JP6589406B2 - プレフィルドシリンジ - Google Patents
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Description
前記バレルの内孔内を前後に摺動可能に配され、かつ後端にプランジャーロッド螺着用の雌ねじ部分を有するネジ孔が凹設されるガスケット、
前端に、前記雌ねじ部分と螺着可能な雄ねじ部分を有するネジ軸部を突出させたプランジャーロッド、
及び前記雌ねじ部分との螺合によって前記ガスケットを拡径でき、前記バレルの内周面とガスケットとの接触圧を高めうる拡径部材を含み、
前記ネジ孔は、前記雌ねじ部分の前端側に、前記拡径部材よりも大径をなし前記拡径部材を収容可能な収容室を具え、
前記拡径部材は、前記プランジャーロッドとは別体をなし、かつ前記拡径部材は、前記プランジャーロッドが前記ネジ孔に螺着する際の螺進に伴って前進し、前記収容室内に押し出されることにより、前記ガスケットの拡径を解除して前記接触圧を減じるとともに、
前記ネジ軸部と前記拡径部材とに、前記ネジ軸部の前端面に形成される第2係合部分と前記拡径部材の後端面に形成される第1係合部分とからなり、前記拡径部材を、前記ネジ軸部と軸心廻りで一体に螺回転させるための係合部が配され、
前記第1係合部分と前記第2係合部分とは、前記軸心廻りの回転方向に対して直交する向きの係止面をそれぞれ具えることを特徴としている。
図1において、プレフィルドシリンジ1は、注射液2が充填される筒状のバレル3と、前記バレル3の内孔3H内を前後に摺動可能に配されるガスケット4と、前記ガスケット4の後端に形成されるネジ孔5に螺着されるプランジャーロッド6と、前記ネジ孔5と螺合してガスケット4を拡径させる拡径部材7とを含んで構成される。
バレル3内かつキャップ8とガスケット4との間に注射液2が密封され、かつプランジャーロッドが螺着される前のプレフィルドシリンジを、下記の条件にて放置した。
注射液として、純水を使用、
放置温度:40℃、
放置時間:一週間、
気密性のテストに用いたプレフィルドシリンジのガスケット4から、拡径部材7を取り外した後(実施例5では収容室5B内に押し出した後)、プランジャーロッドを螺着した。そして、オートグラフ(島津製作所製)を用い、下記の条件にてプランジャーロッドを押進させたときのバレル3とガスケット4との摺動抵抗を測定し、従来例を100とする指数で評価した。
試験機:オートグラフ(島津製作所製)、
試験温度:室温、
試験速度(押進速度):5mm/秒、
バレル3内に装着されたガスケット4のネジ孔5に、拡径部材7を手動により取り付けた。そのときの取り付け性を、次の3段階にて評価した。○(雌ねじ部分5Aの前端までスムーズに螺入することができる)、△(雌ねじ部分5Aの前端までスムーズに螺入することができない)。×(重くて、螺入することができない)。
2 注射液
3 バレル
3H 内孔
3S 内周面
4 ガスケット
5 ネジ孔
5A 雌ねじ部分
5B 収容室
6 プランジャーロッド
6B ネジ軸部
7 拡径部材
10 周溝
11 被覆層
15 係合部
20 取外し治具
21 係合部
Claims (4)
- 注射液が充填される筒状のバレル、
前記バレルの内孔内を前後に摺動可能に配され、かつ後端にプランジャーロッド螺着用の雌ねじ部分を有するネジ孔が凹設されるガスケット、
前端に、前記雌ねじ部分と螺着可能な雄ねじ部分を有するネジ軸部を突出させたプランジャーロッド、
及び前記雌ねじ部分との螺合によって前記ガスケットを拡径でき、前記バレルの内周面とガスケットとの接触圧を高めうる拡径部材を含み、
前記ネジ孔は、前記雌ねじ部分の前端側に、前記拡径部材よりも大径をなし前記拡径部材を収容可能な収容室を具え、
前記拡径部材は、前記プランジャーロッドとは別体をなし、かつ前記拡径部材は、前記プランジャーロッドが前記ネジ孔に螺着する際の螺進に伴って前進し、前記収容室内に押し出されることにより、前記ガスケットの拡径を解除して前記接触圧を減じるとともに、
前記ネジ軸部と前記拡径部材とに、前記ネジ軸部の前端面に形成される第2係合部分と前記拡径部材の後端面に形成される第1係合部分とからなり、前記拡径部材を、前記ネジ軸部と軸心廻りで一体に螺回転させるための係合部が配され、
前記第1係合部分と前記第2係合部分とは、前記軸心廻りの回転方向に対して直交する向きの係止面をそれぞれ具えることを特徴とするプレフィルドシリンジ。 - 前記拡径部材の最大外径D1は、雌ねじ部分の最大内径D2の1.0倍より大かつ1.2倍以下であることを特徴とする請求項1記載のプレフィルドシリンジ。
- 前記ガスケットは、その外周面及び前端面が樹脂フィルムからなる被覆層で覆われることを特徴とする請求項1又は2記載のプレフィルドシリンジ。
- 前記ガスケットは、その外周面に、周方向にのびる少なくとも1本の周溝が形成されることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のプレフィルドシリンジ。
Priority Applications (1)
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JP2015122220A JP6589406B2 (ja) | 2015-06-17 | 2015-06-17 | プレフィルドシリンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015122220A JP6589406B2 (ja) | 2015-06-17 | 2015-06-17 | プレフィルドシリンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017006209A JP2017006209A (ja) | 2017-01-12 |
JP6589406B2 true JP6589406B2 (ja) | 2019-10-16 |
Family
ID=57760763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015122220A Active JP6589406B2 (ja) | 2015-06-17 | 2015-06-17 | プレフィルドシリンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
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Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3296025B2 (ja) * | 1993-05-21 | 2002-06-24 | ニプロ株式会社 | 薬液充填式注射器 |
JPH08164205A (ja) * | 1993-12-30 | 1996-06-25 | Eisai Co Ltd | プレフィルドシリンジおよびガスケットの抜け防止治具、該治具を用いた滅菌方法 |
JP6673822B2 (ja) * | 2013-10-07 | 2020-03-25 | エスアイオーツー・メディカル・プロダクツ・インコーポレイテッド | 切り替え可能なプランジャー、フィルムコーテッドプランジャー及び関連のシリンジアセンブリ |
-
2015
- 2015-06-17 JP JP2015122220A patent/JP6589406B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2017006209A (ja) | 2017-01-12 |
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