JP6589360B2 - 表示装置および表示装置の駆動方法 - Google Patents

表示装置および表示装置の駆動方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6589360B2
JP6589360B2 JP2015094024A JP2015094024A JP6589360B2 JP 6589360 B2 JP6589360 B2 JP 6589360B2 JP 2015094024 A JP2015094024 A JP 2015094024A JP 2015094024 A JP2015094024 A JP 2015094024A JP 6589360 B2 JP6589360 B2 JP 6589360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
period
pixel
light source
unit
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015094024A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016212181A (ja
Inventor
伸基 中島
伸基 中島
隆嗣 相崎
隆嗣 相崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JVCKenwood Corp
Original Assignee
JVCKenwood Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JVCKenwood Corp filed Critical JVCKenwood Corp
Priority to JP2015094024A priority Critical patent/JP6589360B2/ja
Priority to US15/137,192 priority patent/US10019951B2/en
Publication of JP2016212181A publication Critical patent/JP2016212181A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6589360B2 publication Critical patent/JP6589360B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/3406Control of illumination source
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/2007Display of intermediate tones
    • G09G3/2018Display of intermediate tones by time modulation using two or more time intervals
    • G09G3/2022Display of intermediate tones by time modulation using two or more time intervals using sub-frames
    • G09G3/2025Display of intermediate tones by time modulation using two or more time intervals using sub-frames the sub-frames having all the same time duration
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G3/00Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes
    • G09G3/20Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters
    • G09G3/34Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source
    • G09G3/36Control arrangements or circuits, of interest only in connection with visual indicators other than cathode-ray tubes for presentation of an assembly of a number of characters, e.g. a page, by composing the assembly by combination of individual elements arranged in a matrix no fixed position being assigned to or needed to be assigned to the individual characters or partial characters by control of light from an independent source using liquid crystals
    • G09G3/3611Control of matrices with row and column drivers
    • GPHYSICS
    • G09EDUCATION; CRYPTOGRAPHY; DISPLAY; ADVERTISING; SEALS
    • G09GARRANGEMENTS OR CIRCUITS FOR CONTROL OF INDICATING DEVICES USING STATIC MEANS TO PRESENT VARIABLE INFORMATION
    • G09G2320/00Control of display operating conditions
    • G09G2320/02Improving the quality of display appearance
    • G09G2320/0252Improving the response speed

Description

本発明は、表示装置および表示装置の駆動方法に関する。
液晶表示素子を用いた表示装置では、動画像の表示に対して液晶の応答速度が十分ではなく、動画像の表示品質に不満があった。そのため、従来では、映像信号の各フレームに液晶の透過率を略0%として黒の表示を行う黒表示期間を挿入することで、動画性能を向上させることが行われていた。また、特許文献1には、液晶表示素子を用いた投射装置において、動画像の表示品質をさらに改善するために、映像信号中に黒表示期間を挿入すると共に、黒表示期間において絞り機構を全閉に制御して、動画性能のさらなる向上を図った技術が開示されている。
特開2013−168834号公報
しかしながら、液晶の特性から、黒表示期間への遷移、例えば液晶の透過率が略100%の状態から略0%の状態への遷移に一定の遅延時間(例えば数msec)が存在し、黒表示期間の挿入の効果が十分ではなかったという問題点があった。そのため、映像信号に対する黒表示期間の挿入により動画像の表示品質を十分に改善することが困難であった。
また、特許文献1の技術によれば、黒表示期間において絞り機構を全閉としているため、動画像の表示品質の改善が期待される。しかしながら、特許文献1では、絞り機構をフレーム単位で開閉させる必要があり、制御が複雑となってしまうおそれがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、液晶表示素子による動画像の表示品質を向上させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、映像信号に従い画素毎にオンおよびオフが制御される表示素子の画素それぞれを、映像信号のフレーム周期の一端および他端の少なくとも一方を予め定められた第1の期間内においてオフに制御する液晶表示制御部と、表示素子に対して第1の期間を含む第2の期間内において光を照射する光源の発光を停止する光源制御部とを備え、第1の周期は、フレーム周期より短く、液晶表示制御部の前記画素のオンおよびオフの制御は、全画素一斉に行われ、第1の期間の画素のオフ制御は全画素に対して一斉に行われ、第1の期間と第2の期間内の光源を停止する期間を一致させ、第1の期間以外は光源を一定の光量で発光させることを特徴とする。
本発明によれば、液晶表示素子による動画像の表示品質を向上させることが可能となるという効果を奏する。
図1は、各実施形態に適用可能な表示システムの一例の構成を示す図である。 図2は、第1の実施形態に係る投射装置の一例の構成を概略的に示すブロック図である。 図3は、第1の実施形態に係る光源制御を説明するためのタイムチャートである。 図4は、既存技術によるディジタル駆動パターンの例を示す図である。 図5は、液晶の特性について説明するための図である。 図6は、第1の実施形態に係る、黒表示期間を挿入したディジタル駆動パターンの例を示す図である。 図7は、表示素子の各画素の例を示す図である。 図8は、第1の実施形態に係る、表示素子における各画素のオン/オフ制御と、光源の発光制御との関係の例を示す図である。 図9は、第2の実施形態に係る投射装置の一例の構成を示すブロック図である。 図10は、表示素子の構成例を、光の入射方向と平行な方向の断面により示す図である。 図11は、表示素子の特性の例を示す図である。 図12は、第2の実施形態に係る映像処理・駆動部および画素電極部の構成の例を示すブロック図である。 図13は、第2の実施形態に係る画素回路の一例の構成を示すブロック図である。 図14は、第2の実施形態に係る、信号変換部、誤差拡散部、フレームレートコントロール部およびサブフレームデータ作成部における処理の流れを説明するための図である。 図15は、第2の実施形態に係るフレームレートコントロールテーブルの例を示す図である。 図16は、第2の実施形態に適用可能な駆動階調テーブルの例を示す図である。 図17は、第2の実施形態に係る制御の例を示すタイムチャートである。
以下に添付図面を参照して、表示装置および表示装置の駆動方法の好適な実施形態を詳細に説明する。係る実施形態に示す具体的な数値および外観構成などは、本発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本発明に直接関係のない要素は詳細な説明および図示を省略している。
図1は、各実施形態に適用可能な表示システムの一例の構成を示す。図1において、表示装置としての投射装置100は、光源および表示素子を備える。投射装置100は、光源から射出された光を、映像出力装置101から供給された映像信号に基づき表示素子により変調して、映像信号に応じた投射光として出射する。投射装置100から出射された投射光は、スクリーンなどの被投射媒体102に投射され、被投射媒体102上に、映像信号に応じた投射映像として表示される。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る投射装置について説明する。図2は、第1の実施形態に係る投射装置の一例の構成を概略的に示す。図2において、図1の投射装置100に対応する投射装置100aは、映像処理部110と、駆動部111と、サブフレーム作成部112と、光源制御部113と、投射部122とを備える。また、投射部122は、光源120と表示素子121とを含む。
映像処理部110に対して映像信号が入力される。ここで、映像信号は、所定のフレーム周期(例えば60フレーム/秒)でフレーム画像が更新される動画像を表示するためのディジタル方式の映像信号であるものとする。これに限らず、アナログ方式の映像信号を例えば映像処理部110においてディジタル方式の映像信号に変換してもよい。また、説明のため、映像信号は、画素毎に、階調値「0」〜階調値「12」の13階調を表現可能であるものとする。ここで、階調値「0」および階調値「12」は、それぞれ黒表示および白表示に対応し、階調値「1」〜階調値「11」は、階調値に応じた明るさの中間調表示に対応する。
映像処理部110は、入力された映像信号から、フレームの先頭を示すフレーム同期信号Vsyncと、画素毎の階調情報Gradとを抽出する。階調情報Gradは、画素の階調値(輝度値)を含む。映像処理部110は、抽出した階調情報Gradを駆動部111に供給する。また、映像処理部110は、抽出したフレーム同期信号Vsyncをサブフレーム作成部112に供給する。
サブフレーム作成部112は、映像処理部110から供給されたフレーム同期信号Vsyncに基づき、1フレーム周期を等分割した分割周期を作成する分割周期作成部である。この分割周期を、以下、サブフレームと呼ぶ。この例では、サブフレーム作成部112は、例えば、1フレーム周期を分割数を12として等分割し、12のサブフレームSF1、SF2、…、SF12を作成する。
サブフレーム作成部112は、例えば、分割した各サブフレームSF1、SF2、…、SF12のタイミングを示すサブフレーム同期信号SFsyncを生成し、生成したサブフレーム同期信号SFsyncを、フレーム同期信号Vsyncと共に出力する。サブフレーム作成部112から出力されたフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncは、それぞれ駆動部111および光源制御部113に供給される。
光源制御部113は、光源120の発光を制御するための光源制御信号を、サブフレーム作成部112から供給されたフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncに基づき生成する。光源120は、例えば半導体レーザであって、光源制御部113から供給された光源制御信号に従い、少なくともレーザ光の発光および発光の停止が制御される。また、光源120は、光源制御信号に従い、発光タイミングが、少なくとも上述のサブフレーム単位で制御可能とされている。
なお、光源120は、発光タイミングがサブフレーム単位で制御可能であり、応答速度が高速であれば、他の種類の光源であってもよい。例えば、光源としてLED(Light Emitting Diode)を用いてもよい。
一方、駆動部111は、映像処理部110から供給された画素毎の階調情報Gradと、サブフレーム作成部112から供給されたフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncとに基づき、表示素子121を駆動するための駆動信号を生成する。駆動信号は、表示素子121に供給される。
表示素子121は、画素がマトリクス状に配置され、駆動部111から供給された、映像信号に基づく駆動信号に従い、光源120から入射された光を画素毎に変調して射出する。第1の実施形態では、表示素子121として、液晶の特性を用いた液晶表示素子を用いる。液晶表示素子は、画素毎の画素電極と、各画素に共通する共通電極との間に液晶を挟み込み、画素電極により映像信号に応じて画素毎に電圧を印加することで特定の偏光方向の光に対する液晶の透過率を変化させ、映像の表示を行う。
第1の実施形態では、表示素子121として、反射型の液晶表示素子を用いる。反射型の液晶表示素子では、照射された光は、入射面から液晶層を通過して反射面に照射され、反射面で反射されて再び液晶層を通過して入射面から外部に射出される。反射型の液晶表示素子は、入射された光の偏光状態を変化させて射出するため、偏光ビームスプリッタなどを用いて入射光と出射光を偏光分離する。
次に、第1の実施形態に係る制御について、より具体的に説明する。第1の実施形態では、駆動部111は、ディジタル駆動方式により表示素子121を駆動して、表示素子121による表示を制御する。すなわち、駆動部111は、液晶を用いた表示素子121による表示を制御する液晶表示制御部として機能する。第1の実施形態に係るディジタル駆動方式では、駆動部111は、画素をオン状態と、オフ状態との2状態で制御する。なお、オン状態は、例えば液晶の透過率が最も高い状態であって、液晶に白色の光を入射した場合に略白の表示(白表示)となる状態である。また、オフ状態は、例えば液晶の透過率が最も低い状態であって、液晶に白色の光を入射した場合に略黒の表示(黒表示)となる状態である。また、駆動部111は、ある画素について、1フレーム周期内のサブフレームのうち、1フレーム周期の先端または後端から、当該画素の階調値に応じた数の連続したサブフレームを選択し、選択したサブフレームにおいてオン状態に制御し、それ以外のサブフレームにおいてオフ状態に制御することで、当該画素において階調を表現する。
第1の実施形態では、光源120の発光および発光停止を、1フレーム周期内で制御する。このとき、1フレーム周期の先端および後端の何れか一方を含む所定期間において光源120の発光を停止し、それ以外の期間において光源120を発光させる。このように、1フレーム周期の先端または後端に、光源120の発光が停止される期間を設けることにより、液晶が黒表示状態に遷移する際の、液晶の反応の遅延による非黒表示状態をマスクすることが可能となる。
図3のタイムチャートを用いて、第1の実施形態に係る光源制御について、より具体的に説明する。図3において、右方向に向けて時間が進行する。図3(a)は、フレーム周期を表すフレーム同期信号Vsyncの例を示す。信号の立ち上がりエッジから、次の立ち上がりエッジまでを、1フレーム周期とする。
図3(b)は、サブフレーム周期を表すサブフレーム同期信号SFsyncの例を示す。フレーム同期信号Vsyncと同様に、サブフレーム同期信号SFsyncも、信号の立ち上がりエッジから、次の立ち上がりエッジまでを、1サブフレームの期間とする。図3(b)の例では、1フレーム周期を12のサブフレームSF1〜SF12に等分割している。
図3(d)は、既存技術による光源120の発光制御の例を示す。既存技術においては、図3(d)に斜線を付して示しているように、全てのサブフレームSF1〜SF12において、光源120を発光(ON)させていた。
ここで、第1の実施形態に適用可能なディジタル駆動方式について概略的に説明する。図4は、既存技術によるディジタル駆動パターンの例を示す。図4では、階調値とサブフレームと画素のオン/オフ制御との関係の例が示されている。図4において、各列は、左から右に向けてサブフレームSF1、SF2、…、SF12とされている。これらのうち、サブフレームSF1がフレーム周期の先頭のサブフレーム、サブフレームSF12がフレーム周期の後端のサブフレームとする。また、図4において、各行は、上から下に向けて階調値が0から1ずつ増加する。階調値「0」が最も低い(暗い)階調であり、階調値「12」が最も高い(明るい)階調である。
駆動部111は、画素の階調値に応じた数のサブフレームを、フレーム周期の先端から連続的に選択し、選択したサブフレームにおいて、当該画素をオン状態に制御する。図4において、斜線を付して示す値「1」のセルは、画素をオン状態に制御することを示し、値「0」のセルは、画素をオフ状態に制御することを示す。
例えば、ある画素の階調値が「3」である場合、駆動部111は、フレーム周期の先頭のサブフレームSF1から3つのサブフレーム(サブフレームSF1、SF2およびSF3)を選択する。そして、駆動部111は、選択したサブフレームにおいて、当該画素をオン状態に制御する。また、駆動部111は、その他の9個のサブフレーム(サブフレームSF4〜SF12)では、当該画素をオフ状態に制御する。
また例えば、ある画素の階調値が「12」である場合、駆動部111は、フレーム周期の先頭のサブフレームSF1から12個のサブフレーム(サブフレームSF1〜SF12)を選択する。そして、駆動部111は、選択したサブフレームにおいて、当該画素をオン状態に制御する。この場合には、オフ状態に制御するサブフレームは存在しない。さらに例えば、ある画素の階調値が「0」である場合、駆動部111は、1フレーム周期内の全てのサブフレーム(サブフレームSF1〜SF12)で当該画素をオフ状態に制御する。この場合には、オン状態に制御するサブフレームは存在しない。
このように、既存技術では、オンおよびオフ制御を行うサブフレームが、階調毎に予め割り当てられる。
次に、第1の実施形態に係るディジタル駆動方式について説明する。先ず、図5を用いて、液晶の特性について説明する。図5において、縦軸は液晶の透過率、横軸は時間を示す。例えば、表示素子121において、オフ状態の画素の画素電極に対して、時間t0で、液晶をオン状態に制御するための電圧を印加する。オン状態の制御に応じて液晶の透過率が上昇し、時間t1で透過率が例えば飽和状態となり、液晶がオン状態となったものとする。
さらに、時間t1において、液晶がオン状態になった時点で、例えば画素電極に対する電圧の印加を停止して、液晶をオフ状態に制御する。この場合、液晶の透過率は、時間t1から所定の時間を経過した時間t2で略0%となる。
例えば、時間t0から時間t2までの期間が1フレーム期間とし、時間t1で透過率が飽和状態となるように制御する場合について考える。この場合、透過率が飽和状態から略0%に下がる時間t1から時間t2までの時間(黒遷移期間とする)は、一般的には数msecである。一方、映像信号が例えば60フレーム/secである場合、1フレーム周期は、1/60秒、すなわち、略16.7msecとなる。例えば、黒遷移期間を2msecとした場合、黒遷移期間は、1フレーム周期の12%を占めることになり、動画像の表示品質を低下させる要因となるおそれがある。
そこで、第1の実施形態では、この黒遷移期間を含む期間において、全画素をオフ状態に制御する黒表示挿入を行うと共に、光源120の発光を停止する。光源120の発光を停止させることで、液晶の特性の影響を抑制した状態で黒表示を得ることができ、動画像の表示品質を向上させることができる。なお、光源120としては、応答時間が少なくとも液晶の黒遷移期間よりも短いものを選択することが好ましい。
説明は図3に戻り、図3(c)は、第1の実施形態に係る光源120の発光制御の例を示す。第1の実施形態では、光源制御部113は、フレーム周期の後端を含む所定の期間で光源120の発光を停止させ(OFF)、当該フレーム周期のそれ以外の期間で光源120を発光させる(ON)。光源120の発光を停止させる期間は、上述した黒遷移期間を含む期間とする。
図3(c)の例では、光源制御部113は、サブフレームSF10の先端の時間t3から、サブフレームSF12の後端の時間t4までの期間が、上述した黒遷移期間すなわち時間t1から時間t2までの期間を含む期間とされている。したがって、光源制御部113は、このサブフレームSF10〜SF12において、光源120の発光を停止させる。
第1の実施形態では、さらに、ディジタル駆動パターンを、黒表示期間を挿入したパターンとする。図6は、第1の実施形態に係る、黒表示期間を挿入したディジタル駆動パターンの例を示す。第1の実施形態では、例えば、上述したように、12のサブフレームSF1〜SF12のうちサブフレームSF10〜SF12の3つのサブフレームにおいて光源120の発光が停止される。したがって、図4で示したサブフレームSF10〜SF12を用いた、階調値「10」〜「12」の制御が意味を成さなくなる。
そのため、第1の実施形態では、図6に例示されるように、駆動可能な階調を階調値「0」〜「9」の10階調とし、9個のサブフレームSF1〜SF9を用いて階調を表現する。また、映像信号は、階調値「10」以上の階調において階調値を階調値「9」に変更する。
換言すれば、第1の実施形態では、黒遷移期間を見込んで1フレーム周期をサブフレームSF1〜SF12に分割し、黒遷移期間を含まないサブフレームSF1〜SF9を、階調値が割り当てられる階調表現期間に設定する。
図7および図8を用いて、第1の実施形態に係る投射部122の制御について、より具体的に説明する。図7は、表示素子121の各画素の例を示す。ここでは、説明のため、表示素子121が5画素×5画素を含むものとし、各画素を座標(xn,yn)で示している。図7の各マス内の数値は、映像信号に従った各画素の階調値の例を示す。
ここで、映像処理部110に対して、各画素が図7(a)に示される階調値を持った映像信号が入力されたものとする。図7(a)の例では、各画素(x4,y0)、(x4,y1)および(x4,y1)の階調値がそれぞれ「12」、「10」、「10」となっており、駆動可能な上限の階調値「9」を超えている。そのため、映像処理部110は、図7(b)に斜線を付して示すように、これら駆動可能な上限の階調値「9」を超えた各画素の階調値を、階調値「9」に変更する。
なお、人の視覚特性は、明るい画像(階調値の大きな画像)における変化は、暗い画像(階調値の小さな画像)における変化と比較して認識しづらい傾向にあるとされている。したがって、上述のように、駆動可能な上限の階調値を超えた階調値を持つ画素について、階調値をこの上限の階調値に変更した場合であっても、表示品質を大きく低下させる要因にはなりにくいと考えられる。
図8は、第1の実施形態に係る、表示素子121における各画素のオン/オフ制御と、光源120の発光制御との関係の例を示す。なお、図8において、右方向に向けて時間の進行を示している。
図8(a)は、図7(b)の例において、5個の画素(x0,y0)〜(x4,y0)について、オン状態に制御されるオン区間130を示している。ここで、各画素は、図7(b)に示すように、駆動可能な上限の階調値を超える階調値が、当該上限の階調値に変更されている。
図7(b)を参照し、駆動部111は、画素(x0,y0)に対し、階調値の「3」に対してサブフレームSF1〜SF3をオン区間130とし、画素(x1,y0)に対し、階調値の「1」に対してサブフレームSF1のみをオン区間130としている。駆動部111は、画素(x2,y0)に対し、階調値が「0」であるので、オン区間130を設けない。駆動部111は、画素(x3,y0)に対し、階調値が「5」であるため、サブフレームSF1〜SF5をオン区間130としている。
また、駆動部111は、画素(x4,y0)に対し、変更後の階調値が「9」であるため、サブフレームSF1〜SF9をオン区間130としている。
図8(b)は、光源120の光量制御の例を示す。この例では、図3(c)と同様に、光源制御部113は、光源120を、1フレーム周期の後端を含む所定期間(サブフレームSF10〜SF12)において発光を停止(OFF)させ、それ以外の期間(サブフレームSF1〜SF9)において発光させる(ON)ように制御する。そのため、例えば、サブフレームSF9からサブフレームSF10への移行に伴い階調値「9」の画素(x4,y0)がオン状態からオフ状態に制御が切り替えられた際の黒遷移期間を含む区間131がマスクされ、黒遷移期間においてより確実に黒表示が得られ、動画像の表示品質を向上させることができる。
なお、上述では、1フレーム周期の後端を含む所定期間において光源120の発光を停止しているが、これはこの例に限定されない。すなわち、光源120の発光を停止する所定期間は、1フレーム周期の先端および後端のうち少なくとも一方を含んでいればよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。図9は、第2の実施形態に係る、図1の投射装置100に対応する投射装置100bの一例の構成を示す。投射装置100bは、映像処理・駆動部200と、投射部240とを含む。また、投射部240は、光源210と、照明光学系211と、光分離器212と、投射光学系213と、表示素子220とを含む。
映像処理・駆動部200は、例えば映像出力装置101から供給された映像信号に基づき、光源210を制御するための光源制御信号と、表示素子220を駆動するための駆動信号とを生成する。
光源210は、図2の光源120に対応し、例えば半導体レーザが用いられる。光源210から射出された光は、照明光学系211を介して光分離器212に入射される。照明光学系211から光分離器212に入射される光は、P偏光とS偏光とを含む光である。
光分離器212は、光に含まれるP偏光とS偏光とを分離する偏光分離面を含み、偏光分離面においてP偏光を透過させ、S偏光を反射させる。光分離器212としては、偏光ビームスプリッタを用いることができる。照明光学系211から光分離器212に入射された光は、偏光分離面でP偏光とS偏光とに分離され、P偏光は、偏光分離面を透過し、S偏光は、偏光分離面で反射されて表示素子220に照射される。
表示素子220は、図2の表示素子121に対応し、例えば反射型液晶表示素子である。図10は、表示素子220の構成例を、光の入射方向と平行な方向の断面により示す。表示素子220は、対向電極2201と、画素電極および画素電極を駆動する画素回路を含む画素電極部2203と、液晶層2202とを備え、対向電極2201と、画素電極部2203の画素電極とで液晶層2202を挟んで構成される。表示素子220は、画素回路に供給される駆動信号に応じて、画素電極と対向電極2201との間の液晶層2202に電圧を印加するようになっている。
表示素子220に入射されたS偏光は、対向電極2201から液晶層2202を介して画素電極部2203に入射され、画素電極部2203で反射されて再び液晶層2202および対向電極2201を介して、表示素子220から射出される。このとき、液晶層2202は、駆動信号に応じて対向電極2201と画素電極部2203の画素電極との間に印加される電圧に応じて、入射および反射されるS偏光を変調する。対向電極2201に入射したS偏光は、画素電極部2203で反射して対向電極2201から射出するまでの過程で変調を受け、P偏光とS偏光からなる光として対向電極2201から射出される。
図11は、表示素子220の特性の例を示す。図11において、横軸は、画素電極と対向電極2201とにより液晶層2202に印加される印加電圧を示す。縦軸は、液晶層2202の透過率を示す。表示素子220から射出される光の強度は、この透過率に応じたものとなる。液晶層2202の透過率は、印加電圧が0[V]で略0%であり、オフ状態となっている。透過率は、印加電圧を上げていくと徐々に上昇し、閾値電圧Vthを超えると、急激な上昇となる。透過率は、飽和電圧Vwで飽和する。この飽和電圧Vwが白レベル電圧である。表示素子220は、例えば0[V]から飽和電圧Vwの間の透過率を用いて表示を行う。
図9に戻り、表示素子220から射出されたP偏光およびS偏光を含む光は、光分離器212に入射され、偏光分離面においてS偏光が反射され、P偏光が透過される。透過されたP偏光は、光分離器212から射出されて投射光学系213に入射され、投射光として投射装置100bから射出される。投射装置110bから射出された投射光は、被投射媒体102に投射され、被投射媒体102上に投射映像が表示される。
図12は、第2の実施形態に係る投射装置100bに含まれる映像処理・駆動部200および画素電極部2203の構成の例を示す。この第2の実施形態に係る投射装置100bは、上述した第1の実施形態に係る投射装置100aと同様に、映像信号のフレーム周期を分割して分割周期すなわちサブフレームSFを作成し、映像信号の画素毎に、画素の階調値に応じた数のサブフレームSFにおいてオン状態に制御することで階調を表現する、ディジタル駆動方式が適用される。
以下では、上述の第1の実施形態と同様に、階調が階調値「0」〜「9」の10階調で表現され、フレーム周期を、表示素子220における黒遷移期間を見込んで12の分割周期に等分割して、12のサブフレームSF1〜SF12を作成するものとする。
図12において、映像処理・駆動部200は、信号変換部21と、誤差拡散部23と、フレームレートコントロール部24と、リミッタ部25と、サブフレームデータ作成部26と、駆動階調テーブル27と、メモリ制御部28と、フレームバッファ29と、データ転送部30と、駆動制御部31と、電圧制御部32と、光源制御部230とを含む。
また、画素電極部2203は、ソースドライバ33と、ゲートドライバ34と、各画素回路2210、2210、…とを含む。なお、ソースドライバ33およびゲートドライバ34は、画素電極部2203の外部に設けてもよい。
画素電極部2203において、各画素回路2210、2210、…は、マトリクス状に配列され、列方向に列データ線D0、D1、…、Dnによりそれぞれ接続され、行方向に行選択線W0、W1、…、Wmによりそれぞれ接続される。列データ線D0、D1、…、Dnは、ソースドライバ33にそれぞれ接続される。また、行選択線W0、W1、…、Wmは、ゲートドライバ34にそれぞれ接続される。
メモリ制御部28は、後述するサブフレームデータ作成部26からフレーム同期信号Vsyncと、サブフレーム同期信号SFsyncとが供給される。また、メモリ制御部28は、サブフレームデータ作成部26で作成された各サブフレームSFのサブフレームデータ(後述する)を、サブフレーム同期信号SFsyncに従い、サブフレームSF毎に分割されたフレームバッファ29に格納する。フレームバッファ29は、2つのフレームバッファを含むダブルバッファの構造になっており、メモリ制御部28は、一方のフレームバッファに映像信号データを格納している間、他方のフレームバッファからサブフレームデータを読み出すことができる。
駆動制御部31は、サブフレームデータ作成部26からフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncが供給され、サブフレームSF毎の処理のタイミングなどを制御する。駆動制御部31は、これら同期信号に基づき、データ転送部30への転送指示と、ソースドライバ33およびゲートドライバ34の制御とを行う。より具体的には、駆動制御部31は、フレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncに基づき、垂直スタート信号VSTおよび垂直シフトクロック信号VCKと、水平スタート信号HSTおよび水平シフトクロック信号HCKとを生成する。
垂直スタート信号VSTおよび水平スタート信号HSTは、それぞれサブフレームSF先頭のタイミングと、ライン先頭のタイミングとを指定する。垂直シフトクロック信号VCKは、行選択線W0、W1、…、Wmを指定する。また、水平シフトクロック信号HCKは、列データ線D0、D1、…、Dnに対応した指定を行う。垂直スタート信号VSTおよび垂直シフトクロック信号VCKは、ゲートドライバ34に供給される。また、水平スタート信号HSTおよび水平シフトクロック信号HCKは、ソースドライバ33に供給される。
データ転送部30は、駆動制御部31の制御に従い、メモリ制御部28に対して、指定したサブフレームSFのサブフレームデータをフレームバッファ29から読み出すように指示する。データ転送部30は、メモリ制御部28から、フレームバッファ29から読み出したサブフレームデータを受け取り、受け取ったサブフレームデータを、駆動制御部31の制御に従い例えばライン単位でソースドライバ33へと転送する。
ソースドライバ33は、1ライン分のサブフレームデータをデータ転送部30より受け取る毎に、対応する画素回路2210、2210、…に対して、列データ線D0、D1、…、Dnを用いて同時に転送する。また、ゲートドライバ34は、行選択線W0、W1、…、Wmのうち、駆動制御部31から供給された垂直スタート信号VSTおよび垂直シフトクロック信号VCKにより指定された行の行選択線をアクティブにする。これにより、指定された行の全ての列の画素回路2210に、画素毎のサブフレームデータが転送される。
駆動制御部31は、さらに、フレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncに基づき、電圧タイミング信号を生成する。電圧タイミング信号は、電圧制御部32に供給される。また、電圧制御部32に対して、電圧値が0Vのゼロ電圧Vzeroと、飽和電圧Vwとが供給される。電圧制御部32は、電圧タイミング信号に示されるタイミングで、各画素回路2210、2210、…に対して、ゼロ電圧Vzeroおよび飽和電圧Vwに基づく電圧を、ブランキング電圧である電圧V0と、駆動電圧である電圧V1として供給する。また、電圧制御部32は、対向電極2201に供給するための共通電圧Vcomを出力する。なお、ブランキング電圧および駆動電圧は、それぞれ、画素をオフ状態およびオン状態に制御する電圧に対応する。
図13は、第2の実施形態に係る画素回路2210の一例の構成を示す。画素回路2210は、サンプル・ホールド部16と電圧選択回路17とを備え、電圧選択回路17の出力が、画素電極2204に供給される。なお、画素電極2204に液晶層2202を挟んで対向する対向電極2201に対して、共通電圧Vcomが供給される。サンプル・ホールド部16は、SRAM(Static Random Access Memory)構造のフリップフロップよりなる。サンプル・ホールド部16は、列データ線Dと行選択線Wとから信号が入力され、出力は、電圧選択回路17に供給される。電圧選択回路17は、電圧制御部32から電圧V0および電圧V1が供給される。
次に、映像処理・駆動部200の動作について説明する。ディジタル方式の映像信号が信号変換部21に供給される。信号変換部21は、供給された映像信号からフレーム同期信号Vsyncを抽出すると共に、当該映像信号を所定のビット数の映像信号データに変換して出力する。信号変換部21は、抽出したフレーム同期信号Vsyncを誤差拡散部23、フレームレートコントロール部24、リミッタ部25およびサブフレームデータ作成部26にそれぞれ供給する。
また、信号変換部21から出力された映像信号データは、誤差拡散部23、フレームレートコントロール部24およびリミッタ部25によりそれぞれ所定の信号処理を施されてサブフレームデータ作成部26に供給される。
図14を用いて、第2の実施形態に係る、信号変換部21、誤差拡散部23、フレームレートコントロール部24およびサブフレームデータ作成部26における処理の流れを説明する。ここでは、信号変換部21に入力される映像信号がビット数が8ビットの映像信号データであるものとして説明する。
信号変換部21は、入力されたNビットの映像信号データを、よりビット数が大きい(M+F+D)ビットのビット数を持つデータに変換する。ここで、値MはサブフレームSF数を2進数で表したときのビット数、値Dは誤差拡散部23により補間されるビット数、値Fはフレームレートコントロール部24により補間されるビット数を表している。なお値N、値M、値Fおよび値Dは、それぞれ1以上の整数である。図14の例では、値N=8、値D=4、値F=2、値M=4とされている。
信号変換部21は、例えばルックアップテーブルを用いてビット数の変換処理を行う。ここで、上述したように、一般的に、ディスプレイは、ガンマ値γ=2.2のガンマ曲線に従った入出力特性を持っている。そのため、映像出力装置101から出力される映像信号は、一般的には、ディスプレイで表示した際にリニアな階調表現が得られるように、ディスプレイのガンマ値の逆数のガンマ値によるガンマ曲線で補正された信号となっている。
信号変換部21は、投射部240の入出力特性を基準特性、すなわちガンマ値γ=2.2のガンマ曲線の特性に近付けるように予め調整されたルックアップテーブルを用いて、入力された映像信号データの変換を行う。この変換処理を、キャリブレーションと呼ぶ。このとき、信号変換部21は、ルックアップテーブルにより、Nビットの映像信号データを、(M+F+D)ビットの映像信号データに変換して出力する。値N=8、値D=4、値F=2、値M=4であるこの例では、信号変換部21は、8ビットの映像信号データを、10ビットの映像信号データに変換して出力することになる。
信号変換部21において(M+F+D)ビットに変換された映像信号データは、誤差拡散部23により下位Dビットの情報を周辺画素に拡散することによって、(M+F)ビットのデータに変換される。値N=8、値D=4、値F=2、値M=4であるこの例では、誤差拡散部23は、信号変換部21から出力された10ビットの映像信号データに対して、画素毎に、下位4ビットの情報を周辺画素に拡散し上位6ビットのデータに量子化する。
誤差拡散法とは、表示すべき映像信号と実表示値との誤差(表示誤差)を周辺の画素に拡散することで階調不足を補う方法である。第2の実施形態においては、表示すべき映像信号の下位4ビットを表示誤差とし、注目画素の右隣の画素に表示誤差の7/16を、左下の画素に表示誤差の3/16を、直下の画素に表示誤差の5/16を、右下の画素に表示誤差の1/16を、それぞれ加える。この処理を、例えば1フレームの映像内の左から右に向けて画素毎に行い、この処理をさらに1フレームの映像内の上から下に向けてライン毎に行う。
誤差拡散部23の動作について、より詳細に説明する。注目画素は、上述のように誤差を拡散すると共に、直前の注目画素により拡散された誤差が加算される。誤差拡散部23は、入力された10ビットの映像信号データの注目画素に対して、先ず、直前の注目画素により拡散された誤差を誤差バッファから読み出して加算する。誤差拡散部23は、誤差バッファの値が加算された10ビットの注目画素を、上位の6ビットと下位の4ビットとに分割する。
分割された下位の4ビットの値は、(下位4ビット,表示誤差)とするとき、次のようになる。
(0000, 0)
(0001,+1)
(0010,+2)
(0011,+3)
(0100,+4)
(0101,+5)
(0110,+6)
(0111,+7)
(1000,−7)
(1001,−6)
(1010,−5)
(1011,−4)
(1100,−3)
(1101,−2)
(1110,−1)
(1111, 0)
分割された下位の4ビットの値に対応する表示誤差は、誤差バッファへと加算され記憶される。また、分割された下位の4ビットの値に対して閾値比較を行ない、値が2進数表記で「1000」より大きい場合、上位6ビットの値に「1」が加算される。そして、上位の6ビットのデータが誤差拡散部23から出力される。
誤差拡散部23にて(M+F)ビットに変換された映像信号データは、フレームレートコントロール部24に入力される。フレームレートコントロール部24は、表示素子220の1画素の表示に対してp(pは2以上の整数)フレームを1周期として、その周期のq(qはp>q>0の整数)フレームではオン表示を行ない、残りの(p−q)フレームではオフ表示を行うことにより疑似的に階調を表示させるフレームコントロール処理を行う。
換言すれば、フレームレートコントロール処理は、画面の書き換えと網膜の残像効果とを利用して中間階調を擬似的に作り出す処理である。例えば、ある画素を1フレーム毎に階調値「0」と階調値「1」とで交互に書き換えることにより、人間の目には、その画素が階調値「0」と階調値「1」の中間の階調値を持つ画素に見えることになる。そして、このような階調値「0」と階調値「1」との交互の書き換えを、例えば4フレームを1セットとして制御することによって、階調値「0」と階調値「1」との間に3段階の階調を擬似的に表現できるようになる。
フレームレートコントロール部24は、図15に示されるフレームレートコントロールテーブルを備える。フレームレートコントロール部24は、さらに、例えばフレーム同期信号Vsyncに基づきフレームをカウントするフレームカウンタを備える。図15の例では、フレームレートコントロールテーブルは、それぞれのマスにおいて値「0」または「1」が指定される4×4のマトリクス(小マトリクスと呼ぶ)が、さらに4×4のマトリクス状(大マトリクスと呼ぶ)に配置されてなる。なお、図15において、値「0」のマスを塗り潰して示し、値「1」のマスを白抜きで示している。
大マトリクスの各列は、フレームカウンタのカウンタ値における下位2ビットの値で指定される。また、大マトリクスの各行は、フレームレートコントロール部24に入力される6ビットの映像信号データにおける下位2ビットの値で指定される。また、各小マトリクスの各列および各行は、画素の表示エリア内での位置情報、すなわち、画素の座標に基づき指定される。より具体的には、各小マトリクスの各列は、画素のX座標の下位2ビットの値で指定され、各行は、画素のY座標の下位2ビットの値で指定される。
フレームレートコントロール部24では、供給された(M+F)ビットの映像信号データの下位Fビットの値と、画素の位置情報およびフレームのカウント情報とから、フレームレートコントロールテーブル内の位置を特定し、その位置での値(値「0」または値「1」)を上位Mビットに加える。これにより、(M+F)ビットの映像信号データを、Mビットのデータに変換する。
値F=2、値M=4のこの例では、誤差拡散部23により出力された6ビットの映像信号データは、フレームレートコントロール部24に入力される。フレームレートコントロール部24は、この映像信号データの下位2ビットの情報と、表示エリアでの位置情報と、フレームカウンタ情報とより、フレームレートコントロールテーブルから値「0」または値「1」を取得し、取得した値を、入力された映像信号データの6ビットから分離された上位4ビットの値に加算する。
より具体的には、フレームレートコントロール部24は、入力された6ビットの映像信号データ(画素データ)を、上位の4ビットのデータと下位の2ビットのデータとに分割する。フレームレートコントロール部24は、分割して得た下位2ビットのデータと、当該画素の表示エリアでのX座標の下位2ビットおよびY座標の下位2ビットと、フレームカウンタのカウント値の下位2ビットとの合計8ビットの値を用いて、図15のフレームレートコントロールテーブルの大マトリクスおよび小マトリクスにおける位置を特定し、特定された位置により指定される値「0」または値「1」を取得する。フレームレートコントロール部24は、取得した値「0」または値「1」を、入力された映像信号データから分離した上位4ビットのデータに加算して、4ビットの映像信号データとして出力する。
このように、フレームレートコントロール部24により、画素のオン/オフが、画素のブロック単位で、階調毎に制御される。これにより、連続する2つの階調の間に、擬似的にさらに階調を表現することができる。
図12を参照し、フレームレートコントロール部24から出力された4ビットの映像信号データは、リミッタ部25に供給される。リミッタ部25は、供給された映像信号データの階調値の最大値を「9」に制限する。リミッタ部25で階調値の最大値が「9」に制限された映像信号データは、サブフレームデータ作成部26に供給される。サブフレームデータ作成部26は、駆動階調テーブル27を用いて、供給された映像信号データを12ビットのデータに変換する。
また、サブフレームデータ作成部26は、供給されたフレーム同期信号Vsyncに基づきサブフレーム同期信号SFsyncを生成する。サブフレームデータ作成部26は、フレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncを、メモリ制御部28および駆動制御部31に供給すると共に、光源制御部230に供給する。
図16は、第2の実施形態に適用可能な駆動階調テーブル27の例を示す。図16において、上述した図6と同様に、各列は、左から右に向けてサブフレームSF1、SF2、…、SF12とされている。これらのうち、サブフレームSF1がフレーム周期の先端を含むサブフレーム、サブフレームSF12がフレーム周期の後端を含むサブフレームとする。また、図16において、各行は、上から下に向けて階調値が0から1ずつ増加する。階調値「0」が最も低い(暗い)階調であり、階調値「9」が最も高い(明るい)階調である。
第2の実施形態では、図6を用いて説明した第1の実施形態の例とは逆に、画素の階調値に応じた数のサブフレームを、フレーム周期の後端から順に選択し、選択したサブフレームにおいて、当該画素をオン状態に制御する。図16において、斜線を付して示す値「1」のセルは、画素をオン状態に制御することを示し、値「0」のセルは、画素をオフ状態に制御することを示す。駆動階調テーブル27は、このように、画素のオン/オフ制御を示す値が、各サブフレームSF1〜SF12と階調値とに関連付けられて格納される。
なお、第2の実施形態においては、駆動階調テーブル27は、サブフレームSF1〜SF3の各階調値に対して画素のオフ制御を示す値「0」が関連付けられて格納される。
このように、第2の実施形態においても、上述の第1の実施形態と同様に、オンおよびオフ制御を行うサブフレームが、階調毎に予め割り当てられる。
サブフレームデータ作成部26は、映像信号データに従い駆動階調テーブル27を参照し、サブフレームSF毎に、各画素のデータを値「0」または値「1」のデータ(以下、0/1データと呼ぶ)に変換し、サブフレームデータを作成する。
例えば、上述した図7(b)を参照し、それぞれ階調値が「3」、「1」、「0」、「5」および「9」である座標(x0,y0)〜(x4,y0)の各画素は、サブフレームSF1〜SF3において、値「0」、「0」、「0」、「0」および「0」の各0/1データに変換され、サブフレームSF1〜SF3のサブフレームデータとされる。各画素は、サブフレームSF4で、それぞれ値「0」、「0」、「0」、「0」および「1」の各0/1データに変換され、サブフレームSF4のサブフレームデータとされる。また、サブフレームSF12において、それぞれ値「1」、「1」、「0」、「1」および「1」の各0/1データに変換され、サブフレームSF12のサブフレームデータとされる。
図17は、第2の実施形態に係る制御の例を示すタイムチャートである。図17のタイムチャートは、上述した図3のタイムチャートと対応するもので、表示素子220に関する駆動タイミングと、光源210の駆動タイミングと、光源制御信号とが含まれている。図17(a)および図17(b)は、それぞれフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncの例を示す。図17(b)の例では、上述の図16に対応し、1フレーム周期を12のサブフレームSF1〜SF12に分割している。
図17(c)は、表示素子210の駆動タイミングの例を示し、図17(d)は、映像信号データの画素電極部2203への転送タイミングの例を示す。また、図17(e)は、光源210の制御の例を示し、図17(f)は、光源210を制御するための光源制御信号の例を示す。
図17(c)において、期間WCは、画素電極部2203に含まれる全ての画素回路2210にサブフレームSF毎の映像信号データを転送するデータ転送期間を示す。期間DCは、画素回路2210を駆動する際の駆動期間を示す。1つのサブフレームSFに期間WCおよび期間DCが配置される。期間WCは、サブフレームSFの開始タイミングに対応して開始され、期間WCの終了後、期間DCが開始される。期間DCは、サブフレームSFの終了タイミングに対応して終了される。
第2の実施形態においては、図17(d)に斜線を付して示すサブフレームSF1〜SF3のサブフレームデータは、画素電極部2203に含まれる全ての画素回路2210について、値「0」のデータとされる。
図12および図13を参照し、1フレーム周期内で、時間軸方向に先頭からサブフレームSF1、SF2、…、SF11、SF12の順番で、フレームバッファ29から各サブフレームSF1、SF2、…、SF11、SF12のサブフレームデータが読み出されて、期間WCにおいて各画素回路2210に転送される。転送されたサブフレームデータは、各画素回路2210のサンプル・ホールド部16にそれぞれ保持される。
一例として、データ転送部30は、駆動制御部31の制御に従い、サブフレームデータをライン単位でソースドライバ33に転送する。ソースドライバ33は、駆動制御部31の制御に従い、転送されたサブフレームデータを、例えば、各データ線D0、D1、…、Dnにそれぞれ対応するレジスタに画素毎に書き込み保持する。ここで画素毎に保持されるデータは、画素の階調値が駆動階調テーブル27に基づき変換された値「0」または値「1」の0/1データとなる。
また、ゲートドライバ34は、駆動制御部31の制御に従い、サブフレームデータのライン単位での転送タイミングに対応して行選択線W0、W1、…、Wmを順次選択する。これにより、ソースドライバ33に保持された各画素の0/1データが、行選択線W0、W1、…、Wmにより選択された各画素回路2210のサンプル・ホールド部16に取得され保持される。これにより、期間WC内で、画素電極部2203に含まれる全ての画素回路2210において、サンプル・ホールド部16に画素の0/1データが保持される。
期間DCでは、画素電極部2203に含まれる全ての画素回路2210が駆動される。図13を参照して、画素回路2210の駆動制御について説明する。各画素回路2210に0/1データを転送する期間WCでは、サンプル・ホールド部16に保持される0/1データの値に関わらず、画素をブランキング状態とする必要がある。そのため、電圧制御部32は、駆動制御部31の制御に従い、期間WCでは、電圧V0と、電圧V1と、共通電圧Vcomとを同電位(例えば接地電位)に設定する。
期間WCが終了すると、駆動期間である期間DCが開始される。電圧制御部32は、駆動制御部31の制御により、期間DCを等分割した期間DC#1およびDC#2それぞれで、各画素回路2210を駆動する。電圧制御部32は、期間DC#1では、電圧V1が飽和電圧Vwに、電圧V0および共通電圧Vcomを接地電位に、それぞれ設定する。また、電圧制御部32は、期間DC#2では、期間DC#1とは逆に、電圧V1を接地電位に、電圧V0および共通電圧Vcomを飽和電圧Vwに設定する。
画素回路2210において、サンプル・ホールド部16に保持される0/1データが値「0」の場合、電圧選択回路17は、電圧V0を画素電極2204に印加する電圧として選択する。期間DC#1では、画素電極2204の電圧Vpeと対向電極2201に印加される共通電圧Vcomは、それぞれ接地電位となる。したがって、液晶層2202に印加される電圧は、0[V]となり、液晶層2202の駆動状態がブランキング状態(オフ状態)となる。
画素回路2210において、サンプル・ホールド部16に保持される0/1データが値「1」の場合、電圧選択回路17は、電圧V1を画素電極2204に印加する電圧として選択する。期間DC#1では、画素電極2204の電圧Vpeが飽和電圧Vw、対向電極2201に印加される共通電圧Vcomは接地電位となる。したがって、液晶層2202に印加される電圧は、対向電極2201の電位を基準として、正の飽和電圧Vwとなり、液晶層2202が駆動状態(オン状態)となる。また、期間DC#2では、画素電極2204の電圧Vpeが接地電位、対向電極2201に印加される共通電圧Vcomが飽和電圧Vw(飽和電圧+Vw)となり、液晶層2202に印加される電圧は、対向電極2201の電位を基準として、負の飽和電圧Vw(飽和電圧−Vw)となり、液晶層2202が駆動状態(オン状態)となる。
液晶層2202に絶対値が等しく正負が異なる電圧(飽和電圧+Vwおよび−Vw)を同じ期間印加することにより、長時間平均して液晶層2202に印加する電圧が0[V]となり、焼き付きを防止することができる。
図17の説明に戻り、図17(e)は、光源制御部230による光源210の制御の例を示す。図16を用いて説明したように、第2の実施形態では、サブフレームSF1〜SF3は、各階調の階調値が全て「0」とされている。光源制御部230は、これに対応し、サブフレームSF1〜SF3において光源210の発光を停止させ、これ以外のサブフレームSF4〜SF12において光源210を発光させるように制御する。
一例として、光源210が光源制御信号のハイ(H)状態で発光され、ロー(L)状態で発光が停止されるものとする。この場合、光源制御部230は、サブフレームデータ作成部26から供給されるフレーム同期信号Vsyncおよびサブフレーム同期信号SFsyncに従い、図17(f)に例示されるように、サブフレームSF1〜SF3の期間でロー状態となり、サブフレームSF4〜SF12の期間でハイ状態となる光源制御信号を生成し、光源210に供給する。
このように、フレーム周期の先端を含む所定期間で光源210の発光を停止させても、上述した第1の実施形態と同様に、例えば、直前のフレーム周期のサブフレームSF12から、現在のサブフレームSF1への移行に伴いオン状態の画素がオフ状態に制御が切り替えられた際の黒遷移期間を含む区間がマスクされる。これにより、黒遷移期間においてより確実に黒表示が得られ、動画像の表示品質を向上させることができる。
16 サンプル・ホールド部
17 電圧選択回路
21 信号変換部
23 誤差拡散部
24 フレームレートコントロール部
26 サブフレームデータ作成部
27 駆動階調テーブル
28 メモリ制御部
29 フレームバッファ
30 データ転送部
31 駆動制御部
32 電圧制御部
33 ソースドライバ
34 ゲートドライバ
100,100a,100b 投射装置
101 映像出力装置
102 被投射媒体
110 映像処理部
111 駆動部
112 サブフレーム作成部
113,230 光源制御部
120,210 光源
121,220 表示素子
122,240 投射部
200 映像処理・駆動部
2201 対向電極
2202 液晶層
2203 画素電極部
2204 画素電極
2210 画素回路

Claims (3)

  1. 映像信号に従い画素毎にオンおよびオフが制御される表示素子の前記画素それぞれを、該映像信号のフレーム周期の一端および他端の少なくとも一方を予め定められた第1の期間内においてオフに制御する液晶表示制御部と、
    前記表示素子に対して前記第1の期間を含む第2の期間内において光を照射する光源の発光を停止する光源制御部と
    を備え、
    前記第1の期間は、前記フレーム周期より短く、
    前記液晶表示制御部の前記画素のオンおよびオフの制御は、全画素一斉に行われ、
    前記第1の期間の前記画素のオフ制御は全画素に対して一斉に行われ、
    前記第1の期間と前記第2の期間内の光源を停止する期間を一致させ、
    前記第1の期間以外は光源を一定の光量で発光させる
    ことを特徴とする表示装置。
  2. 映像信号のフレーム周期を分割した分割周期を作成する分割周期作成部をさらに備え、
    前記液晶表示制御部は、
    前記映像信号に従い画素毎に、前記フレーム周期の前記第1の期間を含まない端から前記第1の期間を含む端に向けて該画素の階調に応じた数だけ連続した前記分割周期のうち、前記第1の期間を含まない分割周期において、該画素をオンに制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 映像信号に従い画素毎にオンおよびオフが制御される表示素子の前記画素それぞれを、該映像信号の1フレーム周期の一端および他端の少なくとも一方を予め定められた第1の期間内においてオフに制御する液晶表示制御ステップと、
    前記表示素子に対して前記第1の期間を含む第2の期間内において光を照射する光源の発光を停止する光源制御ステップと
    を備え、
    前記第1の期間は、前記フレーム周期より短く、
    前記液晶表示制御ステップの前記画素のオンおよびオフの制御は、全画素一斉に行われ、
    前記第1の期間の前記画素のオフ制御は全画素に対して一斉に行われ、
    前記第1の期間と前記第2の期間内の光源を停止する期間を一致させ、
    前記第1の期間以外は光源を一定の光量で発光させる
    ことを特徴とする表示装置の駆動方法。
JP2015094024A 2015-05-01 2015-05-01 表示装置および表示装置の駆動方法 Active JP6589360B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094024A JP6589360B2 (ja) 2015-05-01 2015-05-01 表示装置および表示装置の駆動方法
US15/137,192 US10019951B2 (en) 2015-05-01 2016-04-25 Display apparatus and method for driving display apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015094024A JP6589360B2 (ja) 2015-05-01 2015-05-01 表示装置および表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016212181A JP2016212181A (ja) 2016-12-15
JP6589360B2 true JP6589360B2 (ja) 2019-10-16

Family

ID=57205079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015094024A Active JP6589360B2 (ja) 2015-05-01 2015-05-01 表示装置および表示装置の駆動方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10019951B2 (ja)
JP (1) JP6589360B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6843550B2 (ja) * 2016-08-19 2021-03-17 シナプティクス・ジャパン合同会社 表示ドライバ及び表示装置
JP7094732B2 (ja) * 2018-03-12 2022-07-04 キヤノン株式会社 投影装置及びその制御方法
JP7218106B2 (ja) * 2018-06-22 2023-02-06 株式会社Jvcケンウッド 映像表示装置
JP7354801B2 (ja) 2019-11-29 2023-10-03 株式会社Jvcケンウッド 表示装置、表示装置の制御方法
KR20200021967A (ko) * 2020-02-11 2020-03-02 엘지전자 주식회사 반도체 발광 소자를 이용한 디스플레이 장치
GB2596111B (en) * 2020-06-18 2023-03-22 Dualitas Ltd Frame rate synchronization

Family Cites Families (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5847790A (en) * 1989-02-16 1998-12-08 S.T. Lagerwall S.A.R.L. Liquid crystal devices using a linear electro-optic effect
US5959598A (en) * 1995-07-20 1999-09-28 The Regents Of The University Of Colorado Pixel buffer circuits for implementing improved methods of displaying grey-scale or color images
US6232963B1 (en) * 1997-09-30 2001-05-15 Texas Instruments Incorporated Modulated-amplitude illumination for spatial light modulator
US6392620B1 (en) * 1998-11-06 2002-05-21 Canon Kabushiki Kaisha Display apparatus having a full-color display
EP1202244A4 (en) * 2000-03-14 2005-08-31 Mitsubishi Electric Corp PICTURE DISPLAY DEVICE AND METHOD
JP2001296838A (ja) * 2000-04-12 2001-10-26 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置
JP2002149132A (ja) * 2000-11-13 2002-05-24 Mitsubishi Electric Corp 液晶表示装置
JP4023517B2 (ja) * 2000-11-30 2007-12-19 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置、駆動回路及び電子機器
KR100457484B1 (ko) * 2001-01-22 2004-11-17 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 표시 장치 및 그 구동 방법
US7505018B2 (en) * 2004-05-04 2009-03-17 Sharp Laboratories Of America, Inc. Liquid crystal display with reduced black level insertion
JP2006189661A (ja) * 2005-01-06 2006-07-20 Toshiba Corp 画像表示装置及びその方法
TWI294615B (en) * 2005-10-14 2008-03-11 Innolux Display Corp Driving method of liquid crystal display device
EP2515208A3 (en) * 2006-06-02 2013-01-16 Compound Photonics Limited Pulse width driving method using multiple pulse
JP5177999B2 (ja) * 2006-12-05 2013-04-10 株式会社半導体エネルギー研究所 液晶表示装置
US8228350B2 (en) * 2008-06-06 2012-07-24 Omnivision Technologies, Inc. Data dependent drive scheme and display
US9024964B2 (en) * 2008-06-06 2015-05-05 Omnivision Technologies, Inc. System and method for dithering video data
JP2010122288A (ja) * 2008-11-17 2010-06-03 Seiko Epson Corp 表示装置及び表示方法並びに電子機器
JP5081208B2 (ja) * 2009-08-07 2012-11-28 シャープ株式会社 液晶表示装置
JP2013015803A (ja) * 2011-06-10 2013-01-24 Jvc Kenwood Corp 液晶表示装置及びその駆動方法
JP2013168834A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Jvc Kenwood Corp 投射型画像表示装置
JP5783109B2 (ja) * 2012-03-28 2015-09-24 株式会社Jvcケンウッド 画像表示装置
JP6200149B2 (ja) * 2012-12-07 2017-09-20 株式会社Jvcケンウッド 液晶表示装置、及びその駆動方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016212181A (ja) 2016-12-15
US10019951B2 (en) 2018-07-10
US20160322003A1 (en) 2016-11-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6589360B2 (ja) 表示装置および表示装置の駆動方法
JP5058524B2 (ja) 表示装置及びその駆動方法
KR101146408B1 (ko) 표시장치와 그 구동방법
JP2008225105A (ja) 空間光変調器
WO2012043454A1 (ja) 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
JP2006343707A (ja) 表示装置
KR101427321B1 (ko) Am-oled에서의 그레이스케일 렌디션을 위한 방법
JP2016212180A (ja) 光源駆動装置、光源駆動方法および表示装置
JP6200149B2 (ja) 液晶表示装置、及びその駆動方法
US11094251B2 (en) Coding for avoiding motion artifacts
JP2012103356A (ja) 液晶表示装置
JP5895446B2 (ja) 液晶表示素子の駆動装置、液晶表示装置及び液晶表示素子の駆動方法
WO2012169589A1 (ja) 液晶表示装置及びその駆動方法
JP6237415B2 (ja) 映像表示装置
JP5824921B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
JP7247156B2 (ja) 光源駆動装置、光源駆動方法および表示装置
JP2010250043A (ja) 電気光学装置
JP5375795B2 (ja) 液晶表示装置、液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法
JP2019056938A (ja) 光源駆動装置、光源駆動方法および表示装置
JP2019168706A (ja) 光源駆動装置、光源駆動方法および表示装置
JP2008225106A (ja) 空間光変調器
JP2001343950A (ja) 画像表示装置および方法
JP6939379B2 (ja) 表示装置の駆動装置、液晶表示装置、及び表示装置の駆動方法
JP2009156887A (ja) 画像表示方法及び画像表示装置
JP2014153449A (ja) 液晶表示素子の駆動装置及び駆動方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190521

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190719

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190820

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6589360

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150