JP3921105B2 - 塗装方法及びそれに用いる塗装装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表面が凹凸状をなす模様塗膜を、水性塗料を用いて形成しうる塗装装置及び塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来、建築物の内、外装材や電子機器のケース等の被塗装物に、表面に微小な凹凸を有する模様塗膜を形成することが知られている。このような模様塗膜の代表的なものとしては、例えば金属をハンマーで叩いたような小さな凹凸が満遍なく連続するいわゆるハンマートン模様などを挙げることができる。一般にこのような模様塗膜は、有機溶剤系の樹脂塗料にシリコンオイルを含む添加剤を配合して十分に撹拌、混合した後、スプレーガンなどの塗装具を用いて被塗装物に吹きつけて施工される。そして、シリコンが塗料の一部をはじくことにより、表面に凹凸部が形成される。
【0003】
ところで、近年では地球環境の保護及び塗装環境の改善という観点より、各種の建築メーカや自動車メーカなどにおいては、有機溶剤系の塗料に代えて水性系の塗料を用いる努力が行われている。このため、兼ねてから水性系の塗料を用いて上述のような模様塗膜を形成することが望まれている。しかしながら、水性系の塗料に、液状のシリコンオイルを配合して撹拌、混合しても、シリコンは塗料中に均一に分散し得ずにすぐさま凝集化してしまい、塗膜表面に均一な凹凸部を形成することができない。このように、従来では水性系の塗料を用いて前記模様塗膜を形成するのは困難と考えられていた。
【0004】
発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、水性塗料を被塗装物に向けて霧状で吹き出しするとともに、この水性塗料の霧状体にシリコンを含有した添加剤を霧状で吹き出して混合させること、即ち液状では均一に混じり難い水性塗料とシリコンを含む添加剤とを、ともに霧状で混合しかつこれを直ちに被塗装物へと付着させるという新規な着想によって、水性塗料を用いつつも上述の模様塗膜を形成しうることを見い出し本発明を完成させるに至った。
【0005】
以上のように、本発明は、水性塗料を用いて表面が凹凸状をなす模様塗膜を形成しうる塗装装置及び塗装方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のうち請求項1記載の発明は、水性塗料を被塗装物に向けて霧状で吹き出しするとともに、この水性塗料の霧状体に、シリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させることにより、表面が凹凸状をなす模様塗膜を形成することを特徴とする塗装方法である。
【0007】
前記水性塗料と前記シリコンとの重量混合比は、例えば10000:1〜100であることが望ましい。また前記シリコンとしては、ジメチルポリシロキサンが好適である。
【0008】
さらに請求項4記載の発明では、被塗装物に向けて水性塗料を霧状で吐出しうる第1の塗装具と、前記第1の塗装具から吹き出しされた水性塗料の霧状体に、シリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させる第2の塗装具とを有することを特徴とする塗装装置を提供する。
【0009】
又請求項4に係る発明においては、前記水性塗料と前記シリコンとの重量混合比は、10000:1〜100、
かつ第2の塗装具は、添加物流路(56)を開閉する第2の開閉弁を具えるとともに、 この第2の開閉弁は、開き位置を調整してその位置を保持することにより前記添加物の噴射量を制御しうる針弁からなることを特徴とする。
【0010】
請求項5に係る発明は、前記第1の塗装具が、第1のガン本体と、この第1のガン本体の一方の側部に連結された塗料タンクとを有する重力式の第1のスプレーガンが好適に使用できる。また前記第2の塗装具は、前記第1のガン本体の上部に固着された第2のガン状本体と、この第2のガン状本体の前記塗料タンクとは反対側の側部に連結された添加剤タンクとを有する吸上げ式のスプレーガン状体とからなることを特徴とする
【0011】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図面に基づき説明する。
本発明は、図1に示すように、水性塗料2を被塗装物3に向けて霧状で吹き出しするとともに、この水性塗料の霧状体2aに、シリコンを含有した添加剤4を霧状で吐出して混合させる。これにより、被塗装物3に、水性塗料2と添加剤4とを均一に混合させた状態で付着させることができ、その結果、表面が凹凸状をなす模様塗膜5を形成しうる。
【0012】
前述のごとく、水性系の塗料に液状のシリコンオイルを配合して撹拌、混合しても、シリコンは塗料中に均一に分散し得ず凝集化するため、これを被塗装物に吹き付けても塗膜表面に満遍なく凹凸部を形成するのは困難と考えられていた。しかしながら、発明者らの鋭意研究の結果、液状では均一に混じり合わない水性塗料2とシリコンを含む添加剤とを、ともに霧状に微細化して混合しかつこれを直ちに被塗装物3へと吹き付けることにより、被塗装物3の表面に水性塗料2と添加剤4に含まれるシリコンとがほぼ均一に混合した状態で付着させ得ることを見出した。そして、水性塗料2は、シリコンによって部分的にはじかれるため、その部分を凹状とするとともにその周囲を相対的に凸状とする。この作用が塗膜の全領域においてランダムに生じることにより、外観に優れた模様塗膜5を形成できる。
【0013】
前記水性塗料2としては、本例では常温で液状をなす液体塗料が用いられる。水性塗料2の塗膜主要素については、特に限定はされないが、一例として、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリル化合物、ポリスチレンブタジエンまたは水溶性合成樹脂等を用いることができ、被塗装物3の用途、物性等に応じてこれらは適宜変更することができる。また前記塗膜形成主要素は、塗膜形成助要素として水(純水)で希釈されるが、必要により顔料または/及びバインダー等の塗膜形成副要素が配合される場合がある。
【0014】
前記添加剤4は、本例では常温で液状をなす液状の添加剤が用いられる。具体的には、シリコンと溶剤との混合液が好適である。前記シリコンには、好適にはシリコンオイルが用いられる。シリコンオイルとしては、例えば無変性シリコンオイルまたは変性シリコンオイルの双方を含むことができる。
【0015】
無変性シリコンオイルとしては、例えばジメチルシリコンオイル、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルシリコンオイル、ジメチルポリシロキサン等が挙げられる。また変性シリコンオイルとしては、例えばアルキル変性シリコンオイル、ポリエーテル変性シリコンオイル、アルコール変性シリコンオイル、フッ素変性シリコンオイル、アミノ変性シリコンオイル、メルカプト変性シリコンオイル、エポキシ変性シリコンオイル、カルボキシル変性シリコンオイル、高級脂肪酸変性シリコンオイル等を挙げることができる。とりわけ、模様の再現性、意匠性という観点より、ジメチルポリシロキサンを用いるのが望ましい。
【0016】
また発明者らの実験の結果では、水性塗料2に対するシリコンの配合量が多すぎると、塗膜表面にシリコンがベタ塗り状に付着するため、表面が平滑化し微細な凹凸模様を発現させるのが困難になる傾向があり、逆に少なすぎてもシリコンによる水性塗料2のはじきが生じず、凹部の形成が離散的になり均一な美しい凹凸模様を形成するのが困難となる傾向がある。このような観点より、前記水性塗料2と前記シリコンとの重量混合比は、特に限定されるわけではないが、例えば10000:1〜10000:100、即ち10000:1〜100、より好ましくは10000:1〜10000:80、即ち10000:〜80であることが望ましい。なお有機溶剤系の塗料でハンマートン模様を形成する際には、重量混合比で塗料10000に対してシリコンが少なくとも30程度配合されていたため、これに比べると、水性塗料の場合には、有機溶剤系の場合に比してシリコンの配合量が著しく少ないことがわかる。
【0017】
また添加剤4の溶剤としては、エーテル系の溶剤、例えばブチルカルビトール等が好適である。
【0018】
また模様塗膜5は、その総塗膜厚さが大きすぎると、タレやワキ等により塗膜性能に問題が生じかつ模様の形成にも影響を与えるため好ましくなく、逆に薄すぎても、塗膜強度が低下するなど好ましくない。このような観点より、特に限定はされないが前記総塗膜厚さを35〜55μm程度、さらに好ましくは45〜55μm程度とするのが望ましい。なお本発明の塗装方法は、予め被塗装物3の表面に化成処理又は/及び脱脂処理を含む下地処理を行った後、下塗りを施した後に行うのが望ましい。下塗りを行う際には、模様塗膜を形成する際に用いる水性塗料だけを用いて行うのが付着性の面で良好である。
【0019】
次に、このような模様塗膜5を形成するのに適した塗装装置1について図2以降を参照しつつ説明する。図2は、本実施形態の塗装装置1の全体斜視図、図3はその正面図、図4は図3のA−A断面図をそれぞれ示している。図において、本実施形態の塗装装置1は、前記被塗装物3に向けて水性塗料2を霧状で吐出しうる第1の塗装具6と、この第1の塗装具6から吹き出しされた水性塗料の霧状体2a(図1に示す)に、シリコンを含有した添加剤4を霧状で吐出して混合させる第2の塗装具7とを一体に具えて構成される。
【0020】
前記第1の塗装具6は、本実施形態ではピストル状をなす第1のガン本体9と、この第1のガン本体9の一方の側部に連結された塗料タンク10とを有する重力式の第1のスプレーガン11を用いたものを例示している。
【0021】
この第1のスプレーガン11は、図4に示す如く、操作により開閉する空気開閉弁15が介在する第1の空気流路16と、第1の開閉弁17が介在するとともに水性塗料2が通る塗料流路18とを具えている。そして第1の空気流路16を通って吹き出される高圧空気によって塗料流路18を通る水性塗料2を霧化噴出することができる。なお図4では、空気キャップ19の断面形状が理解し易いように図2、図3とは異なり角部を上下に向けて図示している。
【0022】
前記空気開閉弁15は、弁座部20と、弁体部21とを含んで構成される。弁座部20は、ガン本体9の把手22の上部で前後に貫通形成された透孔23に内挿される。また弁座部20は、後方に向かい拡径するテーパ状の内孔をなす弁座20Aを有している。
【0023】
前記透孔23には、把手22の下端の導孔25から前記透孔23に至る第1の空気流路16の供給路24が連通している。この供給路24は、調節ネジ26で進退する絞り弁27によって空気流量が調節できる。なお導孔25は、図示しない高圧空気源と接続され、例えば150〜500kPa、より好ましくは250〜420kPa程度の高圧空気が供給される。
【0024】
前記透孔23の上には、流出路29が連通している。この流出路29は、上方にのび、ガン本体9の胴体部をのびる継ぎ孔51を通ってガン先端の円周溝30、塗料ノズル31周囲の空気孔32を経て空気キャップ19に設けた空気吐出口34またはパターン孔35に通じる。なお前記パターン孔35への空気送給量は、調節ネジ36にて前後に移動しうる絞り弁37で調節できる。
【0025】
前記弁体部21は、前記弁座20Aに接離することにより、供給路24、流出路29とを連通ないし遮断しうるテーパ状の基部21Aと、この基部21Aから前にのびる弁軸21Bとを有して構成されている。この弁軸21Bは、押え金具39の他、スリーブやOリングなどを用いて軸封されつつ引金hの背面に近接して突出している。
【0026】
また水性塗料2が流れる前記塗料流路18は、塗料ノズル31の中心孔先端に設けらた塗料吐出口40から、ガン頭部の内孔41、この内孔41に側方から連通する横孔42をへて、前記塗料タンク10に通じるよう形成される。なお、塗料タンク10には、前記水性塗料2が貯えられるとともに重力により水性塗料2が塗料ノズル31の直前まで供給される。
【0027】
また本例では、塗料タンク10は、ガン本体9に対して図2に示す水平な軸線L1の周りで回動自在、かつ回動させた位置を保持可能な程度の摩擦力を発生しうるOリングなどを内挿した継手部44を介して前記ガン本体9に連結される。従って、被塗装物3の塗装面に応じてガン本体9を上向きないし下向きとしても、図2に示すように、塗料タンク10の軸線V1が常に垂直方向となるように位置合わせできる。従って、水性塗料を確実に塗料ノズル31まで送給できる。
【0028】
前記第1の開閉弁17は、本例では前記塗料吐出口40を開閉しうる針弁からなり、後端側が内孔41に並設されるシールリング45をへて、把手22の上端の孔部46に至る。そして、第1の開閉弁17の後端側は、孔部46に内挿された支持金具47にプランジャ49を介して摺動可能に保持される。またプランジャ49は、バネ50によって前に向かって付勢される。
【0029】
また前記第2の塗装具7は、本実施形態では、吸上げ式の第2のスプレーガン状体12から構成される。該第2のスプレーガン状体12は、第1のガン本体9の上部に連結管部53を介して固着された引金を有しない第2のガン状本体13と、この第2のガン状本体13の前記塗料タンク10とは反対側の側部に連結されかつ添加剤4を貯え得る添加剤タンク14とを有するものが例示される。このような塗装装置1は、第2のガン状本体13が第1のガン本体9の上部に固着されており、しかもその両側に塗料タンク10、添加剤タンク14をそれぞれ分けて配しているため、塗装作業時の重量バランスに優れ、使い勝手を向上するのに役立つ。また吸い上げ式のスプレーガンは、一般に塗料(本例では添加剤)を送り出す送給力が重力式のものに比して小であるため、本例のように添加剤4の混合割合が小さい場合に特に好適となる。
【0030】
前記第2のガン状本体13は、図1、図4に示すように、添加剤4を噴射する吹き出し方向Bが前記第1のスプレーガン11の塗料吹き出し方向Aと実質的に同一の平面(本例では垂直面)内でかつ交差するよう、本例では前端部を下側に傾けて配したものを示す。特に限定はされないが、各ガン11、12の吹き出し方向A、Bが挟む角度θは、例えば15〜35゜程度、より好ましくは20〜30゜程度とするのが望ましい。これにより、霧化状の水性塗料2とシリコンを含む添加剤4とを、より効率的に均一に混合しかつその状態で被塗装物3に付着させることができる点で好ましい。
【0031】
また、第2のガン状本体13は、図4及びその拡大図である図5に示すように、前解放かつ略円筒状の基筒部60と、この基筒部60の前部にロックナット62を介して気密に螺着されしかも前端部に空気キャップ64を取付けた外パイプ部63と、この外パイプ部63に間隙を隔てて内挿されしかも前端部に添加剤が吐出される添加剤ノズル57を装着した内パイプ部65とを具えたものを例示している。
【0032】
前記基筒部60は、内部に空所を有する段付状の筒部60Aと、その後端に固着されたエンドキャップ部60Bとを含む。このエンドキャップ部60Bには、後述する添加剤4の噴射量を制御する第2の開閉弁55の引き代Sを調節しうるネジ軸67がロックナット69を介して螺着されている。
【0033】
前記外パイプ部63と前記内パイプ部65との間には、第2の空気通路54が形成される。この第2の空気通路54は、一端が添加剤ノズル57の外周面に隔設した軸方向の凹溝70を通って空気キャップ64の空気孔71に連なるとともに、他端が基筒部60に設けた連結孔72、連結管部53の内孔52を介して前記第1のスプレーガン11の継ぎ孔51に連通している。従って、この第2の空気流路54には、第1のスプレーガン11からの高圧空気が分岐して取り込まれる。
【0034】
また、第2のガン状本体13は、前記内パイプ部65の内部と基筒部60に設けた内孔73とを前記第2の空気流路54から遮断して連通させることにより、添加剤4が通る添加剤流路56を具えている。この添加剤流路56は、添加剤ノズル57からの添加剤4の噴射量を制御する針弁からなる前記第2の開閉弁55が設けられる。また添加剤流路56は、前記内孔73に一端が添加剤タンク14に連通した添加剤取り出し流路86の他端が連通している。
【0035】
該第2の開閉弁55は、前向きの移動によりその先端部が前記添加剤ノズル57の先端孔57aに差し込まれ該先端孔57aを閉止するとともに、後退により該先端孔57aを解放する。また第2の開閉弁55は、基筒部60に内装されたスリーブ部材80により前後移動を案内される。なおスリーブ部材80は、内挿されたOリングにより、第2の開閉弁55の摺動に伴う添加剤の漏れなどを防ぐのに役立つ。なお図5に示す如く、添加剤流路56は、添加剤ノズル70と第2の開閉弁55との間の半径方向の空隙tを0.2〜0.5mm、より好ましくは0.25〜0.35mmの小厚さとした添加剤絞り部110を具えている。これにより、添加剤の送給に抵抗を与え噴射量をごく小さく設定するのに役立つ。
【0036】
また第2の開閉弁55の後端部にはピストン部77が設けられる。該ピストン部77は、スリーブ部材80とエンドキャップ部60Bとの間に設けられたシリンダ室74を前後に摺動可能に配されている。本例のピストン部77は、ロックナット79で固着された円盤状のピストン片75と、このピストン片75の外周面に設けた環状溝に内挿されることにより前記シリンダ室74の内周面との間を気密に保持するOリング76とを含んで構成されている。またピストン片75と前記エンドキャップ部60Bとの間には、バネ58を圧縮して介在させることにより、ピストン部77は、常時第2の開閉弁55を前向きに付勢(添加剤ノズル57を閉止する向きに付勢)しうる。
【0037】
また前記接続管部53の内孔52は、第2の横孔81を介して前記シリンダ室74へと連通している。このため、第1のスプレーガン11の空気開閉弁15を開くことにより、このシリンダ室74へも高圧空気が連続して流入する。これにより、シリンダ室74は昇圧され、前記バネ58を縮めつつ第2の開閉弁55を後退させる。なおこのとき、針弁の後退は、前記エンドキャップ部60Bに螺着し前記ネジ軸67にピストン部77が当接することにより規制できる。よって、第2の開閉弁55の引き代S、即ち添加剤4の噴射量は、ネジ軸67の基筒部60内への突出量、つまり第2の開閉弁55である針弁の開き位置を調節することによって容易に制御しうる。なお引き代Sを調節し終えた後は、ロックナット69によってネジ軸67の調節量を維持できる。これは、ピストン部77から受ける力によって、ネジ軸67の位置ズレを防ぎ、常に一定の引き代Sを保つのに役立つ。
【0038】
とりわけ、本実施形態のように、水性塗料2に対する添加剤4の混合割合が非常に少なく微妙な調整を要する場合には、このようなネジ軸67による第2の開閉弁55の引き代Sの調整及びその位置の保持はきわめて有効となる。なお図示していないが、例えば前記ネジ軸67の操作頭部67aに、外部から視認可能な目盛り部を設け、調整作業を能率化するなど使い勝手を高めることもできる。
【0039】
前記添加剤タンク14は、図6、及びその分解斜視図である図7に示す如く、上部に開口部Oを有しかつ添加剤4を貯えうる円筒状のタンク本体14aと、このタンク本体14aの前記開口部Oを閉じるとともにその中央部に小孔14dを設けた中栓部14bと、前記タンク本体14aの上部に配され中栓部14bをも覆う上蓋部14eとで構成されたものを例示する。
【0040】
前記タンク本体14aは、本例では小型かつ樹脂製のものを用いているが、その形状、材料等は適宜変更することができる。また中栓部14bは、前記タンク本体14aの開口部の内周面に密に嵌合するとともにフランジ部14b1により抜け落ちが防止される。
【0041】
前記上蓋部14eの上面部には、図7に示す如く、取付用のビス孔101と、空気を取り込む空気孔102とが設けられる(これについては後述する)。また上蓋部14eには、パイプ状をなす吸い上げ管14cが上下に貫通して取付ナット14fにより一体に取り付けられたものを例示している。前記吸い上げ管14cは、上蓋部14eを貫通して上、下にはみ出してのびる。また上蓋部14eの下側にはみ出した吸い上げ管14cの下部分14c2は、タンク本体14aへの取付により中栓部14bの小孔14dを通ってタンク本体14a内の添加剤4に連通する。なお中栓部14bの小孔14dと、吸い上げ管14cとの間には空気の行き来が可能な小隙間が形成される。
【0042】
このような添加剤タンク14は、本実施形態では連結具85を介して前記第2のガン状本体13に連結されている。該連結具85は、図6、図7に示すように、一端が前記添加剤流路56に連通しかつ他端が添加剤タンク14の添加剤4に通じる添加剤取り出し流路86と、一端が外気に連通しかつ他端が前記添加剤タンク14の内部に通じる空気取り入れ流路87(図9に示す)とを具えている。
【0043】
前記連結具85は、例えば外筒部90と、この外筒部90に内挿されかつ該外筒部90に対して回動可能な内筒部91とを含んで構成される。前記外筒部90は、外形が略直方体状のブロック体をなすとともに、長手方向の両側で開口する水平方向の貫通孔89が形成されている。この貫通孔89は、その軸方向長さの略中間部で内径を小とした中央孔部89Aと、その第2のガン状本体13側に連設されかつ内径を大とした内の孔部89Bと、この内の孔部89Bの反対側に連設されかつ内径を大とした外の孔部89Cとを含んだ略ダンベル状に穿設されている。
【0044】
また、前記内軸部91は、ナット部91Bと、このナット部91Bの第2のガン状本体13側に一体に形成されたネジ軸部91Aと、該ネジ軸部91Aとは反対側で前記ナット部91Bに一体に形成された挿入軸部91Cとから構成された軸状体をなす。そして、この内軸部91は、その挿入軸部91C側を外筒部90の内の孔部89B側から差し込みされるとともに、外筒部90の外の孔部89Cからはみ出した挿入軸部91Cに、スリーブ93、ワッシャを介してダブルナット94を螺着している。これにより、内軸部91は、ダブルナット94と前記ナット部91Bとにより回動可能にかつ外筒部90で保持される。
【0045】
また本例の前記挿入軸部91Cは、ナット部91B側をなし外径が大の大径部91C1と、これに連なりかつ外径が小の挿入軸部91C2とからなり、前記挿入軸部91C1の側端面と中央孔部89Aの段差部との間にOリング97Aを介在させるとともに、スリーブ93と中央孔部89Aの段差部との間にOリング97Bを介在させている。これにより、内軸部91と外筒部90との間には、これらのOリング97A,97Bによる適度な摩擦力が生じ、両者の相対回転を可能としつつ回転させた位置で前記摩擦力により停止させることができる。これは、第1のスプレーガン11の場合と同様、塗装面に応じて塗装装置を上下に向き変えした場合でも、図2の如く添加剤タンク14の軸線V2を常に垂直として自在に位置合わせできかつその位置を保持できる結果、添加剤4の送給を円滑化するのに役立つ。
【0046】
また内軸部91は、ネジ軸部91Aを第2のガン状本体13の側面に設けた取付用のネジ孔82に螺着され該連結具85を第2のガン状本体13に連結しうるとともに、この螺着により一端が前記添加剤流路56に連通する内孔91iを有している。該内孔91iは、軸方向にのびるとともに前記Oリング97A、97Bの間で終端している。また内軸部91は、前記Oリング97A、97Bとの間で、円周方向にのびる小深さの周溝95が凹設されるとともに、この周溝95と、前記内孔91iとを接続する上の継ぎ孔92a及び下の継ぎ孔92bとが設けられている。また、添加剤タンク14の吸い上げ管14cの上部分14c1は、前記外筒部90の下孔99へ気密に挿入固着される。また、上蓋部14eは、ビス100、ビス穴106により、予め図6の状態で外筒部90に一体に固着されている。このような実施形態では、添加剤取り出し流路86が、内孔91i、上下の継ぎ孔92a、92b、周溝95、吸い上げ管14cによって構成できる。
【0047】
また前記連結具85には、例えば図8、図9に示す如く、一端が外気に連通しかつ他端が前記添加剤タンク14の内部に通じる空気取り入れ流路87が設けられる。本実施形態では、塗装装置1の通常の塗布作業ないし洗浄に際して、外部からの水分等が添加剤タンク14に浸入するのを防止しうるようにこの空気取り入れ流路87を設けたものを例示している。なお図8は、図6のB−B部の断面図(半分のみ)である。
【0048】
本例の空気取り入れ流路87は、前記外筒部90に設けられた上下にのびる第1の小孔103及び斜めにのびる第2の小孔104と、前記スリーブ93の外周面に設けた周溝105とを含んで構成されたものを例示している。前記第1の小孔103は、一端が添加剤タンク14の上蓋部14eに設けた空気孔102(図7に示す)を介して添加剤タンク14の内部に連通するとともに、他端が外筒部90の外の孔部89Cで開口する。これにより、第1の小孔103と周溝105とは外筒部90の内部で連通できる。本例では第1の小孔103を、前記ビス穴106を挟んで円周方向の一方側に寄せた位置に設けたものを示す。
【0049】
また第2の小孔104は、本例では一端が外筒部90の外部(大気)に連通しかつ他端が外の孔部89Cで開口する。なお第2の小孔104は、ビス穴106を挟んで第1の小孔103とは円周方向反対側に設けられたものを示す。また本例では、この第2の小孔104を外筒部90の側端面90Xに対して角度α、かつ図8に示すように下端面90Yに対して角度βで傾いてのびる斜めの小孔として形成される。本例では前記角度α、βをとも45゜としているが、これに限定されず角度α、βはともに45゜未満程度の小角度で定めるのが望ましい。
【0050】
また第2の小孔104の一端は、本例では外筒部90の下端面90Y、側端面90X及び前記側端面と直角な側面を含む面取り面Cで開口している。このような空気取り入れ流路87は、面取り面Cに設けた第2の小孔104の開口104aから周溝105、第1の小孔103を介して、添加剤タンク14の内部とに連通することができる。このような、空気取り入れ流路87は、下向きにのびる第2の小孔104を用いて外部(大気)へ開口させているため、この開口に洗浄液等が浸入し難い。従って、塗装装置1の洗浄に際して、この開口104aから水分が添加剤タンク14内部へと浸入するのを防止できる。このため、洗浄しても添加剤タンク14内部に異物ないし不要な化学薬品等が混入するのを効果的に防止でき、常に添加剤4をピュアな状態に維持することができる。なお第2の小孔104の開口104aは、例えば外径が1.0〜2.0mm程度の小孔とするのが望ましい。
【0051】
本実施形態の塗装装置1は、第1のスプレーガン11において引金hを引く操作を行うことにより、第1のスプレーガン11の空気開閉弁15を開き、導孔25から送給される高圧空気を前記空気吐出口34及び必要に応じてパターン孔35から吹き出しうる。これにより塗料吐出口40の周囲に低圧部を生じさせる。又、さらに引金17を引くことにより、第1の開閉弁17が塗料吐出口40を開き、前記低圧部に水性塗料2が吸引され、かつ連続吐出される高圧空気によって霧状化して被塗装物3に噴出される。
【0052】
同時に、前記高圧空気は、連結管部53の内孔52を通り空気孔71からも吐出されるとともに、横孔81を介してシリンダ室74を昇圧し第2の開閉弁55を後退させることにより、添加剤ノズル57の先端孔57aを開く。これにより添加剤4を霧状化し、これを前記水性塗料2の霧状体2aに噴射できる。このとき、添加剤タンク14の内部は添加剤4の吸い上げによって減圧されるため、前記空気取り入れ流路87を通って外部からの空気が添加剤タンク14内へと吸引される。
【0053】
本実施形態の模様塗膜5は、従来の水性塗膜に比べると乾燥時間を短縮化することができる。これは、表面が凹凸化することにより、塗膜の表面積が増すためと考えられる。乾燥には、例えば常温で5〜30分の初期乾燥を行い、好ましくは60〜80℃で5分間程度プレヒートした後、150℃で20分程度の焼き付け乾燥を行う程度で足りる。このため、従来の水性塗装に必要とされていた大型かつ複雑な乾燥設備を不要とし、溶剤系塗料と同程度の設備で乾燥工程を実現できる。また乾燥時間を小としうる結果、溶剤塗料に比べても生産性の低下を抑制できる。
【0054】
図10には、本発明の他の実施形態を示している。
この形態では、例えば被塗装物Mが連続して供給されるような自動塗装ラインにおいて、コンピュータ等で自動操作され引金等を有しない自動ガンとしても採用できる。さらには、スプレーガンを用いるとき、塗料供給方式として、重力式や吸上げ式の他、圧送式など種々の形態に変形しうる。また塗装装置1は、図2のような形態に限定されるものではなく、各タンクや第1、第2のガンの配置などは種々変更できる。
【0055】
【実施例】
上記実施形態において図1に示した塗装装置を用いて、表1に示す塗装条件にて塗装テストを行った。なお水性塗料には純水で希釈した水溶性メラミンアルキド樹脂塗料(大泰化工(株)製の「彩水ダイヤトン」)を使用し、また添加剤にはジメチルポリシロキサンを含む添加剤(旭電化工業(株)製の商品名「アデカネートB−190、アデカネートB−199」)をそれぞれ使用し、平滑な表面を有する鉄板上に塗装を行った。なお各例とも塗装に先立ち被塗装物に化成処理、脱脂処理を行った後、上記添加剤を含まない水溶性メラミンアルキド樹脂塗料を粘度調整し(塗料塗装粘度50〜60秒(NK−2CUP 20℃))て下塗りを行った。
【0056】
下塗りは、ノズル口径が1.5mmφの重力式エアスプレーガンを用い、室温20℃でパターン巾100゜、空気圧350kPa、被塗装物までのガン距離25cm、ガン運行速度80cm/秒で3ないし4回の往復塗装を行った。そして150℃で20分で焼き付け乾燥を行った。
【0057】
次に、下塗り乾燥後、水性塗料とシリコンを含む添加剤とを霧状で混合し上塗りを行った。上塗りは、第1のスプレーガンにおいては下塗りの場合とほぼ同一とした。また第2のガン状体については、ノズル口径0.5mmφ、パターン巾約10mmとした。上塗りの乾燥は、例えば常温で5〜30分の初期乾燥を行い、さらに60〜80℃で5分間程度プレヒートし、さらに150℃で20分程度の焼き付け乾燥を行った。テストの結果を表1に示す。
【0058】
【表1】
Figure 0003921105
【0059】
テストの結果、実施例のものは良好な外観と塗膜強度が得られていることが確認できる。特に水性塗料とシリコンとの重量混合比が10000:1〜10000:100の範囲に含まれるものでは、凹部と凸部のバランスが良く、しかも凹部の直径が0.5mm程度で満遍なく均一に凹んでおり、非常に優れた外観が得られた。また表面を撫でても滑らかさを有しきわめて良好であった。
【0060】
【発明の効果】
上述したように、請求項1記載の発明では、水性塗料を被塗装物に向けて霧状で吹き出しするとともに、この水性塗料の霧状体に、シリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させることにより、表面が凹凸状をなす模様塗膜を水性塗料を用いて形成することができる。
【0061】
また請求項2記載の発明のように、水性塗料とシリコンとの重量混合比を一定範囲に限定するときには、塗膜表面に微細な凹凸が満遍なく形成される易くより外観的に優れた模様塗膜を形成するのに役立つ。
【0062】
また請求項4記載の発明のように、塗装装置として、被塗装物に向けて水性塗料を霧状で吐出しうる第1の塗装具と、前記第1の塗装具から吹き出しされた水性塗料の霧状体に、シリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させる第2の塗装具とを一体に具えることにより、水性の凹凸塗膜を形成できる。
【0063】
また請求項5記載の発明のように、前記第1の塗装具は、第1のガン本体と、この第1のガン本体の一方の側部に連結された塗料タンクとを有する重力式の第1のスプレーガンからなり、かつ前記第2の塗装具は、前記第1のガン本体の上部に固着された第2のガン状本体と、この第2のガン状本体の前記塗料タンクとは反対側の側部に連結された添加剤タンクとを有する吸上げ式のスプレーガン状体とからなるときには、重量バランスに優れた塗装装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す塗料の噴霧状態を示す概略図である。
【図2】本実施形態の塗装装置の一例を示す斜視図である。
【図3】その正面図である。
【図4】そのA−A断面図である。
【図5】第2のガン状本体の断面図である。
【図6】添加剤タンクを示す断面図である。
【図7】その分解斜視図である。
【図8】連結具の一部断面図である。
【図9】外筒部の分解斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示す略図である。
【符号の説明】
1 塗装装置
2 水性塗料
2a 水性塗料の霧状体
3 被塗装物
4 添加剤
4a 添加剤の霧状体
5 模様塗膜
11 第1のスプレーガン
12 第2のスプレーガン状体
13 第2のガン状本体
14 添加剤タンク

Claims (5)

  1. 水性塗料を被塗装物に向けて霧状で吹き出しするとともにこの水性塗料の霧状体に、シリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させることにより、表面が凹凸状をなす模様塗膜を形成することを特徴とする塗装方法。
  2. 前記水性塗料と前記シリコンとの重量混合比が10000:1〜100であることを特徴とする請求項1記載の塗装方法。
  3. 前記シリコンは、ジメチルポリシロキサンを含むことを特徴とする請求項1または2記載の塗装方法。
  4. 被塗装物に向けて水性塗料を霧状で吐出しうる第1の塗装具と、前記第1の塗装具から吹き出しされた水性塗料の霧状体に、添加物流路(56)を流れるシリコンを含有した添加剤を霧状で吐出して混合させる第2の塗装具とを有し、
    前記水性塗料と前記シリコンとの重量混合比は、10000:1〜100、
    かつ第2の塗装具は、添加物流路(56)を開閉する第2の開閉弁を具えるとともに、 この第2の開閉弁は、開き位置を調整してその位置を保持することにより前記添加物の噴射量を制御しうる針弁からなることを特徴とする塗装装置。
  5. 前記第1の塗装具は、第1のガン本体と、この第1のガン本体の一方の側部に連結された塗料タンクとを有する重力式の第1のスプレーガンからなり、
    かつ前記第2の塗装具は、前記第1のガン本体の上部に固着された第2のガン状本体と、この第2のガン状本体の前記塗料タンクとは反対側の側部に連結された添加剤タンクとを有する吸上げ式のスプレーガン状体とからなることを特徴とする請求項4記載の塗装装置。
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