JP2017035673A - スプレーガン - Google Patents

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Abstract

【課題】引金を所定の半開の位置に合わせることができ、気体の総流量も引金の操作によって変えることができるスプレーガンを提供する。【解決手段】スプレーガン1は、液体の霧化及び霧化液体のパターン調節を行う気体を供給する気体流路に設けた気体流量調節部と、気体流量調節部よりも気体供給側となる上流側に一端32が接続され、気体流量調節部を介さずに気体流量調節部よりも下流側の気体流路に気体を供給する気体流量調節部回避気体流路30と、気体流量調節部回避気体流路30の途中に設けられ、気体の供給及び供給停止を行う回避流路気体制御弁35と、を備え、引金16が最大引き量に至るまでに、回避流路気体制御弁35の押圧部が引金16の押圧頭部16cによって押圧され、気体流量調節部を介さずに気体流量調節部よりも下流側に気体流量調節部よりも上流側の気体が供給される。【選択図】図1

Description

本発明は、スプレーガンに関する。
従来、ノズルと空気キャップの中心開口との間の隙間に気体を供給し、ノズルから噴出する塗料などの液体を霧化するとともに、空気キャップの角から霧化液体に気体を吹付けることで噴霧する霧化液体のパターンを調節することができるスプレーガンが知られている(特許文献1〜3参照)。
また、上述のような同様の構成のスプレーガンに高電圧印加部(高電圧発生部)を設け、噴霧される液体を帯電させて塗布効率を向上させたスプレーガンも知られている(特許文献4参照)。
このような従来のスプレーガンでは、スプレーガン内の気体流路を流れる気体の総流量を、ノズルの周囲及び角から吹出させるための気体に求められる流量に応じた流量とするために、気体流路内を流れる気体の総流量を調節する総気体流量調節摘みを有している。
また、気体流路の先端側には、ノズル周囲側に気体を流出させるための気体流出口と角側に気体を流出させるための気体流出口と、が設けられており、角側に気体を流出させるための気体流出口の開度を調節するパターン調節摘みによって霧化液体に角から吹付ける気体の吹付け量を調節することで噴霧する液体の噴霧パターンが調節できるようになっている。
さらに、ノズルからの液体の噴出量を調節する塗料調節摘みによって液体の噴出量も調節できるようになっている。
そして、このような従来のスプレーガンの一般的な使用形態は、塗料調節摘みによってノズルからの液体の噴出量を決めるとともに、その噴出量に応じた気体の総流量となるように総気体流量調節摘みで気体流路内を流れる気体の総流量を調節し、さらに、パターン調節摘みによって角から吹付ける気体の吹付け量を調節し、噴霧される霧化液体の噴霧パターンを調節した後に、塗料などの液体の噴霧が行われる。
より具体的に説明すると、例えば、液体を噴霧する範囲を小さくする場合には、塗料調節摘みを調節することで引金を目一杯引いた時に、噴霧に必要な少ない液体の噴出量となるように調節が行われるとともに、総気体流量調節摘みを調節することで液体の噴出量を少量としたのに合わせて気体流路内を流れる気体の総流量が少なくなるように調節される。
なお、このときにパターン調節摘みで角側に気体を流出させるための気体流出口の開度を全閉にすると円形の小さい噴霧パターンにすることができ、開度を全開に近づければ円形パターンが角から吹付けられる気体によって楕円状に偏平化され、楕円の長軸方向に噴霧範囲の広がった大きな噴霧パターンとすることができる。
このため、小さい噴霧パターンの状態の中でも、小さい噴霧パターン(円形パターン)と大きい噴霧パターン(楕円形パターン)との調節ができる。
一方、液体の噴霧する範囲を大きくする場合には、塗料調節摘みを調節することで引金を目一杯に引いた時に、噴霧に必要な多い液体の噴出量となるように調節が行われるとともに、総気体流量調節摘みを調節することで液体の噴出量を多くしたのに合わせて気体流路内を流れる気体の総流量も多くなるように調節される。
なお、このときも同様に、パターン調節摘みで角側に気体を流出させるための気体流出口の開度を調節することで、大きい噴霧パターンの中でも、小さい噴霧パターン(円形パターン)と、大きい噴霧パターン(楕円形パターン)との調節ができる。
特開平02−102755号公報 特開平04−126562号公報 実開平01−073355号公報 特開2015―097983号公報
ところで、塗料調節摘みによる液体の噴出量の調整とは、具体的には、最大に引くことのできる引金の引き量の調節を行っているものである。
つまり、塗料調節摘みによる調整は、例えば、液体の噴出量を最大噴出量の半分程度にしたいときには、引金を目一杯引いたとしても引金の最大引き量の半分程度にしか引金を引くことができないように制限する調整である。
このことからわかるように、引金を目一杯に引いた時の引き量を塗料調節摘みで制限する調整を行わなくとも、液体の噴出量が最大になるように塗料調節摘みを全開にした状態で、引金を半分程度にしか引かなければ、液体の噴出量を最大噴出量の半分程度にすることが可能である。
このため、熟練の作業者などは、この塗料調節摘みを操作する時間を惜しんで、塗料調節摘みを常に全開の状態にしておき、液体の噴出量を最大噴出量の半分程度にするときには引金を半分程度だけ引き、液体の噴出量を最大噴出量とするときには引金を目一杯引くという引金操作を行い、効率的に液体の塗布作業を行なおうとすることも少なくない。
しかしながら、気体流路内を流れる気体の総流量は、総気体流量調節摘みを調節しなければ変わらないため、上述のような引金の引き量で調節ができない。
このため、上述のような引金の引き量によって液体の噴出量を変えるような作業を行っている場合には、液体の噴出量が最大のときも、半分程度のときも、例えば、気体流路内を流れる気体の総流量を最大流量や半分程度の流量にしておいたり、最大と半分の中間ぐらいの流量にしておいたりするなど、適当な流量にしておいて、塗布作業を行うことになり、各液体の噴出量に対して最適な気体流量での塗布作業が行われないことになるという問題がある。
また、上述のような引金の引き量によって、液体の噴出量を最大流量や半分程度の噴出量とする作業は、熟練作業者でないと思うように行うことができない。
つまり、熟練の作業者でない者にとっては、半分程度の液体の噴出量にするつもりで引金を引いても半分程度の液体の噴出量にならず、液体の塗布範囲が大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりする場合があるという問題もある。
なお、以下では、最大の引き量に至らない引き量で引金を止めている状態を液体噴出口の開度の状態にちなんで、端的に表現するために「半開」と呼び、引金を目一杯若しくは、目一杯に近い状態に引いている時を「全開」と呼ぶことにする。
しかしながら、引金の引き量で噴出量を調整するからと言って、引金を目一杯引いた時に、最大噴出量となるように塗料調節摘みが調節されているとは限らないとともに、最大の引き量に至らない引き量で引金を止めるからと言って、その目的とする少ない噴出量が、必ずしも最大噴出量の半分程度の噴出量であるとは限らない。
したがって、「半開」との表現は、所定の少ない流量を得るために引金を途中で止めている状態を意味するだけであり、「全開」とは引金をほぼ目一杯引いている状態を意味するだけである点に留意されたい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、熟練作業者でなくとも繰り返し、引金を所定の半開の位置に合わせることができ、気体流路内を流れる気体の総流量も引金の操作によって半開の時と全開の時とで変えることができるスプレーガンを提供することを目的とする。
本発明は、以下の構成によって把握される。
(1)本発明のスプレーガンは、液体噴出口を有するノズルと、前記液体噴出口の開閉を行うニードルと、前記液体噴出口から噴出する液体を霧化する気体を流出する霧化気体流出口及び霧化した前記液体の噴霧パターンを調節する気体を流出するパターン調節気体流出口を有する気体流路と、前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口よりも気体供給側の前記気体流路に設けられ、供給する前記気体の流量を調節する気体流量調節部と、前記気体流量調節部から前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口に至るまでの前記気体流路に設けられ、前記気体の供給及び供給停止を行う気体制御弁と、前記ニードル及び前記気体制御弁を操作する引金と、前記気体流路内に少なくとも一部を挿入した状態で配置され、前記気体流路に対する前記パターン調節気体流出口の開度を調節するパターン調節気体流出口開度調節棒と、前記気体流量調節部よりも気体供給側となる上流側に一端が接続され、前記気体流量調節部を介さずに前記気体流量調節部よりも下流側の前記気体流路に前記気体を供給する気体流量調節部回避気体流路と、前記気体流量調節部回避気体流路の途中に設けられ、前記気体の供給及び供給停止を行う回避流路気体制御弁と、を備え、前記引金が最大引き量に至るまでに、前記回避流路気体制御弁の押圧部が前記引金の押圧頭部によって押圧され、前記気体流量調節部を介さずに前記気体流量調節部よりも下流側に前記気体流量調節部よりも上流側の気体を供給する。
(2)上記(1)の構成において、前記回避流路気体制御弁の前記押圧部が前記引金の前記押圧頭部によって押圧されるまでに必要な前記引金の引き量を変えることができる。
(3)上記(1)又は(2)の構成において、前記パターン調節気体流出口開度調節棒が、前記気体流路内に開口する調節棒気体流出口と、前記パターン調節気体流出口開度調節棒内に形成され、前記気体流量調節部回避気体流路から供給される気体を前記調節棒気体流出口に供給する調節棒内気体流路と、を備える。
(4)上記(3)の構成において、前記パターン調節気体流出口開度調節棒には、前記調節棒気体流出口として、前記パターン調節気体流出口側に指向された第1気体流出口と前記気体流路の前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口よりも気体供給側に開口する第2気体流出口が、少なくとも形成されている。
(5)上記(4)の構成において、前記調節棒内気体流路内に少なくとも一部を挿入した状態で配置され、前記第1気体流出口の開度を調節する第1気体流出口開度調節棒を備える。
(6)上記(5)の構成において、前記第1気体流出口開度調節棒は、後端側に形成された前記気体流量調節部回避気体流路の他端から供給される気体を受け入れる第1気体流出口開度調節棒気体供給口と、前記パターン調節気体流出口開度調節棒の前記調節棒内気体流路に開口する第1気体流出口開度調節棒気体流出口と、前記第1気体流出口開度調節棒気体供給口及び前記第1気体流出口開度調節棒気体流出口の間を連通する前記第1気体流出口開度調節棒内に形成された第1気体流出口開度調節棒内気体流路と、を備える。
(7)上記(1)から(6)のいずれか1つの構成において、高電圧発生部を有し、噴霧される前記液体を帯電させる。
本発明によれば、熟練作業者でなくとも繰り返し、引金を所定の半開の位置に合わせることができ、気体流路内を流れる気体の総流量も引金の操作によって半開の時と全開の時とで変えることができるスプレーガンを提供することができる。
本発明に係る実施形態のスプレーガンの側面図である。 図1の断面図である。 図2の点線枠Aの部分の拡大図であり、(A)は分解断面図であり、(B)は組付け後の断面図である。 図3で示す構成部分の動作を説明するための断面図であり、(A)は引金を引く前の断面図であり、(B)は引金を半開の位置まで引いた時の断面図であり、(C)は引金を最後まで引いた時の断面図である。 引金及び回避流路気体制御弁を主に示した断面図であり、(A)は引金を引く前の断面図であり、(B)は引金を半開の位置まで引いた時の断面図であり、(C)は引金を最後まで引いた時の断面図である。 本発明に係る実施形態のパターン調節気体流出口開度調節棒の周辺を拡大した拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号を付している。
また、以下の説明では「先端」、「前方」との表現は、各部材等において液体噴出口に近い側の位置や方向を表し、逆に「後端」、「後方」との表現は、液体噴出口から遠い側の位置や方向を表すのに用いる。
図1は、本発明に係る実施形態のスプレーガン1の側面図であり、図2は、図1の断面図である。
図2に示すように、本実施形態のスプレーガン1は、先端に液体噴出口2aを有するノズル2と、液体噴出口2aの開閉を行うニードル3と、液体噴出口2aから噴出する液体を霧化する気体を液体噴出口2a側に流出する霧化気体流出口5及び霧化した液体の噴霧パターンを調節する気体を吹出す気体キャップ6の角6aに設けられたパターン調節気体吹出口6b側に流出するパターン調節気体流出口4を有する気体流路7(7a、7b、7c、7d、7e参照)と、を備えている。
なお、気体流路7の気体の供給を受ける気体供給口8には、図1に示すように、分岐継手9が着脱可能に取付けられており、分岐継手9を介して図示しない気体供給部からの配管(図示せず)の先端に設けられた接続部材10が接続されており、気体流路7には、分岐継手9を介して気体が供給されるようになっている。
また、図2に示すように、スプレーガン1は、霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4よりも気体供給側であるグリップ11内に形成されている気体流路7(7a、7b参照)に設けられた霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側に供給する気体の流量を調節する気体流量調節部12を備えている。
具体的には、グリップ11の下端側には、気体流路7(7b)の一部と直線的に連通するように形成された気体流量調節弁挿入口13が形成されており、気体流量調節弁挿入口13から直線的に連通する気体流路7(7b)には、気体流量調節弁挿入口13側から離れる側に縮径するように形成された縮径部7baが設けられている。
そして、気体流量調節弁挿入口13には、気体流量調節弁調節摘み14aを回転させることで縮径部7baに対して当接及び離間可能に弁頭部14bを移動させることが可能な気体流量調節弁14が取付けられている。
このように、縮径部7baと気体流量調節弁14とで構成された気体流量調節部12によれば、気体流量調節弁調節摘み14aを回転させて、弁頭部14bと縮径部7baとの間の隙間量を調節することで霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側に供給する気体の流量を調節することができる。
さらに、スプレーガン1は、気体流量調節部12から霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4に至るまでの気体流路7(7c参照)に設けられた霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側への気体の供給及び供給停止を行う気体制御弁15と、ニードル3及び気体制御弁15を操作する引金16と、を備えている。
そして、気体供給口8から供給された気体は、気体制御弁15の手前まで供給された状態となっており、引金16を操作し、気体制御弁15が後方に移動すると、気体制御弁15の手前まで供給された気体は、さらに、気体流路7(7d、7e参照)を経由して霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4のところに供給される。
後ほど詳細に説明するが、スプレーガン1は、気体流路7(7e参照)内に少なくとも一部を挿入した状態で配置され、気体流路7(7e参照)に対するパターン調節気体流出口4の開度を調節するパターン調節気体流出口開度調節棒20を備えている。
図2では、パターン調節気体流出口開度調節棒20の先端外周面がパターン調節気体流出口4に当接して、パターン調節気体流出口4が気体流路7(7e参照)に対して全閉状態になっているところが示されているが、パターン調節気体流出口開度調節棒20は前後方向に移動可能である。
このため、パターン調節気体流出口開度調節棒20の位置を前後方向に調節することで、パターン調節気体流出口4の気体流路7(7e参照)に対する開度が調節でき、気体キャップ6の角6aに設けられたパターン調節気体吹出口6bから吹出する気体の吹出し量が所望の吹出し量となるように、気体流路7(7d、7e参照)を経由して供給された気体の一部をパターン調節気体流出口4から気体キャップ6の角6a側に流出させることができるようになっている。
一方、気体流路7(7d、7e参照)を経由して供給された気体のうち、パターン調節気体流出口4から流出しない残る気体は、霧化気体流出口5から流出し、ノズル2の先端外周面と気体キャップ6の中央に設けられた開口6cとの間の隙間から吹出し、ノズル2の液体噴出口2aから噴出する液体を霧化する。
また、図2に示すように、ノズル2の後端側近傍には、供給される液体を受け入れる液体受入口17が設けられており、その液体受入口17には、図示しない液体供給配管の端部に設けられる接続部材18が着脱可能に取付けられ、ノズル2内に液体が供給された状態になっている。
したがって、簡単に液体が噴出するときの動作について説明すると、引金16を引き始めると、気体制御弁15が後方側に移動し、霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4から気体が流出し、ノズル2の先端外周面と気体キャップ6の中央に設けられた開口6cとの間の隙間及び気体キャップ6の角6aに設けられたパターン調節気体吹出口6bからの気体の吹出しが始まる。
なお、パターン調節気体流出口開度調節棒20の先端外周面によってパターン調節気体流出口4が閉塞されている場合は、ノズル2の先端外周面と気体キャップ6の中央に設けられた開口6cとの間の隙間からだけ気体が吹き出すことになる。
そして、気体の吹出しが開始された状態から引金16が引かれると、気体制御弁15の後端側がニードル3のフランジ部3aを後方に押し、ニードル3が後方に動き、ノズル2の液体噴出口2aからの液体の噴出が始まる。
このときには、先に液体を霧化するための気体が、ノズル2の先端外周面と気体キャップ6の中央に設けられた開口6cとの間の隙間から吹出しているので、ノズル2の液体噴出口2aからの液体の噴出と同時に液体は霧化状態にされる。
引金16を引くのを止め、液体の噴霧を止めるときには、上述と逆の手順となり、具体的には、はじめに液体の噴出が停止し、その後、ノズル2の先端外周面と気体キャップ6の中央に設けられた開口6cとの間の隙間及び気体キャップ6の角6aに設けられたパターン調節気体吹出口6bからの気体の吹出しが停止する。
(繰り返し半開を行うための構成)
次に、熟練者でなくとも繰り返し、引金16の引き量を半開の状態にすることを可能とする構成及びその動作について、図3及び図4を参照しながら説明する。
まず、図3を参照しながら、熟練者でなくとも繰り返し、引金16の引き量を半開の状態にすることを可能とする構成について説明する。
図3は、主に図2の点線枠Aの部分、つまり、ニードル3の後方側に設けられている構成を示した断面図であり、図3(A)は図2の点線枠Aの部分の分解断面図になっており、図3(B)は部品類の組付け後の断面図になっている。
以下、図3(A)と図3(B)を参酌しながら各部材の組付け手順とともに、この作業者が半開位置を認識することが可能となる構成について説明する。
図3(A)に示すように、スプレーガン1のニードル3が配置される部分の後端側には取付部50が設けられており、その取付部50内に位置するニードル3のフランジ部3aに一端が当接するまで、ニードル3の後端側からニードル3を覆うように、コイルばねからなる第1弾性体51を装着する(図3(B)参照)。
次に、図3(A)に示すように、ニードル3の後端側から装着した第1弾性体51を内部に受け入れるように、つまり、第1弾性体51を覆うようにして、ニードル3の後端側に第1受部材60が配置される。
より具体的には、第1受部材60をスプレーガン1の後端に設けられている取付部50に取付ける。
この取付について説明すると、取付部50は、図3(A)に示すように、前方側に小径部50aが設けられ、それに続いて大径部50bが形成されたものになっている。
なお、後ほど説明するが、大径部50bは、断面円形ではなく、例えば、断面が六角形などの角形断面である孔になっている。
そして、小径部50aの内周面には雌ネジ構造が形成されており、一方、第1受部材60の前方側には雄ネジ構造60cが形成されているので、この雄ネジ構造60cを小径部50aの内周面の雌ネジ構造に螺合させることで、上述のように、取付部50に第1受部材60が取付けられる。
図3(A)に示すように、第1受部材60は、第1弾性体51の他端を受ける受面60aに形成された貫通孔60bを有しており、図3(B)に示すように、この貫通孔60bを通じて移動部材80の当接部となる先端80aがニードル3側に配置されるようになっている。
取付部50に第1弾性体51の他端を受面60aで受けるように第1受部材60が取付けられると、次に、第2弾性体52の付勢力を移動部材80に伝達する付勢力伝達部材90を、第1受部材60を覆うように取付部50の大径部50bに挿入する。
なお、図3(B)に示すように、この大径部50bの先端面、つまり、小径部50aと大径部50bとの境界となる段差面に付勢力伝達部材90の前端面を受けることで付勢力伝達部材90の前方側への移動が規制されるようになっている。
より詳細に付勢力伝達部材90について説明を行うと、付勢力伝達部材90の前方側には第1受部材60を受け入れる受入孔部90aが設けられている。
そして、その受入孔部90aの後端面90bには、移動部材80の先端80aをニードル3側に配置させるための貫通孔90cが形成されている。
また、付勢力伝達部材90の前方側の前端外周には、第2弾性体52の一端を受けるための外側に突出するフランジ部90dが形成されている。
このフランジ部90dの外形は、取付部50の大径部50bの内形形状に合わせるように、例えば、六角形状とされている。
このため、第1受部材60を受入孔部90aに受け入れるようにしつつ、第1受部材60と取付部50の大径部50bとの間に挿入された付勢力伝達部材90は、大径部50b内で回転することなく、前後方向に摺動するようになっている。
このように、付勢力伝達部材90を取付部50の大径部50bに挿入して、付勢力伝達部材90が第1受部材60を覆うように配置されると、次に、付勢力伝達部材90の後端側からコイルばねからなる第2弾性体52の一端が付勢力伝達部材90のフランジ部90dに当接するまで付勢力伝達部材90を覆うように装着する。
つまり、付勢力伝達部材90の後端側から付勢力伝達部材90の外周に被せるように、第2弾性体52の一端が付勢力伝達部材90のフランジ部90dに当接するまで第2弾性体52を挿入する。
続いて、第2弾性体52の他端側を覆うように第2受部材53を取付部50に取付ける。
具体的には、取付部50の後端側外周面に雄ネジ構造が形成されており、一方、第2受部材53の前方側内周面には、雌ネジ構造が形成されている。
このため、第2受部材53の雌ネジ構造を取付部50の後端外周面の雄ネジ構造に螺合させることで、第2受部材53が取付部50に取付けられる。
第2受部材53は、図3(A)に示すように、前方側に開口する有底キャップ状であり、この後端側の底面が第2弾性体52の他端を受ける受面になっており、この底面の中央には、付勢力伝達部材90の後端を挿入する貫通孔53aが形成されている。
この貫通孔53aの内径は、付勢力伝達部材90の後端側が挿入できる程度に付勢力伝達部材90の後端側の外径より若干大きく形成されている。
このため、図3(B)に示すように、付勢力伝達部材90の後端側を覆うように第2受部材53が配置されたときに、付勢力伝達部材90の後端が貫通孔53a内に位置できるようになっている。
ここで、図3(B)に示す付勢力伝達部材90に注目すると、付勢力伝達部材90の外周は、前端側の外径が大きく、後端側は、段差面90eを介して外径が一段小さくなるように形成されている。
そして、上述のように、第2受部材53の底面の中央に設けられた貫通孔53aの内径は、付勢力伝達部材90の後端側の外径より若干大きいだけであり、付勢力伝達部材90の後端側の外径にほぼ等しい内径に形成されているので、後ほど説明するが、第2弾性体52の付勢力に抗して付勢力伝達部材90が後端側に移動したときに、付勢力伝達部材90の段差面90eが、第2受部材53の底面に当接するところまでしか付勢力伝達部材90は後端側へ移動することができないようになっている。
つまり、付勢力伝達部材90の前端側の外径が大きい部分と後端側の外径が小さい部分とを繋ぐ段差面90eが付勢力伝達部材90の後端側への移動距離を規制する規制部を構成している。
上述のように、第2受部材53は取付部50に螺合させることで取付けられているため、第2受部材53の螺合量を変え、第2受部材53の取付位置を前後方向に調節することができる。
したがって、この螺合量によって第2受部材53の取付位置を前後方向に調節することで、図3(B)に示す状態のときの付勢力伝達部材90の段差面90eと第2受部材53の底面との間の距離を変えることができるため、付勢力伝達部材90の後端側への移動距離を調節することができるようになっている。
最後に、第2受部材53の後端側から移動部材80の先端80aを付勢力伝達部材90の貫通孔90c及び第1受部材60の貫通孔60bを通してニードル3の後端3bに対向させるように、移動部材80を付勢力伝達部材90に取付ける。
具体的には、付勢力伝達部材90の貫通孔90cの内周面には雌ネジ構造が形成されており、一方、移動部材80の外周面には雄ネジ構造が形成されているので、移動部材80の雄ネジ構造を付勢力伝達部材90の雌ネジ構造に螺合させることで移動部材80を付勢力伝達部材90に取付けることができるようになっている。
そして、このようにして組み付けられた状態において、図3(B)に示すように、ニードル3の後端3bと、後端3bと当接する当接部となる移動部材80の先端80aとは、引金16を引いていない状態で所定の距離離間するように調節されている。
以下、このように、引金16を引いていない状態で、ニードル3の後端3bと移動部材80の先端80aを、所定の距離離間するようにすることで、熟練作業者でなくても半開位置が認識できるようになることを、図4を参照して引金16を引く時の動作と合わせて説明する。
図4(A)は、引金16を引く前の状態、つまり、第1弾性体51によってニードル3が液体噴出口2a(図2参照)側に付勢され、ニードル3が液体噴出口2aを閉塞している状態のときを示している。
また、移動部材80は付勢力伝達部材90を介して第2弾性体52によって、ニードル3側に付勢されているが、図4(A)に示す引金16を引く前の状態のときには、付勢力伝達部材90の前端面が取付部50の大径部50bの先端面に当接することで、これ以上、移動部材80がニードル3側に移動することが規制されており、ニードル3の後端3bと当接する当接面となる移動部材80の先端80aとが所定の距離離間した状態になっている。
そして、第1弾性体51の付勢力に抗して引金16を引き、ニードル3が移動部材80側に離間距離に相当する分だけ移動すると、図4(B)に示すように、ニードル3の後端3bと移動部材80の先端80aとが当接する。
そうすると、その当接した瞬間の感触が引金16を引く指に伝わることになる。
このため、所定の半開位置となる引金16の引き量のときに、ニードル3の後端3bが移動部材80の先端80aに当接するように、移動部材80の先端80aをニードル3の後端3bから離間させておくようにすれば、熟練者でなくとも、半開となる引金16の引き量の位置を容易に認識することが可能であり、繰り返し、同じ半開状態を実現することが可能となる。
上述のように、移動部材80は、付勢力伝達部材90に対して螺合接続されているので、付勢力伝達部材90に対する螺合量を変えることで移動部材80自体を前後方向に位置調整することができるようになっている。
したがって、図4(A)に示す状態におけるニードル3の後端3bと移動部材80の先端80aとの間の所定の離間距離を変えることが可能である。
上述の説明から理解できるように、この離間距離は、引金16を引いた時にニードル3の後端3bが移動部材80の先端80aに当接するまでの引金16の引き量に相当するので、付勢力伝達部材90に対する移動部材80の螺合量を変えることで、半開のときに求められるノズル2の液体噴出口2aからの液体の噴出量に合わせた位置で半開の状態が認識できるように調節が可能になっている。
そして、図4(B)に示す半開の状態から引き続き引金16を引くと、第2弾性体52の付勢力に抗しながら、ニードル3の付勢に追従して移動部材80が移動し、この時、移動部材80と接続状態(螺合接続状態)にある付勢力伝達部材90もニードル3の付勢に追従して移動し、付勢力伝達部材90の段差面90eが第2受部材53の底面に当接すると、それ以上、引金16を引くことができなくなる(図4(C)参照)。
つまり、付勢力伝達部材90の前端側の外径が大きい部分と後端側の外径が小さい部分とを繋ぐ部分として形成されている段差面90eは、第2受部材53の底面に当接することで、それ以上、移動部材80が移動しないように、移動部材80の後方側への移動量を規制するものになっている。
そして、ニードル3の最大移動距離は、引金16を引いていない状態(図4(A)の状態)から付勢力伝達部材90の段差面90eが第2受部材53の底面に当接して、それ以上、ニードル3が移動できなくなるまでの距離であり、第2受部材53の位置が前後に移動することで、この距離が変わることになる。
つまり、第2受部材53の位置を前後方向に移動させることで引金16の最大引き量を調節することが可能であり、前述したように、第2受部材53は取付部50に螺合接続されているので、取付部50に対する第2受部材53の螺合量を変えることで、第2受部材53の位置が前後方向に調節できるようになっている。
したがって、引金16の最大引き量、つまり、ニードル3の最大移動距離が、取付部50に対する第2受部材53の螺合量で調節可能になっている。
このため、引金16を目一杯引いた状態におけるノズル2の液体噴出口2aからの液体の噴出量(液体の最大噴出量)も調節することができるようになっている。
以上のように、本実施形態のスプレーガン1では、ニードル3の後端側に配置されたニードル3を停止させる位置(引金16の最大引き量となる位置)までニードル3の付勢に追従して移動する移動部材80を設け、この移動部材80のニードル3の後端3bと当接する当接部(先端80a)を、ニードル3がノズル2の液体噴出口2aを閉塞している状態において、ニードル3の後端3bから所定の距離離間(半開を認識させるための引金16の引き量に当たる所定の距離離間)させるように移動部材80の先端80aを配置するようにすることで、熟練作業者でなくとも所定の半開位置を正確に認識することが可能になっている。
ところで、第2弾性体52の付勢力で付勢力伝達部材90が前方側に付勢されていることから付勢力伝達部材90は、基本的には中心軸を軸として回転し難い状態にはなっているものの、取付部50の大径部50bと付勢力伝達部材90のフランジ部90dが共に円形の場合、移動部材80の螺合量を調節するときの回転力で、移動部材80と共に回転してしまう場合がある。
そうすると、半開を認識する位置を調整するために、移動部材80を回転させ、移動部材80の付勢力伝達部材90に対する螺合量を変えるときに、付勢力伝達部材90が一緒に回転してしまい、螺合量の調節がやり難くなる。
そのようなことが起きないように、本実施形態では、前述したように、取付部50の大径部50bの断面形状を六角形とし、付勢力伝達部材90のフランジ部90dの外形を六角形とすることで付勢力伝達部材90の回転を禁止する回転禁止機構を構成するようにしている。
しかしながら、回転禁止機構は、このように取付部50の大径部50bの断面形状を多角形とし、フランジ部90dの外径をそれに応じた多角形の外形にすることに限定されるものではない。
例えば、フランジ部90dにフランジ部90dから突出する凸部を設け、取付部50の大径部50bに、その凸部を受け入れてガイドする前後方向に延びる溝を設けるようにしても、回転禁止機構が実現でき、付勢力伝達部材90の回転を禁止しつつ前後方向の摺動を許すものであれば、その構造は特に限定されるものではない。
(半開及び全開時の気体流量制御)
次に、引金16を途中までしか引いていない半開時と、引金16をほぼ目一杯引いている全開時とで霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側に供給する気体の流量を変更するための構成について説明する。
図2を参照して説明したように、スプレーガン1は、霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4よりも気体供給側であるグリップ11内に形成されている気体流路7(7a、7b参照)に設けられた霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側に供給する気体の流量を調節する気体流量調節部12を備えている。
この気体流量調節部12によって、霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4側に供給される気体の総流量が調節されることになるが、例えば、この気体流量調節部12で調節された気体の流量が半開時の気体の流量に応じたものになっていると、引金16を目一杯引いた時にも、半開時に応じた気体の流量しか供給されないことになる。
一方で、気体流量調節部12で調節された気体の流量が全開時の気体の流量に応じたものになっていると、半開時にも全開時に応じた気体の流量で気体が供給されてしまうことになる。
そこで、本実施形態のスプレーガン1は、図1に示すように、気体流量調節部12(図2参照)よりも気体供給側となる上流側に一端32が接続され、気体流量調節部12を介さずに気体流量調節部12よりも下流側の気体流路7(7e内)に気体を供給する気体流量調節部回避気体流路30と、気体流量調節部回避気体流路30の途中に設けられ、気体の供給及び供給停止を行う回避流路気体制御弁35と、を備えている。
そして、引金16が最大引き量に至るまでに、より具体的には、半開の状態よりもさらに引金16が引かれたときに、回避流路気体制御弁35が引金16に設けられている弁押圧部16aによって気体が流通するように開放され、気体流量調節部12(図2参照)を介さずに気体流量調節部12よりも下流側に気体流量調節部12よりも上流側の気体が供給されるようになっている。
まず、図1に示す気体流量調節部回避気体流路30を通じて気体流路7(7e内)に気体が供給される部分の詳細構造を説明する前に、気体流量調節部回避気体流路30の一端32(なお、図2では一端32が位置する箇所を点線の丸で示している)から図1に示す気体流量調節部回避気体流路30の他端33(図2では他端33が位置する箇所を点線の丸で示している)に至るまでの構成を説明し、その後、気体流量調節部回避気体流路30の他端33(図2では他端33が位置する箇所を点線の丸で示している)から先の構成(気体流路7(7e内))に気体が流入するまでの構成について説明する。
はじめに図1を参照して説明したように、気体流路7の気体の供給を受ける気体供給口8には、分岐継手9が着脱可能に取付けられており、その分岐継手9に気体流量調節部回避気体流路30の一端32は接続されている。
この部分は、図2を見ればわかる通り、気体流量調節部12よりも気体が供給される上流側に位置するため、気体流量調節部12による流量調節の影響を受けることなく、図示しない気体供給部からの気体の供給を受けることができる。
そして、そのように気体流量調節部12による流量調節の影響を受けない位置から供給される気体が、図1に示す気体の供給及び供給停止を行う回避流路気体制御弁35のところまで供給された状態になっている。
図5は、引金16及び回避流路気体制御弁35を主に示した断面図になっている。
なお、図1では、側面から回避流路気体制御弁35の押圧部35aが見えないように設けられた側面カバー部35bのために押圧部35aが見えていないが、回避流路気体制御弁35には、側面カバー部35bの裏側に、図5に示すように、引金16側に突出するように配置された押圧部35aが設けられている。
図5(A)は、引金16が引かれていない状態を示しており、このときには、押圧部35aの後端側棒状部に連結されている弁部35cはコイルばねからなる弾性体35dで引金16側に付勢され、回避流路気体制御弁35の内部の空間36と空間37との間を閉塞した状態となっている。
図5(A)と図1とを合わせて見るとわかるように、分岐継手9に接続されている気体流量調節部回避気体流路30の一端32からの気体は、回避流路気体制御弁35の内部の空間36に送り込まれるようになっており、回避流路気体制御弁35の内部の空間37を経由して気体流量調節部回避気体流路30の他端33に気体が供給されるようになっている。
このため、引金16を引いていないときには、気体流量調節部回避気体流路30の一端32から他端33への気体の供給が、回避流路気体制御弁35によって停止された状態となっている。
一方、図5(B)は、引金16の弁押圧部16aが回避流路気体制御弁35の押圧部35aに当接するところまで引金16を引いた状態を示している。
ここで、本実施形態では、押圧部調節摘み16bを回転させることで弁押圧部16aの押圧頭部16cを前後方向に移動させることができるようになっており、上述した半開を認識する引金16の引き量のときに、引金16の弁押圧部16aの押圧頭部16cが、回避流路気体制御弁35の押圧部35aに当接するように調節されている。
この図5(B)の状態のときには、依然として、回避流路気体制御弁35の内部の空間36と空間37との間が、弁部35cで閉塞されているので気体流量調節部回避気体流路30の他端33への気体の供給が停止されている状態になっている。
そして、全開の状態にするために、図5(B)の状態から、さらに、引金16を引くと、図5(C)に示すように、引金16の弁押圧部16aによって押圧部35aが後方側に押圧され、それによって弁部35cも後方側に移動し、回避流路気体制御弁35の内部の空間36と空間37との間が連通状態となり、気体流量調節部回避気体流路30の他端33へ気体が供給されることになる。
この結果、引金16が半開の位置を超えて全開の位置に位置するように、引かれると、気体流量調節部12(図2参照)を介さずに気体流量調節部12よりも下流側(本実施形態では、気体流路7(7e内))に気体が流出するように気体流量調節部12よりも上流側の気体が供給されるようになっている。
なお、本実施形態では、引金16を目一杯引いた時に図示しない気体供給部からの気体の供給流量とすれば良い場合を示しているが、引金16を目一杯引いた時に求められる気体の供給流量を気体供給部からの気体の供給流量よりも少なく調整したいような場合には、例えば、気体流量調節部回避気体流路30の途中に気体の流量を調節する回避気体流路流量調節部を設けるようにすればよい。
また、本実施形態では、引金16の弁押圧部16aの押圧頭部16cが曲面を描くように形成されているが、これは、図5(B)から図5(C)の状態となるときに、押圧頭部16cが円弧を描くように動きながら押圧部35aを押圧することになるので、このような円弧を描くような動きをしながらも、スムーズに押圧部35aを押圧することができるようにするためである。
したがって、押圧頭部16cの形状は押圧部35a側に突出する曲面に限定される必要はなく、円弧を描くような動きをしながらも、スムーズに押圧部35aを押圧することができる形状であれば他の形状であっても良い。
ところで、上記説明でもわかるように、半開のときには、上述したニードル3の後端3bと移動部材80の先端80a間の当接以外に、この押圧頭部16cと押圧部35aとの間でも当接が起こる。
上述したようにニードル3の後端3bと移動部材80の先端80a間の当接により、半開位置を作業者に認識させるための構成を設けるようにした方が、認識がし易くなるため好適ではあるものの、この押圧頭部16cと押圧部35aとの間での当接が起こる位置を半開の位置に合わせておくだけでも、押圧頭部16cと押圧部35aとの間で当接したときの感触が引金16に伝わるため、作業者が半開位置を認識することが可能である。
このため、移動部材80を用いた半開位置を認識させるための構成部分を省略し、この作業者に半開位置を認識させる構成が回避流路気体制御弁35による構成だけからなるようにしても良い。
次に、気体流量調節部回避気体流路30の他端33から先の構成、つまり、気体流量調節部12(図2参照)を介さずに気体流量調節部12よりも下流側(本実施形態では、気体流路7(7e内))に気体を流出させる構成部分について説明を行う。
図6は、スプレーガン1のパターン調節気体流出口開度調節棒20の周辺を拡大した拡大断面図である。
図6に示すように、先端側に、霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4が形成されているほぼ直線上に形成された気体流路7(7e)には、少なくとも一部を挿入した状態でパターン調節気体流出口開度調節棒20が配置できるように後端側に外部に繋がる開口7eaが形成されている。
そして、その開口7eaには、パターン調節気体流出口開度調節棒20が前後方向に移動できるように、パターン調節気体流出口開度調節棒20の基端部21に隣接する前方側外周が螺合接続されるパターン調節気体流出口開度調節棒取付部材28が取付けられている。
このため、パターン調節気体流出口開度調節棒取付部材28に対するパターン調節気体流出口開度調節棒20の螺合量を調節することで、パターン調節気体流出口開度調節棒20の先端外周面が、パターン調節気体流出口4に当接して気体流路7(7e)に対して閉塞した状態から、パターン調節気体流出口4とパターン調節気体流出口開度調節棒20の先端外周面との間に隙間を有し、パターン調節気体流出口4と気体流路7(7e)とが直接連通する状態に調節することが可能になっている。
そして、このパターン調節気体流出口4とパターン調節気体流出口開度調節棒20の先端外周面との間の隙間量が調節されることで、半開のときのパターン調節気体流出口4から流出する気体の流量(つまり、気体キャップ6の角6aに設けられたパターン調節気体吹出口6bから吹出する気体の吹出し量)が調節され、半開時の霧化された霧化液体の噴霧パターンが調節できるようになっている。
一方、図6に示すように、本実施形態のスプレーガン1が備えるパターン調節気体流出口開度調節棒20は、気体流路7(7e)内に開口する調節棒気体流出口25と、パターン調節気体流出口開度調節棒20内に形成され、気体流量調節部回避気体流路30から供給される気体を調節棒気体流出口25に供給する調節棒内気体流路26と、を備えている。
具体的には、パターン調節気体流出口開度調節棒20の先端側には、調節棒気体流出口25として、パターン調節気体流出口4側に指向された第1気体流出口25aと気体流路7(7e)の霧化気体流出口5及びパターン調節気体流出口4よりも気体供給側に開口する第2気体流出口25bが形成されるとともに、パターン調節気体流出口開度調節棒20内に形成された気体流量調節部回避気体流路30から供給される気体を調節棒気体流出口25に供給する調節棒内気体流路26と、が形成されており、調節棒内気体流路26の後端側は、パターン調節気体流出口開度調節棒20の基端部21で外部に開口するようになっている。
なお、本実施形態では、第2気体流出口25bが調節棒内気体流路26の上下に一対形成された場合を示しているが、第2気体流出口25bは、左右に一対として形成するようにしても良く、対をなすことのない1つの孔であっても良く、さらには、3以上の孔で構成されていても良い。
さらに、本実施形態のスプレーガン1は、パターン調節気体流出口開度調節棒20の調節棒内気体流路26内に少なくとも一部を挿入した状態で配置されるように、調節棒内気体流路26の基端部21の開口から挿入された第1気体流出口25aの開度を調節する第1気体流出口開度調節棒40を備えている。
この第1気体流出口開度調節棒40も後端側に基端部41を備え、この基端部41の外周面に設けられる取付部41aが、調節棒内気体流路26の基端部21の開口側の内周面に螺合接続されており、基端部21に対する螺合量を変えることで第1気体流出口開度調節棒40を前後方向に移動させることができるようになっている。
なお、本実施形態では、別部品からなる取付部41aを基端部41に取付けた第1気体流出口開度調節棒40の場合を示しているが、基端部41自体が取付部41aを兼ねる形状に形成されていて別部品からなる取付部41aを有していない第1気体流出口開度調節棒40であっても良い。
また、第1気体流出口開度調節棒40は、後端側に形成された気体流量調節部回避気体流路30の他端33から供給される気体を受け入れる第1気体流出口開度調節棒気体供給口41bと、パターン調節気体流出口開度調節棒20の調節棒内気体流路26に開口する第1気体流出口開度調節棒気体流出口42と、第1気体流出口開度調節棒気体供給口41b及び第1気体流出口開度調節棒気体流出口42の間を連通する第1気体流出口開度調節棒40内に形成された第1気体流出口開度調節棒内気体流路43と、を備えている。
より具体的には、第1気体流出口開度調節棒気体流出口42がパターン調節気体流出口開度調節棒20の調節棒気体流出口25(第1気体流出口25a及び第2気体流出口25b)が形成されている位置よりも後方側の調節棒内気体流路26内に気体を流出することができる位置に形成されている。
なお、本実施形態では、第1気体流出口開度調節棒内気体流路43の先端に紙面方向の前後に貫通するように一対の第1気体流出口開度調節棒気体流出口42が形成されているが、これに限定されるものではなく、第1気体流出口開度調節棒気体流出口42は調節棒気体流出口25(第1気体流出口25a及び第2気体流出口25b)が形成されている位置よりも後方側の調節棒内気体流路26内に第1気体流出口開度調節棒内気体流路43内を流れる気体が流出するように形成されていれば良い。
そして、気体流量調節部回避気体流路30の他端33に取付けられた接続部材38が第1気体流出口開度調節棒気体供給口41bに接続されており、気体流量調節部回避気体流路30からの気体は、第1気体流出口開度調節棒40及びパターン調節気体流出口開度調節棒20を介して、気体流量調節部12(図2参照)よりも下流側の気体流路7(7e)に供給されるようになっている。
上記のような構成とすることで、気体流量調節部回避気体流路30の他端33から供給される気体、つまり、引金16の全開時に気体流量調節部12(図2参照)を介さずに図示しない気体供給部から供給される気体が、気体流量調節部12(図2参照)よりも下流側の気体流路7(7e)に供給されることになるが、第1気体流出口開度調節棒40によって、パターン調節気体流出口開度調節棒20の第1気体流出口25aの開度が調節されることで、第1気体流出口25aと第2気体流出口25bとから流出する気体の流出量を調節することができるようになっている。
このため、パターン調節気体流出口開度調節棒20の第1気体流出口25aの開度を大きくなるように設定しておくと、パターン調節気体流出口4側に指向するように形成されている第1気体流出口25aからの気体の流出量が増えるため、引金16の全開時に気体流量調節部回避気体流路30から供給される気体を、より多くパターン調節気体流出口4側に流すことができるようになり、全開時の液体の噴霧パターンをより大きな楕円パターンとなるように調節することが可能である。
逆に第1気体流出口25aの開度を小さくすると、第2気体流出口25bからの気体の流出量が増えることになるので気体流路7(7c)側から気体が供給されている時と同じような状態となり、半開時の状態と同様の液体の噴霧パターンに近い状態の形状(円形形状や小さな楕円形状)のパターンとして液体を噴霧することができる。
したがって、本実施形態のようなパターン調節気体流出口開度調節棒20及び第1気体流出口開度調節棒40を備えるようにすることで、半開時と全開時の噴霧する液体の噴霧パターンの調節を可能にすることができる。
但し、半開の状態における気体の流量と全開の状態における気体の流量を適切なものとするという基本的な観点からすれば、パターン調節気体流出口開度調節棒20及び第1気体流出口開度調節棒40を通じて気体流量調節部回避気体流路30からの気体を気体流路7(7e)に供給する態様に限定されるものではなく、気体流量調節部回避気体流路30からの気体が気体流量調節部12(図2参照)よりも下流側の気体流路7に供給されれば良い。
また、このような基本的な観点からすれば、第1気体流出口開度調節棒40を設けずに、第2気体流出口25bだけを備えた、つまり、第1気体流出口25aを閉塞させたような状態のパターン調節気体流出口開度調節棒20に気体流量調節部回避気体流路30の他端33を接続するようにしても良い。
以上、具体的な実施形態に基づいて、本発明のスプレーガンについて、説明してきたが、本発明は、その具体的な実施形態の状態に限定されるものではない。
従来技術のところで触れたように、高電圧発生部を有し、噴霧される液体を帯電させる構成のスプレーガンにおいても、液体を霧化及び霧化した霧化液体のパターンを調整する部分については、基本的に同様の構成を有している。
つまり、実施形態で示したスプレーガン1を高電圧発生部を有するものとして、噴霧される液体を帯電させるスプレーガンとしても良い。
また、上記では、図5を参照して説明したように、押圧部調節摘み16bを回転させることで弁押圧部16aの押圧頭部16cを前後方向に移動させ、半開の引金16の引き量のときに、引金16の弁押圧部16aの押圧頭部16cが、回避流路気体制御弁35の押圧部35aに当接するように調節できるようにした場合を示したが、逆に、押圧部35aの引金16側への突出量を調節できるようにして、半開の引金16の引き量のときに、引金16の弁押圧部16aの押圧頭部16cが、回避流路気体制御弁35の押圧部35aに当接するように調節できるようにしても良い。
さらに、本実施形態では、図1に示したように、分岐継手9に気体流量調節部回避気体流路30の一端32を接続するようにしているが、一端32は、気体流量調節部12(図2参照)よりも図示しない気体供給部側となる上流側に接続されていれば良いので、例えば、グリップ11内の気体流路7(7a)に一端32が接続されるようになっていても良い。
このように、上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかであり、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 スプレーガン
2 ノズル
2a 液体噴出口
3 ニードル
3a フランジ部
3b 後端
4 パターン調節気体流出口
5 霧化気体流出口
6 気体キャップ
6a 角
6b パターン調節気体吹出口
6c 開口
7 気体流路
7ba 縮径部
7ea 開口
8 気体供給口
9 分岐継手
10 接続部材
11 グリップ
12 気体流量調節部
13 気体流量調節弁挿入口
14 気体流量調節弁
14a 気体流量調節弁調節摘み
14b 弁頭部
15 気体制御弁
16 引金
16a 弁押圧部
16b 押圧部調節摘み
16c 押圧頭部
17 液体受入口
18 接続部材
20 パターン調節気体流出口開度調節棒
21 基端部
25 調節棒気体流出口
25a 第1気体流出口
25b 第2気体流出口
26 調節棒内気体流路
28 パターン調節気体流出口開度調節棒取付部材
30 気体流量調節部回避気体流路
32 一端
33 他端
35 回避流路気体制御弁
35a 押圧部
35b 側面カバー部
35c 弁部
35d 弾性体
36 内部の空間
37 内部の空間
38 接続部材
40 第1気体流出口開度調節棒
41 基端部
41a 取付部
41b 第1気体流出口開度調節棒気体供給口
42 第1気体流出口開度調節棒気体流出口
43 第1気体流出口開度調節棒内気体流路
50 取付部
50a 小径部
50b 大径部
51 第1弾性体
52 第2弾性体
53 第2受部材
53a 貫通孔
60 第1受部材
60a 受面
60b 貫通孔
60c 雄ネジ構造
80 移動部材
80a 先端
90 付勢力伝達部材
90a 受入孔部
90b 後端面
90c 貫通孔
90d フランジ部
90e 段差面

Claims (7)

  1. 液体噴出口を有するノズルと、
    前記液体噴出口の開閉を行うニードルと、
    前記液体噴出口から噴出する液体を霧化する気体を流出する霧化気体流出口及び霧化した前記液体の噴霧パターンを調節する気体を流出するパターン調節気体流出口を有する気体流路と、
    前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口よりも気体供給側の前記気体流路に設けられ、供給する前記気体の流量を調節する気体流量調節部と、
    前記気体流量調節部から前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口に至るまでの前記気体流路に設けられ、前記気体の供給及び供給停止を行う気体制御弁と、
    前記ニードル及び前記気体制御弁を操作する引金と、
    前記気体流路内に少なくとも一部を挿入した状態で配置され、前記気体流路に対する前記パターン調節気体流出口の開度を調節するパターン調節気体流出口開度調節棒と、
    前記気体流量調節部よりも気体供給側となる上流側に一端が接続され、前記気体流量調節部を介さずに前記気体流量調節部よりも下流側の前記気体流路に前記気体を供給する気体流量調節部回避気体流路と、
    前記気体流量調節部回避気体流路の途中に設けられ、前記気体の供給及び供給停止を行う回避流路気体制御弁と、を備え、
    前記引金が最大引き量に至るまでに、前記回避流路気体制御弁の押圧部が前記引金の押圧頭部によって押圧され、前記気体流量調節部を介さずに前記気体流量調節部よりも下流側に前記気体流量調節部よりも上流側の気体が供給されることを特徴とするスプレーガン。
  2. 前記回避流路気体制御弁の前記押圧部が前記引金の前記押圧頭部によって押圧されるまでに必要な前記引金の引き量を変えることができることを特徴とする請求項1に記載のスプレーガン。
  3. 前記パターン調節気体流出口開度調節棒が、
    前記気体流路内に開口する調節棒気体流出口と、
    前記パターン調節気体流出口開度調節棒内に形成され、前記気体流量調節部回避気体流路から供給される気体を前記調節棒気体流出口に供給する調節棒内気体流路と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスプレーガン。
  4. 前記パターン調節気体流出口開度調節棒には、前記調節棒気体流出口として、前記パターン調節気体流出口側に指向された第1気体流出口と前記気体流路の前記霧化気体流出口及び前記パターン調節気体流出口よりも気体供給側に開口する第2気体流出口が、少なくとも形成されていることを特徴とする請求項3に記載のスプレーガン。
  5. 前記調節棒内気体流路内に少なくとも一部を挿入した状態で配置され、前記第1気体流出口の開度を調節する第1気体流出口開度調節棒を備えることを特徴とする請求項4に記載のスプレーガン。
  6. 前記第1気体流出口開度調節棒は、
    後端側に形成された前記気体流量調節部回避気体流路の他端から供給される気体を受け入れる第1気体流出口開度調節棒気体供給口と、
    前記パターン調節気体流出口開度調節棒の前記調節棒内気体流路に開口する第1気体流出口開度調節棒気体流出口と、
    前記第1気体流出口開度調節棒気体供給口及び前記第1気体流出口開度調節棒気体流出口の間を連通する前記第1気体流出口開度調節棒内に形成された第1気体流出口開度調節棒内気体流路と、を備えることを特徴とする請求項5に記載のスプレーガン。
  7. 高電圧発生部を有し、噴霧される前記液体を帯電させることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のスプレーガン。
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