JP5285245B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被塗布物と接触して該被塗布物に塗布液を塗布する接触塗布手段と、前記接触塗布手段に前記塗布液を供給する塗布液供給手段とを有する塗布装置に関するものである。
従来より、塗装ロボットのような自動塗装システムが知られている。塗装ロボットの場合、スプレーガンをロボットハンドで操作し、所期の塗装結果が得られるようあらかじめプログラムした経路で対象物に沿って移動させつつ、コンプレッサなどから得られる加圧エアを用いて塗料をスプレーガンのノズルから噴射させる構造が用いられている。
従来の塗装ロボットのような自動塗装システムでは、上記のようなスプレーないしエアブラシ式の塗装ヘッドが多いが、塗装の形態や仕様、使用したい塗料や対象物の特性によっては必ずしもスプレーないしエアブラシ式の塗装ヘッドが適しているとは限らない。
たとえば、手塗りの場合には、筆や刷毛(ブラシ)、フェルトペンのチップのような含浸体を塗料の塗布体として用いて行なういわゆる接触塗装の手法がある。このような接触塗装の手法は、直線や曲線、あるいは文字などのパターンを表現する場合に必要とされ、また、塗装領域と、非塗装領域とが明確に区画されるような形態で塗料が塗布される必要がある場合にも適している。さらに、このような接触塗装の手法には、塗布体先端の形状や固さ、大きさ(太さ)などを選択することにより多彩な表現が可能となる利点がある。
また、上記のような接触塗装の手法では、筆や刷毛のような塗布体に塗料を付けながら手塗り作業を行なうだけではなく、塗料を収容し、加圧により(あるいは重力によって)塗料を先端の塗布体に供給するようにした塗布用具(たとえば下記の特許文献1)を利用することも考えられる。
特開平11−332643号公報
ところで、従来の自動塗装システムでは、上述のような含浸体を塗料の塗布体に用いた接触塗装手法による塗装作業を自動的に行うものが殆ど知られていない。
たとえば、上述の特許文献1に記載されるような塗布用具(ディスペンサー)を汎用のロボットハンドで移動させ、塗料を塗布することも考えられるが、塗装面積が大きい場合には、塗布用具の塗料容量によっては塗布用具を多数回交換したり、あるいは塗料を補充したりする必要があって、作業の中断が多くなったり、コスト高になる、などの問題を生じる。また、重力によって塗料を塗布体に供給する構成の塗布用具では、用具の姿勢によっては塗料供給不足が生じてかすれが起きたりする問題がある。
大きな塗装面積に対応でき、また安定した塗布を行えるようにするには、ロボットハンドで操作する塗装ヘッド(ないしディスペンサー)に筆や刷毛(ブラシ)、フェルトペンのチップのような塗料の塗布体を装着し、外部の塗料タンクから塗料を供給するような構成が適していると考えられる。
しかしながら、従来では、このような塗布体を用いる自動塗装システムの構造が殆んど存在せず、塗料が漏れたり垂れたりすることなく、安定して塗料を塗装ヘッドの塗布体に供給でき、高精度かつ高品位な塗装を行うに充分な洗練された構造については殆ど知られていなかった。
以上では、塗装対象物へ塗布される塗布液として塗料を考えたが、塗布される塗布液が薬液など他の液体である場合にも上記の問題は共通する。
本発明の課題は、以上の事情に鑑み、高精度かつ高品位な接触塗布を行える塗布装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の塗布装置においては、
被塗布物と接触して該被塗布物に塗布液を塗布する接触塗布手段と、
前記塗布液を収容するシリンダ室と、該シリンダ室内部を同軸的に摺動することによりシリンダ室内部の塗布液の圧力を制御するピストンと、該ピストンの該シリンダ室内部における位置を制御すべく該ピストンを往復駆動するサーボモータを有し、前記接触塗布手段に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、
前記塗布液供給手段内の塗布液の圧力を検出し、該塗布液の圧力を所定範囲内に制御することにより、前記塗布液供給手段から供給される前記塗布液の供給量が前記接触塗布手段から垂れ落ちない供給量となるよう前記塗布液供給手段を制御する制御手段と、
が設けられ、
前記制御手段は、前記シリンダ室内の塗布液の圧力を検出し、前記ピストンに設けられたセンサドグを介して前記ピストンの初期位置ないし現在位置を検出する光ファイバセンサを介して検出される前記ピストンの前記シリンダ室内部における位置に基づき前記サーボモータを介して該ピストンの該シリンダ室内部における位置を制御することにより前記シリンダ室内の塗布液の圧力を前記所定範囲内に制御するとともに、
さらに前記光ファイバセンサを、前記センサドグの検出状態を表示するLEDインジケータを有する光ファイバセンサアンプユニットと接続することにより、前記LEDインジケータを前記ピストンの動作状態の表示器として機能させる
構成を採用した。
上記構成によれば、前記塗布液供給手段から前記接触塗布手段に対して、前記塗布液を前記接触塗布手段から垂れ落ちない供給量で供給することにより、塗布液で作業環境や被塗布物の不要な部分を汚染することなく、前記被塗布物に前記塗布液を塗布することができ、高精度かつ高品位な接触塗布を行うことができる。
また、前記接触塗布手段と前記被塗布物を相対移動させることにより、直線、曲線、文字、画像、塗り潰しなどの表現が可能となる。
特に、塗布中、前記塗布液供給手段内の塗布液の圧力を検出し、該塗布液の圧力を所定範囲内に制御するこにより、前記塗布液を前記接触塗布手段から垂れ落ちない供給量で供給することができ、塗布液で作業環境や被塗布物の不要な部分を汚染することなく、また、かすれや塗布ムラなどの不都合を生じることなく、前記被塗布物に前記塗布液を塗布することができ、高精度かつ高品位な接触塗布を行うことができる。
以下、発明を実施するための最良の形態の一例として、接触塗布を行う塗装ヘッドをロボットアームで操作し、塗装を行う自動塗装システムに関する実施例を示す。すなわち、以下では、被塗布物(塗布対象物)に塗布する塗布液として塗料を一例とし、接触塗布により被塗布物(塗布対象物)に塗装を行う自動塗装システムに関する実施例を示す。
図2は本発明を採用した自動塗装システムの全体構成を、図1は図2の自動塗装システムにおいて、ロボットアーム200で操作される塗装ヘッドとしてのサーボガン100の構成を詳細に示している。以下では、まず図1によりサーボガン100の構成を説明し、続いて同サーボガン100を用いた図2の自動塗装システムについて述べる。
図1はサーボガン100要部の断面構造を示している。
図1のサーボガン100は、ハウジング101を有し、このハウジング101の先端にシャフト126、126を介して塗料供給および塗装加圧を制御するチャンバー103が固定されている。ハウジング101、およびチャンバー103はたとえば金属材料からの削り出しやダイキャスト成型により構成される。
チャンバー103の後部には、所定径(φ10程度)圧力室103aが穿孔されている。この圧力室103aは後述のピストン102が内部を同軸的に摺動可能な円筒断面形状を有するシリンダ室として機能する。
圧力室103aの前方(図の右側)には、後述の充填側バルブユニット142から塗料を供給するための塗料パス103bが、また、側方には後述の吐出側バルブユニット141へ塗料を吐出するための塗料パス103cが穿孔されている。
圧力室103aの後端部にはパッキンセット120がパッキン押え104により固定されており、
パッキンセット120内部には後述のサーボモータ114で駆動されるピストン102の先端が挿入され、パッキンセット120で密閉された状態でピストン102が摺動することにより圧力室103a内部の圧力を調節するようになっている。
圧力室103a内部の塗料圧力は、圧力センサヘッド191により検出される。圧力センサヘッド191は、そのプローブ(不図示)が圧力室103a内部の圧力に晒されるよう、チャンバー103に装着される。圧力センサヘッド191の圧力検出方式は、薄ゲージ式、半導体ストレインゲージ式、圧電式など任意である。
チャンバー103前方部分には、チャンバー側方の吐出側バルブユニット141から吐出される塗料を通過させる塗料パス103dが穿孔されている。塗料パス103dはチャンバー103先端部分のノズルポート103eへと連通している。
なお、塗料パス141cと103d、塗料パス142cと103bなどの接合部には、必要に応じてOリング123、123…が配置される。
ノズルポート103eには、塗料の塗布手段として、ディスペンサーチップ180が装着されている。ディスペンサーチップ180は略チューブ状の構造で、後端部に螺合などによりノズルポート103eと結合する結合部を有し、ノズルポート103eから先端の塗布体181に塗料を供給する。
塗布体181は塗料の塗布手段の要部を構成するもので、たとえば用途に応じて種々の毛の長さや硬度、密度などが調製されたブラシ、フェルトペンやマーカーなどの文房具で用いられるペン先に採用されているような塗料が浸透可能なフェルト様の含浸体(軟質多孔質体)から形成された塗布体チップを用いることができる。なお、塗布体181は、後述のようにして圧力調整された上、供給される塗料を塗装対象物と接触するその先端へと伝えることができる構造であればどのような構造であってもよい。また、塗布体181の塗料の浸透(伝達)特性によって、後述のようにして調節される塗料の供給圧力を制御すべきであることはいうまでもない。
次に、塗料を圧力室103aに充填し、また、圧力室103aからディスペンサーチップ180へと供給(吐出)する充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141の構造につき説明する。
ここでは、各バルブユニット142、141に共通する構造については同時に説明する。本実施例では、各バルブユニット142、141はほぼ共通する構造を有する共通部品として形成されており、一部の充填側ないし吐出側のいずれかとして用いるに際し、不要な開口を盲蓋などにより密閉する仕様としている。このような構成により、コストダウンが可能となる。
充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141はいずれも内部にニードルバルブ109、109を有し、このニードルバルブ109、109の開閉を各バルブユニット後方に配置されたエアシリンダユニット152、151により制御することにより、塗料の通過をオン/オフ制御するよう構成されている。
ニードルバルブ109、109は、それぞれ後方のシャフト部分よりも直径が大きな頭部を有し、これら頭部の後端に斜面が切られている。このニードルバルブ109、109頭部後端の斜面は、充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141内部の開口142b、141bの斜面と対向しており、ニードルバルブ109、109と各開口142b、141bを離間させるか、あるいは密着させるかによって、塗料の通過を制御することができる。
各バルブユニット142、141の開口142b、141bの前方は、それぞれニードルバルブ109、109の上記頭部を収容できる内径に前方から穿孔することにより形成される。開口142b、141bの前部はOリング122、122を介して盲蓋108、108によって密閉されている。また、開口142b、141bの後方部分はそれよりも狭い内径で各バルブユニット142、141の後端のパッキンセット121、121が装着された大径部分まで貫通している。パッキンセット121、121が装着される開口の大径部分は各バルブユニット142、141の後方(図の左側)から穿孔される。
パッキンセット121、121はパッキン押え107、107により固定されている。パッキンセット121、121内部には、先端がそれぞれニードルバルブ109、109と結合されたシャフト110、110が貫通している。このような構成により、パッキンセット121、121によって密閉された状態で後述のエアシリンダユニット152、151によりシャフト110、110を介してニードルバルブ109、109を操作することができる。
次に充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141内の塗料パスにつき説明する。
充填側バルブユニット142の側方には、吸入ポート142aが穿孔されている。吸入ポート142aから内部へ続く通路は、貫通孔として形成されており、充填側バルブユニット142内部の開口142bと交差して連通するとともに、他端の開口はチャンバー103の外壁により閉鎖されている。吸入ポート142aには、後述のタンクからの塗料を供給するホースが接続される。
吐出側バルブユニット141にも上記同様の貫通孔の構造(141a)が設けられているが、充填側バルブユニット142の吸入ポート142aに相当する開口は盲蓋141a’により閉鎖されており、同貫通孔の構造(141a)のうち、吐出側バルブユニット141内部の開口141bと、チャンバー103側方に穿孔された塗料パス103cを連絡する部分のみが塗料の通路として機能するようになっている。
充填側バルブユニット142の開口142bの前方の大径部分には塗料パス142cが穿孔されており、チャンバー103側方に穿孔された塗料パス103cと連絡している。塗料パス103cは、チャンバー103の圧力室103aと連通している。
塗料パス142cと同様の貫通孔は吐出側バルブユニット141の側にも同じ位置、同じ構造で設けられており、この貫通孔は塗料パス141cとして機能する。塗料パス141cは、吐出側バルブユニット141の開口141bの前方の大径部分とチャンバー103の塗料パス103dを連絡している。
上記の構造における塗料の供給経路を要約すると次のようになる。すなわち、図1の構造における塗料の供給経路は、吸入ポート142a〜ニードルバルブ109〜開口142b〜塗料パス142c(以上充填側バルブユニット142)〜塗料パス103b〜圧力室103aと続く。また、圧力室103aより下流の塗料の供給経路は、塗料パス103c(以上チャンバー103)〜塗料パス141a〜ニードルバルブ109〜開口141b〜塗料パス141c(以上吐出側バルブユニット141)〜塗料パス103d〜ノズルポート103e(以上チャンバー103前部)〜ディスペンサーチップ180と続く。
なお、上記のうち、塗料供給手段として機能する圧力室103aから、塗装対象物に塗料を塗布する塗料塗布手段として機能するディスペンサーチップ180までの直線距離は、水頭圧を考慮して、サーボガン100の姿勢をどのように制御しても塗料がディスペンサーチップ180から垂れ落ちない程度の長さ、たとえばほぼ30cm以内程度、より好ましくは10cm以内程度とする。ただし、この圧力室103a〜ディスペンサーチップ180までの塗料の経路の全長については、塗料の粘度などに応じて当業者が適宜の設計変更を行うことができるのはいうまでもない。
また、ピストン102を図1左方の初期位置まで後退させた時に得られる、塗料供給手段として機能する圧力室103aの最大の塗料保持量は、上記と同じ条件、すなわち、サーボガン100の姿勢をどのように制御しても塗料がディスペンサーチップ180から垂れ落ちない程度の容量、たとえばほぼ50cc以内程度、より好ましくは5cc以内程度とする。ただし、この圧力室103aの塗料保持容量については、塗料の粘度などに応じて当業者が適宜の設計変更を行うことができるのはいうまでもない。
充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141のニードルバルブ109、109の開閉は、シャフト110、110を介してエアシリンダユニット152、151によりそれぞれ操作される。
エアシリンダユニット152、151の構造は共通であり、それぞれ外殻としてのエアシリンダチューブ111を有する。エアシリンダチューブ111はビス止めなどによりチャンバー103の側方に固定される。
エアシリンダチューブ111の内部にはエアシリンダシャフト127が図の左右方向に摺動可能に支持されている。エアシリンダシャフト127の前方部分(図の右側)は、Oリング124を介してエアシリンダチューブ111により支持されている。
エアシリンダシャフト127の前端部は、スタッドボルトおよびナットなどを介し充填側バルブユニット142および吐出側バルブユニット141を操作するシャフト110と結合されている。
また、エアシリンダシャフト127の後端部(図の左側)には、エアシリンダピストンヘッド112が固定されており、エアシリンダピストンヘッド112は図の左方へスプリング128で付勢されている。エアシリンダチューブ111の後端部(図の左側)は、Oリング125を介してエアシリンダヘッドカバー113により密閉されている。
エアシリンダピストンヘッド112を前進させるためのエアは、エアシリンダヘッドカバー113に設けられたポート151a、または152aからエアシリンダチューブ111内部に送り込まれる。
エアが供給されていない時はスプリング128の付勢力によって、また、エアシリンダチューブ111側方のポート152b、または151bからエアシリンダピストンヘッド112を後退させるためのエアが供給されている時は、このエア圧力とスプリング128の付勢力によりエアシリンダピストンヘッド112は図の左方へ後退し、充填側バルブユニット142または吐出側バルブユニット141のニードルバルブ109が図の左方へ引かれ、塗料の通路を閉成する。
一方、ポート152aまたは151aからエアを供給し、エアシリンダチューブ111内部のエアシリンダピストンヘッド112の後方部分(図の左側)を加圧するとエアシリンダピストンヘッド112が(図の右方へ)前進し、充填側バルブユニット142または吐出側バルブユニット141のニードルバルブ109が図の右方へ押され、塗料の通路が開放される。
エアシリンダ151、152に対するエアの供給は後述のソレノイドバルブにより制御され、充填側バルブユニット142または吐出側バルブユニット141の開閉は、独立して制御することができる。各バルブユニットの開閉制御の態様については後で詳述する。
次に、ピストン102により圧力室103a内の圧力を制御するための構造につき説明する。
ハウジング101の後端部には、サーボモータ114が取り付けられており、サーボモータ114の駆動軸はカップリング115を介してボールネジ117の後端部と結合されている。ボールネジ117はハウジング101とチャンバー103を結合しているシャフト126、126の中央位置にサポートユニット116を介して支持されている。
ボールネジ117の先端部には穴付きボルト119となっており、ピストン102の内部に切られたボールガイド118と螺合している。
以上の構造により、サーボモータ114によりボールネジ117を反時計廻りまたは時計廻りに回転させると、ピストン102が前進または後退し、これによりピストン102の頭部をチャンバー103の圧力室103a内に進入または脱出させ、圧力室103a内を加圧または減圧することができる。
なお、本実施例では、ピストン102位置は光ファイバセンサにより検出できるようにしてある。ピストン102の後端部にはセンサドグ136が紙面に垂直な方向に立設されている。そして、センサドグ136が通過する領域と光軸が交差するように光ファイバセンサの投光側および受光側の光ファイバ138a、および138bが配置されている。光ファイバ138a、および138bは、ファイバブラケット134および135を介してハウジング101にネジ止めなどにより固定されている。
また、ハウジング101には、不図示の光ファイバセンサアンプユニットを装着するための取付け金具138が装着されている。投光側および受光側の光ファイバ138a、および138bはこの取付け金具138に装着された光ファイバセンサアンプユニットと接続され、同アンプユニットによって検出、および表示制御が行われる。この種のアンプユニットには、感度設定などの制御を行う操作手段などの他、光ファイバ間を通過するドグの検出状態を表示するLEDインジケータなどが設けられており、アンプユニットをこのようにサーボガン100に装着しておくことにより、アンプユニットのLEDインジケータをピストン102の動作状態の表示器として機能させることができる。
また、光ファイバセンサの出力は、後述の制御において、ピストン102の初期位置の検出などに利用することもできる。
次に図2を参照して、本実施例の塗装システムの全体構成につき説明する。
図2において、図1で説明したサーボガン100は、ロボットアーム200のアーム先端に支持されている。ロボットアーム200はたとえば3軸制御(たとえばテーブル回転2軸、アーム回転1軸)が可能な公知のロボットアーム200である。また、塗装用途によっては走行式など駆動方式が異なるもの、軸数が異なるものなどを用いてもよい。
自動塗装処理は、ロボットアーム200でサーボガン100を操作し、塗装対象物(不図示)にサーボガン100先端のディスペンサーチップ180を接触させるとともに、塗装対象物とサーボガン100の間に相対移動を生じさせることによって行なう。このようにして、塗装対象物上に所定の塗料塗布パターンを形成することができる。このような塗装処理により、直線、曲線、文字、画像、塗り潰しなどの表現が可能となる。
ロボットアーム200の制御、およびサーボガン100の塗料充填および塗布に関する制御は、制御部900によって行う。
制御部900は、たとえばロボット操作盤300およびPLC400を用いて構成することができる。以下では、制御部900をロボット操作盤300およびPLC400を用いて構成する例を示すが、もちろん制御部900はロボットアーム200の制御、およびサーボガン100の塗料充填および塗布制御を行なう単一の制御手段により構成してもよい。
本実施例では、ロボットアーム200の操作ないしプログラミングは、ロボット操作盤300を介して行う。ロボット操作盤300には、ロボットアーム200を操作するための操作手段の他、たとえばファンクションキーなどを利用して構成したサーボガン100の動作タイミングを指定するための操作手段が設けられる。
一方、サーボガン100による塗装動作は、PLC(Programmable Logic Controller)400によって制御される。
本実施例では、ロボット操作盤300により、ロボットアーム200でアーム先端のサーボガン100を動かし、サーボガン100のディスペンサーチップ180を対象物に接触させ、塗料を所定の塗布パターン(形状)に沿って塗布するようプログラミングする。
同時に、ロボット操作盤300で、ディスペンサーチップ180先端を対象物に接触させて塗布を開始する、またディスペンサーチップ180先端を対象物から離して塗布を開始する、といった各タイミングでPLC400がサーボガン100による塗装動作を制御できるように、ロボット操作盤300のI/O入出力基板301、およびアナログ出力基板302から制御信号を出力するようになっている。
本実施例では、ロボット操作盤300のI/O入出力基板301は、吐出バルブON/OFF信号、充填バルブON/OFF信号、吸引信号、塗布信号、速度制御信号、および位置制御信号などの制御信号をPLC400のI/O入力ポート403に対して出力する。
また、ロボット操作盤300のアナログ出力基板302から、サーボ速度指令信号(電圧信号)をPLC400のアナログ入力ポート405に対して出力する。
PLC400はPC(パーソナルコンピュータ)402に、電源401、I/O入力ポート403、I/O出力ポート404、アナログ入力ポート405、および位置決めユニット406を組み合わせて構成されている。
また、PLC400のI/O出力ポート404から、ロボット操作盤300のI/O入出力基板301に対して、ロボットアーム200の3軸(ないしそれ以上の複数軸)制御を行うための所定の制御信号を入力することにより、PLC400側からロボット操作盤300を介してロボットアーム200の動作を制御することもできる。
以上のように制御部900を構成することにより、たとえば、ロボット操作盤300を用いて、サーボガン100を操作するロボットアーム200の動作、およびサーボガン100の塗料の塗布開始、終了タイミングなどをプログラミングした後、PLC400側でそのプログラミングデータを記録し、後で再生する、すなわち、PLC400が記録したプログラミングデータに基づき、ロボット操作盤300を介してロボットアーム200の動作を制御するとともに、サーボガン100の塗装動作を制御することにより、自動塗装処理を行うこともできる。
次に、サーボガン100の塗装制御系についてさらに詳細に説明する。
上述のように、サーボガン100には、塗料を加圧するための圧力室103aが設けられ、ピストン102により圧力室103a内の塗料の圧力を制御することができる。
ピストン102は、サーボモータ114により駆動されるが、このサーボモータ114はサーボコントローラ407を介してPLC400の位置決めユニット406により制御される。
圧力室103a内の塗料圧力は、圧力センサヘッド191により検出される。圧力センサヘッド191の検出状態は圧力センサユニット193でデジタル信号に変換され、I/O入力ポート403を介してPLC400に入力される。
したがって、PLC400は、塗料塗布期間、あるいはサーボガン100移動中の予圧(予備加圧)期間(後述)などにおいて、圧力センサヘッド191から得られる検出値に基づき、圧力室103a内の塗料圧力が所定値になるよう、サーボモータ114を介してピストン102の位置を制御することによりフィードバック制御することができる。
また、サーボガン100には、圧力室103aに対して塗料を充填する充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141が設けられる。これら充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141の開閉はそれぞれエアシリンダユニット152、および151により制御される。
このエアシリンダユニット152、および151の駆動は、充填バルブ用ソレノイドバルブ162、および吐出バルブ用ソレノイドバルブ161によりそれぞれ制御される。充填バルブ用ソレノイドバルブ162、および吐出バルブ用ソレノイドバルブ161と、エアシリンダユニット152、および151は、エアシリンダピストンヘッド112の前進および後退をそれぞれ制御するエア配管により接続される。
これら充填バルブ用ソレノイドバルブ162、および吐出バルブ用ソレノイドバルブ161は、PLC400のI/O出力ポート404の信号により制御される。
このような構成により、PLC400は、塗装シーケンスの進行に応じて、充填側バルブユニット142、および吐出側バルブユニット141の開き、また閉じるよう、充填バルブ用ソレノイドバルブ162、および吐出バルブ用ソレノイドバルブ161を介してエア供給を制御する。
エアシリンダユニット152、および151の駆動に必要なエアは不図示の外部のコンプレッサなどから吸入ポート501を介して供給される。吸入ポート501の直後の配管には微粒子、油分、水分などの異物を除去するためのミストセパレータ502が配置される。
なお、本実施例では、充填バルブ用ソレノイドバルブ162、および吐出バルブ用ソレノイドバルブ161は、エアシリンダユニット152、および151のエアシリンダピストンヘッド112の前進および後退を2ポート式で制御するように図示してあるが、これらソレノイドバルブ/エアシリンダユニットのポート構成は図示の態様に限定されるものではない。
サーボガン100に供給される塗料は粘度不均一や固化などを防止するため、密閉型タンク700に収容し、撹拌機600により常時、撹拌する。撹拌機600としてはマグネチックスターラのような任意の撹拌方式のものを用いることができる。
密閉型タンク700の内部は、上記のミストセパレータ502を経て、さらに精密レギュレータ504を介して流量を一定に制御されたエアにより予備加圧する。
密閉型タンク700の内の塗料にはナイロン製などの塗料チューブ701の一端が浸漬され、この塗料チューブ701の他端は充填側バルブユニット142吸入ポート142aに接続される。
塗料は顔料を、たとえば、ホワイトガソリン、アルコール、シンナーなど各種の溶媒に溶いたもので、ディスペンサーチップ180の塗布体181先端まで毛細管現象によって到達できるものであれば任意の組成の塗料を用いることができる。
塗料チューブ701の中間部には、塗料の流量を一定に制御するためのエアオペレギュレータ192が配置される。エアオペレギュレータ192には、上記ミストセパレータ502を経て、さらに精密レギュレータ503を介して流量を一定に制御された制御エアが供給される。このようにして、サーボガン100への塗料の供給流量が一定に制御される。
なお、上記の塗料およびエア系の配管(チューブ)、ないし配線はサヤ管艤装部800によって束ねられ、サーボガン100まで配管される。
次に以上の構成における自動塗装(自動塗布)動作につき説明する。
図3〜図5に上記構成において実施可能な自動塗装制御の一例を示す。ここでは、ロボットアーム200の制御によりサーボガン100のディスペンサーチップ180を塗装対象物に触れさせる、あるいはさらに塗装対象物に沿い、所期の塗装パターンに応じて移動させる、塗装対象物から離間させ、待機(休止)位置まで移動させる、といったロボットアーム200側の制御について公知であるものとして説明を省略する。
図3〜図5に示した制御手順は、たとえば図2の制御部900が実行する自動塗装制御プログラムとして制御部900の記憶手段に格納することができる。たとえば、図2において、PLC400がロボットアーム200の動作と、サーボガン100による塗装動作を含む全体を制御する場合には、後述の制御手順はPLC400のHDDやフラッシュメモリなどの記憶手段に格納することができる。
図3の充填手順は、圧力室103aに塗料を充填する充填処理の制御手順の流れを示している。図3の充填手順は、たとえば、サーボガン100のディスペンサーチップ180が塗装対象物から離間している間、あるいはロボットアーム200によりサーボガン100が所定の休止/待機位置などに移動されている、といった非塗布期間の任意のタイミングにおいて実施することができる。
図3の充填処理を実行する際、撹拌機600を駆動しておき、密閉型タンク700を撹拌するとともに、各ソレノイドバルブ161、162、エアオペレギュレータ192などの動作が可能となるよう、不図示のコンプレッサなどから吸入ポート501に所定圧力のエアを供給する(後述の吐出/塗布処理などにおいても同様)。
図3のステップS301では、まず吐出バルブ用ソレノイドバルブ161、およびエアシリンダユニット151を介して吐出側バルブユニット141を閉成(OFF)し、ステップS302では、充填バルブ用ソレノイドバルブ162、およびエアシリンダユニット152を介して充填側バルブユニット142を開放(ON)する。
なお、上述の説明より各ソレノイドバルブ161、162、各エアシリンダユニット151、152および各バルブユニット141、142の動作は自明であるから、以下では煩雑さを避けるため単に充填側バルブユニット142および吐出側バルブユニット141の動作についてのみ言及する。
ステップS302およびS303では、サーボモータ114およびボールネジ117を介してピストン102を図1左方の初期位置まで移動させる。この時、充填側バルブユニット142が開、吐出側バルブユニット141が閉の状態であるから、このピストン102の初期位置への移動により、圧力室103a内に塗料が充填される。
塗料は、密閉型タンク700から塗料チューブ701を経て、前述のように吸入ポート142a〜ニードルバルブ109〜開口142b〜塗料パス142c(以上充填側バルブユニット142)〜塗料パス103b〜圧力室103aへと続く経路で充填される。
ピストン102の現在位置は、サーボモータ114のエンコーダの出力を監視することにより、あるいは光ファイバセンサの出力を監視することにより検出する。
ステップS302でピストン102が所定の初期位置まで後退したことを検出すると、ステップS304に移行し、充填側バルブユニット142を閉成(OFF)する。
続いて、ステップS305〜S307においては、充填側バルブユニット142および吐出側バルブユニット141を閉成した状態で圧力室103a内の塗料を所定の圧力に予圧(予備加圧)する。
ステップS305では、圧力センサヘッド191、圧力センサユニット193を介して圧力室103a内の塗料圧力を検出し、同圧力値が所定の予圧目標値に(ほぼ)等しいか否かを検出する。
ステップS305で圧力室103a内の塗料圧力が所定の予圧目標値より高ければ、サーボモータ114およびボールネジ117を介して、ステップS306においてピストン102を後退させ、所定の予圧目標値より低ければ、ステップS307においてピストン102を前進させる。
なお、上述の説明よりサーボモータ114、ボールネジ117およびピストン102の動作は自明であるから、以下では煩雑さを避けるため単にピストン102の動作についてのみ言及する。
ステップS305〜S307の予圧調整処理は、ステップS308で充填処理の終了を検出するまで続行される。
ステップS308で検出される充填処理の終了は、たとえば、サーボガン100のディスペンサーチップ180が塗装対象物に触れる、あるいは塗装対象物まで移動された、などのように塗装処理を開始する条件が成立することを検出することなどにより判定することができる。
図3のようにして、非塗布期間中にピストン102を初期位置に移動して圧力室103a内に所定容量の塗料を充填するとともに、さらに、充填側バルブユニット142および吐出側バルブユニット141を閉成した状態で圧力室103a内の塗料を所定の予圧圧力に調節することができる。このように非塗布期間中に圧力室103a内の塗料圧力を所定の予圧値に調節しておくことにより、ディスペンサーチップ180を塗装対象物に触れさせた直後から、所期の塗料圧力でディスペンサーチップ180に塗料を供給することができ、効率良く塗料の塗布を行うことができる。
図4は、サーボガン100のディスペンサーチップ180を塗装対象物に触れさせて行う塗布(吐出)処理の流れを示している。図4の塗布(吐出)処理は、たとえば、ディスペンサーチップ180を塗装対象物に触れさせた(あるいは塗装対象物近傍に近接させた)時点から開始することができる。
図4のステップS401では、まず充填側バルブユニット142を閉成(OFF)とし、ステップS402では、吐出側バルブユニット141を開放(ON)する。この各バルブユニットの状態は、ステップS406で塗布処理の終了が検出されるまで保持される。
これにより、圧力室103aより下流の塗料の供給経路、すなわち塗料パス103c(以上チャンバー103)〜塗料パス141a〜ニードルバルブ109〜開口141b〜塗料パス141c(以上吐出側バルブユニット141)〜塗料パス103d〜ノズルポート103e(以上チャンバー103前部)〜ディスペンサーチップ180と続く供給経路が形成される。
ステップS403では、圧力センサヘッド191、圧力センサユニット193を介して圧力室103a内の塗料圧力を検出し、同圧力値が所定の目標値に(ほぼ)等しいか否かを検出する。この塗布時の圧力目標値は、先の予圧目標値と同じでもよいし、諸条件により先の予圧目標値よりも高く、あるいは低く設定しておくことができる。
ステップS403で圧力室103a内の塗料圧力が所定の予圧目標値より高ければ、サーボモータ114およびボールネジ117を介して、ステップS404においてピストン102を後退させ、所定の予圧目標値より低ければ、ステップS405においてピストン102を前進させる。
このようにして、塗布処理において、圧力室103a内の塗料圧力を、所定の圧力目標値になるようフィードバック制御し、塗料がディスペンサーチップ180の先端の塗布体181から垂れ落ちるような不都合を生じることなく、また、塗料供給不足に起因するかすれや塗布ムラなどの不都合を生じることなく、塗料を塗布することができる。
すなわち、ディスペンサーチップ180の先端の塗布体181から塗装対象物に塗布されて消費される量に応じて減圧していく分だけピストン102を前進させることができ、また、ピストン102が前進しすぎるなどして塗料圧力が高くなりすぎた場合はピストン102を後退させることができる。また、このようなフィードバック制御により、あるいはサーボガン100の姿勢などによって発生しうる塗料圧力のバラツキを補償することができ、ディスペンサーチップ180の先端の塗布体181直前の圧力が塗料塗布に適したほぼ一定の圧力に制御することができる。
ステップS406では、塗布(吐出)処理の終了を検出する。塗布(吐出)処理の終了は、ディスペンサーチップ180により、塗装対象物に所定のパターンを描き終り、ディスペンサーチップ180を塗装対象物から離間させる、といった条件の検出により判定することができる。塗布(吐出)処理の終了を検出した場合にはステップS407で吐出側バルブユニット141を閉成(OFF)し、塗布(吐出)処理全体を終了する。塗布(吐出)処理が終了した場合には、たとえば、直ちに図3の充填処理に移行することができる。
以上のようにして、塗料の塗布中、チャンバー103の圧力室103a内の塗料圧力を所定の目標値に近づけるよう制御する、すなわち、圧力室103a内の塗料圧力が所定範囲内となるよう制御することができ、これによりディスペンサーチップ180から塗料が垂れ落ちるのを防止でき、作業環境や被塗布物の不要な部分を汚染することなく、前記被塗布物に前記塗布液を塗布することができる。またディスペンサーチップ180に対して一定の塗料供給量で塗料を供給できるため、直線、曲線、文字、画像、塗り潰しなどの表現を高精度に行なうことができる。
図5は、自動塗装制御全体のおおまかな流れを示している。図5の処理は、図示のように、ステップS501で行う塗布(吐出)区間か否かの判定に応じて、ステップS502の塗布(吐出)処理(図4)、またはステップS503の充填処理(図3)を行なうものである。ステップS501〜S503の処理は、ステップS504で自動塗装処理全体の終了を検出するまで続行される。
ステップS501の塗布(吐出)区間か否かの判定は、たとえば、サーボガン100のディスペンサーチップ180が塗装対象物に触れた、あるいは塗装対象物近傍まで移動された、などの条件を検出することにより行うことができる。
また、ステップS504の自動塗装処理全体の終了判定は、塗装対象物に全ての塗装パターンを描き終ったことを検出することにより行うことができる。
図5に示したように、充填処理を塗装対象物に塗料を塗布する塗布時以外の非塗布期間において行なうことにより、効率よくサーボガン100のチャンバー103に塗料を充填(補給)することができる。
なお、以上では、被塗布物(塗布対象物)に塗布する塗布液として塗料を一例とし、接触塗布により被塗布物(塗布対象物)に塗装を行う自動塗装システムに関する実施例を示した。しかしながら、上記構成は、塗布液が塗料以外の場合、たとえば任意の薬液などであっても同様に適用できるのはいうまでもない。その場合、上記の「塗料」を「塗布液」、「塗装対象物」を「被塗布物」、「塗装」を「塗布」、などと適宜読みかえれば上記の説明はそのまま塗料以外の塗布液を用いる場合にも通用する。
本発明を採用した塗布装置の主要部の構成を示した断面図である。 本発明を採用した塗布装置のシステム構成を示した説明図である。 本発明を採用した塗布装置における塗布液充填制御の流れを示したフローチャート図である。 本発明を採用した塗布装置における塗布制御の流れを示したフローチャート図である。 本発明を採用した塗布装置における自動塗布制御の流れを示したフローチャート図である。
符号の説明
100 サーボガン
101 ハウジング
102 ピストン
103 チャンバー
104 パッキン押エ
107、107 パッキン押エ
108、108 盲蓋
109、109 ニードルバルブ
110、110 シャフト
111 エアシリンダチューブ
112 エアシリンダピストンヘッド
113 エアシリンダヘッドカバー
114 サーボモータ
115 カップリング
117 ボールネジ
118 ボールガイド
119 穴付きボルト
120 パッキンセット
121 パッキンセット
123〜125 Oリング
126 シャフト
127 エアシリンダシャフト
128 スプリング
134オヨビ135 ファイバブラケット
136 センサドグ
138a、138b 光ファイバ
141 吐出側バルブユニット
142 充填側バルブユニット
151a、151b、152a、152b ポート
152、151 エアシリンダユニット
161 吐出バルブ用ソレノイドバルブ
162 充填バルブ用ソレノイドバルブ
180 ディスペンサーチップ
181 塗布体
191 圧力センサヘッド
192 エアオペレギュレータ
193 圧力センサユニット
200 ロボットアーム
300 ロボット操作盤
301 I/O入出力基板
302 アナログ出力基板
400 PLC
401 電源
402 PC(パーソナルコンピュータ)
403 I/O入力ポート
404 I/O出力ポート
405 アナログ入力ポート
406 位置決メユニット
407 サーボコントローラ
501 吸入ポート
502 ミストセパレータ
503、504 精密レギュレータ
600 撹拌機
700 密閉型タンク
701 塗料チューブ
900 制御部

Claims (5)

  1. 被塗布物と接触して該被塗布物に塗布液を塗布する接触塗布手段と、
    前記塗布液を収容するシリンダ室と、該シリンダ室内部を同軸的に摺動することによりシリンダ室内部の塗布液の圧力を制御するピストンと、該ピストンの該シリンダ室内部における位置を制御すべく該ピストンを往復駆動するサーボモータを有し、前記接触塗布手段に前記塗布液を供給する塗布液供給手段と、
    前記塗布液供給手段内の塗布液の圧力を検出し、該塗布液の圧力を所定範囲内に制御することにより、前記塗布液供給手段から供給される前記塗布液の供給量が前記接触塗布手段から垂れ落ちない供給量となるよう前記塗布液供給手段を制御する制御手段と、
    が設けられ、
    前記制御手段は、前記シリンダ室内の塗布液の圧力を検出し、前記ピストンに設けられたセンサドグを介して前記ピストンの初期位置ないし現在位置を検出する光ファイバセンサを介して検出される前記ピストンの前記シリンダ室内部における位置に基づき前記サーボモータを介して該ピストンの該シリンダ室内部における位置を制御することにより前記シリンダ室内の塗布液の圧力を前記所定範囲内に制御するとともに、
    さらに前記光ファイバセンサを、前記センサドグの検出状態を表示するLEDインジケータを有する光ファイバセンサアンプユニットと接続することにより、前記LEDインジケータを前記ピストンの動作状態の表示器として機能させることを特徴とする塗布装置。
  2. 前記接触塗布手段が被塗布物と接触して該被塗布物に塗布液を塗布する刷毛あるいはフェルト様の軟質多孔質体であることを特徴とする請求項に記載の塗布装置。
  3. 前記塗布液供給手段と前記接触塗布手段の間の塗布液経路に前記塗布液の供給を断続する第1のニードルバルブが、また、前記塗布液供給手段に前記塗布液を供給する塗布液タンクと前記塗布液供給手段の間の塗布液経路に前記塗布液の供給を断続する第2のニードルバルブが配置されることを特徴とする請求項1または2に記載の塗布装置。
  4. 前記制御手段により、前記第1のニードルバルブを開放状態、前記第2のニードルバルブを閉成状態に制御した状態で、前記前記塗布液供給手段内の塗布液の圧力を検出しながら該塗布液の圧力を前記所定範囲内に制御しつつ、前記接触塗布手段と前記被塗布物を接触させ、前記接触塗布手段と前記被塗布物を相対移動させることにより該被塗布物に塗布液を塗布することを特徴とする請求項に記載の塗布装置。
  5. 前記制御手段により、前記第1のニードルバルブを閉成状態、前記第2のニードルバルブを開放状態に制御した状態で、前記塗布液供給手段内の圧力を制御することにより、前記塗布液供給手段内に前記塗布液を充填することを特徴とする請求項3または4に記載の塗布装置。
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