号化光データ信号のサブキャリアの周波数分布において前記第2のサブキャリアに隣接する、請求項8または9に記載の方法。
  11. 前記推定非線形歪みを前記複数の受信情報シンボルの各々に適用することによって、前記周波数領域において前記第1のサブキャリアの辺りに位置する複数のサブキャリアによって伝達される複数の受信情報シンボルの非線形位相シフトを補償することを含む、請求項8に記載の方法。
  12. 光ファイバ非線形性を補償する方法であって、前記方法は、
    光ファイバから直交周波数分割多重(OFDM)符号化光データ信号を受信することと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第1のペアのサブキャリアから第1のペアの非線形補償情報シンボルを検出することを含み、前記第1のペアの非線形補償情報シンボルは、
    前記OFDM符号化光データ信号の第1のサブキャリアからの第1の受信情報シンボルと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第2のサブキャリアからの第2の受信情報シンボルとを含み、
    前記第2のサブキャリアは、周波数領域において前記第1のサブキャリアと隣り合い、
    前記第2の受信情報シンボルは、前記第1の受信情報シンボルについての位相共役パイロットであり、前記方法はさらに、
    前記OFDM符号化光データ信号の第2のペアのサブキャリアから第2のペアの非線形補償情報シンボルを検出することを含み、前記第2のペアの非線形補償情報シンボルは、
    前記OFDM符号化光データ信号の第3のサブキャリアからの第3の受信情報シンボルと、
    前記OFDM符号化光データ信号の第4のサブキャリアからの第4の受信情報シンボルとを含み、
    前記第4のサブキャリアは、前記周波数領域において前記第3のサブキャリアと隣り合い、
    前記第4の受信情報シンボルは、前記第3の受信情報シンボルについての位相共役パイロットであり、前記方法はさらに、
    前記第1の受信情報シンボルおよび前記第2の受信情報シンボルに基づいて、第1の推定非線形歪みを算出することと、
    前記第3の受信情報シンボルおよび前記第4の受信情報シンボルに基づいて、第2の推定非線形歪みを算出することと、
    前記OFDM符号化光データ信号の前記周波数領域において前記第1のペアのサブキャリアと前記第2のペアのサブキャリアとの間に位置する複数のサブキャリアによって伝達された複数の受信情報シンボルを検出することと、
    前記第1の推定非線形歪みおよび前記第2の推定非線形歪みに基づいて、前記複数の受信情報シンボルの各々において非線形位相シフトを補償することとを含む、方法。
  13. 前記複数の受信情報シンボルの各々において非線形位相シフトを補償することは、
    各それぞれの受信情報シンボルのサブキャリアが、前記OFDM符号化光データ信号の前記周波数領域において前記第1のペアのサブキャリアまたは前記第2のペアのサブキャリアにより近いかを判定することと、
    前記サブキャリアが前記第1のペアのサブキャリアにより近い場合、前記第1の推定非線形歪みをそのそれぞれの受信情報シンボルに適用することと、
    前記サブキャリアが前記第2のペアのサブキャリアにより近い場合、前記第2の推定非線形歪みをそのそれぞれの受信情報シンボルに適用することとを含む、請求項12に記載の方法。
  14. 前記第1の推定非線形歪みおよび前記第2の推定非線形歪みに基づいて、推定非線形歪みの直線的変動を周波数によって内挿することを含み、前記複数の受信情報シンボルの各々において非線形位相シフトを補償することは、そのサブキャリアの周波数に基づいて、前記複数の受信情報シンボルの各々に、内挿された推定非線形歪みを適用することを含む、請求項12に記載の方法。
  15. コンピュータ読取可能命令が記憶されたコンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータによって実行されると、請求項8〜14のうちいずれか1項に記載の方法を前記コンピュータに行なわせる、コンピュータプログラムプロダクト。
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