JPH07328505A - 塗油装置 - Google Patents

塗油装置

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JPH07328505A
JPH07328505A JP15312894A JP15312894A JPH07328505A JP H07328505 A JPH07328505 A JP H07328505A JP 15312894 A JP15312894 A JP 15312894A JP 15312894 A JP15312894 A JP 15312894A JP H07328505 A JPH07328505 A JP H07328505A
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JP
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oil
brush
piston
oil supply
piston rod
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JP15312894A
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Takahisa Tsuchie
隆久 土江
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N7/00Arrangements for supplying oil or unspecified lubricant from a stationary reservoir or the equivalent in or on the machine or member to be lubricated
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N2210/00Applications
    • F16N2210/24Conveyors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 人手を少なくして被塗油体への油の供給を適
宜制御できるとともに、塗油ブラシの摩耗も少なく、か
つ保守も容易になる塗油装置を提供する。 【構成】 油供給手段11と、スプリング25により一
方向に付勢されたピストン22が嵌装されたシリンダ2
1内に、前記油供給手段11から供給される油の圧力に
より前記スプリング25の付勢力に抗してピストン22
が往動するとともに、前記油供給手段11からの油の供
給停止によりスプリング25の付勢力によりピストン2
2が復動する往復動機構12と、前記往復動機構12の
往復動によりピストン・ロッド22bの端部側に設けら
れた塗油ブラシ13を被塗油体14に対して接離させる
ブラシ移動機構15と、前記ピストン22の先端部に開
口を有し該開口からピストン・ロッド22bの先端側を
通り、途中に油の流量調整弁46を介して前記塗油ブラ
シ13に連通された油通路を形成した給油回路16とを
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チェーンやスプロケッ
ト等の潤滑が必要な被塗油体に油を塗布する塗油装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、チェーンやスプロケット等に潤滑
油を塗布するためには、例えば、必要時に人手により塗
油ブラシを走行中のチェーンやスプロケットに対して接
触させて潤滑油を供給したり、あるいは常時塗油ブラシ
を走行中のチェーンやスプロケットに接触させて潤滑油
を供給していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、必要時
に人手により塗油ブラシで供給するのは、時間がかかる
とともに煩雑であり、供給ムラが発生することがあり、
また常に塗油ブラシを走行中のチェーンやスプロケット
に接触させておくのは、ブラシが摩耗しやすく、そのた
めブラシの破片等がチェーンやスプロケットに付着して
機械が故障を生ずる不具合があった。
【0004】そこで本発明は、人手を少なくして被塗油
体への油の供給を適宜制御できるとともに、塗油ブラシ
の摩耗も少なく、かつ保守も容易になる塗油装置を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の塗油装置は、油供給手段と、スプリングに
より一方向に付勢されたピストンが嵌装されたシリンダ
内に、前記油供給手段から供給される油の圧力により前
記スプリングの付勢力に抗してピストンが往動するとと
もに、前記油供給手段からの油の供給停止によりスプリ
ングの付勢力によりピストンが復動する往復動機構と、
前記往復動機構の往復動によりピストン・ロッドの端部
側に設けられた塗油ブラシを被塗油体に対して接離させ
るブラシ移動機構と、前記ピストンの先端部に開口を有
し該開口からピストン・ロッドの先端側を通り、途中に
油の流量調整弁を介して前記塗油ブラシに連通された油
通路を形成した給油回路とを備えたものである。
【0006】また、前記ブラシ移動機構は、塗油ブラシ
が先端に設けられブラシ軸の一部がピストン・ロッドの
先端側にアダプタを介してボールジョイントにより回動
可能に連結され、かつ前記ブラシ軸の他部が固定部分に
リンク連結され、前記往復動機構によるピストン・ロッ
ドの往復動により前記ブラシ軸が揺動することが好まし
い。さらに、前記給油回路の途中のピストン・ロッドの
先端側には、油通路の油の圧力により開閉するチェック
弁が設けられていることが好ましい。
【0007】
【作用】本実施例の構成によれば、油供給手段で油を供
給することで、油圧の発生により往復動機構によりブラ
シ移動機構の塗油ブラシが被塗油体に接触し、同時に給
油回路により流量調整弁により流量制御された油が塗油
ブラシに供給され、また、油供給手段で油の供給を停止
すれば、往復動機構によりブラシ移動機構の塗油ブラシ
が元の位置に戻り被塗油体から離れ、同時に塗油ブラシ
への油の供給が停止するため、人手を少なくして被塗油
体への油の供給を適宜制御できるとともに、油を給油中
にのみ被塗油体に接触させるため塗油ブラシの摩耗も少
なく、かつ保守も容易になる。
【0008】また、ブラシ移動機構を、塗油ブラシが先
端に設けられブラシ軸の一部をピストン・ロッドの先端
側にアダプタを介してボールジョイントにより回動可能
に連結し、かつブラシ軸の他部を固定部分にリンク連結
し、往復動機構によるピストン・ロッドの往復動により
ブラシ軸を揺動することで、狭い場所でも塗油ブラシに
よる油の供給を可能にする。さらに、給油回路の途中の
ピストン・ロッドの先端側に油通路中の油圧により開閉
するチェック弁が設けることで、油供給手段が油の供給
を停止したときに、油漏れをなくし無駄な油の消費がな
くなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図示の一実施例により具体的
に説明する。図1は本発明実施例の塗油装置の断面図、
図2は本発明実施例の塗油装置の塗油ブラシが走行チェ
ーンに接触した状態の側面図、図3は図2のX方向矢視
図である。
【0010】これらの図において、本発明の塗油装置1
0は、油供給手段11と、この油供給手段11から供給
される油の圧力により往復動する往復動機構12と、こ
の往復動機構12の往復動により塗油ブラシ13をチェ
ーン14に対して接離させるブラシ移動機構15と、往
復動機構12に供給された油の一部を流量を制御して塗
油ブラシ13に供給するための給油回路16とからな
る。
【0011】油供給手段11は、例えば、モータ等で回
転制御される油ポンプであり、一定の制御された油圧と
供給量を有し、かつモータ等が停止したときには、油圧
が解放されるものである。
【0012】往復動機構12は、シリンダ21内にピス
トン22が往復動自在に嵌装され、このシリンダ21の
一方の端部側には給油側端板23、他方の端部側にはピ
ストン・ロッド22bをスライド自在に支持するロッド
受側端板24が設けられ、かつピストン22を給油側端
板23方向に付勢するスプリング25が介装されてい
る。
【0013】シリンダ21は、その両端部側にネジ部が
形成され、そのネジ部に給油側端板23及びロッド受側
端板24が螺着され、また中央部の外周部分には取り付
け用ネジ部11aが形成され、この取り付け用ネジ部2
1aにナット26,26が設けられ、これらナット2
6,26の間に取り付け用の板27等に締め付けて固定
するようになっている。給油側端板23は、その中央部
に外部とシリンダ21内部とを連通する油通路23aが
形成され、この油通路23aの外側の開口部分はニップ
ル28により、供給手段11に連通されている送油管2
9に接続されている。ロッド受側端板24は、シリンダ
11内部と外部との間を連通する小さな空気抜き孔24
aが形成されている。
【0014】ピストン22は、シリンダ21の内径に往
復動自在に嵌合するピストン・ヘッド22aと、このピ
ストン・ヘッド22aに一端部側が連結され他端部側が
ロッド受側端板24でスライド自在に支持されるととも
に外側に突出されたピストン・ロッド22bとからな
る。ピストン・ヘッド22aは、その外周に形成された
リング状溝にオイルシール30が嵌装され、シリンダ1
1の内径に気及び液密に滑動するようになっている。ま
たピストン・ヘッド22aは、そのピストン・ロッド2
2b側が円筒状に形成され、その円筒内径及びピストン
・ロッド22b外径の隙間の底部分とロッド受側端板2
4端面との間にスプリング25が介装されており、ピス
トン・ヘッド22aがロッド受側端板24側に最も移動
したときに、スプリング25が圧縮されて隙間に収納さ
れるようになっている。さらに、ピストン22は、その
ピストン・ヘッド22aの先端側で給油側端板23側の
シリンダ21内に開口され、ピストン・ロッド22bの
端部側まで連通された油通路22cが形成されている。
この油通路22cのピストン・ロッド22bの端部側に
は、油の圧力が加わったとき油通路22cを開くように
スプリング31aに付勢されたボール31bからなるチ
ェック弁31が設けられている。
【0015】本実施例では、例えば、ピストン径を25
mmφとし、スプリング25の付勢力はピストン22が
給油側端板23に接した場合に5Kg、ロッド受側端板
24に接した場合に10Kgになるように設定されてい
る。
【0016】ブラシ移動機構15は、往復動機構12に
より塗油ブラシ13をチェーン14に対して接離させる
機構であり、ピストン・ロッド22bの先端に設けられ
たアダプタ41と、このアダプタ41の先端に設けられ
たボールジョイント42と、このボールジョイント42
に揺動自在に設けられたブラシ軸43と、このブラシ軸
43を往復動機構12に対してリンク44を介して支持
するブラケット45等とからなる。
【0017】アダプタ41は、ピストン・ロッド22b
の先端部にネジで取り付けられ、かつ先端側にはボール
ジョイント42がネジで取り付けられている。また、ア
ダプタ41は、ピストン・ロッド22b先端のチェック
弁31に連通しピストン22の往復動に直交する方向に
向けられたL字形の油通路41aが形成されている。こ
の油通路41aには流量調整弁46を介してナット47
により可撓性を有する柔軟なプラスティック等からなる
チューブ48の一端部が接続されている。流量調整弁4
6は、例えば、細い流通路により通過する油の流量を制
御するようになっている。また、ボールジョイント42
は、一端部側がネジでアダプタ41に取り付けられ、他
方側はボールにより任意の方向に揺動自在にブラシ軸4
3が設けられている。このブラシ軸43は、一方の端部
に細長いネジ部43aを有する全体としてほぼL字形に
形成されており、そのL字形の端部間を連通するL字形
の油通路43bが形成され、ネジ部43aの端部に油通
路43bに連通するよう塗油ブラシ13が取り付けら
れ、L字形の他方の端部に油通路43bに連通するよう
ニップル49によりチューブ48の他端部に接続されて
いる。ブラケット45は板材等により形成されており、
その取り付け部45aはロッド受側端板24端面にボル
ト50で固定され、この取り付け部45aに連接されブ
ラシ軸43側に延出された支持部45bの先端部はリン
ク44の一端部が回動可能に連結されている。このリン
ク45の他端部は、ボールジョイント42に接続された
部分とネジ部43aとの間の部分に回動可能に連結され
ている。塗油ブラシ13は、アダプタ部13aの一方側
に多数本のブラシ材を束にして植設したブラシ部13b
からなり、アダプタ部13aの他方側に設けられたネジ
部にブラシ軸43のネジ部43aが取り付けられるよう
になっている。
【0018】給油回路16は、往復動機構12のシリン
ダ21に供給された油の一部を流量調整して塗油ブラシ
13側に送る通路であり、上記説明の給油側端板23の
油通路23a、シリンダ21内、ピストン22の油通路
22c、チェック弁31、アダプタ41の油通路41
a、流量調整弁46、チューブ48、ブラシ軸43の油
通路43aから塗油ブラシ31へ至る通路で構成され
る。
【0019】次に本発明の塗油装置10の動作について
説明する。まず、本発明の塗油装置10は、チェーン1
4の近傍に設けられた取り付け用の板27に、ナット2
6,26を締め付けてシリンダ21を固定する。油供給
手段11においてモータ等が駆動されず油が供給されな
い状態では、往復動機構12のピストン22には油圧が
加わらず、ピストン22はスプリング25の付勢力によ
り給油側端板23側に位置しており、ブラシ移動機構1
5により塗油ブラシ13が傾斜し、そのブラシ部13b
がチェーン14から離れた状態になっている(図1の状
態)。
【0020】次に、油供給手段11が油の供給を開始す
ると、油が送油管29を介して給油側端板23の油通路
23aを通ってシリンダ21内に供給される。給油回路
16は、途中のチェック弁31により一定圧力以上が加
わらないと流れず、また一定圧力以上が加わっても途中
の流量調整弁46により流量が絞られているため、シリ
ンダ21内に油圧が発生する。このシリンダ21内に発
生する油圧によりピストン22がスプリング25の付勢
力に抗して往動を開始し、ピストン22がロッド受側端
板24に当接して停止する。このピストン22の往動の
とき、スプリング25が設けられた側のシリンダ21内
の空気は、空気抜き孔24aを通って外部に排出され
る。このピストンの往動により、ピストン・ロッド22
bの端部側は、先端側(図2において矢印A方向側)へ
突出される。このときブラシ軸43は、ピストン・ロッ
ド22b端部のアダプタ41に設けられたボールジョイ
ント42により回動可能に取り付けられ、かつその下側
部分がリンク44によりブラケット45にリンク連結さ
れているため、ピストン・ロッド22の端部側が矢印A
方向側へ突出されるにしたがって、ブラシ軸43のネジ
部43a側が垂直方向(図2において矢印Bの時計方
向)へ揺動し、終にはネジ部43aとともに塗油ブラシ
13が垂直になり、そのブラシ部13bの先端部がチェ
ーン14にその移動方向に直交する方向から接触する。
【0021】一方、油供給手段11から送油管29を通
って送られてきた油は、給油側端板23の油通路23a
を通ってシリンダ21内に供給され、ピストン21に形
成された油通路22cを通って、チェック弁31のボー
ル31bをスプリング31aの付勢力に抗して移動する
ことで流れ、さらにアダプタ41の油通路41aを通っ
て、流量調整弁46で流量が調整され、チューブ48、
ブラシ軸43の油通路43aを通って塗油ブラシ31に
流れ、ブラシ部13bからチェーン14に供給される。
このとき、ピストン・ロッド22bの往動に伴う流量調
整弁46とブラシ軸43の位置の移動は、給油回路16
の一部を構成するチューブ48の曲がりにより吸収され
る。
【0022】次に、油供給手段11の油の供給が停止し
たときには、供給側の圧力が解放されるため、ピストン
22はスプリング25の付勢力により復動を開始し、ピ
ストン・ヘッド22aが給油側端板23の端面に当接し
て停止する。このとき、スプリング25が設けられた側
のシリンダ21内には、空気抜き孔24aを通って外部
から空気が吸入される。このピストンの復動により、ピ
ストン・ロッド22bの端部側は後部へ引き込まれる。
これによりブラシ軸43は、そのネジ部43a側が垂直
方向から傾斜した方向へ揺動し、ブラシ部13b先端部
がチェーン14から離れて一定の傾斜した位置に戻る。
【0023】一方、油供給手段11の油の供給停止によ
り圧力が発生しないため、チェック弁31を構成するボ
ール31bがスプリング31aの付勢力により押されて
通路を塞ぐことで、給油回路16に油が流れなくなり、
塗油ブラシ13への油の漏れがなくなる。
【0024】すなわち、油供給手段11により油が一定
圧力以上で給油されているかぎり、そのシリンダ21内
に供給された油の圧力によりピストン22がスプリング
25の付勢力に抗して往動すると、ピストン・ロッド2
2b先端にアダプタ41を介してボールジョイント42
に回動可能に連結されるとともに、シリンダ21側に固
定されたブラケット15にリンク44で連結されたブラ
シ軸13が回動し、このブラシ軸13の先端側に設けら
れた塗油ブラシ13がチェーン14に接触し、これと同
時にシリンダ21内に供給された油は、給油回路16の
途中に設けられたチェック弁31と流量調整弁46を通
って流量調整され、塗油ブラシ13のブラシ部13bか
らチェーン14に供給される。また、油供給手段11の
油の供給が停止すると油の圧力が解放され、ピストン2
2がスプリング25の付勢力により復動し、前記機構動
作の逆動作を伴って塗油ブラシ13が傾斜することで、
ブラシ部13bがチェーン14から離れ、これと同時に
油の圧力が一定以下になるため、チェック弁31により
通路が塞がれ、給油回路16に油が流れなくなり、塗油
ブラシ13への油の供給が停止される。
【0025】したがって、油供給手段11で油を供給す
るためにモータ等を回転させれば、油圧の発生により往
復動機構12によりブラシ移動機構15の塗油ブラシ1
3が移動中のチェーン14に接触して、給油回路16に
より流量調整弁46により流量制御された油が供給さ
れ、また、油供給手段11で油の供給を停止するための
モータの回転を止めれば、往復動機構12によりブラシ
移動機構15の塗油ブラシ13が元の位置に戻り、塗油
ブラシ13がチェーン14から離れると同時に給油回路
16のチェック弁31に通路が塞がれて油の供給が停止
するため、人手を少なくしてチェーン14への油の供給
を制御できるとともに、油を給油中にのみチェーン14
に接触させるため塗油ブラシ13の摩耗も少なく、かつ
保守も容易になる。また、油供給手段11で油の供給圧
力を往復動機構12が動作する一定圧力以上において制
御したり、あるいは流量調整弁46を制御することによ
り油の供給量を簡単に変えることができ、さらに給油回
路16中にチェック弁31が設けられているため、油供
給手段11の供給を停止している間に塗油ブラシ13か
ら油が流れたりしないため、油の無駄な消費を省くこと
ができる。
【0026】なお、前記実施例において、ブラシ移動機
構15をボールジョイント42、リンク44等によりブ
ラシ軸43を傾斜した状態から垂直な状態にした例を説
明したが、少なくとも往復動機構12の往復動によりブ
ラシ移動機構15の塗油ブラシ13とチェーン14との
間で接離が行われればよく、例えば、アダプタ41の先
端に直接にブラシ軸を取り付け、往復動に応じた直線運
動によりチェーンとの接離が行われるようにしてもよ
い。
【0027】また、本実施例では、チェーン14の潤滑
油の塗布について説明したが、他の被給油体にも応用で
き、また他の液体の塗布についても使用できる。さら
に、ピストン22のスプリング25、チェック弁31の
閉塞圧力は、任意の値に選ぶことによって塗油ブラシを
円滑に動かしたり、あるいは無駄な給油を防止すること
ができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明の塗油装置に
よれば、油供給手段で油を供給することで、油圧の発生
により往復動機構によりブラシ移動機構の塗油ブラシが
被塗油体に接触して、給油回路により流量調整弁により
流量制御された油が供給され、また、油供給手段で油の
供給を停止すれば、往復動機構によりブラシ移動機構の
塗油ブラシが元の位置に戻り被塗油体から離れると同時
に塗油ブラシへの油の供給が停止し、人手を少なくして
被塗油体への油の供給を制御できるとともに、油を給油
中にのみ被塗油体に接触させるため塗油ブラシの摩耗も
少なく、かつ保守も容易になる。
【0029】また、ブラシ移動機構を、塗油ブラシが先
端に設けられブラシ軸の一部がピストン・ロッドの先端
側にアダプタを介してボールジョイントにより回動可能
に連結し、かつブラシ軸の他部が固定部分にリンク連結
し、往復動機構によるピストン・ロッドの往復動により
ブラシ軸を揺動することで、狭い場所で塗油ブラシによ
る油の供給を可能にする。さらに、給油回路の途中のピ
ストン・ロッドの先端側に油通路の油の圧力により開閉
するチェック弁が設けることで、油供給手段が油の供給
を停止したときに、油漏れをなくし無駄な油の消費がな
くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の塗油装置の断面図である。
【図2】本発明実施例の塗油装置の塗油ブラシが走行チ
ェーンに接触した状態の側面図である。
【図3】図2のX方向矢視図である。
【符号の説明】
10 塗油装置 11 油供給手段 12 往復動機構 13 塗布ブラシ 14 チェ−ン 15 ブラシ移動機構 16 給油回路 21 シリンダ 22 ピストン 23 給油側端板 24 ロッド受側端板 25 スプリング 26 ナット 27 取り付け用の板 28 ニップル 29 送油管 30 オイルシール 31 チェック弁 41 アダプタ 42 ボールジョイント 43 ブラシ軸 44 リンク 45 ブラケット 46 流量調整弁 47,49 ニップル 48 チューブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油供給手段と、スプリングにより一方向
    に付勢されたピストンが嵌装されたシリンダ内に、前記
    油供給手段から供給される油の圧力により前記スプリン
    グの付勢力に抗してピストンが往動するとともに、前記
    油供給手段からの油の供給停止によりスプリングの付勢
    力によりピストンが復動する往復動機構と、前記往復動
    機構の往復動によりピストン・ロッドの端部側に設けら
    れた塗油ブラシを被塗油体に対して接離させるブラシ移
    動機構と、前記ピストンの先端部に開口を有し該開口か
    らピストン・ロッドの先端側を通り、途中に油の流量調
    整弁を介して前記塗油ブラシに連通された油通路を形成
    した給油回路とを備えた塗油装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ移動機構は、塗油ブラシが先
    端に設けられブラシ軸の一部がピストン・ロッドの先端
    側にアダプタを介してボールジョイントにより回動可能
    に連結され、かつ前記ブラシ軸の他部が固定部分にリン
    ク連結され、前記往復動機構によるピストン・ロッドの
    往復動により前記ブラシ軸が揺動する請求項1記載の塗
    油装置。
  3. 【請求項3】 前記給油回路の途中のピストン・ロッド
    の先端側には、油通路の油の圧力により開閉するチェッ
    ク弁が設けられている請求項1または2記載の塗油装
    置。
JP15312894A 1994-06-13 1994-06-13 塗油装置 Pending JPH07328505A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009028636A (ja) * 2007-07-26 2009-02-12 Nippo Kosan Kk 塗布装置および塗布方法
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