JPH09290184A - スパッタ塗装用ノズル - Google Patents
スパッタ塗装用ノズルInfo
- Publication number
- JPH09290184A JPH09290184A JP10779496A JP10779496A JPH09290184A JP H09290184 A JPH09290184 A JP H09290184A JP 10779496 A JP10779496 A JP 10779496A JP 10779496 A JP10779496 A JP 10779496A JP H09290184 A JPH09290184 A JP H09290184A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- nozzle
- air
- needle
- water
- paint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】速乾性の水溶性塗料を極少量の供給量で塗装す
ることのできるスパッタ塗装用ノズルを提供する。 【解決手段】速乾性の水溶性塗料4を、この水溶性塗料
4とともに供給される噴霧エア31およびパターンエア
32によって50〜100cc/分の割合で供給し、被
塗装物の表面に斑点状の模様を形成するスパッタ塗装用
のノズル1であって、ニードル21が出没することによ
って水溶性塗料4の供給量を調整するようになされたニ
ードルノズル2と、このニードルノズル2を取り巻いて
噴霧エア31およびパターンエア32を供給するエアノ
ズル3とを具備し、ニードルノズル2の先端部が円錐状
となされたものである。
ることのできるスパッタ塗装用ノズルを提供する。 【解決手段】速乾性の水溶性塗料4を、この水溶性塗料
4とともに供給される噴霧エア31およびパターンエア
32によって50〜100cc/分の割合で供給し、被
塗装物の表面に斑点状の模様を形成するスパッタ塗装用
のノズル1であって、ニードル21が出没することによ
って水溶性塗料4の供給量を調整するようになされたニ
ードルノズル2と、このニードルノズル2を取り巻いて
噴霧エア31およびパターンエア32を供給するエアノ
ズル3とを具備し、ニードルノズル2の先端部が円錐状
となされたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、速乾性の水溶性塗
料を極少量の供給量で塗装するためのスパッタ塗装用ノ
ズルに関するものである。
料を極少量の供給量で塗装するためのスパッタ塗装用ノ
ズルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、塗装方法の一つとして、噴霧エ
アおよびパターンエアとともに塗料を供給して、被塗装
物の表面に斑点状の模様を形成するスパッタ塗装が知ら
れている。
アおよびパターンエアとともに塗料を供給して、被塗装
物の表面に斑点状の模様を形成するスパッタ塗装が知ら
れている。
【0003】従来より、このスパッタ塗装は、塗料の条
件を限定することで、一つのスプレーガン当たり100
〜400cc/分の少量の塗料で塗装することが可能と
なされていた(例えば、特公平6−102176号公報
参照)。また、このスパッタ塗装に使用するノズルとし
ては、通常のスプレーガンに使用されているノズルを用
い、塗料が霧化するか否かの状態となるように、塗料量
およびエアー量を調整して供給していた。
件を限定することで、一つのスプレーガン当たり100
〜400cc/分の少量の塗料で塗装することが可能と
なされていた(例えば、特公平6−102176号公報
参照)。また、このスパッタ塗装に使用するノズルとし
ては、通常のスプレーガンに使用されているノズルを用
い、塗料が霧化するか否かの状態となるように、塗料量
およびエアー量を調整して供給していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の場
合、スパッタ塗装を行うために限定された塗料を用いな
ければならないので、塗料のコストが高くなったり、溶
剤系の塗料の場合には作業環境の悪化を招くといった不
都合を生じることとなる。
合、スパッタ塗装を行うために限定された塗料を用いな
ければならないので、塗料のコストが高くなったり、溶
剤系の塗料の場合には作業環境の悪化を招くといった不
都合を生じることとなる。
【0005】また、意匠性に優れた塗装を行おうとした
場合、塗料の供給量を極少量とし、その供給量を微妙に
コントロールすることが必要とされるが、塗料の供給量
を100cc/分以下の極少量でコントロールしようと
すると、この塗料が供給されるニードルノズルの出口付
近に塗料が氷柱状に固まってしまうといった不都合を生
じる。特に、塗料のコスト低下や作業環境の改善を考え
た場合、速乾性の水溶性塗料を用いることが好ましい
が、この場合、いっそう塗料が固まり易くなる。
場合、塗料の供給量を極少量とし、その供給量を微妙に
コントロールすることが必要とされるが、塗料の供給量
を100cc/分以下の極少量でコントロールしようと
すると、この塗料が供給されるニードルノズルの出口付
近に塗料が氷柱状に固まってしまうといった不都合を生
じる。特に、塗料のコスト低下や作業環境の改善を考え
た場合、速乾性の水溶性塗料を用いることが好ましい
が、この場合、いっそう塗料が固まり易くなる。
【0006】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、速乾性の水溶性塗料を極少量の供給量で塗装
することのできるスパッタ塗装用ノズルを提供すること
を目的としている。
であって、速乾性の水溶性塗料を極少量の供給量で塗装
することのできるスパッタ塗装用ノズルを提供すること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のスパッタ塗装用ノズルは、速乾性の水溶性塗
料を、この水溶性塗料とともに供給される噴霧エアおよ
びパターンエアによって50〜100cc/分の割合で
塗装し、被塗装物の表面に斑点状の模様を形成するスパ
ッタ塗装用のノズルであって、ニードルが出没すること
によって水溶性塗料の供給量を調整するようになされた
ニードルノズルと、このニードルノズルを取り巻いて噴
霧エアおよびパターンエアを供給するエアノズルとを具
備し、ニードルノズルの先端部が円錐状となされたもの
である。
の本発明のスパッタ塗装用ノズルは、速乾性の水溶性塗
料を、この水溶性塗料とともに供給される噴霧エアおよ
びパターンエアによって50〜100cc/分の割合で
塗装し、被塗装物の表面に斑点状の模様を形成するスパ
ッタ塗装用のノズルであって、ニードルが出没すること
によって水溶性塗料の供給量を調整するようになされた
ニードルノズルと、このニードルノズルを取り巻いて噴
霧エアおよびパターンエアを供給するエアノズルとを具
備し、ニードルノズルの先端部が円錐状となされたもの
である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0009】図1はスパッタ塗装用ノズル1の全体構成
の概略を示している。
の概略を示している。
【0010】すなわち、このスパッタ塗装用ノズル1
は、ニードルノズル2を取り巻いてエアノズル3が設け
られている。
は、ニードルノズル2を取り巻いてエアノズル3が設け
られている。
【0011】ニードルノズル2は、ニードル21の出没
によって先端開口部22からの塗料4の供給量が調整で
きるようになされている。この先端開口部22は、塗料
4のキレが良くなるように、円錐状に形成されている。
によって先端開口部22からの塗料4の供給量が調整で
きるようになされている。この先端開口部22は、塗料
4のキレが良くなるように、円錐状に形成されている。
【0012】エアノズル3は、ニードルノズル2の周囲
を囲繞するようになされたもので、噴霧エア31とパタ
ーンエア32との異なった二つのエア通路が形成されて
いる。このうち、噴霧エア31は、ニードルノズル2と
の間に形成された間隙33と、その周囲を取り巻くよう
に穿孔された噴霧孔34から噴出される。また、パター
ンエア32は、噴出孔34のさらに外側を取り囲むよう
に形成されたリブ35の内側面に斜め方向に向けて穿孔
された噴出孔36から噴出される。そして、この噴霧エ
ア31とパターンエア32とのバランスを取ることで、
ニードルノズル2から供給される塗料4が、霧化するか
否かの状態で噴霧される。これにより、被塗装物(図示
省略)の表面には、塗料4を斑点状に塗布できるように
なされている。
を囲繞するようになされたもので、噴霧エア31とパタ
ーンエア32との異なった二つのエア通路が形成されて
いる。このうち、噴霧エア31は、ニードルノズル2と
の間に形成された間隙33と、その周囲を取り巻くよう
に穿孔された噴霧孔34から噴出される。また、パター
ンエア32は、噴出孔34のさらに外側を取り囲むよう
に形成されたリブ35の内側面に斜め方向に向けて穿孔
された噴出孔36から噴出される。そして、この噴霧エ
ア31とパターンエア32とのバランスを取ることで、
ニードルノズル2から供給される塗料4が、霧化するか
否かの状態で噴霧される。これにより、被塗装物(図示
省略)の表面には、塗料4を斑点状に塗布できるように
なされている。
【0013】このスパッタ塗装用ノズル1によると、先
端開口部22を円錐状としているので、塗料4のキレが
良く、しかも、周囲の間隙33から噴霧エア31が吹き
付けられるので、この先端開口部22に塗料4が氷柱状
になって固まるといったことを防止することができる。
したがって、固まりやすい速乾性の水溶性塗料4であっ
ても、50〜100cc/分の極少量の供給量で使用す
ることができる。したがって、水溶性塗料4の使用によ
り塗料4のコスト低減を図るとともに作業環境の改善を
図ることができる。また、塗料4の供給量を50〜10
0cc/分の極少量で調整することかでき、意匠性に優
れた塗装を行うことができる。
端開口部22を円錐状としているので、塗料4のキレが
良く、しかも、周囲の間隙33から噴霧エア31が吹き
付けられるので、この先端開口部22に塗料4が氷柱状
になって固まるといったことを防止することができる。
したがって、固まりやすい速乾性の水溶性塗料4であっ
ても、50〜100cc/分の極少量の供給量で使用す
ることができる。したがって、水溶性塗料4の使用によ
り塗料4のコスト低減を図るとともに作業環境の改善を
図ることができる。また、塗料4の供給量を50〜10
0cc/分の極少量で調整することかでき、意匠性に優
れた塗装を行うことができる。
【0014】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、ニ
ードルノズルの先端部が円錐状となされているので、塗
料のキレが良く、速乾性の水溶性の塗料であっても、5
0〜100cc/分の極少量の割合で使用することがで
きる。したがって、塗料コストの低減および作業環境の
改善を図るとともに、意匠性に優れた塗装を行うことが
可能となる。
ードルノズルの先端部が円錐状となされているので、塗
料のキレが良く、速乾性の水溶性の塗料であっても、5
0〜100cc/分の極少量の割合で使用することがで
きる。したがって、塗料コストの低減および作業環境の
改善を図るとともに、意匠性に優れた塗装を行うことが
可能となる。
【図1】スパッタ塗装用ノズルの全体構成の概略を示す
正面図および断面図である。
正面図および断面図である。
1 スパッタ塗装用ノズル 2 ニードルノズル 21 ニードル 3 エアノズル 31 噴霧エア 32 パターンエア 4 塗料
Claims (1)
- 【請求項1】 速乾性の水溶性塗料を、この水溶性塗料
とともに供給される噴霧エアおよびパターンエアによっ
て50〜100cc/分の割合で供給し、被塗装物の表
面に斑点状の模様を形成するスパッタ塗装用のノズルで
あって、 ニードルが出没することによって水溶性塗料の供給量を
調整するようになされたニードルノズルと、このニード
ルノズルを取り巻いて噴霧エアおよびパターンエアを供
給するエアノズルとを具備し、ニードルノズルの先端部
が円錐状となされたことを特徴とするスパッタ塗装用ノ
ズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10779496A JPH09290184A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スパッタ塗装用ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10779496A JPH09290184A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スパッタ塗装用ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09290184A true JPH09290184A (ja) | 1997-11-11 |
Family
ID=14468208
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10779496A Pending JPH09290184A (ja) | 1996-04-26 | 1996-04-26 | スパッタ塗装用ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09290184A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1104288C (zh) * | 1998-02-12 | 2003-04-02 | 华光造机株式会社 | 喷涂枪装置 |
JP2013240745A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 噴霧ノズルの構造 |
WO2015125619A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
-
1996
- 1996-04-26 JP JP10779496A patent/JPH09290184A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1104288C (zh) * | 1998-02-12 | 2003-04-02 | 华光造机株式会社 | 喷涂枪装置 |
JP2013240745A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 噴霧ノズルの構造 |
WO2015125619A1 (ja) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
JP2015157244A (ja) * | 2014-02-21 | 2015-09-03 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
CN106029238A (zh) * | 2014-02-21 | 2016-10-12 | 阿耐思特岩田株式会社 | 喷枪 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040316 |