JP6589059B2 - エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ - Google Patents

エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ Download PDF

Info

Publication number
JP6589059B2
JP6589059B2 JP2018527038A JP2018527038A JP6589059B2 JP 6589059 B2 JP6589059 B2 JP 6589059B2 JP 2018527038 A JP2018527038 A JP 2018527038A JP 2018527038 A JP2018527038 A JP 2018527038A JP 6589059 B2 JP6589059 B2 JP 6589059B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lever
airbrush
needle
operating
air valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018527038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018011833A1 (ja
Inventor
修 川合
修 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AIRTEX CO LTD.
Original Assignee
AIRTEX CO LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AIRTEX CO LTD. filed Critical AIRTEX CO LTD.
Publication of JPWO2018011833A1 publication Critical patent/JPWO2018011833A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6589059B2 publication Critical patent/JP6589059B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B12/00Arrangements for controlling delivery; Arrangements for controlling the spray area
    • B05B12/002Manually-actuated controlling means, e.g. push buttons, levers or triggers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B7/00Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas
    • B05B7/24Spraying apparatus for discharge of liquids or other fluent materials from two or more sources, e.g. of liquid and air, of powder and gas with means, e.g. a container, for supplying liquid or other fluent material to a discharge device
    • B05B7/2402Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device
    • B05B7/2405Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using an atomising fluid as carrying fluid for feeding, e.g. by suction or pressure, a carried liquid from the container to the nozzle
    • B05B7/2435Apparatus to be carried on or by a person, e.g. by hand; Apparatus comprising containers fixed to the discharge device using an atomising fluid as carrying fluid for feeding, e.g. by suction or pressure, a carried liquid from the container to the nozzle the carried liquid and the main stream of atomising fluid being brought together by parallel conduits placed one inside the other

Landscapes

  • Nozzles (AREA)
  • Details Or Accessories Of Spraying Plant Or Apparatus (AREA)

Description

本発明は、塗料・絵具などの液体を霧状に噴射するエアブラシ用の操作レバーとそれを備えたエアブラシに関する。
従来、液体塗料・絵具等を霧状に噴射するためにエアブラシが用いられている。近年、エアブラシは、ネイルアート、人形や工芸品のペイント、模型のペイントなど、様々な用途に用いられている。エアブラシは、圧搾エア(以下、単に「エア」という)とともに液体塗料・絵具等(以下、総称して「液体塗料等」という)を霧状に噴射する。
図9は、一般的なエアブラシの内部構造を示す縦断面図である。一般的なエアブラシ100は、円形断面のエアブラシ本体101の先端にエアAの噴射口102と液体塗料等Pの吹出孔103とを有するノズル104を備えている。液体塗料等Pは、エアブラシ本体101の軸心部に沿って設けられたニードル105を後方へ移動させることで吹出孔103に供給される。ニードル105は、操作レバー106を操作してニードル作動部110を後方へ移動させることで、このニードル作動部110と一体的に移動して液体塗料等Pの吹出孔103を開放させる。ニードル作動部110は、エアブラシ本体101に設けられたニードルスプリング111によって常に吹出孔103の方向に付勢されている。
エアAは、エアブラシ本体101の軸方向と交差する方向にエアバルブ作動部112を動作させてエアバルブ113を開放することで噴射口102から噴射される。操作レバー106は、指で操作する主レバー107と、主レバー107とニードル作動部110との間のエアブラシ本体101の内部に配置される補助レバー108とを有している。主レバー107は、エアバルブ作動部112の近傍に設けられた係合溝部114に上方から係合させる支持軸109を有している。主レバー107は、支持軸109を係合溝部114に係合させた状態で下方への押し操作後、支持軸109を中心に後方へと傾倒可能となっている。この操作レバー106によれば、主レバー107を下方へ押すことでエアバルブ作動部112を下方へ移動させ、エアバルブ113を開放してエアAを噴射口102から噴射させる。そして、主レバー107を下方へ押した状態で支持軸109を中心に後方へ傾倒させることで、補助レバー108でニードル作動部110を後方へ移動させ、このニードル作動部110と一体的にニードル105を後方へ移動させて液体塗料等Pを吹出孔103に供給する。これにより、エアAで液体塗料等Pが霧化されてノズル104から噴射される。主レバー107と補助レバー108は、エアブラシ本体101の上部に設けられた挿入開口116からエアブラシ本体101の内部に挿入されて配置される。
また、エアブラシ本体101の後部には、テールキャップ117が設けられている。テールキャップ117には、ニードル105の軸方向に移動可能な後端位置を調節する調節ネジ118が設けられている。例えば、調節ネジ118を50%の位置までねじ込むことで、ニードル105の後端115は吹出孔103を50%で開放する位置までしか後方へ移動できなくなる。調節ネジ118の位置を調節することで、操作レバー106でニードル作動部110を介してニードル105を後方へ移動させ、ニードル105の後端115が調節ネジ118に当接した状態を保つことで液体塗料等Pの噴射量を一定にできる。
図10は、図9に示すエアブラシ100の操作状態を示す図面であり、(A)は操作していない状態の縦断面図、(B)はエアだけを噴射した状態の縦断面図、(C)はエアと液体塗料等を噴射した状態の縦断面図である。図10(A)に示すように、操作レバー106を操作していない状態では、主レバー107の下端がエアバルブ作動部112に当接した状態で、補助レバー108がニードル作動部110に当接した状態となっている。
この状態から、図10(B)に示すように、主レバー107を下方へ押してエアバルブ作動部112を押し下げる。これにより、エアバルブ113が開放されてエアAが供給されて噴射口102から噴射される(図9)。その後、図10(C)に示すように、主レバー107を押し下げた状態のままで後方へ傾倒させることで、補助レバー108によってニードル作動部110が後方へ移動させられる。これにより、ニードル105が後方へ移動させられて吹出孔103が開放され、塗料容器119から液体塗料等Pが吹出孔103に供給される(図9)。そして、液体塗料等Pは、噴射口102から噴射されるエアAで霧化されてノズル104から噴射される。
なお、この種の先行技術として、ニードルの後退位置を任意に調節できる機能を備えさせて、塗料の噴射量を一定に保つようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、他の先行技術として、ニードルの基端に調整ネジを設け、この調整ネジの位置を調整することでニードルの動作範囲を決定して塗料流量を設定するものがある(例えば、特許文献2参照)。
日本国 特開2003−10740号公報 日本国 特開平9−108599号公報
しかし、上記した先行技術を含む一般的なエアブラシは、上記図9,10に示したように、操作レバー106の主レバー107を押し下げることでエアバルブ作動部112を押し下げてエアAを噴射した後、押し下げた状態の主レバー107を後方へ傾倒させることで、補助レバー108によってニードル作動部110を後方へ移動させてニードル105の先端部を開放させる。このため、操作レバー106を押し下げる動作と、その状態で後方へ傾倒させる動作の、2つの動作を調節することで液体塗料等Pの微妙な噴射量を調節することになる。このため、上記したようなエアブラシ100は、操作レバー106の押し下げと後方への傾倒の微妙な調節のために指先に力が入り、液体塗料等Pの量を微妙に調節することが難しい。したがって、操作レバー106の操作に熟練を要する。
このようなことから、エアブラシ100の利用者は、エアブラシ100の操作に慣れるために多くの時間と労力を要している。しかも、上記したように、近年、様々な分野においてエアブラシ100が利用されているため、操作レバーの操作に慣れない利用者が増加しており、操作レバーの操作性についての改善が望まれている。
そこで、本発明者は、エアブラシの操作に慣れていない利用者でも液体塗料等の微妙な噴射量の調節が容易にできるエアブラシ用操作レバーについて創意工夫し、容易に噴射量を調節できるエアブラシ用操作レバーと、それを備えたエアブラシを発明した。
本発明に係るエアブラシ用操作レバーは、エアブラシ本体と、該エアブラシ本体の軸心部に沿って設けられたニードルを後方向に移動させるニードル作動部と、前記エアブラシ本体の軸方向と交差する方向に動作してエアバルブを開放するエアバルブ作動部と、とを備えたエアブラシの操作レバーであって、前記エアバルブ作動部の近傍に設けられた係合溝部に係合させる支持軸を有するレバー本体を備え、前記レバー本体は、前記支持軸を中心に該レバー本体の上部を後方へ傾倒させる操作部と、前記操作部の操作で前記支持軸よりも下方で前記エアバルブ作動部を下方へ押して前記エアバルブを開放するエアバルブ開放部と、前記操作部の操作で前記支持軸よりも上方で前記ニードル作動部を後方向へ移動させるニードル開放部と、前記ニードルを挿通させる挿通穴部と、を有し、前記ニードル開放部は、前記エアバルブ開放部による前記エアバルブ作動部の動作後に前記ニードル作動部を動作させるように構成されている。
この構成により、レバー本体の操作部を後方へ傾倒させることで、エアバルブ開放部によってエアバルブ作動部が開放された後に、ニードル開放部によってニードル作動部が開放される。これにより、レバー本体の傾倒操作のみで、エアを噴射した後に液体塗料等を供給してエアで霧化した液体塗料等を適切な量で噴射できる。しかも、エアバルブ作動部の近傍に設けられた係合溝部に係合する支持軸を有しているので、支持軸を係合溝部に係合させるようにレバー本体をエアブラシ本体に装着することができる。これにより、既存のエアブラシにもレバー本体を装着することができる。よって、既存のエアブラシにおいて、レバー本体を交換することで、操作部を一方向に操作することによって、エアバルブ作動部を開放した後、ニードル作動部を適切に開放する操作を実現することができる。
また、前記エアバルブ開放部は、前記支持軸から後方に屈曲して形成され、前記ニードル開放部は、前記支持軸から後方に屈曲して形成され、前記操作部は、前記ニードル開放部から前方に屈曲して前記エアブラシ本体の外周面まで延びる延設部分と、前記延設部分から斜め後方に屈曲した操作部分とを有し、前記操作部分は、後方へ傾倒させて前記エアブラシ本体の外面に当接させた状態で前記ニードル開放部が前記ニードル作動部を全開にするように形成されていてもよい。
このように構成すれば、レバー本体を、板状の部材を屈曲させて、エアバルブ開放部とニードル開放部と操作部とを形成することで、単一の部品などで容易に製作することができる。
また、前記エアブラシ本体の外面に装着して前記レバー本体の傾倒状態を制御するレバー制御部材をさらに備え、前記レバー制御部材は、前記操作部を挿通させる開口部と、前記レバー本体の傾倒方向に位置調節して前記レバー本体の傾倒状態を制御する制御部と、を有していてもよい。
このように構成すれば、エアブラシ本体にレバー制御部材を被せ、このレバー制御部材の開口部に操作部を挿通した状態で、レバー制御部材を前後方向に移動させることで、このレバー制御部材によってレバー本体の傾倒状態を制御することができる。これにより、レバー本体の操作をより簡単にすることができる。
また、前記制御部は、前記レバー制御部材を前記レバー本体の傾倒方向に位置調節することで該レバー本体の傾倒角度を制限する操作角度制限部分を有していてもよい。
このように構成すれば、操作角度制限部分がレバー本体の傾倒角度を制限するように制御部の位置を調節することで、レバー本体の傾倒角度が操作角度制限部分で制限される。これにより、レバー本体の傾倒によるニードル作動部の開放量を一定にでき、液体塗料等の噴射量を一定に制限することができる。しかも、レバー本体の操作を繰り返しても制限した噴射量を保つことができる。
また、前記制御部は、前記レバー制御部材を前記レバー本体の傾倒方向に位置調節することで該レバー本体の傾倒角度を保持する操作角度保持部分を有していてもよい。
このように構成すれば、操作角度保持部分がレバー本体の傾倒角度を保持するように制御部の位置を調節することで、レバー本体の傾倒角度を操作角度保持部分で保つことができる。これにより、レバー本体の傾倒によるニードル作動部の開放状態を保つことができ、レバー本体から指を離しても液体塗料等の噴射状態を一定に保つことができる。
一方、本発明に係るエアブラシは、前記いずれかのエアブラシ用操作レバーを備えている。
この構成により、エアブラシ本体を持ってレバー本体の操作部を後方へ傾倒させることで、エアバルブ作動部によってエアバルブ開放部がされた後に、ニードル作動部によってニードル開放部が開放されて、液体塗料等をエアで噴射することができる。したがって、レバー本体の操作部を一方向に操作することによって、液体塗料等を微妙に調節して適切な量で噴射できる。よって、エアブラシの操作性を大幅に向上させることができる。
本発明によれば、エアブラシの操作に慣れない利用者であっても、レバー本体の操作部を後方へ傾倒させる操作で、エアと液体塗料等の噴霧量を微妙に調節することが容易にできる。よって、エアブラシの操作に慣れない利用者でも、エアブラシを適切に操作して塗装することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエアブラシ用操作レバーを示す斜視図である。 図2は、図1に示すエアブラシ用操作レバーを示す図面であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。 図3は、図1に示すエアブラシ用操作レバーを備えたエアブラシを示す縦断面図である。 図4は、図3に示すエアブラシ用操作レバーをエアブラシ本体に装着した状態を示す縦断面図である。 図5は、図4に示すエアブラシ用操作レバーの操作状態を示す図面であり、(A)はエアだけを噴射した状態の縦断面図、(B)はエアと液体塗料等を噴射した状態の縦断面図である。 図6は、本発明におけるレバー制御部材を示す図面であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 図7は、図6に示すレバー制御部材をエアブラシ本体に装着した状態を示す縦断面図である。 図8は、図7に示すレバー制御部材の調節状態を示す図面であり、(A)はレバー本体の傾倒角度を制限した状態を示す縦断面図、(B)はレバー本体の傾倒角度を保持する状態を示す縦断面図、(C)はレバー本体を最大傾倒角度で保持する状態を示す縦断面図である。 図9は、従来の一般的なエアブラシの内部構造を示す縦断面図である。 図10は、図9に示すエアブラシの操作状態を示す図面であり、(A)は操作していない状態の縦断面図、(B)はエアだけを噴射した状態の縦断面図、(C)はエアと液体塗料等を噴射した状態の縦断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、上述した図9に示すエアブラシ100と同様の構造のエアブラシ1を例にして説明する。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における前後方向の概念は、図3に示すエアブラシ1の液体塗料等Pの噴射方向(紙面の左方向)を前方とした概念と一致するものとする。
(エアブラシ用操作レバー10の構成)
図1は、一実施形態に係るエアブラシ用操作レバー10を示す斜視図である。図2は、このエアブラシ用操作レバー10を示す図面であり、(A)は正面図、(B)は側面図である。図で示すように、エアブラシ用操作レバー10は、エアバルブ作動部112の近傍に設けられた係合溝部114(図3)に係合させる支持軸12を有するレバー本体11を備えている。レバー本体11は、支持軸12を中心にこのレバー本体11の上部を後方へ傾倒させる操作部15と、この操作部15の操作で支持軸12よりも下方で上記エアバルブ作動部112を下方へ押してエアバルブ113を開放するエアバルブ開放部20と、操作部15の操作で支持軸12よりも上方で上記ニードル作動部110を後方向へ移動させるニードル開放部25と、を有している。ニードル開放部25の部分には、上記ニードル105を挿通させる挿通穴部26を有している。
この実施形態のレバー本体11は、板状の部材を屈曲させて、上記操作部15とエアバルブ開放部20とニードル開放部25とを形成している。この場合、レバー本体11を単一の部品からプレス加工などによって容易に製作することができる。レバー本体11の具体的な構造は、エアバルブ開放部20は、支持軸12から後方に屈曲して形成され、ニードル開放部25は、支持軸12から後方に屈曲して形成されている。操作部15は、ニードル開放部25から前方に屈曲してエアブラシ本体101の外周面まで延びる延設部分16と、この延設部分16から斜め後方に屈曲した操作部分17とを有するように形成されている。この操作部分17は、後方へ傾倒させて上記エアブラシ本体101の外面に当接させた状態(図5(B))で、上記ニードル開放部25が上記ニードル作動部110を全開位置にするように形成されている。また、図4,図5(A)に示すように、上記ニードル開放部25は、上記エアバルブ開放部20を動作させた後に上記ニードル作動部110を動作させるような位置関係に形成されている。
このようなエアブラシ用操作レバー10によれば、後述する図5(A)に示すように、まずレバー本体11の操作部15を後方へ傾倒させることで、エアバルブ作動部112によってエアバルブ開放部20が開放される。そして、その後、ニードル作動部110によってニードル開放部25が開放されて、液体塗料等PをエアAで噴射することができる。これにより、レバー本体11の傾倒操作のみで、液体塗料等PをエアAで霧化して適切な量で噴射できる。
一方、レバー本体11は、エアバルブ作動部112の近傍に設けられた係合溝部114(図9)に係合する支持軸12を有している。これにより、既存のエアブラシ100においても、操作レバー106(107,108含む)に代えて、レバー本体11の支持軸12を係合溝部114に係合させてエアブラシ本体101に装着することができる。したがって、既存のエアブラシ100の操作レバー106をエアブラシ用操作レバー10に交換することができる。これにより、既存のエアブラシ100においても、上記したように、レバー本体11の操作部15を一方向に傾倒操作することによって、エアバルブ作動部112を開放した後、ニードル作動部110を適切に開放する操作を実現できる。
(エアブラシ1の構成)
図3は、上記エアブラシ用操作レバー10を装着したエアブラシ1を示す縦断面図である。図示するエアブラシ1は、上述した図9に示すエアブラシ100と同様の構造であるため、エアブラシ用操作レバー10に関係する部分の構成についてのみ説明し、図9のエアブラシ100と同一の構成には同一符号を付して、それらの説明は省略する。
エアブラシ1の円筒状のエアブラシ本体101には、軸心部に沿って設けられたニードル105が設けられている。そして、このニードル105を後方へ移動させるニードル作動部110の前方にエアブラシ用操作レバー10が備えられる。エアブラシ用操作レバー10のレバー本体11は、支持軸12を係合溝部114に係合させた状態で装着される。レバー本体11の挿通穴部26には、ニードル105が挿通される。エアブラシ1の他の構成は、上述した図9のエアブラシ100と同一である。
(エアブラシ用操作レバー10の作用)
図4は、上記エアブラシ用操作レバー10をエアブラシ本体101に装着した状態を示す縦断面図である。図5は、図4に示すエアブラシ用操作レバー10の操作状態を示す図面であり、(A)はエアAを噴射した状態の縦断面図、(B)はエアAと液体塗料等Pを噴射した状態の縦断面図である。
図4に示すように、エアブラシ用操作レバー10は、レバー本体11がエアブラシ本体101の挿入開口116から内部に挿入され、支持軸12を係合溝部114に係合させて装着される。この状態では、上記エアバルブ開放部20はエアバルブ作動部112に当接した状態であるが、上記ニードル開放部25はニードル作動部110との間に所定の隙間Sをあけた状態となっている。この所定の隙間Sは、エアバルブ開放部20でエアバルブ作動部112を動作させた後、ニードル開放部25でニードル作動部110を動作させるための構成である。
図5(A)に示すように、図4の状態からレバー本体11の操作部15を後方へ傾倒させることで、支持軸12を中心にエアバルブ開放部20が下方へ回動してエアバルブ作動部112を押し下げる。これにより、エアバルブ113が少し開放されてエアAが供給される。エアバルブ開放部20がエアバルブ作動部112を押し下げる初期の段階では、レバー本体11のニードル開放部25は支持軸12を中心に上記隙間Sの部分を後方へ回動することになる。ニードル開放部25がニードル作動部110に当接する段階では、エアバルブ作動部112はエアバルブ113を、例えば約30%開放させる。この状態では、ニードル作動部110がニードル105によって吹出孔103を開放させない。
図5(B)に示すように、上記した状態からさらにレバー本体11の操作部15を後方へ傾倒させることで、支持軸12を中心にエアバルブ開放部20が下方へ回動してエアバルブ作動部112をさらに押し下げる。そして、ニードル開放部25がニードル作動部110を後方へ移動させる。レバー本体11の後方への傾倒は、操作部15がエアブラシ本体101の外面に当接する最大位置まで傾倒させることができる。レバー本体11を最大位置まで傾倒させた状態が、エアバルブ開放部20でエアバルブ作動部112を最大位置まで開放し、ニードル開放部25でニードル作動部110を最大位置まで移動させた状態であり、液体塗料等Pを最大噴射量で噴射する状態である。
このように、上記エアブラシ用操作レバー10によれば、レバー本体11の操作部15を後方へ傾倒させる操作のみで、エアバルブ開放部20によってエアバルブ作動部112を開放させる動作後に、ニードル開放部25によってニードル作動部110が開放されて、液体塗料等PをエアAで適切な量で噴射することができる。しかも、操作部15を後方へ傾倒させる初期の段階ではエアAを少ない量で噴射し、その後、エアAの噴射量と液体塗料等Pの供給量を同時に増やすことができる。これにより、細い線の濃淡や、小さい丸の濃淡などを描くときなど、液体塗料等Pの微妙な変化を容易に調節できる。
また、この図では、テールキャップ117に調節ネジ118が設けられた構成であるため、調節ネジ118をねじ込むことで、ニードル105の後端115が後方へ移動できる位置を調節できる。これにより、レバー本体11でニードル作動部110を介してニードル105を開放する量を調節できる。
(レバー制御部材30の構成)
図6は、レバー制御部材30を示す図面であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。この実施形態のレバー制御部材30は、円形断面のエアブラシ本体101の外面に装着する円筒状に形成され、一部が軸方向に切除された部材である。レバー制御部材30は、エアブラシ本体101の外面に装着した状態で、エアブラシ本体101の外面を締付けるバネ性を有している。
レバー制御部材30の上部には、上記レバー本体11の操作部15を挿通させる開口部31が設けられている。この開口部31の前端と後端(図中、左端と右端)が、レバー本体11の傾倒状態を制御する制御部32となる。開口部31の後端は、レバー制御部材30をレバー本体11の傾倒方向に位置調節することで、レバー本体11の傾倒角度を制限する制御部たる操作角度制限部分33となる。開口部31の前端は、レバー制御部材30をレバー本体11の傾倒方向に位置調節することで、このレバー本体11の傾倒角度を保持する制御部たる操作角度保持部分34となる。
図7は、上記レバー制御部材30を上記図4に示す状態のエアブラシ本体101に装着した状態を示す縦断面図である。レバー制御部材30は、断面にせずに示す。円筒状のレバー制御部材30は、円筒状のエアブラシ本体101の外面に装着することができる。レバー制御部材30は、装着した状態では、そのバネ性によるエアブラシ本体101の外面との間の摩擦力によって前後方向の位置が保たれる。レバー制御部材30は、エアブラシ本体101の外面との間の摩擦力よりも大きな力で前後方向に移動させることができる。このレバー制御部材30を有する構成とした場合、上記図4のような調節ネジ118を必要としないテールキャップ120にできる。
(レバー制御部材30の作用)
図8は、上記レバー制御部材30の調節状態を示す図面であり、(A)はレバー本体11の傾倒角度を制限した状態を示す縦断面図、(B)はレバー本体11の傾倒角度を保持する状態を示す縦断面図、(C)はレバー本体11を最大傾倒角度で保持する状態を示す縦断面図である。
図8(A)に示すように、レバー制御部材30をエアブラシ本体101の前方へ位置調節することで、開口部31の後端が、レバー本体11の傾倒角度を制限する操作角度制限部分33とて機能する。図示する状態は、レバー本体11が約50%の操作量で制限された状態を示しており、レバー本体11を後方へ傾倒させても操作角度制限部分33に当接して操作角度が制限される。これにより、レバー本体11の傾倒によるニードル作動部110の開放量を一定にでき、液体塗料等Pの噴射量を一定に制限できる。しかも、レバー本体11の操作部15から指を離しても、次の操作時には同じ制限した噴射量を保つことができる。
図8(B)に示すように、レバー本体11を傾倒させた状態でレバー制御部材30をエアブラシ本体101の後方へ位置調節することで、開口部31の前端が、レバー本体11の傾倒角度を保持する操作角度保持部分34として機能する。図示する状態は、レバー本体11が約50%の操作量で保持された状態を示しており、レバー本体11を後方へ傾倒させた状態でレバー制御部材30を後方へ移動させて操作角度保持部分34をレバー本体11に当接させている。これにより、レバー本体11を傾倒させた状態で保つことができ、ニードル作動部110の開放量を一定に保って液体塗料等Pの噴射量を一定に制限できる。しかも、レバー本体11の操作部15から指を離しても、液体塗料等Pを噴射した状態を保つことができる。これにより、連続して安定した塗装作業ができる。
図8(C)に示すように、レバー本体11を最大位置まで傾倒させた状態でレバー制御部材30をエアブラシ本体101の後方へ位置調節することで、開口部31の前端が、レバー本体11の傾倒角度を保持する操作角度保持部分34として機能する。図示する状態は、レバー本体11を後方へ傾倒させた最大操作量の状態で、レバー制御部材30を後方へ移動させて操作角度保持部分34をレバー本体11に当接させている。これにより、レバー本体11を傾倒させた状態で保つことができ、ニードル作動部110の開放量を最大に保って液体塗料等Pの噴射量を一定に制限できる。しかも、レバー本体11の操作部15から指を離しても、液体塗料等Pを噴射した状態を保つことができる。これにより、連続して安定した塗装作業ができる。
なお、レバー制御部材30によって液体塗料等Pの噴射量を調節できるようにすれば、ニードル105の長さなどに関係なくエアブラシ用操作レバー10の位置で液体塗料等Pの噴射量を容易に調節することができる。
(総括)
以上のように、上記エアブラシ用操作レバー10によれば、レバー本体11を後方へ傾倒させる操作によって、エアバルブ開放部20が開放された後にニードル開放部25が開放されて、液体塗料等をエアで霧化して噴射することができる。これにより、レバー本体11の傾倒操作のみで、液体塗料等を適切な量で噴射することが可能となる。したがって、エアブラシ1による液体塗料等の噴射量の調節を容易に行うことができ、エアブラシ1の操作性を大幅に向上させることが可能となる。
また、レバー本体11の傾倒量でエアの噴射量と液体塗料等Pの供給量を同時に増減できるので、細い線の濃淡や、小さい丸の濃淡などの微妙な変化を描くことも簡単に可能となる。
さらに、レバー制御部材30を装着することで、レバー本体11の傾倒による液体塗料等Pの噴射量を一定に制限したり、レバー本体11から指を離しても液体塗料等Pの噴射状態を一定に保つことができ、液体塗料等Pの噴射量を容易に調節してエアブラシ1の操作性を向上させることが可能となる。
しかも、既存のエアブラシ100における操作レバーを上記エアブラシ用操作レバー10に交換することで、既存のエアブラシ100においても上記した作用効果を奏することができる。よって、既存のエアブラシ100の操作性を大幅に向上させることが可能となる。
なお、上記した実施形態におけるエアブラシ1は一例であり、エアブラシ本体101と、このエアブラシ本体101の軸心部に沿って設けられたニードル105を後方向に移動させるニードル作動部110と、エアブラシ本体101の軸方向と交差する方向に動作してエアバルブ113を開放するエアバルブ作動部112と、を備えたエアブラシ1であれば、他の形態のエアブラシにおいても適用することは可能であり、エアブラシ1は上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記した実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 エアブラシ用操作レバー
10 レバー本体
12 係合溝部
15 操作部
16 延設部分
17 操作部分
20 エアバルブ開放部
25 ニードル開放部
26 挿通穴部
30 レバー制御部材
31 開口部
32 制御部
33 操作角度制限部分
34 操作角度保持部分
100 エアブラシ
101 エアブラシ本体
103 吹出孔
105 ニードル
109 支持軸
110 ニードル作動部
111 エアバルブ
112 エアバルブ作動部

Claims (5)

  1. エアブラシ本体と、該エアブラシ本体の軸心部に沿って設けられたニードルを後方向に移動させるニードル作動部と、前記エアブラシ本体の軸方向と交差する方向に動作してエアバルブを開放するエアバルブ作動部と、とを備えたエアブラシの操作レバーであって、
    前記エアバルブ作動部の近傍に設けられた係合溝部に係合させる支持軸を有するレバー本体を備え、
    前記レバー本体は、前記支持軸を中心に該レバー本体の上部を後方へ傾倒させる操作部と、前記操作部の操作で前記支持軸よりも下方で前記エアバルブ作動部を下方へ押して前記エアバルブを開放するエアバルブ開放部と、前記操作部の操作で前記支持軸よりも上方で前記ニードル作動部を後方向へ移動させるニードル開放部と、前記ニードルを挿通させる挿通穴部と、を有し、
    前記ニードル開放部は、前記エアバルブ開放部による前記エアバルブ作動部の動作後に前記ニードル作動部を動作させるように構成されており、
    前記エアバルブ開放部は、前記支持軸から後方に屈曲して形成され、
    前記ニードル開放部は、前記支持軸から後方に屈曲して形成され、
    前記操作部は、前記ニードル開放部から前方に屈曲して前記エアブラシ本体の外周面まで延びる延設部分と、前記延設部分から斜め後方に屈曲した操作部分とを有し、
    前記操作部分は、後方へ傾倒させて前記エアブラシ本体の外面に当接させた状態で前記ニードル開放部が前記ニードル作動部を全開にするように形成されている、
    ことを特徴とするエアブラシ用操作レバー。
  2. 前記エアブラシ本体の外面に装着して前記レバー本体の傾倒状態を制御するレバー制御部材をさらに備え、
    前記レバー制御部材は、前記操作部を挿通させる開口部と、前記レバー本体の傾倒方向に位置調節して前記レバー本体の傾倒状態を制御する制御部と、を有している、
    請求項1に記載のエアブラシ用操作レバー。
  3. 前記制御部は、前記レバー制御部材を前記レバー本体の傾倒方向に位置調節することで該レバー本体の傾倒角度を制限する操作角度制限部分を有している、
    請求項に記載のエアブラシ用操作レバー。
  4. 前記制御部は、前記レバー制御部材を前記レバー本体の傾倒方向に位置調節することで該レバー本体の傾倒角度を保持する操作角度保持部分を有している、
    請求項2又は3に記載のエアブラシ用操作レバー。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエアブラシ用操作レバーを備えていることを特徴とするエアブラシ。
JP2018527038A 2016-07-15 2016-07-15 エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ Active JP6589059B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/003345 WO2018011833A1 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018011833A1 JPWO2018011833A1 (ja) 2019-01-17
JP6589059B2 true JP6589059B2 (ja) 2019-10-09

Family

ID=60952921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018527038A Active JP6589059B2 (ja) 2016-07-15 2016-07-15 エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6589059B2 (ja)
WO (1) WO2018011833A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4161289A (en) * 1978-04-14 1979-07-17 Cbs Inc. Airbrush
DE29509281U1 (de) * 1995-06-06 1996-10-02 Hansa-Technik Gmbh, 22844 Norderstedt Spritzpistole
US5779157A (en) * 1996-06-04 1998-07-14 Badger Air Brush Co. Air brush with removable paint regulating needle
US20030071144A1 (en) * 1997-10-14 2003-04-17 Naemura William H. Air brush with removable and rotatable nozzle head
JP3820192B2 (ja) * 2002-07-24 2006-09-13 株式会社ビービーリッチ エアーブラシ
JP5270842B2 (ja) * 2007-01-31 2013-08-21 アネスト岩田株式会社 塗装用スプレーガン
US8096489B2 (en) * 2008-04-28 2012-01-17 Temptu, Inc. Spraying device apparatus
US8882000B2 (en) * 2011-02-25 2014-11-11 Je Matadi, Inc. Air brush

Also Published As

Publication number Publication date
WO2018011833A1 (ja) 2018-01-18
JPWO2018011833A1 (ja) 2019-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI842956B (zh) 電腦輸入裝置及用於自電腦輸入裝置將球可移除地耦接的方法
JP6589059B2 (ja) エアブラシ用操作レバーとそれを備えたエアブラシ
US6779742B2 (en) Air brush
WO2016114338A1 (ja) スプレーガン
US4020990A (en) Spray gun
JP6427785B2 (ja) 噴霧器
JP5059585B2 (ja) エアゾール容器用噴射切換アダプタ
JP5280833B2 (ja) 塗装用スプレイノズル
KR101074477B1 (ko) 헤드의 노즐 건조방지장치
JP2003010740A (ja) エアーブラシ
JP4588237B2 (ja) スプレーガンのパターン調節装置
JPH0712451B2 (ja) パターン制御機構を有するエアーハンドスプレーガン
JP5618925B2 (ja) 塗装スプレーガン用フィルタ及びそれを用いた塗装スプレーガン
JP3477493B2 (ja) エアゾール容器用噴射ノズル
US6789742B2 (en) Air brush apparatus
JP4726351B2 (ja) エアゾール容器用アクチュエータ
JP2009090170A (ja) エアーブラシ
JP5914322B2 (ja) スプレーガン
JP6899073B2 (ja) エアゾール装置
JP2017200680A (ja) 鉛筆のように把持できるエアブラシ
JP2007314222A (ja) エアゾール容器用噴射ノズル
JP2023125720A (ja) トリガー式液体噴出器
JPH09290184A (ja) スパッタ塗装用ノズル
JP4237321B2 (ja) トリガー式噴霧器用キャップ
JPH0230041Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190625

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190726

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190910

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6589059

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250