JPH106244A - 空気作動機械の給油装置 - Google Patents

空気作動機械の給油装置

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JPH106244A
JPH106244A JP17745896A JP17745896A JPH106244A JP H106244 A JPH106244 A JP H106244A JP 17745896 A JP17745896 A JP 17745896A JP 17745896 A JP17745896 A JP 17745896A JP H106244 A JPH106244 A JP H106244A
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JP
Japan
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air
oil
pressure
passage
intensifier
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Application number
JP17745896A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutaka Nakanishi
靖孝 中西
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TOYO KIKAKU KK
Original Assignee
TOYO KIKAKU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高圧空気を作動流体とする空気作動機械にお
いて、ピストン・ロータリー等の運動部分に送る潤滑油
を、小型軽量で且つ高い空気圧の場合でも使用できる安
価な給油装置を提供する。 【解決手段】 エアーハンマー装置1を作動させる高圧
空気の給気路3の途中から高圧空気路4を分岐し、同高
圧空気路の高圧空気で作動する油増圧器6を設け、同油
増圧器の一次側給油口6lを潤滑油のタンク7に接続
し、同油増圧器の高圧の二次側吐出油口6mを前記給気
路3と接続し、しかも二次側吐出油口6mの潤滑油の油
圧を高圧空気の給気路3の空気圧と略同じ圧力又はこれ
よりやや高い圧力となるように油増圧器6の増圧率を設
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型のエア工具,
大型の空気作動装置,エアモータ等の高圧空気を作動流
体とする空気作動機械において、ピストン,ロータリー
等の運動部材のための潤滑油を高圧空気の給気路に送り
込むための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高圧空気の圧力を用いて、ピストンロー
ター等の部品を往復動・回転運動させて回転力、往復駆
動力、打撃力を発生させる空気作動機械においては、焼
付き防止及び耐摩耗性を高めるため、その運動する摺動
・回転部分に潤滑油を与える必要がある。従来は高圧空
気に微量の潤滑油を送り込んで供給する。潤滑油を高圧
の給気路に送るためには、潤滑油を給気路の空気圧と略
同じ圧力又はやや高い圧力にして送らねばならない。そ
のため、従来ルブリケーター(ラインオイラー)を用い
て圧力を高めて給油していた。このルブリケーター(ラ
インオイラー)は、潤滑油を収容した潤滑油タンクの上
方に空気作動機械の給気路の高圧空気を送り込んで潤滑
油を加圧して、潤滑油タンクから吐出される油の圧力を
高圧空気の圧力と略同一にして、潤滑油を給気路に送り
込むものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のルブリケーター
(ラインオイラー)を用いての給油装置は、ルブリケー
ター(ラインオイラー)が大きな空気加圧室を有するも
のであるため、空気作動機械に取付けるには大型化して
取付けにくいものであった。又、空気圧が高くなるとル
ブリケータ(ラインオイラー)全体の耐圧性を高めねば
ならず、空気加圧室等の肉厚を厚くし、より耐圧性のも
のにせねばならず、製作コストが高くなるとともに大型
化するという問題点があった。本発明が解決しようとす
る課題は、従来のこれらの問題点を解消し、小型で且つ
高い空気圧においても使用できる安価な空気作動機械の
給油装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、空気作動機械を作動させる高圧空気の給
気路の途中から高圧空気路を分岐し、同高圧空気路の高
圧空気で作動する油増圧器を設け、同油増圧器の一次側
給油口を空気作動機械の潤滑油のタンクに接続し、同油
増圧器の高圧の二次側吐出油口を前記高圧空気路と接続
し、しかも二次側吐出油口の潤滑油の油圧を高圧空気の
給気路の空気圧と略同じ圧力又はこれよりやや高い圧力
となるように油増圧器の増圧率を設定したことを特徴と
する空気作動機械の給油装置にある。
【0005】
【作用】本発明では、空気作動機械を作動させるため給
気路に高圧空気を送り込むと、その途中の分岐した高圧
空気路を介して油増圧器に高圧空気が送られ、油増圧器
が高圧空気によって作動する。油増圧器が作動すると潤
滑油のタンクの潤滑油は一次側給油口に吸引され、給気
路の空気圧と略同じ圧力又はこれよりやや高い圧力まで
増圧され、その二次側吐出油口から吐出され、給気路へ
送られる。二次側吐出油口からの油は給気路の空気圧と
略同一又はこれよりやや高い圧力になって給気路に送ら
れるので、逆流もなく又過剰に注出することなく、所要
の微量(1〜2cc/立方メーター程度)のみを空気路
の空気に混入させることができる。又、本発明におい
て、給気路の空気圧が変動しても油増圧器は空気圧に比
例して増圧するので空気圧に連動して自動的に油吐出圧
は変り、給油する油圧を給気路の空気圧と同じかやや高
めに自動的に調整する。本発明で使用する油増圧器は、
耐圧性のある肉厚のピストン室、ロータリー室を有する
もので小型で且つ安価に製作できる。潤滑油のタンク
は、高圧の圧力がかからないので大気圧の耐圧性のもの
で済み、安価に製作できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で使用する油増圧器は、往
復ピストンを空気圧で作動し、同ピストンの動きで油を
吸引し、高圧に加圧して吐出させるピストン構造のもの
が、簡単な構造で高い耐圧性のものにできて望ましい。
又本油増圧器は小型にできるので空気作動機械の給気路
の付近に付属させ、潤滑油のタンクとは通常のパイプ、
ホースで接続させる。必要に応じて潤滑油タンクを空気
作動機械自体に取付けることもできる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例は、エアハンマー装置で5〜30気圧の
高圧空気を使用する装置に用いた例であり、ピストン往
復型の油増圧器を使用したもので、二次側吐出油口の油
圧は、給気路の空気圧と、ピストンの空気圧の作用する
面積と油を加圧する面積の比とによって決定される。図
1は実施例の空気油圧回路図、図2は実施例の油増圧器
の断面図である。図中1は空気作動機械であるエアハン
マーであるエアハンマー装置、2は5〜30気圧の高圧
空気を発生させる空気コンプレッサー、3は同空気コン
プレッサーで発生させた高圧空気をエアハンマー装置1
へ供給する給気路、4は同給気路からの分岐した高圧空
気路、5は高圧空気路の開閉バルブ、6は同高圧空気路
4の高圧空気を導入して作動するピストン構造の外径5
cmで長さ15cm程の油増圧器、6aは同油圧増圧器
6のシリンダー、6bは同シリンダーの内部に設けたピ
ストン室、6cは同ピストン室を往復動するピストン
杆、6dは同ピストン杆の空気圧作用ピストン部、6e
は同ピストン杆の油作用ピストン部、6fは空気室、6
gは油室、6hはシリンダー6aのキャップ、6iは高
圧空気導入口、6jはピストン杆6cの中心に設けた排
気路、6kは排気孔、6lは潤滑油タンク7に接続され
た一次側給油口、6mは二次側吐出油口、6nはドレイ
ン、6p,6qは逆止弁、6s供給する油量を調整する
油量調整弁、7は大気開放型の潤滑油タンクである。本
実施例で、6〜30気圧程の高圧空気をコンプレッサー
2で発生し、給気路3を介してエアハンマー装置1へ送
り、これを作動させる。一方給気路3から分岐した高圧
空気路4から高圧空気が油増圧器6へ送られる。この高
圧空気は、高圧空気導入口6iから、空気室6fの左室
に導入され、空気圧作用ピストン部6dを右方向に動か
す。空気室6fの右室内の空気は空気圧作用ピストン部
6dによって押されて排気路6jを経て排気孔6kから
排出される。空気圧作用ピストン部6dが最右側に到る
と空気導入口6iは排気路6jの左開口部と連通し、高
圧空気は空気圧作用ピストン部6dの右室に入って、空
気圧作用ピストン部6dを左方向に動かす。これによっ
てピストン杆6cは左右に往復動する。一方ピストン杆
6cの左端は油作用ピストン部6eとなっていて、油作
用ピストン部6eの右方向に移動するときに潤滑油タン
ク7内の潤滑油を一次側給油口6lを介して油室6gに
吸引し、油作用ピストン部6eの左方向へ移動するとき
油室6g内の油を加圧して二次側吐出油口6mから排出
し、逆止弁6qを介して給気路3へ送り込み、空気1立
方メーターに対して、1〜2cc程の微量を送り込む。
又二次側吐出油口6mの油圧は給気路3の空気と同等又
はこれよりやや高い油圧になるように、空気圧作用ピス
トン部6dと油作用ピストン部6eとの面積比を設定し
ている。給油量の調整は、油量調整弁6sによって行え
る。このように、本実施例の油増圧器は外径5cmで長
さ15cm程で済み、しかも潤滑油タンク7は大気開放
型のタンクで済むのでほとんど耐圧性である必要がな
い。その結果、本実施例の給油装置は従来のルブリケー
ター(ラインオイラー)の大きさに比べ1/3以下の体
積で済み、又重量は1/5〜1/10で済んで大巾に小
型軽量のものにできる。
【0008】
【発明の効果】以上の様に、本発明によれば給気路の高
圧空気で作動する油増圧器をもって潤滑油を増圧して給
気路に送り出すものであるから、潤滑油タンクは耐圧性
の構造でなくて済み、耐圧30kg/cm2以上のもの
が簡単且つ安価に製作できる。しかも高い耐圧性を有す
る小型の油増圧器を使うので、従来のルブリケーター
(ラインオイラー)の数分の1の大きさと重量で済み、
しかも安価に製作できるものとした。又給油装置の本体
の油増圧器を空気作動機械に容易に付属できるものとし
た。更に、油増圧器と潤滑油タンクとの間はホース又は
パイプ配管だけで良いのでそれぞれを離れた位置に設置
することが可能で設置場所が限定されることなく便利で
ある。又ペルー缶やドラム缶から直接潤滑油を吸引する
ことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の空気油圧回路図である。
【図2】実施例の油増圧器の断面図である。
【符号の説明】
1 エアハンマー装置 2 空気コンプレッサー 3 給気路 4 高圧空気路 5 開閉バルブ 6 油増圧器 6a シリンダー 6b ピストン室 6c ピストン杆 6d 空気圧作用ピストン部 6e 油作用ピストン部 6f 空気室 6g 油室 6h キャップ 6i 空気導入口 6j 排気路 6k 排気孔 6l 一次側給油口 6m 二次側吐出油口 6n ドレイン 6p 逆止弁 6q 逆止弁 6s 油量調整弁 7 潤滑油タンク
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年6月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決した本
発明の構成は、空気作動機械を作動させる高圧空気の給
気路の途中から高圧空気路を分岐し、同高圧空気路の高
圧空気で作動する油増圧器を設け、同油増圧器の一次側
給油口を空気作動機械の潤滑油のタンクに接続し、同油
増圧器の高圧の二次側吐出油口を前記給気路と接続し、
しかも二次側吐出油口の潤滑油の油圧を高圧空気の給気
路の空気圧と略同じ圧力又はこれよりやや高い圧力とな
るように油増圧器の増圧率を設定したことを特徴とする
空気作動機械の給油装置にある。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気作動機械を作動させる高圧空気の給
    気路の途中から高圧空気路を分岐し、同高圧空気路の高
    圧空気で作動する油増圧器を設け、同油増圧器の一次側
    給油口を空気作動機械の潤滑油のタンクに接続し、同油
    増圧器の高圧の二次側吐出油口を前記高圧空気路と接続
    し、しかも二次側吐出油口の潤滑油の油圧を高圧空気の
    給気路の空気圧と略同じ圧力又はこれよりやや高い圧力
    となるように油増圧器の増圧率を設定したことを特徴と
    する空気作動機械の給油装置。
JP17745896A 1996-06-17 1996-06-17 空気作動機械の給油装置 Pending JPH106244A (ja)

Priority Applications (1)

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JP17745896A JPH106244A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 空気作動機械の給油装置

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JP17745896A JPH106244A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 空気作動機械の給油装置

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JPH106244A true JPH106244A (ja) 1998-01-13

Family

ID=16031299

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JP17745896A Pending JPH106244A (ja) 1996-06-17 1996-06-17 空気作動機械の給油装置

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JP (1) JPH106244A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011052937A3 (ko) * 2009-10-30 2011-11-03 Kim Ill Bu 공압기계에 대한 윤활/방청용 오일공급장치 및 방법

Cited By (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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