JP3104056U - シール剤の定量塗布装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 シール剤の塗布において、温度変化による粘度変化に影響されず、常に一定量のシール剤を塗布できる定量塗布装置を提供する。
【解決手段】 塗布の休止時間に一次側バルブを開きバッファータンク内へ材料を充填し、一次側バルブを閉じてメモリーしておいた正常塗布時の圧力になるように補正し塗布開始指令と同時に二次側バルブを開き塗布開始から一定幅となるようにし、塗布サイクル中は常時、吐出圧力を監視し常に一定圧力となるように補正コントロールをかけて、一定量のシール剤を吐出する。
【選択図】 図1
【解決手段】 塗布の休止時間に一次側バルブを開きバッファータンク内へ材料を充填し、一次側バルブを閉じてメモリーしておいた正常塗布時の圧力になるように補正し塗布開始指令と同時に二次側バルブを開き塗布開始から一定幅となるようにし、塗布サイクル中は常時、吐出圧力を監視し常に一定圧力となるように補正コントロールをかけて、一定量のシール剤を吐出する。
【選択図】 図1
Description
本考案は、たとえば自動車エンジン組立工場等において、各部品の合せ面にシールを塗布する装置に関し、詳しくは圧送ポンプより押し出されたシール剤をモーター、ボールネジ、圧力センサーを有するバッファータンクに充填し、吐出圧力を一定に補正しながら、部品に一定量塗布するシステムに関するものである。
従来は、圧送ポンプから押し出されたシール剤を吐出バルブの開閉だけで塗布している。季節、また一日の中の温度変化でシール剤の粘度変化が生じる。また圧送ポンプから吐出バルブまでに使用している高圧ホースに膨脹と収縮が生じている。
従来は、サーボモーター又はエアーシリンダー等で定量塗布する場合、塗布開始指令を受付けてから吐出部の圧力が一定圧に達するまで待機した後、塗布開始している。
上記した従来の定量塗布システムでは、次のような不具合がある。上記したように塗布開始指令を受付けてから吐出部の圧力が一定圧に達するまで待機した後、塗布開始しており不用な時間が生じている。温度変化によってシール剤の粘度変化が生じるため、同じ圧力での吐出では定量塗布できず、頻繁に吐出圧力の調整が必要とされる。材料ホースの膨脹と収縮により吐出されたシール剤は脈動し吐出の開始位置、終了位置でシール剤のたまりが発生するおそれがある。
本考案は上記した従来の問題点を解決するため塗布の休止時間に一次側バルブを開きバッファータンク内へ材料を充填し、一次側バルブを閉じてメモリーしておいた正常塗布時の圧力になるように補正し塗布開始指令と同時に二次側バルブを開き塗布開始から一定幅となるようにし、塗布サイクル中は常時、吐出圧力を監視し常に一定圧力となるように補正コントロールをかけて、一定量のシール剤を吐出する。これにより、温度変化によりシール剤が粘度変化してもそれに見合うように補正するため定量塗布する事が出来る、またバッファータンク内に充填されたシール剤を吐出するため材料ホースの膨脹、収縮の影響を全く受けないものである。
簡略化した別図を用いて本考案の実施の形態について説明する。
図1はシール剤を定量塗布するための装置を簡略化して表した物である。塗布用シール剤は、圧送ポンプ1により加圧され、材料圧送用高圧ホース2を経由して一次側開閉バルブ3まで送られる。塗布サイクルの休止時間中に二次側開閉バルブ7を閉じ、一次側開閉バルブ3を開き、モーター4を逆転させバッファータンク5内へシール剤を充填する。充填終了後、一次側開閉バルブ3を閉じ、バッファータンク5内の圧力が定量塗布コントローラー8にメモリーされている正常塗布時の圧力と等しくなるようにモーター4により補正する。シール剤の充填中も圧力センサー6のデーターを常時監視し、モーターをコントロールする事によりバッファータンク5内への空気混入を防止する。シール剤の塗布開始指令により、二次側開閉バルブ7を開きモーター4を回転させバッファータンク5内のシール剤を吐出する、吐出サイクル中も圧力センサー6のデーターを常時監視し、一定圧力となるように定量塗布コントローラー8にてコントロールする。
図1はシール剤を定量塗布するための装置を簡略化して表した物である。塗布用シール剤は、圧送ポンプ1により加圧され、材料圧送用高圧ホース2を経由して一次側開閉バルブ3まで送られる。塗布サイクルの休止時間中に二次側開閉バルブ7を閉じ、一次側開閉バルブ3を開き、モーター4を逆転させバッファータンク5内へシール剤を充填する。充填終了後、一次側開閉バルブ3を閉じ、バッファータンク5内の圧力が定量塗布コントローラー8にメモリーされている正常塗布時の圧力と等しくなるようにモーター4により補正する。シール剤の充填中も圧力センサー6のデーターを常時監視し、モーターをコントロールする事によりバッファータンク5内への空気混入を防止する。シール剤の塗布開始指令により、二次側開閉バルブ7を開きモーター4を回転させバッファータンク5内のシール剤を吐出する、吐出サイクル中も圧力センサー6のデーターを常時監視し、一定圧力となるように定量塗布コントローラー8にてコントロールする。
1 材料圧送ポンプ
2 材料圧送用高圧ホース
3 一次側開閉バルブ
4 モーター
5 バッファータンク
6 圧力センサー
7 二次側開閉バルブ
8 定量塗布コントローラー
2 材料圧送用高圧ホース
3 一次側開閉バルブ
4 モーター
5 バッファータンク
6 圧力センサー
7 二次側開閉バルブ
8 定量塗布コントローラー
Claims (1)
- 圧送ポンプからホースを介して高圧で送られたシール剤等の吐出先端部分に取付け、一定量、一定幅の塗布をするシステムにおいて、
(1)一次側開閉バルブ、モーターとボールネジを有するシール剤のバッファータンク、圧力センサー、二次側開閉バルブから構成される。
(2)正常に塗布している時の圧力値をメモリーしておき、塗布後バッファータンクにシール剤を充填した後、バッファータンク内の圧力をメモリーしている圧力値になるようにモーターによる押し圧を補正する。
(3)シール剤をバッファータンクに充填するときに、二次側開閉バルブ間の圧力が負圧になった場合は、モーターを停止させ、再度圧力上昇を待つ事を繰返して充填する、これにより二次側からの空気の混入を防止する。
以上の事を特徴とするシール剤の定量塗布装置である。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004002034U JP3104056U (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | シール剤の定量塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004002034U JP3104056U (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | シール剤の定量塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3104056U true JP3104056U (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=43257484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004002034U Expired - Fee Related JP3104056U (ja) | 2004-03-16 | 2004-03-16 | シール剤の定量塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3104056U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009028636A (ja) * | 2007-07-26 | 2009-02-12 | Nippo Kosan Kk | 塗布装置および塗布方法 |
JP2015039721A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | リョーエイ株式会社 | 離型剤供給装置 |
WO2022180930A1 (ja) * | 2020-05-08 | 2022-09-01 | 兵神装備株式会社 | 流動物吐出システム |
-
2004
- 2004-03-16 JP JP2004002034U patent/JP3104056U/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2015039721A (ja) * | 2013-08-23 | 2015-03-02 | リョーエイ株式会社 | 離型剤供給装置 |
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