JPH0659432B2 - 塗装用スプレイガンの塗料吹付幅制御方法及び装置 - Google Patents

塗装用スプレイガンの塗料吹付幅制御方法及び装置

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JPH0659432B2
JPH0659432B2 JP12342985A JP12342985A JPH0659432B2 JP H0659432 B2 JPH0659432 B2 JP H0659432B2 JP 12342985 A JP12342985 A JP 12342985A JP 12342985 A JP12342985 A JP 12342985A JP H0659432 B2 JPH0659432 B2 JP H0659432B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ノズルから噴出する塗料流に対して両側から
加圧空気を吹き付けて塗料流の横断面形状を偏平化する
塗装用スプレイガンの被塗装物に対する塗料の吹付幅を
塗料の噴出量に応じて自動的に制御する方法及び装置に
関する。
従来の技術 例えば、被塗装物をコンベアに吊り下げて水平方向に搬
送しつつコンベアの近傍に設置した昇降駆動装置にスプ
レイガンを取り付けて上下に往復運動させることにより
被塗装物に塗装を施す場合には、スプレイガンの昇降速
度をGs,コンベアの搬送速度をCs,スプレイガンの往復
昇降長さをGrとすると、塗り残しや、必要以上の重ね塗
りにより塗装斑が生じないように、被塗装物に対する塗
料の水平方向の吹付幅Pwが次式 を満足するように定める必要がある。
この塗料の吹付幅Pwは、スプレイガンの塗料ノズルの上
下両側に、その塗料ノズルから噴出する塗料流を指向し
て加圧空気を噴出し、塗料流の横断面形状を水平方向に
偏平化する空気ノズルを設け、その噴出圧力の調節によ
り変更し得るのであるが、従来のスプレイガンにおいて
は、その噴出圧力を圧力調整弁の設定圧力を手動により
変更するようになつていた。
発明が解決しようとする問題点 しかるに、塗料の吹付幅Pwは、塗料の噴出量等の諸条件
により微妙に変化するのであり、例えば、塗膜厚さを変
更するために塗料の噴出量を変更すると、吹付幅Pwが変
化して塗り残しや塗り斑が生ずるのであつて、このよう
な場合に、吹付幅Pwを一定に保つように塗料流に吹き付
ける加圧空気の噴出圧力を手動により正確に調節するに
は高度の熟練を要していた。
問題点を解決するための手段 本発明の発明者は、エアー霧化式静電スプレイガンにつ
いて、塗料噴出量等の諸条件について種々の実験を行な
つた結果、塗料の吹付幅Pwと塗料噴出量等の諸条件の間
には、次式の関係が成立することが確認された。
Pw:塗料噴出幅(mm) d:塗料噴出量(g/min) p:吹付幅制御用空気噴出圧力(kg/cm2) m:霧化用空気噴出圧力(kg/cm2) x:塗料抵抗値(MΩ−cm) 上記実験式において、ある形式スプレイガンでは、K=
0.782、k1=1.05、k2=0.30、k3=0.045、k4=0.60であ
り、塗料噴出量dの指数kが他の指数k2,k3,k4よりも著
しく大きいが、このような傾向は他の形式のエアー霧化
式静電スプレイガンでも同様であり、また、非静電式の
スプレイガンにおいても、同様に、塗料吹付幅Pwは塗料
噴出量dにより大きな影響を受け、塗料噴出量に略比例
して塗料吹付幅Pwが拡大、縮小することが確認された。
本発明は上記した実験及びその解析結果に基づいて完成
されたものであつて、本方法発明は、ノズルから噴出す
る塗料流に対して両側から加圧空気を吹き付けて前記塗
料流の横断面形状を偏平化する塗装用スプレイガンの前
記加圧空気の噴出圧力を前記塗料の噴出量の変化に対応
して自動的に制御するものであり、また本装置発明は、
塗料ノズルの両側に該塗料ノズルから噴出する塗料流を
指向して加圧空気を噴出する空気ノズルを設けた塗装用
スプレイガンの前記加圧空気の圧送管路に圧力調整弁を
介設するとともに、前記塗料の噴出量の変化に対応して
前記圧力調整弁の設定圧力を自動的に変化させる制御装
置を設けたものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明す
る。
第1図において、1は被塗装物aをハンガ2で吊り下げ
て水平方向へ搬送するコンベアであつて、その近傍に設
置された昇降駆動装置3の昇降アーム4にエアー電化式
静電スプレイガン5が被塗装物aを指向して取り付けら
れており、水平方向へ一定速度で搬送される被塗装物a
に対してスプレイガン5が上下に往復運動することによ
り、スプレイガン5が被塗装物aに対して相対的にジグ
ザグの経路を描き、水平方向に一定吹付幅で塗料を吹き
付けることにより、被塗装物が均一の厚さに塗装される
ようになつている。スプレイガン5の頭部は、第2図に
示すように、ガン本体6の先端に塗料ノズル7と空気ノ
ズル8がハブナツト9により固定され、ガン本体6の後
端部に設けた図示しないエアーシリンダのピストンロツ
ドに連結された弁杆10の進退により開閉する開閉弁1
1が、ガン本体6及び塗料ノズル7の中心に形成された
塗料圧送通路12に介設され、塗料ノズル7の先端の塗
料噴出口13から静電圧印加用の電極14が突出してお
り、空気ノズル8の中心には、塗料噴出口13の周りを
囲む環形の霧化用空気噴出口15が形成されてガン本体
6及び塗料ノズル7に形成された第1の空気圧送通路1
6に連通し、空気ノズル8の上下両側には塗料噴出口1
3の少し前方を指向する一対の塗料吹付幅制御用空気噴
出口17、17が形成されてガン本体に形成された第2
の空気圧送通路18に連通した構造になつている。
スプレイガン5の塗料圧送通路12は、第1図に示すよ
うに、塗料タンク19にサクシヨンパイプを挿入した歯
車式の塗料圧送ポンプ20の吐出口に塗料ホースを介し
て接続されており、前記した塗料圧送通路12の開閉弁
11を駆動するエアーシリンダは電磁開閉弁22を介し
て、第1の空気圧送通路16は第1の圧力調整弁23を
介して、さらに、第2の空気圧送通路18は第2の圧力
調整弁24を介して、夫々、加圧空気供給源25に接続
されている。また、塗料圧送ポンプ20の駆動用変速モ
ータ21は、回転数制御装置26により回転数が制御さ
れ、その回転数は、塗料吹付幅制御装置27に入力さ
れ、その制御装置27の出力が第2の圧力調整弁24に
入力されて設定圧力が変更されるようになつており、電
極14は高電圧発生装置28に接続されている。
次に、本実施例の作動を説明する。
回転数制御装置26により変速モータ21の回転数を適
宜に設定して塗料圧送ポンプ20を駆動し、その回転数
に比例した量の液体塗料が塗料圧送通路12に送られ、
電磁開閉弁22の開弁によりエアーシリンダが作動し、
弁杆10が後退して開閉弁11が開弁すると、液体塗料
は塗料噴出口13から噴出し、第1の圧力調整弁23に
より適宜の圧力に調整された加圧空気が第1の空気圧送
通路16を通つて、霧化用空気噴出口15から噴出し、
この空気流に液体塗料が混合して霧状になり、高電圧発
生装置28により電極14と被塗装物aの間に形成され
た静電界の作用により霧状になつた液体塗料が被塗装物
aに吸引されて塗着するとともに、第2の圧力調整弁2
4により適宜の圧力に調整された加圧空気が第2の空気
圧送通路18を通つて1対の塗料吹付幅制御用空気噴出
口17、17から噴出し、塗料噴出口13から噴出する
塗料流に上下両側から吹き付けられてその塗料流の横断
面形状を水平方向に偏平化し、吹付幅を所定の大きさに
して被塗装物aに均一な厚さの塗膜を形成するようにな
つており、塗装中に、塗膜の厚さを変更するために、回
転数制御装置26を操作して変速モータ21の回転数を
変更すると、その回転数が塗料吹付幅制御装置27に入
力され、この制御装置27に予めプログラムされた変速
モータ21の回転数から設定圧力を算出する計算式によ
り計算された値が第2の圧力調整弁24に入力され、そ
の値に基づいて圧力調整弁24の設定圧力が自動的に変
更されて塗料吹付幅制御用空気噴出口17、17から噴
出する加圧空気の圧力が変化するのであつて、塗料の噴
出量が減少して吹付幅が狭くなる場合には噴出口17、
17から噴出する加圧空気の圧力が上昇し、逆に、塗料
の噴出量が増大して吹付幅が広くなる場合には加圧空気
の圧力が低下することにより、被塗装物aに対する吹付
幅が一定に保たれ、塗り残しや過剰な重ね塗りによる塗
装斑の発生が防止される。
本実施例においては、吐出量が回転数に比例する歯車式
の塗料圧送ポンプ20の回転数を変速モータ21で制御
し、その回転数で塗料の吐出量を検知して塗料吹付幅制
御装置26に入力するようにしたが、プランジヤ式の塗
料圧送ポンプを用いた場合には、塗料圧送管路中に流量
計を設け、塗料の吐出量を計測して制御装置26に入力
するようにする。
本発明は、非静電式のエアレススプレイガンにも適用し
得るものである。
発明の作用効果 本発明は前記した構成になり、塗料の噴出量の変化に対
応して噴出する塗料流に吹き付けられる加圧空気の噴出
圧力が自動的に変化し、被塗装物に対する塗料の吹付幅
を一定に保つことができ、塗膜の厚さを任意に変更して
も塗り残しや過剰な重ね塗りによる塗装斑の発生が防止
され、均一な塗装を行なうことができる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概要を示すブロツク図付き
の側面図、第2図はスプレイガンの一部の拡大断面図で
ある。 1:コンベア、3:昇降駆動装置、5:スプレイガン、
7:塗料ノズル、8:空気ノズル、11:開閉弁、1
3:塗料噴出口、14:電極、15:霧化用空気噴出
口、17:塗料吹付幅制御用空気噴出口、20:塗料圧
送ポンプ、21:変速モータ、22:開閉弁、23、2
4:圧力調整弁、26:回転数制御装置、27:塗料吹
付幅制御装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B05D 3/00 D 8720−4D

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルから噴出する塗料流に対して両側か
    ら加圧空気を吹き付けて前記塗料流の横断面形状を偏平
    化する塗装用スプレイガンの前記加圧空気の噴出圧力を
    前記塗料の噴出量の変化に対応して自動的に制御するこ
    とを特徴とする塗装用スプレイガンの塗料吹付幅制御方
  2. 【請求項2】塗料ノズルの両側に、該塗料ノズルから噴
    出する塗料流を指向して加圧空気を噴出する空気ノズル
    を設けた塗装用スプレイガンの前記加圧空気の圧送管路
    に圧力調整弁を介設するとともに、前記塗料の噴出量の
    変化に対応して前記圧力調整弁の設定圧力を自動的に変
    化させる制御装置を設けたことを特徴とする塗装用スプ
    レイガンの塗料吹付幅制御装置
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