JPH039807Y2 - - Google Patents

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JPH039807Y2
JPH039807Y2 JP172285U JP172285U JPH039807Y2 JP H039807 Y2 JPH039807 Y2 JP H039807Y2 JP 172285 U JP172285 U JP 172285U JP 172285 U JP172285 U JP 172285U JP H039807 Y2 JPH039807 Y2 JP H039807Y2
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JP
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air
spray gun
adjustment
air passages
grooves
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JP172285U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、圧縮空気を利用して噴霧を行うスプ
レーガンにおけるものであり、圧縮空気が2つの
通路に分岐され、その各々の通路から噴出する圧
縮空気の圧力、又は、量を調節することによつて
噴霧パターンや噴霧状態の調節を行うスプレーガ
ンに利用されるものである。
従来の技術 圧縮空気を使用したスプレーガンは一般に空気
霧化といわれるエアースプレーガンや、液圧霧化
のスプレーガンにおいてパターンの調節を行う混
合方式のガンが見られる。一般にこれらのスプレ
ーガンは中心部から噴射される中心空気と、その
両側から噴射される側面空気とに分けられ、その
バランスによつて種々のパターンが形成される仕
組みとなつている。その中で良く知られているの
は、中心空気に対し、側面空気を徐々に増加して
パターンの調節を行つているものであるが、更
に、塗料や塗装条件に応じた巾広い調節が要求さ
れるようになつてきた現在、これらの空気量を
各々独立させ、それぞれ調節する構造のものが出
されてきている。
考案が解決しようとする問題点 従来より、中心空気の量をかえずに側面空気の
量を増加させていくことは行なわれていたが、中
心空気の量を側面空気の量より多く調節すること
は実験的に考えられていた程度で、従来のスプレ
ーガンでは実際には利用されていなかつた。
すなわち、調節装置そのものが複雑となり、小
さいスプレーガンに組み込んでの簡便な装置とし
て考えられておらず、また、その必要性も高くな
かつたため実用化はされていなかつた。
しかし、液圧霧化のスプレーに加えて、圧縮空
気の力によつてパターンを調節する混合方式のス
プレーガンにおいては、この種の空気量調節が重
要で、上記簡便な装置が望まれる。
問題点を解決するための手段 前記の如き、中心空気量と側面空気量のバラン
ス調節は、スプレーガンに導入される調節された
空気量を、空気弁を介して分配弁に送り、分配弁
によつてそれぞれの流量比に調節して送り出すこ
とによつて行なわれる。この分配弁は、調節軸の
中間の位置において両通路へ等しい空気が送ら
れ、どちらか一方の通路への空気量を増加させる
と他方への空気流量は減少するように形成した。
これらの開口面積は、分配弁の調節軸の外周に次
第に深さを増す溝を形成し、該溝に係るそれぞれ
の空気通路との間に形成されるすきまによつて調
節される。また、それぞれの溝は、各空気通路に
対応して設けられ、互に逆方向へ深さが変化する
よう形成されると共に空気弁の出口通路に連通さ
れている。
本考案は、これによつて前述の問題点を解決し
た。
作 用 空気弁を通過した空気は分配弁において、中心
空気と側面空気へと分配される。分配弁は調節軸
の回動によつて、あらゆる比率に調節できる。す
なわち、従来できなかつた中心空気量を減少させ
て、側面空気量を増加させるようなことも一方を
調節することによつて自動的に他方が調節される
ことから、簡単にこれを行うことができ、必要に
応じて最適な噴霧状態、パターンを形成できる。
実施例 第1図に示すスプレーガンの断面図は、本考案
の一実施例を示すものである。本体1には、先端
に霧化用ノズル2、空気キヤツプ3が着脱自在に
取り付けられ、空気キヤツプ3の中心口4へ連通
する空気通路5、及び空気キヤツプ3の両側に対
向して設けた側面空気口10へ連通する空気通路
6、が設けられている。
更に、第2図に示すように、これらの空気通路
5,6、はスプレーガン後部に延び、これと直交
する円筒孔7の内面に開口している。円筒孔7内
には調節軸8が嵌挿されている。調節軸8は、ス
プレーガン本体1より突出した両端にツマミ9が
固定され、調節のしやすさと同時に抜け止めをは
かつている。円筒孔7との回転摺動部には両側に
洩れ防止用のパツキン11が設けられ、中央部は
円周上に連通溝12が設けられている。
更に、該連通溝12の両側に、前記2つの空気
通路5,6の開口位置に対応して、径方向に次第
に深くなる溝13,13′を形成している。該溝
13,13′はその深さが互いに逆方向に変化し、
一方の深さが最大の時、他方の深さが0となりよ
う形成する必要があり、その円周上の長さは第3
図に示すようにほヾ180゜の範囲に形成されてい
る。連通溝12と各空気通路5,6との通気面積
は、円筒孔7の内面と溝深さによつて形成される
スキマの大小によつて変化し、その通過流量が調
節される。
したがつて溝の形成されていない部分にて各空
気通路5,6の開口を塞ぐときには、空気の流通
が行なわれないことになる。スプレーガンの空気
導入口14は、握り部15に設けられ、空気弁1
6を介して前記連通溝12に通じている。これら
の構成は従来知られたところであるので詳細は省
略する。
考案の効果 2つの空気通路に通じる調節用の溝13,1
3′を互いに逆方向に作用するように1つの調節
軸8に設けたので極めて簡単に空気流量の調節が
可能となつた。このため、パターン巾の調節範囲
が格段と広くなり、利用範囲が拡大され、特に、
中心空気が少なく、側面空気が多い液圧霧化に空
気を使用した混合方式の場合に効果がある。又、
適正比率の空気流量が得られるため不必要な空気
の使用がさけられる。
更に、本考案は2つの通路に分岐する点に設け
た簡単な構造の分配弁により、前記の如き単純操
作で比率調節できるので取扱いが容易である等、
実用上すぐれた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は主要部のみを断面した第1図のA−A断面、
第3図は第2図のB−B断面を示す。 5,6……空気通路、7……円筒孔、8……調
節軸、12……連通溝、13,13′……溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 噴霧用空気をスプレーガンに導入し、空気弁を
    経てパターンの調節用として2つの別々の空気通
    路に分岐されるスプレーガンにおいて、前記2つ
    の空気通路の分岐点に円筒孔を設け、該円筒孔
    に、気密に嵌挿され回動自在の調節軸を設け、該
    調節軸の外周には、径方向に次第に深くなる溝
    を、前記2つの空気通路に対応するようにそれぞ
    れ設け、かつ、それぞれの溝の深さは互いに逆方
    向に深さが変化するよう形成すると共に、それぞ
    れの溝は空気弁の出口通路と連通させてなるスプ
    レーガンのパターン調節装置。
JP172285U 1985-01-10 1985-01-10 Expired JPH039807Y2 (ja)

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JP172285U JPH039807Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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JP172285U JPH039807Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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JPS61118666U JPS61118666U (ja) 1986-07-26
JPH039807Y2 true JPH039807Y2 (ja) 1991-03-12

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JP172285U Expired JPH039807Y2 (ja) 1985-01-10 1985-01-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2007963A1 (en) * 1989-02-03 1990-08-03 Robert R. Mellette High volume low pressure air spray gun
JPH0711805Y2 (ja) * 1989-07-26 1995-03-22 岩田塗装機工業株式会社 スプレーガンの調整バルブ
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DE102009032399A1 (de) * 2009-07-08 2011-01-13 Sata Gmbh & Co. Kg Farbspritzpistole

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