JPH0711805Y2 - スプレーガンの調整バルブ - Google Patents
スプレーガンの調整バルブInfo
- Publication number
- JPH0711805Y2 JPH0711805Y2 JP1989087804U JP8780489U JPH0711805Y2 JP H0711805 Y2 JPH0711805 Y2 JP H0711805Y2 JP 1989087804 U JP1989087804 U JP 1989087804U JP 8780489 U JP8780489 U JP 8780489U JP H0711805 Y2 JPH0711805 Y2 JP H0711805Y2
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- spray gun
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、圧縮空気流により塗料を霧化し、所望のパタ
ーン形成を可能としたスプレーガンにおいて、空気流を
制御するスプレーガン調整バルブに関する。
ーン形成を可能としたスプレーガンにおいて、空気流を
制御するスプレーガン調整バルブに関する。
[従来の技術] 圧縮空気により霧化し吹付を行う、いわゆるエアースプ
レーガンは、その霧化方式により、外部混合方式と内部
混合方式とに大別されている。外部混合方式は、塗料ノ
ズルより噴出した塗料を、3〜5kgf/cm2の圧力により噴
出する圧縮空気によって、スプレーガンの外部にて混合
するもので、一般的には吹付空気圧を高くすると、噴霧
粒子径は細かくなり、また噴霧流に対して、両側からパ
ターン形成用の空気を衝突させることによって噴霧形状
を変化させ、被塗装物に適した大きさのパターンで吹付
を行いうるようになっている。
レーガンは、その霧化方式により、外部混合方式と内部
混合方式とに大別されている。外部混合方式は、塗料ノ
ズルより噴出した塗料を、3〜5kgf/cm2の圧力により噴
出する圧縮空気によって、スプレーガンの外部にて混合
するもので、一般的には吹付空気圧を高くすると、噴霧
粒子径は細かくなり、また噴霧流に対して、両側からパ
ターン形成用の空気を衝突させることによって噴霧形状
を変化させ、被塗装物に適した大きさのパターンで吹付
を行いうるようになっている。
また、内部混合式スプレーガンは、噴霧口をもつ空気キ
ャップの内部に開口するノズルより噴出した塗料を、こ
の空気キャップ内で混合霧化し、気液混合状態にて空気
キャップより噴出させるものである。したがって噴霧口
の形状によってほぼ噴霧形状が定まり、噴霧粒子径も外
部混合ほどに細かくなり得ないものである。
ャップの内部に開口するノズルより噴出した塗料を、こ
の空気キャップ内で混合霧化し、気液混合状態にて空気
キャップより噴出させるものである。したがって噴霧口
の形状によってほぼ噴霧形状が定まり、噴霧粒子径も外
部混合ほどに細かくなり得ないものである。
これらの霧化方式によるスプレーガンは、古くから実用
化されており、その内容は当業者において広く知られて
いるものである。
化されており、その内容は当業者において広く知られて
いるものである。
この他エアーを用いる別の例として、いわゆる液圧霧化
のスプレーガンに、エアーを用いて一部の問題点を解決
し、効果をあげている例としてエアーエアレス霧化式の
スプレーガンがある。この場合も多くは、空気量を変化
させることによって噴霧パターンの調整を可能としてお
り、その手段は一方の通路の通路面積を変更することに
よって他の通路からの流量との比率を変化させているも
のである。
のスプレーガンに、エアーを用いて一部の問題点を解決
し、効果をあげている例としてエアーエアレス霧化式の
スプレーガンがある。この場合も多くは、空気量を変化
させることによって噴霧パターンの調整を可能としてお
り、その手段は一方の通路の通路面積を変更することに
よって他の通路からの流量との比率を変化させているも
のである。
[考案が解決しようとする問題点] これら従来の霧化方式においては、それぞれ問題があ
り、低圧の空気で吹き付け、粒子径が細かくパターン形
状が、塗装に適した範囲に調節できるスプレーガンを得
ることができなかった。
り、低圧の空気で吹き付け、粒子径が細かくパターン形
状が、塗装に適した範囲に調節できるスプレーガンを得
ることができなかった。
すなわち、比較的低圧にしやすい内部混合式スプレーガ
ンにおいては、前述の如くパターン調節ができず、空気
キャップを交換しなければならない問題が生ずる。また
低粘度の塗料吹付においては、長円(楕円)パターンの
中央部が薄くなるパターンとなりやすく、吹付面の仕上
りに悪い影響を及ぼすことになる。
ンにおいては、前述の如くパターン調節ができず、空気
キャップを交換しなければならない問題が生ずる。また
低粘度の塗料吹付においては、長円(楕円)パターンの
中央部が薄くなるパターンとなりやすく、吹付面の仕上
りに悪い影響を及ぼすことになる。
また外部混合式の低圧スプレーガンにおいては噴出量を
多くすると極端に粒子径が粗くなり、実用上100〜150cc
/分程度以下に限られている。さらにまたエアーエアレ
ス方式にしても、霧の性状が液圧霧化を基本にしている
ために噴霧流の勢いが強く、パターンは縮小する方向へ
の調整にとどまっていた。
多くすると極端に粒子径が粗くなり、実用上100〜150cc
/分程度以下に限られている。さらにまたエアーエアレ
ス方式にしても、霧の性状が液圧霧化を基本にしている
ために噴霧流の勢いが強く、パターンは縮小する方向へ
の調整にとどまっていた。
本考案の出願人はこのような状況において、別途エアー
スプレーの基本的な霧化原理である。前記内部混合方式
と外部混合方式とを組み合わせ、低圧の空気のみによる
霧化で、十分な微粒化とパターン形成を可能としたスプ
レーガンを提案した。
スプレーの基本的な霧化原理である。前記内部混合方式
と外部混合方式とを組み合わせ、低圧の空気のみによる
霧化で、十分な微粒化とパターン形成を可能としたスプ
レーガンを提案した。
これは、唇状の噴霧開口内で塗料と圧縮空気を混合霧化
し、長楕円形のパターンで噴霧後、外部にて長径又は短
径方向からの圧縮空気流を衝突させることにより、パタ
ーンの調節を行うものであり、スプレーガンとして噴霧
化を主とした空気流の他に、別々に調整可能とされる前
記二つの空気流を必要とする。
し、長楕円形のパターンで噴霧後、外部にて長径又は短
径方向からの圧縮空気流を衝突させることにより、パタ
ーンの調節を行うものであり、スプレーガンとして噴霧
化を主とした空気流の他に、別々に調整可能とされる前
記二つの空気流を必要とする。
このため従来のスプレーガンにおける調整バルブでは対
応できず、新規な調整バルブを考案したものである。
応できず、新規な調整バルブを考案したものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、握り下方の空気ニップルよりスプレーガンに
導入された圧縮空気を、圧縮空気通路より空気分配バル
ブ室に送り、該空気分配バルブ室より霧化用としての一
つの分岐通路とパターン形成用もしくは調整用としての
二つの分岐通路を形成し、前記噴霧化用の分岐通路へは
霧化用の空気を供給するとともに、他の二つのパターン
形成用もしくは調整用としての分岐通路への分配空気量
を変化させることにより、パターン形成用もしくは調整
用空気を変化させ、パターンの大きさを調整するように
構成したスプレーガンの調整バルブであって、前記空気
分配バルブ室に小径部と大径部とからなる分配弁を回転
自在に配設するとともに、該分配弁を外部から手動で回
動できるツマミを配し、前記小径部に対面する空気分配
バルブ室内壁面の一方に、スプレーガンに導入される圧
縮空気の導入口を、他方に、スプレーガンの先端部に有
する内部混合霧化部に噴霧化用空気として送り込む供給
口をそれぞれ設け、かつ、前記大径部の軸方向には、前
記小径部の圧縮空気と常時連通する一定深さの切欠凹部
を形成し、該切欠凹部と前記大径部外周と接する空気分
配バルブ室内壁面にスプレーガン先端部の角ノズルと噴
射口に連絡する二つの分岐通路の開口端とが、それぞれ
所定の相対位置で連通するように配置してなることを特
徴とするものである。
導入された圧縮空気を、圧縮空気通路より空気分配バル
ブ室に送り、該空気分配バルブ室より霧化用としての一
つの分岐通路とパターン形成用もしくは調整用としての
二つの分岐通路を形成し、前記噴霧化用の分岐通路へは
霧化用の空気を供給するとともに、他の二つのパターン
形成用もしくは調整用としての分岐通路への分配空気量
を変化させることにより、パターン形成用もしくは調整
用空気を変化させ、パターンの大きさを調整するように
構成したスプレーガンの調整バルブであって、前記空気
分配バルブ室に小径部と大径部とからなる分配弁を回転
自在に配設するとともに、該分配弁を外部から手動で回
動できるツマミを配し、前記小径部に対面する空気分配
バルブ室内壁面の一方に、スプレーガンに導入される圧
縮空気の導入口を、他方に、スプレーガンの先端部に有
する内部混合霧化部に噴霧化用空気として送り込む供給
口をそれぞれ設け、かつ、前記大径部の軸方向には、前
記小径部の圧縮空気と常時連通する一定深さの切欠凹部
を形成し、該切欠凹部と前記大径部外周と接する空気分
配バルブ室内壁面にスプレーガン先端部の角ノズルと噴
射口に連絡する二つの分岐通路の開口端とが、それぞれ
所定の相対位置で連通するように配置してなることを特
徴とするものである。
[作用] 上記構成によりスプレーガンに導入されたエアーは、空
気分配バルブ室内の分配弁の小径部の外周空間よりスプ
レーガン先端の霧化部へ供給されるとともに、分配弁の
大径部外周の一部に軸方向一定深さに設けた切欠凹部に
流入する。ツマミにより分配弁は回転され、大径部の切
欠凹部位置が空気分配バルブ室内壁面に開口する開口端
と通じると、エアーは角ノズル又は噴射口へ送られるこ
とになる。該開口端は独立した二つの通路が内壁面の異
なる位置に設けられているため、分配弁との相対位置に
よって角ノズル又は噴射口のいずれかと連通し、かつ、
切欠凹部と開口端との重なりの程度によって流量が可変
となる。
気分配バルブ室内の分配弁の小径部の外周空間よりスプ
レーガン先端の霧化部へ供給されるとともに、分配弁の
大径部外周の一部に軸方向一定深さに設けた切欠凹部に
流入する。ツマミにより分配弁は回転され、大径部の切
欠凹部位置が空気分配バルブ室内壁面に開口する開口端
と通じると、エアーは角ノズル又は噴射口へ送られるこ
とになる。該開口端は独立した二つの通路が内壁面の異
なる位置に設けられているため、分配弁との相対位置に
よって角ノズル又は噴射口のいずれかと連通し、かつ、
切欠凹部と開口端との重なりの程度によって流量が可変
となる。
これらの空気は、パターン調整のため設けられた角ノズ
ル又は噴射口までの独立した空気通路に対し、単一の分
配弁によってその回転位置を外部のツマミによる手動調
整のみで供給でき、それぞれ必要な角ノズル又は噴射口
の空気孔より噴出させて大きなパターンから小さなパタ
ーンまで所望のパターン形成を行う。
ル又は噴射口までの独立した空気通路に対し、単一の分
配弁によってその回転位置を外部のツマミによる手動調
整のみで供給でき、それぞれ必要な角ノズル又は噴射口
の空気孔より噴出させて大きなパターンから小さなパタ
ーンまで所望のパターン形成を行う。
[実施例] 第1図は、本考案を実施したスプレーガンの全体構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
本体1は銃身2と握り3をもち、握り3の下部に空気ニ
ップル4をとりつけ、該空気ニップルより上部に設けた
空気弁部に通孔5を通って圧縮空気を送り込む構造であ
る。
ップル4をとりつけ、該空気ニップルより上部に設けた
空気弁部に通孔5を通って圧縮空気を送り込む構造であ
る。
空気弁部は、銃身2の後部より穿設された空調孔6に挿
入された空調パイプ7の内側に、空気弁8が設けられて
構成されている。空調パイプ7は外側より内側に通じる
孔9があけられ、空調パイプ7の回転により、該孔9と
前記通孔5との合致具合によって空気流量が変化する。
ツマミ10が、この空調パイプ7を回転させるために設け
られている。空気弁8は、ばね11により本体のシート12
に押しつけられて圧縮空気を停止している。空気弁8の
中心部には、銃身2の先端に延びるニードル弁13が貫通
し、その後部にばね14と、これを弾圧保持し、かつニー
ドル弁13の後退量を規制する開度調節ツマミ15が設けら
れている。
入された空調パイプ7の内側に、空気弁8が設けられて
構成されている。空調パイプ7は外側より内側に通じる
孔9があけられ、空調パイプ7の回転により、該孔9と
前記通孔5との合致具合によって空気流量が変化する。
ツマミ10が、この空調パイプ7を回転させるために設け
られている。空気弁8は、ばね11により本体のシート12
に押しつけられて圧縮空気を停止している。空気弁8の
中心部には、銃身2の先端に延びるニードル弁13が貫通
し、その後部にばね14と、これを弾圧保持し、かつニー
ドル弁13の後退量を規制する開度調節ツマミ15が設けら
れている。
引金16の操作により空気弁8の前方には、ニードル弁13
の外側に空気弁棒17が設けられており、引金16の操作に
より空気弁8を後退させて、圧縮空気を前方の空気分配
バルブ室18に送り込む。更に引金16を引くと、空気弁8
の後端によってニードル弁13が後退するよう構成されて
いる。
の外側に空気弁棒17が設けられており、引金16の操作に
より空気弁8を後退させて、圧縮空気を前方の空気分配
バルブ室18に送り込む。更に引金16を引くと、空気弁8
の後端によってニードル弁13が後退するよう構成されて
いる。
空気分配バルブ室18内には、第2図、第3図に示す如
く、小径部19aと大径部19bからなる分配弁19が、回転自
在に配設され、外部のツマミ29によって回動されるもの
である。前記大径部19bの外周には切欠凹部20が形成さ
れ、該切欠凹部20は前記空気分配バルブ室18内壁面と前
記小径部19aとの間の空間とは、常時連通されている。
前記空気分配バルブ室18の内壁面には、銃身2の前部に
向けて3つの空気通路が開口され、その1つの空気通路
は、分配弁19の小径部19aに対面する位置に有し、常時
前記空気分配バルブ室18内の小径部との間の空気並び
に、前記大径部の切欠凹部20と連がっているが、他の二
つの空気通路は、前記分配弁19の大径部19bの軸方向に
設けた一定深さの切欠凹部20の回動によって先端部に配
される角ノズル43、又は、噴射口45に供給され、回動位
置によって流通面積が異なり、流量を調節できる。した
がって、回転接触部における流通面積の変化を分配弁19
の大径部19bの軸方向に一定の深さに形成した切欠凹部2
0によって決めてやれば、任意の分配量を制限すること
が可能である。
く、小径部19aと大径部19bからなる分配弁19が、回転自
在に配設され、外部のツマミ29によって回動されるもの
である。前記大径部19bの外周には切欠凹部20が形成さ
れ、該切欠凹部20は前記空気分配バルブ室18内壁面と前
記小径部19aとの間の空間とは、常時連通されている。
前記空気分配バルブ室18の内壁面には、銃身2の前部に
向けて3つの空気通路が開口され、その1つの空気通路
は、分配弁19の小径部19aに対面する位置に有し、常時
前記空気分配バルブ室18内の小径部との間の空気並び
に、前記大径部の切欠凹部20と連がっているが、他の二
つの空気通路は、前記分配弁19の大径部19bの軸方向に
設けた一定深さの切欠凹部20の回動によって先端部に配
される角ノズル43、又は、噴射口45に供給され、回動位
置によって流通面積が異なり、流量を調節できる。した
がって、回転接触部における流通面積の変化を分配弁19
の大径部19bの軸方向に一定の深さに形成した切欠凹部2
0によって決めてやれば、任意の分配量を制限すること
が可能である。
銃身2の先端部には霧化装置が設けられるが、塗料の噴
出を行う塗料ノズル21は、本体の先端部にねじ込まれ、
前記ニードル弁13の先端が、塗料ノズル21のノズル口22
の内側に当り、塗料の停止を行う。この塗料ノズル21の
外側は本体1と係合し、二つの通路23,24を区画し、前
記分配弁19によって分けられた一次空気通路27と通路23
が二次空気通路のうち一方の空気通路27と通路24が、他
方の空気通路28と通路25がそれぞれ連通するよう形成さ
れる。
出を行う塗料ノズル21は、本体の先端部にねじ込まれ、
前記ニードル弁13の先端が、塗料ノズル21のノズル口22
の内側に当り、塗料の停止を行う。この塗料ノズル21の
外側は本体1と係合し、二つの通路23,24を区画し、前
記分配弁19によって分けられた一次空気通路27と通路23
が二次空気通路のうち一方の空気通路27と通路24が、他
方の空気通路28と通路25がそれぞれ連通するよう形成さ
れる。
一方塗料ノズル21は、チップキャップ30によって覆わ
れ、塗料ノズル21のノズル口22は、チップキャップ30の
先端中心に開口する噴霧口31の内部に配置される。
れ、塗料ノズル21のノズル口22は、チップキャップ30の
先端中心に開口する噴霧口31の内部に配置される。
噴霧口31は、円筒形の入口部32と、その先に円錐形もし
くは略球状とし、その中心部に外側よりV字状溝33を形
成して、ほぼ唇状の開口部を有している。入口部32の手
前は、テーパー面35として1次空気室40を形成してお
り、該テーパー面35と前記塗料ノズル21の先端外径36と
の間を前記通路23からの圧縮空気が流れるように組み合
わされている。
くは略球状とし、その中心部に外側よりV字状溝33を形
成して、ほぼ唇状の開口部を有している。入口部32の手
前は、テーパー面35として1次空気室40を形成してお
り、該テーパー面35と前記塗料ノズル21の先端外径36と
の間を前記通路23からの圧縮空気が流れるように組み合
わされている。
この一次空気室40の流通面積は大きくすると霧化粒子が
小さくなることが明らかになっており、前記チップキャ
ップ30の噴霧口31である唇状の開口部に対し、少なくと
も同等以上とするのが良い。
小さくなることが明らかになっており、前記チップキャ
ップ30の噴霧口31である唇状の開口部に対し、少なくと
も同等以上とするのが良い。
また噴霧口31の外側は、内側と同様円錐形外面34を形成
し、チップキャップ30の噴霧口31である唇状の開口部の
肉厚を出来るだけ薄く形成している。更にチップキャッ
プ30の外面34に係合し、噴霧軸に対して対称位置に対向
する角を有する角キャップ37を設け、前記チップキャッ
プ30と一体化し、カバー38により本体1の先端に着脱自
在に固定している。
し、チップキャップ30の噴霧口31である唇状の開口部の
肉厚を出来るだけ薄く形成している。更にチップキャッ
プ30の外面34に係合し、噴霧軸に対して対称位置に対向
する角を有する角キャップ37を設け、前記チップキャッ
プ30と一体化し、カバー38により本体1の先端に着脱自
在に固定している。
角キャップ37の角部42には前方斜め方向に向け扁平気流
を噴出する角ノズル43が設けられている。
を噴出する角ノズル43が設けられている。
第1図においては、角キャップ37は中心より90°の直角
面で切断した断面を示しているため、角ノズル43は、上
半分の片側のみが図に現れている。したがって実際は、
互いに対向する位置に二つの角ノズル43が設けられる。
面で切断した断面を示しているため、角ノズル43は、上
半分の片側のみが図に現れている。したがって実際は、
互いに対向する位置に二つの角ノズル43が設けられる。
実施例においては、唇状の噴霧口31と同様の開口形状を
もたせた角ノズル43が示されており、その開口部は、噴
霧口31からの扁平噴霧流に対し、その平面側より同方向
に広がる扁平気流となるようにし、扁平噴霧流のほぼ全
域に噴射流が衝突するようにしている。そして、角キャ
ップ37の通路44を介し、塗料ノズル21の外側とカバー38
の内側とで囲まれた二次空気通路のうち、他方の空気通
路25と連通し、この空気通路25は、前記分配弁19からの
他方の空気通路28と連通している。
もたせた角ノズル43が示されており、その開口部は、噴
霧口31からの扁平噴霧流に対し、その平面側より同方向
に広がる扁平気流となるようにし、扁平噴霧流のほぼ全
域に噴射流が衝突するようにしている。そして、角キャ
ップ37の通路44を介し、塗料ノズル21の外側とカバー38
の内側とで囲まれた二次空気通路のうち、他方の空気通
路25と連通し、この空気通路25は、前記分配弁19からの
他方の空気通路28と連通している。
一方角キャツプ37の角ノズル43と直交する側には、第1
図において下側半分に示すように、噴射口45が噴霧口31
を中心軸とし、互いに対向する位置に設けられ、同じく
斜め前方に向かって噴射するよう形成されている。すな
わち、中心からの扁平な噴霧流に対し、その長径側端部
にそれぞれ向けて噴射するものであり、噴霧パターンを
縮小する方向に進ものである。この噴射口45は、前記塗
料ノズル21の空気通路24より、チップキャップ30に設け
た通路46を介して連通されている。
図において下側半分に示すように、噴射口45が噴霧口31
を中心軸とし、互いに対向する位置に設けられ、同じく
斜め前方に向かって噴射するよう形成されている。すな
わち、中心からの扁平な噴霧流に対し、その長径側端部
にそれぞれ向けて噴射するものであり、噴霧パターンを
縮小する方向に進ものである。この噴射口45は、前記塗
料ノズル21の空気通路24より、チップキャップ30に設け
た通路46を介して連通されている。
したがって分配弁19からの二つの二次通路27,28は、一
方が噴射口45から、他方が角ノズル43から噴出すること
になる。分配弁19によって二次空気は、角ノズル43又
は、噴射口45のいずれかと連通され、角ノズル43側に供
給された場合は、大きな噴霧パターンに、噴射口45側に
供給された場合は、円形に近い小さな噴霧パターンにな
って噴霧される。
方が噴射口45から、他方が角ノズル43から噴出すること
になる。分配弁19によって二次空気は、角ノズル43又
は、噴射口45のいずれかと連通され、角ノズル43側に供
給された場合は、大きな噴霧パターンに、噴射口45側に
供給された場合は、円形に近い小さな噴霧パターンにな
って噴霧される。
[考案の効果] 以上の如く、噴霧用の一次空気の他に、パターン形成用
もしくは調整用として二つの独立した二次空気を必要と
し、しかも一次空気の霧化用の空気量は変えずに二次空
気のそれぞれの空気を、いずれか一方が調整された状態
で供給されるような場合に、単純にして適格な調整バル
ブが本考案によって得られる。
もしくは調整用として二つの独立した二次空気を必要と
し、しかも一次空気の霧化用の空気量は変えずに二次空
気のそれぞれの空気を、いずれか一方が調整された状態
で供給されるような場合に、単純にして適格な調整バル
ブが本考案によって得られる。
すなわち分配弁は、小径部と大径部から構成され、空気
分配バルブ室内に配設され、外部のツマミの回転によっ
て、一次空気用(霧化用)として先端の霧化部に供給さ
れ塗料を霧化するとともに、空気分配バルブ室内壁面と
小径部間の空間と大径部の軸方向に一定深さに形成され
た切欠凹部と空気分配バルブ室内壁面との間の空間は常
時連通されており小径と同時に回転する大径部の回転に
よって、空気分配バルブ室内壁面との相互位置変化によ
る切欠凹部により、必要により角ノズル又は噴射口に連
通し、その流量を可変とできる二つの通路を設けること
ができ、一つの外部ツマミの手動操作のみで分配弁から
各通路に必要な空気の供給が可能となり、角ノズルへ供
給された場合は、小さなパターンとすることができる。
分配バルブ室内に配設され、外部のツマミの回転によっ
て、一次空気用(霧化用)として先端の霧化部に供給さ
れ塗料を霧化するとともに、空気分配バルブ室内壁面と
小径部間の空間と大径部の軸方向に一定深さに形成され
た切欠凹部と空気分配バルブ室内壁面との間の空間は常
時連通されており小径と同時に回転する大径部の回転に
よって、空気分配バルブ室内壁面との相互位置変化によ
る切欠凹部により、必要により角ノズル又は噴射口に連
通し、その流量を可変とできる二つの通路を設けること
ができ、一つの外部ツマミの手動操作のみで分配弁から
各通路に必要な空気の供給が可能となり、角ノズルへ供
給された場合は、小さなパターンとすることができる。
第1図は本考案の1実施例を示すスプレーガンの断面図
である。第2図は、第1図のII−II断面を示し、第3図
は、第2図のIII−III断面図を示している。 8……空気弁 13……ニードル弁 18……空気分配バルブ室 19……分配弁 26……一次空気通路 27,28……二次空気通路 31……噴霧口
である。第2図は、第1図のII−II断面を示し、第3図
は、第2図のIII−III断面図を示している。 8……空気弁 13……ニードル弁 18……空気分配バルブ室 19……分配弁 26……一次空気通路 27,28……二次空気通路 31……噴霧口
Claims (1)
- 【請求項1】握り下方の空気ニップルよりスプレーガン
に導入された圧縮空気を、圧縮空気通路より空気分配バ
ルブ室に送り、該空気分配バルブ室より霧化用としての
一つの分岐通路とパターン形成用もしくは調整用として
の二つの分岐通路を形成し、噴霧化用の分岐通路へは霧
化用の空気を供給するとともに、該二つの分岐通路への
パターン形成用もしくは調整用としての分配空気量を変
化させることにより、パターン形成用もしくは調整用空
気を変化させ、パターンの大きさを調整するように構成
したスプレーガンの調整バルブであって、前記空気分配
バルブ室に小径部と大径部とからなる分配弁を回転自在
に配設するとともに、該分配弁を外部から手動で回動で
きるツマミを配し、前記小径部に対面する空気分配バル
ブ室内壁面の一方に、スプレーガンに導入される圧縮空
気の導入口を、他方に、スプレーガンの先端部に有する
内部混合霧化部に噴霧化用空気として送り込む供給口を
それぞれ設け、かつ、前記大径部の軸方向には、前記小
径部の圧縮空気と常時連通する一定深さの切欠凹部を形
成し、該切欠凹部と前記大径部外周と接する空気分配バ
ルブ室内壁面にスプレーガン先端部の角ノズルと噴射口
に連絡する二つの分岐通路の開口端とを有し、前記ツマ
ミの回動によってそれぞれの開口端と前記一定深さの切
欠凹部とを所定の相対位置で連通するように配置してな
ることを特徴とするスプレーガンの調整バルブ。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989087804U JPH0711805Y2 (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | スプレーガンの調整バルブ |
US07/502,281 US5165605A (en) | 1989-03-30 | 1990-03-30 | Low pressure air atomizing spray gun |
EP19900308206 EP0411830B1 (en) | 1989-07-26 | 1990-07-26 | Low pressure air atomizing spray gun |
DE1990623711 DE69023711T2 (de) | 1989-07-26 | 1990-07-26 | Pneumatische Niederdruckspritzpistole. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989087804U JPH0711805Y2 (ja) | 1989-07-26 | 1989-07-26 | スプレーガンの調整バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0326366U JPH0326366U (ja) | 1991-03-18 |
JPH0711805Y2 true JPH0711805Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=31637443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989087804U Expired - Lifetime JPH0711805Y2 (ja) | 1989-03-30 | 1989-07-26 | スプレーガンの調整バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711805Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2449625A1 (en) * | 2001-06-08 | 2002-12-19 | Uegaki, Tateo | Painting device |
DE102009032399A1 (de) * | 2009-07-08 | 2011-01-13 | Sata Gmbh & Co. Kg | Farbspritzpistole |
CN110479516A (zh) * | 2019-08-07 | 2019-11-22 | 浙江奥利达气动工具股份有限公司 | 一种喷枪的喷幅快速调节装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH039807Y2 (ja) * | 1985-01-10 | 1991-03-12 | ||
JPS63152662U (ja) * | 1987-03-25 | 1988-10-06 |
-
1989
- 1989-07-26 JP JP1989087804U patent/JPH0711805Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0326366U (ja) | 1991-03-18 |
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