JP4735020B2 - 塗装装置 - Google Patents
塗装装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4735020B2 JP4735020B2 JP2005123902A JP2005123902A JP4735020B2 JP 4735020 B2 JP4735020 B2 JP 4735020B2 JP 2005123902 A JP2005123902 A JP 2005123902A JP 2005123902 A JP2005123902 A JP 2005123902A JP 4735020 B2 JP4735020 B2 JP 4735020B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- supply path
- flow rate
- paint
- air supply
- compressed air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、作業者が手で持って使用するスプレーガンからなる塗装装置も知られている。例えば特許文献2に記載の如くである。
スプレーガンからなる塗装装置は、自動塗装装置により塗装を行った後の被塗装物の塗装不良を補修する目的等に広く用いられている。
スプレーガン202は、本体220の内部に、霧化頭221に塗料を供給するための塗料供給経路211、霧化頭221に供給された塗料を霧化しつつ噴射するための圧縮空気を供給する霧化エア供給経路212、および霧化された塗料の噴射形状を調整するための圧縮空気を供給する形状エア供給経路213を有する。
また、形状エア供給経路213の中途部には、手動で(ダイヤル242aを回すことにより)開度が調整される形状エア調整弁242が設けられる。
すなわち、霧化エア供給経路212の圧縮空気の流量および形状エア供給経路213の圧縮空気の流量は塗装品質を決定する重要な因子の一つであるため、スプレーガン202による塗装作業の目的に適した所望の圧縮空気の流量で一定に保持されることが望ましいが、従来のスプレーガン202は、当該圧縮空気の流量を作業者がそれぞれ自己の経験に基づいて適宜調整して使用するものであるため、同じ目的で使用する場合であっても作業者毎に圧縮空気の流量の設定が異なり、塗装品質のばらつきが起こりやすいという問題があった。
また、従来のスプレーガン202の場合、作業者は、霧化エア供給経路212の圧縮空気の流量および形状エア供給経路213の圧縮空気の流量が所望の値に調整されているか否かを、霧化頭221から噴出する圧縮空気の音またはエアポンプ240とスプレーガン202とを接続する圧空配管243の中途部に設けられた圧力計243aの表示値で判断していたために高度の熟練を要し、他の作業者への技術の伝承が困難であるという問題がある。
特に、スプレーガン202は、霧化エア供給経路212の中途部に形状エア供給経路213の一端を接続する構成であり、霧化エア供給経路212と形状エア供給経路213とは互いに独立した経路となっていないため、形状エア供給経路213の圧縮空気の流量を調整すると霧化エア供給経路212の圧縮空気の流量が大きく変化してしまう。従って、霧化エア供給経路212の圧縮空気の流量および形状エア供給経路213の圧縮空気の流量の両方を所望の値に調整することが困難である。
霧化頭に塗料を供給する塗料供給経路、該塗料を霧化しつつ噴射するための圧縮空気を該霧化頭に供給する霧化エア供給経路、および霧化された塗料の噴射形状を調整するための圧縮空気を該霧化頭に供給する形状エア供給経路を有するスプレーガンと、予め設定された該霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および該形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、該霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および該形状エア供給経路の圧縮空気の流量を調整する制御装置とを具備し、前記スプレーガンは、作業者の操作により、前記霧化頭に設けられる塗料ノズルの開度を調整可能なニードル弁、および前記塗料供給経路の塗料の流量を検出する塗料流量検出手段を具備し、前記塗料流量検出手段は、前記ニードル弁の前記塗料ノズルからの後退量を検出するニードル弁後退量センサにて構成され、前記制御装置は、前記ニードル弁後退量センサが検出した前記ニードル弁の後退量に基づいて、前記作業者によるニードル弁の操作状況を記憶することが可能であるものである。
前記制御装置は、予め設定された塗料供給経路の塗料の流量、霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、前記塗料供給経路の塗料の流量、前記霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および前記形状エア供給経路の圧縮空気の流量を調整するものである。
前記霧化エア供給経路と、前記形状エア供給経路と、が互いに独立した経路であるものである。
前記スプレーガンは、
該スプレーガンと被塗装物との距離を検出する距離検出手段を具備するものである。
前記スプレーガンは、
該スプレーガンが受ける加速度を検出する加速度検出手段を具備するものである。
また、塗装作業時の塗料供給経路の塗料の流量を検出し、塗装品質の更なる向上を図ることが可能である。
ここで、本出願において「霧化する」とは、液体状の塗料に圧縮空気を作用させることにより該塗料を霧状、すなわち空気中に浮遊した微小な粒子とすることを指す。
また、本出願における「被塗装物」は、塗装装置による塗装作業の対象となるものを指す。被塗装物の一例としては、自動車の外装パネル等が挙げられる。
なお、以下の説明では、図1の矢印Aの方向をスプレーガン2の「前方」と定義する。
スプレーガン2は本発明に係るスプレーガンの実施の一形態であり、作業者が手に持って使用するものである。
ここで、本出願における「塗料供給経路」は、スプレーガンの霧化頭に塗料を供給する経路である。
また、本出願における「霧化エア供給経路」は、塗料供給経路により霧化頭に供給された塗料を霧化しつつ噴射するための圧縮空気を該霧化頭に供給する経路である。
また、本出願における「形状エア供給経路」は、霧化された塗料の噴射形状を調整するための圧縮空気を該霧化頭に供給する経路である。
なお、本出願における「霧化された塗料の噴射形状」は、霧化頭から噴射される霧化された塗料が通過する領域の形状であり、通常は霧化頭側に頂点を向けた略円錐形状となる。
本体20のグリップ部20aの下端部には霧化エア導入口20bが設けられるとともに、本体20のグリップ部20aの上部には形状エア導入口20cが設けられる。
塗料ノズル22の内周面は塗料ノズル22の前端に向かって先細りしたテーパー面を形成している。
ニードル弁23が前進すると、ニードル弁23の前端部23aが当該テーパー面に当接し、塗料ノズル22の前端部が閉塞された状態、すなわちニードル弁23が閉じた状態となる。また、ニードル弁23が後退すると、ニードル弁23の前端部23aが当該テーパー面から離間し、塗料ノズル22の前端部が開放された状態、すなわちニードル弁23が開いた状態となる。
また、ニードル弁23の前端部23aが当該テーパー面に当接した位置からの後退量が変化すると、ニードル弁23の前端部23aと塗料ノズル22の前端部の内周面との間の隙間の大きさ、すなわちニードル弁23の開度が変化する。
ニードル弁23はバネ27により前方に向かって付勢されている。従って、後述する引き金24を操作しないときには、ニードル弁23は閉じた状態に保持される。
引き金24の中途部はニードル弁23の中途部に係合しており、作業者が手でグリップ部20aを握り、人差し指および中指を引き金24に掛けて引くと、ニードル弁23は後退する。
すなわち、作業者は引き金24を引くことにより、ニードル弁23を閉じた状態から開いた状態に切り替えることが可能である。
従って、本実施例の引き金24は、ニードル弁23の操作(開閉動作および開度の調整)を行うものであるとともに、開閉弁26の操作(開閉動作)を行うものである。
ニードル弁後退量規制機構3は、ニードル弁23の後退量を規制する、換言すればニードル弁23の後退量の最大値を調整するものである。
ニードル弁後退量規制機構3は、ケース30、規制部材31、摺動軸32、ギヤ33、モータ34、ギヤ35等を具備する。
摺動軸32の前半部はケース30の内部に配置され、摺動軸32の前半部には雄ネジが形成される。摺動軸32の前半部は規制部材31に形成された雌ネジと螺合する。
摺動軸32の後半部はケース30の外部に配置される。摺動軸32の後半部にはギヤ33が固設される。
モータ34はケース30の外周部に取り付けられ、モータ34の出力軸34aにはギヤ35が固設される。ギヤ35はギヤ33に噛合している。
規制部材31の前後方向の位置が変化すると、引き金24を引いたときにニードル弁23の後端が規制部材31に当接する位置、すなわちニードル弁23の後退量の最大値が変化し、ひいては塗料ノズル22の前端部から吐出され、霧化頭21に供給される塗料の流量(の最大値)が変化する。
圧縮空気供給機構4は、エアポンプ40、霧化エア調整弁41、形状エア調整弁42、霧化エア流量計47、形状エア流量計48等を具備する。
圧送配管43の他端は分岐点44となっており、分岐点44には霧化エア供給配管45の一端および形状エア供給配管46の一端が接続される。
霧化エア供給配管45の他端はスプレーガン2の霧化エア導入口20bに接続され、形状エア供給配管46の他端はスプレーガン2の形状エア導入口20cに接続される。
本実施例の霧化エア調整弁41はソレノイド式の比例電磁弁であり、霧化エア供給配管45の中途部に設けられる。
本実施例の形状エア調整弁42はソレノイド式の比例電磁弁であり、形状エア供給配管46の中途部に設けられる。
制御装置5は本発明に係る制御装置の実施の一形態であり、予め設定された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を調整するものである。
制御部5aは、より具体的にはCPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であっても良く、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であっても良い。
また、制御部5aは専用品でも良いが、市販のパソコンやワークステーション等を用いて達成することも可能である。
予め設定された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせは、熟練した作業者の塗装作業時の霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および形状エア供給経路の圧縮空気の流量のデータを実験により取得したものを参考にして作成されている。
従って、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を、当該予め設定された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせと略同じ値に調整すれば、作業者の熟練度に関わらず、塗装品質を均一かつ高品位に維持することが可能である。
また、本実施例では霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせに係る情報は制御部5aの格納手段に格納されるが、制御部5aの記憶手段に記憶される構成としても良い。
制御部5aは形状エア調整弁42に接続され、形状エア調整弁42の開度の調整、ひいてはスプレーガン2の形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の調整を行うことが可能である。
制御部5aは霧化エア流量計47に接続され、霧化エア流量計47により検出された霧化エア供給配管45の圧縮空気の流量、ひいてはスプレーガン2の霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量に係る情報を取得することが可能である。
制御部5aは形状エア流量計48に接続され、形状エア流量計48により検出された形状エア供給配管46の圧縮空気の流量、ひいてはスプレーガン2の形状エア供給経路13の圧縮空気の流量に係る情報を取得することが可能である。
本実施例の場合、図3に示す予め設定された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせには、さらにニードル弁23の後退量(ニードル弁23の開度)に係る情報が組み合わせられている。
入力部5bは専用品でも良いが、市販のキーボードやタッチパネル等を用いて達成することも可能である。
表示部5cは専用品でも良いが、市販のモニターや液晶ディスプレイ等を用いて達成することも可能である。
制御装置5の制御部5aは、選択された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、霧化エア調整弁41の開度をエアポンプ40から圧送される圧縮空気の圧力が所定の設定値である場合に上記選択された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量が達成され得る開度(初期設定開度)に調整する。
また、制御装置5の制御部5aは、モータ34を回転駆動して、規制部材31の位置を、選択された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の組み合わせに対応するニードル弁23の後退量を達成し得る位置に摺動させる。
制御装置5の制御部5aは、霧化エア流量計47が検出する霧化エア供給配管45の圧縮空気の流量が所定の値以上になった場合には、引き金24が引かれて塗料の吹き付け作業が開始されたものと判断し、霧化エア調整弁41の開度を選択された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量となるように調整するとともに、形状エア調整弁42の開度を選択された形状エア供給経路13の圧縮空気の流量となるように調整する。
制御装置5の制御部5aは、霧化エア流量計47が検出する霧化エア供給配管45の圧縮空気の流量が所定の値以下になった場合には、引き金24が元に戻されて塗料の吹き付け作業が終了したものと判断し、霧化エア調整弁41を閉じた状態にするとともに、形状エア調整弁42を閉じた状態にする。
この場合、作業者が塗装面の仕上がりを目視で確認しつつ塗料の流量を微調整することが可能である。
霧化頭21に塗料を供給する塗料供給経路11、該塗料を霧化しつつ噴射するための圧縮空気を霧化頭21に供給する霧化エア供給経路12、および霧化された塗料の噴射形状を調整するための圧縮空気を霧化頭21に供給する形状エア供給経路13を有するスプレーガン2と、
予め設定された霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を調整する制御装置5と、
を具備するものである。
このように構成することにより、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を所望の値に容易かつ確実に調整し、塗装品質を均一かつ高品位に維持することが可能である。
予め設定された塗料供給経路11の塗料の流量、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、塗料供給経路11の塗料の流量、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を調整するものである。
このように構成することにより、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量に加えて塗料供給経路11の塗料の流量も所望の値に容易かつ確実に調整することが可能であり、塗装品質をさらに均一かつ高品位に維持することが可能である。
霧化エア供給経路12と、形状エア供給経路13と、が互いに独立した経路である。
このように構成することにより、霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量および形状エア供給経路13の圧縮空気の流量を所望の値に容易に調整することが可能である。
ここで、本出願における「霧化エア供給経路と、形状エア供給経路と、が互いに独立した経路である」とは、霧化エア供給経路の圧縮空気の流量または形状エア供給経路の圧縮空気の流量のいずれか一方を調整した場合に、他方の圧縮空気の流量が変化しない(または他方の圧縮空気の流量の変化が無視し得る程小さい)ことを指す。
従って、霧化エア供給経路12と、形状エア供給経路13と、が互いに独立した経路であり、霧化エア調整弁41または形状エア調整弁42のいずれかの開度を調整することにより霧化エア供給経路12の圧縮空気の流量または形状エア供給経路13の圧縮空気の流量のいずれか一方を調整した場合に、他方の圧縮空気の流量が変化しない(または他方の圧縮空気の流量の変化が無視し得る程小さい)。
塗装装置101は、基本的には上記塗装装置1と略同じ構成である。よって、図4および図5において塗装装置1と略同じ構成の部材については同じ部材番号を付し、説明を省略する。
ニードル弁後退量センサ60は本発明に係る塗料流量検出手段の実施の一形態である。
ニードル弁後退量センサ60はニードル弁23の後端の位置を検出することによりニードル弁23の後退量、ひいては塗料供給経路11の塗料の流量を検出することが可能である。ニードル弁後退量センサ60の具体例としては、光学式のリニアスケール、ポテンショメータ、マグネスケール、差動変圧器等が挙げられる。
ニードル弁後退量センサ60は制御装置5の制御部5aに接続される。制御部5aはニードル弁後退量センサ60が検出したニードル弁23の後退量に係る情報を取得することが可能である。
制御部5aは塗装作業時のニードル弁23の後退量に係る情報(塗料供給経路11の塗料の流量)を時系列的に記憶することが可能である。従って、熟練作業者の塗装作業時のニードル弁23の後退量の操作状況を記憶し、これを分析することにより塗装品質の更なる向上を図ることが可能であるとともに、上記塗装装置1のニードル弁後退量規制機構3の制御データ(図3に示す予め設定されたニードル弁の後退量を参照)に利用することも可能である。
このように構成することにより、塗装作業時の塗料供給経路11の塗料の流量を検出し、塗装品質の更なる向上を図ることが可能である。
この場合、図3に示す如く、ニードル弁の後退量(塗料供給経路の塗料の流量)、霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに、さらにスプレーガンと被塗装物との距離を組み合わせておく。
さらに、制御装置5にブザー等の警報装置を接続する。
制御装置5は当該距離検出手段が検出するスプレーガン2と被塗装物との距離に係る情報を取得し、該情報に基づいて算出されたスプレーガン2と被塗装物との距離が、予め設定されたスプレーガン2と被塗装物との距離(図3参照)を基準とする所定の範囲外となった場合(スプレーガンが被塗装物に近付き過ぎた場合またはスプレーガンが被塗装物から離れ過ぎた場合)には当該警報装置を作動して、作業者に報知する。
このように構成することにより、スプレーガンを用いた塗装作業における塗装品質に影響を及ぼす因子の一つであるスプレーガンと被塗装物との距離を所望の値に保持して塗装品質をさらに向上することが可能である。
この場合、図3に示す如く、ニードル弁の後退量(塗料供給経路の塗料の流量)、霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに、さらにスプレーガンの移動速度を組み合わせておく。
さらに、制御装置5にブザー等の警報装置を接続する。
制御装置5は当該加速度検出手段が検出するスプレーガン2の加速度に係る情報を取得し、該情報に基づいて算出されたスプレーガン2の移動速度が、予め設定されたスプレーガン2の移動速度(図3参照)を基準とする所定の範囲外となった場合(スプレーガンの移動速度が速過ぎる場合や遅過ぎる場合)には当該警報装置を作動して、作業者に報知する。
このように構成することにより、スプレーガンを用いた塗装作業における塗装品質に影響を及ぼす因子の一つであるスプレーガンの移動速度を所望の値に保持して塗装品質をさらに向上することが可能である。
2 スプレーガン
5 制御装置
11 塗料供給経路
12 霧化エア供給経路
13 形状エア供給経路
21 霧化頭
Claims (5)
- 霧化頭に塗料を供給する塗料供給経路、該塗料を霧化しつつ噴射するための圧縮空気を該霧化頭に供給する霧化エア供給経路、および霧化された塗料の噴射形状を調整するための圧縮空気を該霧化頭に供給する形状エア供給経路を有するスプレーガンと、
予め設定された該霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および該形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、該霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および該形状エア供給経路の圧縮空気の流量を調整する制御装置とを具備し、
前記スプレーガンは、
作業者の操作により、前記霧化頭に設けられる塗料ノズルの開度を調整可能なニードル弁、および前記塗料供給経路の塗料の流量を検出する塗料流量検出手段を具備し、
前記塗料流量検出手段は、前記ニードル弁の前記塗料ノズルからの後退量を検出するニードル弁後退量センサにて構成され、
前記制御装置は、前記ニードル弁後退量センサが検出した前記ニードル弁の後退量に基づいて、前記作業者によるニードル弁の操作状況を記憶することが可能である、
塗装装置。 - 前記制御装置は、
予め設定された塗料供給経路の塗料の流量、霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および形状エア供給経路の圧縮空気の流量の組み合わせに基づいて、前記塗料供給経路の塗料の流量、前記霧化エア供給経路の圧縮空気の流量および前記形状エア供給経路の圧縮空気の流量を調整する請求項1に記載の塗装装置。 - 前記霧化エア供給経路と、前記形状エア供給経路と、が互いに独立した経路である請求項1または請求項2に記載の塗装装置。
- 前記スプレーガンは、該スプレーガンと被塗装物との距離を検出する距離検出手段を具備する請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の塗装装置。
- 前記スプレーガンは、該スプレーガンが受ける加速度を検出する加速度検出手段を具備する請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の塗装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005123902A JP4735020B2 (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 塗装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005123902A JP4735020B2 (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 塗装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006297308A JP2006297308A (ja) | 2006-11-02 |
JP4735020B2 true JP4735020B2 (ja) | 2011-07-27 |
Family
ID=37466036
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005123902A Expired - Fee Related JP4735020B2 (ja) | 2005-04-21 | 2005-04-21 | 塗装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4735020B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4600472B2 (ja) | 2007-12-20 | 2010-12-15 | 日産自動車株式会社 | エアバッグ装置 |
JP6554687B2 (ja) * | 2014-08-06 | 2019-08-07 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
JP2017035673A (ja) * | 2015-08-12 | 2017-02-16 | アネスト岩田株式会社 | スプレーガン |
JP7109058B2 (ja) * | 2018-05-29 | 2022-07-29 | 有限会社浦野技研 | 固形物製造装置及び固形物製造設備 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6195461U (ja) * | 1984-11-22 | 1986-06-19 | ||
JPS63116766A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-21 | Iwata Tosouki Kogyo Kk | 超音波式距離測定装置を備えた吹き付け装置 |
JPH067715A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Asahi Sanac Kk | 塗料流量制御装置 |
JP2004337710A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Trinity Ind Corp | 塗装ロボットの制御装置及び制御方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6195461A (ja) * | 1984-10-16 | 1986-05-14 | Sanyo Electric Co Ltd | 情報フアイル装置 |
JP3743992B2 (ja) * | 1999-01-29 | 2006-02-08 | 日産自動車株式会社 | 塗装ガンの塗料供給方法および塗料供給装置 |
JP3945684B2 (ja) * | 2001-10-18 | 2007-07-18 | アネスト岩田株式会社 | パターン制御機構を有するスプレーガン |
-
2005
- 2005-04-21 JP JP2005123902A patent/JP4735020B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6195461U (ja) * | 1984-11-22 | 1986-06-19 | ||
JPS63116766A (ja) * | 1986-11-05 | 1988-05-21 | Iwata Tosouki Kogyo Kk | 超音波式距離測定装置を備えた吹き付け装置 |
JPH067715A (ja) * | 1992-06-29 | 1994-01-18 | Asahi Sanac Kk | 塗料流量制御装置 |
JP2004337710A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Trinity Ind Corp | 塗装ロボットの制御装置及び制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006297308A (ja) | 2006-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4735020B2 (ja) | 塗装装置 | |
US7527768B2 (en) | Liquid dispenser with vacuum control | |
US7303152B2 (en) | Variable aerosol nozzle | |
US20090179081A1 (en) | Spray Gun with Low Emissions Technology | |
CN107921467A (zh) | 液体材料吐出装置 | |
US20080031081A1 (en) | Mixing device for delivering a resin or other products mixed with a foaming gas | |
US20080099515A1 (en) | Thin line conformal coating apparatus and method | |
JPH04310260A (ja) | 塗料スプレーガン | |
JPH0372973A (ja) | 塗料供給量制御手段を有するスプレーガン | |
US8814070B2 (en) | Fine finish airless spray tip assembly for a spray gun | |
US20230107860A1 (en) | Spray gun, pressure measuring device for a spray gun and method for developing a spray gun | |
JP5248122B2 (ja) | 自動塗布システム、および自動塗布システムの制御方法 | |
JP6030736B2 (ja) | 塗装装置 | |
US20040007634A1 (en) | Air-assisted air valve for air atomized spray guns | |
US8740013B2 (en) | Variable flow air flow controller | |
JP2006272211A (ja) | 塗装における塗料流量フィードバック制御システム | |
US6045875A (en) | Process and apparatus for applying a primer | |
KR20210157050A (ko) | 자동차 보수 도장용 스프레이 장치 | |
JP3921105B2 (ja) | 塗装方法及びそれに用いる塗装装置 | |
JP2001276676A (ja) | エアースプレーガン | |
JPWO2002100553A1 (ja) | 塗装装置 | |
JP3083285B2 (ja) | エアーブラシ | |
JP5285245B2 (ja) | 塗布装置 | |
JP2007144271A (ja) | 塗装用自動ガンの弁開度位置調整装置 | |
US20130075489A1 (en) | Pneumatic spray gun with digital pressure readout |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071207 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100609 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110105 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110223 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110329 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110411 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4735020 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140513 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |