JPH0712451B2 - パターン制御機構を有するエアーハンドスプレーガン - Google Patents

パターン制御機構を有するエアーハンドスプレーガン

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JPH0712451B2
JPH0712451B2 JP63256543A JP25654388A JPH0712451B2 JP H0712451 B2 JPH0712451 B2 JP H0712451B2 JP 63256543 A JP63256543 A JP 63256543A JP 25654388 A JP25654388 A JP 25654388A JP H0712451 B2 JPH0712451 B2 JP H0712451B2
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spray gun
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雄治 剣持
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岩田塗装機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、塗料を圧縮空気によって霧化し、被塗物に塗
着させるエアーハンドスプレーガンにおいて、特にスプ
レーパターンの変更を必要とする場合に好都合であるエ
アーハンドスプレーガンに関する。
[従来の技術] エアーハンドスプレーガンは、通常、噴霧化を行う霧化
用空気口と、噴霧された塗料粒子を、塗装作業に都合よ
い形状にする、パターン調整空気口とを有している。こ
のパターン調整空気口より噴出する空気量を、調整する
ことによって、丸形パターンから長円形の細長いパター
ンにまで、無段階にその大きさを変化できるように構成
されている。
従来この調整装置は、パタン調整空気口への連通路に絞
り弁を設け、塗装条件によって必要に応じて調整し、そ
の状態で吹付操作を行なっている。
調整弁は、エアーハンドスプレーガンの後部に調整用の
ツマミが設けられているのが一般的で、エアーハンドス
プレーガンを持つ手と別の手によって操作される。また
別例として、エアーハンドスプレーガンを持つ手の指に
よって、容易に操作できるエアーハンドスプレーガン
や、調整しやすいように、ツマミにワンタッチレバーを
設けたものなどがある。
[発明が解決しようとする問題点] エアーハンドスプレーガンの吹付では、被塗物の大きさ
によって、スプレーパターンの大きさを変えることが行
なわれる。これは、広い面積は大きい開きのパターンで
塗装した方が、作業性や仕上りからいって効果的であ
り、狭い箇所や細長い被塗物は小さいパターン開きにし
た方が、塗料の無駄もなく効果的であるからで、特に両
方の塗装面をもった被塗物(例えば椅子や机など)にお
いては、一つの塗装作業中にこれらを使い分け、調整す
ることが必要となる。
しかしながら従来の例によると、適正パタンに調整する
のに数秒の時間がかかり、しかも調整を確認することが
必要であったり、調整が不安定であったりする。また、
吹付の途中で行うことは困難であり、使用上の不便さは
十分解消されていない。
更にパターン開きを小さくした場合は、その分塗料の噴
出量も少なくしなければ、単位面積当りの塗膜が厚くな
り、塗装速度を速くしなければ、垂れが生ずるなどの不
具合も出てくる。したがって塗料噴出量の調整もあわせ
て行うことになり、操作は更に繁雑となる。
[問題点を解決するための手段] 本発明はこれらの問題点を解決する手段として、ニード
ル弁とパターン調整弁の弁開度を、引金にて連動して調
整されるよう、先端に塗料ノズルと該塗料ノズルを囲む
ように霧化用空気キャップを備え、前記塗料ノズルは、
内部にニードル弁を配し、該ニードル弁の後方に有する
係止部に係止するようにとりつけられた引金と、該引金
操作による前記ニードル弁の進退によって、塗料ノズル
の開口を調整されると共に霧化用空気キャップは、霧化
空気口と、噴出空気量の増減によって噴霧パターンの大
きさを変化させるパターン調整空気口を備え、かつ、前
記パターン調整空気口へは、パターン調節弁を介して調
整された圧縮空気を供給してなるエアーハンドスプレー
ガンにおいて、前記引金に一端を係合し、他端を前記パ
ターン調節弁の係止部と係合する連動部材を設けるとと
もに、前記パターン調節弁の係止部は、その位置をパタ
ーン調節弁の弁棒の軸方向に調整可能に形成したことを
特徴とするエアーハンドスプレーガンを第一の特徴とす
るものである。
更に、ニードル弁の弁開度を、先端がテーパー状ニード
ル弁の進退により調整され、噴出量が調整可能なエアー
ハンドスプレーガンにおいて、前記ニードル弁のガイド
の外周部に溝を形成し、該ニードル弁が前記引金によっ
て進退した時に、前記溝内に侵入、離脱するストッパー
を弾発状態に設けたことを第二の特徴とするエアーハン
ドスプレーガンである。
その他細部については、以下の実施例で詳しく説明す
る。
[作用] 従来のエアーハンドスプレーガンは、ニードル弁の開度
は引金等による後退量によって調整操作され、パターン
開き調節弁は、別の手指操作等によって調整されるが、
本発明によれば、ニードル弁の開放操作に連動して、パ
ターン開き調節弁も開放される。
したがって、ニードル弁の開度が少なく、塗料噴出量が
少ない場合は、パターン開きも、小さく制御された状態
で吹付られ、ニードル弁が全開した場合は、パターン開
きも全開となり最大のパターンを形成する。
この場合噴出量とパターン開きのバランスは、開度調整
する連動手段を関連的に位置づけることによって、望ま
しい吹付状態を得ることができる。すなわち、引金によ
ってニードル弁が引かれる位置に対し、パターン調節弁
が引かれる位置を、先(前方)になるようパターン調節
弁の係止部を調整すれば、パターン調節弁は早く開き、
ニードル弁の開きが小さく塗料噴出量が小さいうちに大
きなパターンを形成し、例えば、薄膜塗装が可能とな
る。また逆に、パターン調節弁の開きを遅くなるように
すれば、塗料噴出量が最大となっても、パターン開きを
小さい状態に維持できるようになる。
更に、ニードル弁の外側に溝を設け、この溝に弾発的に
設けたストッパーの先端が落ちこむと一旦停止し、更に
強く引くと、溝より外れ、再び引かれて開度が大きくな
ることによって、段階的にニードル弁を操作すること
が、簡単に、かつ正確に行える。
[実施例] 第1図に、本発明の一実施例を示す。
エアーハンドスプレーガンは、本体1の先端に霧化頭を
構成する塗料ノズル2、該塗料ノズル2を囲むように霧
化用空気キャップ3が配されている。塗料ノズル2の中
心部は塗料通路4が貫通し、先端のノズル口5と連通し
ている。ノズル口5の内側は、テーパーシート面6を形
成し、このシート面6に当接離開して、塗料の噴出量を
調整するニードル弁7が臨んでいる。ニードル弁7とシ
ート面6との開度は、鋭角なテーパー面のため、後退量
によって微調整が可能となっている。テーパー角度は一
般的に15°〜30°で、微調整が必要な場合は、より鋭角
にすることによって、後退量に対する変化割合を少なく
することができる。
ニードル弁7の後方は、パッキン8を介して外部に突出
し、中央部分に、引金9との係止部10となるガイド11を
形成している。後端は、ニードル弁バネ12によって、前
方に付勢されている。
次に霧化用空気キャップ3は、ノズル口5が位置する 中心部に、霧化用空気口13、その外側に、中心噴霧流に
向けて噴射する、一対のパターン調節用空気口14が設け
られ、それぞれ別の空気通路からの空気が供給される。
一般には、霧化用空気口13はエアーハンドスプレーガン
に供給された空気が直接導入され、パターン調整用空気
口14には、別の調節弁であるパターン調節弁15を介して
調整された空気が供給される。
このパターン調節弁15は、先端にテーパー状の弁体16を
形成し、後退量によって通過空気量が調節できるもので
あり、ここを通過し、霧化用空気キャップ3のパターン
調節用空気口14より噴出する空気量が多い程、パターン
の大きさが大きくできる働きがある。パターン調節弁15
の後方は、弁バネ16で付勢され、その後端は、スプレー
ガン本体1より突出して、係止部17が取付けられてい
る。該係止部17は、ねじにより弁棒18に対し、前後に位
置調整自在となっている。
パターン調節弁15は、前記引金9に一端を係合し、他端
を前記係止部17と係合するよう配置した連動部材19によ
って後退させられる。この場合、パターン調節弁15は、
係止部17の位置を弁棒18の軸方向に調整することによっ
て、後退位置及び後退量を調整することができる。
ニードル弁7は、既に公知の如く、引金9の後退によっ
て係止部10が当り、引金と共に後退、ノズル口5が開放
されるが、その引き量は通常全開位置まで引かれ、途中
での停止は困難である。そのため塗料の噴出量を調節す
る場合は、後部に設けた、塗料噴出量調節ツマミ20を本
体にねじ込みニードル弁7の後退可能距離を規制してい
る。しかしこの場合も調整には時間を要し、作業の中断
確認等、パターンの調節と同様に面倒な操作を必要とす
る。
本発明では第2図に示す如く、ニードル弁7のガイド11
の外周部分に溝21を形成し、該溝21に先端の一部が侵入
するストッパー22を、ばね23によって弾発状態を維持し
て設けている。したがってニードル弁7を後退させる
と、途中の開度でストッパー22の先端が溝21に落ち込
み、引金9による後退が一端停止する。更に、後退させ
る場合は、ストッパー22の先端がばね23を圧縮して、溝
21より外れるだけの力で後退させる必要があり、作業者
は、指にかかる力の加減によって、ニードル弁の進退
を、溝位置で安定停止させることが容易に可能となる。
通常の作業において、塗料の噴出量の調節は、2または
3段階に調節できるだけで十分に効果をあげることがで
き、第3図の如き、塗料噴出量とニードル弁の後退量の
関係から、溝の位置を1本または2本設定すればよい。
また本実施例では、ストッパーの位置を、本体1に設け
た凹部に、ばね23とストッパー22を収納する構成とした
が、引金9の作動が段階的に抵抗感をもって停止できる
構造であれば、本発明の範囲内において、種々の変更は
可能である。
[発明の効果] 以上の如く本発明には、エアーハンドスプレーガンのパ
ターン調整を、引金と連動部材を介して連動させて行う
ことができるとともに、この連動量も調整可能なため、
作業中、特にスプレー中であっても、直ちに変更するこ
とができ、被塗物に対応して、パターンの大きさ、塗料
噴出量の調節ができる。したがって塗装作業性の向上、
塗料損失の削減がはかれる。又、ニードル弁の溝にスト
ッパをばねにして弾発状態にとりつける構成のためニー
ドル弁の調整用のツマミ以外でも、ニードル弁の引き代
が調整できるので、塗装の噴霧状態の調整をきめ細かに
行なうことができる。
また、パターンの広がりが大きいと、その分噴霧流の勢
いが減少し、被塗物の溝部等の凹部に塗着しにくいが、
パターンを小さくして塗装すれば十分に入り込み、均一
な塗膜を形成することができるなど、塗装の仕上がりの
面でも、大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の1実施例を示すエアーハンドスプレ
ーガンの断面図、第2図は、ニードル弁とストッパー部
分の拡大断面図。第3図は、塗料噴出量とニードル弁後
退量の関係を示すグラフである。 3……霧化用空気キャップ、5……ノズル口 6……シート面、7……ニードル弁 9……引金、10、17……係止部 15……パターン調節弁、19……連動部材 22……ストッパー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端に塗料ノズルと該塗料ノズルを囲むよ
    うに霧化用空気キャップを備え、前記塗料ノズルは、内
    部にニードル弁を配し、該ニードル弁の後方に有する係
    止部に係止するようにとりつけられた引金と、該引金の
    操作による前記ニードル弁の進退によって、前記塗料ノ
    ズルの開口を調整されると共に、前記霧化用空気キャッ
    プは、霧化空気口と、噴出空気量の増減によって噴霧パ
    ターンの大きさを変化させるパターン調整空気口を備
    え、かつ、前記パターン調整空気口へは、パターン調節
    弁を介して調整された圧縮空気を供給してなるエアーハ
    ンドスプレーガンにおいて、前記引金に一端を係合し、
    他端を前記パターン調節弁の係止部と係合する連動部材
    を設けるととともに、前記パターン調節弁の係止部は、
    その位置をパターン調節弁の弁棒の軸方向に調整可能に
    形成したことを特徴とするパターン制御機構を有するエ
    アーハンドスプレーガン。
  2. 【請求項2】前記ニードル弁のガイドの外周部に溝を形
    成し、該ニードル弁が前記引金によって進退した時に、
    前記溝内に侵入、離脱するストッパーを弾発状態に設け
    たことを特徴とする特許請求の範囲第一項記載のパター
    ン制御機構を有するエアーハンドスプレーガン。
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