JP5971018B2 - 塗布ノズル、塗布装置、及び塗布方法 - Google Patents

塗布ノズル、塗布装置、及び塗布方法 Download PDF

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本発明は、塗布ノズル、塗布装置、及び塗布方法に関する。
塗布剤を対象物に吐出する塗布ノズルが知られている。特許文献1〜3はこのような塗布ノズルに関連する技術を開示している。
特開平6−244543号公報 実開平5−28453号公報 特開2010−188562号公報
例えば、所望の量だけ対象物に塗布剤を塗布するために、一旦対象物に塗布剤を余分に吐出しその後に吐出された塗布剤の一部を吸引ノズルにより吸引することが考えられる。この場合、対象物に一旦吐出された塗布剤における吸引ノズルの位置によっては、吸引後に対象物に残留した塗布剤の量や形状がばらつくおそれがある。
本発明は、塗布剤の塗布の制御精度が向上した塗布ノズル、塗布装置、及び塗布方法を提供することを目的とする。
本明細書に開示の塗布ノズルは、塗布剤が流通可能な供給経路部、前記供給経路部に連続し前記供給経路部と異なる方向に直線状に延び塗布剤を対象物に吐出可能な吐出経路部、を含むノズルボディと、前記吐出経路部内に進入して前記供給経路部を閉じた閉位置と前記供給経路部を開く開位置との間を移動可能に前記ノズルボディに保持され、前記閉位置にある場合に前記吐出経路部から前記対象物に吐出された塗布剤の一部を吸引可能な吸引ノズルと、前記ノズルボディに形成され、前記吸引ノズルが前記閉位置にある場合に前記吸引ノズル及び吐出経路部の軸心のずれを規制する規制部と、を備えている。
本明細書に開示の塗布装置は、前記塗布ノズルと、前記供給経路部を介して前記吐出経路部から塗布剤を吐出させる供給部と、前記吸引ノズルを前記閉位置及び開位置間で移動させる駆動部と、前記吸引ノズルを介して空気を吸引する吸引部と、を備えている。
本明細書に開示の塗布方法は、供給経路部に連続し前記供給経路部と異なる方向に直線状に延びた吐出経路部から塗布剤を対象物に吐出し、前記吐出経路部の軸心に対して吸引ノズルの軸心がずれないように規制して前記吐出経路部内に進入させ、前記吸ノズルにより前記供給経路部を閉じ、前記吸ノズルを前記対象物に吐出された塗布剤に付着させ、前記吸引ノズルにより前記対象物に吐出された塗布剤の一部を吸引する。
塗布剤の塗布の制御精度が向上した塗布ノズル、塗布装置、及び塗布方法を提供することを課題とする。
図1は、塗布装置の説明図である。 図2A、2Bは、ノズルの説明図である。 図3A、3Bは、それぞれ図2A、2Bの部分拡大図である。 図4は、コントローラが実行する塗布制御の一例を示したフローチャートである。 図5A、5B、5Cは、塗布作業の説明図である。 図6A、6Bは、塗布作業の説明図である。 図7A〜7Dは、本実施例とは異なる構造のノズルを使用した場合の説明図である。 図8A〜8Dは、本実施例とは異なる構造のノズルを使用した場合の説明図である。
図1は、塗布装置100の説明図である。塗布装置100は、コントローラC、ノズルN、ノズルNを移動させるための直動ユニットR1、R2、吸引ノズル駆動装置D1、ディスペンス装置D2、吸引装置D3、等を含む。ノズルNは、ボディ10、貯留部20、吸引ノズル30を有している。ノズルNは、塗布ノズルの一例である。ボディ10、貯留部20、吸引ノズル30はそれぞれ金属製であるがこれに限定されない。
直動ユニットR1は、コントローラCからの指令により台Sに沿って水平方向に移動する。直動ユニットR2は、ノズルNを保持して直動ユニットR1に支持されているため、直同ユニットR1の水平方向の移動に伴ってノズルNも水平方向に移動する。直動ユニットR2は、コントローラCからの指令により直動ユニットR1に対して鉛直方向に移動可能である。これにより、直動ユニットR2の鉛直方向の移動によってノズルNも鉛直方向に移動する。例えば、台Sに配置されたワークAに塗布剤Mを塗布する際には、直動ユニットR1、R2を駆動してノズルNを所望の位置まで移動させ、ノズルNから塗布剤MをワークAに塗布する。ワークAは、塗布剤が塗布される対象物の一例であり、例えば平板状の部材であるがこれに限定されない。尚、ノズルNを駆動させるための装置は上記のものに限定されず、例えばロボットアームの先端にノズルNを取り付けてもよい。直動ユニットR1には、ワークAの位置を検出するためのセンサHSが固定されている。センサHSは、例えばカメラなどであってもよい。コントローラCは、センサHSからの出力に応じて直動ユニットR1、R2を駆動してノズルNを所望の位置まで移動させる。詳しくは後述する。
図2A、2Bは、ノズルNの説明図である。尚、各図面においては、ノズルNを断面図で示している。ボディ10には、貯留部20が固定されている。具体的には、ボディ10に形成された凹部12に貯留部20の下端部が嵌合している。例えば、凹部12がネジ孔状に形成され、貯留部20の下端部がネジ状に形成されることにより両者が螺合して固定されていてもよい。
貯留部20内に形成された貯留室H22には塗布剤Mが充填されている。塗布剤Mは、例えば接着剤などであるがそれ以外であってもよく、粘性が大きいものであってもよいし小さいものであってもよい。貯留部20の貯留室H22は、ボディ10に形成された経路部P11〜P14に連通している。貯留部20の上端部には取付ノズル28が取り付けられている。取付ノズル28には例えばチューブが接続され、このチューブを介してディスペンス装置D2から貯留部20の貯留室H22内に空気が供給される。貯留室H22の内圧が上昇すると、貯留室H22内の塗布剤Mが経路部P11〜P13を介して外部に吐出される。ディスペンス装置D2は、例えば、空気を圧送可能なコンプレッサや加圧ポンプを備えたものであってもよい。ディスペンス装置D2は、経路部P11〜P13を介して塗布剤Mを吐出させる吐出装置の一例である。
ボディ10は、吸引ノズル30を昇降可能に保持している。具体的には、ボディ10に形成された収納室H13内に吸引ノズル30が昇降可能に保持されている。吸引ノズル30は、詳しくは後述するがボディ10から塗布された塗布剤の一部を吸引可能である。吸引ノズル30は、略円柱形状の胴体部31、胴体部31よりも径が小さく胴体部31の下端に形成された先端部33、を含む。胴体部31の下端側は、先端部33に向けて径が徐々に小さくなるように円錐形に形成されている。吸引ノズル30の胴体部31は、収納室H13を画定する内曲面16に摺動する。吸引ノズル30内には直線状に延びた経路部P30が形成されている。胴体部31の上端部には取付ノズル38が取り付けられている。取付ノズル38には例えばチューブが接続され、このチューブを介して吸引装置D3により経路部P30から空気が吸引される。これにより、経路部P30を介して塗布剤を吸引可能となっている。吸引装置D3は、吸引ノズル30を介して塗布剤を吸引する吸引装置の一例である。また、取付ノズル38のフランジ状部とボディ10の上端部との間にはバネSが配置されている。詳細には、バネSはコイル状であり取付ノズル38の周囲に巻かれている。バネSは、取付ノズル38をボディ10から離れるように鉛直上方に付勢している。即ち、図2Aに示した状態に吸引ノズル30が維持されるようにバネSは付勢している。
吸引装置D3は、例えば真空ポンプであるがこれに限定されない。吸引装置D3と吸引ノズル30とをつなぐ経路上には、経路内の圧力を検出するための圧力センサPSが配置されている。圧力センサPSの出力値はコントローラCに出力される。また、吸引装置D3と吸引ノズル30とをつなぐ経路上には、吸引した塗布剤を捕集しておく捕集部Tが設けられている。捕集部Tは、例えば、空気の吸引に影響を与えないように吸引した塗布剤を貯留できる貯留室となっていてもよい。
ボディ10には、加圧室H17が形成されている。加圧室H17は、吸引ノズル30の上端部とボディ10の内壁とにより画定される。ボディ10の上端部には、加圧室H17と連通した取付ノズル18が取り付けられている。取付ノズル18には例えばチューブが接続され、このチューブを介して吸引ノズル駆動装置D1から空気が供給される。加圧室H17内に空気が送られると加圧室H17の内圧が上昇し、バネSの付勢力に抗して吸引ノズル30が下降する。吸引ノズル駆動装置D1が空気の供給を停止すると、加圧室H17の内圧が低下して、バネSの付勢力に従って吸引ノズル30が上昇する。このように吸引ノズル駆動装置D1は、吸引ノズル30を閉位置及び開位置間で移動させる駆動装置の一例である。吸引ノズル駆動装置D1は、例えば加圧室H17の内圧を上昇可能な圧力源やコンプレッサであるがこれに限定されず、モータ等によって吸引ノズル30を直接昇降させてもよい。また、加圧室H17内の空気を吸引、供給することによって吸引ノズル30を昇降させてもよい。図2Aは、吸引ノズル30が上昇した状態を示し、図2Bは、吸引ノズル30が下降した状態を示している。
コントローラCは、吸引ノズル駆動装置D1、ディスペンス装置D2、吸引装置D3、直動ユニットR1、R2を制御する。コントローラCは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を備えたコンピュータである。ROMには、後述する塗布制御を実行するためのプログラムが記録されている。
図3A、3Bは、それぞれ図2A、2Bの部分拡大図である。図3A、3Bは、ボディ10の下端部を示している。経路部P11は、貯留室H22に連通している。経路部P11は経路部P12に連続し、経路部P12は、経路部P13、P14に連続している。経路部P13は、経路部P12とは異なる方向に直線状に延びている。具体的には経路部P13は、経路部P12に対して直角に下方に延びているがこれに限定されない。経路部P14は、経路部P12に対して直角に上方に延びている。経路部P13、P14は径の大きさが同一であり、同一方向に延びている。経路部P13、P14は、経路部P12から分岐して互いに逆方向に延びている。塗布剤Mは、経路部P11〜P13を介して吐出口13から吐出される。経路部P12は、経路部P13に塗布剤を供給する供給経路部の一例である。経路部P13は、経路部P12と異なる方向に延び塗布剤を吐出可能な吐出経路部の一例である。
吸引ノズル30の先端部33は、経路部P13、P14の延びた方向と平行に直線状に延びている。図3Aに示すように吸引ノズル30が上昇した状態では、先端部33は経路部P12から退避して経路部P12を開き先端部33の端部は経路部P14内に位置している。図3Bに示すように吸引ノズル30が下降した状態では、先端部33は経路部P13内に進入して経路部P12を閉じている。このように、吸引ノズル30は、経路部P13内に進入して経路部P12を閉じた閉位置と経路部P12を開く開位置との間を移動可能にボディ10に保持されている。また、吸引ノズル30が何れの位置にある場合においても、先端部33は経路部P14内に位置している。経路部P14は、先端部33の移動を案内する案内経路部の一例である。
また、図3Bに示すように、ボディ10の円錐面15は、胴体部31の下端部に形成された円錐形状の部分に当接することにより、吸引ノズル30の下限位置、即ち閉位置を規定している。円錐面15は、吸引ノズル30の閉位置を規定する規定部の一例である。吸引ノズル30が閉位置にある場合、吸引ノズル30の先端部33の先端は経路部P13の吐出口13と略同じ高さ位置にあるがこれに限定されない。吸引ノズル30が下限位置にある場合に、吸引ノズル30の先端部33の先端が吐出口13から若干突出していてもよいし、経路部P13内に位置していてもよい。
図3A、3Bに示すように、吸引ノズル30の先端部33は、経路部P13の内面に摺接する。これにより、経路部P13の軸心A13に対して先端部33の軸心A33がずれないように、先端部33は経路部P13の内面によりガイドされる。これにより、詳しくは後述するが、経路部P13からワークAに吐出された塗布剤Mの中心と、吸引ノズル30の先端部33の位置とを一致させることができる。塗布剤Mの中心位置から塗布剤Mの一部を吸引することができる。経路部P13の内面は、規制部の一例である。
コントローラCが実行する塗布制御について説明する。図4は、コントローラCが実行する塗布制御の一例を示したフローチャートである。図5A〜6Bは、塗布作業の説明図である。
塗布作業開始前は、コントローラCは、センサHSからの信号や、又は目視による設定によりワークAの位置を検出する(ステップS1)。次にコントローラCは、ワークAの位置に対応するように直動ユニットR1、R2を駆動してノズルNを移動させる(ステップS2)。次に、コントローラCはディスペンス装置D2を駆動して図5Aに示すように、経路部P11〜13を介してワークAへの塗布剤Mの吐出を開始する(ステップS3)。
所定期間塗布剤Mが吐出された後にコントローラCは、ディスペンス装置D2を停止して図5Bに示すように塗布剤Mの吐出を停止する(ステップS4)。次に、コントローラCは、吸引ノズル駆動装置D1を駆動させ図5Cに示すように吸引ノズル30を下降させる(ステップS5)。これにより、先端部33が経路部P12を閉じる。これにより経路部P12から経路部P13へ更に塗布剤Mが流出することが防止される。また、吸引ノズル30の先端部33が経路部P13内を下降し、この際に先端部33は経路部P13の内壁面に摺接する。これにより、軸心A13、A33のずれが抑制される。これにより、経路部P13からワークAに吐出された塗布剤Mの中心位置に、吸引ノズル30の先端部33を接触させることができる。
次に、コントローラCは、吸引装置D3を駆動して図6Aに示すように塗布剤Mの吸引を開始する(ステップS6)。上述したように、塗布剤Mの中心位置に先端部33が接触するので、塗布剤Mの中心位置から塗布剤Mの一部を吸引できる。これにより、ワークAに吐出された塗布剤Mの量が減少する。
次に、コントローラCは、圧力センサPSからの出力値の変化に基づいて、塗布剤Mの吸引が完了したか否かを判定する(ステップS7)。図6Aに示すように、先端部33の先端が塗布剤Mに付着している場合には、経路部P30内を塗布剤が吸引されるため、圧力センサPSの出力値は変化しない。しかしながら、図6Bに示すように、先端部33の先端が塗布剤Mから離れた場合には経路部P30内には空気が吸引されるため、圧力センサPSの出力値は低下する。この圧力センサPSの出力値の低下に基づいてコントローラCは塗布剤Mの吸引が完了したか否かを判定する。尚、圧力センサPSによらずに、例えばカメラからの映像によってワークAに残留した塗布剤Mの大きさを判定して、これに基づいて吸引が完了したか否かを判定していもよい。この場合、先端部33の先端がワークA上にある塗布剤Mに付着した状態で吸引を完了してもよい。
塗布剤Mの吸引が完了したと判定された場合には、コントローラCは、吸引装置D3を停止し(ステップS8)、直動ユニットR1、R2を駆動してノズルNをワークAから退避させる(ステップS9)。このようにして塗布制御が実行される。
次に、本実施例とは異なる構造のノズルNxについて説明する。図7A〜8Dは、本実施例とは異なる構造のノズルNxを使用した場合の説明図である。図7A、8Aは、ノズルNxを軸方句から見た場合の図である。図7B、7C、8B、8Cは、ノズルNxを側面から見た図である。図7D、8Dは、ノズルNxから吐出され吸引された後の塗布剤Mを上方から見た図である。図7A〜7Dに示すように、円筒状のボディ10x内に円筒状の吸引ノズル30xが配置されている。ボディ10xと吸引ノズル30xとの間を介して塗布剤MをワークAに吐出し、ワークAに吐出された塗布剤Mの一部を吸引ノズル30xにより吸引する。ボディ10xの軸心A13xと吸引ノズル30xの軸心A33xとが一致している場合には、図7Dに示すように、吸引後にワークAに残留した塗布剤Mの形状は略円形となる。
しかしながら、図8A〜8Cに示すように、軸心A13x、A33xがずれた場合、塗布剤Mは中心からずれた位置から塗布剤Mは吸引される。このため、図8C、8Dに示すように、吸引後のワークA上に吐出された塗布剤Mの形状は、円形とはならずに略楕円形になる。このように、塗布作業のたびにボディ10x、吸引ノズル30xの軸心がずれると、吸引後にワークAに残留した塗布剤Mの量や形状にばらつきが生じる。
本実施例の場合、吸引ノズル30の先端部33が経路部P13の内面に摺接することにより経路部P13の軸心A13と先端部33の軸心A33とのずれが規制される。これにより、図6A、6Bに示したように、塗布剤Mの中心位置に吸引ノズル30の先端部33が付着して塗布剤Mをその中心位置から吸引できる。これにより、経路部P13から吐出された塗布剤Mの形状を大きく崩すことなく塗布剤Mの一部を吸引することができる。これにより、ワークAに残留した塗布剤Mは略円形を維持し、塗布作業ごとでの塗布剤Mの量のばらつきも抑制できる。このように塗布剤Mの塗布の制御精度が向上している。
また、本実施例では、塗布剤Mを吐出する経路部P13の径よりも、塗布剤Mを吸引する吸引ノズル30の経路部P30の径のほうが小さい。このため、吐出された塗布剤Mを微少量だけ吸引できる。これにより、塗布剤Mが吸引される量を微調整可能であり、吸引後での塗布剤Mの制御精度も向上する。
尚、図7、8に示したように2つのノズルを同心状に配置し、かつ吸引ノズル内に吐出ノズルを配置した場合、次のような問題が生じるおそれがある。吸引ノズルの径は吐出ノズルの径よりも大きくなるため、吸引ノズルで吸引できるだけの量の塗布剤を吐出ノズルから吐出させなければならなくなる。また、吸引後に残留した塗布剤の大きさを塗布ノズルの径よりも小さくすることが困難となる。本実施例では、経路部P13内に吸引ノズル30の先端部33が配置され経路部P13の径よりも経路部P30の径が小さいため、上記のような問題は生じにくい。
本実施例では経路部P13と吸引ノズル30の先端部33とが摺接することにより軸心A13、A33のずれを抑制している。しかしながら、例えば16と吸引ノズル30の胴体部31とが摺接することにより軸心A13、A33のずれを抑制してもよい。即ち、吸引ノズル30の何れかの部分がボディ10の何れかの部分に摺接することにより、軸心A13、A33のずれが抑制されていればよい。
本実施例では、吸引ノズル30が上昇位置にある場合にも先端部33の少なくとも一部が経路部P14内に位置している。これにより、上昇位置にある吸引ノズル30を下降させる際に、先端部33をスムーズに経路部P14から経路部P13に案内することができる。
尚、本実施例では、常に吸引ノズル30の先端部33の少なくとも一部が経路部P14内に位置しているが、このような構造に限定されない。例えば、経路部P14が設けられておらず、先端部33が経路部P13内に進入可能に経路部P13に連通した開口部が形成されており、吸引ノズル30が上昇した状態では先端部33はボディ10の何れの内面にも非接触であってもよい。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
A ワーク
C コントローラ
D1 吸引ノズル駆動装置(駆動装置)
D2 ディスペンス装置(吐出装置)
D3 吸引装置
N 塗布ノズル
M 塗布剤
P12 経路部(供給経路部)
P13 経路部(吐出経路部)
10 ボディ(ノズルボディ)
20 貯留部
30 吸引ノズル
31 胴体部
33 先端部
100 塗布装置

Claims (5)

  1. 塗布剤が流通可能な供給経路部、前記供給経路部に連続し前記供給経路部と異なる方向に直線状に延び塗布剤を対象物に吐出可能な吐出経路部、を含むノズルボディと、
    前記吐出経路部内に進入して前記供給経路部を閉じた閉位置と前記供給経路部を開く開位置との間を移動可能に前記ノズルボディに保持され、前記閉位置にある場合に前記吐出経路部から前記対象物に吐出された塗布剤の一部を吸引可能な吸引ノズルと、
    前記ノズルボディに形成され、前記吸引ノズルが前記閉位置にある場合に前記吸引ノズル及び吐出経路部の軸心のずれを規制する規制部と、を備えた、塗布ノズル。
  2. 前記ノズルボディは、前記供給経路部に連続し前記吐出経路部と逆方向に延びた案内経路部を含み、
    前記吸引ノズルは、前記開位置及び前記閉位置の何れの位置においても前記案内経路部内に位置している、請求項1の塗布ノズル。
  3. 前記吸引ノズルは、前記吐出経路部内に進入不能な胴体部、前記胴体部よりも径が小さく前記吐出経路部内に進入可能な先端部、を含み、
    前記ノズルボディは、前記胴体部に当接して前記閉位置を規定する規定部を含む、請求項1又は2の塗布ノズル。
  4. 請求項1乃至3の何れかの前記塗布ノズルと、
    前記供給経路部を介して前記吐出経路部から塗布剤を吐出させる吐出装置と、
    前記吸引ノズルを前記閉位置及び開位置間で移動させる駆動装置と、
    前記吸引ノズルを介して塗布剤を吸引する吸引装置と、を備えた塗布装置。
  5. 供給経路部に連続し前記供給経路部と異なる方向に直線状に延びた吐出経路部から塗布剤を対象物に吐出し、
    前記吐出経路部の軸心に対して吸引ノズルの軸心がずれないように規制して前記吐出経路部内に進入させ、
    前記吸ノズルにより前記供給経路部を閉じ、
    前記吸ノズルを前記対象物に吐出された塗布剤に付着させ、
    前記吸引ノズルにより前記対象物に吐出された塗布剤の一部を吸引する、塗布方法。
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